みんなの議会

中札内村議会 令和7年9月定例会 2025年9月8日

中札内農業に対する村の考え方について

2025年9月8日、中札内村議会の一般質問で、戸水隆議員が「中札内農業に対する村の考え方について」質問し、村長 川尻年和、施設課長 北村公明が答弁しました。

質問者
戸水隆 議員
答弁者
村長 川尻年和、施設課長 北村公明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 戸水隆

議長の許可をいただきましたので、一般質問に入らせていただきたいと思います。今回は、川尻村長初の一般答弁、やり取りということで、私もこの場に立たせてもらっていること大変光栄に思っております。それで、村長が代わられたということで、この中札内農業をどのように考えておられるのか。その点、お聞きをしたいと思います。プラスですね、今年の猛暑による大干ばつ、そこで右岸地区に十分な作土層をと。それと、干ばつ対策に早急な散水装置ということで、この点をメインに質問に入らせていただきたいと思います。今日は若々しいフレッシュなパワーを感じながら、始めたいと思います。それではよろしくお願いいたします。中札内農業に対する村の考え方について、新村長の考え方についてということで。中札内村の農地面積は6,937ヘクタール。この広大な畑から生産される農業粗生産高は、約165億円、これは令和6年度のJA中札内村の実績であります。を誇る中札内農業であります。川尻村長の五つの政策に「活力ある産業のまちづくり」が掲げられています。その中の持続可能な農業の推進には、いくつかの項目が含まれており、私たちも期待するところであります。しかし、近年の農業経営コストの高騰により、手取り収入は減少しています。また、地球温暖化の影響と考えられる厳しい暑さ及び降水量の減少による干ばつの影響で、村内はもちろん、礫地域、特に札内川右岸地区に大きな減収被害が発生しています。今後、先行きが不安視される中札内農業に対して、村はどのような考えをお持ちなのか、以下について伺います。今日は畑作に限定して聞いていきたいと思います。1番、村は基幹産業である中札内農業をどのように捉え、今後どう向き合っていくのか。2番、川尻村長の政策に持続可能な農業の推進の一環として掲げられている「土づくり、生産基盤整備の推進」について、具体的にはどのような内容なのか。3番、畑かんを利用した散水装置の導入、礫地域に早急な客土が必要だと考えるが、今後の村の対応は。

答弁 村長 川尻年和

中札内村では、地域複合システム循環農業を提唱し、耕畜連携による有機物の還元を進め、これまでも時代を先取りした取組みを展開し、家畜排せつ物を有効活用した良質な堆肥の施用による土づくりや枝豆・さやいんげんを取り入れた5年輪作を推進してきております。近年は肥料、燃料、農薬などの資材高騰や地球温暖化の影響などにより、農業経営は厳しい状況が続く中、令和6年は過去最高となる約165億円の農業粗生産高を達成しました。このような中、懸命に努力されました生産者の皆さまをはじめ、関係機関の方々のご労苦に対しまして、敬意と感謝を申し上げるとともに、改めて、土づくりや優良な後継牛の育成など、生産基盤整備の大切さを実感しているところであります。さて、1点目のご質問についてですが、中札内村においては、農業は欠かすことができない重要な産業であると認識しており、私も公約の中で「活力ある産業のまちづくり」として「土づくり、生産基盤の推進」、「スマート農業の推進」、「農業者の育成・確保」などを掲げ、中札内村農業が将来にわたり、持続可能な農業を推進していくための側面的な支援に取組みたいと考えております。村長に就任してから、中札内村農協の協力をいただく中で、小麦、さやいんげん、枝豆の収穫作業を拝見し、今年の作柄を確認させていただきました。今後も生産現場に足を運び、生産者との意見交換も行いながら、中札内村農業協同組合、十勝農業改良普及センターなどの関係機関と連携、情報共有を図り、農業の振興に取組んでまいりたいと考えております。次に、2点目の「土づくり、生産基盤整備の推進」についての質問についてですが、村は、これまで「元気な畑づくり事業」、「元気な農業サポート事業」、「道営土地改良事業」により、石礫除去、客土などの土地改良事業に対する補助、堆肥化処理施設で製造された堆肥の購入助成を行ってきたところです。村の単独事業であります「元気な農業サポート事業」については、農業者や関係機関などへの聞き取りを実施し、事業メニューの検証と運用方法の見直しを進める中で、石礫除去や客土などの小規模土地改良事業への助成を継続していく考えであります。また、石礫除去・客土・暗渠事業などを行う道営事業による土地改良事業は、大切な生産基盤整備と考えております。札内川右岸北部地区は、今年度で事業を終了する予定ですが、引き続き少しでも早い時期に、右岸地区の整備が実施できるよう北海道などの関係機関に要望していきたいと考えております。このほか、土づくりに欠かせない堆肥についても、本村では、堆肥化処理施設で堆肥の製造を行っていることから、中札内村農業協同組合や関係機関と連携し、土づくりに必要な堆肥の製造を継続してまいります。次に、3点目の質問についてでありますが、畑地かんがいと客土は、作物の生産安定化と農業所得の向上、さらには本村農業の持続可能性を高める重要な施策であると認識しております。畑地かんがい施設の整備は、単に資材や機械を導入するだけで完結するものではなく、本村の実情に即した総合的な水利整備計画の策定が不可欠です。客土については、本村特有の土質に適合した客土材の確保が前提条件となることから、農業者の要望を漏れなく把握するとともに、客土に向けては、村内の村有地を中心とした土取場候補地の選定と、継続的な土質分析調査を実施してまいります。なお、畑地かんがい及び客土の両事業は高額な事業費を要するため、国営、道営事業などの公共事業の活用が不可欠であると考えております。円滑な公共事業の実施に向けて、農業者や関係機関との着実な合意形成を推進し、早期着手に向けて働きかけてまいります。

質問 6番 戸水隆

心強い答弁をいただきました。質問した理由として、前村長は子育て支援、少子化対策、そして観光に力を入れるといったことがメインだったかと私はそのように思っております。これも大変重要なのですが、基幹産業である農業に関して、少しちょっとトーンが低かったのかなという感じを受けております。であるからこそ、川尻村長、農業に関してどのように思われているのか、確認をしたかった訳であります。村長選のときに、村長、農村部を回られまして、農家さんのお話をいろいろ聞いたかと思いますけども、どういったお話があったのか。そういったお話を聞いたときに、率直に今後の中札内農業、どのようにこうやっていかないとならないのかなといった思いを、もしあれば、簡単に教えていただければと思います。

答弁 村長 川尻年和

お答えしたいと思います。6月の前半にそういった選挙になりましたけども、この間、農村地区をその時は回りました。率直な私のご意見でありますけども、回られたときに、次の時代を担う農業者がしっかり中札内に帰ってきて、しっかりと農業に励んでいる。これからの後継者といいますか、それがしっかりと世代交代をこれからしていくのだなというような印象を受けました。しっかりそういった若者の、20代、30代、そういったこちらの中札内村に帰ってきて、一生懸命農業に打ち込んでいる。そういった姿に感銘を受けたとともに、そういった人たちといろいろこれから話し合いをしながら、今回もちょっと答弁書にも書かせていただきました。農協のご協力によって、今回、小麦の収穫、さらにはいんげん、枝豆の収穫に、コンバイン、ハーベスターに乗って、実際に運転者さんとかそこの農家、生産されている方、いろいろ意見交換をさせていただきました。1時間、2時間余りですけども、そういった形で、常に現場に出向いていろんな意見を聞いて、さらには関係団体、農協、さらには先ほど申し上げました改良普及センターなどの機関と情報共有を図って、しっかり農業の振興に努めてまいりたいと考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

今、色々なお話がありましたけども、やはり第一に担い手対策、若者、後継者、農業に魅力を持ってもらって、皆さん農業に従事していただくというような対策を第一に考えているのかなと、そのように受け止めました。そしてまた、関係機関と連携しながら、自ら出向かれて現場の声を聞くということも大切だというお話でしたけども、この件に関しては、次の項目のところでまた再度触れたいと思います。今後も今のお言葉を励みの言葉として念頭に置いていただきたい。今後の行政に役立てていただきたいと、そのように思います。それでは、それぞれ1番から3番までの項目ごとに、一つずつ質問をしていきたいと思います。まず1番ですが、私達、農業者が求めていた思い。そのとおりの答弁であります。村において農業は欠かせない重要な産業であります。持続可能な農業を推進するための支援に取り組みたい、生産現場に足を運び、生産者と意見交換を行いながら、各関係機関と連携しながら、農業振興に取り組みたい。この言葉を常日頃忘れずに行政を担っていってほしいと思います。よく先程のお話にありましたけども、SNSを拝見しますと、圃場に出向かれてコンバインに乗っていたり、ハーベスターに乗っている姿を拝見しますが、農業への姿勢や関心度から、農業者を安心させてくれますし、今後も続けていってほしいと思います。やはり現場の声を生で聞くのが一番の行政改革に活かされると思います。コミュニケーションを取ることによって信頼関係も築くこともできます。そこで、もし時間に余裕があるのであれば、農家さんへどんどん出向いていっていただいて、お話をされるなり、それプラスもう一つは、今後の農業情勢は著しく変化していくと思います。村として臨機応変に瞬時な対応を求めるのですが、村はどのようにお考えでしょうか。

