みんなの議会

妹背牛町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月17日

ゼロカーボンシティ宣言と温室効果ガス削減の取組について

2024年12月17日、妹背牛町議会の一般質問で、廣田毅議員が「ゼロカーボンシティ宣言と温室効果ガス削減の取組について」質問し、町長 田中一典が答弁しました。

質問者
廣田毅 議員
答弁者
町長 田中一典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 9番 廣田毅

(登壇) 通告に従いまして、質問をいたします。国では2020年に2050年までに国内の二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることが宣言され、本町におきましても令和3年12月でしたか、妹背牛町ゼロカーボンシティ宣言が表明をされております。温室効果ガスを起因とする気候変動が我が国でも顕著となり、削減に向けた取組はもはや待ったなしの状況にあると言えます。過日議会に対し、第1次妹背牛町地球温暖化対策実行計画(事務事業編)、そして区域施策編が示されましたけれども、今定例会では区域施策編の温室効果ガス削減のための取組、とりわけ農業を中心に伺いたいと思います。1点目、温室効果ガス削減の取組では、スマート農業の推進とありますけれども、ハード面だけではなくソフト面の取組も考えられるのではないかと思います。そこからシナジー効果として例えばふるさと納税に使える副産物が出てくる可能性もあると考えますが、町長の所見を伺いたいと思います。2点目、温室効果ガス削減のための取組実施に対して、農業に与える影響をどのように考えておられるのか、町長にお伺いをいたします。再質問を留保して終わります。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

廣田議員の一般質問に失礼ですけれども、座って答弁をさせていただきます。議員からご質問のありました第1次妹背牛町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)についてご答弁をさせていただきます。まず、1番目の温室効果ガス削減の取組では、スマート農業の推進とあるが、ハード面だけではなくソフト面の取組も考えられるのではないかとのご質問です。地球温暖化対策実行計画の区域施策編では、再生可能エネルギーの導入、省エネルギーの促進、公共交通機関利用者の利便の増進、緑化推進、廃棄物等の発生抑制等循環型社会の形成など、5項目の取組について記載することが定められております。その中でスマート農業については省エネルギーの促進として位置づけており、RTK、GPS、また自動操舵システム導入により作業の効率を高め、営農活動の使用燃料の削減、また画像解析やリモートセンシングなどの活用を通じて多種、高品質な生産、これらはセンシングデータの活用により画像を解析し、ピンポイントでの農薬散布、あるいは追肥を行い、農薬、肥料の使用料を大幅に削減し、高品質な生産に努めるとともに経費を抑えることができる。このような取組がCO2削減につながる取組として現在計画に掲載をしているところでございます。ただ、このような先進的な取組を進める上でもちろん欠かせないこととして人的サポートが重要となってまいります。実際にスマート農業の普及を妨げている要因としては、機械の価格が高いことはもちろん、既存農家のスマート農業技術の理解、あるいは活用能力不足によるものが考えられます。ここで専門家の配置や育成、技術普及への啓蒙などが重要と考えてございます。