中頓別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月5日
大きく分けて町長の町政執行方針と教育長の教育行政執行方針に書かれていることについて
2017年3月5日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「大きく分けて町長の町政執行方針と教育長の教育行政執行方針に書かれていることについて」質問し、町長 小林生吉、保健福祉課長 吉田智一、教育長 田邊彰宏が答弁しました。
- 質問者
- 東海林繁幸 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、保健福祉課長 吉田智一、教育長 田邊彰宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 東海林繁幸
東海林が質問させていただきます。私は、大きく分けて町長の町政執行方針と教育長の教育行政執行方針に書かれていることについて質問させていただきます。まず、町長の町政執行方針には重点化すべき3つの柱がありました。その3つの柱から質問させていただきます。まず、1点目は子ども・子育て支援についてが柱の一つです。ここの中で私が聞きたいのは、まず1問目は保育料の大幅な軽減に言及していますが、無償化も考えているのでしょうか。2点目が社会教育の推進が項目化されました。これは、町長が教育総合会議の主宰者になるという法律改正に基づくことを受けてと思いますが、成人教育の基本的な考えを伺いたいと思います。2つ目の福祉のまちづくりについて、重点化の2つ目です。ここでは認知症施策が書いてありますが、認知症というのは家族でもなかなか発見するのが難しいところでありますけれども、これの対応策、具体的対応について伺いたいと思います。それと、2点目は障がい者福祉について書かれておりますけれども、町の事業内容ではほぼ90%以上と言っていいでしょう、障害者自立支援法が改正されて、今まで3つに分かれていた法律が一本化されたわけです。それは、身体障がい者と精神障がい者と知的障がい者の3障がいを一本化したわけです。この件で言うと、一本化したことが原因とは思いませんけれども、ほとんどが精神障がい、知的障がいのことが具体的対応策として載っているわけでありまして、どうも実態として身体障がい者に対する対応が非常に内容的に少ないなと思われますので、身体障がい者に対する支援事業がどういったものがあるのか伺いたいと思います。次に、重点化すべき3つの柱のうちの最後ですが、地域経済再生について伺います。1つ目は、商業活動、購買力の向上ということはうたわれておりますが、私は今廃業しようとしている商店の継承に町としてどう対応しようとしているのか、その辺を伺いたいと思います。2つ目には、企業誘致に期待を持たせ石灰石の企業化について内容が書かれておりません。これはなぜなのでしょうか、伺いたいと思います。3つ目に、ワイン用ブドウの試験研究が予算化され、私は期待しております。取り組む心構えを伺いたいと思います。以上です。
答弁 町長 小林生吉
それでは、お答えをしたいと思います。まず、子ども・子育て支援についてでありますが、1点目、本町の保育料は国基準のほぼ3分の1、第2子からは無償となっていて、今後もこれを継続したいとする考え方です。今後の子ども・子育て施策の充実に向けて、関係者からの意見も聞き、全体的な見直しをしたいというふうに考えています。2点目でありますけれども、社会教育の推進については、教育行政執行方針で芸術文化振興、健康づくり、スポーツ振興を2本の柱に据えています。こうした取り組みを実現していくための人や体制づくりなど、必要な支援を行っていきたいというふうに考えております。大きな2つ目、福祉のまちづくりについてであります。1点目、認知症については、昨年12月に中頓別町認知症初期集中支援チームを設置しており、4月より認知症の人とその家族を支えるために認知症地域支援推進員を地域包括支援センターに配置し、住民への知識の普及や相談支援を強化し、地域で認知症高齢者が安心して生活できる環境をつくるためのネットワークづくりをしていきたいと考えております。さらに、平成24年からある中頓別町地域見守り支援ネットワークを活用して町内事業者との情報交換を行っていくほか、自治会組織を核とした見守りの仕組みづくりができないかなど、今後検討していきたいというふうに考えております。2点目であります。基本的には障害者総合支援法に基づき、全ての障がい者にひとしくサービスを提供しているという考え方です。身体に障がいのある方々に対する具体的な支援としては、身体障害者相談員による相談支援事業や日常生活用具給付事業等を実施しているほか、町独自の事業として福祉ハイヤー助成事業、除雪サービス等を実施しております。平成28年4月に障害者差別解消法が施行されており、障がいを理由とした差別をなくし、障がいのある方もともに生きる社会づくりを目指した施策を推進していきたいというふうに考えております。3点目の地域経済再生についてであります。1点目、本町の商業経営者における後継者不在、高齢化による廃業が今後も増加することに非常に危機感を抱いています。商店等の廃業は、単なる商店数の減少のみならず、地域での生活する力や利便性の低下を招くとともに、空き店舗の増加は地域の魅力も低下させ、さらなる人口減少を引き起こす悪循環を招いていくものと考えております。現在の事業者ができるだけ経営を継続していただけるよう、町としての支援等を検討するとともに、事業の継承については商工業振興支援条例に基づく助成の積極的な活用を含め、商工会や関係機関と連携し、既存経営者の意向を尊重しつつ、対策を検討していきたいと考えています。2点目であります。貝化石を活用した事業化については、事業者が1月に鉱業権を取得するなど、前向きに計画を進めようとしています。現在事業の具体的な実施計画の策定に取り組んでいるとのことですが、詳細を詰めるにはまだまだ時間を要するものと思われます。町としては、具体的な計画の提出を受けてから支援等に関する協議を行っていきたいと考えています。3点目であります。醸造用ブドウの試験栽培につきましては、6次産業化や新たな特産品の開発に向けた取り組みの一つとして位置づけております。本年度は250平米程度の試験圃場を2カ所程度確保し、苗を30から40本程度植えつけし、本町の気候風土の中で苗が定着していくかを試験していくこととしています。ブドウは実がなるまでに最低でも3年程度の期間が必要で、うまくいった場合でも安定的に収穫できるまでは10年は必要と認識しています。将来的にはブドウ栽培圃場の確保や栽培や醸造に係る技術者の確保、育成、施設の整備などの課題がありますが、まずは本町でのブドウ栽培の可能性について検証し、日本最北のワイナリーの設置を目指して第一歩を進めていきたいというふうに考えております。
再質問 6番 東海林繁幸
それでは、再質問させていただきます。まず、保育料のことですけれども、大分頑張っていることはわかります。ただ、道内各地で子育て支援という意味で無償化にしているところが大分出てきました。これは、私どものような小さい町だからこそできる事業だと思うのですが、将来の目標として無償化を町長の頭の中には考えているのかどうか。目標として私は持ってもらいたい。無償化にしてもらいたいと思っている。というのは、子ども・子育て支援のうち、例えば医療費を高校生まで無償化にした。これもいいことだったと思うのです。でも、いいことだったとはいいながら、子供の健康管理を一生懸命やっている家庭は病気にならないとか、病院へ行く必要がなかったと。一方、逆に全く子供の健康管理はどうでもいいような家庭であれば、やっぱり病気にかかる子も多くなって、それはそれで医療費は町が負担しなければならない。これはどちらも万が一のときには負担するといいながらも、そこの家庭のいろんな努力の程度によっても一律に無償化という形にしているわけです。そういうことよりも、子供がある意味で、給食費の負担を重く感じている家庭の子も含めて全てを無償化にするというのは公平感としては全然違うと思うのですよ、同じ無償化でも。ですから、ぜひ子育てを安心してできる町のキャッチフレーズの一つとして、医療費も無償だと、そして幼児教育も無償だと言えるような、そんな町を夢に描きたい。だから、安心して中頓別町で住めるという若い夫婦が中頓別町を好んで住居を持つというようなことを大胆にやっていく必要があるのかなと思います。私が聞きたいのは、町長の将来目標として無償化というのはあるのか、ないのか、伺いたいと思います。それから、次の社会教育の推進については、私はかつてその仕事を専門にしていた立場として、これは教育行政執行方針の中でただしていこうと思っておりますが、今は単なるスポーツ行事、文化行事をそれぞれの団体がやっている。または、直営でやった。それが社会教育だと思っている節があります。これは全国的な傾向でありますが、町としても立派に社会教育をやっている事例はあるわけです。それは保健活動です。保健師がいろいろ健康づくりの相談、指導に当たっている。または講座を開いている。こういったことは社会教育の典型的な形なのです。ですから、いろんな各種講座を持ったりしている。これは、社会教育を行うものというように法律では言っております。これに対して教育委員会がどうかかわり合っていくかというところに社会教育の指導があるわけです。いろんな意味でそういう意味では保健師、栄養士たちが社会教育を実際に行っている形ができ上がっております。また、農業普及センターの専門指導員の方たちもその一つの典型的な例であります。学校についても、例えば学校が行う地域活動、それからPTA活動、何か今PTA活動は、PTAというのは学校の組織だと思っている人がいるみたいで、これは立派な社会教育団体なのですよ、PTAというのは。それから、ことしから始めようとしているコミュニティ・スクール、これは地域住民とのかかわりを大事にしていく、これも学校が行う社会教育活動なわけです。これらの学校の社会教育活動に対して求められると、教育委員会としては法律的にいうと助言を与える、助言をするという、そういう役割があるわけです。そこで、町長にお聞きしたいのは、専門的なことまで聞くことではなくて、教育関係の法律改正によって、これまで教育委員会が教育行政の執行を行ってきたのに反し、反しという言い方は悪いかもしれませんが、町長も教育行政にかかわりなさいということで総合会議というのが出てきました。これはやったのですか、やったというのはまだ余り聞いていなかったのだけれども、やったとしたら、町長が主宰者になって教育行政に対してもいろんな意見を述べたり、またはサジェスチョンすることもできるわけです。町長が直接教育にかかわりを持っていけるわけでして、これは教育委員会としては逆に厄介な問題かなと、私の経験からいうとそうは思いますけれども、しかしこれは強い味方という捉え方もあるでしょう。ただ、教育長としては中間管理職になったのかななんていう思いもあるのだけれども町長がことし初めてやっただろう教育総合会議を招集して、どういうかかわり方をしたのか伺いたいと思います。社会教育も兼ねてどういう考え方を出したのか。次に、福祉のまちづくりについて伺います。認知症のことについては、地域包括支援センターを配置したとかと言っているのだけれども、どこに配置したのか、誰が担当者なのか、よくわからない部分があると思うので、もう少し広く住民に知らせる必要があるのかなと思うことと、認知症を把握するというのは行政的にも保健師たちは頑張っていると思うのだけれども、非常に難しい部分があるし、家族にしたらわからないままに、相談したくない部分もあるのです。そういったところでどう認知症の方々を把握しようとしているのか。そして、認知症対策の一つとしてネットワークをつくるというのですけれども、これがまだ難しいのだろうと思うのです。これは、住民がみんなで見守らなければならない部分で、組織的にどういう組織をつくろうとしているのか伺いたいと思います。それから、障がい者支援、特に私が聞いているのは身体障がい者の部分なのですけれども、障害者相談員を置いているからということで対応している一つにしていますけれども、障害者相談員が本町に1名います。ただし、障がい者の把握ができないのです。町長と知事から障害者相談員を委嘱を受けた相談員に、対象とする町民の障がい者の対象者が示されないのです、町では。個人情報保護法に基づいてのことなのだけれども、こういう障がい者を把握できない障害者相談員を置いているからといってさほどの対応策にはならないのでないかなと思うのだが、この辺個人情報保護法との関係はあるのだけれども、これは一番知事も困っているのですよ、今。教えたいけれども、教えられないという。この辺を町はどう思っているのか、この辺を伺いたいと思います。それと、福祉ハイヤー助成事業、除雪サービスの関係で身体障がい者の対象はどうなっていますか、数だとか対象を教えていただければと思います。続きまして、地域経済再生について伺います。高齢化によって廃業が今後も心配されるということで、町もみずからそういうふうに思っているのです。私も同じなのです。ただ、実際に廃業しようとして、過去のことを考えれば廃業した商店がたくさんありますが、そこへ現実に町がこういう制度があるとか、何で廃業しなければならないのかとか、店をこのまま売るのかとか、そんなことを聞いたことがあるのですか、担当者が。私は、この辺が一歩踏み出していないのでないかと思うのです。これからそういう心配がある店について、こういう制度があります。だから、もし1年後、2年後にやめるのであれば、あなたの店を誰かに譲ることはできるのか、幾らぐらいで譲りたいのか、そんなことまで含めて町が本当に経営者の皆さんの話を聞いたり、悩みを聞いたり、そしてそれに町の制度があるから、これで対応しようかとか、そういう相談が実際にできているのかどうか。多分それは商工会に任せてあるからという話になるのではないかと思う。そうではなくて、商工会の人と一緒にそういう一歩踏み出した行政の相談というか、指導をやろうとしているのか、やれるのか、その辺を伺いたいと思います。それから、貝化石、私は大分前から聞いたけれども、一体どんな製品をつくって、どういう販路でやろうしているのか、これぐらいは。具体的な計画がまだできない、できないというのは、それは経営の全体的な計画は細かいところまではまだできないのかもしれないけれども、もうそろそろ実態が明らかになっているだろうと。何をつくって、どう売ろうとしているのか、この辺だけはもう聞かせてもらってもいいのでないかと思うのですけれども、まだ具体的な計画の提出を受けてからというのだけれども、黙って待っているのですか、何をつくるのかもわからないで、貝化石を企業化しようというときにその実態を知らないでいいのだろうか。みんな期待しているのです。期待しているからこそ、どういう製品ができるのだというところぐらいは知りたいと思うので、知っている範囲でよろしくお願いいたします。それと、最後にブドウの関係ですけれども、どこを見ても当町は牧草ばかりで、酪農が大事なのはわかるけれども、いろんな作物の栽培、ビニールハウス栽培も含めてやってみる必要があるだろうと思う。ところが、酪農家の今の皆さんにそんなことをやれと言ったって無理だから、これは酪農を一生懸命やってもらう。それはそれでいいと思うけれども、この土地の可能性として、かつては露地で何でもつくれたのです。スイカでもたくさんなったし、メロンとは言わなくても、ウリも随分つくれました。地域性からいって、今は温暖化ということもあって、どんどん可能性はあると思うのです。ですから、ブドウなんていうのに目をつけたのは非常によかったなと。ヤマブドウはたくさんなっていますし、うちの裏庭にも私が勝手に植えたブドウが結構なるのです。ここでブドウができないわけはないのですよ、町長。ブドウは幾らでもなる。ただ、ワイン用ブドウが適切な土地としてなるのかどうか、ワイン用ブドウに関しては全くわかりませんけれども、どちらかというとワイン用ブドウは北のほうがいいというふうに言われておりますよね。それと、先ほど宮崎議員の一般質問に対して、池田町を何か参考にしているようですけれども、池田町なんかはああいった公営企業でどんとやって売れたということで、余り参考にならないと思うのです。栽培については参考になりますけれども、夢を見ているのは、ここにワイン用ブドウができるということになると、土地はあるわけです。牧草も大分余ってきたから、土地も大分あるでしょう。そうすると、いろんなワイナリーが各地に1カ所といわず2カ所、3カ所とでき上がるようなことを夢見ながらやらなかったら、試験栽培も意味がないと思います。だから、そういう夢を見る、ワイナリーが各地にできるという夢を見るのであれば、池田町ではなくて、それで成功しているのは仁木町です。ですから、私が思ったのは、担当する、今は産業建設課でやっているのだけれども、担当者がのめり込めるような、そんな研修もさせてやってほしいと思います。非常に町民は期待しておりますことを私は申し上げたいと思いますので、今の担当者に対する研修活動だとか、担当者をどうするのか、課長が何でも答えれば担当者だとは思いませんので、その辺を伺いたいと思います。以上です。
答弁 町長 小林生吉
質問がたくさんあるので、もし漏れがあれば、ご指摘をいただきたいというふうに思います。保育料の無償化ということでありますけれども、私自身も無償化できればいいという気持ちを持たないわけではありません。ただ、今の制度がいいかどうかというのはあるかもしれませんけれども、今保育料は所得によって保護者の負担が違うと、要するに高所得者ほど高い負担を強いられると、負担をするというような制度になっていて、これを全部無償化するということはある意味所得の高い人のほうがより恩恵を大きく受けるという側面があるかなというふうに思っています。だからしないということではなく、まずこれから子育てに関する給付などについてはより手厚くしていく必要があるというふうに思っています。それは、町の立地環境、いろんな意味で経済的な負担が他の都市に近いところから比べてもやはり大きいというふうに思っていますので、それらを埋めていく手厚い施策はぜひ講じていきたいと。それを保育料のさらなる減免でするのか、違う形でするのか、先ほどお話にあった給食費の問題も考えていかなければならないというふうに思っておりまして、全体の中で優先すべき給付を含めた施策をしっかり立てて、その順番に沿ってこれらを具体化していくというふうに考えています。その結果、保育料の無償化まで踏み込めるということであれば、それが望ましいと思いますけれども、限られた財源なので、その範囲の中でより有効な施策に結びつくように全体を組み立てていきたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。それから、社会教育の関係でありますけれども、ご質問に答える前に、以前に社会教育をまちづくりと一体化して取り組むというような試みも行った経緯があるのですけれども、教育行政とその他町長部局の行政との中で十分に結果を出せるには至らず、今日に至っているというふうに考えています。東海林議員がおっしゃったように、保健活動やその他の活動、地域のまちづくりのために行っている研修も含めて、全てある意味社会教育につながっているものであるというふうに私も思っております。そういう面では、教育行政という狭い範囲にとらわれないまちづくりと一体の社会教育の推進ということに向かってまた再構築できるように考えていかなければならないかなというふうなのが私の思いであります。総合教育会議につきましては、昨年度、平成27年度に設置がなされて、教育大綱の制定ということで会議を開催して決定しています。平成28年度は一回限りの開催でありますけれども、教育長から教育委員会における取り組み等々について説明をしていただいた上で、私なりのそれに対する思いなどをお話をさせていただいたというところであります。1年に1回だけというのは、やはり限られたことしかできないなという思いがありますので、これらの会議の開催の回数をふやしていきながら、決して町長がかかわることでトップダウン的に教育行政に対応するということではなくて、現場の状況をしっかり聞いた上で、教育委員会の意思を最大限尊重する中で取り組んでいけるような、そういう教育行政の支援という形をとっていきたいなというふうに思います。それと、認知症の対策でありますけれども、ことし設置した先ほど説明させていただいた初期集中支援チームについては、当病院の院長にも認知症サポート医として研修を受けていただいて、院長自身も非常に前向き、積極的に取り組んでいただく姿勢を示していただいているところでありまして、専門職を中心としてできるだけ早く認知症の初期のかかわりを持つように進めていこうというふうにしております。これから新年度において組織をさらに強化していきますけれども、ご指摘がありましたように、住民の皆さんにもどういう取り組みをしているかということがより詳しくわかるような伝え方をした上で、さらに認知症に対する町民の皆さんのご理解を深めていただくようにしていきたいというふうに思います。それと、ネットワーク組織のお話がありましたけれども、今地域の商店の方などを中心として、ふだん灯油を配達したり、そういったような活動の中で気づいたことについて通報していただくというようなネットワークをつくっています。ここ二、三年ちょっと会議をやれていなかったのですけれども、これをきちんと機能させて、継続的にそういう住民の身近なところから情報が集まるようにしていきたいというふうに思っています。さらに、認知症サポーター等々を地域の中に広げていきながら、自治会などとも連携をして、早期の段階で心配な人たちの対応ができるようなことを講じていきたいというふうに思います。今現在多職種で地域包括ケア会議を開催をしていて、消防も含めて本町においては地域の課題のある人たちの見逃しがないように取り組んでいるところでありますけれども専門職、いろんな事業者の皆さん、そして町民の皆さん、そういったものをつなげてこれらの対策を講じていけるような体制をつくりたいという思いでおります。それと、障がい者の関係について、議員がおっしゃるように個人情報の関係もあって、実は町のほうでも全ての障がい者が把握できていないというところがあります。それは、保健所が所管しているところについては全てが町のほうに来ないというような状況が、精神障がいとかの関係でありますけれども、一番は障がい者の方ご本人がご自身のことに関して相談員や行政、それから地域の方たちに対して自分のことを伝えて、何かあったときに支援をしてもらいたいというような意思表示をしていただくことが一つの解決にもなるのかなというふうに思うところであります。それぞれの団体もありますので、そういうところへの案内は今でも町が把握できる範囲では、新たな認定を受けた方とかについてはご案内を差し上げてもいます。そういう中で、できるだけ多くの方が不安なく地域で生活できる対策を講じられるような体制をつくれるようにしていければというふうに思っています。ハイヤーと除雪サービスの助成は、後ほど保健福祉課長のほうから詳しく説明をさせていただきたいと思います。3点目の地域経済再生の問題でありますけれども、廃業したり廃業を予定されると見込まれる事業者の方に対して、町としても商工会があるのを飛び越していきなりどうなのだろうというふうな、対応はなかなかしにくいところがあるというふうに思いますけれども、私自身も含めて商工会の職員や役員の皆さんを通じて、そこの事業者の方が将来をどう考えているのだろうかというようなことを聞いたりして、こういうお店がなくなったら困るので、これらの方を何とか残す方法を考えていきたいなというようなことはやってきているつもりではありますけれども、組織立ってやっているというところまではまだいっていないところもありますので、これらについてはさらにその連携を強化していくというふうに取り組んでいきたいというふうに思います。貝化石の関係につきましては、ご承知のとおり鍾乳洞横にあるところが鉱業権として取得されておりまして、基本的にはかつて操業していたような鉱石、貝殻化石を肥料用あるいは飼料用として出荷をすると、そういう製造ラインをつくるという考え方で事業の相談を受けています。ただ、その規模とか工場の規模とか、そういったところがまだ、採掘の販売のルートももともとあったルートなどを中心に考えていて、どの程度採掘して、どの程度販売するか、そのためにはどの程度の大きさのプラントが必要なのかと、そのあたりの計画のところに時間を要しているというふうにご理解をいただければというふうに思います。距離的な、実際にそれらを使っていただく地域と採掘するところの距離的な問題などがハンディとなって、採算性等についてしっかり検証した上で事業化していただくことが望ましいというふうに考えておりますので、そういった町としての考え方も含めて、事業を計画されている方とは定期的にお話をさせていただきながら、定期的にというか、随時お話をさせていただきながら、これらの計画が立ち消えで終わらないようにできればいいなというふうに思っております。ついせんだっても私のほうで直接お話をさせていただいたということがございます。それと、最後、ブドウの関係でありますけれども、本町は酪農地帯ということもあって、畑作物、新しいものをつくっていくときに、貴重な酪農に、牧草地に適したところを潰して新しいものを進めるということはどうなのだろうというふうに思っています。その点ブドウは、傾斜地とか、今は農地として使われていないようなところを活用してできるという、そういうよさもあるのではないかというふうに思っています。風土に合った、風土がつくり出す食文化の創造という意味でもブドウというのは、ワインというのは本当にできたらいいなという、そんな夢を感じるものであるというふうに思います。だからといってやみくもに取り組むということではなくて、まず今この寒冷地でも栽培が可能な、そういう品種を試験的に栽培することで、その成果をしっかり見て取り組んでいきたいというふうに思っています。実際に今道内で取り組んでいるところの中では、中頓別町よりも気象条件的には悪いところでも取り組まれているところがあります。そういう面では、可能性はあるのかなというふうには思っています。あと、これらに係る人材の問題についてもしっかり考えていきたいと思いますし、担当する職員の研修などについても取り組んでいければいいなというふうに思っています。
再々質問 6番 東海林繁幸
町長が一生懸命再質問に答えてくれたので、ほとんど再々質問をしなくてもいいところがあるのだけれども、ただ保育料については町長の頭の片隅には将来的な目標として無償化もあるのだなというふうに思って、これは質問いたしません。それから、教育関係で総合教育会議について町長側からの答弁をいただいたのだけれども、逆に教育長として総合教育会議に参加して、法律の改正の効果といいますか、町長も教育行政にかかわってくるわけですけれども、その辺教育長側から見てどういう効果があったと思われているのか、その辺だけ伺いたいと思います。吉田課長の答弁があったね、済みません。
答弁 保健福祉課長 吉田智一(保健福祉課長は2020年3月まで)
先ほどの質問の答えがまだされていませんでした。まず、除雪サービスのほうなのですが、平成28年度、今年度から障がい者も含めたということで、若干ですけれども、拡大をした中で対応させていただいたのですけれども、広報の時期が若干おくれたということもあるのかもしれませんけれども、雪がことしは少なかったというのも理由の一つかとは思いますが、相談につきましては今年度2件、屋根の雪おろし関係です。ただ、ほとんどがことしにつきましては高齢者の方の相談が多かったです。ということで、除雪については現在2件、ただそのうち1件は、相談が来たのですけれども、暖気の関係で対応する前に雪が落ちてしまったという状況もありまして、現在としてはそういう状況になっております。あと、福祉ハイヤーの関係ですけれども、対象としましては車を所有していない方が対象ではありますが、障がい者につきましては肢体不自由の1、2級が対象者ということで、交付申請していただいている方が9名おります。9名で枚数としては432枚を出しています。ただ、この方がどのぐらい使ったかとなりますと、高齢者と障がい者の割り振りの状況ができない、把握し切れないものですから、総体まとめての把握ということになりますので、そのうち障がい者の方が何枚使ったかという厳密な数字はちょっと把握し切れていないというのが現状であります。以上でよろしいでしょうか。
再々質問 6番 東海林繁幸
再質問を続けさせていただきます。今障がい者のところへきて初めて吉田課長から説明いただくのを忘れたのに気づきました。まことに申しわけありません。それで、まさしく障がい者のところなのですけれども、障がい者といっても私が把握している障がい者はほとんどが高齢者なのです。ですから、除雪についてもハイヤーにしてもダブっているわけです。だから、身体障がい者のためにと言えるというのは本当にあるのかなと疑問を持っているのです。ハイヤーは1種も該当させているのか、2種だけか、1種も該当ですか。例えば心臓疾患1種……(「肢体不自由、足腰」と呼ぶ者あり)
再々質問 6番 東海林繁幸
肢体不自由だけね。(「はい」と呼ぶ者あり)
再々質問 6番 東海林繁幸
そこで、何でそうなのか。肢体不自由だけが身体障がい者ではないですよね、内臓疾患、特に心臓疾患なんかの人は作業をすること自体が非常に問題があるわけなので、できたら私としては1種の方々も該当できるようにしないと本当に身体障がい者の枠が生かされないと思っておりますので、その辺についてもう一度ご検討いただきたいということで質問させていただきます。それと、相談員に対する対象障がい者名簿が出せないという、この制度を何とかしてくれるように、本当は市町村も道も都道府県も個人情報保護法との関連についてきちっとしないと、相談員の相談活動なんてまるで何十分の1かになってしまうような実態がありますから、その辺ご承知おきいただいて、何かの折には国に対してもこれを撤廃して、当然個人の秘密になることですから、相談員といえども逆に守秘義務というのは当然持たざるを得ないわけで、そういう前提で公務員並みの守秘義務を負わせながら、きちっと対象者を把握できるような体制を国、道を通じて町として私たちと同じ思いになっていただけるかどうか、その辺確認させてください。それと、地域経済再生で廃業、お店の廃業について本当に私は危機感を持っているのです。結局は今までにおやめになった商店街の人たちのところへ町が行って話を聞いたかといったら、聞いていないでしょう。だから、これは町長自身もそういう相談に乗りたいと言ってくれたので、よかったと思っているのですけれども、本当は町長、町長でなくてもいいのだ、課長でも担当者でもいい、実際に今、年をとって先が見えている商店のところに商工会の職員も一緒に、本当にそこの人の思いを聞いてやって、もしここの店を継承してくれる人がいたら町はこれだけ出してやれるのだというようなこと。出してやれるという制度があるだけではだめなのです。どうそれを発信するか、情報を発信するか。町長がたまに札幌に行ったついでにススキノかいわいで、チラシをつくって、うちの町にはこういう制度があって、こういう店が今困っていると、継承してくれる人には町が何百万円だすとか、それぐらいの覚悟を持ってやってもらわないと、これは町長でなくてもいいから、今度できる副町長でもいいし、課長でもいいのだけれども、いい制度をつくるだけでなくて、その情報を大都会中心に発信していく、その行動を伴うような行政をしないとなかなか進まないと思うので、その覚悟がおありでしょうか。それから、あとはいろいろ一生懸命やってくれましたので、再質問はありません。以上だけお願いいたします。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
東海林議員からの再質問でございますけれども、総合教育会議について効果は云々でございますけれども、効果は多分にあったものと私は思います。教育委員会議だけで完結するのではなくて、それを町長のほうに報告する、そういう意味でいいますと、お互いがどのような活動をしているかということ、それの理解が深まるというふうに認識しています。ただ、回数については町長の忙しさ等もありましてなかなかできない部分はあるのですけれども、こちらとしても町のほうで動いてくれること、相談したいなということもないわけではないわけで、そういう面では総合教育会議というのは私にとっては大変効果があったものと私は認識しています。
答弁 町長 小林生吉
タクシー助成券の障がい者に対する対象範囲の拡大について、改めて検討を指示したいいというふうに思います。それと、障がい者等の把握についてでありますけれども、地域見守り支援事業の中でマップをつくって、要援護者のリストをつくって対応するというようなことについて平成24年から取り組んではいるのですけれども、なかなか機能していないところがあって、新年度においてはこれをしっかりしていきたいというふうに思います。その際ですけれども、支援を必要とする方についてはご本人のご了解をいただいて関係機関で個人情報を共有するというようなことを行ってきています。障がい者の方についても同様な把握に努めながら、対応ができるような体制をつくっていくと。あわせて、そういう情報の共有に向かって制度的な課題、問題などについても道、関係機関などとも協議する対応をとりたいというふうに思います。それと、廃業関係、そういう危機感、私も本当に強い危機感を持っております。これは、先ほど申し上げましたように商工会との連携ということは不可欠だというふうに思っておりますけれども、商工会においてもそこは強い危機感を持っていると思いますので、ぜひより強い連携のもとでしっかり覚悟を持って取り組んでいきたいというふうに思います。
再々質問 6番 東海林繁幸
それでは、教育行政執行方針について伺います。方針の内容は全て教育現場のあり方であり、これを指導、助言する執行体制についての言及がありません。教育委員会の管理、指導、助言体制が万全と言えるのでしょうか、伺いたいと思います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
東海林議員の質問にお答えします。この質問について私の回答が正対しているかどうか、幾分不安な部分もございます。執行体制については、教育長から定例校長会、教頭会で、関連する教育局からの通知文書等も含めて学校教育のタイムリーな指導、助言に努めています。また、宗谷教育局の指導主事の学校教育指導や義務教育指導監の学校経営指導に教育長も同席して、学校運営等に係る指導、助言を行っています。なお、社会教育に係る取り組みは社会教育委員会議、各種スポーツ大会に係る取り組みは関係する競技団体やスポーツ推進委員会議、町民文化祭に係る取り組みは町民文化祭実行委員会、それぞれ報告や協議等を行っています。さらに、教育委員会議では、教育行政報告、幼児、児童生徒に係る報告、学校教育や社会教育等に係る各種取り組み事業の報告、審議、協議等を行い、教育委員から意見等を伺っています。委員会としての管理、指導、助言体制が万全と言えるかといいますと何とも言えない部分はありますけれども、なされているというふうに認識しております。
再々質問 6番 東海林繁幸
再質問させていただきます。教育公務員特例法では、教育長、指導主事、社会教育主事等が教育公務員特例法としていろんな面での指導、助言に当たるということになっています。1つどうしても聞かなければならないのが社会教育法第9条の2第1項に、都道府県並びに市町村教育委員会の事務局に社会教育主事を置く。第2項には、社会教育主事補を置くことができるとなっております。かつて私が当町の社会教育主事第1号だったのですが、当時は社会教育主事を置くことができる。今の主事補と同じだったのです。置くことができるから、置かなくてもよかったのです。しかし、その時代、各市町村は一生懸命社会教育主事を置くように努力したものです。ところが、今必置性になった当町の実態を見ると、まさに法律違反。教育長、どう考えますか。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
第9条の第2項だけを見ますと、まことにそのとおりでございます。ただ、気分を害されることはないかと思いますけれども、社会教育法の施行期日の中には施行期日の2に、町村にあっては政令で定めるところにより、政令で定める間それぞれ置かないことができるという文言があります。この法律は、昭和37年3月31日までの間云々というのがあるのですけれども、そこで社会教育法施行令のほうを見ました。そうしますと、この施行期日の2に、全ては読みませんけれども、次の各号に掲げる区分に従い、当該各号に定める間、社会教育主事を置かないことができる。その3に、人口1万人未満の町村にあっては当分の間という文言があります。これについては、私は自信がなかったものですから、教育局の社会教育指導班のほうに確認しました。この当分の間というのは現在も生きているということです。実際上はどうなっているかというと、本町の場合は社会教育主事は配置しています。ただ、資格があるからといって、東海林議員が求めるような社会教育主事としての指導、助言が行えるかというと、なかなか言葉が苦しくなってまいります。そこで、ほかの職員が担当している。社会教育主事を持った方は、当然共同チームでやっていますから、かかわっているというのが今の現状ということです。苦しいかと思いますが、ご理解をお願いします。
再々質問 6番 東海林繁幸
苦しいですよね。施行令等々にある。それは私も知っていますけれども、少なくとも法律は施行規則、施行令等々は本来は逃げ道として、または細かい指導としてあるのですけれども、本体はやはり、かつては置くことができるを置くということ、置かなければならないということに法律を改正した意図を行政執行者は守らなければならないです。どうしてもやれない理由というのが何なのか、その辺をよく考えて、置いたときと置かないときとの格差を、住民にそれを置かないときの負担をさせていることになりますから、置くような努力をしていただけるかどうか質問することと、もう一つどうしても聞きたかったのが……(「時間過ぎている」と呼ぶ者あり)
再々質問 6番 東海林繁幸
これは聞かないことにします。後でします。ただ、ちょっと私の苦言として……
再々質問 6番 東海林繁幸
言ったのは、執行方針の中に教師を教職員という言葉と先生という言葉で使い分けています。一般的に法律用語においても公文書においても先生という言葉はなるべく避けていると思うのです。それは、教育長が教師を尊重し、そういう態度がこういう言葉になったと思いますけれども、例えば執行方針で先生という言葉は使わないほうがよろしいのではないかと思いましたので、それだけ申し上げておきます。最後の1問だけお願いします。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
形上は社会教育主事は配置しています。ただ、これがベストとは思っていません。ベターという考えで、東海林議員のお話というか、私に発言された内容については検討していかなければならないと思います。東海林議員がかつて社会教育主事であったような有能な方、こういう方が来てくれれば、しっかりと社会教育行政が行われると思いますけれども、今の状況の中でそれをやりなさいと言われることについては、私は非常に苦しゅうございます。それから、もう一つ、先生、教師ということについては、先生というのはその先生に対して自分の思いを伝えたいという意味で先生とあえて使わせていただきました。教職員というのは、事務職員とかその他の職員もいるわけで、一般的に言っています。そのことについては、今後は先生という言葉は執行方針の中には使わないようにしていきたいと思います。