答弁 村長 川尻年和

今の質問にお答えしたいと思います。できる限り現場に出向いて、今の状況、そういったところはしっかり把握する中で、村の単独事業もあります。そういったところに活かせれるものは活かしていきたいというふうに考えておるところでございます。さらに、そういったご意見をいただきながら、農協の担当している部署、さらには組合長とかも意見を聞き入れながら、そういった臨機応変な対応もときには必要かなというふうに考えております。その際につきましては、しっかりとこの議会の方に提起して、議論しながら取り進めてまいりたいと考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

そうですね、現場に足を運んでいただけると、私たちも突然村長やって来ていただけると大変うれしいですし、そこでいろんなお話もできますし、やはり一番の声というのは現場の声がやはり心に響くと思うので、こういうのはぜひ続けていっていただきたいと思います。それと、そういった農業情勢の変化に対しては、農協さんなんかといろいろ連携しながら対応していくということでしたけれども、農協さんや関係機関、そしてまた、マスコミ等を利用しながら、国の情勢、道の情勢、そういったものを常日ごろ目を光らせて注目して、気にかけていただいて、今後の対応にしていっていただきたいと、そのように思います。それでは、次の2番に行きます。2番の答弁は、基本的に畑、土への投資がメインと捉えますが、村長政策に掲げた以上、今現在継続中の事業、元気サポートであったり、土地改良事業、そしてまた、堆肥化センターのお話ありましたけども、これのほかに何か新しいメニューを考えられているのか伺いたいと思います。

答弁 村長 川尻年和

新しいメニュー、考えているかという質問であります。こちらの部分に関しましては、今のところは考えておりません。しかしながら、この元気サポート事業、今やってきております。令和5年の時に一度見直しは行っているのですけども、今回、元気のサポート事業につきましては、再度、先ほども言いましたけども、生産者の声、さらには関係機関と協議をしながら、この単価で本当に適正なのか。今の現状に合っているのか。そういうところをちょっと検証して、令和8年度予算に向けて、改めるところは改めていく。その方策も含めてしっかりやっていきたいなというふうに考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

今のところ何もそういった考えはないというお話でありましたけども、今現在のメニューに関しては、一度令和5年度に見直しがあって、それを更にこのままでいいのかということも検証しながら、令和8年度からまた新たなということで、そういうふうに受け止めました。そうですね、農業もいろいろ変化していきますから、それに対応しながらそれに見合ったメニューを村として開発していっていただきたいなと、そのように思いますし、私どもも農業に関しては少しながらの情報もありますので、そういったのも利用していただきたいなと思います。それでは、次行きますね。土づくりの観点から、客土の件に関しては後ほど触れたいと思います。今、堆肥化センターのお話がありましたけれども、今年のような干ばつの対策として、堆肥散布は土壌の保水性を保つ必要不可欠なアイテムの一つであります。中札内村は、過去から取組まれてきた有機物等には今後も欠かせませんし、しかしながら、近年、ポロシリ元気堆肥の価格が高騰してですね、農家さんが購入のしづらいそういう状況になってきております。村の助成をいただく中で、価格調整をされておりますが、まだまだ高く今後の情勢が気になります。現在の指定管理業者の契約が本年までとなっておりますが、価格の見直しなど大きく期待をしております。運営内容も大きく改革が必要だと、以前、私問題提起をしましたが、残りわずか年内中にほぼ決まっていないと次年度の予算計上に間に合わないと考えております。今現在の段階で、どこまでそういった新たな更新へのお話が進んでいるのか伺いたいと思います。

答弁 村長 川尻年和

堆肥化処理施設でございます。こちらの方につきましては、価格につきましては、今、戸水議員言われたように、助成を出しながら、購入促進に向けた対策を講じてきたところでございます。この補助金を出した金額、その単価以上に上がらないような形で、さらにはこの施設を、いわゆる20年経過しました、今年20年目を迎えております。さらに今、今後更新していく今タイミングであるのですけども、こちらの方につきましては、堆肥の製造をどのようにしっかりとやっていくか。さらには指定管理の更新をどのようにやっていくかということですね、関係団体も含めて、今議論をしているところでございます。とりあえず今、お話できる段階につきましては、その堆肥の価格を現在の助成を受けた金額、購入した価格ですね。それ以上には上げないような価格で、今調整を図っていると。それに対して、資材の高騰等が、さらには人件費の高騰とか、そういったところもあります。そのためには、健全な経営をやっていくためには、どのような形で取組んだらいいのかということを、今担当課でいろいろと関係団体と議論しているところで、今年11月、12月を目途に、しっかり今話し合いを協議しているところでございます。今のところは、さっき言いました堆肥の価格は今年度の補助金を受けた額よりも上がらない方向で取り進めながら、経費をどういうふうにやっていくか。さらには、どのように取り進めていくことが一番というところを、今議論している、協議している。今そういった段階でございます。

質問 6番 戸水隆

わかりました。今現在進行中であって、考え方としては、今の村で助成して、今やっている価格、確か3,100円ぐらいでしたかね。ちょっとうろ覚えで申しわけないのですが、それ以上高くならないようにしていきたいということでわかりました。ただ、これは本当に難しい問題でありまして、内容からいくと、なかなか関わるいろんなそういった管理業者ですとか、あとは買われる農家さんであったりですとか、酪農家さんであったりですとか、いろいろ思いがあって、まとめるのはなかなか難しいと思いますけれども、今後、関係者皆さんが納得いくような運営していけるような形。そしてまた、価格においても、できればもう少し今の価格より安いと本当はいいのですけども、そこら辺もなるべくそういうふうになるような努力もしていただきたいと思います。それではあまり深くは聞けませんが、残りわずかですけども、管理業者、酪農家さん、そして農協、農工連関係機関、そしてまた、買われる農家さん皆さんが納得いくような形になるように、これからも進めていっていただきたいと思います。それでは次に行きます。次に、生産基盤整備の推進ということで、農業資材、農業機械の価格高騰により購入が難しくなってきております。補助事業の件ですが、村の単独事業では、財源の関係上、多額の助成は難しいものがありまして、どうしても国や道の補助事業に頼るしかないのですが、どれもこれも採択までのハードルがかなり高くて、どうしても諦めるしかないというのが現状であります。何か良い方法がないのか。村はそういった国や道の補助事業への対応やあっせんを、今後どのように考えているのか、お願いいたします。

答弁 村長 川尻年和

今後の国営、道営事業への対応というところでございますが、こちらの部分につきましては、今年度で右岸地区の道営事業が終わります。ある一定のルールがあって、次、この事業を取り組むのに当たっては、ある程度期間を置かなければならないというようなところがあります。しかしながら、このルールで行っていきますと・・・。国庫補助金や道補助金で機械の購入に対しての方でしたか、すみません。こちらの方につきましては、しっかりそのような制度に基づいて、しっかり申請をして、トラクター、高くなってきています。もちろんそういった生産に伴うトラクターとかそういった機材は高くなってきておりますので、その辺に対する情報共有をして、どういった方法でそういった国庫補助金、更には道補助金が適正なのかということも含めて、いろいろと内部で詰めて、しっかりした国庫補助金、道補助金の採択に向けて取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

わかりました。中々これ、個人で手を挙げて採択されるまでというとなかなかハードルが高すぎて、ポイント制なのですが、どれもこれもポイントを稼げないのですよね。もう少し国や道も考えていただければなと思うのですが、なるべくもうちょっと村や農協さん中心となって、どんどん国や道に訴えていってほしいのですが、何せかにせ先程、言いましたけども、これからは農作業機械なんかにしてもどんどん上がっていきますから、私たち冒頭にもお話もしましたけども、なかなか手取り収入が減っている中で、そういった機械の更新をしていかないとならないということを考えますと、やはりこういった事業は頼りにするものでありますから、なるべく農家さん、採択されやすいような違った事業を探してくるですとか、もうちょっと緩くしてくれないのかというような呼びかけというのですか、そういった声をどんどん発信していっていただきたいなと、そのように思います。それでは次行きます。3番行きますね。皆さんのお手元に、私のこの資料があるかと思いますが、ちょっとこれ説明をしたいと思います。今年の夏の猛暑による大干ばつの被害は実際どれぐらいあるのかということで、私、農協さんにこういった資料を分析してもらってつくっていただきました。今現在のところ、小麦だけがすべて収穫完了しておりますので、はっきりしたデータがこの表なのですが、ほかの作物はまだ今、収穫中でありますので、今回はこの小麦に関してお話をしたいと思います。これは小麦の収穫結果です。地区からいきまして、上段、これ行政区の名称なんですが、下地区、これは新生元大正、共栄、協和です。協和、栄、常盤、上札内、こういった地域は札内川右岸地区と言います。帯広に向かって札内川の右側の地区がいわゆる右岸地区ですね。戸蔦、新札内というのが、いわゆる中島地区ですね。こちらが札内川の左岸地区というふうに言います。どれだけの小麦の収量差があったのかということで、ちょっと簡単に説明したいと思いますが、小麦の総面積が912町歩ある中で、製品反収、右岸地区は461キロで、左岸地区は593キロで、村の平均が493キロという結果になっております。これは平年の収量から見ますと、622キロですから、そもそも村全体の製品反収はこれだけ少なかったということがわかります。そして、小麦の成分、中身ですか、その製品率、製品によってランクが付けられるのですけども、これは大きな三つの要素がありまして、たんぱく、そして灰分、容積重、この三つをクリアしていかないとランクが上がらないのですけども、いわゆる右岸地区は、製品反収461キロですから、左岸地区よりかなり低いのですが、そもそもランクが悪かったのです。Bランクなのです。猛暑によって、そして水不足の干ばつによって実が細くなってしまったということがありまして、プラス細麦になると、たんぱく含有量も高くなるということで、この二つがクリアできなかったということで、残念ながらBランクになってしまったと。しかしながら、中島地区の左岸地区、こちらは製品反収は593キロ、下より断トツ取れたのですが、製品も例年並みのAランクをクリアしたということなのですけども、これをどうしても混ぜて出荷しますから、そういうことになりますと、結局村全体の小麦のランク付けはBランクになってしまうということなのです。例年ですと、ずっとAランクで良いものを出せていたのですが、今年に関しては、こういった干ばつの影響で、村の小麦すべてがBランクになってしまったという、そういった表なのですけども、これが例えば、もし今年もAランクで製品つくれるということになりますと、交付金が5,560円のところが、今年はBランクになったということで500円下がって5,060円で計算されますと、Bランクになったということで3,700万円の赤字になってしまったということなのです。これがもし、中島地区、同じようにAランクであれば、これだけの損害はなかったということがこれで明確にわかるかと思います。それで、あと、下の段の表なのですが、これは収量と製品を、仮に右岸地区が左岸地区と同じだけの収量とランクが取れていればこれだけでしたよという表なのですが、製品反収は左岸地区の593キロに合わせて右岸地区も計算しますと、そしてプラス、ランクもAランクで考えますと、ざっくり1億6,800万円ほどの差がありましたということで、これが左岸地区と同じだけのものが採れていればこれだけの損害はなかったということで、トータル的に考えますと、とてつもない被害が、この干ばつによる影響があったのかなと、そういったことを皆さんにわかっていただきたくこの表を提出しました。皆さんちょっとわかりましたかね。ちょっと私の説明も簡単すぎてわからなかったかと思いますけども、これだけ被害がありました。そして、今後、今、馬鈴しょの収穫もされていますけども、先日の作況調査の中では、今年の澱源馬鈴しょの見込み、平年ですと平年作で66俵のところ、今年は恐らく55俵ぐらいであろうと。平年から比べるとマイナス10俵。そして澱粉含有量、ライマン価と言いますけども、これも平年ですと20%から21%あるところが、今年は2、3パーセント減の17%台であろうという推測であります。ざっと2億から3億円の減になるだろうと、お話をされていました。また、加工のメークインに関しては、皆さん報道なんかで聞いているかと思いますけども、かなりな大打撃であります。そういったこともありまして、こういった猛暑、大干ばつの被害防止対策として、早急に対応しなければならないと私は考えております。この先将来、まず涼しくなることはまずないと思います。適時の降水も期待できないと思います。雨乞いでもしてお祈りして雨を待つということは、もうそんなことはないと思います。欧米諸国なんかでは、畑に水撒くことを灌がいと言うのですが、そういったことは当たり前のことでありまして、かんがいがないと農作物は作れないという状況ですとか、日本もこれからはそういったかんがい施設導入というのは必要不可欠になるのかなと、そのように考えております。ということで、散水装置の件なのですけども、リールマシンの普及が必要だと思うのですが、実際高くて買えません。1基2,200万円ぐらいするそうです。村単独の購入助成は財政上無理だと思います。国や道の補助事業を探して、農協さんと連携しながら、購入手助けをするなり、あるいは、村や農協さんと共同購入して、リースという形もあるかなと思います。そういったお考えは村の方はあるのかないのかお伺いしたいと思います。

答弁 村長 川尻年和

議員の質問にお答えしたいと思います。確かに今年度の猛暑、今後も多分続くであろうというようなところは予想されるところでございます。そのため、畑地かんがい、更には客土事業、こちらの方につきましては、しっかりと持続可能性を高める重要な施策というふうに考えております。リールマシンを村もしくは農協と購入して、リース、そういった方策を取ったらどうなのかという今質問だったかと思うのですけども、こちらの部分に関しても、農協と議論してみたいと、テーブルの上に乗せて、実際にそういうものが、今2,200万円という高額なものであります。そういったところが必要なのかどうかという、そういう議論も今までテーブルに乗ったことがないので、そういったことも乗せて、できること、できないこと。その辺を見分けながら取り進めてまいりたいというふうに思うところでございます。いずれにしても、今言われた意見については、テーブルに乗せて議論をしてみたいというふうに考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

わかりました。やはりそうですね。これからは、十勝農業もこういったかんがいに関しては、これから問題点が主になってくるのではないかなと、私はそういうふうに考えております。ですので、村も関係機関と連携しながら、話題をあげてテーブル上で交わしていく。そういったことはこれから必須になってくるかと思いますので、必ずそういった協議をしていっていただきたいと思います。それでは次行きます。答弁書の中に、総合的な水利整備計画策定ということがありましたが、この内容というものはどういうものなのか。パイプラインの整備ですとか、あと、札内川ダムの水利権の問題なのか、ちょっとそこら辺教えていただければと思います。

答弁 施設課長 北村公明

それでは、私の方から、総合的な水利整備計画の策定について、お答えいたします。畑地かんがい施設の整備については、平成初期から国営事業が先行して行なわれ、その後、道営事業、北海道の事業で現在村内全域が整備されているところでございます。その中で、国営事業で最初に本村全域、どのような整備を行うかというのを、マスタープランという計画で整備を行っているところでございます。そのマスタープランを見直す必要が今後出てきます。現在、村内ではリールマシンが8台導入され、実際に稼働しているところでございますが、それを台数を多くすることによって、どのような水の使い方になるのか。それをしっかりと踏まえて修正していく必要性がございます。その必要性、計画が総合的な水利整備計画ということになります。

質問 6番 戸水隆

わかりました。国営事業に関して、村全体の計画、マスタープランですか、そういったものをこれから整備策定をしていくという内容だったかと思います。リールマシンについては、今現在8台、これをもっともっと計画に乗せて増やしていきたいというお話でしたけども、ここでリールマシンのお話が出ましたので、それに付随して、それぞれの畑にリールマシンあっても、その水の取付口がないと使えないですよね。近くに川が流れていたりすればそこから汲み上げてできると思うのですが、そういった取付口の整備というのですか。今それぞれの農家さんの住宅の近くには、給水栓というものがありますけども、実際問題それぞれの畑にはそういった取付口がありませんから、それがないことにはスプリンクラーもなかなか稼働できないという問題があります。そういったそれらの整備は今後、村としてはどういうふうにお考えになっているのか。そういったマスタープランの中に含めて、今後そういった対応していくのか。そこら辺をお願いいたします。

答弁 施設課長 北村公明

それでは、私の方からお答えいたします。戸水議員が今お話されましたリールマシンに水を供給する取水口、取出口なのですが、通常は地面の下に埋設されている状態の取水口、そして、リールマシンを使うときに地面の下から引き上げて、実際に地上に出して取水する装置のことを言います。こちらにつきましては、リールマシンの導入と合わせて、地上に配管する整備を通常は行っております。そして、そのリールマシンがどの圃場に散水するのか。その辺も含めて、総合的に計画し整備していかなければなりません。先ほど申し上げました国営のマスタープランの修正もそこには必要になってきますので、村の散水計画と含めて、総合的に整備を推進していきたいと考えております。

質問 6番 戸水隆

わかりました。そういった計画を立てて、今後、スプリンクラーに合わせてそういったものを進めていくということで理解しました。ただですね、村の単独事業というのですか、そういったもので対応するとなるとなかなか、今、財源上の問題、厳しいのかなと思いますので、やはりそういった国や道の補助事業なんかをうまく活用したいんですが、なかなかそういったものも、ある程度一定期間の問題があるでしょうから、なかなか今すぐということにはならないと思いますが、これはまた後ほど触れたいと思います。それでは次、客土の件のことについて、少しお話を聞きたいと思います。右岸地区は礫層も近く、作土層が浅い地帯であります。よって客土が必要となるのですが、干ばつを防ぐために十分な作土層が絶対条件必要になるのですね。ですので、今お話をしました道営事業、土地改良事業に頼るしかないのですけども、令和12年度から始まる中札内の左岸地区は、前回の説明の中で、128町、土で言いますと12万8,000立米の客土材の確保が必要だよというお話がありましたけれども、右岸地区は、今年度で残念ながら終わってしまうのですね。今回の右岸地区の事業、残念ながら、農家さん、結構な面積要望していたと思うのですが、泣く泣く客土材がなくて客土ができなかったということがあります。ですので、今回の事業でどれだけの農家さんが客土をしてほしかったのかという、そういった面積のデータはないとお聞きをしましたけども、前回の平成9年からの事業では、約150町歩の施工実績があったとお聞きをしました。この次の、次回の8年後になりますね、早くて8年後ですよね、希望面積がもっと増えるかと思います。実際問題8年は待てないですよね。できれば早くして欲しいのですけども、その150町歩ほどかと思いますけども、それの面積に対応できる土取り場、これから探さないとならないですね。これは8年といったってあっという間ですので、150万立米ぐらいになるのですかね、必要量としては。相当な土が必要となるのですけども、そういった土取り場を今後探さないとならないのですが、村はどのような対応を取るのか教えていただきたいと思います。

答弁 村長 川尻年和

議員の質問にお答えしたいと思います。客土の確保ということだと思います。こちらの部分につきましては、村有地の中から選定して、客土材としてしっかり対応できるものを見つけなければなりません。よって、こちらの部分につきましては、昨年度も一部そういったところができるかということでやったのですが、ちょっと粘土成分が高くてなかなか厳しかったというような状況がありましたが、今年度も私も所管課と何箇所か回ってきております。そういったところを踏まえて、ここが使えるのではないかとか、そういったところを選定して、令和8年度の予算には、土質分析の調査の予算を計上したいと考えております。今、議員言われたように、8年間あっという間です。そういったところで、ここがだめなら次というような形で、しっかり分析して、客土材としてしっかりできるところを確保して、道営事業につなげていく。そういったところをしっかり取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

わかりました。これから次年度の予算にそういった土を探す予算付けをして探していきたい。村内の土取り場を探していきたいというお話でしたけども、万が一、村内で見つからない可能性だって当然あると思います。そういったときには、他町村の土を分けていただけないものなのか。そういったことを村長さん先頭に立って、近隣の首長さんにお願いをしていったり、また、農協や関係機関なんかも連携しながら、そういった土、うちは出していいぞというような自治体があればということで、どんどんそういった方々を一緒になって声を高らかに、どこか土くれないかということで声をあげていってほしいのですが、どうですか。

答弁 村長 川尻年和

他町村からそういったような土取り場、連携できないかというご質問だったと思います。こちらの方につきましては、実際に取れているところ、そういったところも調査してみて、先行して今取れているところを、そういった自治体を先行して取れているところを把握しなければなりませんけども、実際にそれで分けてあげるよというようなところが出てくれば、そういった対応も可能かなと思いますけど、まずは中札内で、村有地で取れるところを探して、しっかり対応できるか。そういったところも含めて、土質分析をして、対応できることをまず第一に考え、それでもできない場合については、そういった近隣市町村とできるかどうかというような段階的な話になるのかなというふうに考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

わかりました。他町村に声を掛けるその前に、やはり地元、中札内でそういった土を確保できるところを探すという、そういうふうに理解しました。これ本当に必死になってやっていただきたいと思いますし、これはどうしても国や道の土地改良事業のらないと、なかなか高額で単独事業ではできませんから、先ほども何回も言いましたけども、村をはじめ、農協さんや関係機関と連携しながら、どんどん声をあげていってほしいと思うのです。国や道に対して、もう8年ではなくて、すぐでいいから中札内よこしてくれというような意気込みでどんどん訴えていってほしいのですが、それによって、1年でも早くなればそれで良いと思うのですよね。そういったことで農家さんも大変待ち遠しい土を早く来てくれるのだったらということで喜ばれると思いますし、ぜひ、そういった声をどんどん発していっていただきたいと思います。それでは次に行きます。今そういったお話しましたけども、ちなみに私の浅はかな考え方なのですが、中札内は土地改良区モデル自治体として、国や道に認定していただけるような働きかけを村でできないものなのかなって、私そういうふうに考えたのですが、これだけ干ばつによる被害がありましたよということで、中札内村、真っ二つに札内川を中心に、橋のところから右岸地区、左岸地区で別れて、なおかつ水源もすぐ近いということで、あらゆるデータ取りするには最適な場所なのではないかなと私は思うのです。ですので、そういった実証試験なども考え、土地改良の国内の先駆け自治体となれるよう声を挙げていってほしいと思うのですが、なかなかハードルが高いですけども、できるだけ、言うのは簡単だと思うのですが、そこら辺村長どう思われますか。

答弁 村長 川尻年和

中札内村には治水に対する札内川ダムといったものがございます。そういったところを全面的に出し、しかるべき場で、今戸水議員言われたような形で、モデル地区というご意見も出している方もいらっしゃいました。しっかりこの部分につきましては、国、要望のしかるべき場がありますので、できるかできないかは難しいところはあるのですけども、そういったところでやはりしっかりと、札内川ダムのあるこの中札内村をモデル的な形で、そういう治水のものにできるか。そういったところの要請を今後も継続して然るべき場で行っていく。そういったところは私も行っていきたいなというふうに思いますし、それで先ほど言われました1年でも早くできれば、その部分に関しては本当に治水対策としていいのかなというふうに考えておりますので。いずれにしても、そういう然るべき場で中札内村の要望はしっかりあげていきたいと考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

わかりました。然るべき場所でそういった声を挙げていくということで理解をいたしました。今全体を通して、やはり何回も言いますけども、こういった温暖化による異常気象、大干ばつといった災害で本当に農家さんは大変な思いをされております。農業者に親身になって対応していただきたいと、そのように思います。あともう一つ提案があるのですが、こういった干ばつ対策、猛暑対策に、今、総務省にうちの村の職員、派遣していると思うのですが、彼に協力していただいて、こういった対策に何か良いアイテムというのか、案というのですか。そういったものはないのかということで協力をいただいて、いろんな国の省庁調べていただけないものなのか。そういったことは恐らくできるのではないかなと思うのですけど、どうですかね。

答弁 村長 川尻年和

今、昨年まで産業課にした職員を総務省に派遣しております。そういった人脈といいますか、ものを使って、いろんな情報を収集していきたいと思います。これは農業だけではなくて、いろんな情報を収集して、中札内村で使えないかというところも含めて、そういった収集にはしっかりと詰めてまいりたいと考えております。特に農業に関する部分に関しては、総務省と言わず、私も上京する時があります。そういったところで、それぞれの人脈といいますか、いろんなところ出向いて、そういった情報を得ていきたいなというふうに考えているところでございます。いずれにしても、その総務省の人材を使って、農業問わず、しっかりと中札内村で活用できる事業を情報収集は努めてまいりたいと考えているところでございます。

質問 6番 戸水隆

わかりました。そうですね、言われるとおり、農業だけではなくて、村にはいろんな課題等がありますから、やっぱりせっかくこういった人材がああいうところにおられますから、ぜひとも協力をしていただいて、村の行政に役に立つのであればどんどん頼りにしていった方がいいのかなと思います。ぜひとも進めていっていただきたいと思います。以上で一般質問終わりますけども、ちょっと最後に、村長の今後の中札内農業に対して、何か野望みたいなもの、もしあればなと思って聞きたいのですが。例えば、収穫感謝祭なんか、もうちょっとグレードアップして、産業フェスタ、産業まつりまで近づけるですとか、あと今、国で米不足ですよね。中札内で米、陸稲ですね、それにチャレンジする、推進をしていくですとか。あとは村内の主要幹線道路の草をきれいになくすといった、そういった目玉施策というのですか。そういったもの、今、もしそういうのあれば、最後にそれをお聞きして終わりたいと思います。

答弁 村長 川尻年和

私の思いというところで、一言だけ述べさせていただきたいなというふうに思います。まず、今言われた陸稲というのでしょうか、そういった所をつくっている農家が、試験的だと思うのですけども、そういうのはあるというふうに聞いています。本当に中札内村でできるのかできないのかということは、そういったような話はしていきたいなというふうには思いますけども、野望ではないのですけど、今、道道55号からの日高山脈ですか、こちらの部分に関しては、車がパーキングに止まって写真撮影されている方が多く拝見されます。その中で、除草が必要だという意見もありました。できれば、その道道55号の草ですね。雑草の所はしっかりと道に要望してきておりますが、なかなか2回目の除草はできていない。そういった状況がありますので、何らかの方法がないかな。せっかくの農村景観の素晴らしい中札内村。そういったところを活かしていくためにはどうしたらいいのかな。そういった除草も含めて、今後の対策をしっかりやっていきたいというところと、さっきも言いました、基幹産業である農業、今後、どのようにしっかりとサポートしていく、支援していくというところがあるかと思います。そういったところを念頭に置きながら、取り進めていきたいというふうに考えております。

質問 6番 戸水隆

大変失礼しました。通告にないことまで聞いてしまいまして。でも、今、そういった心強いお言葉を聞けましたので、私も大変安心しておりますし、川尻村長だからこそやってくれるだろうという期待はありますので、ぜひ、今後とも行政のために頑張っていただきたいと思います。以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。ありがとうございました。

出典:中札内村議会 令和7年9月定例会 2025年9月8日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる