中頓別町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月26日
限界集落の問題について
2012年9月26日、中頓別町議会の一般質問で、山本得惠議員が「限界集落の問題について」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。
- 質問者
- 山本得惠 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 山本得惠
限界集落の問題についてお尋ねをしたいと思います。道は、限界集落など過疎化が進む道内の集落対策を検討する有識者会議、集落対策促進会議の報告の素案を公表しております。この中で、対策の基本として住民や市町村が話し合い、集落の活性化に向けた行動計画を定め、継続的な対策を進めることが基本であると提言されております。この提言に対し道は、山間部では集落を存続させるのが一般的であるが、平野部では再編まで踏み込んで検討することが可能とし、来年度から取り組む集落対策の指針を11月をめどにまとめると公表しておりますが、本町においてこの限界集落の問題に直面している集落が多いと思うが、町としてどのような対策をしているのか、これからの取り組みについてお伺いをいたします。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
山本議員さんの限界集落の問題についてお答えをいたします。集落問題は、特に1980年代後半より少子高齢化や都市部への人口流出により、少しずつ地域における共同体としての集落維持が困難になる状況がクローズアップされてきました。当町においてもその傾向は顕著であり、大変大きな問題であると考えております。しかし、当町において現段階で抜本的な解決策は見出せておりませんが、一つの手法として国が支援をする集落支援員制度の活用を検討すべき準備をしてまいりたいと考えております。来年度は、小頓別地域に配置し、成果を検証してみたい、このように思います。また、集落支援員による活動としては、地域の高齢者への見守りや相談活動、冬期間の除雪支援、買い物支援、病院への送迎支援や自治会活動支援など、ごく身近な支援活動が期待をされるところでありまして、集落支援員の配置によって少しでも限界集落の中で不便を感じていることが解消できればなと、このように考えているところでございます。
質問 6番 山本得惠
この中で道も国もそうですけれども、集落の対策ということであります。私が今一番心配しているのは、限界集落なのです。限界集落の定義として一般的に言われておりますのは、30戸以上の戸数があって、そこに居住している人の65歳以上の人が50%を超えたときに限界集落というふうに定義づけられております。そこで、私は今たまたま来年度から集落支援員制度を小頓別でやってみたいというふうに回答されておりますので、この集落支援員制度といっても内容的にどういうものか、今までのように、では除雪の支援をするとか買い物支援をする等では、今現在小頓別地区においてはそれほど満足はしておりませんが、困ってもいないというふうに私は見ております。ただ、この先小頓別が現状のままでいったときにはどうなるのだろう。限界を超して消滅に入ります。小頓別のことをちょっと申し上げますと、今小頓別の人口が全く100%確実なものではありませんけれども、戸数にして34軒あります。この中で人口が64人おります。現在のこの中の65歳以上の人が36名おります。そうしますと、既にもう50%は超えております。このままの状態であと10年後の小頓別を見たときに、今54歳の人が10年後になりますと65歳になります。この人が今36名以外に10名おります。そうすると、46名、約50名近い人が65歳以上になるのです。では、残された人方は、現状でいきますと零歳から……零歳という人いません。乳幼児が2人おります。それを含めて65歳未満は10人より残らないのです。そうなったときに現在の小頓別はどうなるのか、それが一番心配されるところなのです。その10年後に今現在で乳幼児が2人、25歳から29歳まで1人、30歳から34歳まで1人、35歳から39歳まで2人、40から44歳まで1人、45歳から50歳までが1人、これだけの人間より小頓別に、残る残らないは別として若い人たちはそれよりいなくなるのです。かつて私も、北海道から来ましたという以前に集落に対するあれを聞いたことあります。そのときにその人が北海道の集落というのはどういうものか、以前の問題にもありますけれども、本州のほうの限界集落というのは山間部で本当に車もそう通らないところがほとんどそういう状態になっている。しかし、北海道では、我々小頓別もそうですけれども、国道のそばにありながら限界集落になる。この問題をどのように、これからどう政府も考えていくのか。ただ、町としても今言うように小頓別は、では人口もいなくなる、もう手のつけようがないのだというような状態でこのまま放置していくのか、何かまたいい対策を考えていくのか。この中で、たまたまきのうの晩に私のところにある夫婦が訪ねてこられまして、今度小頓別で暮らすよになりました。よろしくお願いします。私もびっくりしました。どこから来られたのですかと言ったら、本州から来られたのですけれども、小頓別の酪農家で研修員として2年間働きたい。当然役場のほうではわかっているだろうと思います、役場の職員も一緒に来られましたから。これでまた若い人が小頓別で2人ふえるといったら、我々にとっては本当に大変うれしいことなのです。何かこういう方法、別な方法でも少しでも若い人方が来て暮らせるようなことを考えていただきたい。この回答にもありますけれども、町もこれはもう本当に大変な問題だと思います。中頓別町に限らず、近辺の地区ではみんなこの集落、限界にもう近くなっていると思うのです。そういう考え方を何とか考えてもらいたい。そこで、町長にお尋ねしたいのは、今言うようにもう手のつけようがないのだと思っているのか。また、何か目標、希望を持っておられるのか、お尋ねをいたします。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
お答えをいたします。まず初めに、集落支援員の関係でありますけれども、今私どもが考えているのは夫婦で、できるのであれば50代ぐらいの人が、言えば地域のいろんな相談や困っていることに対して対応していただけるような形をとれないかと、こういうようなことを考えております。小頓別に住んでいただいて、そして特に自主的ないろんな活動、自治会活動もあろうと思いますし、本当に買い物だとかに不便を生じている人もいるのでなかろうかなと思いますから、そういうようなことを解決をするために、国の制度でありますけれども、集落支援員の制度を活用したらどんなものだろうかなと、こういうことで内部で検討しているわけでありまして、ぜひ限界集落と言われる小頓別地区にこういう支援員を配置をして、今住んでいる人たちが少しでも生活しやすい状況をつくり上げてあげたいなと、こういうようなことを考えております。また、2つ目の小頓別地域がこのまま黙っていると消滅をしてしまう。町長は何か考えているかと。私もいいアイデアがあるわけでありませんけれども、そういうことにならないようなことを望んでいる一人でありますから、山本さんと同じであります。そういう意味で、これから山本さん等がいいアイデアもあったら私どもに提供していただいたり、また内部のほうでいいアイデアがあればこういうことをやれないかという検討をしてみたいなと思います。たまたま今回岩手地区に研修に入る若い夫婦が小頓別に住むことになりました。そういうようなことも一つの方策でありますから、特に農業もそうでありますし、また小頓別木材さんにも、できるのであれば地元に住んでもらえるような人を従業員として使っていただくと、こういうのも一つの方策でなかろうかなと思いますから、細かいことでありますけれども、そういう面一つ一つを積み重ねた中で小頓別の地域の消滅を防ぐと、そういうことに努力をしてまいりたい、このように思います。
質問 6番 山本得惠
大変ありがたい回答をいただきましたが、ただ私どもは今小頓別で暮らしていて、まだ廃校になった学校がありますから、ああいうものを利用して何か人が集まってくるようなことができないか。それで、小頓別、現在酪農家3軒、4軒ありますけれども、何か話に聞きますと、行く行く後継者がいないので、やめるような話もたまたま私たちも聞きますし、やっぱりそうしますと今本当に小頓別に残っているといったら農家以外はないのです。みんな年寄りばかりで、その日その日の暮らしなのです。だからといって、またどこにも出ていくところもない。やがて行くとしたら、中頓別町の老人ホームにお世話になるかもしれませんし、今こういう問題があって情報の文化というのは全くなくなります、小頓別あたりは特に。学校廃校になって運動会もない、お祭りに行ってもおみこしを担げない、そういう何か事業というかイベントは一切もう考えられない時代までにもうなっているのです。これを今町長が言われるように何とか一人でも本当に集まって若い人たちが来て、この小頓別を担っていってくれる方法を考えてもらいたい。どうか真剣に考えていただきたい。私はこれを強く要望して、私の質問を終わります。