妹背牛町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月30日
災害時のボランティアの受け入れ(受援力)について
2019年9月30日、妹背牛町議会の一般質問で、鈴木正彦議員が「災害時のボランティアの受け入れ(受援力)について」質問し、総務課長 篠原敬司、副町長 廣瀬長留次が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木正彦 議員
- 答弁者
- 総務課長 篠原敬司、副町長 廣瀬長留次
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 3番 鈴木正彦
(登壇) 通告に従いまして、一般質問いたします。胆振東部大地震から1年がたちましたが、まだまだ復興復旧の途中であります。早期の復興復旧を願うところであります。ブラックアウトを妹背牛でも経験したところでありますが、それぞれの家庭でも災害に対する準備、対応も進められているのではないでしょうか。さて、先日の新聞に北海道応援プロジェクトの記事が載っておりました。その中で、厚真町長が約100人の町職員では被災者対応などに限界があったとした上で、行政とボランティアが一体となり、ようやく乗り越えられる状況だったと説明、災害時にはボランティアを受け入れられて、支援を受ける受援力を高める訓練の必要を訴えました。また、むかわ町長は、災害協定を結んだ企業から送られる支援物資は全てが無償ではないことに触れ、万が一に備え事前確認が必要だったと振り返られました。30年9月の定例でも質問させていただきましたが、備品の備蓄は随分と進められ、災害協定を結ぶことで安心であるということ、対応も心配ないとの答弁でしたが、このフォーラムでの町職員の災害対応などに限界があったという報告記事を読むと、災害対応は現在の姿勢のままで大丈夫なのか不安を感じます。現在の状況と今後の対応についてお伺いいたします。再質問を留保し、終わります。
答弁 総務課長 篠原敬司(総務課長は2020年3月まで)
私から災害対応について答弁いたします。初めに、議員が読まれました新聞記事につきましては私も読みました。「北海道の災害との闘い」というテーマで、地震直後の状況や課題を厚真、安平、むかわ、3町の町長によるパネルディスカッションが行われた記事で、これにつきましては訴え、また感想等が記載されていたかと思われます。さて、議員のご指摘でございます災害対応の現在の姿勢のままで大丈夫なのか、不安を感じるとのことでございます。備えあれば憂いなしとはいいますが、不安を感じない災害対応はどこまでどのくらい姿勢があればいいのでしょうか。これにつきましては、私も自問自答してございます。絶対に大丈夫、100%の対応はどれだけなのか、大変申しわけございませんが、私自身いまだ答えが出ない状況でございます。現在毎年計画的に避難所での備蓄品を備えており、本年も食料、段ボールベッド用の間仕切り、毛布及び職員用の消防用品を購入、あらゆる災害対応の避難等に対応できるように進めております。今後におきまして防災本部及び福祉避難所となります役場庁舎、保健センター及び老人福祉センターの電源確保をするため、非常電源装置を来年度から着工できるよう第9次総合振興計画に位置づけをしまして、早期の対応を考えております。また、全町に防災情報が行き渡る防災行政無線の整備を行えるよう振興計画にも位置づけしてございます。いずれにしましても、災害はいつ起きるかわかりません。今後においても安心して暮らせる町を目指し、いつでもいかなる災害に対応できるようにしていくことを申し上げ、答弁といたします。
質問 3番 鈴木正彦
まず、避難所の運営管理についてということで、ボランティアの協力が必要になる可能性があるというところに注目しました。それで、現在、前のときにも質問したように避難訓練が行われていないと。それは、庁舎内では行われているのでしょうけれども、町民を含めたという意味です。そのボランティアさんにお願いする部分が多々出てくるのではないのかと。例えば災害が起こったときに区長さんであるとか1区連合会であるとか、そのほかにも民生委員さんであるとか多々の協力を得ながら進めていかなければならないと思います。そんな中で、庁舎の中でそんなシミュレーションが行われているのか。今後それに対してどう向かっていくのかというところをまずお聞きしたいと思います。これは、まず運営管理についてです。備蓄についても進めますが、総務課長、当然100%満足できる準備はどうしたらいいのかというところにたどり着くと思いますが、現在水であるとか敷物、乾パン、段ボールベッド等々、以前よりもかなり充実してきたものになっているのかと思われます。当然厳しい財源の中で行わなければならないことで、完璧にするなんていうのは恐らく無理なことではないかと思います。その中で、まず前回の答弁の中で段ボールベッドについてですが、保健センター、福祉センターでは使う予定がないと、使うのは体育館、恐らく言っている意味は畳のところには必要ないであろうと。フロアに対応して段ボールベッドが必要なのではないのかなというような答弁だったように感じますが、国際基準というか、ネットを読んでみますと直接下に寝るのはどうなのだろうと。衛生的にも床面よりも高いところの空間を利用するべきではないのかというような言われ方もしています。当然我々自身も床に座って会議する、畳の上で会議するよりも椅子に座っての会議を望むようになっています。そんなことを考えると、現在の段ボールベッドは50個準備されていますが、もっともっと数的には必要になるのではないのかなと。段ボールベッドを利用しますと、先ほど答弁の中にもありましたようにプライベート空間づくりのための間仕切りも当然利用しやすくなるかと思われます。避難されてこられた方の健康であるとか安心、安全であるとかというのを考えていくと、それはどんどん進めていかなければならないことではないのかなというような気がしております。最後に、避難訓練の話に行きたいと思います。前回質問させてもらったときに、河川の氾濫も想定した避難訓練を実施してまいりたいという答弁がありました。そのことについて現在どのように検討され、今後どのように進んでいくのかということをお伺いして、再々質問を留保し、質問を終わります。
答弁 総務課長 篠原敬司(総務課長は2020年3月まで)
それでは、再質問につきまして答弁させていただきたいと思います。初めに、ボランティアの協力等々につきましては、もちろん何か起これば必要となることはあると思います。ただ、これにつきましての計画等につきましては、防災計画の中に基づきまして関係機関と協力し合う、または防災会議による主導によって招集等を行うということにはなってございます。ただ、先ほどから議員おっしゃるとおり、これに対する訓練、全町を挙げた訓練ということは本町ではまだ実施してございません。それは確かでございます。これにつきまして最後の訓練とあわせました中で、今後におきまして本町としましてもどのくらいの規模で行っていくかということは、先ほど答弁の中で申し上げたとおり、防災行政無線の今後の活用計画も含めた中で全体的にどういう形が一番いい形で訓練等を行うかということを含めて、再度今後検討していきたいと思ってございます。また、先ほどから備蓄品の関係でございます。段ボールベッド、もちろん段ボールベッドは50個しかありません。それが果たして最大限かといいますか、もちろん足りないと思います。ただ、これにつきましては、総合体育館等の避難、また小中学校の体育館の避難ということでございましたらやはり必要となってくるものでございます。ただ、その避難する規模等も含めた中で、最大限どこまでそろえるかというのは改めた中で計画を練って、また正直な話費用も大変かかります。この費用も今現在補助事業等ございます。そういうことも活用した中で、今後どのぐらいまでまた再度ふやすかは検討させていただき、最大限におきましてもまた100以上はもしかすると必要になる可能性はあると思います。ただ、先ほど国際基準でというお話ございました。ただ、敷きマットはそれはまた別として用意してございます。それも含めた中で、段ボールはやはり板の間でという使用の中でこちらのほうでも範囲を絞っていきたいと思ってございます。できる限り避難してくる住民にとって快適に過ごしていただけるような形はとりたいと思っていますことを申し上げ、答弁といたします。
質問 3番 鈴木正彦
大変丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。まず、段ボールベッドの件ですが、参考になればとして一例で挙げさせていただきますが、段ボールベッドの備蓄につきまして、先ほど言われたように当然お金もかかると。予算取りも大変であるというお言葉でありましたが、ネットを見ていましたらある地域で防災協定を使って準備をするというような進め方も進められているそうです。その中身までどういう仕組みになってどうなのかというのはわかりませんけれども、段ボール協会だと思うのですけれども、そこと協定を結びながら、災害時に遅くても3日以内に届けられるようにしているという記事というか、情報も出ておりました。そんなこともお考えの中に入れていただけたらなと。調べてみる価値はあるのではないのかなと思っております。それと、社会福祉協議会で今年になりましてから月1回もせうし作戦会議が行われております。その中で、先月のテーマは「ブラックアウトから1年」、今月は「あったらいいなを形にする方法」というようなことで、いろんな意見交換をしております。その中で、例えば避難所は一体どこにあるのという質問が出たり、どこに避難したらいいのだろうねというような意見も出ております。先ほどから予算絡みのものばかりを言っておりますが、現状の町民の意識だと多分避難するのにおくれてしまう人がいっぱい出てしまうのではないのかなというような心配もあります。そんな中で、意識を少しでも変えてもらうというような投げかけも一つの行政の仕事なのではないのかなと。避難訓練当然必要になりますが、その前に町民一人一人に災害時どうやって自分の身を自分で守るのかなという意識を少しでも上げてもらうようなきっかけづくりをぜひ行政が主導になり、行ったらいいのではないかなというような気もしております。以上を含めまして町長のお考えをお聞かせいただきたいです。以上です。
答弁 副町長 廣瀬長留次(副町長は2021年12月まで)
それでは、私のほうから全体を通して再々質問のご答弁をさせていただきます。まず、厚真町長発言のご質問がございました。受援力を高める訓練の必要性は、確かに昨年の胆振東部地震のときに、これは道からの要請だったのですが、本町職員も3名支援として派遣をいたしました。それで、その報告を受けた中で、現場は混乱といいますか、指示系統が機能しておらず、何をどうすればよいのかといった感があったとの報告でございました。この辺が厚真町長がおっしゃられている受援力。でも、多分恐らく今どこの自治体もこの受援力というのの訓練というのは、なかなか行っていないのかなというふうに思っていますし、この記事を見た限り今後の課題ということで認識をしておるところでございます。それと、議員、災害対応は現在の姿勢のままで大丈夫なのか、不安を感じると。先ほど総務課長もこれに触れさせていただきましたが、私ども防災担当職員が常日ごろ懸念をしていることなのですが、これは災害の規模、ここ近年かなり大きな規模、水害でも地震でもそうなのですが、災害の規模とその長期化への対応、これが一番いつも心配しているというか、ということでございます。ご案内のとおり、昨年の西日本豪雨による大水害、先ほど触れました胆振東部地震、先般の台風15号による千葉県内の長期間の断水と停電でございましたが、本町においてはここ何十年、私が54年に入ったのですけれども、それ以降こういう大規模な、昭和20年、30年に石狩川が堤防決壊して町内市街地も水浸しになったというようなことを経験したことのないこれら大規模災害が発生した場合への対応であります。ただ、幾ら経験値がなくとも、これら災害を今は想定内のものとしていかなければならないという状況でございます。これは、やはり先ほど議員がご指摘されました備えのほかはないものと認識しております。備蓄品だけでなくて、災害に対する日ごろからの意識の備え、これは私ども災害対応する側はもとより町民の皆さんに持っていただけるよう、ここからなのですが、持っていただくためには、その意識高揚を図ってもらうためにはご指摘のとおり防災、町民の防災訓練、避難訓練、先ほど避難のご指摘もございました。防災計画においてその避難のものは明記されておりますけれども、去年の9月2日、3日の大雨で雨竜川が増水して避難勧告を出したのですが、そのときは区長を通してというような形で、その系統はあるのですけれども、なかなかそれが日ごろ町民の皆さんには浸透されていないという部分もございます。議員ご指摘のとおりです。そんな中で、先ほど行政防災無線でしたか、これもまずは近々中にといいますか、ここ何年間のうちに整備を図ってまいります。それとあわせた中でといいますか、その前に町民に皆さんに防災に対する備えの意識を図っていただきますように訓練、それも先ほど総務課長が言いましたどういうような規模でやっていくのかどうかということなのですが、それらを検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご答弁とさせていただきます。