このようなスマート農業の推進に欠かせないソフト面の事業については、省エネルギーの促進に対して直接的ではなく間接的な項目でありますことから、区域施策編には現在掲載していない項目であり、もちろん決して重要視していないわけではないことをこの場でご理解いただければと思います。また、議員がおっしゃったシナジー効果、つまりこれ相乗効果と言われておりますけれども、例えばふるさと納税に使える副産物が出てくる可能性もあるのではないかというご質問についてであります。スマート農業を進めていく上での副産物として考えられるものは、労働時間の短縮を図ることができることから、そのシナジー効果として新たな作物への挑戦により返礼品に加えることも考えると思います。しかしながら、スマート農業を確立するまではまだしばらく長い年月を要すると考えております。計画的に進めていく必要があることと、さらに現在の水稲作物の作業形態とかぶらず全国的に供給量が不足している作物の選定など、この両者を同時に進めていくことはなかなか困難、簡単ではないと考えてございます。その他農業での脱炭素の取組としては、メタン排出の減少につながる中干し期間の延長、また秋の稲わらのすき込み、一酸化窒素の排出抑制のための土壌診断を通じた適正施肥、堆肥の使用や有機農業の取組などがありますが、令和4年度に環境省の補助事業を活用し、妹背牛町再エネ導入戦略の調査を実施した際にその協議の中で本町のような稲作地帯では籾殻が大量に出ることから、その活用方法として米穀乾燥調製貯蔵施設にバイオマスボイラーを導入し、熱利用を行うことや道内の他町、例えば蘭越町、新十津川町で実証してございますが、専用の圧縮成形機で籾殻を棒状とし、バイオマスエネルギーとして販売することなども協議をされていました。全国では籾殻のくん炭、つまり土壌改良資材としてそれを返礼品としている自治体も数か所あることから、本町としても様々な角度から検討し、これらについて挑戦してみることも必要であると考えてございます。ただ、実際には現在カントリーの籾殻はJAが販売を担っており、販売額に見合う効果が見込めないと断念した項目でございました。次に、2番目の温室効果ガス削減のための取組実施に際し、農業に与える影響をどのように考えているのかでございますが、農林水産省のスマート農業実証プロジェクトの検証結果等を含め理解している部分としましては、先進的技術導入としてロボット納期、人工知能のAI、IoTセンサーなど省力化、省人化の取組として非常に有効な技術であると考えておりますが、これらの機械導入には先ほども申し上げましたが、導入コストが非常に高額であるなどの問題があると考えております。実際にスマート農業に取り組むと労働時間や経費の削減によって利益が向上することは分かっておりますが、その分導入コストが大きく、現実では利益が減少してしまうため現実的な障害となっていることも理解をしているところです。スマート農業に取り組むことは、短期間で成果が目に見えて現れるわけではないことから、中長期を見据えた計画づくりも重要と考えてございます。地球の温暖化により農産物の高温による品質低下、水稲における白未熟粒の増加など、これらや台風、豪雨などによる農業被害が激甚化しており、農業における温暖化対策についても重きを置いて取り組む必要があると考えております。今後も農業者の皆さんへスマート農業機械の導入に係る各種補助事業の情報提供を速やかに行うとともに、スマート農業技術の普及、推進に有効な町の施策などについてJAやGNSS研究会とも協議をしながら今後とも進めていきたいと考えております。以上、第1次妹背牛町地球温暖化対策実施計画(区域施策編)についての答弁とさせていただきます。

