中頓別町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月24日
ふるさと納税について
2014年9月24日、中頓別町議会の一般質問で、山本得惠議員が「ふるさと納税について」質問し、町長 野邑智雄、総務課長 和田行雄が答弁しました。
- 質問者
- 山本得惠 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、総務課長 和田行雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 山本得惠
受け付け番号3番、山本です。私は、ふるさと納税についてお尋ねをしたいと思います。居住地の住民税や所得税が一部控除されるふるさと納税制度の利用が大変ふえているそうです。道内自治体でも15億円を突破したと報道されております。政府も近く打ち出す地方活性化策の一つに制度の拡充を据える考えで、控除額を現在の1割から2割にする案が浮上していると言われておりますが、町の考え方について質問いたします。2項目について質問したいと思います。まず、1項目は、ふるさと納税制度の現状についてお尋ねをします。2項目は、今後の取り組みについてお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
山本議員のふるさと納税について、和田総務課長に答弁をいたさせます。
答弁 総務課長 和田行雄(総務課長は2015年9月まで)
ご答弁を申し上げたいと思います。まず、1点目でございますが、本町ではふるさと納税制度のスタートに合わせまして、中頓別町ふるさと応援寄附条例、これは20年6月23日制定でございますが、これを制定し、豊かな自然環境の保全及び活用に関する事業など、条例に定められております5つの使い道に沿って寄附を受け、基金として積み立ててきております。平成20年度から25年度までの寄附の総額、実績でございますが、726万5,000円、件数は29件というふうになっております。町では、寄附者の意向を尊重しながら、これまで教育、環境分野などの事業財源といたしまして726万5,000円から189万円を取り崩し、基金の現在高は平成25年度末で539万1,000円となっております。2点目でございます。政府が来年度から現在のふるさと納税に係る寄附金控除の上限額を2倍に引き上げたり、手続の簡素化などの検討に入っていることから、自治体にとってはより寄附を得やすい環境になるのかなというふうに考えております。ただ、本来は自分が生まれ育ったふるさとへの恩返し、地方と都市の税収格差の是正を目的に導入された制度でありまして、寄附を獲得するために費用対効果を度外視した高額な物で釣る方式の寄附は納税者の自主的な納税意思を阻害するとともに、個人の嗜好によって納税先がかわるということになりまして、自治体間の財政偏在、格差をあおり、ひいては制度の乱用につながるおそれもあるのかなというふうに考えております。ただ、本町といたしましてはこれまで紙でしか寄附の呼びかけは行っておりませんでしたが、寄附の呼びかけをホームページに掲載するなど、これは既に掲載済みでございますが、情報発信に努めるとともに、今後特産品開発などに努力をしていきたいというふうに考えているところであります。
質問 6番 山本得惠
まず、1点目でありますけれども、20年から6年間ですか、6年間に29件で726万5,000円であります。これを件数で平均しますと、大体1件について25万円ぐらいになります。結構高額な寄附だと思いますけれども、1件の最高額寄附金というのはどれぐらいあるのか、まず1点。寄附していただいた方に何かお礼をしていると思います。これは、この寄附総額の中に189万円という使途がありますが、このための経費がこの中に入っているのか、1点。このお礼をする場合には、寄附金額によって違うのか、また寄附してくださった方には一律にそれ相応のお礼をするのか。この条例を見ますと1件当たり5,000円以上というふうになっておりますけれども、1件当たり5,000円以上、5,000円であった場合は寄附金の何%ぐらいをお礼とするのかについてお尋ねをします。
答弁 総務課長 和田行雄(総務課長は2015年9月まで)
まず、6年間で最も高額な寄附の額はということでありますが、平成25年度にお一人、65万円という方がいらっしゃいます。2番目は、平成20年度に50万円という方もいらっしゃいます。その辺が最高額かなというふうに思っております。それから、寄附に対するお礼でございますが、答弁の中にも少しあるのですが、物でお礼というのはうちの場合はしておりません。お礼状をお出しするということでございます。お礼状と、それから税額控除の証明書をお送りするということでございまして、この189万円につきましても純然に事業に充当させていただいた額だというふうに捉えていただきたいというふうに思っております。よろしいですか。
質問 6番 山本得惠
道内の場合、どこの市町村でもやっぱりふるさと納税に対するお礼というものは大概そこの名産品、ブランドのものをお返しをしているというふうに新聞紙上でもよく言われております。この答弁の中にも物で釣るというふうになるのでというような意味合いに私は理解したのですが、やっぱり物を得るためには餌が必要だと思うのです。この餌によって、今北海道で一番ふるさと寄附の多いところは上士幌町というふうに言われております。13年度で1年間に約2億5,000万円ぐらい。ここの餌は、和牛だそうです。皆さんもご存じのように、上士幌町といってもそんなに大きい町ではない。私も何回か行ったことはあります。人口にしても大体五千四、五百人ぐらいですか、面積的にいっても中頓別町よりちょっと大きいぐらいの町で、全く無名の和牛がふるさと納税によって一躍ブランド化してしまった。今その生産が追いつかないというのです。だから、物で釣るというような、これをしなかったら、これはなかなかいい獲物は釣れません。余り消極的にやっていても、今言う上士幌町あたりは年間2億5,000万円というと相当大きい財源になると思います。中頓別町だって26年度の普通交付税、11.4%ぐらいですか、削減をされるというふうになっておられるようですけれども、思い切った取り組みをしないと、6年間で29件というのは私は本当に残念だと思います。だから、今後この取り組みについては、答弁の中でも特産品開発などに努力していきたいとありますけれども、努力だけではだめなのです。やっぱり思案して実行に移らなかったら。私は、これからふるさと納税は大きな税収になると思うのですけれども、中頓別町にもっと強力に取り組んでもらいたい、このように思いますが、いかがですか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
私から答弁を申し上げます。まず、今上士幌町の話が出ました。数日前に北海道新聞に、上士幌町の町長がふるさと納税で2億7,000万円ぐらいあるよと、こういう話をされていました。書いてありました。そのうち7割はかかる経費に使用していると、3割が残るだろうと、このように書いてありました。これからもふるさと納税の寄附を全国からいただけるように努力するのだと、こういう話が書いてありました。ところが、その右側のほうに東大の名誉教授である神野さんが、ふるさと納税の趣旨は言えば物でお金をもらうのではないのだと、こういう話が書いてありました。また、テレビの中で、もとの総務大臣、片山前総務大臣が神野さんと同じような話をされておりました。基本的にふるさと納税のスタートのときは、その出身者が、もしも中頓別町の出身者が都市にいて税金を納めるような人がいれば、納める部分を出身の地元の町に寄附をして、そうして自分のそのまちに納める税額を控除してもらうと、こういうのが趣旨だったのです。それがだんだん変わってきました。今もお話ししたとおり本当に変わってきまして、物で釣るという時代になってしまったのです。それがいいのかどうなのかというのは、今お話ししたとおり片山前総務大臣なり東大の名誉教授の神野さん等々の話からいくと、やっぱりそれは不公平だろうと。それぞれのまちがまちを運営するための基本的なものは税金であると、それで足りない分は地方交付税で財源付与しているのだと、そういうことからいくと趣旨が変わってきてしまっていると、こういうお話をしているのが基本的な考え方であります。それがいいのかどうなのかは別にして、町村の財政運営を担当している私どもからいくと、はっきり申し上げて少しでも寄附は多くもらいたい。ただ、そのために中頓別町で何がお土産として出せるのかと、こういうこともありますので、和田総務課長が答弁したとおり、今後の課題としてもう少し詰めていく必要性があるのかなと、このように思います。
質問 6番 山本得惠
……(録音なし)……