妹背牛町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日
現時点での小中学校の統廃合について
2020年3月11日、妹背牛町議会の一般質問で、廣田毅議員が「現時点での小中学校の統廃合について」質問し、教育課長 浦本雅之、教育長 石井美雪が答弁しました。
- 質問者
- 廣田毅 議員
- 答弁者
- 教育課長 浦本雅之、教育長 石井美雪
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 広田毅
(登壇) おはようございます。通告に従いまして、質問をいたします。新型コロナウイルスが世界を席巻しており、各国が見えない敵と戦っておりますが、いまだに終息が見通せない状況に改めて危機管理の難しさを感じているところでございます。一刻も早い終息を願っているところであります。さて、今定例会では、新年度よりスタートいたします第9次妹背牛町総合振興計画の事業において妹背牛町立小中学校の建て替えが予定されており、今後小中学校の児童生徒の減少が見込まれることから、小中学校の統廃合も想定をされます。そこで、現時点での小中学校の統廃合についてお伺いをいたします。1点目、今後10年間の本町小中学校の児童生徒数の推移についてお伺いをいたします。2点目、本町小中学校の統廃合に当たって学校教育法、教育基本法などで要件や制限があるのかをお伺いいたします。再質問を留保して1回目の質問を終わります。
答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)
それでは、私から広田議員の妹背牛町立小中学校の統廃合についてご答弁申し上げます。まず、1点目の今後10年間の児童生徒の推計でございますが、現在小学校では118名の児童、中学校では48名の生徒、計166人在籍してございます。当面12人から15名程度の新入学児童の入学が見込まれておりますが、令和6年の新入学児童が9名、令和7年が5名、この2年間が極端に少人数となってございます。また、昨年の4月以降に生まれた新生児12名おりますが、この12名が新1年生として入学するのが令和8年度となり、この年の小学校の児童が64名、中学校の生徒が42名、106人と推計しております。また、同じく本年度生まれた12人のお子さんが中学校に入学するのが令和14年度であり、14年度の中学校の全生徒数は26名に、ちょっと想像のつかない驚きの生徒数が推計値として今見込まれてございます。今後の学校の在り方については、こうした実態を踏まえた検討が必要であると考えてございます。続いて、2点目の統廃合に当たり学校基本法等の要件、制限があるのかとのご質問でございます。学校の設置におきましては、学校教育基本法及び同法施行規則に基づき配置されます。各自治体は、学校規模適正化計画というものを策定し、その計画に基づいた学校を設置することになります。この計画の策定段階では、学校の統廃合も含めまして各市町において地域の特性や実情に応じた学校教育の在り方や最適な学校規模を検討することが求められております。また、平成28年の4月に学校基本法が改正されまして、小中一貫校の新たな学校種類として義務教育学校が制度化され、自治体の判断による柔軟な学校種類の選択が可能となっております。加えて、児童生徒の教育条件の改善を基本としつつも、地域コミュニティーの中核として防災、保育、地域との交流の場など学校に様々な機能を持たせ、学校づくりがまちづくりにつながることも推奨されております。こうした観点から、児童生徒数に応じ、教室の数などには一定の基準はございますけれども、学校の統廃合、またどういった学校にするか、そういったものにつきましては教育関係の法による制限はなく、本町独自の学校づくりが可能であるとご認識いただければと考えておりますので、答弁と代えさせていただきます。
質問 5番 広田毅
今るる課長にご答弁いただきました。現在小中合わせて166名の児童生徒、令和8年には小学校64名、中学校42名、106名というお話でございます。新生児の出生数も今年度は12名と、本当に私どもの時代からしますと隔世の感を禁じ得ないところでございます。新年度からスタートします子育て支援、移住、定住促進事業が始まりますけれども、これが功を奏して児童生徒数の増加に期待しておりますが、現時点では今ほど課長からご答弁があった数字のように小中学校の統廃合を視野に入れて準備をしなければならない状況ではないかなと考えております。そこで、課長答弁にありましたように、学校のつくり方といいますか、につきましては各自治体によって決めることができるようなご答弁もございましたけれども、そのことなどを踏まえて次のことについてお伺いをしたいと思います。1点目、仮に小中学校の統廃合に当たり、その手法として小中一貫型小中学校、義務教育学校があるとお聞きしておりますけれども、それらの違い、メリット、デメリットについてお尋ねをします。また、小中学校校舎の建て替えに当たり、小中一貫型学校、義務教育学校、それぞれを選択した場合、建設費など国の補助率に違いがあるのかどうかをお伺いをいたします。2点目、今後想定される小中学校校舎建て替え、小中学校の統合に向けてのタイムスケジュールについてお伺いをいたします。再々質問を留保して再質問を終わります。
答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)
それでは、再質問にお答えいたします。まず、議員ご指摘の義務教育学校と小中一貫校、それぞれの違い、またメリット、デメリットということでございますけれども、小中学校が統合した場合に単に統合校とするのか、小中一貫校とするのか、選択肢がここで分かれます。単なる統合校とした場合は、小学校と中学校が同じ建物にあるというだけで、小学校の教員は小学校の指導、中学校の教員は中学校の生徒の指導のみ実施するという形になります。一方、小中一貫校では、近隣でいきますと沼田町のような隣接型小中一貫校、また雨竜町も令和2年から小中一貫校に取り組むとお聞きしておりますけれども、雨竜町のような一体型の小中一貫校、また最も多いのが分離型というふうに3つに分かれます。中学校の教員が小学校で授業を行う乗り入れ授業、また運動会、体育会等の主要行事の合同実施等、小学校と中学校間の接続、連携をスムーズにするというのがこの小中一貫校の目的ですけれども、いずれも小学校6年間、中学校3年間の枠組みの中で実施されることになります。この小中一貫校の究極の姿が義務教育学校であると言われております。小学校6年間、中学校3年間、この枠組みを廃止いたしまして、例えば4年、2年、3年、あるいは4年、3年、2年など、9年間を自由に教育課程を選択し、早い段階で算数ですとか理科などの授業を教科担任による専科として実施できます。また、子供たちの日常を全教員が共通して認識できると、この義務教育期間の9年間同じ環境の中で子供たちを見守る体制が構築され、深く個々に寄り添った指導に取り組める点が大きなメリットとなります。また、デメリットといたしましては、9年間一貫した環境の中で過ごすため、高校進学後においてギャップが発生する可能性がある、また中学校入学という今まである大きな区切りがなくなるため、今から中学校に進学するのだという自覚が希薄化することなどが言われております。また、小学校の早い段階で登校渋りなどの問題が出た場合もこの問題が長期化するおそれなどが挙げられております。また、学校運営に関しましても学校長の高い力量も要求されるのが義務教育学校であると考えております。現在道内の各地においてこの小中一貫の取組に加えまして、義務教育学校の取組も増えてきておりますので、様々な取組事例を検証していきたいなと考えております。また、費用の関係ですけれども、単純に小学校の建設、中学校の建設とするのか、あるいは統合校とするのか、補助金につきましては2分の1補助については変わりませんけれども、統合校を建設する場合は残りの町負担分を過疎債で対応することができます。なおかつ、過疎債については、残額100%充填することができます。さらに、返還におきましては、その7割が交付税として返ってくるというメリットがございます。一方、通常の学校建設になりますと、2分の1補助に加えまして、残りにつきましては90%が義務教育債の対象となります。ですので、そこで10%の町の持ち出しが出てくるということで、財政面からいっても統合校で今後推移していくのが最も望ましいのかなというふうに考えてございます。それから、今後のタイムスケジュールの関係ですけれども、目安といたしましてはまず今の学校を増改築するのか、あるいは小中学校それぞれ新築とするのか、統合校とするのか、教育委員会案について令和2年から3年度にかけて検討し、令和3年から4年にかけまして学校配置適正化検討委員会を制定いたしまして、この中で教育委員会の素案、協議、決定し、先ほど申し上げました学校規模適正化計画を策定いたします。そして、令和4年から5年にかけまして学校運営検討委員会というものを立ち上げ、その中で小中一貫校とするのか、義務教育学校とするのかを決定していく流れになろうかと考えております。基本設計については令和6年、実施設計については令和7年、校舎の建築工事、令和8年、9年、それから旧校舎の解体については令和10年、グラウンド整備も令和10年から11年という今後のスケジュールとなってございます。また、設計金額等につきましては、第9次まちづくり計画の中に記載してございますけれども、これはあくまでもつかみでありまして、実際にどのような学校にするのか今後協議を重ねていった上で、例えば次年度から厚田で実施されます義務教育学校などについては保育所施設等も学校の中に持たせているというような状況もありまして、そういった例も見ながら適切な建設費をはじいていきたいと考えております。第9次まちづくり計画は、あくまでも参考ということで認識していただければと考えておりますので、ご答弁とさせていただきます。
質問 5番 広田毅
今課長にお答えいただいたように、私も今スケジュールお話しいただきましたけれども、まだ着手しておりませんので、あくまでも現時点でのというお話になろうかと思います。今のタイムスケジュール、特に非常に作業量が多くて、実際に実施計画、また建設に至るまで相当な時間と濃い審議が必要になってくるのかなと思っております。そんなことでありますけれども、児童生徒のために細やかな配慮の下、粛々と準備を進めていただきたいと考えております。今度の理由、特に新校舎の建設に当たってまちづくりに関係した校舎の機能を持たせるというお話が一部課長の答弁の中にありましたけれども、私も課長からせんだってお伺いした部分についてはこの4月1日ですか、から厚田のほうで新校舎が、学校校舎ができて、その中に今お話があったように保育所が併設されていたり、札幌の北白石小学校では図書館が併設されるということで、毎日開設されているわけではありませんけれども、週に3回ほど区民の方に利用していただけるような形態を取っているという学校もございます。この間ホームページのサイトなりいろいろ調べましたけれども、本州ではもっとまちづくりのための機能を持たせた学校校舎を建設、設置しているところもいろいろあるようです。今日はお話を申しませんけれども、そんなことも参考にしながら、先ほど申しました準備を進めていただきたいなと思っております。このことにつきましては、学校の校舎の建て替え、また統廃合についても今ほどお話があったように審議会などの答申をもって判断される事案と考えておりますけれども、私ども議員今後も注視をしていきたいと考えております。最後になりますけれども、教育長に今までのやりとりを聞いた中で次のことについて現時点での考え方をお伺いいたしたいと思います。教育長に就任されまして初めての教育行政執行方針を発表されました。感慨深いものになったのではないかなと推察をさせていただきます。子供は、学校、家庭、地域で育ちます。また、地域参加の学校づくりは、子供たちの教育の場を大きく広げます。また、改築、統合は、新たな学校づくりのチャンスでもあります。地域参加の学校づくりは、学校と地域への愛着が増し、まちづくりも広がるとも言われています。こんなことも踏まえながら、小中学校校舎の建て替え、小中学校の統廃合も想定される中、将来的に残念ではありますけれども、複式学級も現実味を帯びる中、児童生徒にどのような学びの場を提供されるのかをお伺いして、私の質問を終わります。
答弁 教育長 石井美雪(教育長は2022年9月まで)
ただいまの広田議員の再々質問にお答えをしたいと思います。まず、小中学校の統廃合に向けましては、課題が山積している状態です。道内でも先ほど議員おっしゃられましたとおり、工夫を凝らした学校も多々ございます。今後視察も兼ねて検討してまいりたいと考えているところです。また、6年後の児童生徒、先ほど課長申し上げましたとおりかなり縮小されてくるという状況の中、地域住民の実態も兼ねまして教育環境、学習形態を把握しながら、今現在の教育活動を基盤にコミュニティ・スクールでさらなる進展を図りながら、特色ある学校づくりを展開していきたいと今現在考えているところでございます。簡単ですけれども、ご答弁といたします。