質問 9番 廣田毅

今、町長に体調が大変悪い中お答えいただきました。ありがとうございます。1点目のことなのですけれども、今うちではこの目標としてスマート農業の推進をうたっているのですけれども、町長、今年の令和6年度の町政執行方針の中にもスマート農業、特にRKT、GPSの自動操舵だとか、リモートセンシングをうたっていらっしゃいます。今年に限らず、このところ二、三年執行方針に掲げられておりますよね。そんなことで取り入れられたのかなと思っておりますけれども、とにかく国もご案内のとおりかと思いますけれども、まず当初は2050年にゼロというような目標を立てていたようですけれども、段階的にということで今軌道修正されております。町民、この本町では、先ほども申し上げましたけれども、2013年度と対比しまして2030年には48%ですか、削減。そして、2050年度には実質ゼロという目標が設定されております。区域施策間ごとの取組だとか、また町民各自の取組ももちろん大切になるのですけれども、うちの基幹産業であります農業の取組については、これ非常にまた重要な施策になるのではないかなと思っております。先ほども申し上げましたけれども、執行方針にもあるこのリモートセンシング、これを使った施肥だとか収穫の適宜の収穫作業なのですけれども、ここ二、三年、先ほども申し上げましたけれども、町長、執行方針の中に入れておられますけれども、これ一体いつ実行されるのか、まずお聞きしたいなと思っています。これ先ほど非常にコストがかかるよというお話です。確かに非常にコストかかるのではないかなと思っています。ただ、一つちょっと、町長、残念なことがあるのです。これ前から質問のたびに時々申し上げていますけれども、今度浦臼町なのですけれども、ヤンマーさんと農業技術の包括連携協定というのを結びました。その前には、新十津川さんのことも私一般質問の中でるる申し上げた記憶があります。うちにヤンマーの会社があるのです。それから、ヰセキさんと。このヤンマーもうちの支店なのですけれども、テリトリーというか、カバーしている範囲が非常に広くて、留萌だとか天塩のほうまでカバーしている大きな営業所です。そこの支店長さん今いないのですけれども、お名前はもちろん申し上げませんけれども、非常に優秀な方で、今旭川のほうの道北ブロック全域をカバーする部長さんになって栄転されております。こんな方がいるヤンマーの支店だったのですけれども、ここを利用してほしかったなって自分は、今もう既に遅いかもしれないのですけれども、そんなふうに思っています。今先ほどちょっと申し上げましたけれども、浦臼町ではヤンマーさんとその技術協力をするということで連携包括協定結んでいますので、浦臼町さんに先駆けて妹背牛町もやってほしかったなと思うのです。そんな中でリモートセンシングをヤンマーさんもやっていますから、お得意中のお得意ですから、だからそんなことをなぜできなかったのか非常に残念でしようがないです。新十津川さんのことを例示したときにも、私そのヤンマーさんのことは申し上げました。だから、そこは町長どういうふうにお聞きになったのかよく分かりませんけれども、そんなせっかくうちに、さっきヰセキさんもあるのですけれども、こういうのを利用しないということ自体がもう本当僕からすればすごくもったいないなと思っているのです。ただコストが高い、高いって言っているのであれば、もうそれはできません。なかなか高額ですから。だから、こういうところを非常にお金をかけないでできる可能性があるので、探ってほしいなと思っておりました。お聞きしようと思っていたのですけれども、これもう一度お聞きします。これ何年も執行方針に書かれていますけれども、このリモートセンシングやる気があるのですか。CO2のこの対策で、もうスマート農業ということで掲げられていて、これさっき1回目の答弁で町長おっしゃっていましたけれども、やる気があるのか、ないのかというのちょっとお尋ねします。それから、さっき1回目の質問の1番目の答弁の中で有機農業ということをおっしゃっていましたけれども、有機農業って例えば馬ふんだとか牛ふん使って田んぼに入れてどうするのですか、これ。メタンガスの宝庫ではないですか。これCO2なんて真逆しているような政策に聞こえます。これ入れ込んでどう処理されるのですか。中干しということはさっきおっしゃっていましたけれども、確かに中干しの技術もあるのです。この後3回目で、再々質問で申し上げようと思いましたけれども、中干しをしてメタンガスの発生を抑えるという方法があるのです。だから、そこはメタンガスをターゲットにしてCO2の削減を図ろうということなのだけれども、牛ふんを有機質、鶏ふんでもいいですけれども、田んぼに突っ込むということは、町長、ちょっと私はどうかなと思いますよ、CO2削減に向けては。とにかくこういったことで一つ聞きたいのは、さっき言いましたけれども、町の執行方針とかぶりますけれども、CO2の対策うちの対策とかぶります。リモートセンシングを使ったその適正な施肥だとか農薬の散布、それから収穫、これいつおやりになるのかお聞かせいただきたいと思います。もう一つは副産物についてなのですけれども、これ町長ご存じかどうか分からないですけれども、いろいろ副産物が出てくる可能性あるのです。実はふるさと納税に新得町でまさに牛ふんなのですけれども、酪畜で排出されたふん尿を使ったバイオガスの発電所があるのです。これ国策で恐らくやっていて、国の補助金を引っ張ってきてやっている事業だと思います。この発電時にCO2を排出させない、まさにCO2フリー電気というのがあるのですけれども、北電さんと協力しているものなのですけれども、これをふるさと納税の返礼品にしているのですよ、電気を。これは今年です。パソコンで検索すると出てくると思いますので、勉強してほしいのですけれども、こういったことが農業分野でCO2の削減に取り組んでいく中で出てくる可能性が非常に高いと私は思っているので、ぜひその辺を、町長先ほど副産物については出る可能性はあるようなお話でしたけれども、僕はそういうふうに答弁としては聞きましたけれども、具体的にどんなようなものを想定されているのか、それを聞かせてほしいなと思います。この2点、まずお聞きします。それから、2番目なのですけれども、CO2の削減に取り組んでスマート農業の推進に当たっては、RKT、GPS、それから自動操舵システムによる作業効率を高めて使用燃料を削減するといったことも非常にCO2の削減につながると思います。しかしながら、それとプラスして水田の例えば水稲移植にすれば、技術の変更によってさらにCO2を削減する可能性があるのです。それは、ここにもちょうど代表監査委員もいらっしゃいますし、それから農業委員会の会長もいらっしゃいますけれども、現役なので、よくご存じだと思いますけれども、疎植にしたり、それから密苗にすると田植機が畦の間を、田んぼの間を行ったり来たりしながら作業するのですけれども、非常に補給の時間が短くて済むと。ピットインですよね、要するに。自動車のレースではありませんけれども、苗の補給が少なくて済むといったことから非常に作業効率を高められる、イコールCO2の削減につながるといったことになろうかと思います。その辺も、ただ高い機械だからちょっと難しいのだよなという町長の答弁ありましたけれども、そこだけではなくてそういった技術の革新によってCO2の削減にもつながるということを少し町長にも理解をしていただきたいなと思います。それと併せて今4区でも道営事業やっておりますけれども、全町的に見るとまだ国営事業、それから道営事業の未着工地区というのはあると思います。そこを行政としてどうするのか、行政として対応をどうされるのか。やっぱり区画がでかくないと、リモートセンシングをするにしても例えば水稲の田植の移植の技術変更にしても非常に効率がやっぱり悪くなります。だから、基本中の基本でやはり大区画の圃場の中でリモートセンシングをしたり、それから水稲移植であればその技術を生かしていくというのが一番作業効率を高められることだと思っていますので、大規模な区画整理、本当に国営事業も含めて道営も進んではいますよ、妹背牛町。進んではいますけれども、今お聞きしているのは未着工のところをどうしていかれるのか、行政としてどういう対応を取られるのかというのをちょっとお聞かせいただきたいと思っております。それから、水稲技術の変更さっき言いました。密苗にする、それから疎植にするといったことの変更時にやっぱり機械を替えたりしなければいけないのです。そういったことで初期投資が必要になります。そういったことの初期投資の費用をCO2の削減の対策の中で助成措置が取られるのかどうかというのをお聞きしたいと思います。以上で、再々質問を留保して再質問を終わります。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

廣田議員の再質問に対してご答弁を申し上げたいと思います。スマート農業の推進をリモートセンシングという言葉も含めて執行方針の中で書かせていただいています。以前確かに新十津川町の国とセットでの試みを伺ったこともございますし、また浦臼町は現在ヤンマーと農業の包括技術協定を結んだという新聞報道も目にしております。現実には今私たちの町の近くにあるヤンマーとかヰセキの支店、そこにそれぞれ現実に活動している技術職、それから民間の知見があるということは今おっしゃったとおりだと思います。問題は現在私たちの町のスマート農業の普及状況ですけれども、RKT―GPS普及リース事業に関しては平成30年度から令和3年度まで4年間実施して、現在ガイダンス及び自動操舵システムの導入台数は合計65台でございます。また、個人で導入しているスマート農機の台数、ガイダンス及び自動操舵システム、ロボットトラクター、直進アシスト田植機、ドローンなどは調査項目として入っていないため、全町での導入台数は不明でございます。ですので、現在令和6年度農家戸数156戸のうちRKT―GPS普及リース事業では42%、水稲作付戸数では139戸、普及率47%で現在推移しているところです。これに加えまして、この先前後しますけれども、国営の大規模区画化、それから道営の大規模区画化の中でやっていかなければいけない技術としてリモートセンシングを使った技術、これははっきり言って革新的な技術だと私も思います。もちろんお金もかかりますけれども、こういうものにどのようにアプローチしていくのかということでございますけれども、これに関して民間の知見を利用しながら進んでいくやり方があるよということでご示唆をいつもいただいているところでございます。問題はリモートセンシングを私自身がやる気があるのかというよりも、CO2削減のためにだけではなくて農家の技術として本当に必然性があるのかということを現在のJA、それからRKT―GPS普及リース事業を通じてできているグループと基本的にもっと詰めて相談をしながら、これが未来の技術として自分たちに本当に必然性があるのかということを民間の知見と一緒に勉強しながら進めていく必然性があると思っております。ここに関しては、まだ今のところはっきりといった着手の計画はつくっておりませんでした。問題はCO2削減という形だけではなく、農業が抱える問題の中で副産物の可能性として新得町がバイオ燃料を利用してCO2フリー電気をふるさと納税として扱われていると。これに関しては私うわさは聞いていましたけれども、CO2フリー電気という表現で表されているものがふるさと納税として扱われていることは知りませんでした。申し訳ありません。これに関しては勉強をしたいと思っております。それから、副産物の可能性として稲作をやっている人がメインのときに例えば技術によって時間が生まれたときに、その時間をさらに収益作物をつくったり、何をして利益を上げるかという、その余暇の時間をどのように利益を目指す目的に向かって活動していこうとしているのかと。そのことに関して町はどのように支援を考えているのかということでございますけれども、これは一つは農家さん自体が利益を上げようとしてどういう活動をしたいのかという意思の問題もございます。ですから、これはやはり話合いが必要になると思いますし、それからもう一つは水稲の移植のときに直播という技術もありますけれども、疎植、密苗の技術、これは農水省がずっと昔から展開しておりましたけれども、今日議員ご指摘のように補給の回数が減少するということによってCO2の削減にもつながる。これは確かだと思います。ただ、技術変更時の初期投資の費用というのはもちろんかかるわけでございまして、これに関して妹背牛は例えば国の費用を使ったり、どういうふうに支援を考えているのかということも含めまして、これはしっかりと勉強させていただいて、農業者自身がこれを本当に求めていくのかどうかという議論をしながら町の支援の姿をその中から探し出していきたいと思っております。現在CO2に関して農業の部門では確かに出遅れていると思っております。ですから、これからリモートセンシングも含めこのスマート農業の推進の中で、私たちの町でCO2削減も含めまして何ができるかというときに民間の知見を利用しながら進んでいくということの中に一つの活路、もちろん国の助言もそうですけれども、探しながらやっていきたいと考えております。有機農業の中で有機肥料を入れてどうするのかという話でした。これは、中干しの技術というのは私は言葉だけでそれほど知っていることではないのですけれども、メタンガスをターゲットにして減らすという技術だということは伺っております。問題は私が有機農業って言ったときに有機肥料を入れてメタンガス発生してどうするのかというご指摘でしたけれども、私有機農業って言ったときに別に堆肥をそのまま入れてメタンガス発生させるというだけが有機農業だと思っていませんので、それからもっと多面的な話で出させていただきました。議員からは、有機肥料を入れてそこからメタンガスが発生するのだぞと、それが大きな問題になっているときにどうするのだということでございますけれども、それは現実にCO2発生が農業の部門からも結構多いということでご指摘を受けておりますので、これから一緒に考えていきたいと。ただ、問題はこれを進めていくときに国もそうなのですけれども、みどりの農業と言いながら肥料を減らしていく、そこに支援金を出していくというのはいいのですけれども、現実には農業者が納得して進むという形を取らないと、これ一歩も進めないと思っています。ですから、私今回議員ご指摘のリモートセンシングを使った技術というのは大規模補助になったときには本当に使える技術だと、確かに高い技術ですけれども、専門的な知見も要ると。ここに関しては一歩ずつ進めていくために民間とも近づきながら勉強していきたいと考えておりますし、また農業者も加えてその勉強会を促進していきたいと考えているところでございます。やる気がないわけではございませんので、一応まず再質問に対しての答弁とさせていただきます。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

未着工地区に関しては、これ国有地ではございませんので、ここを着工するとかという権限を私たちが言う前に、問題はそこの地区を持っていらっしゃる農家の方たちと話をして、ここを大規模区画として将来のスマート農業が着地できる場所として担っていけるようにするかどうかという話合いを進めていきたいと思っております。以上です。

質問 9番 廣田毅

時間も大分押し迫ってまいりましたので、肝腎なところ、要点だけちょっと申し上げますけれども、私の要点といっても普通の人よりは長くなろうかと思います。うちでCO2の削減に使えそうな例示を3点ほど申し上げたいと思います。1点目は、先ほど町長もおっしゃっていたように中干しなのですけれども、J―クレジットを使った水田の中干しです。大体1週間程度中干しってするのですけれども、水を切るわけです。水稲の場合、湛水土壌の場合にメタン生成菌からメタンガスが発生するために中干し期間を設けることでメタンガスの発生を抑制ができるわけです。本町はJ―クレジットを使ったこの事業に、この間農協さんでちょっと聞いたのですけれども、何軒か取り組んでいるようです。それから、民間の米穀の卸業者がいますけれども、集荷業者がいますけれども、そちらのほうを経由して実際にJ―クレジットを使ってこの事業に乗っかっている農家さん何軒かいらっしゃるようです。これも非常にCO2削減については有効な技術だと思っております。メタンガスについてはご案内だと思いますけれども、日本全国のメタンガスの、この水稲だけで25%から幅があるのですけれども、カウントの仕方がちょっと違うのかなと思うのですが、25%から40%を占めていると言われています。特にやっぱり水を張ると、どうしてもさっき今言いましたようにメタンガスが発生してくるのです。これが非常に大きくて、これをJ―クレジットという国の新しい認証制度を使って技術の誘導、事業の誘導をしろという国の施策だと思っておりますので、非常にこれ有効な技術だと思っております。2点目については、これ直播なのですけれども、美唄で空知管内は非常に乾田直播をやられております。これは畑作、転作と絡めてやられているのですけれども、この乾田直播に関したことなのですけれども、菌根菌というのがあるのです。菌根菌と、それからビール酵母を使った乾田直播の技術があるのです。これをやりますと、CO2の25倍と言われていますメタンガスを9割程度削減できると言われております。菌根菌というのは、植物の根と共生して土の中に菌糸を伸ばして、根では届かない地中まで伸ばすことで根だけと比べて5倍の表層面積を作り出して効果的に養分を吸収し、成長が促進されるということです。また、これと一緒に塗布するのですけれども、これ粉状になっています。これと一緒に、菌根菌と一緒にビール酵母ってあるのですけれども、これも一緒に水稲種子に混ぜて、塗布して乾田にまくのですけれども、ビール酵母については聞いたことあると思いますけれども、普通の病原菌と非常に似た構造をしているそうです。これに植物が触れると病原菌に感染したと勘違いして水稲が、稲が勘違いをしてその根を伸ばして生育が非常に有効になるという技術なのです。今までは乾田直播っていいましたら種を、水稲の種子をただまくだけの乾田直播だったのですけれども、今こういう技術ができていまして、この乾田直播何でいいのかっていいましたら、さっきから言っています水を張らないわけですから、メタンガスが発生しないということでCO2の削減には非常に有効です。3点目は、これはCO2の削減とは言えないのですけれども、上川の東川町です。ここは、よくいろんな先進的なことをやられているところです。これ町長聞いたことあるかと思いますけれども、町の指定のごみ袋ありますよね。ごみ袋、町指定の、有料ですけれども、これに米由来のバイオマスプラスチック、ライスレジンというのですけれども、これを配合した有料のごみ袋を東川町では作成しています。ライスレジンというのは、通常のプラスチックよりも石油の使用料を抑えられるために環境に優しいプラスチック、今プラスチック非常に問題になっています、海洋の部分でも。プラスチックとして注目されておりまして、東川町の米の新たな活用策として農業振興に生かしているといったこともございます。これ3点今ご紹介しましたけれども、本当にこの取組に当たっては農業分野、特に水稲については、うちも非常に水稲が中心の町でありますから、CO2を削減しながらふるさと納税の返礼品にすると。今、今年の返礼品ですか、米足りなくて農協から分けていただけなくてストップされていますよね。CO2の削減米を環境に優しい米として別枠で、今それでなくても農協、JAさんから米頂けない状況になっているわけですから、この部分を新たにJAさんから頂くというような、別枠で頂くという方法も考えられるのかなと思っております。このことについて、町長、ちょっとお考えを伺いたいと思いますし、また新しいこの菌根菌だとか、J―クレジットを使った水田の中干し、こういったものをCO2の削減、町として削減していく取組の中でどうやって農家の方々に周知しながら推進していくのか、その辺と2点最後にお聞きして私の一般質問を終わります。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

ただいまの廣田議員の再々質問に対してご答弁をさせていただきます。CO2の削減にも使える技術として、先ほど再質問がございました中干し、これ水を切るという技術だということで、これがJ―クレジット認証事業として国にも認められていると。メタンガス発生を抑制する、私農政のほうとこれは打合せしておりませんので、うちの農家がJ―クレジットとして今何軒ぐらいそれ使っているのかとか、そういう調査をしておりません。それから、民間の米を扱う業者が入ってJ―クレジットを進めているという話も寡聞にして聞かなかったので、今勉強させていただいた次第でございます。また、メタンガスが、水稲ですけれども、これはさっき議員もおっしゃいましたように酪農との関係で水稲だけなのかということですが、メタン菌が非常に水の中で発生しやすいと。ですから、少ない地域では25%、多い地域では40%と幅のある推定値で表現されております。このJ―クレジット、これはもう勉強させていただいて認証事業、国が進めているクレジットとして交換する技術としては非常に魅力的だと思います。これ速やかに勉強させていただきたいと思っています。それから、美唄の乾田直播、菌根菌、私も耳にしたことあるかどうか分からないのですけれども、糸状菌とはまた違うのですね。5倍の深さまで入っていって、そこが稲の根とつながっていく、結局自分の根につながるもう一つの菌ということで扱われているかと思いますけれども、この技術。それから、直播するときに詰まらないようによく周りをコーティングしたり、栄養をつけたりすることは私も聞いてはいるのですけれども、ビール酵母をつけてそのビール酵母が病原菌と同じタイプの影響を与えて、それに対してもっと強くなろうとして成長種子がさらに活発に活動すると、そういうような技術があるというのは私も寡聞にして今まで聞いておりません。これは不勉強かと思っております。こういう技術によって、もし本当にメタンガスが90%抑制され、そして質量ともに立派な米が取れるなら、こんなすばらしいことはないと。これも速やかに研究させていただきたいと思います。もう一つ、上川の東町、ここは本当にいつも先進的なことをやっておるのですけれども、町指定のごみ袋に石油原料からではないプラスチック、ライスレジンプラスチックというものを取り入れて石油の使用料の削減ということで町内に有料のごみ袋を配っていらっしゃると。これらを利用して、例えば私たちの町で農業者にこれを浸透させて、こういう形で皆さんの農業の収入を上げながら、つまり先ほど提案がございましたのは、農協から例えば農家で扱ったものを特別栽培米として扱うのかなというふうな印象で今聞いておりましたけれども、これが私たちの町のCO2削減の方向に向かう安全な、持続可能な農業、そして実際においしい、あるいは収量も上がるという可能性に関してこれからしっかりと勉強させていただきたいと考えております。これは、先ほどのスマート農業だけではなくて農業技術そのものと向き合ってやってこられた各地の識者がいるということで勉強させていただきながら、それからJ―クレジットに関してはいまだちょっと認識が浅かったと思いますけれども、国の認証事業として今動き出していると。それから、上川東町の現実的な対応。うちでは今1つの企業にごみ袋を頼っておりますけれども、そこは恐らく石油から作られるものだと思います。だから、このライスレジンプラスチックというものをどのように作って実際の現場の中で回しているのかということも含めてこれは勉強させていただく課題だと思って引き受けをさせていただきました。以上でございます。

出典:妹背牛町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月17日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる