みんなの議会

当別町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日

(1)認知症施策の推進について/(2)自主防災組織の体制の整備と育成について/(3)ボランティア体験講座について

2024年9月12日、当別町議会の一般質問で、五十嵐信子議員が「認知症施策の推進について」「自主防災組織の体制の整備と育成について」「ボランティア体験講座について」について質問し、町長 後藤正洋、福祉部長 森淳一、総務部長 長谷川明が答弁しました。

質問者
五十嵐信子 議員
答弁者
町長 後藤正洋、福祉部長 森淳一、総務部長 長谷川明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 五十嵐信子

皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして3項目、1つ目は認知症施策の推進について、2つ目は自主防災組織の体制の整備と育成について、3つ目はボランティア体験講座について質問させていただきます。1つ目の認知症施策の推進について4点お伺いいたします。9月は認知症についての関心と理解を深める認知症月間です。認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができるよう共生社会の実現を推進するための認知症基本法が本年1月に施行されました。基本的施策としては、1、認知症の人に関する国民の理解の増進等、2、認知症の人の生活におけるバリアフリー化の推進、3、認知症の人の社会参加の機会の確保等、4、認知症の人の意思決定の支援及び権利、利益の保護、5、保健医療サービス及び福祉サービスの提供体制の整備等、6、相談体制の整備等、7、研究等の推進等、8、認知症の予防等の8項目を掲げ、認知症施策を総合的かつ計画的に推進することを目的としております。認知症基本法の施行により、認知症の人とその家族が安心して暮らせる社会の実現に向けて当別町においても実情に即した様々な取組が期待されております。皆さんご承知のとおり2025年には認知症の人は700万人に達し、高齢の5人に1人という推計も示されております。誰にとっても身近な病気であり、誰もが認知症になり得るという認識を持つことが重要で、認知症になったら何もできないといった古い認知症観ではなく、自分らしく暮らし続けることができるとの新しい認知症観が示されました。地域包括支援センターに確認しましたところ、6月30日現在において認知症サポーター数は6,423人、総人口の41.9%で、北海道で2番目に多いとのことでした。認知症サポーター養成講座も数年にわたり開催されていることから、受講した記憶も薄れている町民も多いかと思われます。新しい認知症観に基づき学校や地域、職場においても認知症サポーターを再教育していくことが大切です。さらに、認知症への対応に関心のある民間企業においても受講を促していき、理解を深める機会をつくっていくことも重要です。そして、共生社会の担い手として数を増やし、育てていくことが今まで以上に必要になってくると考えます。当別町においては、令和6年度から令和8年度までとする第9期高齢者保健福祉計画に基づいて当別町版地域包括ケアシステムの深化を深め、人生100年時代を支える町の実現を目指すと示されております。(1)、認知症基本法の規定に従うと、都道府県と市町村には認知症施策推進計画を策定するように努力義務が課せられております。町は地域の実情に沿った創意工夫を図るとともに、計画的に推進することが求められてくると思いますが、内容を踏まえほかの関連計画と調和を取り、どのように取り組まれていくのか検討の進捗状況をお伺いいたします。(2)、厚生労働省の試算によりますと、2025年度末までには介護人材は約34万人不足すると見込まれております。認知症の人に対するケアにおいては、資格取得の際や認知症サポーター養成講座においてもその人らしさを尊重し、その人の視点や立場に立って対応することが最も大切と学びます。ユマニチュードはフランス発祥の認知症等の介護ケア技法で、見る、話す、触れる、立つの4つを柱にその人らしさを取り戻す優しい認知症ケアと、認知症の人にあなたを大切に思っていることを表現するケア技法として注目されております。認知症の人に寄り添うユマニチュードというケア技法の見解をお伺いいたします。(3)、ユマニチュードの技法の実証実験を行った自治体において、認知症の人の暴言や徘回などの症状が軽減し、介護者の負担感も低下するといった効果が見られたことから、本格的にユマニチュードの市民講座を始められたところもありました。当別町においても、認知症サポーター養成講座や町民講座などで認知症の人を支える町民に向け学ぶ機会を設けてはどうかお伺いいたします。(4)、介護の現場においては一生懸命にケアをしても相手から拒否されたり、暴言を受けたりすることもしばしばあり、介護従事者にとっては度重なる行為に離職の一因になり得るとの意見もあります。その人らしさを取り戻す優しい認知症ケアの技法は、家族だからこそ本音でぶつかってしまい関係が悪くなる可能性がある家族においても学ぶ機会はとても大切ではないかと思います。ユマニチュードは医療現場においても行われていると思いますが、近年では救急隊員においても導入しているところがあり、結果搬送までの時間短縮が実現したようです。ユマニチュードの効果は、認知症の人と良好な関係を築き、介護者の負担軽減につながるとして介護人材の確保策の一助にもなり得ると言われております。また、介護現場の人材育成としてさらなる介護ケアの質の向上に向けユマニチュードの技術取得の研修を促進してはどうかお伺いいたします。2つ目は、自主防災組織の体制の整備と育成について3点お伺いいたします。9月1日は防災の日でありました。災害はいつ起こるかも分かりません。防災、減災に関して何度も質問させていただいている項目ではありますが、その後の経過も踏まえてお尋ねいたします。町の地域防災計画については、令和元年9月定例会においても質問しておりましたが、当時自主防災組織結成率は88.4%でしたが、現在は92%と上昇したことを確認いたしました。しかし、地区防災計画の作成状況については、計画のマニュアルも国のつくったものを要約し、各地域に推進してもらう工夫をしていくとの答弁がありましたが、なかなか前には進んでいない状況です。計画には防災組織の意義や活動についても示されておりますが、町内会の現場においてはなかなか浸透されておらず、非常時や災害時本当に機能されるのか危惧しているところでもございます。実際構成員の一員として任務に割り当てられておられる方にも緊急時の対応について不安を感じているとお聞きすることもあります。(1)、自主防災組織は実際に災害が発生した際には、初動活動の防災体制として非常に重要な組織と認識しておりますが、行政と自主防災組織との連携について現状をお伺いいたします。(2)、地区防災計画が作成されていないため、自主防災組織の構成員や協力員の交代時には引継ぎなどのマニュアルもなく、現場においては課題があると思われます。自助、共助としての課題解決に向けて行政の見解をお伺いいたします。(3)、今年は防災訓練の実施を検討され、開催に向けて準備をしているとお聞きしております。特に町内会への声かけに力を入れて自主防災組織も機能し、実践に役立つ訓練をしてはどうかお伺いいたします。また、避難所運営マニュアルの見直しや緊急避難時においては、施設ごとの運営マニュアルの周知はどのようになっているのかお伺いいたします。3つ目は、ボランティア体験講座についてお伺いいたします。先日社会福祉協議会へお聞きしたところ、令和6年3月末現在のボランティア数は1,378名、そのうち個人登録は534名で、ボランティア団体登録数は34団体となっておりました。町民の中には誰かの力になりたい、みんなの力になりたいと小さな思いがあっても何から始めたらよいかと一歩踏み出せない方もおられます。そのように思っている方にどのように活躍してもらい、生きがいとして継続的に関わってもらえるのか考えることはとても大事なことと思います。町民の活躍の場が広がるように後押しすることにより、担い手の育成にもつながっていくと考えます。様々な分野の体験を通じてボランティア意識の向上、また活動のきっかけづくりの目標として子どもから大人まで年齢を問わずにボランティア体験講座を開催しているところもあり好評のようです。(1)、ボランティアセンターは、ボランティアに興味のある町民とボランティア団体をコーディネートし、町民が団体の活動を体験できる機会を設けてはどうかお伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 後藤正洋

五十嵐議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、認知症施策推進基本計画の策定においての進捗状況についてというご質問でありましたけれども、現在国の認知症施策推進本部において計画の策定を行っており、近く国による計画が示されることから、その計画の内容を十分に確認した上で町の基本計画策定の必要性について検討を進めてまいりたいと考えております。次に、認知症の人に寄り添うユマニチュードというケア技法の見解についてのご質問でありますけれども、あくまで認知症における一つのケア技法であるという認識であります。私の立場でこの技法について見解を示すことは難しいことであるかなというふうに感じておりますけれども、実態といたしまして導入に積極的な病院や介護施設ばかりではないことも承知をいたしておりまして、メリット、デメリットの両面があるものと受け止めております。また、次にユマニチュードの周知のための町民講座や家族介護者や病院、介護施設などの職員研修も促進してはどうかとのご質問でありますけれども、町では認知症に関するフォーラムを毎年開催していることから、まずはこのフォーラム開催の際に一つの題材としてユマニチュードを取り上げるかについて参加者のニーズを踏まえた検討を行ってまいりたいと考えております。次に、自主防災組織の体制の整備と育成に関するご質問でありますけれども、初めに行政との連携の状況につきましては、緊急時に各地域と行政が速やかに連絡を取れるよう各地域から3名の緊急連絡先を毎年提出いただいております。また、現状の問題ですとか課題につきましては、町と連携を取りながら活発に活動している地域がある一方で、各地域の事情により役員の交代時に引継ぎがうまく行えず、活動が停滞している地域も残念ながら存在している状況であると認識をしております。そこで、本年11月に実施を予定しております防災セミナーでは、これまでの一般町民向けのセミナーに加え新たに自主防災組織の役員を対象としたセミナーを開催をし、組織の役割や体制、活動内容などについて学んでいただくよう準備を進めているところでございます。次に、自主防災組織も機能できるような訓練は考えられているのかとのご質問についてですが、まずは先ほど申し上げたセミナーを通じて全ての地域で組織体制の整備などを進めていただくところからスタートしたいと考えております。また、避難所運営マニュアルの見直しや施設への周知はどのようになっているかとのご質問でありますけれども、本年地域防災計画の見直しとともに避難所運営マニュアルも災害発生の初動期から撤収期までの流れを明確化させるなどといった見直しを行い、現在各地域と避難施設管理者に周知するよう準備いたしているところであります。いずれにいたしましても、自らの安全は自らが守るといった自助はもとより、自分たちの地域は自分たちで守るという共助の意識と取組が災害による被害を最小限に抑える上で重要な役割を果たすことになることから、今後とも共助の柱となる自主防災組織の活性化に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。次に、ボランティア体験講座についてのご質問でありますが、現在のボランティア活動は各ボランティア団体の活動のほか、社会福祉協議会のボランティアセンターにおいてニーズのマッチングを行い地域との関わり、障がい者との関わり、子どもとの関わり、高齢者との関わりなど様々な活動においてボランティアの方々のご協力をいただいているところであります。現在議員ご提案の体験型の講座は実施しておりませんけれども、当別町健康福祉出前講座においてボランティアセンターの活動をお話しする機会も設けており、今後こうした機会の中で参加した方のご意見やニーズを伺い、体験も含めた講座の在り方を検討してまいりたいと考えております。以上、五十嵐議員の一般質問に対する私からの答弁といたします。

再質問 8番 五十嵐信子

ご答弁ありがとうございます。順に再質問させていただきます。認知症施策の推進についてということで(1)です。(1)では、国からのそういう計画が出てから、内容を確認してから必要に応じて考えていくということで今ご答弁いただきました。どういう形で出てくるか分からないというところもあるのかもしれませんけれども、やはりこういう項目が打ち出されているということでしっかりと今までの対応とか、様々実情を把握されていると思います。何が必要で何が足りなかったのかなとか、そういうのはきっと地域の方とつながって意見をいただいたりとか、ケア会議もされていたりだとか、様々なことで事例だとかあると思います。それに、やっぱりそのものに対してしっかりと当別の実情に合ったものでもう一歩考えていくということというのはできないのかなと思っておりますので、この必要性を今後考えていくということでしたので、その点も踏まえまして地域の実情をしっかりと把握して、この計画に落とし込んでいただけるとありがたいなと思っております。これは、要望させていただきます。(2)になりますけれども、町長も一つのケアの技法であるということで、これが町長の見解としてどうだということはなかなか言えないというのも承知しているところではありますけれども、先ほどメリット、デメリットがあると考えているということで言われましたけれども、私はあんまり何かデメリットという部分では、介護現場で働いていていろいろなそういう先輩たちのとても参考になるやり方だとか、これがユマニチュードだったときもあります。なので、そういういろいろなことを知識として入れていくということに対してはあまりデメリットというか、一人一人介護員さんも地域の方も家族もみんなそれぞれ違う性格でもありますし、その対応の仕方も違うと思いますけれども、様々そういう技法とかを取り入れながらしていくということに私はあんまりデメリットということは感じていないのですけれども、その点についてもう一度答弁お願いします。

答弁 町長 後藤正洋

五十嵐委員の再質問にお答えをいたします。まず最初に、国の方針の関係で要望というお話でありましたけれども、基本的には認知症につきましては当別町もこれまでも認知症の対応ということではいろいろと取り組んできております。今回国が認知症の施策推進本部を設置をして、1月に大綱を決めて、今後各都道府県や市町村にどう下ろしてくるかということが今問われていて、それを待って具体的にさらにどうするかということを決めたいということでありますので、これまで地域の事情を取り入れた中で当別町としてもやっていただきたいというご要望でありましたけれども、そのことにつきましてはできる範囲、あるいは国が定める範囲の中で当別としてどうあったらいいかということを下りてきた段階で具体的に検討していくという形になろうかというふうに思っておりますので、先ほどそのように答弁をさせていただいたということでございます。それと、ユマニチュードにつきましてのそのメリット、デメリットということでありますけれども、先ほども申しましたけれども、実態として導入に積極的な病院ですとか、介護施設ばかりではないということも承知をしているという中で恐らく今具体的な、担当部長から答弁をさせますけれども、メリット、デメリットそれぞれがあるというふうに思っております。私が感じている中では、恐らく今議員がご指摘をいただいているような認知症の、あるいは認知症に寄り添う人たちのケアというのは、例えば以前は家庭の中でそれぞれのおじいちゃんですとか、おばあちゃんですとか、そういった方々に対してより親身になって、同じ家族ですので、そういったことができていたということが多分あるのだろうというふうに思って、それを今そういった施設の中でもその認知症の方に寄り添ってケアをしていくということなのかなというふうに理解をしているのですが、仮にそうだとしたら、今の体制の中で十分なケアができるかどうかという点では、マンパワーの不足ですとか、そういったいろんな状況が私は出てくるのかなというふうに思っております。結果的にこのユマニチュードそのものがどうだということを言っているわけではなくて、そのメリット、デメリットも含めながら、今後どうあるべきかということを検討したいということを考えているということで先ほど答弁をさせていただきました。具体的な部分につきましては部長のほうから答弁させますので、よろしくお願いいたします。

答弁 福祉部長 森淳一(福祉部長は2025年12月まで)

私のほうからただいまのご質問のユマニチュードに関するメリットとデメリットについてちょっと掘り下げてご説明させていただきたいと思います。デメリットという言い方が適切かどうかは別としまして、まずメリットといたしましては5つ挙げられておりまして、1つ目、患者の尊厳を保つ、2つ目、コミュニケーションの向上、3つ目、信頼関係の構築、4つ目として身体機能の維持、向上、5つ目としてケアの質の向上ということでそれぞれ5点挙げられております。デメリットというか、これは事業所ごとに課題という意味での捉えになるかと思いますけれども、まず時間と労力がかかるということ。ユマニチュードにつきましては、一人一人の患者に対して丁寧にケアを行う必要があるということで、時間と労力がかかるということで忙しい現場、事業所では実践が難しい場合があるということが言われております。また、ユマニチュードの技法を習得するためには専門的なトレーニングが必要ということで、これも事業所にとっては時間と費用を要するということが挙げられております。3点目といたしまして、個別対応の難しさ。これは患者様一人一人の状態やニーズに合わせた対応が求められるため、ケアの内容が複雑になるということが想定されているということ。4つ目、効果の個人差ということで、ユマニチュードの効果には個人差がありまして、全ての患者さんに同じ効果が得られるというものではないということ、一部の患者さんには効果が見られない場合もあるということ。5点目といたしまして環境の制約ということで、立たせることが難しい環境や患者様の状況によってはユマニチュードの全ての要素を実践することが難しい場合が考えられるということでございます。いずれにいたしましても、ユマニチュード、これは否定する話ではないということで、患者さんの尊厳を重視し、コミュニケーションを通じてケアの質を向上させるという点では優れた技法という認識でございます。実践には時間と労力がかかるということで、現場の状況、また患者さんの状況に応じて柔軟に対応していく必要があるということが一般的に言われているということでございます。以上でございます。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございます。一般的にはそういうふうに言われているということも承知しております。これは技法という部分では全部クリアしないといけないかという部分でいきますと、私はそういう全部となるとやっぱりマンパワーの部分とか、自分でも働いていて思いますけれども、忙しかったときには本当にしてさしあげたいケアもできないというのも実際職員さんの中にいらっしゃると思います。だけれども、忙しいからできないのか、例えば人がいないからそういう心を尽くせないのか、それとは何かちょっと私別な問題ではないかなというところを今の答弁で感じております。確かに立たせることができない場合もあります。立たせることがいいかということでも、その1点取っただけでもそれは体にとって負担がかかったりだとか、様々な部分でしないほうがいいという判断もあると思います。ですけれども、その方の機能をいかに生かしていくかということとか、そういう技法の中にも入っていると思うので、もう少しいろいろな面を勉強していただきながら、やっぱり今の介護員さんたちが悪いと言っているわけではありません。一生懸命頑張っていらっしゃるというのも分かっていますし、限られている時間で行っているということもあります。でも、やはり人間ですから、時間に追われたりとか様々なところでそういう気持ちがあってもつい忘れてしまってできないときもあったりだとか、暴言とか徘回している方に対しての対応の仕方という部分では思っていることと考えている、その行動と違ってくることもあるのかなというところがあるので、常に何かそういう意識づけをしていくという部分ではとても大事な技法ではないかなって考えております。その点について、これは課題ということで部長のほうからもお話ありましたが、やっぱり今施設の方との話合いというか、いろんな協力体制で会議も設けているということで言われていました。そういう中で意見とか、どういうふうな課題というか、出ているのかなというのもちょっとお聞きしてみたいなと思って、この中にそぐうのかどうか分かりませんけれども、こういう技法があるということでやっぱり悩まれていることとか、そういうことは話されているのかなと思っておりますけれども、今のデメリットに関連して聞かせていただきたいと思います。

答弁 福祉部長 森淳一(福祉部長は2025年12月まで)

ただいまのご質問にお答えいたします。事業所の皆様方とは常日頃いろんな機会を通しまして意見交換、現場における課題ですとか実情をお聞きしているところでございますけれども、まずそこで大きく挙げられているのがやはり介護人材の不足ということで、なかなか人材の出入りが激しいですとか、確保に苦慮しているというお話を伺っているところでございます。その中でこのユマニチュードの話題というのは、今まで正直僕が参加した会議の中では触れられたことはないのですけれども、やはりケアの技法の一つということでなかなか時間、労力、人材を割かなければ対応できないというところで、これが人材確保の難しさとユマニチュードに取り組む実践の難しさ、これは課題としてあるのかなというふうに捉えております。確かに五十嵐議員おっしゃるとおりこのユマニチュードのメリット、先ほど申し上げた課題、デメリットという点で一般的に言われているところではありますけれども、まずメリットとして言われている患者様の尊厳を保つ、コミュニケーションの向上、信頼関係の構築、この3つに関しては非常に高齢者を支える立場の職場においては基本中の基本のことかなというふうな認識でございます。そういった点では、ユマニチュードという言葉ではないかもしれませんけれども、実際に職場の介護施設等々で携わっている職員の皆様は当然この辺りを実践されていることなのかなというふうに考えております。ユマニチュードの啓発というか、こういった技法があるよということにつきましては、私どものほうからも会合等々でお知らせできる機会があればしていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。

答弁 町長 後藤正洋

再質問にお答えしますけれども、今部長からも答弁をさせました。基本的には、先ほど答弁しましたようにユマニチュードそのものを否定をするとか、そういった立場で答弁をしているわけではないということは、先ほど部長からも答弁をさせていただいております。お話をいただいておりますこの技法、認知症を患っておられる方をしっかり見守るということですとか、その機能を回復するためにお話を常にしていくですとか、触れる、あるいは寝たきりの状態から立っていただいて機能を維持していくですとか、そういったことについては基本的にケアをされている方の基本的な考え方であると私は思っております。今仮に現場がそれを何らかの理由で忘れているとすると、ユマニチュードという新しい技法というか、視点を変えてそういったことを知っていただいて、本来あるべき福祉、介助、介護の在り方を、あるいは寄り添い方の在り方を考えていただくという点では、それは当然必要なことだというふうに思っております。そういった点で今回ご指摘をいただいたことについては、これまでもいろいろな講習会等々を行っておりますので、どういう再認識をすればいいのか、あるいは再認識をする必要があるのか、そのためにユマニチュードという技法が有効なのかどうかということも含めて検討させていただき、対応してまいりたいということでご理解をいただければと思います。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございます。私もこのデメリットに、今言われたことに関して否定されたという部分では捉えておりません。言葉がけとか寄り添い一つに全然対応、その仕方によって、職員さんはよく分かっていると思うのですけれども、対応によってやはり認知症の方の行動の仕方というのが本当に違ってきます。なので、そこを忘れないためにユマニチュード、これは全く新しいことではないのですけれども、実際そういう部分も、様々そういう会議の中にでもやっぱり介護員がどうしてなかなか定着できないのかとか、いろいろな部分を考えながら、こういうこともやっていってみてはどうだろうかというのも皆さんが考えていってもらえたらなというふうに思っておりますので、その点有効かどうか検討していくということですので、どうぞよろしくお願いいたします。3番ですけれども、町民というか、町民講座とか家族とか様々なところで毎回、毎年フォーラム等々開催しているということも、私もいろんなところに参加させていただいて承知しているところではございますけれども、認知症に対して認知症サポーターも全道で2位ということでお聞きしているのですけれども、やはり認知症の方の気持ちというか、見え方というか、いろいろな面で体験することも、そういう危惧もあるということで聞いておりますので、まして社協にもあるということで聞いておりましたので、その体験講座というか、養成講座とか町民講座とかにもぜひそういう部分で体験をしていただきながら、その方の気持ちに寄り添ったことをしていっていただけたらいいのかなって思っております。それがやはり先ほども言ったように家族の中でも、結局家族だから言葉が荒くなってしまったりとか、関係が崩れていってしまうとかというのも目にしておりましたので、家族にもちゃんとなかなか体験というか、講座に参加してもらえるということが難しいかもしれないのですけれども、例えばケアマネジャーさんから助言をしていただくだとか、もっと密接に対応の仕方とか、認知症の方の特質というか、そういうところも伝えていってもらえるといいのではないかなと思ってこの質問をさせていただいているという趣旨なのですけれども、その点についてもう一度町長の見解をお願いいたします。

