みんなの議会

中頓別町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月10日

林業の問題について

2013年3月10日、中頓別町議会の一般質問で、山本得惠議員が「林業の問題について」質問し、町長 野邑智雄、産業建設課長 中原直樹が答弁しました。

質問者
山本得惠 議員
答弁者
町長 野邑智雄、産業建設課長 中原直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 山本得惠

私は、本町の基幹産業である森林、林業の問題についてお伺いをしたいと思います。近年地球温暖化が深刻な環境問題となる中で、水源の涵養、温室効果ガスの吸収など森林の有する公益的機能と木質バイオマスなど再生可能エネルギーとしての利用がますます重要となってきております。荒廃しつつある森林を公共財、環境林として捉え、森林、林業の再生を図るために町として今後どのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

山本議員の本町の基幹産業である森林、林業の問題について、中原産業建設課長に答弁をいたさせます。

答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)

ご答弁申し上げます。森林の整備においては、経済林としての機能をより多く求められ、人工林としては針葉樹による造林が主となってきていました。針葉樹に関しましては、温室効果ガスの吸収源としては広葉樹にまさるとされていますが、水源の涵養においては葉の堆積が生じる広葉樹に劣るとされています。また、広葉樹に関しましては、根の張り方が針葉樹よりすぐれ、土砂流出の抑止になるとされております。そこで、町の未立木地において試験的に広葉樹を造林していき、成長の度合いなどを調査し、森林組合にその状況を報告してきたところでございます。今後の山づくりの方針としましては、針広混合林や樹齢の入りまじった複層林を目指しており、民有林に先駆け、町有林において環境林としての役割を着実に担い、その成果を民有林に還元していきたいと考えております。

質問 6番 山本得惠

環境林としての山のつくり方と申しますか、私は大変よく研究をされておるというふうに受け取っております。樹木の選定、また根の張りぐあいの研究までされておりますので、私も関心しております。環境林であり、また経済資源でもある山林、山が果たす役割というのは大変大きいものがあります。かつて中頓別町が開村、昔は村だったろうと思いますので、開村当時、中頓別町の発展に尽くされた森林の持つ重要性は相当な役割があったのだろうと思いますし、中頓別町の現在があるのに大変貢献された山であると思いますが、最近荒廃しつつあるこの山林をまた復元をして、私たちは次の世代に引き継いでいかなければならないという、これは大きな義務だと私は思います。それで、私が一番今懸念しているのは、町長の執行方針の中にも言われておりますように、民有林の一言で言えば坊主山、山を伐採してそのままにしている山が相当見受けられます。それと、農家が廃業して長期間放置している無耕作地といいますか、こういうのが非常にあるように思われますので、これから何とかこの山づくりをしていかなければならない。ただ、一言で山と言いますけれども、山づくりするには相当な資本が必要なのです。まず、山をつくるのには地ごしらえをしなければならない。地ごしらえをしたら、植林をしなければならない。植林をしたら、今度は下刈りをしなければならない。下刈りの原則として約10年間ぐらいだと思いますが、それが終わりますと除間伐もしなければならない。そういう手間暇かけないと山は育っていきません。これには相当な資本がかかりますので、民有林においては余り山づくりをする人がいない。これを何とか行政、森林組合等の指導によって山づくりをしていかなければならないのではないかと。そこで、1つお尋ねをしたいのは、この山づくりに係る資本に補助金制度があるはずです。この補助金というものはどのように補助されているのか、例えば地ごしらえするときの補助率、それと植林するときの補助率、下刈りの補助率、除間伐の補助率、これみんな違うのではないのかなとは思いますけれども、補助率についてまず1つ説明をしていただきたい。それと、もう一点は、既に1960年代ぐらいに政府のあっせんで植林した主に落葉樹が多いように聞いておりますが、これが既に伐採時期に来ていると、木だから大きくなればなるほどいいというものでもないのです。それぞれに用途年数があって、そのときに伐採をしなければならない。そういう山林が相当見受けられます。これもまた、何とかこれから山づくりに向けて古いものを切って新しいものを植えていくと。それと、もう一点、これはもとは鉄道林でありましたが、今は町有林になっているはずです。特に小頓別地区の上川管内の境界から小頓別の町外れのほうまでの山は相当に年数もたって、期限切れの樹木が大変立っております。これも何とか伐採をして新しい山づくりをしていったらどうだろう、このように思いますが、まずこの補助金の問題についてちょっと説明をしていただきたいと思います。

答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)

まず、補助金の関係でございますけれども、造林、植林の関係でいえば、国の補助金がございまして、これについては68%になります。それで、あと造林については国の補助金プラス、町の予算にも計上しておりますけれども、未来につなぐ森づくり推進事業補助金ということで68%プラス北海道が16%、町が10%、森林所有者の負担が6%ということで、そういった制度を今までも活用しながら山づくりをしてきているというところでございます。また、下刈りについては、国庫補助プラス査定経費、補助対象経費の5%を町で単独で森林組合を通じて森林所有者に補助する制度も行っておりまして、平成25年度においても当初予算に計上させていただいているところでございます。除間伐については、これも国庫補助制度がございまして、森林組合等についてもこれらの施業については国庫補助事業を活用しながら行っているというふうに認識しております。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

戦後植えられたカラマツだとかトドマツ等について、伐期を迎えているのは事実であります。特に、トドマツの伐期の年数が50年だったのが改正をして今は40年になっています。なぜ40年になったかというのは、虫食いだとか腐敗が進んで、今トドマツを植林する人がほとんどいなくなったと、こういうようなことで森林づくりに対するいろんな仕組みが変わってきているのが実態であります。特にカラマツ、戦前使われておりましたけれども、戦後カラマツを使う利用頻度が減ってきていると、こういうようなことで、ただ、今国も道も、ツーバイフォーの絡みがあって年輪がそんなに太くならなくても活用できる方法論が出てきていると、そういう関係もありますから、これから私どもも北海道等の指導を受けながら、できるだけ伐期を迎えた森林等について再整備をしていく必要性があるのかなと、このように思います。また、鉄道林については、恐らく栄地区のことを言っているのでないかなと思いますけれども、特に鉄道林は良質の材を植えていることは余りないのです。防雪林だとか防風林の役割を担っているというのが実態でありますから、私どもも森づくりセンターの協力をいただいて一回調査をしてみないとならないだろうと、このように思いますから、ご指摘のあったことを十分踏まえて今後検討してまいりたい、このように思います。

質問 6番 山本得惠

山づくりは、ふだんはああ、山かと思っていますけれども、大変重要な役割を持っておるのです。それで、今後山林をどのようにして管理運営をしていったらいいか。ほかの町村の実例でありますけれども、胆振管内にむかわ町というところがありますよね、むかわ町では国有林と道有林、それから町有林、民有林を一括して一体化して管理運営をしていくということに取り組んでおります。既に国有林を除いた部分についてはほぼ決まっているように聞いておりますが、今のところは国有林がまだ入っておりませんので、今後国有林も入れて一体化していくというようなことも聞いておりますが、中頓別町あたりもだんだん、だんだんそういう方向性を持って山づくりをしていかなければならないのではないかなと思います。山の問題は、今町長が言われましたように小頓別のもとの鉄道林についても以前にこの話があったのです。何年か前に、野邑町長が町長になる以前かもしれません。そのときに森林組合に下請負をさせたと。その中で、木代金というか、もう全然値がないのだと、そのときに森林組合のほうがあそこを伐採して運搬するのには、あそこは陸橋が結構ありますので、あそこに橋をかけなければできないのだと、それで町が無償で譲渡するというか、伐採をお願いして、上積みとして当時200万円の金額を出すという話し合いがあったのです。これ議会にかかったのです。そのときに私は、おかしいでしょうと、あれだけの山をただでやって、そのほかに200万円を上積みするのは、そういう問題が出まして、それはその場で消滅したのですけれども、これからもそういう問題は出てくると思うのです。あそこは、小さい陸橋でありますけれども、陸橋がたくさんありますし、もとの鉄道林を利用するにしても今言うような障害がありますので、そういうことも踏まえながら何とか山を早くつくり直していくという方向に持っていったらどうかなと、私はそう思っています。それと、民有林をこれから山づくりするのには、先ほども言いましたように町、森林組合等が積極的に交渉し、指導して山づくりをしていかなければならないだろうと、このように思っております。答弁は要りません。これで私の質問を終わります。

出典:中頓別町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月10日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる