美幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月21日
(1)学校給食費無償化について/(2)国保税の子供課税の減免について/(3)ボランティアパスポート制度などについて
2023年6月21日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「学校給食費無償化について」「国保税の子供課税の減免について」「ボランティアパスポート制度などについて」について質問し、町長 平野浩司、戸籍保険課長 佐々木斉、町民生活部長 関弘法が答弁しました。
- 質問者
- 大江道男 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、戸籍保険課長 佐々木斉、町民生活部長 関弘法
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 大江道男
私は、既に通告をしております3点について、質問を行います。1点目は、学校給食費無償化についてであります。第1子、第2子助成の具体的な内容と今後の見通しについてお聞きいたします。町長公約の第1子、第2子に対する学校給食費負担の段階的な軽減は、小中学校保護者から「無償化ではないけれど大きな前進」と喜ばれています。具体的な実施時期、助成内容及び無償化に向けてのスケジュールをお示しいただきたいと思います。二つ目は、義務教育費無償原則との関連についてお聞きいたします。小中学校の給食費無償化は、市町村単独では財政的に厳しい状況にあり、憲法26条の義務教育費無償原則から、国において一刻も早い実施が求められていますが、岸田政権の異次元の子育て支援でも一切このことについては触れられていません。全国知事会、全国町村会などの国に対する要請状況を具体的にお示しいただきたいと存じます。2点目は、国保税の子供課税の減免についてお聞きいたします。国保税の子供への均等割課税は、負担能力のない子供への課税、子育て支援に逆行すると、全国的に子供への均等割課税廃止を求める声が高まっておりまして、少子化対策、子育て支援の観点から、近年、全国的に子供に対する均等割の減免を実施する市町村が急速に広がっています。「子育て支援・美幌」を町内外に目に見える形で示すために、具体的に美幌町税条例に子供がいることを特別な事情とする18歳未満の子供への均等割課税の減免規定を制定すべきと考えますが、町長のお考えをお示しいただきたいと思います。3点目は、ボランティアパスポート制度などについてであります。美幌町のボランティア活動は全道的に高い評価を受けており、同時に高齢者の積極的な社会参加の結果、健康寿命が高い町との評価にもつながっております。一方で、美幌町は、高齢者への自動車運転免許証の積極的な返納を呼びかけており、返納することで社会参加の手段が奪われることになってはならないと考えますが、次の点について町長のお考えを伺います。一つ目は、男談農園や日産前花壇造成、その他のボランティア活動参加などを目的にした申込みバス「もーびー」の乗車を無料とするボランティアパスポート制度などを制定してはと考えますが、町長のお考えを伺います。二つ目は、博物館の特別展やKITENへの訪問など、町民の行動範囲が広がっておりまして、新たな「もーびー」の利用範囲や利用時間の拡大が求められております。毎日の運行とはならなくても、隔日運行、週末運行などを含めて検討すべきと考えますが、町長のお考えを伺います。三つ目は、町内ではまちおこしや景観美化など、ボランティアを求める声があります。高齢者などの積極的な社会参加を促すために、美幌町としてボランティアの需要と供給を積極的にマッチングする高齢者等への積極的な社会参加事業に着手してはと考えますが、町長のお考えを伺います。以上、最初の質問といたします。
答弁 町長 平野浩司
大江議員の御質問に答弁いたします。初めに、学校給食費無償化についてですが、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、町長1期目の公約に掲げた第3子以降の多子世帯への給食費無償化をこれまで実施してまいりましたが、本来、無償化は義務教育費の公的負担の原則から、国が費用負担の責任を果たすべきとの考えで、これまでも答弁させていただいております。しかしながら、国の対策が進まない中で物価高騰は今も続き、今後も歯止めが利かない見通しであり、子育て世帯の家計はさらに逼迫が懸念されるとの強い思いから、まずは、町として何らかの早急な支援が必要との考えのもと、2期目の政策として、第1子、第2子に対する学校給食費の段階的な負担軽減をお示しさせていただきました。御質問の1点目、第1子、第2子助成の具体的な実施、助成内容及びスケジュールでありますが、現在、段階的な負担軽減策に係る制度設計中のため、現時点ではお示しできませんが、早期実施に向けて取り進めておりますので、御理解をお願いいたします。なお、無償化は将来にわたる継続事業であるため、財源確保も大きな課題の一つであります。このため、今後とも国の動向を注視しつつ、財源確保に向けた取組強化を図りながら、適切な支援をしっかりと充実させ、安心して子育てできる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の全国知事会や全国町村会などの国に対する要請状況でありますが、全国町村会では、全国知事会や全国市長会との連名により、子ども・子育て支援施策に係る経済的支援の強化として、教育費等の負担軽減についてさらなる支援を訴えてきたところでありますが、給食費の無償化を具体的に明記した要請には至っておりません。このため、近く国が実施する給食費無償化に向けた実態調査などを通じて、完全無償化の早期実現のため、機会を捉えてしっかりと訴えてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、国保税の子供課税の減免についてですが、現在、本町では、町税に係る独自の減免事由に対応するため、美幌町税条例第157条第1項第3号に「その他特別な事情がある場合」と規定しております。これは、例えば、災害などによる被災者を受入れした場合、資力が回復するまでの期間、税負担を減免して生活改善につなげるなど、その地域で生じた事案等に対応するために規定しているものであります。御質問の国保税の子供課税の減免についてですが、18歳未満の子供の均等割課税の軽減を減免制度に規定することは、現在の本町における特別な事情による減免規定の考え方と併せ、国保の現行制度の下では、逆にその負担を他の被保険者あるいは町民全体で負わなければならないという問題から、他の納税者に対する十分な理解を得る必要があります。こうしたことから、国保税の負担軽減によって、子育て世帯を支援することの意義は理解しているものの、慎重に検討の上、判断すべきと考えております。また、国保制度の都道府県化によって、財政の責任主体となった北海道では、統一保険料の実施も見据える中、現行制度下において、減免制度を活用しての子供均等割額の軽減拡大は好ましい取組ではなく、財源補填の考え方についても、仮に不足財源を一般会計から繰入れた場合には、禁止されている赤字補填に該当するとの見解を確認しているところであります。しかしながら、北海道としても、子供均等割課税の軽減対象の拡大は、全国知事会を通して要望しており、子育て支援の観点からもその必要性は十分認識されているところであります。本町におきましても、子育て支援の観点から、子育て世帯の負担軽減を図っていくことは非常に重要なことであると認識しておりますが、子供均等割課税の軽減対象の拡大は、個々の市町村が財政問題を抱えながら導入するのではなく、国が制度として取り組むべきと考えており、今後も引き続き、北海道町村会などを通してしっかりと要望を行ってまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、ボランティアパスポート制度等について。1点目のボランティアパスポート制度等の制定に関する考え方についてでありますが、本町におけるボランティア活動は「自主性・自発性」「社会性・連帯性」「創造性・先駆性」といったボランティア活動の基本理念の下、町民の皆様が積極的に行っていただいておりますが、活動場所への移動手段を持たずに公共交通機関に頼らざるを得ない方々に対する支援は、ボランティア活動を推進していく上で課題であると認識しております。御質問の申込みバス「もーびー」を活用した移動手段の確保につきましては、他の手法も併せ、各ボランティア団体等の意見をお聞きしながら、どのような活用、支援が効果的、効率的なのかを検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。2点目の申込みバス「もーびー」の隔日運行、週末運行の考えについてでありますが、もーびーにつきましては、昨年4月の運行開始以降、アンケート調査の実施など利用者の声を聞きながら、その中でも特に要望の多かった日曜日の運行につきましては、昨年10月から早速開始したのをはじめ、路線バスと申込みバスで利用できる共通回数券の導入を行うなど、さらなる利便性の向上に努めているところであります。御質問の利用の範囲及び時間の拡大についてでございますが、まず、利用範囲の拡大につきましては、これまでのアンケート調査や地域における声などからも必要と考えております。現在、もーびーが乗車できるバス停は104か所あり、路線バスが通らない地区にも、もーびーの専用バス停を設置するなど、市街地におきましては、ほとんどの地区で、その利用が可能な体制で運行を行っているところでありますが、中でも、御質問にもありますが、本年4月に新たに開設されたKITENへの拡大につきましては、みどりの村への拡大も併せて、7月1日からの実施に向け、現在準備を行っております。まずは、試験運行として実施する予定としておりますが、併せて、その他要望のある箇所についても、その必要性を確認の上、検討を進めてまいります。次に、利用時間の拡大でありますが、こうした要望は利用された方からもお受けしておりますことから、路線バスなど、もーびー以外の町内における公共交通の状況を検証の上、最も効果的で利便性のよい方法について整理が整った時点で、随時改善を図っていきたいと考えております。今後におきましても、町民の移動手段についての重要性を十分に認識し、本町の実情に即した公共交通の充実に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。3点目の高齢者等への積極的な社会参加事業に着手する考えについてでありますが、本町には、有志で構成されたボランティア団体が多数存在している中、211人の皆様が美幌町ボランティアセンターに登録し、様々な場面において活躍されております。息の長いボランティア活動を続けていくために、美幌町ボランティアセンターでは「できる人ができることをする」を提唱し、令和2年1月からは、地域を支える「ささえ手」の皆さんが楽しみながら活動を続けていけるよう、ボランティアポイントに取り組むとともに、需要調整をボランティアセンターで行っているところですが、近年、高齢化に伴う担い手不足や体力を必要とする活動の縮小等の課題が挙げられております。今後におきましても、美幌町社会福祉協議会と連携し、年齢を問わず、ボランティア活動の意義、共助の必要性を多くの皆様に知っていただきながら、参加者の増加を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 11番 大江道男
再質問を行ってまいります。最初は、学校給食費の第1子、第2子無償化に向けての取組でございます。法律上、給食費の負担区分は設置者及び保護者とされております。保護者負担は、途中で光熱費の負担は外されましたが、現在、食材の購入費は保護者の負担と、このように残っております。この経過を私も調べてみたのですが、国も当然に父母負担でよいと、当初から考えていたわけではないという経過がございます。学校給食法の制定は1955年9月。この時点では、9月に事務次官通知を発出しておりまして、保護者の経済的負担の現状から見て、地方公共団体その他の者が児童の給食費の一部を補助する場合を禁止する意図ではないということで、全面的に父母負担が当然だという立場はとっておられないのですね。しかし、相当長い間、食材については父母負担ということで、今日まで続いているというのが実態でございます。これは、全国で学校給食は無償にすべきだと、義務教育の一環でしょうという大規模な運動が起こってまいりました。近年、無償化が市町村段階で進んできておりますが、そのときに学校給食法を盾にとって、法律で決まっているではないかということで、現場では解釈をめぐって相当なぶつかり合いがありました。そのような経過を受けて、実は、2018年12月に文部科学委員会で「1954年9月の事務次官通達で一部の補助はいいがと、このようにあるけれど、自治体などがその判断によって、全額補助することを否定するものではないのではないか」ということが質問されまして、その当時の文科大臣が「そのように理解されるところだ」と答えておりました。この点で、父母負担は当然だということだけではなくて、それに対する公費の負担などに晴れて道が開かれているという経過がございまして、急速に無償化が広がってきたところであります。そのような中で、2022年度、政府がコロナ感染症対応地方創生臨時交付金の中で、給食費の軽減に使うことを促して、全国1,700市町村の3割が給食費無償化を行ったという情報がございます。全国的には、財源があれば直ちに給食費無償化をやりたいという状況が、この中にあるのだと思っています。あわせて、現在の学校給食法は2008年に改正されております。学校給食の目的は、これまでは学校給食の普及、充実という側面が強かったのですが、学校給食を活用した食に関する指導を通じての食育の推進、この部分が加わりました。明らかに教育の一環として位置づけられたと述べられておりますが、義務教育はこれを無償とすると、憲法26条が国に求めているとおりの状況が今、出来てきているのではないかと思います。しかし、依然として法律が変わらないということも含めて、学校給食費の無償化問題は、地方の問題ということにとどまっていると思うのですが、この点に関して町長はどのように認識されておりますか。まず、伺いたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
学校給食については今、大江議員が後段で、地方の問題に振り替わってきているということに対して、私は同じ考えを持っています。同じというのは、地方の問題ではなくて、国がしっかりやるべきことだと思っております。原則論を言うのであれば、憲法26条に基づいて、途中で学校教育に食育を含めるといった中で、何で国が責任持ってやらないのかというのは、ずっと思っておりました。ですから、私が町長になったときから、この問題は国がしっかりやるべきということを言い続けていたのですけれど、現実問題としてそれでは何も変わらないと。それから、そのようなことがあった時に、最初は多子世帯ということで無償化をさせていただきました。今回もコロナがある程度落ち着いてきた中で、経済状況は子育てをする、子供たちを育てる方に対しては負担がもう大変だということを考えれば、それは何かやらなければならないということで、給食費の段階的軽減ということを一つの公約として挙げたところであります。最終的に、無償化にすぐ踏み切れないというのは、やはり地方負担になるということであります。ですから、この辺の財源確保も含めて、例えば、コロナ交付金でパッと充当するということについて確認しましたが、食材が上がるということに対しては可能だけれども、新たに無償化スタートの財源とするということについては、好ましくないと私は聞いておりました。これをやり始めた以上は、しっかり継続していけるような体制で進めたいという思いでありますので、御理解いただきたいと思います。
再質問 11番 大江道男
この点で、義務教育の無償の範囲の中に学校給食も含まれているという国会での答弁が、実はございました。確認をしたのですが、これは学校給食法ができる以前の1951年3月19日の参議院文教委員会で、当時の政府委員局長がこのように答弁しています。「憲法に定められております義務教育の無償をできるだけ早く、広範囲に実現したい」ということは、政府としての根本的な考え方でございます。中略いたしますが、要するに、義務教育を教育として実施する場合に、必要な経費は公共から出しまして、義務教育を受ける立場からは、これを無償とすることといたしたいという理想を政府として持っていると。すなわち、その内容といたしましては、現在は授業料が無償化でございますが、そのほかに教科書、それから学用品、学校給食費、なおできれば交通費ということも考えております。これは、戦後の間もない時点ですが、憲法が制定されて、それをどう実施するかという立場の政府委員が、当初からこのように答えていたということなのですね。現在と相当違っているということです。なお、併せて申し上げますと、最終的に学校給食法は、閣議決定で内閣が提出するという中身になっていますが、その前段の参議院段階では、各党の委員が一致して義務教育はこれを無償とするという立場の見解で一致していたということも含めて、時の政党の構成によって途中で大きく変わると。内閣の判断がそこに入ったということも含めて、憲法の定めは、時の政治権力者に対する求めです。それを受けて一様ではなかったということも、現在考えていかなければならない大変大事な側面ではないかと、私は思っています。あわせて、御紹介したいと思っているのですが、実は今、政府も少子化対策に取り組むに当たって、いろいろな調査を行っており、2020年の内閣府の調査で、少子化対策のための国際意識調査というものが行われています。あなたの国は子供を産み、育てやすい国かということで、日本人に聞いたら、とてもそう思っているというのは僅か4.4%です。フランスは25.5%、ドイツは26.9%、スウェーデンに至っては80.4%がとてもそう思うと答えている中で、異常な低さであります。これは、子育て中の若い人たちに対する質問です。そして、日本で育児を支援する施策として何が重要ですかという質問に対して、教育費の支援・軽減が69.7%、断トツになっています。2番目は、子育ての経済的負担の軽減、49.3%ということで、1位、2位が結局、子育てにお金がかかり過ぎるということをはっきりと示しております。少子化対策を言うのであれば、今、問題にしている学校給食など、美幌町のアンケートの第1位です。町に望みたいのは、教育費の負担軽減というのが第1位ですが、やはりその点で財政的な余裕が若干でもあれば、第一に取り組むべき事柄だということは、政府の調査の中でもはっきりしてきていると思います。その点で、どのように制度設計をしていくかということについては、これからの課題だということですが、ぜひ第3子無償化、その次に、第1子、第2子をどうするかということであります。私は、せめて2分の1の負担からスタートするということを、ぜひ御検討いただきたいと思っています。かつて、私も美幌町の少子化問題について一般質問したことがありますが、昨年度1年間で61名しか子供が生まれない町ということで、これは異常事態だと思います。これを解決する上で、大変大事なテーマだと思いますので、早急に父母の期待にこたえて、積極的な内容で負担の軽減を図っていただきたいということを申し上げたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
学校給食については今、大江議員からいろいろ言っていただいたとおり、私も思うところはたくさんあります。経済新聞で子供が消えるという特集記事を毎回やっているのですけれども、やはり今言われた中で、日本においては、きちんと憲法で義務教育は無償と定められているではないかと。でも、現実には違うよねという話。そして、大江議員が状況をお話いただいた給食費、隠れ教育費も含めて非常に大変だと。一つの事例とすれば、今、国際意識調査の中でスウェーデンがというのは、スウェーデンは当然、全て無償という中で、非常に恵まれているところと余りにも差があり過ぎるという話をしていて、その中で美幌が今何をやるかという部分でいくと、戻りますけれども、学校給食の段階的軽減をしたいと思っています。今、なかなか細かくまではお話ししておりませんけれど、具体的なものはもう担当に指示は出しております。それで、時期的なお話をさせていただければ、できれば10月以降に反映されるような形で提案できればと思っています。ですから、9月議会に向けて、またこれから皆様にというのは、議会議員の皆様にいろいろ相談しながら、今の子育て、第1子、第2子の子供たちに対する給食費の軽減についてしっかり提案したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問 11番 大江道男
時間の関係がありますので、次の項目に移りたいと思います。国保税の子供課税の減免についてであります。御答弁の中で、美幌の町税に係る独自の減免、事由に対応するために、その規定はその他特別な事情がある場合ということでございます。昨年度1年間に61名しか子供が生まれなかったということは、町民的に大きなショックを与えています。このままでは美幌町が消滅していくのではないかということにつながっているからでございますが、この61名の中に当然、国保の御家庭に属する方がいらっしゃると思います。年々少なくなってきているとは思いますが、何人ほどいらっしゃるのでしょうか。あるいは、18歳未満の子供さんの数について、改めて何人ほどいるかということを、まず押さえたいと思います。結局、特別な事情にあるのだと思うのです。子供が生まれないということを、町全体としてこれは大変な事態だということなので、少子化対策を税の上からもしていく必要があるのではないかと私は思います。全道で2市5町ですか、広域連合も含めていきますと、いずれも少子化対策のために18歳未満の子供の均等割を減免すると、私はそのとおりなのだと思います。その点で、実は町民的な共通認識する上でも、お子さんの割合はどのようになっているか、1人でも多く生まれればみんなうれしい話になっていると、それにつながっていきますので、ぜひ、明らかにしていただきたいと。あわせて、他の健康保険制度で子供が生まれたら課税すると、このようなばかみたいな健康保険制度は、ほかにあったらお示しいただきたい。ないと思うのですが、その点、まずお聞きいたします。
答弁 戸籍保険課長 佐々木斉
御質問いただきました未就学児、子供の国民健康保険の加入人数でございますが、未就学児は、5月現在で81名となっております。そのうち、0歳児が7人、1歳児が11人となっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。それから、子供が加入することによって保険料負担が増える制度があるかという御質問でございましたが、現在承知しているところでは、そのような制度があるというのは確認しているところではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。
再質問 11番 大江道男
町長や担当部課長さんが加入されております市町村職員共済組合、これも子供が生まれれば税がかかりますよと、こんなばかなことはないのです。しかし、保険税が他の保険制度に比べて2倍高い上に、子供が生まれたら、あるいは18歳まで、小学校、中学校、高校と一切の収入のない、所得のない子供たちに課税しているということを、私は特別な事情ということで、町が位置づけて全然問題ないと。よその保険制度に入っている方から、何で国保の均等割を免除するのに税を使うのかと言われれば、そのように答えればいいではないですか。あなた方が入っている保険税は一切ないのですと。子供が生まれてうれしい話が、当事者にとってみれば税が増えると。ここを減免の事由にするということは全然問題ないと思いますが、いかがですかね。時間の関係上、併せてお聞きします。最初の答弁の中で、減免制度を活用して子供均等割額の軽減拡大は、北海道の見解としては、好ましい取組ではないと。仮に、不足財源を一般会計から繰入れた場合は、禁止されている赤字補填に該当するとの見解が示されたということです。これは、従来の厚生労働省が出している法律に基づいて、減免の場合に赤字繰入れとは認めませんと、やれますという見解と明らかに矛盾する見解だと思いますが、これは何を根拠に示されたものでしょうか、お聞きいたします。
答弁 町長 平野浩司
まず、子供が生まれたときに国保税が課税されるというのはおかしいという部分の意見について、私も同感であります。それであれば、それぞれの町が自由にそれをやめるなり、変えればいいではないかという話は、私は賛同できません。本来、大江議員も私もそれはおかしいというならば、その制度自体、国として改めることをやらないと、後半にお話しした、それであればこのような考えにより、美幌がそれをしないとかするという話ではないと、私は思っています。今、国保税については、制度の中身は別として、やはりどの町に住んでいても同じ適用が受けられるように、北海道が統一すると、一本化するということを進める中においては、私はそのことをきちんとすべきだと。どこかが争って、私の町のほうが有利ですということではないと、このことについては思っております。2点目については、担当からお話をさせていただきたいと思います。
答弁 町民生活部長 関弘法
子供への均等割の在り方につきましては、各地方公共団体からの要望等もありまして、現在も国において引き続き検討がされているという状況は、御承知のことかと思います。私からは、今現在あります制度的なこと、または、現在の事情につきまして、若干御説明をさせていただければと考えてございます。まず、減免に対する繰入れ等の考え方、そのような基準につきましては、直近でいきますと、令和4年7月に厚生労働省の事務連絡によります通知が来てございます。その通知によりますと、特定の対象者にあらかじめ画一的な基準を設けて減免を行うことは適切ではないとして、例えば、子供世帯の保険税を画一的な基準で軽減するための法定外の繰入れ、一般会計からの繰入れについては、赤字補てんといったことで位置づけるといった通知が示されているところでございます。議員も御承知のとおり、国民健康保険制度につきましては、加入者が保険税を負担いただいているということによりまして、加入者皆様への保険給付事業が賄われてございます。それぞれの世帯人数、状況に応じて御負担をいただいているわけでございますが、このことにより、全ての被保険者が等しく保険給付を受ける権利を有することにもなっているということもございまして、一定の保険料負担を規定して、国民健康保険制度が成り立っているというところでございます。減免の仕組みにつきましては、国民健康保険制度がこのように相互扶助により運営されている制度理念に鑑み、基本的には、減免の実施は個々の事情を勘案して行うという考え方に合わせて基づきますと、特定の一定の対象者にあらかじめ画一的な基準を設けて減免を行うことにつきましては、現制度下においては特に慎重に取り扱わなければならないと考えてございます。また、国民健康保険税ということもございますが、こちらも御承知のとおり、軽減することにつきましては、公平性という観点から、ある意味では、広く議論を行いながら、他の被保険者の理解を得ていく必要についてもあるのではないかと認識をしているところでございます。さらには、町長からも御答弁申し上げましたが、国保制度の都道府県化が平成30年度より実施されてございます。今後、北海道内のどの地域に住んでいても、保険税の負担額を同じとする統一保険料となることが示されておりますので、国保税額の算定、あるいは額の軽減などにつきましては、市町村の裁量といいますか、独自の取組につきましては、そのような方向性にはなくなってきているということも、実際のところでございます。子育て支援の充実につきましては、重要な施策ということで、我々担当も認識しているところでございます。しかし、個々の市町村が独自に実施する上では、現制度下において非常に難しい部分が実際のところ多いという現状もございますことから、実施には至っていないという状況にもございますので、御理解いただきたいと思います。
再質問 11番 大江道男
質問時間の都合上、これ以上、触れにくいのですが、私は道議会を通じて、今回美幌町に示した見解の根拠は何かということを確認いたしました。その結果、未就学児の半額減免に対する各地の質問に対する回答というものの中に、今指摘された部分が含まれてきていると。それを一般化して、あたかも国保料の場合は国保法77条ですが、私たちは国保税なので、地方税法第717条の規定を活用したもので減免を行った場合に、従来は、決算補填等目的の法定外繰入れについては、これは駄目ですと。一般会計からの繰入れは駄目ですとなっておりましたが、決算補填等目的以外の法定外の一般会計繰入れは、認められているのですね。それを今回、7月の事務連絡の中で、これらを一緒くたにして、あたかも一般会計からの繰入れは駄目ですと読み取れる中身に実はなっているのです。当然、これは本当にどうなのかという問合せが各地から党の国会議員団のところに来まして、それで、参議院の田村事務所から照会を出しました。それに対し、昨年12月14日付で「国民健康保険法第77条に基づく減免は、被保険者の個別の事情に応じて実施するものであり、一律に保険料の負担軽減を図るためのものではないことから、当該減免額に当たるための一般会計繰入れは削減解消すべき赤字には該当せず、決算補填等目的以外の一般会計繰入れと整理している」ということで、それは従来どおり認められるという回答書が寄せられて、これも実物を送ってもらいました。時間が全然ないので、都道府県化の根本的な理由は、住民に一番近い市町村が、高い保険負担を軽減するために、いろいろ知恵を絞って、一般会計からの繰入れで減額をしてきたのです。それをどのようにさせないかということで、都道府県化が図られているということを考えた場合、やはり、住民に最も近い市町村として、その状況の下で手だてを図るべきだと思います。そのことは、これからもあえて申し上げていきたいと思います。最後にならざるを得ないのですが、ボランティアパスポート制度等の質問に対して、全体的には非常に前向きな御答弁をいただきました。これからもボランティア団体などと積極的に意見を聞くという形で町長が進められると思いますが、願わくば美幌町で老後を迎えることが、健康で長生きできるまちだという評価につながるような施策として実るように、ぜひ、期待を申し上げたいと思います。担当課からデータもいただいて、美幌町の要介護認定率が全国、全道よりも低いと。健康な方がそれだけ多いということは、データの上でも示されていると。社会的な評価も非常に高いのですが、その点でさらに上もあるようです。どうして要介護認定率が美幌町より低い町があるのかということでは、いろいろ研究もしていく必要があると思いますが、その一端は、やはり、動けるときは世のため人のためになる活動をし続けたいと、そう願って頑張っておられる人たちが、実は、介護認定率も口にされているのですね。美幌町は低いので、このようなところに知り合いのお年寄りを呼んできたいと、いい町なのだと胸を張ってお誘いができるようなまちにつながる施策を、ぜひ、これからも続けていっていただきたいということだけしか申し上げられません。町長が、いろいろな団体の人たちと意見交換を積極的にされているということも承知をしておりますが、より一層いいお答えをされますことを祈念して、私の質問は終わります。