答弁 町長 後藤正洋

五十嵐議員のボランティアの体験講座についての再質問にお答えをしたいと思いますけれども、先ほども申し上げましたけれども、ボランティアセンターの活動でお話をする機会も設けているということもあります。そして、先ほどのご質問聞いていて、一歩踏み出して行政側がそういった講座をできないのかというようなご趣旨がおありなのかなというふうにも思っておりますけれども、基本的にボランティアの活動といいましてもいろいろなボランティアがありますので、そういった点ではどういう種類のボランティアなのかという点で……〔発言する人あり〕

答弁 町長 後藤正洋

ユマニチュードの話、失礼しました。3番目というので。〔「ちょっと一回」と言う人あり〕

答弁 町長 後藤正洋

ええ、ちょっと。

答弁 町長 後藤正洋

ただいまの五十嵐議員の再々質問に私勘違いしまして、先ほどの答弁につきましては撤回をさせていただいて改めて答弁をさせていただきますし、また先ほどいわゆる認知症ということでご質問いただいているのですけれども、ちょっと記憶が定かでないのですが、別な表現をして言葉じってしまったとしたら、そこも併せて訂正をさせていただきますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。今ご質問をいただきましたユマニチュードを取り上げるかについての参加者のニーズを踏まえてということになりましたけれども、基本的には先ほど答弁をさせていただきましたように、症状のある方にしっかりと寄り添って、その人の人権ですとか心というものを大事にしながら寄り添った介護、介助をしていくということが趣旨だというふうに思っております。そういった点では、施設によっていろいろと程度は異なりますけれども、恐らく介護を目指されている方たちは、そういう思いでされているというふうに思って信じておりますけれども、なかなか施設の状況ですとか、労働環境の問題ですとか、いろんな課題があってそれができない状況が一部あるのかなというふうにも思っております。そういった点では改めて意識を奮起させるということも必要なのかなと思いますので、そういった意味で参加者のニーズを踏まえてという答弁をさせていただきましたけれども、その具体的なことにつきまして今部長のほうから改めて答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。

再質問 8番 五十嵐信子

失礼しました。今まだユマニチュードのほうの(3)について再質問させていただいておりました。なぜこういう話をするかというと、やっぱりいろいろな介護技法があるのですけれども、また介護に携われている方々も様々だと思います。相互にとって有効な技法というのはどんどん取り入れて、この町で安心して暮らしていけるように、そしてこの町を選んでいただけるように取り組んでいただきたいという思いで質問させていただいておりましたので、その点についてよろしくお願いいたします。

答弁 福祉部長 森淳一(福祉部長は2025年12月まで)

ただいまの再々質問にお答えいたします。まず、ユマニチュードの周知と町民講座についてのご質問という捉えでお答えさせていただきます。1回目のご答弁でも町長からもお話がありましたとおり、一般の方、事業所の方を対象にしたフォーラムというのは毎年開催されているところでございます。今後そのフォーラムの中に参加者のニーズ等を踏まえて、ユマニチュードを取り上げていくかどうかということについて議論、研究進めてまいりたいと思っております。五十嵐議員ご指摘のとおり認知症の介護に関しましては、もちろん介護される家族の皆様、それと地域での見守りというのが非常に重要であるというふうな認識でございます。ここは議員と一緒という認識でございます。家族ですとか地域の見守り、こういったことにユマニチュードも含めまして認知症の方に対するケア、これが浸透していくようなフォーラムの在り方、また参加しやすい仕組みづくり、こういったものを引き続き検討を進めてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。次に、自主防災組織についてですが、2番と3番と、(2)も町長のほうでマニュアルもなくて現場において課題があるというところに対して認識しているということでおっしゃっておりましたので、私と同じ見解なのかなというか、やっぱりこういうのはしっかり現場の方と共に一緒につくっていってもらいたいなって思っておりますので、よろしくお願いします。3番目なのですけれども、今回防災訓練も実施されると聞いてほかの議員も一生懸命声を上げていたので、本当に開催に向けて準備していると聞きましてよかったなって思っています。私も地域の方たちと声掛け合って防災訓練に参加することもあるのですけれども、なかなか人が集まらないということと、やっぱりたまに設けると忘れてしまうという声もありますので、役所の方たちも大変だと思うのですけれども、ぜひ1年に1回ないし2回という部分で継続的に行っていただいて、本当に実践に役立つような訓練をしていただけることを願っております。あと、運営マニュアルのほうなのですけれども、これも緊急時はやっぱり自分たちで避難所を運営していかなければいけないということも想定されると思いますので、ここの部分もう少し分かりやすいような周知の仕方をお願いしたいと思いますけれども、この件に関して再質問させていただきたいと思います。今後避難訓練に対してコロナのときもできなかったという部分もあるのですけれども、工夫してやられる思いを聞かせていただけたらと思います。

再質問 8番 五十嵐信子

はい。

答弁 町長 後藤正洋

自主防災組織の(3)につきましての再質問にお答えをさせていただきます。先ほども答弁をさせていただいておりますけれども、災害が起こったときを想定して備えていくということは本当に重要なことで、ただいろいろな課題があるということは議員のほうからもご指摘もいただきました。また、今そういったことを行っても人が集まらないですとか、回数が少なくなるとそのこと自体も忘れてしまったりですとか、組織力を十分に活用ができないですとか、いろんなことがあると思います。そういった意味で今年の11月に基本的に自主防災組織をリードしていっていただく方と、それから地域の人たちが一体となってそれぞれの役割を分担しながら、どういう訓練がいいかということを今検討して実際に行おうとしております。そういった点では、これまでご指摘いただいているいろいろな組織的な課題ですとか、マンパワーの問題もそうなのですけれども、あるいはそれぞれの避難所の運営ですとか、初期段階の初動をどうするかですとか、そういったことも含めて訓練に可能な限り詰め込んでやっていきたいなというふうに思っておりまして、そこで指摘されている課題の幾つかが解決されていくという方法につながっていけばいいなというふうに思っております。そういった具体的なセミナーの開催につきましては、担当のほうからこういう目標でこうこうこうしたいということは今説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

答弁 総務部長 長谷川明

ただいまの五十嵐議員のご質問にお答えをいたします。町長答弁にありましたとおり、基本的に今の自主防災組織の在り方を見直しをして、もう一度地域の皆さんに共助の力を再認識をしていただくということがまずは一番のテーマになるだろうということを前提とした11月の防災セミナーということを今計画をしているところでございます。避難訓練の在り方ということのご質問もございましたが、質問の趣旨から確認も含めてということになろうかと思いますが、自主防災組織を絡めた避難訓練の在り方ということが議員のご質問の趣旨なのかなと承った上でご回答申し上げますが、避難訓練となりますとどうしても大がかりで各組織を動かしていくという体を実際動かす訓練と、図上での訓練といろんな訓練の在り方ということが多岐にわたって幾つかメニューとしてございます。今行おうとしていることは避難訓練というその大がかりなものではなくて、あくまでもセミナーを行い、地域の課題を見つけていただくような促しをしていくということをまずはスタートとしたいというところが今回の趣旨でございますので、地域の組織体制の整備、ここに主眼を置き、各地域が抱えている課題、町長が前段答弁で申し上げた各地域の事情によって活動が停滞しているような地域も残念ながら存在しているという現状をまずは促しを地域に、皆さんに自覚をしていただいた中で共助の力を高めていきたいということが今回のセミナーの趣旨でございます。こういったことを含めて次年度以降防災訓練の在り方、こういったものをまた計画をしていきたいという、今その道の途中にあるというようなことであると共有をいただければということでご理解をいただきたいと思います。以上です。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございます。本当に何か一歩進んでいるなという感じはします。自主防災組織の在り方を見直して共助の力、再認識の場としていくということでありますので、本当に地域と一丸となって行っていけたらいいのではないかなって思っております。小さなお子さんを連れて防災訓練に参加された方がいらっしゃったのですけれども、何かこういう場というのは行こうと思わないとなかなか行けないという部分で、でも来てよかったという、その職員さんの対応にも本当に感動しておられたのです。なので、本当に幅広く参加できるように、防災訓練も地域によって知っているという人と、いや、聞いていないという人と聞いているという人とか様々いらっしゃいましたので、今ラインでもいろんな周知できているので、役場も頑張っていただいているので、幅広く参加できるような周知をお願いしたいということでお願いしたいと思いますけれども、その点もよろしいでしょうか。

答弁 町長 後藤正洋

先ほど自助ですとか、いろんな段階に応じていろいろとあるというお話をさせていただいて、そういったことも含めて災害が発生したときの初期対応ですとか、そのとき、3日間、あるいは1週間ですとかいろいろと、災害対策本部ができたときにそこは行政がしっかりと全体の状況を把握した上でそれぞれの地域ごとに適切な判断をしていくということは私どもの努めだというふうに思っております。ただ、初期段階でいろいろと直接皆さん、被災された方を救うということ自体がなかなか困難だという状況も出てくると思いますので、そういった点では地域防災組織ということが大変重要になってくるというふうに思います。当然阪神淡路のときから隣に住んでいる方がどなたか分からないという状況で、誰が住んでいるか。でも、そこで亡くなった方は3日後、4日後に亡くなっていたとか、いろんなことがありました。そういったことから、防災の在り方そのものを見直そうということで今になっているわけで、さらに東北のあの大震災、そして胆振東部の震災も経て徐々にその対応の仕方がいろいろとやっぱり変わってきて前に進んできていると思うのです。そういったことも含めて、今改めて一番はやっぱり自助です。家庭の中で自助をどうするかとか、あるいは連絡をどう取り合うかとか、初期段階をいかにしのぐかということが大事になってくるかなというふうに思っておりますので、そういったことも含めてこの訓練の中で改めて、既存のこれまで積み重ねてきた改善点はそれはそれでいいと思うのですけれども、やはり原点に返ってみんなでどうあったらいいかということを組織的にも、個人的にも、家族的にもどうあったらいいかということを考えていくというようなセミナーにして防災意識を高めていきたいというふうに考えております。

答弁 総務部長 長谷川明

五十嵐議員からのご質問、周知の方法というところに関しまして私のほうからご答弁を申し上げます。町によります周知、重層的に複数のツール持っておりますので、そういった周知はもちろんのこと、これによって立ち上がります自主防災組織の草の根的な広がり方、こういったものを期待しながら訓練のほうは実施をしてまいりたいということで、これは期待の部分も込めてですが、そういう地域に行き届くような形での訓練をしていきたいということでございますので、ご理解をいただければと思います。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございます。新しい方もどんどん太美のほうも本町のほうも入ってこられております。自主防災組織のこの防災訓練とか、そういうのも新たにスタートというか、またしていくということなので、何か新しい方も交えながらみんなに来ていただけるような体制で支える町にしていっていただけると本当にうれしいなと思っております。3つ目の質問の(1)なのですけれども、再質問ですが、先ほど以前ボランティアの質問したとき、ボランティアはボランティアで自主的な活動であるということで言われたこともありましたけれども、やっぱり後押しによって町のために活発に動いてくださる方というのは一定程度いらっしゃるのではないかなって思っております。先ほど出前講座ということでやられているということで、そういうのも活用してというお話ではあったと思うのですけれども、町民の中には出前講座はやりたいけれども、5人を集めてというのがやっぱり出前講座の基本でもありますので、なかなか5名集めるという部分でできるところとできないところがあるので、体験講座として誰でも参加できるようなそういう場があればいいのではないかなと思いまして質問させていただいたところです。その点もう一回答弁お願いしたいと思います。

答弁 町長 後藤正洋

先ほどはちょっと先走った答弁をしまして、申し訳ございませんでした。ご質問の3番目のボランティア体験講座についての(1)のご質問であります。先ほど答弁させていただきましたように社会福祉協議会のボランティアセンターがありまして、そこではマッチングも含めていろいろなボランティアの方法がありますということもご説明もさせていただいていまして、そこに問合せをしていただくとお一人でも可能だというふうに伺っております。そういった意味では、出前講座においてというお話もさせていただきましたが、そこは5人という縛りがあったということで、どの程度のニーズがあるのかということでお話をさせていただきましたが、具体的にボランティアセンター等々についての中身についても今部長のほうから改めて説明をさせますので、よろしくお願いいたします。

答弁 福祉部長 森淳一(福祉部長は2025年12月まで)

ただいま町長からも答弁ありましたとおり、社会福祉協議会の中にはボランティアセンターというのがありまして、その中でボランティアコーディネーターという専門員も置いておりまして、そこが要するにボランティアしたい方とのマッチングを行っております。ボランティアってどんな活動なのかということですとか、例えば空いた少しの時間でも活動したい。無理なく自然にボランティアの一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきますという立場でこのボランティアコーディネーターも活動しております。そのマッチングサービスの中で実際に体験型というか、いわゆる試しでちょっと参加してみたいということが可能なのかどうかも含めて、今後そのボランティア活動に参加したい方の一歩を踏み出せるような環境づくりというのも前向きに検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

再質問 8番 五十嵐信子

ありがとうございます。コーディネーターさんも一生懸命地域に入ってきている姿とかも見受けられますので、本当に頑張っていらっしゃると認識しております。これからも本当に何か一人でも頑張りたいって思う人の気持ちに寄り添っていっていただけるとうれしいなと思います。以上で質問を終わらせていただきます。

出典:当別町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる