中頓別町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月19日
教育長の身分について
2008年6月19日、中頓別町議会の一般質問で、柳澤雅宏議員が「教育長の身分について」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。
- 質問者
- 柳澤雅宏 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 柳澤雅宏
今回も2点についてお伺いしたいと思います。まず、1点目については、教育長の身分についてお伺いいたします。議会は、先ほども常任委員会の所管事務調査の報告をいたしましたが、結論として教育長の非常勤化は可能であるというふうに判断いたしました。これは、2000年分権改革以降教育委員会に関する事務は自治事務であり、教育長の身分についてもそれぞれの自治体が自主、自立的に法令を解釈して、条例化していくことができるようになったからであります。かつて町内に10校を数えた小中学校が来年度からは2校となります。子供の数が最盛期であったころと現在では、教育長の仕事量も責任も大きく変わってきたというふうに考えます。教育長の任期が近づいてまいりましたが、教育長の非常勤化について町長はどのように解釈されるのか、また今後の待遇を見直す考えがあるのかどうかお伺いしたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
柳澤議員さんの教育長の身分について私からお答えをいたします。教育委員会は、学校の管理運営のほかに生涯学習推進を担う部署であります。学校教育、社会教育、文化、スポーツなど幅広い分野を担当しており、教育行政という中立性や教育の重要性を考えると、教育長の職はその職の性格及び責任のあり方からして常勤勤務を要する職と考えております。また、待遇の見直しについては、昨年の10月に見直しをしており、現段階では見直しを考えておりません。以上であります。
質問 6番 柳澤雅宏
質問の、私が答弁を求めている内容とちょっと違うのかなというふうに思いますが、まず1つ目は議会は非常勤化は可能であるというふうに先ほども申し上げましたとおり判断したところでありますが、町長はこのことについてどう思うか。非常勤化が可能であると、選択肢としてはあるよという判断をされているのか。中長期行財政運営計画の中でも、法的な問題があって非常勤化は困難であるというふうに書いてありました。そういう中長期行財政運営計画の文言を解すれば、その法的根拠はもうないのではないですかというふうに議会は判断したわけで、それを今も町長はどう思っているのか、その点をまずお伺いしたいということで、その点について再度お伺いしたいと思います。それから、今の答弁の中に、学校教育、社会教育、文化、スポーツと幅広い分野、それから教育の重要性を考えると云々というようなことは、先ほど常任委員会報告に私が申し上げた北海道町村会の法務支援室の見解とほぼ同じのような見解に私は聞こえます。それで、この見解にしても脱法のそしりを免れないとか、それから条例で非常勤とすることについては適当でないと、できないとは書いていないですよね。これは法律にふれますよ、だからできませんよ、これは絶対法的に許されませんよという回答はしていない。そしりを免れない、あるいは適当ではないと思う、非常にお役所的な、官僚的な、いわば責任の所在を免れる、あるいは余り変わったことをしないでくれと言っているような文言にしか私はとれない。それで、私は法的に非常勤というのは可能だと思うけれども、町長はどう思うのだいということをお聞きしている。それから、さっき言ったようにいろんな仕事はあるのはわかります。だけれども、さっきも言ったように10校あったころと現在2校あったころと、仕事の数は変わらないかもしれない。だけれども、仕事のボリュームは極端に少なくなっていると私は思う。それで、行財政運営改革を町も推し進めてきているのですけれども、その一環として町長は副町長は置かないということでやってきました。これは町長としても大変な英断なことであり、その町長に来る負担というのは物すごくあるのかな。その上でもやっぱり副町長を置かないのだということで町長はやってきた。それで、教育長がそれだけ私は仕事の量は減っていると思うのです。それで、答弁がありましたとおり昨年の10月に見直しをしている。だけれども、見直しはしていても、年間743万円、それから1期やって退職金が538万円、トータル的に合わせますと、退職金を4年間分けたとして1年間に877万、880万。これ4年間だったら、金額何ぼになります。それだけ払わなければならないような仕事の量ではないでしょう。生涯学習だって、まちづくり推進課に今移行しているでしょう。そうすると、今教育委員会でやる仕事というのは、どういう仕事なのですか。学校教育に特化していませんか。学校も減っているでしょう。そうすると、例えば常勤化にしても、もう少し給料を3分の2にするとか、極端なこと言ったら半分にする。半分にしたって約450万ぐらいのお金になるわけで、そうするとせっかく行革をやって、副町長を置かないとやってきても、片一方手つかずに見える。その点について私はもう少し待遇の見直しを考えたらいかがですかということで、答弁では現段階では考えておりませんだから、今までは考えていなかったのだと思うので、こういうことを加味されると、少なくともこれからでも検討する余地は私はあると思うので、もう一度非常勤化の法的根拠をまだ町長は持っておられるのかが1点。それから、待遇の見直しについて今申し上げたことを考えれば、現段階では見直ししていなくても、これからでも見直しする必要は私はあるというふうに思いますので、その点について再度質問させていただきます。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
教育長の非常勤化について、まず初めにお答えをいたします。議会の事務調査等では、先ほど報告があって、お聞きをいたしました。学者の先生方については、それぞれいろんな考え方を持っているのでないかなと私は思います。私の知識と能力からして、非常勤化が今現在できる、そういう発言をすることはできない、私はそう思います。これは、私個人の考え方でありますから、私個人としての考え方はそうである、こういうことでご理解をいただければと思います。また、待遇の問題でありますけれども、昨年の10月からでありますけれども、教育長本人からの同意をいただいて、10%の削減をさせていただきました。その結果、現在管内的だけを見ても、教育長の給料は最低であります。年収でいくと、退職手当の額は別にして、100万から200万ぐらいの額が管内的な教育長から比較をすると少ない、こういうような状況であります。恐らく今現在たまたま教育長は60以上でありますから、この金額でやっていただいていますけれども、万が一適任者の教育長がいたとして、仮定をして、それが60以下であれば、もしかこれ以上の金額を下げた場合、教育長を引き受ける人は出てこないのでないかと私は思います。そういう面で今現在待遇の見直しをするということは考えていないということで先ほどお答えをいたしました。今後については、それぞれの条件、状況が変われば、またそういう見直しがされることもあるのでなかろうかな、このように考えているところでございます。
質問 6番 柳澤雅宏
非常勤化については、町長はおおよそ法的には無理だという判断かなというふうに、そう判断されているのかなと思うのですが、それではこのことについてどう思うのか。一般職と特別職の二面性を持っているというふうに考えておられるのかどうか。私、議会としては特別職だろうと。一般職という身分はないだろうと。そのまず根拠となるのが職員の定数条例に教育長が加味されていない。それから、解職の直接請求も教育長は直接請求の対象となるが、一般職は対象とならない。こういうふうに考えますと、私は教育長というのは一般職ではないだろう。特別職だろうと。そうすると、非常勤ということも法的には私は可能だというふうに考えております。それで、町長は考えていないということなので、これは8月の2日に新藤教授が当町に来られるということなので、我々もまた再度新藤教授を囲んで勉強をしたいなというふうに思いますので、やはりここが本当にちょうど今地制調でもこの教育委員会の問題が取り上げられていますので、さまざまなところで専門家等が議論されている真っ最中の大きな問題です。それから、小さな自治体でこの教育委員会が要るのか、要らぬのかという議論も今されていますので、一度やっぱりはっきりした方向性というのは出してみる必要があろうかというふうに思います。その点は、最後にまた総括的に私も申し上げたいと思うのですが、あと待遇についてよく管内の町村と比較してという言葉が何かにつけて出るのですけれども、あえて管内のほかの町村と比較する必要は私はないと思う。それぞれの自治体がそれぞれの自治体の事情によって判断すればいいことだ。管内から比較して100万から200万少ないよ、それのどこが悪いのですか。当町の事情がそうであれば、それはそれで私はいいと思う。今払われている金額が適当なのか、適当でないのかというのが私は一番重要なことだと思う。隣町より100万少なかろうが、宗谷管内で一番低かろうが、そんなことは何の問題にもならないというふうに私は思います。ほかの町村と比べてこれだけ低いからいいでしょうというのは、私は答弁にならないと思う。先ほど言うようにこれだけ仕事の量が減っているでしょう。それでも中身を変えようとしないのですかと、そのことについて私は聞いているので、最後その点についてもう一度お伺いします。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
待遇の問題を最後に聞きたいと、こういうことでありますから、私からお答えをいたします。待遇の額については、これがいい、あれがいいという基準があるわけでありませんから、それぞれの町村で、議会で議決をしてもらう、こういうことになろうかなと思います。ただ、私は学校が減ったから教育長の職務が軽くなるだとか、そういう理論にはならないだろうと思います。私も昔教育委員会にいましたけれども、当時学校が7校ぐらいありましたか。ただ、そのときに総務と、学校教育と、それから教育次長を合わせて、社会教育を抜かして、5人の職員がいました。当然学校が減りましたから、職員は減っています。事務を担当する職員は、当然学校が減ることによって事務量が減ってくる、私はそう思います。しかしながら、教育長の職というのは、学校が減ったからその分減る、10が2になったから8が減る、私はそういうものでないと思います。校長会にしても、教頭会にしても、いろんな会議にしても、学校の数がなくなったから、その会議がなくなるという、そういうものではない。特に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中で、教育委員会の仕事については、学校の数なんてうたっているわけでありませんから、そういう面からして教育委員会の教育長の職がはっきり言って10あるときと2であるときと全然変わらないということはありませんけれども、学校の数が大きく減ったから教育長の仕事が大きく減る、こういうことには私はならないだろうと、このように思います。そういう意味で中頓別の教育長も、浜頓の教育長も、それから一番人口が多い、ここら辺の枝幸の教育長も、教育長としての職務はそんなに大きく変わらないだろう。そういう認識からすると、近隣町村の待遇等も一つの参考になる、こういう認識を持っているということでご理解をいただければ、このように思います。
質問 6番 柳澤雅宏
3回の質問が終わりましたので、常勤化か非常勤化については先ほど申し上げましたとおりまた新藤先生にお越しいただいて、議会としてはこのことに関しては行革の推進のためにも条例化も視野に入れて検討していきたいというふうに思いますし、それから教育長の待遇ですけれども、私も2校になったから8割全部減ったのだろうという意味はありませんけれども、過去にこの4月からやっぱり教育長に予算、条例、規則、町民周知等において、一般業務であるにもかかわらず、教育長の合意を得るようにした。それだけ、そうしたら教育長というのは教育委員会のほかの仕事をしていたということになりますので、それだけ時間的に余裕があるのだろうなということを根底に待遇の改善を申し上げたつもりなので、その点1点申し上げて、質問を終わりたいと思います。