紋別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月3日
(1)生活保護受給世帯等の住宅問題について/(2)報道で知った外国系企業による鴻之舞地区の試堀権出願について/(3)紋別市内の公園の現状と課題。公園の将来像について/(4)丘珠・紋別便の就航に向けて、西紋地区官民挙げての取り組みを/(5)紋別の貴重な歴史的建造物の現状と、その調査研究・維持・保存・復元・活用について/(6)紋別市内の墓地の現状を調査し、必要な整備を求める
2024年9月3日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「生活保護受給世帯等の住宅問題について」「報道で知った外国系企業による鴻之舞地区の試堀権出願について」「紋別市内の公園の現状と課題。公園の将来像について」「丘珠・紋別便の就航に向けて、西紋地区官民挙げての取り組みを」「紋別の貴重な歴史的建造物の現状と、その調査研究・維持・保存・復元・活用について」「紋別市内の墓地の現状を調査し、必要な整備を求める」について質問し、市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、社会福祉課長 檜山博克、保健福祉部長 西田尚市、商工労働課長 住出晋一、環境生活課長 笠井愉之、水産課長 髙橋博明、農政林務課長 中村雅俊、企画調整課長 大野貴光、産業部長 髙橋秀明、総務部長 得永恭志が答弁しました。
- 質問者
- 橘有三 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、社会福祉課長 檜山博克、保健福祉部長 西田尚市、商工労働課長 住出晋一、環境生活課長 笠井愉之、水産課長 髙橋博明、農政林務課長 中村雅俊、企画調整課長 大野貴光、産業部長 髙橋秀明、総務部長 得永恭志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 橘有三
橘有三でございます。国の令和7年度予算編成に向けた各省庁の概算要求が出そろい、一般会計の要求額が117兆円余りと過去最大となったことが明らかになりました。金額が示されない事項要求も多いとのことで、財政健全化に向けた議論が活発化することでありましょう。片や、紋別市においては、依然好調ないわゆるふるさと納税によって、本議会において60億円の補正額が示されるなど、一般会計額が438億円を超える状況で、全国の同規模の自治体において突出した財政の状況であります。本市においても、今後、来年度の予算編成が活発化することでありますが、このようなときにこそ、より慎重な財政運営を心がけ、国の将来像や重要課題、政策の基本的な方向性を示す経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる骨太の方針並びに各省庁の概算要求を踏まえ、地域の将来を見据えた財政規律の確立が求められるものであります。それでは、通告に従い、順次質問をいたします。まず、生活保護受給世帯等の住宅問題について質問いたします。子育て真っ最中の市民の一家が紋別に住み続けたいのに紋別から離れざるを得ない状況に追い込まれています。一家は、諸状況から生活保護を受給されています。そして、その離れざるを得ない直接の理由は、大家族でありますので、公営住宅への入居も難しく、戸建ての住宅を賃借しておられるのですが、老齢の親が次は保証人を続けることができないとのことで賃貸借契約を継続することが困難であるからであり、やっと落ち着いた紋別市民となっての今や安定した生活を泣く泣く諦めなければならない現状であります。家賃債務保証の対応が可能な札幌へ行きたくないのに行かざるを得ない状況が、今、この紋別市にあるのです。市政執行方針で、第1に誰も取り残されることのない医療・福祉・介護を実現すると高々と掲げられている紋別市であり、人口減少、少子化が大きな課題であり、移住、定住に多大な予算を持って取り組む紋別市です。市民が紋別市に住み続けたいのに出ていかざるを得ないまちに誰が来るのでしょうか。現に紋別に住む市民を大切にしないでどうするのですか。私は、繰り返し担当部署に相談し、また、提案もしております。紋別市民を大切にする、紋別市民のため、このことこそが市政の原点であると私は強く訴えます。本定例会にあって、私の一般質問の第1番目は、最も重きを置く質問です。本件に関して、紋別市として状況をどのように把握、理解し、どのような対応をしてこられ、どのような解決を図っていくのか、質問いたします。また、本件のような要配慮者の方に対しての居住支援に関して、特に親切な個別対応はもちろんのこと、紋別市として政策的に地域の居住支援体制を整備することが必要であると考え、提案いたします。ご見解をお聞かせください。次に、去る7月、各種報道で、外国系企業が道内5地区での金の試掘権を出願し、静狩地区については、既に本年1月に許可を受け、2月に登録、7月19日には黒松内町内で住民説明会が開催され、住民からの懸念の声が相次いだことが伝えられました。かつて東洋一と称され、日本三大金山の一つである鴻之舞鉱山のほか、三王鉱山に代表される藻鼈川水系の鴻之舞地区も申請地であることが明らかになりました。本件についての経緯と現状、並びに、報道等も含め、どのように情報を収集し、対応を図っているのか、具体的に時系列をもってお示しください。また、平成24年の1月に施行された改正鉱業法以降の紋別市内での鉱区の出願並びに設定の状況、試掘権、採掘権、すなわち鉱業権の出願と許可の状況、また、それに伴う意見照会、協議等、紋別市の対応を詳細にお示しください。自然、水問題、環境問題、漁業、農業、林業、防災、埋蔵文化財等、関連する庁内部署の本件に対する見解と対応をそれぞれお示しください。特に、本市の基幹産業である漁業に多大な影響をもたらした過去の鉱山に起因する問題について、詳細をお知らせください。また、漁業以外にも鉱山に起因する問題や課題があればお知らせください。次々と明らかになる北海道の外国資本による水源地や森林、農地の権利取得は、大きな社会問題となり、関心を集めております。今も、住友金属鉱山は、鴻之舞鉱山の坑水処理に関し、莫大な費用をかけて、長年、適切に管理されています。国際的な金価格の歴史的な高騰を背景とした外国資本の本市における鉱業権の出願に杞憂を持つのは私だけでしょうか。本件は慎重の上にも慎重な対処が必要と考えますが、市の対処と考え方について質問いたします。次に、紋別市内の公園の現状と課題についてお尋ねいたします。市内には、都市公園をはじめとし、多くの広場や緑地等があります。公園は、市民の憩いの場、活動の場、自然との触れ合いの場、健康、運動の場、学習の場等、多様な役割を持っています。また、公園は、防災機能面からの避難地や復旧・復興拠点、復旧のための生活物資等の中継基地等となる防災拠点としての役割も期待されます。防災・減災、強靱化の面から、全国的に都市公園の老朽化対策が課題となっているところでありますが、市内の公園の現状と課題についてお知らせください。また、今回は、特に紋別市開基100年記念として昭和54年7月15日に開園したオホーツク森林公園についてお尋ねいたします。緑町5丁目の一角の長く放置された旧上水道の貯水池並びに周辺の森林については、森林の持つ公共的な機能、旧貯水池の親水性、立地条件を生かした市民の教育文化・レクリエーション活動や市民の憩いと交流の場として整備された公園ですが、開園から45年を経て、公園内諸施設の老朽化が随所に目立ちます。また、樹木の状況や貯水池に関しても対応が求められる状況が見てとれます。オホーツク森林公園と大山山頂園などの大山地区は、避暑地化計画の舞台であると同時に、私がかねてより提唱する将来の紋別市の玄関口となる旭川紋別自動車道の整備を見据えての道の駅の候補地でもありますが、まずは、オホーツク森林公園の整備の目的に立ち返り、市民のための公園再生・活用計画、あわせて、大山地区の再編計画を検討する上からも、老朽化や維持管理に関して早急に、まずは森林公園の諸状況の調査が必要と考えます。市のご見解をお尋ねいたします。次に、第1回定例会、第2回定例会に続いて、丘珠-紋別便の就航に向けたお尋ねをいたします。オホーツク紋別空港がある本市において、首都圏と紋別を結ぶ羽田便の重要性は申すまでもなく、さらに、医療をはじめとした地域の諸課題解決のため、札幌市と紋別市を結ぶ丘珠-紋別便の就航に向けた積極的な取組と機運醸成が急がれます。さきの定例会で、北海道エアシステムとの協議において、一番の課題として機材の問題が挙げられました。丘珠からの道内空港への就航に関して、市民の関心事である航空運賃の課題もあります。現在、丘珠空港には、北海道エアシステムのほかに、フジドリームエアラインズやトキエアも就航しておりますが、就航実現に向けて幅広く協議や要望活動が必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。私は、ありとあらゆる手だてと交渉をもって就航を実現すべきと考えます。前回も申し上げましたが、全国において医師確保が極めて厳しい状況にある中、地域医療を確保する手段として、札幌圏の専門医療機関と連携し、医師の派遣、通勤、そして、紋別からの患者の治療、通院を考えたならば、課題解消のために丘珠-紋別便の就航は不可欠であり、大きな契機となることでしょう。また、そのことは、紋別市民のためのみならず、広く西紋、さらには、遠紋地区の医療課題をはじめとした地域の諸課題の解決と市民並びに地域住民の利便向上につながります。早急に、丘珠-紋別便就航に向けて、西紋地区、さらには、遠紋地区の官民が連携した積極的な取組が必要と考えますが、どのようにお考えでしょうか。また、その上で、現時点において、目標とする運航形態や運賃など、就航に向けての諸課題を早急に精査し、より積極的かつ速やかな検討、対応が必要であります。私もでき得る限り取り組んでおりますが、市のご見解と取組についてお尋ねいたします。次の質問に移ります。平成の時代、紋別の歴史を物語る幾つもの歴史的建造物が姿を消しました。主立った建造物として、今に残る港町3丁目の旧岩倉商店土蔵、本町2丁目の旧田中呉服店や旧遠藤醸造店、藻別の旧草鹿農場の草鹿邸等、貴重な紋別の歴史的建造物でありますが、老朽化等、現状、極めて憂慮される状況であります。一方、今にその役割を果たす紋別市武徳殿の旧光風殿は、往時の鴻之舞鉱山の繁栄をしのばせる道内的にも極めて貴重な建造物ですし、旧上藻別駅逓は、関係者のご努力により整備、保存され、登録有形文化財の指定を受けています。紋別市開基150年を5年後に控え、郷土の歴史と文化を大切に、私たち地域住民一人一人が紋別市民であることの矜持を持って、品位、品格あるまちづくりを目指す一つの象徴として、紋別の貴重な歴史的文化財、歴史的建造物の現状をお尋ねするとともに、その調査、維持、保存、復元、活用について検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。また、提案ですが、いわゆる歴史まちづくり法、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律の活用も考えられます。ご検討ください。最後に、紋別市内の墓地の現状を調査し、必要な整備をするよう要望いたします。市制施行70年を期して、先人への感謝の念を持って市内の墓地を整備してはいかがでしょうか。現状、市内の墓地について、その諸状況及び管理はどのようになっていますか。場所によっては樹木等が大きく成長し、場合によっては倒壊によってお墓を傷つけるおそれがある墓地も見受けられます。また、墓地整備に関して、特に紋別墓園内道路を舗装化できないか、お尋ねいたします。なぜ舗装化できないのでしょうか。特段の理由があるならともかく、斜面の砂利道等は高齢者にとって悪い足元の状況で、整備が必要であると考えます。前向きなご答弁を期待いたします。以上、私の質問を終わります。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、生活保護受給世帯等の住宅問題についてであります。1点目の紋別市として状況をどのように把握、理解し、どのような対応をしてこられ、どのような解決を図っていくのかについてでありますが、議員がご指摘の生活保護受給世帯は、現在、市内の不動産業者が管理する住宅へ入居しており、入居時において家賃債務保証会社との契約をしておりますものの、それとは別に連帯保証人を求められている状況となっております。民間の不動産業者が家賃債務保証会社の利用と連帯保証人の両方を満たしていないと住宅を貸すことができないとしている以上、市といたしましてはどうすることもできない状況から、個人的に空き家の情報を持っている方を通じて転居先の住宅を紹介することに至った状況であります。2点目の紋別市として政策的に地域の居住支援体制を整備することについてでありますが、国の施策において、都道府県の指定を受けた法人が、住居確保要配慮者に対し、家賃債務保証の提供、賃貸住宅への入居に係る住宅情報の提供、相談、見守りなどの生活支援等を実施する居住支援という事業がありますことから、本市といたしましても、事業の展開について検討してまいります。次に、報道で知った外国系企業による鴻之舞地区の試掘権出願についてであります。1点目の本件の経緯と状況、鉱業法の改正以降の鉱区の出願、設定の状況についてでありますが、本年5月に報道にあった外国系企業の試掘権出願に係る鉱業法第24条の協議のため、北海道から本市に対して公益上の支障について意見照会があり、試掘の影響が考えられる各分野の担当部署から意見を取りまとめ、本年6月に回答しているところであります。現在のところ、本出願は国において審査中であり、試掘権の設定は行われていない状況であります。2点目の鉱業法の改正以降の鉱区の出願、設定等の状況でありますが、本市を所在地とする試掘権の出願が3件で、そのうちの1件が鉱区の設定とともに許可されており、設定された鉱区数は21地区となっております。なお、改正前より現在に至るまで設定されている鉱区はありません。出願に伴う市の対応等につきましては、出願があった3件とも、鉱業法に係る意見照会が北海道からあり、平成29年に1件、本年度に2件で、それぞれ出願地の状況に応じた意見を付して回答しているところであります。3点目の関連する庁内部署の見解と対応及び鉱山に起因する問題についてでありますが、北海道への意見照会に対する回答に当たり、自然・環境問題は市民生活部、水問題は水道部、農林漁業のことは産業部など、各分野を所管する部署と意見調整を行っており、出願された所在地が取水施設や農用地、漁業権、埋蔵文化財等に関連する場合は、市や土地所有者、関係団体などと事前協議を行うほか、周辺地域、下流地域に影響しない措置を講じるなどの条件を付して回答しているところであります。過去の鉱山に起因する問題についてですが、昭和9年に豪雨の影響により鴻之舞鉱山の廃液用の沈殿池が決壊し、藻鼈川に廃液が流出し、河川の魚が死ぬなどの漁業被害が発生したこと、また、昭和48年にも同様に豪雨により沈殿池が決壊し、有毒物質が藻鼈川に流出して漁業被害が発生しております。また、同事故では藻鼈川を水源とする飲料水や工業用水にも有毒物が検出され、水道の停止により住民生活や工場生産等にも影響を及ぼしたことなどの問題が生じており、現在も同鉱山を管理する住友金属鉱山が坑廃水処理等の安全管理を行っていると認識しております。4点目の外国資本の本市における鉱業権出願への市の対処、考え方に関し、出願企業の信用等の確認についてですが、経済産業省が企業の財務状況や技術的能力、社会的信用、地域の公共福祉への影響等を審査基準に許可を行っているところであります。また、海外からの輸入に頼る鉱物資源の安定確保のため、国内の資源開発を促進する国の施策についても理解しているところでありますが、本市といたしましては、今後も、周辺地域や下流地域に影響を及ぼさない十分な措置を講ずるよう意見していくとともに、企業に対しては必要な事前協議、住民説明を行うよう強く申し入れるなど、自然環境や地域産業への影響を想定し、適切に対応してまいりたいと考えております。次に、紋別市内の公園の現状と課題、公園の将来像についてでありますが、市内の都市公園や緑地等の管理箇所数は52か所あり、住民1人当たりの都市公園面積は、北海道全体の平均値を2倍近く上回り、充実した屋外環境が整備され、多くの市民に利用されております。課題となる都市公園施設の老朽化対策につきましては、公園再整備事業計画及び紋別市公園施設長寿命化計画を基に、国の公園再整備事業、防災・安全交付金を受け、遊具や避難時も活用できるあずまやなどの施設更新を計画的に行っているところであります。防災・減災、強靱化の面からも、緊急避難場所に指定されている公園施設につきましては重点的な維持管理及び整備を進めてまいりたいと考えております。オホーツク森林公園につきましては、公園内の危険な箇所や老朽化が著しい部分は、都度、修繕などを行って対応しておりますが、開園から45年が経過し、遊歩道、水道施設、水路、樹木などの老朽化も進み、公園全体の再整備が必要な時期に来ております。オホーツク流氷公園が開園して以降、公園の在り方も変化してきておりますことから、時代に即した公園となるよう、今後、現況調査を実施し、再整備に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、丘珠-紋別便の就航についてであります。1点目の丘珠-紋別便の就航に向けた西紋地区の官民挙げての取組につきましては、議員がご指摘のとおり、丘珠便の就航を実現するには地域における機運の醸成が非常に重要なものであると認識しているところであります。このため、遠紋地域住民の利便性の向上はもとより、地域医療の充実や医師確保に大きく寄与する丘珠-紋別便の必要性を多くの方々に理解していただき、地域が一丸となった体制を構築する必要があると考えております。また、就航に向けた航空会社との協議につきましては、さきの第2回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、株式会社北海道エアシステムをはじめ、現在、丘珠空港に定期便が就航している航空会社と協議を進めるべく、航空関係者を通して調整していただいているところであります。2点目の丘珠便就航に向けての諸課題を早急に精査し、対応すべきとのご指摘についてでありますが、現段階での課題といたしましては、空港のグランドハンドリングをはじめとする地上支援体制のほか、航空需要の予測や把握をしっかりと行い、安定的な運航を継続させるため、航空会社の収益性をどのように確保していくかなどが挙げられます。また、収益性に加え、利用者の利便性の観点から、2便運航の可能性や過去の札幌便でも実施した住民に対する運賃助成などの搭乗対策を市としてどのように行えるのか、検討してまいります。今後も、北海道への要望活動を継続するとともに、市といたしましても、積極的に航空会社や関係機関との協議を進め、一日も早い就航に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、紋別市内の墓地の現状を調査し、必要な整備を求めることについてであります。1点目の市内の墓地の諸状況及び管理についてでありますが、現在、市の墓地は19か所あり、そのうち、紋別墓園、渚滑墓地、中渚滑墓地、上渚滑墓地については本市が運営全般を行っております。それ以外の墓地の運営は町内会等の地域の団体で行っておりますが、高齢化や人口減少に伴い、運営、維持が困難な団体もあると伺っておりますので、改めて墓地の使用状況について調査してまいります。また、各墓地における支障木につきましては、本年度より、伐採に関する予算を措置し、順を追って対応しているところでありますが、一部に伐採が非常に困難な箇所があり、対応について検討しているところであります。2点目の紋別墓園の舗装化に関し、現在の墓地区画の使用状況についてですが、昨年度は、新旧区画とも新規貸付けはなく、返還が37件となっており、墓じまい等により大幅に減少している状況であり、この状況は今後も続いていくものと考えております。このような状況の下、紋別墓園の整備を中長期的に検討する中で、現在、区画再編の可能性も想定されるところであり、園路の舗装化につきましては墓地区画の利用状況の推移などから整備内容や概算事業費の調査を開始し、他の公共施設の整備計画を踏まえ、どの時点で事業化するのが適当なのか、今後、検討を進めてまいります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。紋別の貴重な歴史的建造物の現状とその調査研究、維持、保存、復元、活用についてであります。1点目の歴史的建造物の現状についてでありますが、本市の歴史的建造物は、建物自体の経年劣化や、昨今の社会状況の変化等を背景として、既に滅失したものや維持が危ぶまれるものも見受けられます。2点目の調査研究、維持、保存、復元、活用についての検討の必要性についてでありますが、こうした文化的所産の維持は所有者の努力だけでは困難であるため、その学術的・社会的価値等を踏まえ、所有者のご理解を得た上で、地域全体の共有財産、誇りとして大切に守り、次世代に伝えていくことが重要であると認識しております。これらの課題解決に向け、本年開催しております紋別市文化財調査会において、本市における文化財全体の現状整理に関することを議題とさせていただき、既存の歴史的建造物の現状把握を含め、新たな文化財候補の掘り起こしなどについて議論させていただいたところであります。引き続き、こうした協議を重ね、歴史的建造物それぞれの実情に応じた適切な保存方法や活用手法について調査研究を進めてまいりたいと考えております。3点目の議員がご提案の歴史まちづくり法の活用についてですが、今後における郷土の歴史、文化を大切にするまちづくりの参考とさせていただくとともに、市内の歴史的建造物の意義や魅力の発信のほか、街なみ環境整備事業など、関連事業の展開に努めてまいります。以上、答弁といたします。(降壇)
再質問 4番 橘有三
それでは、順次再質問をさせていただきます。まず、1点目の住宅の問題でありますけれども、この問題についてはかなり長いこと協議をさせていただいておりますし、当該ご家庭においても、何せ、住む場所、居住の問題でありますから、非常に深刻な課題と受け止められておることであります。2週間ほど前でしょうか、私が窓口に伺って最終的な確認をさせていただいたら、全然進んでいませんでしたし、このままでは札幌もやむを得ないというようなお話だったのですが、急転直下、居住先は決まったということですか。
答弁 社会福祉課長 檜山博克
お答えします。先ほど答弁がございましたけれども、この問題を解決する方法をいろいろと考えていますし、連帯保証人を必要としない住宅についても情報収集していまして、その2本立てで進んでおります。
再質問 4番 橘有三
居住問題は解決したのですか、していないのですか。
答弁 社会福祉課長 檜山博克
現在、家が見つかりまして、今、空く予定ということになっています。そして、その家庭にその情報を教え、外見をグーグルで見せましたところ、では、そこに入りたいということでしたので、空き次第、そこに入居する予定でございます。
再質問 4番 橘有三
急転直下、解決したのなら、それはそれで結構であります。しかし、こういう事例というのは、最後のほうの答弁にありましたけれども、住宅を必要とする方たちの方策でもあるのですね。紋別市といたしましてはどうすることもできない状況と言うのですが、どうにかできることがあるのですよ。それが先ほど言った国の施策において都道府県の指定を受けた法人が要配慮者に対しというものでしょう。これは、具体的にどういう法律ですか。
答弁 社会福祉課長 檜山博克
お答えします。こちらは、法律といいますか、国の施策でして、居住支援制度というものがございまして、それを活用するということです。
再質問 4番 橘有三
具体的にどういう制度ですか。
答弁 社会福祉課長 檜山博克
お答えします。居住支援制度については都道府県から指定された法人が居住支援の業務を行うというものです。そして、その内容については、先ほどの答弁にもございましたけれども、入居者の家賃債務保証、または、住宅相談などの円滑な入居に係る情報提供や相談、見守りなど、要配慮者への生活支援などを行うというようなこととなっております。
再質問 4番 橘有三
だから、どういう制度ですか。
答弁 保健福祉部長 西田尚市(保健福祉部長は2025年3月まで)
すみません。居住支援法人制度についてですが、こちらは、NPO法人や社会福祉協議会、一般財団法人、居住支援を目的とする会社、さらには、不動産会社も含め、そういうところが都道府県に申請します。そして、都道府県から許可されましたら、国から補助をされるという制度でございます。
再質問 4番 橘有三
質問が食い違っているのですよ。私は、国のどういう制度かと聞いているのです。通知も行っているのでしょう。今年に改正になっているのです。
答弁 保健福祉部長 西田尚市(保健福祉部長は2025年3月まで)
大変申し訳ございません。先ほどの件ですが、住宅セーフティネット制度、住宅セーフティネット法に基づく法律の一部改正についてです。こちらの概要といいますか、枠組みといたしましては、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度で、登録住宅の改修、入居への経済的支援、住宅確保要配慮者のマッチング、入居支援などとなっております。
再質問 4番 橘有三
まさにそれです。今年に改正されました。担当者が今の枠組みの中で一生懸命やってくれているのはよく存じていますけれども、これは政策的に解決していくしかないのですよ。これは、まさに入居者と大家の両方がいいシステムなのです。次の質問が大変大きな質問だから、ここではやりませんけれども、紋別市でもこれでできますよ。紋別市がこれでできなかったらどうするのですか。これは、市民を大事にする一丁目一番地のものですよ。そういうまちではないと誰も来ませんよ。住んでいる人が出ていかざるを得ないようなまちになりますよ。この前に行ったら、そういうことだったから、私は窓口で言ったでしょう。厚労省へ行って勉強してきますと。私は、援護局の保護課へ行ってきました。朝に電話をしたら、夕方に来てくださいと言われましたが、懇切丁寧に教えてくれまして、そうしたものを解決するのはこれだということでした。できるのです。やってくれますか。
答弁 保健福祉部長 西田尚市(保健福祉部長は2025年3月まで)
お答えいたします。大変申し訳ないですが、今回、橘議員からも質問されて、このことも含め、いろいろと調べたのですが、まだ勉強不足で、中身を十分に把握できていないというのが事実でございます。整理、研究をさせていただいて、それに向けて進めていきたいと思います。
再質問 4番 橘有三
これは、市長もこのことについてご心配をいただき、協議に入ってくださいました。市長は、例えば、社協を活用できないかと言われました。さすが市長です。まさにそうなのですよ。居住支援協議会の一つの事例として、そういうこともできるのですよ。北海道では、今年の3月31日時点で、札幌、旭川、函館、本別でそういった事例があります。さらに、改正され、より進んでいます。ぜひ、これは早急に対応してください。こういうことこそ大事だと私は思っています。このことについては継続してご相談に行きますからね。個別の案件に気づかされて、これを市の政策として解決していかなかったら、紋別市の福祉は進まないのです。国は、そういった今の状況下でどんどんと進んでいます。くれぐれもよろしくお願いしたいのですが、よろしいですか。
答弁 保健福祉部長 西田尚市(保健福祉部長は2025年3月まで)
そのようなことで検討させていただきます。
再質問 4番 橘有三
次に、2番目に移ります。先ほどの質問の中の鉱業法第24条です。これは、5月に経産局から北海道に照会がかかって、そこから紋別に来るわけですが、6月に回答したということでした。これには大変驚きました。回答したということですが、どういう回答だったのでしょうか。外国系の法人による藻鼈川水系においての試掘について同意したのでしょうか。それとも、不同意だったのでしょうか。条件つきで同意したということだと思うのですけれども、そこのところがよく聞き取れなかったので、お願いします。
答弁 商工労働課長 住出晋一
お答えいたします。内容は、おっしゃったとおり、条件つきの同意と回答しております。先ほどの答弁にもありましたとおり、鉱区の候補地が細かく設定されていまして、その鉱区ごとに各担当部署で影響がある内容について、例えば、農地であったら、担当課と必ず事前協議すること、そして、周辺地域や下流地域に絶対に影響の出ないように措置を講じるようにという条件をつけて回答いたしました。
再質問 4番 橘有三
確認ですが、紋別市は試掘権について条件つきで同意したのですか。
答弁 商工労働課長 住出晋一
北海道へ条件つきの同意ということで回答しております。
再質問 4番 橘有三
私は、同意ということについて極めて危惧を持っております。紋別市の環境条例、また、計画にある紋別市の目指す環境像を答えていただけますか。私が6年前に当選して初めての第3回定例会の一般質問の高レベル放射性廃棄物に関しての質問とほぼ同様です。
答弁 環境生活課長 笠井愉之
お答えいたします。本件試掘に関する環境面からの考え方というのは、環境基本条例に規定する基本理念のとおりでございますけれども、良好な環境を確保し、将来の世代へ継承していくことを目的としております。事業者についても、この基本理念にのっとりまして、公害の防止などに対する措置を講じていただくことや環境への負荷の低減に努めることを責務としてございます。また、この基本理念に基づいて策定されました第2次紋別市環境基本計画においても、目指す環境像を「オホーツク海の恵み豊かな環境が、みらいに続くまち」と設定し、環境と調和した事業活動や景観の保全、動植物の生育環境の保全に対する配慮についてを事業者に期待する取組として規定しております。ですから、本件の試掘に関しましても、事業者に対して環境面の配慮を求めていくとともに、この動向については注視してまいりたいと考えてございます。
再質問 4番 橘有三
昭和9年の鉱毒事件について、もう少し細かく教えてください。
答弁 商工労働課長 住出晋一
お答えいたします。まとめてある紋別市史からの情報になるのですが、昭和9年10月に紋別市を襲った豪雨のため、鴻之舞鉱山の沈殿池ダムが決壊し、流出した廃液が藻鼈川に注ぎまして、藻鼈川河口から産卵のために上流へ上っていたサケが川の随所で死亡していました。その原因は鉱毒の流出によるものであるということで原因が特定されたということであります。その後、当時の漁業組合といろいろと協議を進め、協定を結んで解決したという経緯となっております。会社は、藻鼈川の河口に近いところにある、マス、ニシン、チカの漁業権全部を賠償し、総額8万円を組合に寄附するということで、問題は事件発生1年後の昭和10年に解決したと記録されております。
再質問 4番 橘有三
大変な問題ですよね。漁業権を買い取らざるを得なかったという大問題だったのです。紋別市の旧紋別庁舎が―紋別町役場が総工費5万2,707円の時代に8万円の賠償をしたということです。サケ等が壊滅的な状態だったことが分かります。次に、昭和48年について教えてください。
答弁 商工労働課長 住出晋一
豪雨によりまして、昭和48年8月、同様に沈殿池が決壊しまして、泥水とともにシアンなどの有毒物が藻鼈川に流出いたしました。なお、漁業のほか、藻鼈川を水源とした簡易水道にも影響を与えました。さらに、当時、北見パルプ紋別工場も工業用水に利用しておりまして、そちらを停止させるという事案も起きております。また、藻鼈川におきましては、同様に、マス、ウグイなどがこの有毒物によって死亡したことが確認されております。これによりまして、また、前段の昭和9年の事故後に結んだ基本協定書に基づきまして、鉱山会社側が水道関係工事費などで約2,280万円、元紋別地区住民の損害で約999万円、紋別漁業協同組合に対し、補償金1億3,000万円、調査費500万円を支払ったという記録が残っております。
再質問 4番 橘有三
北海民友新聞社の昭和48年8月の新聞の見出しです。鉱山廃液、藻鼈川赤変、死の川に、シアン、水銀などを検出、市長、被害補償を要求、市議会、協議会、責任をただせ、自衛隊700人に増強、困難極まる復旧作業、大雨に弱さ暴露です。こういった本市の歴史の中で、紋別市民の生命や財産や暮らしどころか、基幹産業を大きく揺るがしかねない、現に揺るがした歴史がある中で、果たして条件をつけて同意しましたでいいのですか。水産課の方に聞きますが、今、藻鼈川ではサケ、マスに関してどういう取組を行っているのですか。
答弁 水産課長 髙橋博明
お答えします。藻鼈川においては、以前は、親魚確保ということで、サケのウライを置いて確保していたところですが、現在は、自然の産卵などを促すということで、そういうようなことはやっておりません。ただ、河口に関しては禁漁区域―川全部が禁漁区域ですけれども、その周辺においても注意していただきたいというような注意看板を立て、親魚、または、資源の確保等を行っているところでございます。
再質問 4番 橘有三
今、野生魚の取組というものが非常に注目されていますが、藻鼈川ではどうなのですか。
答弁 水産課長 髙橋博明
特に積極的には行っていないのですが、今年度から取り組み始めたものがあります。以前は、あそこの河口付近、カニの爪辺りですが、藻鼈川では釣り客等もたくさんいまして、親魚等を釣られてしまうというようなことが多かったので、親魚、野生魚の確保という面から看板等を立て、釣りを控えていただくよう、釣り客に対して啓発している状況でございます。
再質問 4番 橘有三
これは大事な取組が始まっているとお聞きしていますけれども、時間がないですから、次に移ります。この件について、漁協、農協、森林組合等とはどのような協議を経たのですか。
答弁 農政林務課長 中村雅俊
お答えいたします。試掘の現場はほとんどが林地ということで、森林組合と情報共有させていただき、環境に影響がないようにやっていただくとしておりますが、農協とは特に調整等しておりません。
答弁 水産課長 髙橋博明
お答えいたします。先ほど橘議員がおっしゃったとおり、漁業については、川がオホーツク海に注いでおりますので、そこでの漁業権の設定などがされております。今回、鉱区として設定されている場所について、漁組とは協議を行っておりませんけれども、意見としましては、サケ、マスの定置漁業などがなされておりますので、試掘などに当たっては、紋別漁業協同組合などと協議の上、同意を得るというようなことをしております。
再質問 4番 橘有三
今の試掘のことについてですが、鴻之舞地区というのは藻鼈川水系の話ですよね。
答弁 商工労働課長 住出晋一
大変広い区域にわたっており、藻鼈川水系も含まれた山林地域です。鴻之舞鉱山自体は入っていないのですが、その周辺が出願されている地域でございます。
再質問 4番 橘有三
鉱山の問題というのは、環境や水に帰結していくわけではないですか。先ほどのような問題があったのに、紋別の基幹産業を担う漁協や漁業者たちとこのことについて協議せず、条件つき同意をするということがあり得ますか。紋別市としては条件つき同意としました、その同意内容については、市民の皆さんや関係者と相談してください、こんな主体性のない無責任なことで、紋別の市民の生命や財産や暮らしを―今や、紋別の産業というのは、紋別のみならず―いつも言っているではないですか。食料自給率が37%や38%ですが、北海道は200%、オホーツク地域は900%です。そして、漁業というのは今や日本人の命を支えるようなものです。農業もそうです。日本人の食料需要を支えるような大きな国益に利する紋別の産業なのです。そういった中、ふるさと納税の基金の名称はどういうものか、教えてください。
答弁 企画調整課長 大野貴光
オホーツクの流氷と自然を守る寄附金です。
再質問 4番 橘有三
逆行していますよ。風評被害は大変なものですよ。福島の処理水の問題でどれほど全国の漁協が―オホーツク海の漁協まで被害を受け、補償対象になっているのですよ。紋別市の行っていることは逆行しているのではないですか。私は大変な問題になっていくのではないかと非常に心配ですし、こういった危惧が一つでもある以上は―これは鉱山開発というもの全てを否定するということではないですよ。しかし、本市の今の状況において、紋別市が希求する様々なそういった問題の中において、条件つきであろうがなかろうが、こういうものに同意するということに対して私は断断固として反対であります。本州のある自治体ですが、こういう情報を速やかに共有し、果たして同意すべきかどうかを協議し、実際に同意しなかったところもあるのですよ。試掘権を認めなかったのです。いつの間にか、我々が知らないところで、まして、かつてのことを調べたら、昭和9年は古屋組合長、昭和48年は野村組合長でしたが、大変な問題が起きた中、これを克服して、漁業も、農業も、艱難辛苦の中で今日の日本の食を支える紋別の産業が構築され、ふるさと納税は日本一の件数となりました。期待のご寄附をいただいている中、それに逆行すべきようなことはしてはならないと私は強く今申し上げるのですけれども、市長、どうですか。
答弁 産業部長 髙橋秀明
私からお答えをさせていただきます。試掘権と採掘権の問題になるかと思うのですが、今は試掘権の申請の段階で経済産業省に北海道を通じて意見を述べさせていただいたのです。その際、見つかる、見つからないということが当然出てくると思うのですが、当然、そこの地域や下流の地区ときちんと協議することということを付し、北海道に回答させていただいています。ただ、橘議員がおっしゃっていることも十分に理解できました。今から変更が効くかどうかは分からないところですが、改めて、全体的な協議をして、経済産業省ときちんと話合いをしたいと考えております。
再質問 4番 橘有三
産業部長、例えば、高レベルの放射性廃棄物の地層処分のことがありますが、文献調査までならいいだろうというようなお考えですか。
答弁 産業部長 髙橋秀明
橘議員が文献調査までならいいというお考えですかと聞かれる意味は、文献調査の段階から次に進むよということだとは思うのですが、私もそれはいいと思っておりません。試掘権の話と今の高レベル放射性廃棄物の話は同じではないですが、全然違う話でもなく、同じ経済産業省のエネルギー庁で話し合われていることです。我々、紋別市に甘さもあったのかなと考えるところもありますので、調整したいと思います。
再質問 4番 橘有三
紋別の環境像を守るという中では全く一緒ですよ。そして、試掘権のことについてです。例えば、金八トンネルの工事のとき、工事期間中に有害物質が出ましたね。そのことについて答弁をいただける方はおりますか。
答弁 総務部長 得永恭志(総務部長は2025年3月まで)
すみません。今の橘議員の質問についての資料が手元にございませんので、この場でお答えすることができないということでご了承をいただきたいと思います。
再質問 4番 橘有三
時間がないですので、私から申します。トンネル工事だったのですけれども、その工事の掘削の中で、あそこの周辺は鉱山地帯ですから、重金属を含む非常に有害な土砂が出たのです。それで、小坂まで持っていき、処理をしたのです。このように鉱山地帯に恵まれた地域というのは非常に危険なのですよ。試掘といっても絶対に安全だなんて言えないですよ。そして、市の今回の回答は非常に軽率だと思いますよ。慎重の上にも慎重を、環境審議会もあるではないですか。そういうことまで含めてです。過去にこれだけの歴史があって、なぜそんな安易な回答をしてしまったのでしょうか。次ですが、どういった名前の会社ですか。
答弁 商工労働課長 住出晋一
1件は、新聞報道にもございましたが、この5月に申請があったのはジャペックス社です。
再質問 4番 橘有三
ジャペックスと言うのです。スペルは「J」「A」「P」「E」「X」です。JAPEX社というのは、我が国の大手石油開発会社で、かつての石油開発公団の名前です。しかし、今回申請している会社のスペルは、最初は大文字で、中は小文字、最後を大文字にしています。極めて混同させるような会社名です。親会社は、オーストラリアの何という会社ですか。
答弁 商工労働課長 住出晋一
すみません。英語の読み方が間違っていたら申し訳ないのですが、キン・ギン エクスプロレイション社となっております。
再質問 4番 橘有三
黒松内でのことで各種報道がなされています。時間もないですが、その今おっしゃったキン・ギン エクスプロレイション社のグレッグ・フォウリス会長が来て、説明会をやって、大変紛糾したようです。黒松内の状況について市はどのように情報収集されているのかを質問すると同時に、その後、どういうふうに対処しているか、また、紋別市の道に対する回答を撤回する方法はないのかです。これではふるさと納税も揺らぎますよ。私からそれを要望します。
答弁 商工労働課長 住出晋一
まず、黒松内の状況についてです。既に試掘権が登録されておりまして、この法人は、地元との協議のため、住民説明会を行ったということでございます。ただ、住民からは、海外のほうで系列会社が問題を起こしているのではないか、あるいは、先ほどおっしゃられたように、会社名はどうなのかなど、様々な疑義が生じました。それを受け、法人の役員に問いただしたのですが、明確な回答はまだないということで、まだ協議は継続中だと把握しております。次に、試掘権の意見書についてです。公益上の支障について市町村に意見を求められておりまして、環境問題に関して意見を求めているということです。例えば、設定した区域が明らかに市町村で開発予定である、あるいは、そこに遺産があるなど、明確な理由があれば不同意に変えることもできると思っております。今回、撤回することが簡単にできるかどうかについては私からはお答えできませんが、明確な理由がない場合なければ難しいのではないかと認識しております。
再質問 4番 橘有三
市長、これは紋別市にとって非常に大事な案件だと思うのですよ。これは、紋別市民を守る、産業を守ることにつながるものですし、結果として、そのことが国益に資するのですから、紋別市として主体的に―あとは市民と協議してください、関係団体と協議してください、慎重にやってください、そういったことでもまた起こるのです。そういう可能性が1%でもある以上、今の紋別市として絶対にやってはならないことだと思うので、ぜひ一言お願いします。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
いろいろとご意見をいただいて、お答えもしておりますけれども、橘議員の数々のご意見を受け止めさせていただいて、今後、もう一度、庁内でも協議し、どういう手だてが打てるのか、今のご議論を踏まえて検討させていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。