中札内村議会 平成29年3月定例会 2017年3月10日
コミュニティバスの有効活用について
2017年3月10日、中札内村議会の一般質問で、森田匡彦議員が「コミュニティバスの有効活用について」質問し、村長 田村光義、総務課長 阿部雅行が答弁しました。
- 質問者
- 森田匡彦 議員
- 答弁者
- 村長 田村光義、総務課長 阿部雅行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 森田匡彦
それでは二つ目のテーマの質問に移ります。コミュニティバスの有効活用についてです。コミュニティバスくるくる号が、運行開始から6カ月を経過しようとしています。村内にタクシー事業者が無くなり、近隣で営業するタクシーも村内の移動には利用できない状況などから、交通弱者の大切な足として期待されているところです。さらに、高齢者による痛ましい死亡交通事故が増え、高齢化が進行する社会情勢にあって、地方の公共交通サービスの存在意義は今後ますます高まるものと考えられます。本村のコミュニティバスは無料運行であり、採算を度外視した福祉施策ではありますが、だからこそ利用者ニーズを的確にとらえたサービスを目指さねばなりません。事業効果を適時検証し、きめ細かに改善を図る姿勢が求められます。以上の観点から、次の点を伺います。一つ目、運行開始から半年間の利用状況について。また、月曜、火曜、土曜運行の市街地循環線と火曜、金曜運行の農村部線のそれぞれについて、曜日やバス停ごとの利用特性は見られるか。二つ目、当初想定していた利用者数や利用層と比較し、現状をどのように評価しているか。三つ目、利用者のニーズをどのように把握しているか。住民への当該事業の一層の浸透を図るため、どのように働きかけていくか四つ目、事業の課題は見つかったか。あったとすれば、どのような改善を図るか。以上、答弁をお願いいたします。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
コミュニティバスの有効活用についてでありますが、1点目の曜日やバス停ごとの利用特性についてですが、昨年10月から運行を始め、2月末までの5カ月間ですが、市街地循環線は1便・2便の利用が多く、曜日では土曜日の乗者数が他の曜日より多くなっており、乗降はマックスバリュ、めぐみ団地、あけぼの団地、興農区西、保健センターでの利用が多くなっています。また、乗車についてはバス停と走行ルート上で半々程度、降車は走行ルート上が多い状況で、延べ658人の方が利用され、1日当たり約10人、1便当たりは約3.5人の利用になります。農村部線の特性は見られず、これまで延べ83人の方が利用し、1日当たり約2人、1便当たり約0.7人の利用になります。2点目の現状の評価についてですが、市街地循環線は、昨年度の試験運行より乗者率が高く、利用者の声も好意的なものがほとんどで、試験運行時の利用は60歳以上の買い物利用が多かったのですが、幼児を連れた20代の方の利用もあり、運行を実施してよかったと評価しています。一方、農村部線はこれまでの福祉バスのときと状況は変わらず、利用者が固定していると感じております。3点目の利用者ニーズの把握と一層の浸透についてですが、運行開始後は、老人クラブ3会の例会とポロシリ大学で、運行ルートと乗り方の説明及び意見交換を行い、保健センターにおいても、バスを利用する村民からの要望などを聞いております。また、短期間ではありましたが、2月に乗車調査を行い、利用者から意見の聞き取りを行っております。一層の浸透については、ホームページや広報で紹介することを継続し、今後も老人クラブなどの例会に出席して説明を行うとともに、若い世代の利用もありますので、これまで以上に範囲を広げ、子育てサークルなどこれまで説明を行っていない団体にも声をかけ、新たに試乗会などを考えております。4点目の事業の課題と改善についてですが、利用者の声などから、早期に改善できることについては4月から見直しを行います。広報3月号でも紹介していますが、市街地循環線に午後からの通院または買い物に利用できるよう1便を追加し、ルート変更も行います。また、農村部線については出発時刻を遅らせ、買い物なども利用できるよう改善してまいります。くるくる号は運行開始から間もないため、今後も改善しなければならない点が出てくると思いますので、村民の生活の足を確保するため、随時臨機に利便性を確保してまいります。
再質問 2番 森田匡彦
それでは再質問をさせていただきます。実はこの運行開始、10月から運行開始して6カ月経っていないのですけれども、4月から利用者の方の要望を聞いて、早速、ルート変更であったり便数を増やすなどの対応をされたというのは、私も広報配布されたのを見て、新しい路線図が来たのを見て、本当に迅速な対応、素晴らしいなというふうに思って感謝しているところです。こういったところ、本当に始まったばかりで手探りの状況だと思いますので、当然うまくいかない部分があって当たり前だと私も思っています。それを認識した上で、しっかり住民ニーズ把握して、この改善されている姿勢というのは、私、大変評価したいというふうに考えております。ただ、一応試験運行から利用者は多かったということでのご答弁だったのですけれども、村の広報でこのくるくる号の運行に関する情報提供というのは、こういったことでルート変えましたよ、便数増やしましたよということで広報に紹介されてはいるのですけれども、これについても、ちょっと、やはり広報に対する露出がもっともっと多くあるべきではないかなというふうに考えております。実は、利用者がこのくるくる号については、利用者が多いということが良いことだとは、私、正直思っていません。要するに、これを利用しなくてもいい、交通弱者が少ないということが本来は一番良いわけで、多い少ないということはあまり議論したくないのですけれども、ただ、一番問題なのは、利用したい人にこのくるくる号の使い方がうまく伝わっていないということが一番懸念されるところです。それで、この広報について、もう少し、ちょっと広報広報ってさっきの質問からうるさいのですけれども、やはりこれは、村の広報誌、高齢の方、非常によく読まれていますので、もっともっと広報使った周知、続けていってはどうかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 総務課長 阿部雅行(総務課長は2018年3月まで)
そういう周知につきましては、これまでも定期的に行っていますので、今後も定期的に行っていく考えでおります。ただ、広報誌で紹介する場合は、地図及び時間等がどうしても出てしまいますので、わかりづらい面がありますので、なるべく出る機会があれば、そういう高齢者の方の例会とか、なるべく出て説明して、時間表でも作ってあげられるような形で、そういう対応を取っていきたいと考えています。広報については継続的に、適度な形で紹介する考えでおります。
再質問 2番 森田匡彦
時刻表であったりルートというのは何度も何度もこれを載せる、紹介すれということではなくて、例えば、僕、この路線図拝見したときに、このくるくる号というのは国道以外の走行ルートだったら乗り降り自由なのですよね。道路まで出ていけば、誰でもそこから手を挙げれば乗れると。こういったことが十分に、本当に村民の方々に、このくるくる号を使いたいと思っている人たちに伝わっているのかなというようなことが実は心配されているのですよね。これ実はすごい売りだと思うのですよね。国道以外の走行ルート、どこからでも、走行ルート上であれば乗れるということが、これ十分認知されていないのでないかという不安があります。この広報についても、本当にいろんな切り口があるのですよね。利用されている方に登場してもらって、こんなに使いやすくて便利ですというような利用者の声を紹介してもいいですよね。あの方が乗っているならちょっと私も乗ってみようかしらみたいな、そういった潜在顧客の喚起にもつながるかもしれませんし、先ほど答弁あったように、20代の子育て中のお母さんが利用されたということですけれども、そういったお母さんにインタビューして、そういった使い方も出来るのね、私たちも使っていいのねというようなところをアピールする。それこそ、走行ルート上ならどこでも乗り降りできるのですよというのを体験レポ的に広報誌で紹介するだとか、いろんなアイデアを練って、広報誌で、これもやっぱり繰り返し繰り返し、広報を集中的にすることで住民認知って高まっていくと思います。そういったそのアイデアをぜひ、知恵を絞って、これは広報誌を作っている担当スタッフだけではなくて、いろんな方の意見を吸い上げて、とにかく少ないスタッフでやっていたらなかなかいろんなアイデア出せといっても難しい面もありますから、どんどん部署が違ってもいいので、福祉担当の職員の方から意見をいただいてもいいですし、そういったことで、これについても幅広く広報戦略練っていった方が良いかなというふうに思います。まずその辺についての考えを1点。それともう一つ、要するに、使いたいのに使えていない潜在的な利用者、対象者がいるのではないかということを危惧しているというふうに先ほど申し上げましたけれども、この実証試験、これはこのくるくる号を運行する前に、実証試験を平成27年、一昨年やられたと思うのですけれども、そのときに個別訪問をして、その実証試験を利用していない方がいたと思います。67人ですか。そういったデータがあったと思うのですけれども、67人個別訪問したうちの50人ぐらいだったかな、67人のうち58人がその実証試験で未利用で、その58人の未利用者のうち、41人は巡回バス運行し始めたら利用したいとおっしゃっているのですね。この方々の追跡調査というのはされていますでしょうか。非常にこれ重要な市場調査としては使わないと本当にまずい資料だと思う。せっかくお金払って調査してもらったデータですので、これはきちんと活用されているかどうか。この2点について伺います。
答弁 総務課長 阿部雅行(総務課長は2018年3月まで)
ルート走行上の降車・乗車については周知十分伝わっているのかということですけれども、これは100%伝わっているとは言い切れませんけれども、この5カ月間の実態を見ると、1回以上利用した方については十分伝わっていると思っております。また、そういうことについても、広報等において周知してきていることから、言えるかなと思っております。また、そのようなことにつきましては、運転を委託している会社にも協力をいただいて、そのようなサービス、説明等を行ってきておりますので、1回乗っていただければ十分そのようなことは伝わると思います。あと、広報につきましては、いろんな切り口があると思いますので、議員おっしゃったのは一つの案かなと思っております。あと、2点目の実証試験運行時の個別訪問の追跡調査、意向ですね。10月からの本格運行始まりまして、追跡調査というのは行っておりません。
再質問 2番 森田匡彦
今の答弁、改めて確認します。1回使った方については走行上のルートから、国道以外の走行上のルートであれば乗り降りができることは十分認知されていると。僕、重要だと思うのは、そのことを知らないで利用できていない人がいるのではないかということなのですね。要するに、それを知ることで利用する人がいるのではないか。そういう人たちにどう働きかけるのですかということを聞いています。つまり、1回利用した人がそうなるのはやりやすいですよね。もう乗っていただいているのだから、そういう説明しやすいのですけど、バス停まで歩いていかないと乗れないのではないかと思っている人が案外いるのではないかということを危惧しているわけです。要するに、十分理解できていない人にどう情報を伝えるかということを、もっと力を入れるべきではないかということで質問しております。それについて。それと、これデータはやっぱり、早急に確認するべきではないでしょうか。利用したいと言っていたのに、もし利用していない人が多いのであれば、その原因を突き止める最高のマーケティングデータというか、非常に今後に活かすデータになるかと思います。これまで追跡調査していないということですけれども、では今後どうされるかということを伺います。
答弁 総務課長 阿部雅行(総務課長は2018年3月まで)
くるくる号の利用向上については、こういう広報戦略も一つですし、一番いいのはやはり利用者の口コミというか、その人から伝わる情報が大切かなと思っております。実際、ルート上で乗降できるということを確かに分からない人はいるかと思います。ですけれども、今行っていませんけれども、そのようなことについてはバスの掲示板等に掲示場所ありますので、そういうことを記載するような形取りたいと思いますし、広報戦略においても、常にそのようなことを載せていきたいと思います。なるべくそういうのを無くすような形を取ります。まして、降りる場合につきましては、荷物等持っているかと思いますので、歩くのは大変なのは十分承知しておりますので、そこら辺は徹底してやっていきたいなと思っております。あと2点目の追跡調査ですね。まずは、前回、試験運行を行ったときの調査を確認してスタートしたいと思っております。確認して、どういう状況か再確認していきたいと思います。
再質問 2番 森田匡彦
利用者の口コミというのも非常に重要な広報の一つです。ただ、いろんな方法でやっぱり広めていくというような姿勢が私は重要だと思うのですね。口コミのことを否定しているわけではないのです。ただ、やれることは徹底的にやろうという、そういった提案なのですね。まだ広報誌の活用も十分かというと、私にはやっぱり十分広報誌を活用しきれていないのではないかというふうに思っております。ただ、今後、いろいろな広報誌の活用についてもご検討されるということでしたので、今後の取り組みについて非常に期待しているところです。それと、このコミュニティバスについては、以前にも質問したことがあって、大正交通さんが運行している乗り合いバス、乗り合いタクシーだったかな。あそこはドアトゥドアで本当にタクシーのような営業をされているのですね。使われる方の利便性を非常に最優先してやっているのですけれども、ただ一方で、お話聞くところによると、歩いて走行ルートまで行ったりバス停まで行ったりすることによる、実際自分の足で乗れるところまで行くことによる健康効果というのもあるというふうに聞きましたので、それについては、確かにそのとおり一理あると思います。であれば、そういった健康づくりにくるくる号使ってみませんかというような切り口のPRというのも出来ると思いますので、とにかくいろんな切り口でくるくる号の存在をPRしていただきたいなというふうに思います。それと、先ほど冒頭、利用特性についていろいろ伺いました。よく利用されているバス停であったり便であったりというのがあるということなのですけれども、中にはやっぱり一度も乗降客がいないバス停であったり、走行ルートであったりというのは確認されているかどうか。それについて伺います。これ細かい場所の指定ではないですけど、そういった、バス停が何割ぐらいあるだとか、そういったデータがあればご説明いただけるでしょうか。
答弁 総務課長 阿部雅行(総務課長は2018年3月まで)
10月から2月までの5カ月間の間ですけれども、1回も乗降が無いというのは1カ所だけありました。これにつきましても、4月からルート変更に対応して、そこをなるべく利用しやすい形を取るようにしております。
再質問 2番 森田匡彦
わかりました。これは、今ご説明いただいたのは市街地線についてのデータということでよろしいですね。それで、市街地線についてはそういったことであれば、なかなかバス停の見直しというのは難しいのかなと思うのですけれども、この農村部線ですね、火曜日と金曜日に運行している農村部線なのですけれども、こちらについては、答弁の中で非常に利用客が固定されていると。1日当たりの利用者も約二人、1便当たり0.7人ということで、非常に少ない状況にあります。例えば、一つの考えなのですけれども、これは本当にずっと規定の路線ルートを回ると、非常に目的地まで時間がかかってしまうようなお客さんもいるのではないかと思うのですね。だから、農村部線についてはもうちょっと効率的な運行するために、これは今はスタートしたばかりなので、全ての村民の方々に、実際どのような利用状況になるのかというのを試しているような段階でもあると思うのでやむを得ないと思うのですけれども、もうしばらく様子見てみて、本当に固定的な利用しかない、十分認知されているのだけれども、やはりこれしかいないというような現状が分かったら、例えば、本当に無駄なルート走るぐらいであれば、農村部線については、デマンド方式というか、当初から予約をいただいて運行して、ルートをショートカットするだとか、そういった見直しというのも可能ではないかなというふうに考えます。そういった検討についてはいかがでしょうか。
答弁 総務課長 阿部雅行(総務課長は2018年3月まで)
農村部線につきましては、先ほど村長の答弁にもあったとおり、福祉バスのときと状況は変わっていない状況でありますので、10月から運行したくるくる号につきましては、状況を見て、ルート変更して無駄なところは省いてきております。ただ、議員おっしゃったとおり、ドアトゥドアの考え方、まだくるくる号運行始まって間もないこともありますので、もうしばらくはこの形で、無駄なルートを省いた路線運航を継続していきたいと考えております。
再質問 2番 森田匡彦
これについては本当に、まだ運行から半年足らずですので、いろんな見直しをされると思います。とにかく利用される方が使いやすい方法というのをしっかりこれからも検証して、持っているデータはしっかり活用して、ニーズをしっかり把握しながら、より良い運行の方に努めていただきたいなというふうに思います。場合によっては、農村部線が十分機能していないのであれば、市街地線と包括してしまうというか、何というか、もっとニーズに応えられるような運行方法もあるでしょうし、これまでやっていた福祉バスがあるからそのまま続けるというような考えはリセットするようなことも思い切って必要かなというふうに思っております。とにかく利用される方に不便が無いように、もっと便利に使えるように改善していただきたいなというふうに思いました。ただ、今回4月からのすぐにこういった改善されるというのは、本当に評価しておりますので、もっともっときめ細かに改善されるような提案ということで質問させていただきました。今回、1問目の日本で最も美しい村連合の取り組みと、今回コミュニティバスくるくる号について質問をさせていただいたわけですけれども、総じて私言いたいのは、やはり広報誌、広報という住民周知にもっと力を入れる。せっかくいいアイデアで時間をかけてつくったこれら二つの事業です。本当にご苦労あったと思います。なので、これが村民に十分伝わらないというのが非常に私としては残念ですので、今後もやっぱり広報誌を軸にした広報戦略をしっかり受け止めるということ。それと、事業をもっと有効活用するために、担当部署だけではなくて、いろんな部署の人たちがきちんと関心を持って、小さな組織ですから、関心を持ってアイデアを寄せ合って、もっと良い村民福祉に資するような事業に育て上げるために、横の連携をしっかり図っていくような風土を今後一層醸成していただきたいなというふうに思いますが、まとめての質問というか、最後です、ご答弁、村長からいただければ。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
先ほどから部分的にはご意見のとおりだという部分ありますし、実情言いますと、限られた職員で仕事は増えてきているというようなことで、本当に理想的になるかどうかは別として、いろんな、先ほど言ったようなシステムも、ワーキングあったり、では、広報も内部委員会までいくかどうかは別として、認識持っていれば集まってくるのでしょうけれども、これも公平に認識していないとなかなかどうなのかとか、いろんなことがあると思います。ただ、やっていくべき意見ということではそのとおり思いますし、ちょっと周知の関係はもう少し時間をいただきながらやる部分もありますから、併せて平行してやっていくべきことも、具体的な取り組みとしてもありますので、その辺は出発したばかりということも含めてご理解いただきたいと思いますし、広報誌の、特に活用については、前段の方のことも含めて、一度整理をして、できるだけそういう体制が、どこまでいくかということはちょっとありますけれども、取り組みはすべきということで答弁させていただきたいと思います。