みんなの議会

中頓別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日

例えば自治会と町とのかかわり、協働の具体的な施策について

2005年6月16日、中頓別町議会の一般質問で、石井雄一議員が「例えば自治会と町とのかかわり、協働の具体的な施策について」質問し、町長 野邑智雄、総務課長 安積明が答弁しました。

質問者
石井雄一 議員
答弁者
町長 野邑智雄、総務課長 安積明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 石井雄一

それでは、私の方から1点だけ質問をさせていただきたいというふうに思います。一流の、中頓別、いわゆるいなかづくりということが総合計画で出されました。それと、今回5月の25日ですけれども、中頓別町中長期行財政運営計画、これが立ち上げをしました。その総合計画がことしで4年目を迎え、この間町村合併が破綻し、本町は当分の間自立の道を選択せざるを得ないという状況になっております。地方交付税の大幅な削減など財政環境も相当厳しさを増しております。そこで、次のことをお伺いいたします。まず1点目、町では5月25日、中長期行財政運営計画策定委員会を設置し、向こう10年間の行財政計画の立案をゆだねましたが、諮問事項の一つに町民との協働、いわゆるパートナーシップによる新たな公共サービスの推進計画を掲げています。これは、総合計画の政策の柱である新しい自治の仕組みづくりと密接に関連すると思いますが、町民と行政の役割分担をどのように考えていますか。例えば自治会と町とのかかわり、協働の具体的な施策について現時点でどのように考えているかお伺いします。2点目、先行している総合計画の新しい自治の仕組みづくりではこれまでどのような協働の仕組みが導入、実現されましたかお伺いいたします。3点目、総合計画には10年後の町の姿が描かれていますが、中長期財政運営計画の策定に当たり変更はございませんか。4点目、一流の、中頓別(いなか)づくりという標語は大変すばらしいと思いますが、行財政運営が厳しくなる中まちづくりの機運、熱意が低下している気がします。その原因の一つとして、総合計画を初めとするまちづくりの諸計画において具体的に何を目指すのか焦点が分散しているような気がいたします。そこで、何で一流を目指すのか、今後優先的に実施すべき施策、主な事業を絞り込み、町民に対してはっきりしたまちづくりの目標を示すべきと考えますが、いかがですか。以上です。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

石井議員さんの一流の、中頓別づくりと中長期行財政運営計画についての質問につきまして、1点目、2点目については私から、3点目、4点目については総務課長から答弁をいたします。まず、1点目の町民と行政の役割分担をどのように考えているのかというご質問であります。地方自治の原点は、住民が自分たちの住んでいる地域の将来について自分たちで考え、これから何をしていくべきかを地域の合意形成を図りながら自分たちで決め、実践していくことと考えております。今までのような行政主導から住民主導への転換、住民主体のまちづくりを進める、こういうことでございます。そういうために、私どもは住民参加の促進やまちづくり懇談会、出前トーク、地域づくり研修会、特にまちづくりフォーラム等を実施をしながら、住民の方々にもまちづくりについて真剣に考えてもらえるようになってきたのではないかなと、このように考えておるところでございます。さらにこれを進めて、参加から協働に発展をさせ、行政と住民の役割分担を中長期行財政運営計画策定委員会に諮問をして検討いただいているところであります。2点目でありますけれども、協働の仕組みとは、行政と住民が一緒に考え、行政と住民との合意決定で事業等が実施されてくるものと、このように考えているところでございます。

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

それでは、3点目、4点目、私からお答えを申し上げたいと思います。現時点では変更ありませんが、中長期行財政運営計画の内容に加え、平成18年度が計画5年目となることから、平成18年度に前半の5年間における検証と後半に向けて必要な見直し等を検討していくことになると考えております。4点目でありますけれども、一流の、中頓別づくりは、地域にあるものやこれまで培ってきたさまざまな取り組みなどを大切にしながら、この地域ならでは、この地域らしい地域文化、生活文化を創造していこうとするものであります。これまで基幹産業である酪農の振興を図るため、循環農業支援センターを核に、中山間地域総合整備事業、地域のシンボルでもある鍾乳洞の保護、保全を基本とした周辺環境の整備を進めてきております。また、地域の自然環境を再生し、守り続けていくために環境基本計画を策定する取り組みもその一環であります。福祉の町らしく、ふるさと創生事業として高齢者福祉のために養護老人ホームの施設改修拡張事業を進めていくこともそうした理念を実現していく取り組みであるというふうに考えているところであります。

再質問 7番 石井雄一

再質問をさせていただきます。まず、1点目のことでございますけれども、具体的に取り組んできたというふうに町長はおっしゃいましたけれども、それと、私言葉じりをとるわけではないのですけれども、行政主導から住民主導に変えていくということでございますけれども、私は行政主導はまだ一回も、始まっていないのかなというふうに思っているのです。今までのまちづくりといいますか、それはまちづくりというよりは仕事をつくってきたという感じがしてなりません。合併問題が出て、本当の意味でまちづくりを考え出したのかなというふうに私は思っているものですから、まちづくりはこれからなのだろうと。でなければ、今までにまちづくりをされていたならば、中頓別の町はできていたのかなと、こういう非常に意地の悪い言い方にはなりますけれども、私自身も今まで実際かかわってきて、そういう感じがしています。それで、多分本当の意味のまちづくりはこれからだという認識の上に立てば、行政主導という言葉の意味が大事なのだろうと思うのです。私は、行政主導という言葉をしっかり自分なりに考えたのは、行政がしかけていくというふうに理解したいのです。町民とともに考え、新しい町、将来こういう町になるのだという中頓別のまちづくりをしかけて一緒につくっていくという、それが本当の行政主導なのだろうと思うのです。住民主導という形は、その後に言葉として出てくるのかなと私は思うのです。きっちり住民が自治をしっかりして、その形ができてから初めてなるのかなと。その上で、1点目もう一度お伺いしたいというふうに思います。それから、2点目です。協働の仕組みとして考えてきたことが行政と住民が理解しているということではあるとは思うのです。ただ、問題は、私はこの協働の仕組みを確立しなければならないというふうに思うのです。それで、どう確立するのかというと、例えなのですけれども、地域があります。敏音知だとか松音知だとか、地域の自治会、それぞれの地域が今までと違った形で町とのかかわりを持っていくような、そういったことを具体的に進めていかないと、思いだけではこれはいかないのかなというふうに思うのです。その辺2点目、どう考えているのかお伺いしたいと思います。それから、3点目、このことについては今後検討されることになるのだと思うのですけれども、例えば大幅な内容の変更が起きてくるのか、当初と違う想定がされるとすると交付税の削減による財政の厳しさからいくハードの部分の計画が見直しを迫られるのかなというふうに思うのですけれども、その辺大幅な内容の変更が考えられるのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。それから、4点目、ここが私は一番大事なところかなというふうに思うのですけれども、一流の、中頓別(いなか)づくり、私は一流という言葉を使うことはすごく大事だというふうに思うのです。ですから、一流が進むと超一流になるのかなと思いますので、一流になるために何をどうするのか、言葉はよくわかります。この総合計画つくったときに、自然豊か、このことをやっぱり大事にしていきたいという町民の願いがあったような気がするのです。この一流の、中頓別づくりの総合計画樹立して、そしてこの計画が終わった時点でどういう町が創造できるのか、10年後あるいは15年後。こういうイメージのわくようなことをできるかどうかが私は町民と行政が一緒になれる一番大事な部分かなというふうに思うのです。だから、その辺のところを4点目、どういうふうに考えているか、どういうイメージで考えているのかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

1点目、2点目についてまとめてお答えをいたします。住民と行政の協働の関係でありますけれども、基本的には今先駆的な自治体がまちづくりの基本にしている、根っこというのですか、憲法にしている自治基本条例等を策定をしながらやっているわけでありますけれども、これはまちづくりの理念だとか住民の権利や責任、または行政の役割や責務等を明確にしながら、住民参加の保障をしていきながら行政と住民の情報を共有していくと、これが基本になってまちづくりが進められていると、私はこのように認識しております。私も平成11年に町長に就任してから、基本的には今言ったようなことを前提にしながら地域づくりを進めてきたつもりでありますので、今中長期の行財政策定委員会に諮問をしておりますけれども、やはり住民参加をベースにしながら、住民と行政の協働、そしてなおかつ住民の役割と行政の役割を明確にしていき、今後住民がやるもの、また地域がやるもの、または企業等がやれるもの、また行政がやらないとならないもの、または行政でやらないとならないものも広域でやるものだとか、そういう事業、事務を分担をしていくと、こういうようなことを最終的に委員会に答申をいただいた中で私ども新しいまちづくりの理念を持って進めていかなければならないだろうと、このように思います。先ほど話ありましたけれども、私はこれからの地域づくりは住民の人たちが計画立案をして、住民の人たちが自分たちがつくった計画で自分たちがそれを実践をしていかなければならないという地域をつくり上げていかないとならないだろうと、私はこのように思います。特に行政主導型になりますと、行政がつくったのだから、行政が決めたのだから、我々は関係ないよと、こういうような実態が起きてしまうと大変なことになると。そういうことからして、自分たちの地域は自分たちが守り、育てていくのだ、こういう理念を持って地域づくりに住民の人たちが参加をしていただくと、こういう考え方をもとに1回目の答弁をしたつもりでありますけれども、私の方の答弁内容について若干の食い違いがあったとしたら、今話したようなことを基本にしているということをご理解をいただければなと、このように思います。

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

3番目の問題でありますが、基本的には最初に答弁申し上げたとおりだというふうに思います。さらに言いますと、マスタープラン、つまり一流の、中頓別づくりをキャッチフレーズにしたこの総合計画そのものは、木で例えると幹であります。幹そのものは基本的には変わらない。ただ、個別計画と言われる枝葉の部分は、それはこういう財政状況にもなってきておりますので、内容の変更や、あるいは進捗状況を変えたりということの変更はあり得るというふうに思います。それから、4番目でありますが、かなり理念的なことでありまして、私から言うのも何かと思いますけれども、それぞれどういうイメージで考えているのかということについては一様ではないというふうには考えます。それぞれの住民のとり方も当然あるわけでして、何が一流なのかということになればさまざまなイメージを持たれるかなと。ただ、そういう面では、こういう時代ですから、もう少し事業などにおいても選択と集中というか、何を優先をさせて何に集中をするのかという、そういう面での考え方の整理は必要なのかなというふうに思います。以上です。

再質問 7番 石井雄一

確かに私と町長ではちょっと見解が違っているのかもしれません。私の言う行政主導というのは、今こそ行政主導をしないとできないという認識なのです。まちづくりをこれからするわけですから、私の考え方の中ではそういう意味でお話ししているので、行政主導がいいとか悪いとかという話ではなくて、やっぱりしかけてほしい。町民と一緒になってスタートしていないって私は思っているのです。だから、町長の答弁の中で、計画立案、住民がやるべきだという意向はよくわかります。でも、まだそれぞれの町民、住民がそこまでいけていないというふうに思うのです。だから、そのことをきちっとやらないと次へ進めないというふうに、今町長が言われたような住民が計画立案して、住民がやるべきことはやるという、そこまでいけていないというふうに思うものですから、再度その点について見解をお伺いしたいというふうに思います。それとあと、2点目、3点目の方はよろしいと思います。確かに大きな変更はないのかなというふうに思いますので、その辺はよろしいと思うのですけれども、一番は4点目なのです。私先日下川へ行ってきたのですけれども、下川は町有林4,500ヘクタールぐらいあるのです。そのうち千九百幾らは国有林を以前に買っているのです、町の方で。今考えているのは、50ヘクタールを60年間育て、そして伐採すると、50年たったら切って、それに植林して、このサイクルをつくっていくと。3,000ヘクタールです。このように明確なあれを示しているのです。このことによって木材関連で雇用が大体1.5倍見込めるのではないかなというふうに下川町では予想しているのですけれども、これから環境の世紀と言われる21世紀、これからのことを考えるとまださらに可能性があるなというふうに私は思って帰ってきたのですけれども、やはりまちづくりのときに大事なのは、一朝一夕にはいかないのですけれども、将来こういうふうにしたいというものの核が必要なのかなというふうに思う。例えばイメージ的には、猿払はホタテということ、枝幸はカニとか海の方で、浜頓別はクッチャロ湖とかそういったことになるのかなというふうに思うのですけれども、そういうふうに町が見えて、町の将来がイメージできるという、そういうことが一番大事だろうと思うのです。そのことについてどういうふうに考えているか、再度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

再々質問にお答えをいたしますけれども、私は先ほど申し上げましたとおり、中頓別の町民につきましてもここ10年ぐらい前と比較をすると住民参加、自分たちの町を自分たちでつくるのだという基本的な考え方になりつつあると、はっきり言ってそういう気持ちを持っております。この違いについては、石井議員さんと私の違いがあるかもしれませんけれども、私はそういう認識を持っております。そういう意味で、これからもこの取り組みを発展をさせて住民主体のまちづくりを進めていきたいと。今お話ししたとおり私は、それが完成をしているという意味ではありませんけれども、より発展をさせて、住民ができるものは住民にしてもらう、行政にすべて頼らないでもらう、また行政もすべて行政が決めるのだ、そういう考え方を持たない、そういうようなことで地域づくりをしていきたいなと、このように考えているところであります。最終的には、諮問をしておりますので、その諮問に沿って行政と住民との役割分担の一定の答申をいただければなと、このように考えているところでございます。また、4点目につきましては、一流の、中頓別づくり、やはりこれは中頓別のふるさと再生であります。そういうようなことを考え合わせると、中頓別の歴史、文化、産業、そういうものをしっかりと昔に返していくと、こういうようなことでないかなと思います。そういう意味では、環境の保全を基本に、地域にあるさまざまな資源を生かして産業の振興を図っていくのだと、こういうことでなかろうかなと思いますけれども、しかしながらこの中頓別町がどういう道を歩んでいくのか、そういうことも考え合わせる必要性があるのかなと思います。特にここ10年来高齢化社会が進んでおりまして、中頓別町の高齢化率も高くなっております。また、中頓別町は福祉の町と、こういうようなことも言われております。そういう面からすると、私どもは高齢者ともども日常生活の利便性を図っていくと、こういうことを基本にしながら医療や福祉の充実を図っていく。また、先ほど申し上げましたとおり中頓別再生という考え方からいくと、やはり農林業をしっかりと基本産業に据えて地域づくりをしていくと、こういうようなことが考えられるし、これを発展をしていく、こういうようなことにつながっていくのでないかなと思います。そういう意味では、後期の計画が19年からスタートするわけでありますけれども、その中でしっかりと中頓別再生をつくり上げていくと、こういうようなことを町民に示していく必要性があると、このように考えているところであります。

再質問 7番 石井雄一

これにて私の質問は終わらせていただきますけれども、くどいようですけれども、最後に、まだ住民がやれる形にはなっていないと思いますので、これからも引き続き行政の方のしかけをやっぱり必要としていると思いますので、それをやっていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

出典:中頓別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる