古平町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日
少子高齢化問題について
2023年9月14日、古平町議会の一般質問で、佐藤未知時議員が「少子高齢化問題について」質問し、町長 成田昭彦が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤未知時 議員
- 答弁者
- 町長 成田昭彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 佐藤未知時
人口減少、少子高齢化問題についてお聞きします。先日2045年に隣の積丹町の人口が700人を切るという話を耳にしました。今から20年ちょっと先の話です。それで、私も早速平成27年に作成された古平町人口ビジョンというのをインターネットで見てみました。今はそれより新しいデータがあるみたいなので、お聞かせください。今後古平町の人口が1,000人を割るのは何年の予想でしょうか。そのとき65歳以上の住民は人口の何割を占めますでしょうか。それと、私が見た資料では推計人口のグラフと連動して、希望人口というのがありました。推計人口より1割から2割高い数値でした。字面どおり、希望だったらもう少し高くてもいいような気がしますが、そもそも推計人口に対して希望人口、この意味すること、性格は一体どういうものでしょうか。
答弁 町長 成田昭彦
佐藤議員の人口減少について答弁申し上げます。まず、人口ビジョンは令和2年3月に改訂版を策定しております。その中での将来人口推計につきましては、議員おっしゃる1,000人を下回るのは2050年、ですから27年後と推計されております。そのときの65歳以上の住民は57.9%というふうに推計されております。今の令和2年の人口ビジョン策定時には43.2%でしたから、14.7%増加する。1,000人といたしまして579人、580人くらいが65歳以上という町になるのでしょうか、そういった中でございます。推計人口につきましては国立社会保障・人口問題研究所、よく社人研と言っていますけれども、その中で5年ごとに公表している推計値でございます。議員おっしゃる希望人口という、よく、つくったビジョンの中でも希望人口というの……(何事か言う者あり)
答弁 町長 成田昭彦
だと思います。ただ……(何事か言う者あり)
答弁 町長 成田昭彦
ただ、そういった自治体においてはやはり地域力で立ち向かう人口減少社会というふうなことで、逆に人口減少をメリットと考えてやっているようなまちもございます。では、今のまちを存続させるためには何人で、どういったものがあれば維持できていくのだというふうに取り組んでいるところもあります。都会に新たにそういったものを、町民を、主たる自治体ですとか、いろいろやっている自治体ございますけれども、そういった中で古平町としては2050年に1,000人を割るということで、ただいわゆる人口減少問題というのは各自治体だけで考えていく、そういった問題ではないのかなというふうに思っております。昨年の1月の住民基本台帳、後志の状況調べてみたのですけれども、高齢者人口はもう40%台、30%台あるのですけれども、逆にそれでは年少人口はどうなのだということで調べてみたのですけれども、ちょっと私もびっくりしたのですけれども、余市が、15歳以下です。ですから、中学生以下出生児までの人口割合なのですけれども、これが余市が9.1%、それから古平と積丹が7.2%、それから神恵内が7.8%、泊が8.9%、岩内が9.1%、それから寿都が9.0%、それから島牧が8.0%、逆に山麓のほういきますとニセコが13.5%、留寿都が12%、倶知安が13.2%ということで、この10%切っているところが全て日本海沿岸のまち、229号線沿いに沿った漁師町ということになっています。ですから、これからこういった人口減少問題考えていく場合にはやはり国の施策が何なのか、そういったものをしっかりと考えていかなければならない、そういう情報発信をどんどんしていかなければならないのかなと思っておりますので、そういったところで今の現状をご理解願いたいと思います。
質問 9番 佐藤未知時
ありがとうございます。人口が1,000人を割るかもしれない2050年前後、人口の1.8人に1人が65歳以上、3.0人に1人が75歳以上、高齢者と生産年齢人口の比率は1人に対して1対0.7になる見込みらしいです。つまり1人の青年、壮年、中年が複数の65歳以上の方々を支えていく社会になります。それで、もっと深刻な事態は出産や子育ての中心となる若い女性たちの人口、二十歳から39歳の人口は約50人になるそうです。2020年と比較すると72.7%の減少、これはまさに限界自治体でしょうか。町長の認識をお聞かせください。
答弁 町長 成田昭彦
数年前に先ほど申し上げました国立社会保障・人口問題研究所、いわゆる社人研でまちがなくなるまちという、まちがなくなる。今改めて私もこれからの統計見ながら本当にそう感じているところであります。では、どういう手だてがいいのだということを考えますと、それもなかなか難しい、いい妙案が出てこないという現状でございます。こういった田舎におりますと、やはり若者は町外流出してしまう。例えば役場の職員であっても福祉会の職員であっても町外へ流出する。こういう言い方変でしょうか。子供、生産人口の割合がどうしても町外へ出てしまうという形が進んでいます。では、それに対する産業が何があるのかといったら、やはりうちの漁業、中でも今65歳以上が70%占めるような状況でございます。ですから、これからはやはりそういった産業形態をどうするのか、いかにしたら古平に居座れる町ができるのか。どうしても若者にとっても、やはりこれからの時代共稼ぎしなければならないという時代でございます。そうしますと、生活圏の広い、旦那さんが古平にいても奥さんが例えば小樽で住んだらやっぱり余市に居を構えるとか、そういった形、これはそれはそれでやむを得ないのかなと思っていますので、その辺も含めながらこれからの産業形態、いかにしたらそういった若者が住める町になるのかというのを、これ皆さんでやっぱり考えていかなければならない問題なのかなというふうに思っております。
質問 9番 佐藤未知時
ちょっと質問した答弁が得られなかったので、これも質問回数になりますか。
質問 9番 佐藤未知時
1,000人を切ると予想される2050年は、町長は限界自治体だと思われますか。それについて。
答弁 町長 成田昭彦
本当に先ほど申し上げたように、社人研で出したこれからなくなるまちの中に古平入っていたと思うのですけれども、2050年、今のままでいったらやはりそういった限界集落という形になっていくのかなというふうには私も思っております。(何事か言う者あり)
答弁 町長 成田昭彦
今もこのまんまいったらそうなるというふうに考えております。
質問 9番 佐藤未知時
ありがとうございます。人口減少問題は全国的な大きな問題で、ブレーキの利かない暴走機関車です。町も以前から様々な対策を打ってきたと思います。しかし、悲しいかな、何をやっても、誰がやっても来ません。延命治療なのは現実だと思います。かといって何もしないわけにいかないのも現実だと思います。可能性が少しでもあることは何でもやってみるべきだと思います。そこで、今から人口を増やせる方法があります。従来とは違うアプローチで古平に人を呼び込む方法です。それは、VR、メタバースを駆使したデジタル住民です。VRの中に精巧に再現された古平の町をつくり、その仮想の町に住民を募ります。そのメタバース内で実際のお祭りやイベントに参加したり、入職した住民には住民税に代わるアプリなどのツールシステム、ふるさと納税などとひもづけるような商業活動も行えるようにプログラムされた古平町をメタバース内につくります。つい二、三十年前までは、仮想と現実はある程度明確な線引きがありました。しかし、昨今は現実の中に仮想が、仮想の中に現実がと仮想と現実が当たり前に融合された業界や社会がノーマルになっています。そのメタバースのデジタル住民が古平という現実の町に興味を持てば、現実社会の移住者への促進にもつながります。よくAIなどの発展によって人間の職が奪われてしまうという話を耳にしますが、古平の場合は真逆だと思います。デジタルの技術が人口減少などに大きく貢献すると思います。自動運転交通システム導入の検討もしかり、介護ロボットの積極的導入もしかり、人口減少や少子高齢化、あるいは成り手や人材不足が著しいこの町の場合、ぜひデジタルを導入した施策を促進し、道の近隣の自治体よりもデジタルに強い町を目指すべきだと思います。まずは、何でもトライしてみるべきです。目の前に人口1,000人に満たない日が迫っています。成田町長、とっぴな発想に聞こえるかもしれませんけれども、このデジタル住民、どういう感想でしょうか。
答弁 町長 成田昭彦
私も今初めて聞く話でございますけれども、そういったことも含めてこれからはそういった人口減少対策というのは行政だけでない、皆さんでやっぱり考えていかなければならない問題だというふうに思っておりますので、そういった中でご理解願いたいと思います。