妹背牛町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月15日
農業経営を取り巻く状況につきまして
2022年12月15日、妹背牛町議会の一般質問で、廣田毅議員が「農業経営を取り巻く状況につきまして」について質問し、農政課長 横井憲一、町長 田中一典が答弁しました。
- 質問者
- 廣田毅 議員
- 答弁者
- 農政課長 横井憲一、町長 田中一典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 広田毅
(登壇) 通告に従いまして、質問をいたします。本町では、花卉などを除き、農作業もほぼ終了したところです。とりわけ水稲の作況につきましては、ご案内のとおり北空知で106の良となり、収量、品質ともによく、2年連続の豊作となりました。一方で、農業経営を取り巻く状況につきましては、コロナによる消費の減退、円安、ロシアによるウクライナ侵攻による燃油、肥料など生産資材費が高騰しているのが現状です。農業生産者にとっては、次年度以降の経営継続に大きな不安を抱いているところであります。これらのことを踏まえまして、次のことについて質問をいたします。1点目、国、北海道においては肥料高騰対策として支援給付事業が予定をされておりますけれども、その概要についてお伺いをいたします。2点目、空知管内の市町において燃料、燃油、肥料など生産資材高騰対策として助成措置が実施されているところがあるのか、また実施されている市町があれば、その概要についてお伺いをします。再質問を留保して終わります。
答弁 農政課長 横井憲一(農政課長は2023年12月まで)
ご質問がございました農業生産費高騰対策についてご答弁をさせていただきます。まず、1番目の国、北海道において肥料高騰対策として予定されている支援給付事業の概要についてお答えをいたします。国の肥料価格高騰対策事業でございますけれども、支援の趣旨につきましては化学肥料の2割低減の取組を行う農業者に対しまして肥料コスト上昇分の7割が支援されるということになってございます。生産者の参加要件でございますが、化学肥料の2割低減を実現するために取組メニュー14プラス地域特認の中から2つ以上を実施するということになってございます。支援額の算出方法でございますけれども、本年の肥料費に対して前年からの価格上昇率、これにつきましては3月の初めに発表される予定でございます。それと、使用量の低減率、本年の場合については1割、0.9とされております。これらによりまして肥料費の増加額を算定いたしまして、その7割が支給されることとなっております。対象となる肥料でございますけれども、令和4年6月から10月までに購入した令和4年の秋用肥料と令和4年11月から令和5年5月までに購入または購入することが確実な令和5年の春用肥料として使用するものが対象となってございます。申請につきましては、農協や肥料販売事業者などが取組実施者となって参加農業者の申請を取りまとめることを想定してございます。申請等のスケジュールにつきましては、令和5年、来年6月からJAなどの取組実施者へ参加農業者から書類の申請を行いまして、その後各地域の地域農業再生協議会等で書類確認を行ってから道協議会のほうへ申請という形になります。なお、JAなどの取組実施者への支援交付金の交付の時期でございますけれども、令和5年10月から11月頃の予定となっておりますので、参加農業者への交付はその後になる予定となってございます。次に、北海道の化学肥料購入支援金給付事業でございますけれども、対象となる農業者は北海道内で農業を営む個人または法人、農業者が出資主体のコントラクター組織、作業受託会社等となってございます。支援金の給付額につきましては、購入した化学肥料の数量、トン未満切捨てでございます。について1トン当たり3,125円を支援単価として給付されることとなってございます。なお、申請額が予算の額を超えた場合につきましては、支援金の単価調整などが行われる予定となっております。対象となる肥料につきましては、令和4年6月1日から令和4年12月31日までの間に発注され、令和5年5月31日までに納品される化学肥料となってございます。なお、この化学肥料の種類でございますけれども、単肥肥料、それから複合肥料、高度化成、普通化成等でございまして、ホームページ等で対象銘柄一覧が示されてございます。申請につきましては、北海道肥料コスト低減体系緊急転換事業推進協議会で既に始まってございまして、農協や肥料販売事業者が申請を取りまとめる方法と、それから個人での申請も受け付けております。申請の受付期限は、12月末までとなってございます。本町におきましては、農協におきまして11月の16日に各組合員への説明会を開催いたしまして、11月29日までに取りまとめ、その後申請内容の確認等を行って12月20日頃に道の協議会へ提出の予定で進められております。支援金の交付時期につきましては、2月末日までに給付が決定され、申請のときに指定した口座へ支援金を入金するというような予定となってございます。なお、道の支援給付事業においては、国の高騰対策事業にある肥料の施肥量の節減などの取組の要件はございません。次に、2番目の空知管内における燃油及び燃料などの生産資材高騰に対する助成措置の実施状況でございますけれども、11月に北海道が道内の市町村に対しまして肥料価格の高騰に係る市町村独自支援策の調査を実施してございます。その内容につきまして情報提供が道のほうからございましたので、そこからの数字でございますけれども、全道で56市町村で、また空知管内につきましては11の市町で支援内容、それから支援の要件、支援の単価等は様々でございますけれども、肥料価格高騰に対する助成措置が講じられているところであります。近隣北空知管内の状況でございますけれども、深川市につきましては北海道と同じ1トン当たり3,125円、これを上限とする給付を予定となってございます。秩父別町につきましては、経営面積5ヘクタール以下は5万円、それから5ヘクタールを超える部分につきましては10アールにつき300円を加算した額を給付の予定で、畑につきましては10アール当たり100円を給付の予定ということでございます。沼田町につきましては、肥料高騰と、それから燃料高騰とに分かれてございまして、まず燃料高騰分につきましては基準面積25ヘクタールから30ヘクタールで8万円の給付を予定しており、基準面積から面積の大小で傾斜配分するということでございます。肥料高騰分につきましては、基準面積25ヘクタールから30ヘクタールで5万円の給付、同じく基準面積からの面積の大小で傾斜配分をするとのことです。燃料と肥料の高騰合わせて基準面積25から30ヘクタールで13万円を給付するとの予定となってございます。北竜町につきましては、現在何らかの支援は考えているのですけれども、内容については検討中ということでございました。各市町の支給時期につきましては、来年、年明け1月から3月を予定しているとのことです。以上、答弁とさせていただきます。
質問 5番 広田毅
先日JAのほうより令和3年度、昨年産のお米になりますけれども、追加精算の通知がありました。それによりますと、ななつぼしについては一律追加で600円で現時点で1万1,600円、ゆめぴりか、低たんぱくと言われます6.8以下のお米につきましては、これもまた600円追加で1万4,600円、ゆめぴりかの基準品と言われております7.4、たんぱくが7.4以下の基準品で600円追加で1万4,100円という現時点での、まだ最終精算終わっておりませんので、一応概算の価格となっております。これを見ても分かるとおり、ゆめぴりかはそこそこの値段がついているのではないかなと思いますけれども、ゆめぴりか以外の品種については米の販売価格が経費上昇分を必ずしも転嫁できている状況ではありません。そこにもってきて、先ほど来申し上げているとおりホクレンは2022年、今年度、肥料年度、6月から来年の5月までのことを言うのですけれども、この期間の肥料の価格を前年度比平均で78.5%値上げすると発表されておりますし、JA全農につきましては来年の春の肥料、春肥とよく言われますが、単肥で申し上げますと、単肥というのは例えば硫安とか尿素とか1種類しか入っていないような、簡単に言いますとそんな肥料ですけれども、8%から31%値上げをすると、また高度化成肥料についてはさらに10%値上げをすると発表されております。また、ビニール等の資材なのですけれども、JAの妹背牛支所にお伺いしましたけれども、15%から25%値上げが予定されているというお話をお聞きしております。非常に農業経営圧迫をされる環境に今あります。そのことを踏まえまして、先ほど1回目の質問で申し上げた1点目なのですけれども、課長から答弁いただきましたけれども、本町、道の対策については妹背牛のJAの支所に聞きますと道では6月以降に購入された肥料ということでありますけれども、妹背牛については7月1日以降の購入分ということで道の今課長答弁いただきましたこととは1か月ちょっとずれております。そんなことでその7月1日以降に購入された化学肥料が対象になりまして、課長言われたように来年の2月に給付予定となっております。それから、これから来春に向けて、これまた結構数量使うのですけれども、残念ながら融雪剤は対象になっていないのです。融雪剤もかなり数量使いますし、経費の部分では非常に重たい部分でありますけれども、それから国の対策については対象範囲が非常に広くて、ただちょっと難点は先ほど課長言っておられましたけれども、肥料を2割削減、低減しなければいけないというようなひもつきになっておりますけれども、これについては国の対策については融雪剤も対象になる予定であるとJAの担当者からお聞きをしております。それから、2点目の管内の取組の状況についてなのですけれども、丁寧に課長のほうから答弁いただきましたとおりなのですけれども、本当にあちこち、全道で56の市町ですか、それから空知では11の市町で現在取組を予定されているというところでありますけれども、ほかに近隣の北空知管内のお話がありましたけれども、いろんな支給の仕方があって肥料対策として支給される市町もありますし、また燃油、それから生産資材高騰対策費として給付事業を実施されるところもあるのですけれども、どちらでもいいのですけれども、広い意味で網かけをするのであれば肥料にあまり固執しないのも一つの手かなと個人的には思っております。そこで、次の2点について再質問をさせていただきます。まず、1点目なのですけれども、これは本年の6月の第2回の定例会の一般質問の際に私肥料の高騰対策、つまり本町で実施されております良品質米栽培助成事業、ケイ酸肥料の助成を現在この事業行っていますけれども、当該肥料の値上げ分をどうされるのか、また一般肥料の高騰対策も必要と思われますが、その対策について考えておられますかと提案し、既に伺っているところです。さらに、今回12月の第4回の定例で質問今しているところなのですけれども、基幹産業である農業、危機的状況に鑑みて本町においても生産資材費高騰対策をぜひ実施すべきと考えますけれども、実施されるお考えがあるのか、それとも実施されないのか、その辺をお伺いをしたいと思います。2点目、この生産資材高騰対策を本町でも実施される場合のケースですが、その対象についてお伺いをしたいと思います。私少し取材をしたところでありますけれども、酪農では牧草、それからデントコーンに年間25トンから28トンくらい化学肥料を使っておられるようです。これも相当の数量になりますけれども、このことからも酪畜農家も対象にすべきと考えておりますけれども、対象にしていただけるのかどうか、これ対策実行される場合のケースですけれども、お伺いをしまして、再々質問を留保して終わります。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
それでは、広田議員の再質問に答えたいと思います。まず最初に、課長から答弁させていただいた国及び道の支援に対して本町ではどのような支援を考えているのかということでお答えをさせていただきます。昨今確かに円安の進行、それからロシア、ウクライナ情勢の影響によりまして燃油、それから肥料をはじめとする農業生産資材の高騰については本当に大変な問題だと認識をしております。また、本町の農業に与える影響につきましても非常に大きいものであると認識をしているところでございます。先ほど課長申しましたように、肥料高騰対策としては国ではもちろん化成肥料20%の削減という条件付ではございますけれども、高騰分の約70%、北海道では高騰分の約5%相当分が支援金として措置される予定とお話をさせていただきました。しかしながら、これだけでは農業を取り巻く情勢は依然厳しいものがあると考えておりますし、米の消費減少がまだコロナ禍の中で続く中、米価は確かに若干の回復が見える一方、下落前の数字にはまだ程遠い状況にあると認識をしております。このような状況の中で町の基幹産業であります農業をまずは下支えすること、本町の農業者の皆さんが少しでも安心して来年の営農に従事していただける一助となるように独自の支援策は当然必要なものと考えてまいっております。現状の案でございますが、北海道の支援基準、つまり化成肥料20%カットという農法に対して進むという条件付ではない形で、それを参考にしながら北海道の支援額の3倍、つまり1トン当たり9,375円で支援金を給付することで現在試算を進めているところでございます。改めて議員の皆様にご相談させていただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。また、質問の良品質米、1点目、ケイ酸の値上げ分をどうするのかということでございますけれども、この値上げ分に関しては町の支援も進めていきたいと当然考えております。その次、2つ目の質問、肥料対策、燃油対策、資材対策といろいろメニューの切り取り方はあると思いますが、今回生産資材費の高騰に対する対策を考えているのかというご質問でございます。その中身に関して牧草、デントコーンを使う酪畜農家、これもまた肥料を使っていると。いわゆる米がこの地域の基幹産業だといっても現実的に肥料を使っている生産農家もあるということで、これに関してはこれから早急に内容を精査しながら、そして議会の皆さんとも相談しながら、この対策はどういうふうに取り組めるのかということに関しまして内部で検討を進めてまいりたいと思っております。以上で答弁とさせていただきます。
質問 5番 広田毅
今町長に答弁いただきましたけれども、2点目のこの事業遂行に当たって酪畜の関係者も対象にしてほしいという先ほどお願いをしておりましたけれども、どうも今の町長の答弁お聞きしますと、酪畜のほうは想定最初されていなかったのかなと思っております。そんなことで今答弁いただいたように、今後実施に向けて酪畜農家もぜひ対象にしていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げて私の一般質問終わります。
質問 5番 広田毅
はい。