みんなの議会

中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日

指定管理者制度の成果と課題について

2008年12月14日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「指定管理者制度の成果と課題について」質問し、町長 野邑智雄、総務課長 遠藤義一、産業建設課長 柴田弘が答弁しました。

質問者
本多夕紀江 議員
答弁者
町長 野邑智雄、総務課長 遠藤義一、産業建設課長 柴田弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 本多夕紀江

次に、3点目の質問をさせていただきます。指定管理者制度の成果と課題について。地方自治法の一部改正により、住民サービスの向上と経費削減を図るため公の施設に指定管理者制度が導入されました。当町の公の施設、①から⑦まででは指定管理者の期間がすべて平成21年3月31日で終了します。次年度以降指定管理者の選定、再指定を行うのかどうか方向性を伺います。あわせて、制度導入以来3年間の成果と課題を伺います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

指定管理者制度の成果と課題について、遠藤総務課長に答弁をいたさせます。

答弁 総務課長 遠藤義一(総務課長は2017年3月まで)

それでは、ご答弁させていただきます。基本的には、現在の指定管理者に特定して再指定する方向で協議をしてまいります。ただし、施設によっては現在の指定管理者が辞退を申し入れている施設もありますので、新たな指定管理者に移行することで協議してまいりたいというふうに考えております。指定管理期間は、現在と同様3年間にしたいと考えております。指定管理者制度の導入における成果としては、全体として、①、各施設における従前の委託料に比べ、運営経費等の削減がなされたこと、2つ目として従前の委託業務者が引き続き指定管理者となったことから良好な施設運営がされていること、3つ目として従前担当していた課における職員の業務負担の軽減につながっていること、4つ目として町外からの施設利用者の増加が見られることなどの点であります。課題としては、1つとして町内外を問わず今後とも施設利用者をいかに確保していくのか、2つ目として今後とも指定管理者を長期的に確保できるのかという点、3つ目として老朽化する施設の維持管理経費の増加が予測されること、4つ目として他の施設等においても新たに指定管理をいかに図るのかなどの点が課題となっているものと考えております。

再質問 2番 本多夕紀江

再質問をさせていただきます。指定管理者制度の導入における成果として4点ほど挙げられているわけですけれども、本当に確かにこういう点が成果と言えるのだろうなと思いますけれども、運営経費の削減にしても指定管理者とそこで働く人たちの低賃金、低報酬があってこその成果かなと思って、少し複雑な気はいたします。そこでですけれども、再質問の1点目ですが、仕事がない、働き口がないという状況はここ中頓別ではずっと続いています。指定管理者の選定に当たっては、町内の団体を最優先としたり、管理受託の条件として町内在住者の雇用を最優先とすべきではないでしょうか。そのことをはっきりとさせる必要があると思います。2点目ですけれども、ピンネシリふれあい広場とか、旭台公園ですけれども、こぢんまりとした公園で業務の内容とか、範囲が限られていると思うのです。業務委託で十分と考えるわけですけれども、あえて指定管理者制度とするわけを伺います。指定管理者制度にすると、事務処理的な仕事が結構たくさんあると思うので、そこの負担がふえるだけではないかと思うのですけれども。3点目ですけれども、「もうもう」でつくった加工食品の販売の可能性については、今の時点ではどうなっているのでしょうか。法的に、制度的にですか、難しくて、なかなかできないというふうなことを大分前に聞いたと思うのですけれども、その販売の可能性は今はどうかというのと、あと「オガル」の市民農園としての展望についてはどのように考えられていますか。圃場、貸し農園のところが建物の跡地だったり、土にバークがまざっていたり、このバークというのが入ると、非常に作物が育ちにくくて、土壌の回復に長い年月がかかるというふうに聞いているものですから、畑として使えるのかなという気がしているわけです。そういうところを農園として利用料を取って貸すような状況にはないと思うのですけれども。今3点について伺います。

答弁 総務課長 遠藤義一(総務課長は2017年3月まで)

1点目のことについては私のほうから、あと2点目、旭台公園の関係、それから「もうもう」の関係はそれぞれ担当課のほうから説明させていただきたいと思います。まず、1点目のことについてですが、質問のとおり仕事のない方が町内に多くいるので、町内の業者及び町民の方を対象にして採用すべきでないかということですので、当然私どももそのような考え方に立って、指定管理の関係については考えていくべきというふうに考えております。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

旭台公園またはピンネシリふれあい広場の指定管理の関係についてお答えをいたしますけれども、今本多議員から指摘があったように少なくとも旭台公園なり、ピンネシリふれあい広場、指定管理者制度にのっける必要性は私はなかったのでないかなと、こういう気が今しております。そういう意味では今後旭台公園、ピンネシリふれあい広場等については維持ということで指定管理から外して、そういう面での委託をお願いをすると、そういうようなほうに変更をしていきたいなと、このように考えているところでございます。

答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)

「もうもう」についての食品加工の販売の可能性の部分なのですが、過去にも施設の利用目的等から製造、販売についての意見等が出されておりましたけれども、基本的には今の施設につきましては体験、加工施設としての利用度を高めるということを町民利用、町外の利用者の利用率を高めていくということで活用させていただいておりますけれども、短期的にもし町民の方で製造、販売までやっていきたいというような意向がある方がおれば、短期的な形で施設利用の目的を極端に逸脱しない、短期的な形での販売に向けた取り組みも検討できるのではないかと考えております。食品によっては、保健所の許可をもらって製造、販売するものですから、どのような食品ができるのかとか、そういった部分については保健所の許可を得なければできませんので、そういう形を町内でそういう製造、販売まで考えている方がおられれば、保健所や何かと相談しながら今の利用目的を逸脱しない形で、利用の可能な範囲で取り組んでいくことは可能かと思います。それから、「オガル」の農園につきましては、本多さんが言われたとおり開設以来土地の条件、設置場所のもとの敏音知小学校の跡地利用の部分がありましたので、グラウンドの上に土を盛った形で運営せざるを得ない状況等もありまして、非常に水はけが悪いなどといった問題が今までも指摘をされてきたところであります。それと、土の部分ですけれども、バーク堆肥が入っているということもあります。バーク堆肥そのものがどのような形で作物に影響するのかということもありますけれども、有機栽培の中で当初土とバーク堆肥をまぜた形で利用可能な部分を探りながら使ってきた経過もありますので、そういった意味ではバークが入ると、やはり本多さんが指摘されているとおり長い間の土壌改良、長い年月がかかるのは事実でありまして、不適切な作物もあります。また、適応できる作物も中にはありますので、そういった意味では土地の分析や何かもしながら改良していくことと、常に土づくりのためには新たに土を入れることも検討しながら有効に使っていくような形で進めてまいりたいと思っております。

再々質問 2番 本多夕紀江

再々質問をさせていただきます。「もうもう」、「オガル」のこれからのことですけれども、食の安全ということに対しての国民全体といいますか、みんなの関心、意識が急激にと言ってもいいくらいに高まってきていると思いますので、この施設はやはり私は貴重なものだと思うのです。使い方によって、もっと有効に使えていくのかなと、利用者もふえていくのかなと思います。また、地方分権改革推進委員会の第1次勧告で、おおむね10年経過後の補助対象財産の処分について国庫納付を求めないこととしたというふうにされています。こういうことをおおむね10年といいますと、「もうもう」、「オガル」についていえば、あと2年か3年ではないでしょうか。2年か3年ですから、すぐだと思うのです。この勧告のことも視野に入れながら「もうもう」、「オガル」については一たん直営に戻して、土の問題とか、いろいろあると思いますけれども……あると思うのです、問題が。直営に戻して、あり方とか、運営の仕方について十分検討して、体制を整えてから指定管理者制度にするならするという方向にすべきではないかと思うのです。これ公の施設というのはどれもそうだと思うのですけれども、住民の福祉を増進するという公の施設本来の目的が達成されるように直営での業務委託がいいのか、指定管理者制度がいいのか十分に検討していただきたいと思います。

答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)

補助金の関係の適化法から関連して公共施設のおおむね10年についての目的外使用についてですが、具体的には担当課のところには農林水産省から直接そういった文書関係のものは来ておりませんが、新聞報道等ではそういった形で報道されておりますので、そういった使い方も今後目的外使用については補助金を返さないでできるということは承知いたしております。そういった中で今後どのような形でやっていくのか、今の「もうもう」、「オガル」についての課題が大きいものですから、直営に戻してやっていくのがいいのか、それとも指定管理者でやっていくのがいいのか十分検討してやっていきたいと思います。

再々質問 2番 本多夕紀江

これで私の質問は終わらせていただきますけれども、「もうもう」、特に「オガル」ですけれども、これだけ条件のよくないところを指定管理者にやっていただくというのも私は大変ちょっとお気の毒な気がしています。以上、終わります。

出典:中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる