中頓別町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月12日
議事録に件名の記載なし
2011年9月12日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が質問し、町長 野邑智雄、保健福祉課長 石川篤が答弁しました。
- 質問者
- 本多夕紀江 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、保健福祉課長 石川篤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 本多夕紀江
2つ目の質問に移りたいと思います。歯科診療所をバリアフリーにすべき。昨年12月のこの質問が議会だよりに載って以来、さまざまな方から意見が寄せられました。いずれも今のような入り口、玄関、トイレでは大変不便、不都合であるというものです。そこで、質問の1点目ですけれども、バリアフリー新法ができてから5年たちました。車いすや高齢者、障害者の方々が他人の手をかりないと利用できないような公共の施設はいち早く改善すべきではないでしょうか。診療所は、スポーツや娯楽のための施設とは違うのです。2点目、昨年12月のこの質問に対して、現時点では増改築の計画はないが、町民の意見を聞いて判断したいとの答弁でした。どうなりましたか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
歯科診療所をバリアフリーにすべきという質問に対して、保健福祉課長に答弁をいたさせます。
答弁 保健福祉課長 石川篤(保健福祉課長は2012年3月まで)
ご答弁申し上げます。まず、1点目ですが、現在歯科診療所玄関前は高齢者や障害者ができるだけ利用しやすいようスロープを設置し、車いすの高さで呼び鈴を設置するなどいたしております。バリアフリーに対応するには相当の財源も必要になることから、これまで同様、歯科診療所職員のご協力をいただきながら検討していきたいと考えております。2点目ですが、保健センターと介護福祉センターに歯科診療所に関する要望、意見を寄せていただきますようアンケート箱を設置をいたしました。また、歯科診療所に意見などがあった場合、知らせていただくようお願いをしておりました。これまで歯科診療所や保健福祉課に直接町民からの意見はありませんでしたが、9月に入りアンケート箱に1件の要望があり、内容は入り口が狭く段差があり板が不安定で危ないので改善していただきたいというものでありました。現段階で増改築の計画はありませんが、入り口に対しての要望がありましたので、今後どんな方法で改善できるか検討したいと考えております。以上です。
質問 3番 本多夕紀江
増改築を行わないのは、町民からの意見、要望がほとんどなかったこととか、お金がかかるということが理由のようですけれども、アンケート箱に意見を書いて入れる人、まして診療所や保健福祉課に直接意見を言う人はまずいないと思うのです。単なる何かの問い合わせなんかとは違うのですから。今までいつでもそうなのですけれども、個人的な要望や意見は言いにくい、一人だけの問題はないにしても自分が言うのは気おくれがする、だれか言ってくれないかなとか、そう思っている人が大半ではないかと思うのです。要望や意見を把握するには、かなり工夫が必要ではないかと思うのです。座って待っているだけでは、全くありませんでした、来ませんでした、そうなってしまうと思うのです。それに住民の中には、足腰が悪くて歩くのがやっとの人、車いすでの移動をするしかない、そういう人がたくさんいらっしゃることをご存じのはずです。自分たちの職場は役場も保健センターもバリアフリーになっているのに、歯医者があれでは不便だろうなとか、そういうことは思わないのでしょうか。要望とか意見を待つまでもないと思います。常識的に考えても体の不自由な人があそこを利用するということになったら、どんなことになるか考えてみていただきたいと思います。要望、意見が寄せられなかったということですけれども、私が聞いた何点かをここで述べてみたいと思います。アンケート箱に意見入れてねというふうにお願いして、お願いというか、要望している人に言ってみたのですけれども、だれが書いて入れたかわかるからとってもできないと。また、ある人はうまく書けないからかわりに書いてもらえないかとか、そういうことをおっしゃいます。あと、足が曲げられないので、入り口、玄関では本当に苦労する。体の自由がきかないので、あの狭いトイレで身動きがとれない。それから、トイレはあれでは使えないので、治療を中断して迎えに来てもらって帰ったという人、それから何としても使わなければならないことになって、職員の方に手助けしてトイレ何とか使用したという方、トイレを我慢して帰ったという人もいらっしゃいますし、それから健常者の方でもトイレに入ってびっくりして、あれはとても使えなかったという、そういう方もいらっしゃいます。また、子供さんがあの形のトイレではとても抵抗があって使えないということなのだそうです。これは、小学校のトイレを補正予算を組んで腰かけ式のトイレに改造した、そのことからも本当にわかる話だなと私は思います。それから、高齢の家族を歯医者に連れていく方ですけれども、これは自身も高齢者でとっても大変だ、あれではとおっしゃっている。それから、車いすの人を連れていかれた経験のある方、とっても苦労するのですというお話でした。これは、私が実際に見かけたのです、偶然に。車いすの高齢者を若い男性が2人で歯医者さんから出てくるところだったのです。1人の方はドアが戻ってこないように、閉まらないようにドアを押さえる役割、もう一人の方は車いすをしっかりと押さえてつかんでいらっしゃいます。あの狭くて急なスロープですから、車いすを押さえる、つかまえる手が力が緩んでしまったりしたら、これはもう大変なことになるというのは本当にわかるので、あんな苦労をしないと歯医者もかかれないのかと思うと本当にびっくりしました。先ほども話に出ました野球場ですけれども、そこのトイレでさえ車いす対応になっているのですよね。そこで、質問ですけれども、先ほども言いました。要望や意見の把握の仕方、ただ座って待っているだけではだめではないのでしょうか。これが1つ。増改築に相当な財源が必要だとおっしゃいましたけれども、公共施設整備等基金が2億5,000万円現在あります。去年は、きめ細かな交付金とか住民生活に光をそそぐ交付金とかたくさん入ってきたのに歯科診療所の改修に充てられなくて私は残念に思いました。これらの臨時交付金は、貯金するためではなくて自治体が今必要としていることにすぐ使えるようにという意味があったのではないでしょうか。町長は、昨年9月の時点では公共施設整備等基金について、現時点で計画はないが、将来に備えたい、また第7期総合計画に組み込みたいとか、最終的に5億から10億積みたい、そうおっしゃっていたのですけれども、はっきりした目的もないのに5億から10億積むということを目標にすることにちょっと驚いてしまったのですけれども、そこで2つ目の質問です。相当な財源というのは一体幾らのことをおっしゃるのですか、幾らかかるのでしょうか、増改築、バリアフリーにするために。それから、3点目ですけれども、私が聞いた範囲でさえ10人くらいの方々があれでは困るとおっしゃっているのですから、実際にはその何倍もの方が歯科診療所について不便を感じていらっしゃるのではないかと思うのです。そこで、来年度予算でバリアフリー化をすべきではないでしょうか。少なくとも来年度スタートの第7期総合計画の早い時期に計画を盛り込むべきではないでしょうか。以上、3点質問いたします。
答弁 保健福祉課長 石川篤(保健福祉課長は2012年3月まで)
まず、1点目のただ座って待っているだけでは要望は入れられないのではないかと、また入れづらいのではないかというご指摘でございます。確かにそうなのかとも思いますが、お年寄りがまず毎日のように来られる場所というのは病院かうちかというところで、それともう一つは体操などもやっておりますので、両方に設置をして意見を聞きたいというのが一番最初に考えたことでありまして、それを実行してきたということであります。それから、2点目の相当な財源、これは正直申し上げまして、もともと新しく全部を改修してバリアフリーにするとか、そういう考え方に至っていなかったものですから、まず土地の形状もありますが、1つは道路側からかなり高い位置に建っているというのもありまして、まず新築で考えた場合、単純に一般住宅でも2,000万前後するような時代ですから、それに加えて歯科技工室ですとかレントゲン室ですとか、そういうものを考えたときに最低でも3,000万以上はかかるだろうという、それは私個人の考え方であります。実際に建設課のほうと相談をして今私が申し上げているわけではございませんで、一般常識でそれぐらいはかかるのではないかなと、それ以上かかるのではないかなという考え方です。それから、来年度予算でバリアフリー化すべきでないかと、早い段階にやるべきでないかという問いでございますけれども、これにつきましては理事者と相談の上、どういう方向がいいのか考えていきたいと、検討していきたいと考えます。
質問 3番 本多夕紀江
今のご答弁に対してですけれども、要望や意見を把握するのにお年寄りが毎日来るところは病院とか保健センターだから、そこへ来た人に意見を聞きたいと思ったと。多分そうだと思うのです。だけれども、病院や保健センターに来るお年寄りがやっと来て、そこで何か紙に書いて、あら、ああいう紙があるから意見書いて入れようかなんていうことになるでしょうか。お年寄り自身が書くということ、余り期待できないと思うのです。質問形式でどうでしょうかということを聞けば答えてもらえるかもしれませんけれども、黙って紙と箱を置いておいて意見を書いて入れてくださいとこちらは思っていても通じないと思います。そこで、要望の把握の仕方、工夫する必要はないかという質問だったのです。そういうやり方だったら、今までもそうだったと思うのです。そういうやり方をもっと工夫できないかという質問です。それから、財源のほうですけれども、最低でも3,000万円くらいはかかる、これは個人の考え方とおっしゃったのですけれども、個人の考え方ではなくて、もう少し裏づけのある、根拠のある財源、どれぐらいかかるという、そういう示し方をしていただけないものかと思います。それから、検討はしていきたいというようなことをおっしゃったのですけれども、これ絶対に歯科診療所のバリアフリー化は必要なことだと思うのです。そんなに先延ばしすることはできないと思うのです。そのうち、そのうちとかというふうにしてやらないというのは、今困っている高齢者とか障害者とか介護をする人たちに対して本当に大変失礼であるし、冷たいことではないでしょうか。ほかの施設がバリアフリー化が本当に進んでいて、障害者用トイレもあちこちできているのですから。それにしても、1つ目の質問ですけれども、どんな事務事業を行うにも住民の立場と視点から物事を考えてほしいと思います。現に困っていらっしゃる人が何人も何十人もいらっしゃるわけですから、住民の立場から考えたらどうなのだろうと、それを見ている町民の立場は、視点はどうなのだろうということから考えてほしいと思うのです。そうすれば、よく聞かれる行政と住民との間には意識や認識に大きなずれがあるなんていうことは言われなくてもいいと思うのですけれども、もし意見や要望がこっちに直接来ないから今はやらないとかということであれば、それは地方自治体の職員が住民のために働くという、地方自治体の職員として住民のために働くという意識が大きく欠けているのではないかと思います。質問の2点目ですけれども、今までも簡単な改修とか修繕は行ってこられたというのはお聞きしています。簡易便座を取りつけてみたとかおっしゃいますけれども、あの簡易便座ではとっても使えないと健常者の方がおっしゃいました。それをつけてもあのトイレの狭さはどうにもならないです。それから、狭くて急な取り外し式のスロープ、あれつけてどうなるのだろうねと。それから、呼び鈴をつけた。靴を脱ぐにも履くにも手すりも腰かけもないのです。そういうようなところを間に合わせ的に対応してお茶を濁すということは、なくすわけにはいかない町でただ一つの歯科診療所のバリアフリー化を先送りして、かえって将来にツケを残すことになりはしないでしょうか。この2点を伺います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
お答えをいたします。本多議員が質問でありますように、さまざまな方から意見が寄せられましたと、いずれも今のような入り口、玄関、トイレでは不便、不合理であるという内容であります。先ほど保健福祉課長が答弁したとおり、私どもにはそういうさまざまな方からの意見が届かない。私は、やはり町民の人たちが不便があれば直接言っていただいて、いち早くそれに対応すると、これが役に立つ職員になるのではなかろうかなと思います。そういう意味で、本多さんがそれぞれいろんな人から意見を受けて、そうして心配をされて一般質問をされているわけであります。そういう意味では、先ほどのスポーツ広場と同じように私どものほうに町民の声が寄せられない、言えば行政を信用していないというのですか、そういう面の考え方が町民の人たちにあるのかなと。本当に残念でありますけれども、私どもも今まで行政として町民の意向や町民の考え方に沿って行政をやってきたつもりでありますけれども、そういう意味では本当に残念な内容だなと、このように思います。本多さんがそれぞれさまざまな方から意見を聞いて、そうして一般質問をされているということから考え合わせると、今お話ししたとおりちょっと残念だなと、このように思います。行政が信用されていないと、こういうようなことでなかろうかなと思います。ただ、今歯科診療所、57年に建設をしてことし29年目になります。それにトイレが狭い、また待合室も狭い、玄関も狭い、それを増築をしながら改善をするのがいいのか、または29年もたって老朽化し、狭隘であるということを考え合わせて第7期総合計画の中で改築をしたらいいのかと、こういうような議論をする必要性があるのかなと思います。そういう意味で、もしか改築を計画をするということになれば、町民の方々にもう少し不便をおかけしますけれども、その不便については歯科診療所の働いている職員やそういう面で若干の対応をしてもらうと、こういうようなことも1つ検討しなければならないだろうと思います。そういう意味で、来年度すぐ実施をするということについては、なかなか難しいと思いますけれども、今お話ししたとおり改修をして、ある程度のお金をかけてこれから何十年も利用するのがいいのか、または改築をして広い場所で、そうして満足のいく歯科診療所として利用してもらうのがいいのか、もう少し検討をする時間をいただければなと、このように思います。
質問 3番 本多夕紀江
3回目の制限が終わりましたので、これは質問ではないのですけれども、今困っている人が大変多いということを考えて、結論を早く出して早く実行に移していただきたいと思います。以上で私の質問を終わります。