みんなの議会

中頓別町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月8日

中頓別学園設立について

2023年3月8日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「中頓別学園設立について」質問し、教育長 相座豊、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
教育長 相座豊、町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 東海林繁幸

5番、東海林が質問いたします。2点ありますが、まず1点目から申し上げますと、義務教育学校、中頓別学園設立について質問いたします。この件について教育長の教育行政執行方針の中でも詳しくお話しいただいておりますが、さらに私はこの構想を賛意を前提に中頓別学園の内容を町民にとっても分かりやすいお言葉をいただきたいと思って、次のように質問いたします。まず、中頓別学園設立の意図、今後の設立日程について改めて確認のため質問いたします。次に、中頓別学園の設置予定場所、施設規模は確定しているのでしょうか。伺います。次に、学園設立のための財源については、大変巨大な規模になっております。この確保について現在の見通しを伺いたいと思います。次に、中頓別学園の運営、指導のための人材配置と、宗谷管内初めての学校として校長以下教育職員の人材確保をどうするのか、今のお考えを伺います。私の本当の私案でありますが、中頓別学園の学校運営は校長にありますが、管内初めての義務教育学校であり、統括した運営指導の責任は教育長にあると考えています。しかし、直接の現場指導は困難と思います。そこで、教育長の考えを基に学校経営の指導、助言ができる体制が必要と思います。中頓別学園の構想段階から熟知する職員配置について考えはありませんか。例えばこれも私の独断な考え方ですけれども、義務教育学校統括指導主事のような、これは仮の名前ですが、非常勤職員でもよいと思いますが、配置する考えはあるでしょうか。次に、中頓別学園の設立構想でユニークなのは、こども園をも関連づけたことにあると考えています。子供、職員、施設の関わりを具体的な考え方を伺いたいと思います。最後に、中頓別学園はコミュニティスクールの理念があります。町民との関わりが重要となりますが、町民の理解を得るための方策と広報活動の考えを伺いたいと思います。以上です。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

ただいまの東海林議員の義務教育学校、中頓別学園設立について答弁させていただきます。まず、1番目、中頓別学園設立の目的ですが、幼小中一貫教育の実現に向けて、小学校と中学校を統合して9年間の義務教育学校とこども園との連携した教育体制の確立、充実を図ることを目的としております。設立までの日程については、令和8年の開校を予定しており、開校と同時の設立とするため、基本計画の策定、基本設計、実施設計、建設工事を実施していくとともに、運営面での体制の確立、教育理念、方針の確定、課題解決を行うということで開校、設立に向けて万全を期していく考えであります。2番目の中頓別学園の設置場所、施設規模についてですが、設置場所については現在基本計画及び基本設計を行っており、具体的な建設場所を検討している最中ではありますが、基本構想の中で中頓別小学校を改修し、中頓別小学校の校地に中学校部門を増築することが最適と判断しており、その方向で検討を重ねているところであります。施設規模についても同様に基本計画、基本設計の中で検討を行っていきます。設置場所、施設規模、両方とも基本計画にて大きな方向性を決定して、基本設計にて最終決定していくこととしております。3番目の財源確保についてですが、現在基本計画にて施設規模等を確定していく時点で全体の工事予定金額が確定していくことと考えており、現時点では詳細未定としておりますが、その財源として現在検討している内容になりますが、まず負担金、補助金については文部科学省の公立学校施設整備費負担金及び学校施設環境改善交付金を予定しており、現在協議中であります。その他エネルギー関連、地方創生等の様々な補助金の充当も検討し、補助金額の増額を目指していく方針であります。補助金充当後の財源としましては、過疎対策事業債の充当を考えております。さらに、補助金、地方債にて対象経費とならない部分については一般財源となりますが、その確保に向けて現在保有している基金の組替え等により、事業に必要な一般財源及び過疎対策事業債の償還額のうち交付税にて充当される分を差し引いた額を確保することと計画しており、あわせて寄附金等を募ることにより基金充当にて充当していくべき額を極力減らしていくことで町財政へ影響する額を減少していく考えであります。4つ目、人材配置と職員の確保についてでありますけれども、中頓別学園の運営体制は、義務教育学校部分は道教委配置による校長が位置づきますが、その上に統括校長、こども園園長兼務を置き、こども園を包括した運営体制を整備します。運営の内容についての住民の意向も経営に反映できるよう学校運営協議会と学校と地域が協働で運営に参加し、地域の学校に対する要望反映と学校教育を地域が支援し、教員の働き方改革を一層進める学社協働本部の機能を充実させます。また、町と学校で地域に根差した学校経営が着実に進行するよう理事会、仮称ですが、それも設置していく予定です。運営については、以上のとおり地域の意向もより反映されやすい体制づくりの整備を進める予定でいますが、授業を通して指導、助言し、教員の支援を行えるようにするため指導主事を配置する予定でおります。こうした教育の充実をさせるためには、何よりも校長をはじめとした人材の確保が重要になってきます。この学校は、宗谷管内でも先端をいく教育になると考えています。教育局にも強くお願いして、優れた教育が中頓別町から発信できるよう優秀な人材配置について要望していこうと思っています。5番目、学園の子供、職員、施設の関わりについてでありますが、まず施設についてですが、現在3校に分散しているため、教材など互いに貸し借りしながら使用している実態がありますが、今後は一体化するので、自校のものとして利用できることから、その煩雑さがなくなります。これは、特別教室や園庭、グラウンドなども同様と考えています。子供に関してですが、一貫教育の柱である森のこども園に代表される自然教育や英語教育を中心に、こども園年長児と小学校低学年との合同学習、小学校高学年と中学校の合同授業なども展開できるものと考えています。指導に関しても小学校教員とこども園教員との相互乗り入れによる授業、中学校と小学校教員による相互乗り入れ授業などが柔軟に取り組めるようになると考えております。6番目の広報の関係ですが、中頓別学園は単に子供のための学校ではなく、人生100年の学びの拠点です。ぜひ多くの町民の皆さんに学園に足を運んでもらい、豊かな時間を過ごしていただくことが最も大きな広報活動になると考えております。多様なニーズに応えられるような催しを準備し、子供と大人が事業や授業を通して、また施設利用を通して交流できるように検討していきたいと考えております。また、実際の広報ですが、年代や生活様式によってチラシやSNSなどのインターネット媒体など浸透方法が異なるので、これも多様な方法で広報や旬報以外でもお知らせできるようにしていきたいと考えております。なお、答弁の補足ではありますが、統括校長についてはこども園園長が兼務するというふうにここで記してありますが、これは制度としてこども園園長に限定するということではなくて、現時点では経営能力、それから指導能力とも大変知見に優れた大島園長を統括校長として現時点では考えているということで、制度としてこども園園長がそこへ固定化されるということではございませんので、ご理解賜りたいと思います。以上でございます。

質問 5番 東海林繁幸

私の質問した内容に言うなれば100点満点の回答だったと思いますし、私も納得できました。ありがとうございます。ただ、教育長、再質問ということより、観点がちょっと変わってしまってきたのですが、今この質問を出した以降に新たな発想が出てきております。というのは、町民センター部分も解体して、新たな町民センターのようなものを同時にこの義務教育学校に付随するような形というか、それぞれ独立はしていると思うのですが、そういう考え方が出てきておりました。この件について、教育長の考え方が変わったとも思うのですけれども、私も内容的に伺った範囲では賛成できる内容でありますが、改めてこういう変わり方をしたのであれば、この際この関係で教育長の考え方を伺ったほうがいいかなと思いますし、これは大きな問題でもありますので、町長の考えも聞けるのであれば聞きたいと思います。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

建設の計画の当初は、町民センターと小学校、それから新しく建てる中学校部分を全部くっつけて、一体化して中頓別学園とするということでいましたけれども、設計業者に費用を算定してもらうと町民センターの改修に非常に金がかかるということが分かりまして、それと大変すばらしいと思って見学してきた安平町の早来学園がおよそ7,000平米、現時点で町民センター、新しい中学校、小学校を全部くっつけるとしたら1万平米になるということで、こちらのほうがずっと大きいということも分かりまして、向こうのほうは生徒は中頓別町の2倍、こちらは半分なのですけれども、半分なのにもかかわらず面積が広いということが分かったと。それから、町民センターの改修に非常に金がかかるということが分かりまして、それであれば新しく町民センターを解体して同じ内容を持った施設としてその部分を新築して小学校にくっつけるというほうが安上がりになって、しかも使いやすいということが分かりましたので、町民も子供たちもそこに一緒に入って、ぜひ利用していただいて、子供と町民も触れ合えるような形で、セキュリティーも勘案しながら、そういう形の施設にしていきたいというふうに考えているところでございます。

答弁 町長 小林生吉

教育長が答弁したとおりなのでありますけれども、私としてはやはり建物というのはそこを使ってきた歴史というものがあって、町民センターは地域の町民の皆さんにとっては長く学習の場であり、交流の場として親しみを持って使ってきた施設だというふうに思います。だから、可能であればこれを改修して残していくことができたらいいなというふうに考えておりました。最終的な面積の問題にもなりますけれども、やっぱり既存の間仕切りとか生かしていくと増築部分がどうしても機能をしっかり確保しようとすると大きくなって、さっき教育長が言ったように1万平米ぐらいの大きさにしないと厳しいと、それらを充足できないのかなというような状況でした。それに対して町民センターを取り壊すことによって設計の自由度が上がって、実際には多くの子供たちが使うスペース、それと大人が使うスペースを共用していくということも実現可能になるというようなところから、今考えている町民センターを取り壊して、学校と社会教育のゾーンを新たに建てるということが最も合理的な判断かなというふうに受け止めているところであります。幼小中一貫ということ、あわせて子供から大人まで全ての町民の学びの拠点となるそういう施設が実現するということに非常に大きな期待を持って、この事業を推進していきたいというふうに考えているところであります。

再々質問 5番 東海林繁幸

再々質問というよりちょっと確認になりますが、教育長の考えも町長の考え方も大変合理的だと思うし、それが効率的だとも思います。私なりに簡単に考えるというか、大まかに考えたら、これは教育長の言葉でもあったのですが、生涯学習センター、これは仮名ですけれども、生涯学習センターという大きな建物があって、その中に義務教育学校、中頓別学園があり、さらには社会教育の領域を専門にする町民センターというか、公民館というか、それも造ると。共有できるもの、共用できるものはお互いに共用して、そこで広く使い合うというか、そういった形でいくのだよと。それぞれには義務教育学校には管理者として校長がいると思いますし、社会教育部分については教育長や社会教育専門職を配置するとしたらまた館長が別に就くと、こういうような考え方を私は想定したのですが、これではなくまだこういう考え方だというのがありましたら、私の考え方は今自分で想定したのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

考え方の基本としては、東海林議員のおっしゃるとおり、全く同じです。ただ、学校管理と社会教育管理という面では事務所の置き方についてもちょっと検討しているところでありまして、職員室と教育委員会が隣り合ってもいいのではないかなというふうに思っています。そのほうが学校教育の連携、事務的な連携です、そういう意味でも風通しがよくなるかなというふうには思っているのですけれども、あとは具体の教室配置の中でその面積が確保できるかというところがこの後の課題になってきますので、考えとしてはそういう考えも持っているということでご理解いただきたいと思います。

再々質問 5番 東海林繁幸

以上で1問目は終わるのですが、ただ教育長、今事務局の話が出ましたけれども、これは教育委員会事務局と教職員の事務所との関わりの問題だと思うのですが、ただ私はかつて社会教育をやってきた者として、社会教育の場合は住民との関わり、相談、助言等々が現場としてあるわけで、そうしますと学校部分に入る抵抗がなきにしもあらずで、できるだけそういった点を配慮した配置にしていただくと都合がいいのかなと思いますので、ご検討いただきたいと思います。

出典:中頓別町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月8日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる