妹背牛町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日
買い物弱者救済と公共政策について
2017年12月14日、妹背牛町議会の一般質問で、鈴木正彦議員が「買い物弱者救済と公共政策について」質問し、企画振興課長 篠原敬司、町長 田中一典が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木正彦 議員
- 答弁者
- 企画振興課長 篠原敬司、町長 田中一典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 6番 鈴木正彦
(登壇) 通告書に従って、一般質問をさせていただきます。町長におかれましては、大変おめでとうございます。12月になりまして、町長のご挨拶を2度ほど聞かせていただきました。その中でちょっと気になることがありまして、思った以上の激務であると。大変疲れておりますというような挨拶が冒頭になされておりました。体に気をつけて頑張っていただきたいと思うのですが、弱気な発言は若干控え目にしたほうがいいのではないのかなと思います。それでは、質問に入っていきたいと思います。最初の質問でありますが、買い物弱者救済と公共政策という点であります。11月22日に札幌でたまたまそういうテーマの講座がありまして、参加してまいりました。その中で、参考資料の中に新聞記事の切り抜きがありまして、公設民営のスーパーやコンビニエンスストアの出店が道内で相次いでいると。その中で、滝上町では人口減で採算が悪化した食料品店が撤退したり、そのおそれが高まったことで買い物弱者の増加を懸念した行政が支援を決断したと。特定の業者を支援することに異論も出る中、支出を決断しなければならなかった。この決断には、スーパーは病院や福祉施設と同様に住民の暮らしに不可欠な社会インフラであり、交流の拠点です。なくなれば地域がさらに衰退することが明白でしたという記事でした。滝上町では、農協が経営していたスーパーが閉店してしまい、その後を受けて民間の商店にいろいろ打診したそうです。その中で応えてくれる商店が1店舗だけあったそうです。そんな中で、閉店後の展開でもあるので、農協の店舗を借り受け、改装し、そこでテナントとして入っていただくというシステムになったそうです。その必要な経費が1億9,000万円の支出額になったそうです。スタート時には8,000万円ぐらいの予算であったそうなのですが、やり始めると追加、追加という形で、議会からもかなり批判が起こったようであります。この事例を考えてみますと、聞いている途中から妹背牛町と似ているなと。人口規模もほぼ一緒です。過疎化、それから高齢化、これは避けて通れないことだということに気がつき、可能であれば閉店した後に支援を考えるのではなくて、その前に手を差し伸べる方法はないのか。今回もいろいろ支援はいただきましたけれども、今までもしていただいてありがたいことなのですけれども、できれば閉店する前にもっともっと積極的な策を考えて、対策を練っていかなければならないのかという考えになりました。その点を考えて、町の考え方をお伺いしたいと思います。次に、町長の公開討論会の中の発言で、まず1点目に小学校と中学校を統合し、中学校跡地に町民会館を新設しますという発言、それと高校跡地の西側に道道と、質問書には西4町内をつなぐ町道を設けますという中身の質問でした。先ほど広田議員の質問の中で、大方この質問では同じ答えが返ってくるのかなと。ちょっと展開を変えて、もうちょっと煮詰めた中身にしたいかなと。小学校、中学校の統合につきましては、先ほど説明もありましたように今後の検討課題ということでありましたけれども、実は町長選挙のすぐ後だったと思うのですが、中学校の校内放送で、町長が田中町長にかわりました。その発言の中で、小学校と中学校が統合しますというような中身で子供たち大変心配ですと。私たちはどうなるのでしょうというような心配がまず子供たちの中に広がっているそうです。その辺についての対応は、早目にしておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。その次に、高校跡地の先ほど広田議員の質問の答えにもあったように道道と西4町内をつなぐ町道ということで答弁がありましたが、答弁の中に高校跡地を利用してというお答えでありました。公開討論会のときの記憶をたどると、高校跡地を別にしてという趣旨の発言があったように理解していたのですが、私の聞き違いだったでしょうか。先ほど南3条と道道をつなぐという発言がなされたのです。答弁があったのですけれども、それで間違いないか再度お伺いして、質問といたします。以上、再質問を留保して終わります。
答弁 企画振興課長 篠原敬司(企画振興課長は2017年12月まで)
私から買い物弱救済と公共施設についてご答弁いたします。初めに、滝上町を含む公設民営のスーパー等でございますが、近隣では北竜町が来年の春オープンする予定でございます。また、沼田町におかれましては、建物を町で、中の運営につきましては民間のほうで行っているという形をとられているようでございます。ただ、それぞれが本町の場合とは若干違いまして、唯一残されたJAの店舗等がなくなり、町内、地域において食料品を取り扱う店がなくなったという事例で、その後に公設民営という形をとられているようでございます。あくまでもその場合に出店せざるを得なくなったという形の中での事例ということで私のほうでは認識している次第でございます。ご質問の買い物弱者救済におきましては、町内の商店がそれぞれ丁寧なサービスを提供され、買い物弱者を生み出さないような形ということで常日ごろから商工会とともに各運営を行っていただきまして、力を入れている次第だと思ってございます。町としまして商工会と連携し、購買力流出対策としまして毎月の倍ポイントデーの実施、町主催の事業におきますモスピーポイントの進呈、それとタクシー利用者助成のお買い物おもてなし事業等を実施してございます。特に平成27年度より年末年始における購買力拡大策としまして、長期において倍ポイントデーを実施していることに対しまして毎年町のほうからも助成のほうをさせていただいてございます。また、本年度におかれましても当初予算の中で昨年度の補正分を上乗せした額を助成してございます。商店街が活性化される起爆剤となるようなことを政策として行ってございます。本年9月開催の第3回定例会におきまして赤藤議員から商店街の維持に対しましてのご質問で、各事業等において町、商工会が連携をして行っていると答弁させていただいてございます。それぞれが単独ではなく連携し、全体として考えを持ちまして政策を行っていることを申し上げまして答弁とさせていただきます。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
鈴木議員の質問にお答えさせていただきます。公開討論会の席上で私が提案というか、お話ししました小学校と中学校を統合し、中学校跡地に町民会館ということをお話ししましたが、これは順番を話しする上で、町民会館を先につくるというお話がありきではないということで話した内容でございます。ですから、これは先ほども答弁しましたけれども、学校教育の問題を預かる教育委員会と丁寧に議論をして、こういう時期がいつ来るのか、それから耐震の問題と組み合わせて考えなければいけないと思いますので、熟慮、そして議論をこれから進めていきたいと思っております。それから、中学校のほうで校内放送が流されたと私今初めて聞いたのですけれども、統合の話が出たというのは私は今まで知っておりませんでした。中学校のほうと連絡をとりまして、どういうことが今ひとり歩きしているのか、そういう心配があるのだったらきちんと手当てしなければいけないと思っております。ご指摘ありがとうございました。それから、高校跡地を最初は私利用しなくても道路ができるのかなと想定していましたけれども、実際は狭過ぎてできませんでした。道路用地を考えますと、高校用地の横にあるもとテニスコートがあったところ、あそこら辺をある程度買い取らないとできないということでした。それから、もう一つは、私町道南3条線と言いましたか。間違いです。訂正させていただきます。2条線でした。ここを道道深川雨竜線と接続するために、やはり高校跡地の一部を道路敷地として使用する必要が出てまいりましたので、これが買い取れるかどうか、道のほうと協議を進めていきたいと今は考えております。以上です。
質問 6番 鈴木正彦
まず、1つ目の質問に対しまして企画振興課長から答弁をいただきました。それで、商工会と連携をとりながら、全体を見ながらという大変ありがたい言葉だったと思います。現在も商店街活性化事業、住宅整備支援事業、お買い物おもてなし事業等々さまざまな支援をいただいておるところであります。さらに追加される部分もあり、大変感謝しているところでありますが、考え方として、まずただ単に商店街を守るという発想ではなくて、これは課を超えて、例えば福祉の畑であるとか、いろいろな課で検討していただかなければならないのかなと。まず、買い物をするという行為で介護予防の運動になっているのではないのかなと。自分で見て、選んで、買って、介護予防には2つの動きをすることが有効であるということでいろいろ運動に取り組まれておりますけれども、そんなことも考えながら進んでいかなければならないのかなと。先ほど言いましたように居場所づくりのためにもその支援、弱者支援は必ず必要になってくると思います。先ほども言いましたように高齢化、人口減少、これは恐らく避けて通れないのではないのかなと。ただ、暗い思いばかりでなく、その中で自分たちの居場所をどんどんつくる、そういう展開をしていかなければならないのではないかなという思いもしております。そんなことを考えますと、以前大変効果絶大だったプレミアム商品券等を有効に使う必要もあるのではないかなと。以前一般質問にも出ていたかと思うのですが、財源もなくて大変であると。27年に行われたときには、25%のプレミアムがついていた。それを例えば15%に減らしても8%、10%というくらいの中でも購買意欲の増加にはつながるのではないのか。そんなことを考えていくのも一つの手ではないのかなと。いろいろ方法は考えられると思います。当然それを進めていくためにはお金も必要ですが、本当に買い物弱者をなくすためにどうしたらいいのかということを福祉、それから住民みんなで考えていかなければならないのではないのかなと。そういうことをお伺いしたいと思います。町道につきましては、当初の答弁で南3条という、訂正があったのですけれども、実は南3条に通すためには住宅2軒移転していただかなければならない。本当に移転させてもやるのかなとちょっと心配だったので、南2条というお答えが返ってきてちょっと安心しているところなのですけれども、先ほど答弁ありましたように当初は高校跡地を使わないでもできるのではないかと。実は、この質問は、以前の町道新設の一般質問の中で課長答弁されたことがあったのです。用地足りなくてつくれませんよと。その続きには、そこで町道を狭い幅でつくってしまうと、今私道になっているところまでも町道に、除雪であるとか舗装化であるとかというのをしなければなりませんよという答弁まであったのです。その辺の町長のご理解はどうだったのかなということをお伺いしながら、再々質問を留保して質問を終わります。
答弁 企画振興課長 篠原敬司(企画振興課長は2017年12月まで)
議員からの再質問に対しましてご答弁させていただきます。初めに、商店街を守る発想ということで、もちろん企画振興課のみといいますか、町だけではとてもできるものではありません。もちろん関係機関それぞれと皆さんと協力しながらやらなくてはならないと思います。ただ、議員から先ほど発言ありましたとおり、買い物弱者、買い物弱者というのは支援をしていただく体の弱い方なのでしょうか、それとも逆に買い物難民となる方なのでしょうか。まず、これにつきましては、私は買い物難民というほうで捉えさせていただきたいなと思います。体が大変不自由になってこられた方が買い物に行く、そういうことに対しましては各商店街におきましてもタクシー助成も一緒に含めた中で、店まで来ていただいて、その店での荷物につきましては各商店街におきましてそれぞれ配達等を行ってございます。そういう細かなサービスということは、今商店街としても全体で取り組んでいるということもあります。そこも含めた中で商工会とももちろん連携しながら、また町としましても関係各課と打ち合わせ等をさせていただきまして、検討していきたいと思います。今後におきましても本町の商店街がますます活性化し、住民の方も地元で買い物ができる、安心して買い物ができるということを考えながら、今後とも進めてまいりたいと思います。ただ、1点、プレミアム商品券につきましては、平成27年、そのときにつきましては補助金等ございまして活用させていただいてございます。現在そういうなかなか補助金等がついてございません。したがいまして、行うとなればやはり町単費の事業という形も出てくる可能性が大変高いです。ここら辺につきましては、国の動向、また道のほう、それぞれいろんな中で策を探しながら、町としても取り組んでいきたいと思いますので、ご答弁とさせていただきたいと思います。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
鈴木議員の再質問にご答弁を差し上げたいと思います。先ほど高校跡地の19町内の人たちがお住みになっている私道の部分、それをかつて質問した議員さんがおられたことは私も気づいております。その当時の答弁としては、私道の部分を舗装、除雪するということは、今のところ流れとしては考えていないというご答弁があったことも今ご指摘の上、思い出しました。私としては、課長と相談した折に、そこを将来妹背牛町の商業高校跡地を使う可能性が濃厚にあるという前提で、やっぱり広目の道路をつくらなくてはいけないと、そういうことが条件でスタートしなければいけない場所だと、そういうふうに再認識いたしまして、その以前の議論はある程度頭に入っておりましたが、私も狭い道路をつくることによって次に高校跡地が利用しにくくなるような状況にならないように大きな道路が必要かと考え直した次第でございます。以上です。
質問 6番 鈴木正彦
まず、買い物弱者のところでありますけれども、確かに予算がない。お答えもっと聞きたかったのは、多少でも利用できるものがないのか、財源がないからできないではなくて、財源をどうしたらつくれるかもしれないというような返事が聞きたかったような気もします。皆さん大変努力されているのはわかります。少ない予算の中で切り盛りされているのも十二分に理解しているつもりです。ただし、今回町長になられた田中町長が町民のために頑張るというお話を聞いて、町長がかわったタイミングで新たにそういう提案をしてみたら、もっと積極的に行政の皆様を動かしていただけるのではないのかなという答えも期待も含めて質問しました。町長にその点につきまして頑張ってくれるつもりがあるのか、意欲があるのか、その辺を確認したいなと思います。道路のことにつきましてですが、変更になるのは確かに町のため、町民のためによくなるスタイルで大変必要なことだと思います。町長が以前一般質問された中でサービススピーチ、前町長が結婚式でされたサービススピーチで質問につなげたことを思い出しまして、町長発言というのはそこまで重大なのかなと。本当に重いものですよね。首長として信念を持って、発言の重大さ等々当然理解されていると思いますけれども、冒頭言わせていただいた弱気な発言もあると。挨拶も弱気な部分を感じる部分があると言わせていただいたのですけれども、その辺も含めまして町長に今後の発言につきましても慎重な、これは決してお願いではなくて町長の気持ちをお伺いしておかなければならないのですが、慎重な発言をお考えになっていただきたいという腹づもりをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
では、1番のまちづくりについてでございます。先ほど課長のほうから答弁がございましたようにいろいろな形の支援がございますが、私どもの町でも農協の店舗が撤退する折に1つのうちにはまだスーパーが残っておりましたので、そこがあるということである種の撤退の可能性を持った経緯もございます。今1つスーパーが残っておりまして、あとはコンビニなのですけれども、ここが私たちの町の今鈴木議員がおっしゃった社会に不可欠なインフラだという表現をなさいました。この部分を私たちは町民全てが納得するような同意、コンセンサスをつくり上げていく必要があると思います。私も商工業者の端くれで生活しておりましたから、この問題の重さは充分認識しております。ただ、この問題を行政の側から準備するだけではなくて、やはり商店街、それから商店主がどういう生き残りをかけてこの町とともに生きていきたいか、こういう提案の趣旨、そのやる気というものが前提になければ行政というものは基本的に動くことはできません。これは冷たいということではなくて、どういう手を差し伸べてほしいのかということは、こちらが最初に提案するという形には基本的になり得ないと思います。ですから、そういう形の提案をまずは商工会あるいは店舗を通して行政にしっかり上げていただく。その中で私たちが何ができるか、何をしなければいけないかということを真剣に討議させていただきたいと思います。これは、決意でも何でもなく、常識のことだと思って私は認識しております。それから、2つ目の公開討論会についてといいますか、私思った以上に激務だと言ったのは、それで疲れているという意味ではなくて、こういう状況なのだろうなと思いながら発言したのは弱気に聞こえたら申しわけありません。私は、それを楽しんでやっていきたいという強気の発言でございました。失礼いたしました。以上で答弁を終わらせていただきます。