みんなの議会

中頓別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月11日

教育行政執行方針4、生涯学習の振興について

2018年3月11日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「教育行政執行方針4、生涯学習の振興について」質問し、教育長 田邊彰宏が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
教育長 田邊彰宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 東海林繁幸

次へ移ります。3点目、教育行政執行方針4、生涯学習の振興についてからお伺いいたします。まず、1として社会教育主事の役割とあるべき姿を述べてください。これは失礼な話です。法律に書いてあるのだけれども、改めて教育長に伺いたいと思います。2番目には、教育専門職を配置しながら必要な知識、技能を持ち合わせていないとは私は思わないのですけれども、どういうことでしょうか。3、この町の生涯学習はどのようになるのですか、これは非常に興味あるところです。

答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)

東海林議員のただいまの質問に答弁させていただきます。最初の(1)ですけれども、社会教育主事は社会教育法第9条の3において、社会教育を行う者に専門的技術的な助言と指導を与えるものと規定されています。地域の社会教育行政の中核として、企画や実施、助言や指導を通して地域の人々の自発的な学習活動を援助する役割があると認識しています。社会教育主事は、地域の学習課題やニーズの把握、分析、企画や立案、その企画の運営を通した地域における社会教育の仕組みづくり、関係者や関係機関との広域的な連絡や調整、当該活動に参画する地域の人材の確保や育成、情報の収集や提供、相談、助言や指導を行うことがあるべき姿と認識しています。それから、2番目の質問についてですけれども、社会教育主事が職務上必要とする資質能力は、①、学習課題の把握と企画立案能力、②、調整者としての能力、③、コミュニケーション能力、④、幅広い視野と探究心、⑤、各分野の指導に必要な知識や技能等と考えます。発令されている社会教育主事は、各文化団体やスポーツ団体に助言や指導等を行う力量は不十分であるということです。そのため、社会教育主事研修、社会教育に関する研修会、宗谷管内ジュニアリーダーコース、スポーツ推進委員研修会に参加して宗谷教育局社会教育指導班から指導を受けるとともに、社会教育主事としての役割等を学んでいます。また、高齢者いきいき教室の大正琴に参加するなど、みずからの資質能力の向上に努めています。研修したことや学んだことが社会教育に係る事業の企画や提案となり、職務の専門性が発揮されることを期待しています。それから、3つ目の質問についてですけれども、社会教育主事の専門性が発揮され、中頓別町の自発的な学習活動が振興するとともに、中頓別町の各文化、体育団体の活動が維持、向上する生涯学習社会を思い描いています。また、町内外の有識者による仮称中頓別文化塾(講演会や学習会、体験教室)の開催も思い描いているところです。

質問 6番 東海林繁幸

社会教育主事の役割とあるべき姿は、教育長のおっしゃるように社会教育法第9条の3に書いてあります。これは、私も同様に認識させていただきました。問題は2点目です。教育長、社会教育主事の発令をしたのは教育長ですよね。教育公務員特例法第2条、それと第15条に社会教育主事を専門的教育職員という位置づけをしております。専門的教育職員というのは、指導主事並びに社会教育主事であると言われています。教特法、教育公務員特例法のことですが、教特法できちっと指導主事と社教主事は専門的教育職員と言われているわけです。私が教育長の答えをちょっと聞き間違えたかと思っているのです。社会教育主事の指導力が不十分だというふうに私は思っていないのです。ただ、いろんな社会教育の領域、仕事が多いですから、いろんな面を少数でやっているので、直接的な指導をする場面がなかなかそこまで及ばないというふうなことであれば、これは理解できます。しかし、社会教育主事を任命した以上は能力がないとは言わせないです。そんなことでは、教育長の職務に問題があるわけです。能力のない者を任命するのかと。指導主事を採用して、学校へ行くなと言っているのと同じです。これは、教育長の答えとしては的確でない、間違いだったと私は思うのです。今の発令した社教主事もそれなりの能力はあるけれども、ただ職務の中でなかなか直接的な指導に出向けなかったということであれば、これは私は理解させていただきます。しかし、発令した以上は社会教育主事の能力があるはずであって、今後研修してとか、社会教育主事の研修は文科省の研修で義務づけられているわけです。これは、日々教職員の能力を高めると同様に、社会教育主事も特に成人を相手にするわけですから指導力は問われるわけで、そこは常日ごろ研修せよと言われているわけです。言うなれば、ここで言っているような社会教育主事研修、社会教育に関する研修、宗谷管内ジュニアリーダーコース、スポーツ推進委員研修などに出て資質を高めるなんていうのは、社会教育主事の上に立ってそれ以上の知識、技術を身につけるための研修であって、社会教育主事が既に持っている能力とはここで関係ないことなのです。この辺は、教育長のちょっと認識が違うのではないかと思うのです。教育長の認識であれば、能力がないのだったら発令しなければいいのです。社会教育法に違反するから、社会教育主事を置かなければならないからただ発令しておいたと。それでは教育行政執行にとっては問題あるわけで、私は今社会教育主事になられている方についてもこれは大変失礼な話だから、やはりそれはもちろん社会教育主事の発令をしている以上はきちっとした知識とすぐれた指導力を持った人であると私は思うのです。その辺、私の聞き間違いと思わせてください。それで、そこについてはとやかく言いません。ただ、もう既に発令されているのですから、遠慮なく社会教育を行うもの、例えば社会教育団体のリーダーたちに対してどんどんアドバイスできる体制づくりを、それは教育長が環境をつくってやらなければだめだと思いますので。また、本来の社会教育主事の業務は社会教育を行うもの、ですから団体だとか社会教育施設の専門職員、図書館の司書、それから博物館の学芸員のような専門職に対してもアドバイザーとしての役割があるわけです。そのぐらい精度の高い専門性と指導力を求められているものですから、ここはやっぱり文化団体、スポーツ団体、また社会教育団体と言えるもののリーダーたちにいろんなアドバイザーとしての役割をする場所を与えてやらなければまずいと思います。それと、社会教育講座を強力に主催する。いわゆる教育長の言っている5つの能力というのは非常に高い能力のことですが、私たちも昔から社会教育主事の3P論または4P論というのを言われています。1つはプランナーであり、プロデューサーであり、プロモーターである。また、あるときにはプレーヤーにもなるというようなことで3P論とか4P論と言われていますが、この5つの内容は全くそのとおりであります。ひとつ今いる社会教育主事の能力をさらに発揮していただきたいと思うのです。そのための考え方があるかどうか伺いたいと思います。それと、3番目の将来的な考え方、これは教育長がおっしゃるとおりで結構だと思います。ぜひここで社会教育主事の専門性が発揮されるということには発揮するとして、今からでもそういった形にしむけていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)

東海林議員のご指摘につきましては、真摯に受けとめさせていただきます。ただ、1つ、私の考えを申し上げますけれども、東海林議員が社会教育主事として活躍されたことは、スーパーという名前がつく社会教育主事であったと思います。直接的の指導に十分に能力的に長けていた方だと私は思います。今社会教育主事として発令している職員が果たしてその言葉が適切かどうかということについては、私のほうでは深くは申し上げませんけれども、なかなか苦しいものがあろうかと思います。ただ、社会教育主事は直接の支援だけではなくて、間接的な支援も必要だと考えております。むしろ今の社会教育主事は、直接いろんな分野に指導するというよりは、間接的にいろんな各分野にかかわることが求められているのではないかなというふうに私は思います。いわゆる調整企画力、ここで十分な力を発揮していただければなというふうに思いますし、私はこの方がいろんな研修をやっているわけですけれども、その研修の中で社会教育主事というのはこんなものだというのをみずから学んでもらいたいと思っているわけです。やっぱり社会教育主事の資格を持っているのであれば、自分の資格を十分に生かそうとする、どうやったら生かせるのだろうというのを私は示してもらいたいと思っている。1つの活動、私はこれをやりたいからやらせてくれというふうに来てくれれば、私は喜んでアドバイスとか支援とかを惜しまないつもりでいます。ただ、現状で確かに社会教育主事を発令されていますけれども、1つの事業を任せたときに、これはちょっと言葉があれかもしれないけれども、いわゆる心もとない部分もあるわけで、そこの部分をしっかりとさせていきたいというのが私の思いです。将来的には、3番目にも書きましたけれども、彼が社会教育主事としての資格、専門能力が十分に発揮されて、やはり各文化団体、スポーツ団体等に指導力を発揮してくることを強く期待しています。

質問 6番 東海林繁幸

スーパー公務員のような話が出てきましたけれども、それは私がやった時代というのはまだ必置制でない時代ですよね、社会教育主事。ただしかし、社会教育団体というのは非常に多い時代でした。ですから、自分の能力があるなしにかかわらず、入り込むよりしようがなかったような時代です。そういったことの時代背景の違いもありますけれども、ただ教育長、私が思っている社会教育というのは、言うなれば英語訳をしたときに社会教育という言葉はありませんよね。アダルト・エデュケーション、成人教育なのです。社会教育というのは、まさしく成人教育で、大人がよくなれば子供は必然的によくなるというのが根っこなのです。ですから、地域の教育力のアップや家庭の教育力のアップをすることがまさに社会教育の狙いなのです。そういう意味では、これは教育者と非教育者という例え方をすると、今は社会教育を受けるものは自主的な考え方でやる、好きなものをやるというような意向になってきておりますけれども、どうしてもやっぱり必要な教育があるとしたら講座を持つべきなのです、本来。それが教育委員会の役割でもあると思うのです。ぜひこれから少なくなった住民の教育力アップのためには、必要な講座をつくっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)

必要な講座、中頓別文化塾、講演会や学習会、体験教室、月に1回こういうような何かしらのものをやりたいと思っているのです。例えば自分で担当できるものであれば、私の好きな数独というものがあるのですけれども、この頭のトレーニングの講座をやりますよとか、東海林議員の考えておられるようなことを月に1回話してもらうであるとか、あるいは体験で何か自分の特技等を、例えば鹿を撃つときはこういうのが必要なのだとかというようなもの、こういうようなもので自分の持っているようなものを皆さんに還元するというか、こんなような考え方、いろいろと一生懸命やっているというか、趣味、特技にされている方もいるのだなというようなこと、時には難しい話も必要かと思います。そういうような講座、旭川市の旭川文化塾というのが著名人が来てやっているのですけれども、このミニ版というか、特に体験料とか受講料等は考えなくて1時間程度、毎月1回、定例会のような形でお話しする機会というのは検討していきたいなと考えております。

質問 6番 東海林繁幸

ありがとうございました。1つ、歩みが遅くても現実化するように教育長の高い識見で実現に向けていただければと思います。ありがとうございました。

出典:中頓別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月11日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる