紋別市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月10日
(1)オホーツク海域における安全安心の取組みについて/(2)紋別市幹部職員の逮捕について/(3)年末の紋別地方の大規模停電について/(4)紋別市の水道の安心安全に関して/(5)道路の整備/(6)『地域創生』は人づくり、教育から。教育による地方創生について/(7)日本語学校の設置について
2023年3月10日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「オホーツク海域における安全安心の取組みについて」「紋別市幹部職員の逮捕について」「年末の紋別地方の大規模停電について」「紋別市の水道の安心安全に関して」「道路の整備」「『地域創生』は人づくり、教育から。教育による地方創生について」「日本語学校の設置について」について質問し、市長 宮川良一、教育長職務代理者 上林善證、港湾課長 熊谷聡、庶務課長 茂木洋人、水道部長 大月茂、総務課長 泉康一、国際交流推進室長 小林昌史が答弁しました。
- 質問者
- 橘有三 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、教育長職務代理者 上林善證、港湾課長 熊谷聡、庶務課長 茂木洋人、水道部長 大月茂、総務課長 泉康一、国際交流推進室長 小林昌史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 橘有三
通告に従って、順次質問いたします。まずは、オホーツク海域における安全・安心の取組について質問いたします。去る2月4日、海上保安庁の瀬口良夫次長がご来紋、文化会館にて250人、満席の参加者を前に、「オホーツク海域における安全安心のための取組みについて」の演題の下、力強く頼もしいご講演をいただきました。また、オホーツクの海を守ることをライフワークにされ、大型巡視船の配備に向け、かねてよりご尽力を賜っております参議院国土交通委員会筆頭理事の長谷川岳先生も来賓としてご出席くださり、大きな後押しをくださいました。紋別海上保安部、そして、巡視船「そらち」は、私たち紋別市民にとって海の安心・安全の象徴であります。ご講演を通して、改めて、よもを海に囲まれる海洋国家・日本における海上保安庁の重要な任務と体制を学ばせていただきました。また、昨年4月の知床半島沖で発生した遊覧船沈没事故を契機としての北海道東部海域における救助・救急体制の強化、すなわち、釧路航空基地へのヘリコプターの増強並びに機動救難士の配置、そして、オホーツク海域に面する部署への大型巡視船の配備についての方針を示され、紋別も候補地と言及されました。この講演会を通じ、海上保安庁への理解と尊敬、また、大型巡視船のオホーツク海域への配備、特に紋別への配備への期待が大いに高まりましたが、大型巡視船配備に向け、岸壁や水深、水や燃料の補給、そして、乗組員の宿舎の確保についての言及もありました。紋別市として、紋別海上保安部と連携し、配備に向け、様々な面からの最大限積極的な協力体制構築が必要と考えます。市のお考えをお尋ねいたします。次に、関連して、先月20日、北海道はオホーツク海沿岸の津波浸水想定を公表しましたが、津波浸水想定区域にある紋別海上保安部の災害時の業務の継続遂行についてお尋ねします。公表によると、紋別での津波浸水想定は最大7.9メートルで、最悪の状況を考えると、紋別海上保安部庁舎は3階部分に達する浸水が想定され、業務の継続遂行に大きな支障を来すおそれがあります。現在、既に紋別市との間で協定が締結されており、浸水時は文化会館が業務継続場所となっております。しかし、オホーツク海の安全・安心の拠点たる紋別海上保安部の重要性から、災害時の業務の継続遂行を考えたとき、平成18年に耐震補強工事がなされているとはいえ、昭和44年築で経過年数53年でありますから、津波浸水想定区域外への別地での庁舎建て替えが不可欠と考えられます。紋別市においては、防災まちづくりの観点から、消防庁舎の建て替え工事が進行しており、続いて、市役所庁舎の建て替えが始まります。災害時の連携は言うまでもなく、紋別に存する国の極めて重要な施設である紋別海上保安部庁舎の今後予想される移転、建て替えに向けて、建設用地については、海上保安部の意向を最大限踏まえ、防災まちづくりの観点からも積極的な連携と協力が必要と考えますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。次に、紋別市幹部職員の逮捕についてであります。議会初日の行政報告にて、12月8日の紋別市幹部職員の逮捕について、現在までの経過について説明がありましたが、平成22年10月、そして、平成29年5月に次いでのこのたびの不祥事に市民は大きな衝撃を受けております。信頼の回復は並大抵のことではありません。行政報告では職員の逮捕以降の経過についての報告のみで、逮捕に至った経緯を含めて、この事件の本質については触れられていません。私が今ここで再び平成31年第1回定例会の一般質問と同じ質問をしなければならないことは極めて遺憾でありますが、このたびの事件を受け、以下、質問いたします。本件に関し、現時点において、公判とは別に、市の責任及び本事件の本質をどのようにお考えでしょうか。本件に関し、単に元幹部職員の属人的要因だけに帰することなく、構造的な問題と課題を解明し、再発防止策を樹立、徹底することこそが市民の信頼回復につながるのではないでしょうか。以上、お尋ねいたします。次に、年末の紋別地方の大規模停電についてであります。昨年末12月23日の市内全域を含む紋別地方の大規模停電は、記憶に新しい平成30年9月6日の胆振東部地震による全道全域停電時に危惧された冬季の大規模停電でありますが、自助、共助、公助を発揮し、一人の犠牲者も出すこともなく乗り越えたことは本当に幸いなことでありました。自衛隊の皆様、市職員や町内会をはじめとした多くの方々のご尽力と現場復旧に当たられた電力関係者の皆様のご尽力に心から御礼申し上げます。これまでにない気象条件とはいうものの、このたびの停電原因について、市はどのように検証しているのでしょうか。まかり間違えば、大きな犠牲を出しかねない事案です。送電線の鉄塔の倒壊、倒木による断線は、予想を超えたやむを得ない状況だったのでしょうか。停電原因について、紋別市はどのように検証しているのか、また、再発防止に向けて市はどのような対応を取っているのか、お尋ねいたします。また、夏季並びに冬季の大規模停電を経験した自治体として、教訓を生かし、防災・減災、強靱化を一層推進し、地域住民の生命を守る、全国に先駆ける防災まちづくりのモデルとなるべきと考えますが、いかがでしょうか。大規模停電発生から現在まで、さらには、今後に向けての市の取組についてお尋ねいたします。次に、紋別市の水道の安心・安全に関して質問いたします。胆振東部地震による道内全域停電、そして、市内全域を含む紋別地方の大規模停電下にあっても紋別市の水道給水は確保されました。市民の生命をつなぐ、言わば命の水の安全・安心、安定供給が図られる紋別市の水道事業は最重要なライフラインです。災害時も市民に水を供給し続ける強靱な紋別市の水道事業は、たまたまではないはずです。水道に関係する先人の尽力と現関係者の皆様の昼夜を問わないご努力の賜物と、深い敬意と感謝の意を表するものであります。水道における防災・減災、強靱化は不可欠であることは言うまでもありません。市政執行方針の中で、上下水道の老朽化、特に顕著な花園浄水場についての言及がありました。水道法が平成30年12月に改正されましたが、我が国の水道事業は、人口減少に伴う水需要の減少、施設の老朽化、耐震化や停電対策、深刻化する人材不足、事業者の経営基盤の脆弱性、計画的な更新のための資金の問題等の大きな課題を抱えております。安全、強靱、持続の三つを基本目標に掲げ、安全、安心、快適な水の継続的な供給を目指す紋別市水道ビジョンは、高く評価されるものであります。紋別市水道ビジョンは令和5年度を区切りとしており、令和6年度は改定年度となりますが、水道事業を取り巻く諸課題を整理し、誇るべき紋別の水道に関し、持続可能な事業運営を進めるに当たって全体的、総合的な視点からの将来を見据えた具体的な計画が必要と考え、以下、質問いたします。まず、水道施設について、将来にわたって災害に強い強靱な施設整備を維持していく必要があります。人間で例えるなら血管に当たる水道水を各家庭に運んでいる配水管の老朽化や耐震性能等の現状と今後の整備方針について、市のお考えをお尋ねいたします。次に、水道の心臓部と言える花園浄水場などの水道施設について、老朽化がどの程度顕著に進んでいるのか、また、耐震性能等についての現状と今後の整備方針について、市のお考えをお尋ねいたします。さらに、今後不可欠な花園浄水場などの大規模施設の計画的な更新をした場合、現状想定する中でどの程度の事業内容を想定されているのか、お尋ねいたします。次に、道路の整備についての質問です。道路の整備なくして、人の営みはもとより、地域の存立はあり得ません。道路は、人の体で言えば血管であります。私たちの命と暮らしを支えるこの地域の道路は、我が国にとって必要不可欠な、食をもって日本人の命を支える国益に利する物流の道であり、高規格道路旭川紋別自動車道の一日も早い全線開通が待たれます。市政執行方針では事業化された遠軽上湧別道路の早期工事着手に関して述べられていますが、新年度を迎えるに当たり、現状における進捗状況、見込み、課題についてお知らせください。次に、既に指摘していますとおり、上湧別-紋別間については、令和6年度開通予定の紋別防雪との関連を抜きにしては考えられません。その点についてどのようにお考えか、お尋ねいたします。あわせて、紋別防雪の延伸についてどのようにお考えか、お尋ねいたします。遠紋地域、西紋地域、紋別市内を俯瞰し、広域的な道路交通計画の必要を強く感じております。旭川紋別自動車道の紋別までの延伸、紋別防雪、重要物流道路の状況、港湾、防災拠点、まちづくり等、地域の将来的なデザインも大きく変容しつつあります。そのような中において、まずは、紋別市内の広域的な道道、市道を含めた道路交通計画が必要と考えますが、いかがでしょうか。現状と将来を見据えつつ、都市計画道路の見直しも含め、各道路の整備を計画的に行う必要があるのではないでしょうか。次に、歩道の整備ですが、紋別小学校前の整備がなされ、状況が大変改善いたしました。車道の整備とともに、歩行者の安全が確保される歩道の整備、改良は極めて重要です。新年度以降の歩道の整備についてお尋ねいたします。次に、地域創生は人づくり、教育から、教育における地方創生についてお尋ねいたします。令和3年度、紋別市のふるさと納税は、寄附額、寄附件数ともに日本一になりました。さらに、令和4年度についても、前年度を大きく上回る状況と伺っております。大変ありがたいことですが、ふるさと納税日本一のまちは、その制度の趣旨から、地方創生のリーダーとなるべき責務もあります。全国から注目が集まる中、その使い方と成果は、この制度の永続性を左右しかねず、紋別市の責任も極めて重いものがあります。さて、宮川市長は、かねてより、まちづくりは人づくりとおっしゃられ、私も考えを同じくするものであります。このたびの市政執行方針において、紋別高校の学力向上の取組に支援する旨、述べられておりますが、学力向上は、小中高一貫として考えていかなければなりません。紋別版一貫教育の構築を考えたとき、学力向上は大きな課題であり、早急に具体的に取り組んでいく必要があります。小中高一貫の総合的な学力向上施策の策定と実践が必要ではないでしょうか。次に、教育による地方創生を考えたとき、学校を核とした地方創生の事例は大変興味深いものがあります。学校は、子どもたちの学びの場のみならず、地域コミュニティの核となる場との位置づけの下、学校を核とした地方創生とは、学校が地域の人々をつなぎ、地域の絆をつなぎ、地域の未来をつなぐ役割を発揮するのです。以前から注目している島根県立隠岐島前高等学校の事例は大変参考になります。地域唯一の高校でありながら、また、統廃合の危機に直面するも、地域の学校の存在意義を地域のつくり手の育成と位置づけ、積極的な取組の結果、入学希望者は増え続け、異例の学級増、ひいては、離島の人口増を実現させました。ふるさと納税日本一の紋別です。教育、人づくりに総力を結集し、日本一の名にふさわしい紋別創生を教育、人づくりをもって成し遂げようではありませんか、市長の見解をお尋ねいたします。最後に、日本語学校の設置についてであります。市政執行方針でも取り上げられ、昨年11月29日には紋別市日本語学校市民検討会が開催されている紋別市による日本語学校の設置についてですが、令和3年第2回定例会に続いて、第3回定例会にて取り上げておりますとおり、十分かつ慎重に、まずは、その設置の是非について検討すべきと考えます。大きく状況は変化しています。コロナショック、国際情勢の変化、紋別市の各種施策の優先順位等から慎重な判断が必要と考えられます。現在の状況と今後についてお尋ねいたします。以上、7項目について質問いたします。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、オホーツク海域における安全・安心の取組についてであります。1点目の大型巡視船配備の必要性と協力体制についてでありますが、令和4年第2回定例会及び同年第4回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、大型巡視船の配備につきましてはオホーツク海域における安全・安心を確保する上で課題解消に必要不可欠であると認識しております。先般の講演会においても多くの市民や地域の皆様に大型巡視船の必要性と海上保安庁の取組を理解していただくとともに、紋別港への配備に対する思いを共有させていただいたところであり、引き続き、紋別海上保安部と連携を密に、大型巡視船配備に向けた様々な調整を図ってまいります。2点目の紋別海上保安部の庁舎建て替えについてでありますが、既に紋別海上保安部より建設用地に関する照会がありますことから、必要面積等の具体的な立地条件について、先方の意向を踏まえ、用地選定に協力してまいります。次に、紋別市幹部職員の逮捕についてであります。1点目の市の責任及び本事件の本質を明確にすべきについてでありますが、議員のご指摘のとおり、幹部職員が逮捕されるという重大な事件であり、事件の事実関係についてしっかりと究明を行い、本質を明確にすることが市の責任であると考えております。2点目の構造的な問題と課題を解明し、再発防止策を樹立、徹底することが市民の信頼回復につながるのではないかについてでありますが、さきに喜多議員のご質問にお答えしたことでご理解を願います。次に、年末の紋別地方の大規模停電についてであります。このたびの停電原因の検証及び再発防止対策につきましては、さきに喜多議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。冬季における停電への対策につきましては従前から危惧しており、本年度より計画的に公共施設への自家発電設備の整備を実施してきたところであり、今般の停電への対応に当たり、浮き彫りとなった課題については、今後も、同様な事故に備え、最優先で解決すべきと考えております。具体的には、公共施設への自家発電設備の整備を紋別小学校など3か所の計画を前倒ししたほか、学校等の大規模避難所の開設だけでは避難が困難な市民も多く見受けられたことから、今後、ご協力をいただける町内会に対し、市から発電機及び燃料の供給を行い、歩いて避難が可能な町内会館での避難所開設及び地域住民への周知を行う予定であります。さらに、居住系の高齢者施設や障害者施設においても、食料の備蓄や簡易な照明など、大規模停電への備えをされていない施設もあったことから、これら施設への対策の勧奨や施設整備に対する助成制度の創設なども検討しているところであります。次に、紋別市の水道の安心・安全に関してについてであります。配水管の老朽化や耐震性能等の現状についてでありますが、配水管などの基幹管路の延長は、令和3年度末で164.1キロメートル、耐用年数を過ぎた管は50.4キロメートル、老朽化率は30.7%、全国平均では22.3%となっており、老朽化が顕著な状況にあります。管の継ぎ手部分が容易に抜けないなどの耐震性能がある管は51.8キロメートル、耐震適合率は31.6%、全国平均では41.2%となっており、耐震化が進んでいない状況にあります。また、停電時についてでありますが、配水池に必要な水量が確保されれば停電による影響を受けることはありません。今後の整備方針についてでありますが、重要かつ老朽化の著しい管を優先的に耐震管へ更新してまいります。花園浄水場などの水道施設の老朽化や耐震性能等の現状についてでありますが、給水需要に確実に応えるため、施設整備の推進を図り、停電時にも水の供給を確保するための非常用電源設備を配置するとともに、機械や電気機器等の更新も適宜実施してまいります。しかし、主要な水道施設の多くは昭和20年代後半から40年代にかけて建設され、老朽化が顕著な状況にあり、耐震性能が確保されていない施設が大半を占め、浄水施設は令和3年度末で耐震化率0%、全国平均では39.2%、配水池の耐震化率は10.5%、全国平均で62.3%となっており、耐震化についても進んでいない状況にあります。今後の整備方針についてでありますが、耐震性能を確保し、停電時にも安定した水を継続して供給することができる水道施設全体を再構築し、災害に強い強靱な施設整備が必要であると考えております。花園浄水場などの大規模施設の計画的な更新についてでありますが、給水に必要な原水を確保する取水施設については冬季における閉塞防止対策と設備や機器等の耐震補強と更新を想定しております。浄水場まで原水を送る導水施設については施設の洪水被害に対応した浸水対策や管理棟の新築及び機器等の更新を想定しております。浄水施設である花園浄水場については全てを新設する考えであり、運転については、極力自動化を図り、簡素化された浄水処理方式を導入することを想定しております。水を貯留し、需要者に供給する配水施設である配水池については、一部、貯留容量のバランスが崩れているため、配水池の容量を見直し、必要な施設の造設及び耐震補強を想定しております。以上が水道施設全体の想定した事業内容でありますが、特に緊急性の高い浄水施設の更新につきましては、現在、供用開始している花園浄水場がある水道事業用地内では敷地面積が狭隘であるとともに、一部、水処理の運転を制限しながらの施設整備は給水量に影響が生じるため、花園浄水場の更新については、新たに施設整備をする場所を選定し、計画的な更新に向けた協議を始め、災害に強い強靱な水道施設全体の構築を目指してまいります。次に、道路の整備についてであります。1点目の旭川紋別自動車道の一日も早い全線開通に向けてについてでありますが、令和4年度までの進捗状況といたしましては、遠軽-上湧別区間では測量設計を行っているところであり、令和5年度に関しても引き続き測量設計を行う見込みとお伺いしております。課題につきましては特段ないとお伺いしております。2点目の令和6年度開通予定の紋別防雪と旭川紋別自動車道の上湧別-紋別間の事業化の関連についてでありますが、紋別防雪道路は、防雪・防災機能を強化した道路整備である一方、高規格道路旭川紋別自動車道は高速ネットワークの形成を目指すものであり、今後も自動車専用道路として引き続き要望してまいります。紋別防雪道路の延伸について及び3点目の広域的な道路交通計画の必要性につきましては関連がありますので、併せてお答えをいたします。広域的な道路交通については、北海道開発局の新広域道路交通計画において、各地域における道路ネットワーク形成の重要性が示されていることから、西紋地域を含む遠紋地域においても、地域の道路ネットワークの在り方を研究、協議するとともに、国、北海道と連携を図ってまいります。また、このことにより、市内の道路形成の在り方に関しても研究してまいります。4点目の歩道整備の継続的な事業促進についてでありますが、新年度以降も紋別小学校周辺の整備を予定しており、引き続き、交通弱者の利用が多い学校周辺を中心に、歩行者にとってよりよい歩道整備を進めてまいります。次に、地域創生は人づくり、教育から、教育による地方創生についてであります。2点目の学校を核とした地方創生についてでありますが、私のかねてよりの政治信条の一つである、人を育てることの思いから、義務教育だけではなく、幼児教育から高等教育まで、その願いを教育現場全体で共有し、一貫した理念を持って守り育て、自ら考え、自ら行動する力である生きる力を身につけさせるとともに、それを地域一丸で支えていくことが肝要であると考え、これまで各取組を進めてまいりました。議員のご指摘のとおり、学校と地域の連携、協働は大変重要であり、その実現には、コミュニティ・スクールの役割がますます重要となってくると考えておりますことから、さらに連携を深め、学校、地域、行政が一体となった取組の推進に努めてまいります。また、ご質問にもありました島根県立隠岐島前高等学校をはじめ、十数年前から全国で取組が進んでいる全国募集の事例につきましては、公立高校を都道府県任せにしてきた従来の姿勢から一転し、市町村が我がまちの問題と捉えて主体的に魅力的に取り組むこととなったものと認識しており、大変参考になるものと考えておりますことから、今後さらに、先進事例の研究を進めるとともに、本市の強みや魅力を生かした学校を核とした地方創生の実現に向けて検討してまいります。次に、日本語学校の設置についてでありますが、現在の状況につきましては、昨年11月29日に第1回目の日本語学校市民検討会を開催し、会長、副会長を互選するとともに、日本語学校についての基礎的な事項について説明したところであります。今後につきましては、日本語学校や留学生の動向、状況などの資料を基に、日本語学校市民検討会委員の皆様のさらなる理解を深めるため、今月中に第2回目の日本語学校市民検討会の開催を予定しております。引き続き、国の施策動向や今般の新型コロナウイルス感染症の状況を見極めるとともに、専門的知見を有する外部機関の活用や最新のデータ収集及び分析を行い、日本語学校市民検討会での慎重かつ十分な議論を重ねた中で地域にふさわしい日本語学校の設置や在り方などを検討してまいります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長職務代理者より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長職務代理者 上林善證
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。地域創生は人づくり、教育から、教育による地方創生についてであります。小中高一貫による総合的な学力向上施策の策定と実践につきましては、本市における学力向上施策として、小・中学校においては、令和2年度から行っている紋別市教育向上プロジェクト事業により、学力の向上に関する学校間の連携や研修を行い、小・中学校が連携した教育課題の克服と教職員の指導力向上による教育活動の充実を図る取組を行っているところであります。また、紋別高校への学力向上の支援策として、ICT機器の購入をはじめ、学力向上用教材購入費用の全額負担や、各種模擬試験、資格取得の受験料支援等を行っているところであります。議員のご提案の小中高一貫の学力向上施策の策定と実践の必要性については認識しており、本年度より、月例の定例校長会議には高校の校長にも出席していただき、小中高の相互理解を図るため、情報交換を行っているところでありますが、さらに、小中高の連携を深め、その意義や課題等を検証しながら進めていかなければならないものと考えておりますことから、今後、協議の在り方を含め、検討を進めてまいります。以上、答弁といたします。(降壇)
質問 7番 橘有三
ご答弁がありましたが、特に浄水場の耐震ゼロということには衝撃を受けました。順次、再質問させていただきます。まず、大型巡視船関連ですけれども、昨年の5月26日に紋別港に大型巡視船 ―1,300トンのはてるま型「しれとこ」が入港しております。そのときも申し上げましたけれども、その威容はまさに安心・安全の象徴であると思わしめるものでした。私は、PL級の大型巡視船配備を大いに期待するものでありますが、市は今後の見通しについてどのようにお考えか、お尋ねします。
答弁 港湾課長 熊谷聡
お答えいたします。令和5年度の海上保安庁の概算要求を受けまして、オホーツク海域における巡視船の配備が明示されてから、私としては要請活動を行うほか、先日の講演会も開催させていただきまして、一定のご理解を得られたと思ってございます。今国会で予算成立時に配備される港が決まると思いますので、私どもといたしましては紋別港に配備になるという吉報を信じて待ちたいと思ってございます。
質問 7番 橘有三
私も全く同感で、これは紋別の大変大きな転換になることと思います。また、現在、紋別海上保安部の庁舎建て替えの相談があるということで、これまた大変大きな話題について、今、答弁していただきましたけれども、現在どのようになっているか、支障のない範囲でいいので、お答え願います。
答弁 港湾課長 熊谷聡
お答えいたします。講演会を開催した直後に紋別海上保安部長以下3名の担当者の方が来庁され、副市長と総務部長に建て替え用地の関係の申出がございました。それを受けまして、現在、1,000平米以上の市有地の資料を提供し、協議を進めているところでございます。
質問 7番 橘有三
一挙にオホーツク海の安心・安全、また、海上保安部を含めて、防災まちづくりが陸でも海でも進むことで大変うれしく思いますし、それぞれについて吉報を心待ちにしております。ただ、これから大型巡視船が来るとなったら、先ほど申したような課題もいろいろと出てくると思うのですね。水や燃料の問題がありますけれども、港湾管理者は紋別市なわけです。港に関しては、港湾の整備が必要です。老朽化が進んでいる部分もありますけれども、耐震岸壁等について、市長会を通じ、積極的に要望すべきだと思っていますが、紋別市はどのようにお考えですか。
答弁 港湾課長 熊谷聡
お答えいたします。港湾の整備につきましては、港の取扱貨物量に応じて国の予算が配分されてございます。私どもといたしましては、現在進めております屋根つき岸壁の早期完成、その次には、今、老朽化が激しい第1埠頭の東岸壁の改築を予定してございます。そういったものを順番に要望している最中ですので、一足飛びに耐震岸壁とまでは行けないかもしれませんけれども、必要な施設に関する予算については引き続き要望してまいりたいと考えてございます。
質問 7番 橘有三
大型巡視船の配備は、オホーツク海の安心・安全ですけれども、これは国の安全保障にも関わります。耐震岸壁というのは紋別だけでの取扱いを超えた、日本の安全保障にとって大事なものですので、特に耐震岸壁については防災・減災、強靱化の面からも強く要望していっていただきたいと思います。次に、幹部職員の逮捕についてです。昨日、今日の答弁を聞きましたが、本当に残念ですね。行政も議会も、つまるところは、ひっきょう、市民みんなが幸せになるということだと思うのですけれども、この事件では、幸せどころか、みんなが不幸になっています。法的な問題もいろいろとあるでしょうけれども、信頼回復、信なくば立たずですよ。これから調査することも大事ですけれども、やはり、倫理、道徳、規範、その基本に立ち返って、ぜひ、このことは市民の信頼回復を最優先でやるべきだと思っております。答弁は結構です。次に、大規模停電についてですけれども、これは予想できない事故だったのでしょうか、市はどのように理解していますか。
答弁 庶務課長 茂木洋人
お答えいたします。停電が起きた原因についてですが、紋別東線のほうで雪が電線に積もって、その重みで鉄塔が倒れたというふうに伺っております。これが予測できなかったかということですが、昨日、鉄塔を補修したと北海道電力から連絡はあったのですけれども、その検証の結果を見せていただくと、山のほうは、気温が低いので、雪は落ちるのですが、低い部分では重くなった雪がついてしまい、それで電線が引っ張られたと考えているようです。なお、北海道電力ネットワークとしては、そういったことは想定外であったというお話を伺っております。
質問 7番 橘有三
私は、これは想定がある程度できたのではないかと思います。これだけ温暖化になっていますし、こういう気象です。脆弱性というものを再評価しなければならないと思っております。強靱化というのは起きてはならない最悪の事態を想定してということですから、今までこうだったからいいという問題ではないのです。そのため、これを契機に、定期的に北電と協議をしたり、情報共有したりすることが定期的に必要だと思いますけれども、いかがですか。
答弁 庶務課長 茂木洋人
お答えいたします。昨日、喜多議員のご質問にもお答えをさせていただいたのですが、例えば、新たなルート、あるいは、バイオマスなど、そういった協議も進めながら、どんな災害にでも対応できるような体制を整えていきたいと考えております。
質問 7番 橘有三
次に、水道です。胆振東部地震のとき、水道が止まるのではないかというデマが流れました。しかし、全くそんなことはなく、出たのですね。12月23日のときは、そういったデマもなく、水が出ました。本当にありがたいことだと感謝しています。ただ、それは当たり前ではないと思うのです。今、特にお話を聞き、衝撃を受けました。浄水場の耐震化率ゼロということです。これには驚きました。全国平均どころではありません。恐らく、関係者の人も綱渡りのような状態で今日まで来ていたと思うのですよね。先ほどは詳細なお話をいただきましたけれども、紋別市の防災・減災、強靱化を考えたとき、これはやはり急務だと思います。今、大規模施設の更新について述べられましたけれども、道内の自治体の基本計画を見たら、これから行う紋別市役所の本庁舎とは比べものにならない、もっとお金がかかるのではないかと思っておりますが、事業費についてどのようにお考えでしょうか。
答弁 水道部長 大月茂(水道部長は2024年3月まで)
お答えします。市長答弁にもありましたとおり、まず、場所の選定が第一でありますが、今、議員がおっしゃったとおり、構造物的には土工工事から始まって、大規模な水槽、設備と続きます。あとは機械電気等もあります。令和3年度末の状況でいいますと、平均1万2,000トン、最大では1万4,000トンの水を、365日、一日も休まずつくっている状況であります。そう考えますと、規模、事業費というのは何十億円もかかるだろうと想定しております。
質問 7番 橘有三
今回この話は初めてしましたけれども、これは大事業になると思うのです。スケジュールも1年や2年ではないですよね。調査して、基本計画をつくり、実際に事業を実施していくことになると思うのですが、どのようなスケジュール感でお考えですか。
答弁 水道部長 大月茂(水道部長は2024年3月まで)
お答えします。これにつきましても、市長答弁にありましたように、まず、場所という話になるのですが、今の浄水場がある敷地は狭く、そこでの建て替えはできないです。その上で、場所の選定に当たっては、防災・減災、強靱化の観点から、強固な地盤を選定したいと思っていますが、いかんせん、相手方がありますし、手続もあります。さらに、基本設計、事業認可等の手続を踏み、実施設計、工事となりますと7年から8年ぐらいはかかるのではないかと考えていまして、令和12年ぐらいの完成を目指すことになるかと思っています。なお、令和13年は水道創設100周年なものですから、その年の供用開始と水道創設100周年のとき、水道事業の重要性、課題も含め、市民の皆さんにPRするなど、啓発活動も一緒にできたらいいのかなと思っています。
質問 7番 橘有三
大事業であり、道路や港湾についても取り組んでいくのは大事ですけれども、水というのは、即、命に直結するものです。私もこの機会を契機にいろいろと勉強させていただいておりますけれども、何か起きてからでは遅いのです。案外、こういうものは出て当たり前で、出なかったらというようなことがありますけれども、水道事業については先へ先へという思いでしっかりと水を確保していただきたいと思います。次に、財源についてです。全国的には水道法の改定などもありますけれども、国庫補助金、それから、起債についてどんな扱いがありますか。例えば、ある自治体では、高度浄水施設等の整備費や水道事業公営企業債なんていうものがありますけれども、どんなものが使えると想定していますか。
答弁 総務課長 泉康一
お答えします。現在、国庫補助金で4分の1や3分の1の補助金がございますし、市で出資債を借りまして、出資金として出していただいて、それが交付税措置されるというものもございます。
質問 7番 橘有三
財政負担というものについてはくれぐれも慎重に行っていただきたいと思います。最後に、日本語学校についてです。私は、日本語学校についてはここでの思い切った決断が要ると思っています。かつて、日本語学校は公設民営というお話でした。つくるのはあれかもしれませんが、誰がやるかといったとき、この状況でどうしますか。第2の避暑地化みたいな問題が起きたら大変なことになりますよ。つくった後、誰が運営するかです。そうしたことから、このことについては反対です。今、優先順位をつけて、日本語学校については立ち止まるべき、私はそう思います。日本語学校市民検討会がまた行われるということでしたけれども、そうしたこともそこで出しているのでしょうか。
答弁 国際交流推進室長 小林昌史
お答えいたします。日本語学校につきましては、コロナの前からいろいろと情報収集してまいりました。全国的には、日本語学校は、現在、約600校あり、6万人の留学生が日本に滞在していると聞いております。その中で、新たな動きとしましては、日本語学校に欠かせない日本語教師の国家資格の義務化というものがありますし、状況も変わってきております。そうしたことから市民検討会では賛成する方、反対する方もいらっしゃると思いますので、情報を収集、提供し、いろいろな方向性も含め、慎重に論議していきたいと考えております。