中頓別町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月11日
学校教育の現状と課題について
2016年12月11日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「学校教育の現状と課題について」質問し、教育長 田邊彰宏、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 細谷久雄 議員
- 答弁者
- 教育長 田邊彰宏、町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 細谷久雄
2点目の質問に移りたいと思います。2点目の質問は、学校教育の現状と課題についてお伺いいたします。本町が直面している著しい人口減少と少子高齢化のさらなる進行を食いとめるには、学校教育、社会教育など教育全般にわたる魅力ある取り組みが必要と考える。適度な集団活動を通じた人間形成、コミュニティー醸成など児童生徒が少な過ぎる環境では限界があると思うが、教育委員会として町の未来を担う子供たちに対して今後どのような学校教育を進めていくのか。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
答弁いたします。学校教育の現状と課題についてでございますけれども、教育委員会は小中学校への教育振興事業を初め、夢と希望を!感動体験事業、各種スポーツ大会、町民文化祭、芸術文化公演事業、高齢者いきいき教室、放課後子どもプラン等、委員会職員等が地域の期待に応えるよう知恵を絞り、子供から高齢者の方々が満足感や充実感を味わう各種取り組みを行っています。今後も新しい取り組みや斬新な発想等、改善、充実に努める所存でございます。学校教育につきましては、本年度から小学校3、4年生で複式学級となりました。来年度は、このままの児童数で推移しますと、単学年は1年生と6年生、他の学年は複式学級で2学級の編制となり、教員数が減少します。複式学級であっても教育活動は変わるものではございませんけれども、学年で授業を行うために町費負担の複式学級支援教員を確保する所存です。今後小学校は、どこかの学年で複式学級となることが予想されます。中学校は、当分の間単学年編制が維持できると見込んでおります。来年度から学校運営協議会制度、コミュニティ・スクールを小中学校で試行します。コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会を設置している学校を指します。学校と地域住民、保護者等が力を合わせて学校運営に取り組むことが可能となる地域とともにある学校に転換する仕組みです。試行ではありますけれども、実施に必要な学校運営協議会規則の制定や学校管理規則の一部の改正を行い、制度導入の環境を整えました。学校運営協議会は、学校のよきパートナーになるものであり、校長が描く学校のビジョンを地域住民や保護者と共有し、校長のリーダーシップのもとにともに汗をかき、そのビジョンの実現を目指そうとするための仕組み、いわゆる応援団です。この制度を実施することにより、子供たちの自己肯定感を高める取り組み等、中頓別町ならではの創意や工夫を生かした魅力のある学校づくりを進めたいと考えております。今後の本町の児童生徒数の推移を見ますと、小学校と中学校を単独で維持することが困難な状況が予想されます。本年度から制度化された義務教育学校、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う学校を導入して、教員の有効活用や一定数の子供たちの集団を確保することを模索しております。
再質問 5番 細谷久雄
それでは、ただいまのご答弁を伺いまして田邊教育長に1点だけ再質問させていただきます。中頓別町では、ことしから次代を担う子供たちの健やかな成長と教育の向上に資することを目的に、未来を担うこどもの健全育成と教育の基金を財源に夢と希望を!感動体験事業を行っているようだが、ことし小中学校でどのような感動体験事業が具体的に行われたのか。さらに、子供たちにどのような感動があったのかもお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。夢と希望を!感動体験事業でございますけれども、中学校では見学旅行を利用しまして小樽水族館の見学、それからガラス工芸の体験、そしてもう一つは劇団四季の「ウィキッド」、これをこの事業で出させていただきました。特に「ウィキッド」の感想についてですけれども、中学生に非常に好評でした。感激したと。最初は、ミュージカルというものがどういうものかというおぼろげな状況だったそうですけれども、観賞後については、正直申し上げて、感想も私読ませていただきましたけれども、「ウィキッド」を見るまでは我々が学校祭でやっている劇よりちょっと上ではないかというような感想を持っていた子もいるようなのですけれども、とんでもないということがわかりまして、本物の芸術について非常に印象深かったというふうに聞いています。それから、小学校についてなのですけれども、小学校については修学旅行でこの事業を取り入れるというのは時間的に余裕がないものですから、放課後子どもプランの子供たち、それからほかの子供たちにも案内を出しましたけれども、夏休みに富良野自然塾で実際の体験をしております。いわゆるサバイバル経験といいますか、水も電気もないところで1泊泊まっております。その後、自然塾の方に環境教育を受けて、小学校、中学校でもやっているような環境教育とはひと味違う環境体験授業を受けてまいりました。それから、その後旭山動物園、こちらのほうに行って、あの動物園の動物たちをしっかりと見てきたというふうに聞いております。具体的にもう一つ、小中学校全員、これは地域住民にもかかわることなのですけれども、町民文化祭で映画の「じんじん」を上映しております。残念ながらもう少し多くの人に見てもらいたかったのですけれども、こちらのほうもある意味映画で見るということで、子供たちは事前にPRDVDでは見ていたのですけれども、それとは変わったような印象を受けたのではないかなというふうに私は思っております。この3つの事業について使わせていただいております。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、再々質問させていただきます。再々質問では小林町長にお伺いいたします。中頓別町では、少子高齢化が進んでおり、将来の人口が少なくなることにより町の活力低下が心配されています。このことを踏まえ、私は中頓別町の子供たちには地域に根差した教育を行う必要があるのではないかと思います。少子化がどんどん進行する中、未来を担う子供たちには生きていくための方法と知恵を授け、みずから学ぶ力を身につけ、一人一人の個性と能力を伸ばすことが必要ではないでしょうか。そこで、夢に向かってチャレンジする子供たちを生み出すためにも、中頓別町を支えていく宝という子供たちに夢と希望を!感動体験事業を年に1回ぐらいはどこかで感動体験できるような予算体制づくりを小林町長にお願いしたい。私は、感動体験は人の記憶に深く掘り込まれるものだと思います。私たちは、子供たちに意図的にその感動する機会を提供することによって、子供たちの目標づくりと行動力の後押しをします。想像力が可能性と変わり、可能性が夢へと推移していく、そしてその夢が子供たちの未来の中の現実となるのではないでしょうか。ことしは、北海道ではプロスポーツでいろいろな感動シーンがありました。プロ野球では北海道日本ハムファイターズが10年ぶり3度目の日本一となり、道民に感動を与えてくれました。私は最高の気分です。栗山監督は、大谷翔平選手のリアル二刀流を解禁、7月のソフトバンクとの首位攻防戦では1番、投手で起用し、大谷選手も初球先頭本塁打で応えるなど、常識にとらわれない采配で選手の力を引き出し、最大11.5ゲーム差を逆転して、4年ぶりのリーグ優勝を果たしました。また、クライマックスシリーズと日本シリーズでも積極的な策を重ねて、短期決戦を勝ち抜きました。私は、日本ハムの優勝は道民の誇りだし、日々の努力がこういう形で見られることで、私たちも何か挫折しそうになったとき彼らの力を思い出して頑張れるような気がしますし、毎日はらはらどきどき日ハムの試合を見て、きっと夢はかなうという諦めない気持ちで頑張る選手たちの精神力に胸が高鳴りました。また、サッカーJ2では、シーズン終盤の失速で昇格争いは今期最終戦までもつれましたが、コンサドーレ札幌が11月20日日曜日、私には一生忘れられない日本ハムファイターズの……
再々質問 5番 細谷久雄
わかりました。もうちょっとですので。日本一優勝パレードの日に札幌ドームで行われた金沢との今期最終戦で引き分け、J2優勝を果たすとともに、5期ぶりのJ1昇格を決めました。また、バスケットではレバンガ北海道が道民のために頑張っております。中頓別町の子供たちがテレビの観戦とは違い、優勝というか、大きな目標に向かい繰り広げられる鍛え抜かれたプロ選手たちのすばらしいプロのわざ、ひたむきなプレーを自分の目と耳で間近で体験できることは、子供たちにとって大きな感動と将来忘れられない思い出となり、北海道や中頓別町の愛着を高めることができると思うし、子供たちが一体となった応援をすることで子供たちの間の親睦も図ることができると私は思います。こうした感動は、今後の自立に向けて小さな町の子供たちに夢と希望を与える上で貴重な体験となり、大切な心の財産になると私は思いますが、小林町長の考え方を伺います。
答弁 町長 小林生吉
今ご質問にありました未来を担う子供たち、町の宝である子供たちのためにこの夢と希望を!感動体験事業をもっと拡充してという趣旨のご提案だというふうにご理解いたしました。この事業につきましては、私ももっともっと積極的に活用していただいていいという基本的な考え方を持っております。その機会をつくっていく困難さというのが現場のほうにむしろあるのかなというふうに思っています。教育委員会だけではなくて、地域の方もこの事業は活用できる、そういうものでありますので、学校や教育委員会に限らず町全体としてこの事業を活用して、子供たちにすばらしい体験をしていただける機会をどんどんつくっていく、そういう運用を図っていくよう私としても支援をしてまいりたいというふうに思います。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、最後に田邊教育長に一言。中頓別町の子供たちが北緯45度、ロマン息づく大自然、中頓別町でふるさとを知り、ふるさとを愛し、将来ふるさとに住みたい、ふるさとに帰りたくなるような子供たちへの教育を教育委員会として、また教育長として全力で取り組んでいただきたいと思います。以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。