紋別市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月14日
(1)市政執行方針から/(2)『公民共創』とまちづくり
2022年3月14日、紋別市議会の一般質問で、青木邦雄議員が「市政執行方針から」「『公民共創』とまちづくり」について質問し、市長 宮川良一、教育長 堀籠康行が答弁しました。
- 質問者
- 青木邦雄 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、教育長 堀籠康行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 青木邦雄
私は、未来の会の一員として、さきに通告しております事項につきまして質問をさせていただきます。昨年、5度目の当選を果たされました宮川市長は、直後の議会で、所信として、今このときだからこそ、自身の経験と実績を生かし、厳しい現状の打破と速やかな回復、未来に希望を持つことのできるまちづくりに向け、全力を注ぐべきと強く決意したと述べられました。平成17年の初当選から、同じ思い、視点を携え、歩んできた会派の一員として、その決意を改めて重く受け止めるとともに、市民への約束が着実、速やかに達成できるよう、同じく市民の負託を受けた議員として、以下お尋ねいたします。質問は、市政執行方針に載る新規事業や重点事業を中心に、昨年の所信表明も必要に応じて援用しながら、誰もが理解を深めることの一助になることを念頭にお聞きします。なお、この時期の議会ですから、先に登壇する議員と趣旨が重複することがありましても、私なりの解釈と言葉で発言をさせていただきます。それでは、定例会冒頭の市政執行方針から、順に何点かお伺いいたします。第1の「誰も取り残されることのない医療・福祉・介護を実現すること」の視点からお聞きします。1点目に、コロナウイルス対策についてお聞きします。感染の第6波はピークアウトに転じたともされますが、死亡者や重症者の増加、ステルスオミクロン株の道内での初確認など、依然として先行きは不透明で、病床利用率などから、まん延防止等重点措置の期間も再度延長されています。ワクチン接種だけがウイルスに対する唯一確実な対策という現状は何とも心細い限りで、ともかく今は3回目接種に期待するとしますが、3月1日現在の接種率は国の目標の6割にしか届いていないとされます。モデルナ製は、厚生労働省の研究でも効果は認められるが、発熱や倦怠感などの副反応も多いとされています。その上で、効果と副反応のバランスを見てどちらを接種するかを決めてほしいとしますが、どちらをと言われても、交互接種が前提であり、可能なら回避したいという本音や不安に何ら配慮もうかがえません。そもそも個人の責任で判断せよということには安全・安心を軽視した無責任さを感じますし、ファイザー製での接種の見通しを明らかにしないのは、ある意味、不作為のようで、そうした不信がさきの低い接種率に反映されていると思います。そこで、一つ目に、本市での直近の3回目の接種状況についてお聞きします。二つ目に、感染拡大と保育所や幼稚園など、子育て施設の閉鎖や利用制限について、状況をお聞きします。保育現場でのマスク着用については、専門家でも効果について見解が定まらず、市長は、昨年の第3回定例会で推奨すると答弁されております。一日も早く普通の生活を取り戻すため、マスク着用が感染対策として万能でないのは当然であっても、我慢と協力をお願いするしかないのは理解できます。しかし、オミクロン株では、年齢を問わず感染者が急増して、子育て施設も一時閉鎖する、利用制限をするという対応もやむを得ないことでしょう。ともかく保護者の理解も協力も欠かせませんが、市長が正確な情報の発信に努めるとされていますので、一つに、保育所、幼稚園の休所、休園などの措置の判断基準、解除の基準と今年1月以降の状況をお聞きします。二つに、先月―2月の2週目、3週目の市内での感染者数が約30人程度と聞きますが、介護施設で職員や入所者が感染した情報も耳にします。そこで、小・中学校と高校、児童館と留守家庭児童園での休校などの状況と、この機会に事業所でのクラスター発生の有無についてもお聞きします。三つ目に、5歳から11歳の小児への接種について改めて見解などをお聞きします。厚労省は、海外の事例から、低年齢者への接種について、安全性も効果も期待できるが、予防接種法の努力義務とすることは見送る、それに代えて勧奨する方針とあります。札幌市や函館市などで実施が始まりましたし、帯広市ではアンケートで接種希望者の把握を行うようですが、本市は現在どのような段階にあるのか、保護者の十分な理解の下、薬害被害は絶対起きてはなりませんが、お聞きします。また、接種をした、しないで、子ども同士で差別やいじめが起こる可能性も指摘されていますが、どのようにお考えか、お聞きします。あわせて、15歳以下の中学生への接種の進捗状況についてもお聞きします。四つ目に、まん延防止等重点措置が延長を重ね、飲食業や宿泊業、観光や交通など、多方面のダメージは言うまでもありませんし、時宜を得た市独自の追加支援についても期待するところですが、何らかの検討はされておられるのか、国や道のそれを含めて、見通しなどをお尋ねします。2点目に、子育て支援と小規模保育所の設置補助事業についてお聞きします。市の子育て支援施策は、市長が自負されるように、昨年の選挙後に速やかに実施した学校給食費の無償化など、他の自治体に遜色のないハイレベルなものであることは間違いありません。さらに、その時々の状況で停滞や後退を招くことのないよう、長期的に持続を可能にする財政的裏づけについてもしっかりとした決意が受け取れます。市政執行方針の結びでは、道内トップクラスの子育てに優しいまちを目指し、動画の作成や発信を通して若い世代の移住・定住促進にもつなげると述べられております。そこで、小規模保育所の設置補助ですが、低年齢からの保育需要の高まり、潜在的な待機児童の発生を防止するため、民間事業者への支援が目的で、長期的な児童数の動向や保育需要を踏まえたものと理解します。しかし、昨年の新生児数が全国で約84万人、確実に人口が縮む本市でも、こうした施設が共に持続的に共存できることが重要と考えますが、それが可能か、一抹の懸念もあります。大都市はさておき、地方では、待機児童もあまり話題にならず、そもそも定員割れが恒常化しているとも聞きます。そこで、一つ目に、市内の0歳から5歳までの児童数の推移として、煩瑣を避けて、2022年度当初と5年前、10年前との比較をお聞きします。二つ目に、新年度の年齢別の募集人数と入園・入所予定者の状況、すなわち、定員充足率を支障のない範囲で施設別にお聞きします。また、この事業で増加する定員数と、令和3年に待機児童は発生していたのか、そのときにどのような指導や対応がなされたのか、お聞きします。三つ目に、特に2歳以下のいわゆる未満児の受入れは、慢性的な保育士不足で、保護者の期待との板挟みに苦慮されるのはもっともなことと思いますが、介護と同じく、国の処遇改善支援でもこの解消は容易ではないでしょう。保育士は今も憧れの職業の一つでありますが、処遇だけでなく、体力面でも厳しい職場環境で、中途離職する人も少なくないと聞きます。しかし、保育は、マンパワーに頼る性質上、対応は容易ではありません。そこで、新たに必要な保育士数と、その採用は無理のない計画と捉えてよろしいか、お聞きします。四つ目に、動画をツールにした移住や定住につなげる戦略について、相手の琴線に触れ、促し、成果とするには、子育て支援に加えて、雇用や医療、住環境、教育環境など、重層的な仕組みが必要ではないでしょうか。移住などにつなげるために、ツールとしての動画をどう発信し、どのような体制でフォローされていくのか、もう少し具体性の見えるアイデアやプランをお示しください。3点目に、市政執行方針にはありませんが、子育て関連として渚滑児童館についてお聞きします。市内五つの児童館のうち、四つは、近年、順次建て替えられ、利用者にも快適な施設と思いますが、渚滑児童館のみがその波から取り残されています。昭和50年代の建設で、老朽化は当然ですし、周辺環境も良好とは思えませんが、適地への移転に合わせての建て替えが期待の第一と私は考えます。渚滑小学校では、放課後に安心して子どもたちが過ごせる留守家庭児童園は開設されていませんので、小学校が存在する間はそれに代わる機能として必要です。そこで、現在の児童館の利用状況と保護者からの建て替えの要望の有無、渚滑小学校・中学校の今後の在り方ともリンクしますが、児童数の将来推計などを踏まえ、児童館の将来像をどうお考えか、市長の見解をお聞きします。続いて、第2の「確固たる基幹産業を守るとともに、新たな産業・雇用・人の流れを創り出す」視点についてです。市長は、就任から一貫して、基幹産業の農林水産業や水産加工をはじめ、商業、観光など、産業全般の振興に強い意思を持って、手を緩めることなく支援をしてまいりました。知恵や努力が及ばない天災や国の枠を超えて生じるリスクで一時的に停滞を余儀なくされても、影響を最小限にとどめ、早期回復に向けて、時宜を誤らず対処されてきたことに敬意を表します。市政執行方針にも異論はありませんが、最近になって少し局面が変わったこともあるように思いますので、それらを踏まえ、以下お聞きします。1点目に、酪農業についてお聞きします。クラスター事業による規模拡大や機械化による基盤強化が推進力となり、昨年夏の記録的な雨不足があっても、昨年度の生乳生産量は4年連続して過去最多を達成と先頃に地元紙が報じていました。しかし、コロナ長期化で飲食店などの業務用需要が落ち込み、学校の冬季休業前の昨年末、余剰で生乳が大量廃棄の危機と、事情に疎い私にはショックなニュースが報じられました。結果としてそれは回避されましたが、第6波によるまん延防止等重点措置が延長され、3月は春休みがあることなど、依然、予断を許さないとされます。道内酪農団体は、苦渋の生産抑制に踏み切り、具体的には生産量の伸び率目標をこれまでの年3%から1%に決定、各農協に割当て方式を導入と聞きますが、いずれにしても翻弄されるのは現場を担う酪農家です。個体淘汰による生産抑制は回復に3年を要するとの組合長のコメントは当然ですし、ある農協トップは、供給過剰は6月頃まで続く、消費拡大に協力をと発信していました。グローバル化での生き残りにクラスターが切り札とされ始めた頃には、国内人口が既に減少に転じ、生乳が嗜好性の高い食品でもあることから、消費喚起の実効性に疑問を感じ、いぶかしく思ったこともあります。加工品でも、チーズなどは、TPP、EPAで関税が下がり、価格も品質も優位な外国製品に太刀打ちが可能か、食の安全保障に対する国の無定見さも問われます。そこで、一つ目に、1%の生産抑制の基準年はどの年度からか、2021年度は前の年に対して3%を大きく上回る8.4%の増加とさきの新聞にあり、大きなマイナスからのスタートという可能性もあります。また、生産抑制はどのような手段によって行われる見込みか、お聞きします。二つ目に、飼料も資材も、燃料費なども上昇する中、生産量を伸ばすことで描いた経営計画に対して低い率で抑制されることは根底が覆ることであり、経営への影響は甚大でしょう。抑制による減収額、個々の農家の借入金償還への影響などについてどう見込まれるのか、お聞きします。三つ目に、今年度以降にクラスター事業を予定していた農家もあると思いますが、安定した生産体制の維持をどう構築されるのか、個々には先送りが現実的としても、搾っても売れないではモチベーションを維持できません。丁寧かつ細心な対応を期待しますが、意向などをお尋ねします。総理は、過度に行き過ぎた市場中心主義から、成長と分配を重視する新しい資本主義への転換という思いを表明しますが、成長至上、拡大至上は容易には変えられない人間の本性です。総理の施政方針では、今般の危機は反映されておらず、スマート化による生産性向上と成長産業化との表現だけで、国は、生産抑制は需給バランスによるもので一過性との認識なのか、見解を併せてお尋ねします。2点目に、避暑地化構想の推進についてお聞きします。交流人口の拡大や空港利用の促進、観光の再生など、多面的な効果を熱く語る市長に対して、当初は懐疑的でしたが、大きな果実に実ることを今は心から期待します。コムケ湖エリア、大山山頂・森林公園エリアを主たる舞台に着々と構想を深化させ、昨年の第2回定例会で、より高度な推進基本計画策定を幅広いノウハウや識見を有する民間の活力を導入し、業務委託で行うとされていましたが、その委託をある偶発的な事情で撤回すると報告がありました。しかし、コンセプト自体が否定されるものではなく、早期に仕切り直しを図り、市民誰もが確信を実感できる計画であることを期待し、以下お聞きします。一つ目に、コムケ湖エリアに関して、自然への負荷を軽減しつつ、その有する価値を高めるとして、レストハウスの改修や野鳥観察の拠点としてのトレーラーハウスの増設が予定されています。昨年、鶴の飛来地として本市からは比べようもなく高名な鹿児島県出水市が国内では53番目にラムサール条約に登録されました。野鳥観察を目的の誘客に、このエリアがラムサール条約に登録された湿地という看板は、相乗効果も期待できると思いますし、市長もかつて意欲的に語っていたと記憶しますが、近年は全く聞くことがありません。コムケ湖は、環境保全のシンボルに現状はふさわしくないという判断か、あるいは、諸般の事情で断念されたのか、その後の状況を含めてお尋ねします。二つ目に、旧沼ノ上小学校について、閉校後、長らく経過して再利用が実現することは、地域にとっても朗報です。そこで、一部提供の内容と、ワーケーションの足がかりとありますが、ここを基点にさらなる広がりが見込まれ、期待可能なのか、エリア整備との連動の仕組みとは、また、交流人口の拡大にどのように結びつけていくのか、奥行きがうかがえる要点にして、もう少し具体的にお示しください。続いて、第3の「新しい生活様式に対応し、誰もが安心して集い、暮らせるまちを創る」視点についてです。1点目に、カーボンニュートラル、脱炭素社会についてお聞きします。昨年、市長はゼロカーボンシティを宣言し、第4回定例会でも、今回の市政執行方針でも、今年は環境基本計画とアクションプランとなる地球温暖化対策実行計画を併せて策定するとしております。人口密度の希薄な土地に住む者としては、正直、温暖化も温室効果ガス効果も実感に乏しいところですが、時代の趨勢であり、市民一人一人に意識、行動を根本から変える取組を示すことが肝要でしょう。異論も異説もあるにせよ、地球温暖化を背景に世界が合意した温室効果ガス排出量の削減目標に、我が国だけが利益にならないと離脱することは不可能ですし、具体的なロードマップが不明瞭で、産業界も利益が相反することから、道のりが容易ではないことも明らかです。しかも、脱炭素には元凶の火力発電に代わるエネルギーが不可欠ですが、今般のロシアの愚挙でエネルギー資源の安全保障が揺らぐ中、それを口実に棚上げや先送りにされないよう、世代の責任として努力し続けなければなりません。個のレベルでも太陽光やバイオマス、電気自動車など、環境負荷の軽減に寄与する取組はありますが、実利に乏しければ誰もが我先にとはなり得ないでしょうし、基本はやはり価値観を変える取組からです。そこで、12月の答弁からそう多くの時間は経過していませんが、新年度に向けた庁内検討や議論で手法やスケジュールなども曖昧で漠としたところから、多少はまとまりつつあることを期待して状況をお尋ねします。2点目に、総理の看板であるデジタル田園都市国家構想やデジタル化についてお聞きします。前者は全体像が見えないので、市政執行方針も障りのない記述にとどまるのは仕方ありませんし、言えることは、デジタル化は手段であって、雇用や医療、過疎化など、地方の課題をすぐに解決するものではないことです。一方で、市民生活の多くの面でデジタル化は否応なく迫られ、今や個人の好き嫌いで済むレベルではないのも事実です。市政執行方針では、持ち運べる市役所を標榜しますが、それには、誰もがスマホを所有し、利用できる環境でなければ、絵に描いた餅で、それを看過すれば、災害などの非常時に的確に情報が伝わらず、生命の安全の危機にも直結します。持ち運べる市役所と安心して集い、暮らせるまちのプロット―筋書をどう練り上げ、具現化されていく見解か、お尋ねします。続いて、第4の「生涯に渡って“つながる教育”」の視点についてです。昨年のいわゆる全国学力テストで、小学校国語が全道平均を超え、算数でも向上し、全国との差が最も縮まったこと、また、標準学力検査でも、小学校の読むこと分野で高い結果となったとのことで関係者の努力に敬意を表します。1点目ですが、文部科学省は、学校図書館の新たな整備計画を全国の教育委員会に通知したとのことで、その計画とは、全ての公立学校の児童生徒が複数の新聞を読める環境にするものとあります。具体的には、小学校で2紙、中学校で3紙、高校で5紙を読める環境を目標とする計画とあって、活字離れが指摘され、書籍もそうですが、家庭での新聞購読も減少していると言われる中、興味深く受け止めております。政治や経済、あるいは、スポーツでも、単にその瞬間だけ切り取って情報とすることが目的であれば、スマホで十分でしょうが、繰り返し見て考える、それにはこの媒体は不向きです。そこで、小学校6校、中学校3校、お手数ですが、高校1校を含めて、購読紙の現状と、読み、考える力にどのようにつなげていくのか、環境を整えただけでは全く無意味でしょうから、図書館司書と児童生徒との関わり方などについて見解をお尋ねします。2点目に、学校施設整備などについてお聞きします。本年度は、全ての学校で体育館照明のLED化が図られますが、それ以外にも、各学校からの要望に応じた施設整備を計画的に実施すると市政執行方針にはあります。そこで、一つ目に、主要なもので結構ですが、今年の各校からの要望の内容と予算化の状況、要望に応えることができなかった主な案件について、内容や手法の精査をした上で、今後の対応について見解をお聞きします。二つ目に、さきの渚滑児童館に関連しますが、うろ覚えですが、渚滑小学校は、20世紀初頭の開校で120年を少し超えたくらいの歳月を重ね、現校舎も昭和50年頃に完成したもので、修繕は適宜されているのでしょうが、基本部分の老朽化は歴然としています。卒業生の一人として、以前もお聞きしましたが、統廃合の計画がないのであれば、児童規模に応じたスケールの新校舎建て替えについての検討を始めてもよい時期と思いますが、見解をお聞きします。最後に、所信表明の公民共創とまちづくりについてお聞きします。公民共創について、市長は、人口減少問題を乗り越え、地方が力強く生き残るために必要な姿とされました。また、民とは、民間だけでなく、市民の意味を含むとしますが、概念として、公に対する民とは当然そういうものでしょう。人口問題は、結局、国の無為や怠慢のツケであって、直近の国勢調査で、全国で8割の自治体で人口が減少し、高齢化率、すなわち総人口に占める65歳以上の割合でも、北海道は32.1%、さらに、道内で50%を超えた自治体が前回のゼロから五つになったそうです。65歳以上が半数以上の集落を限界集落とするならば、今や自治体そのものが限界化している証左です。また、国が指定する過疎地域が全国の市町村の半数を超え、7割を負担する過疎債も増加が必然ですし、コロナ禍で実施した総額293兆円の経済対策など、国が破綻することが本当にないのか、私の余命は知れたものですが、子や孫を思うと暗たんたる気持ちを隠せません。そこで、共創と町内会についてお聞きします。手元の過去数年の市政執行方針を見直して、市民協働の言及が近年ありませんが、コミュニティ交付金など、市長の先導的な思いと施策が浸透も定着もしたことで目標は十分達成した結果と受け止めることにします。しかし、コミュニティーの弱体化は間違いのない現実です。私の町内では、20年以上、住宅新築がなく、自然減や転出を埋める要素がないので、必然的に高齢化し、遠くない先の限界集落化も現実味があります。今はしのげていますが、担い手が不足し、災害時の共助にも限界が来るでしょう。街路灯のリース、電気料の全額助成、先述の交付金などによって、渚滑町内でも平均的な会費で維持されていますが、町内会の入会は任意なことから、未加入者も徐々に増えて、約70戸の町内会に明るい未来は恐らくありません。そこで、以下お聞きします。1点目に、本市の高齢化率と当町内会に限った高齢化率、算出が無理なら10歳刻みでの人数についてお尋ねします。2点目に、市内の町内会数は74くらいと思いましたが、会長の平均年齢と在職年数の平均値などについて、調査自体がなければ無理でしょうが、あれば、本市での状況をお尋ねします。少々古く、平成29年と思いますが、北海道町内会連合会が実施したアンケートでは、回答町内会の会長の平均年齢が69歳、その時点で在職10年超えが24%であり、役員の成り手不足を課題に挙げたのが77%とのことでした。私のところも、事務局長を含めて役員6人の平均年齢を試算すると、67歳を超えています。そこで、仮の話で恐縮ですが、このまま高齢化で担い手がいなければ、一定のエリア内に住み続ける住人がいても、町内会を解散するという選択肢もあり得ますが、限界集落を除いてそうした例はあるのでしょうか。また、解散によって住民が被る不利益とは何か、本来は誰もが平等に受けられるサービスが一部でも制約される可能性はあるのかについてもお尋ねします。3点目に、街路灯リース事業について、期間はいつまでか、電気料の助成とともに、リース期間終了後は旧に復し、電気料を含めて町内会での管理や負担となるのか、見解をお尋ねします。それを前提に、維持費用の積立てを始めた町内会があるとも聞きます。見通しを早めに示していただければ、対応の参考にしますので、よろしくお願いいたします。4点目ですが、私の町内会では、単身世帯と80歳以上の高齢夫婦世帯でほぼ3分の1を占めます。小さくともコミュニティーに欠かせない機能として、要援護者の担当者を決めるなどしていますが、今年のような大雪に対して、高齢者世帯を中心に除雪の共助体制を整備しないと、住み続けることを諦め、転出の誘い水になることを心配します。そこで、手作業の除雪には限度があることから、除雪アダプトを検討したいと思いますが、今まで関心を向けなかったので、以下お聞きします。一つに、制度の趣旨や目的について、受託の主体は町内会などの団体や法人に限るのか、個人でも可能か、予算の範囲内で先着順か、受付時期など、要点のみで結構ですが、お聞きします。あわせて、今年の冬の実績についてもお聞きします。二つに、現場での重機操作に必要な免許の種類、作業講習等の要、不要、必要であれば、おおむねのその受講場所や時期、費用負担の有無などについてお聞きします。三つに、雪を一時堆積する場所について、土地所有者との交渉はさておき、借地料が必要な場合は町内会の負担か、融雪を前に早めに旧に復するため、処分場への排雪に必要なトラックの確保と経費も町内会の負担になるのか、お聞きします。以上で私の質問を終わりますが、再質問は留保します。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、青木議員のご質問にお答えいたします。初めに、市政執行方針から第1の「誰も取り残されることのない医療・福祉・介護を実現すること」の視点から、コロナウイルス対策についてであります。1点目の追加接種の状況と今後の見通しに関し、追加接種についてですが、昨年末から医療従事者を対象に接種を開始し、その後、福祉施設等の入所者や従事者、保育所、幼稚園の従事者などへ、順次、対象者を拡大し、2月24日からは一般の高齢者を対象に市内の会場で集団接種を開始したところであります。3月8日現在、追加接種を済ませた方は4,282名となっており、2回目の接種が済んだ18歳以上の方1万6,777名の25.5%となっております。今後の見通しについてですが、現在、市民への接種のご案内を2回目の接種を終えた順に1週間ごとに発送し、順次、接種対象者を拡大しているところであり、4月末までには、2回目の接種から6か月を経過した方で追加接種を希望する全ての方が接種を終えられるものと見込んでおります。2点目の感染拡大による保育所や幼稚園などの閉鎖や利用制限に関し、保育所、認定こども園等の休所、休園などの措置の判断基準やその解除の基準についてですが、休所、休園は、地域の感染状況を踏まえ、紋別保健所と協議し、判断することとしており、具体的には、市立保育所で陽性者が発生し、陽性者が発症日2日前以降に保育所に登所している場合は、保育所内での感染が拡大する可能性があるため、原則2日間程度の休所を行った上で、施設内の消毒及び感染の可能性がある児童、職員等を特定します。特定された児童、職員等は、紋別保健所の指針に基づき、症状の有無にかかわらず、陽性者との最終接触日の翌日から7日間は登所を控えてもらうこととしております。また、休所、休園の解除の判断についてですが、感染の可能性がある児童、職員等が特定されない場合は休所、休園した日から3日目に開所することになります。しかし、特定された児童、職員等がいた場合については、その規模に応じて紋別保健所と再度協議し、休所、休園する期間を決定してまいります。なお、市内の認定こども園に対しても、市立保育所の対応方針を周知し、足並みをそろえた対応を要請しているところであります。本年1月以降の休所、休園の状況についてですが、現時点においては、休所、休園した施設はありません。小・中・高校、留守家庭児童園、児童館の休校・休館状況と事業者のクラスターの有無に関し、児童生徒の新型コロナウイルス感染に伴う今年に入ってからの休校等についてですが、紋別高等学校で1月と2月に学級及び学年閉鎖、2月には、紋別中学校で学年閉鎖、上渚滑小学校で学校閉鎖、今月に入ってからは、紋別小学校で学級閉鎖の措置が取られました。留守家庭児童園及び児童館での休園、休館はありませんでしたが、きょうだいに学級閉鎖等の措置が取られている児童生徒がいる場合は施設利用を控えていただきました。事業所でのクラスター発生の有無については、北海道から市内でのクラスター発生の公表はありません。3点目の5歳から15歳までの接種に関し、5歳から11歳の接種に向けた状況についてですが、市内の対象となる児童、小児が940名おり、接種の希望者数に応じて体制を構築する必要があることから、先月、小児の保護者を対象に直接希望の有無についてアンケート調査を行ったところであります。回答数は、全体の51%、480名でありましたが、そのうち、接種を希望すると回答した方は167名で、回答者の34.8%でありました。また、接種を決めかねているという方が207名、43.1%と最も多く、接種者数が正確には見通せない状況ではありますが、希望する方が速やかに接種できるよう、小児科を標榜している広域紋別病院と現在協議を進めているところであります。接種をした、しないによる差別等につきまして、現在、紋別市内で差別やいじめなどが起こったという情報はありませんが、引き続き、市教育委員会とも情報を共有しながら、差別やいじめにつながることのないよう努めてまいります。中学生の接種の進捗状況につきましては、昨年の9月から10月にかけて、市内の集団接種会場を中心に、1・2回目の接種を行ったところでありますが、本年2月末現在、中学生の生徒数は432名となっており、そのうち、353名、81.7%の生徒が2回の接種を済ませている状況であります。新たに、1・2回の接種を希望する生徒に対しては、市内医療機関で接種ができることとしており、広報もんべつや市ホームページなどでも周知しているところであります。4点目のまん延防止等重点措置と市独自の追加支援についてでありますが、国は、本年1月31日より、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小法人・個人事業者を対象に、売上高の減少率や年間売上高に応じ、30万円から250万円の事業復活支援金を実施しております。また、北海道は、本年2月4日より、20時を超えて営業している飲食店を対象に、時短営業への協力や酒類の提供の有無、1日当たりの売上等に応じ、1日2万5,000円から10万円の支援金を実施しております。本市といたしましては、北海道の支援金の対象となっている飲食店と取引がある事業所及び交通事業者への支援を今議会にて追加提案する予定としております。次に、子育て支援と小規模保育所の設置補助事業についてであります。1点目の市内の0歳から5歳までの児童数の推移に関し、令和4年度当初の児童数と5年前及び10年前の児童数のそれぞれの比較についてですが、令和4年度の児童数637名に対して、5年前の平成29年度は866名で229名の減少、10年前の平成24年度では942名で305名の減少となっております。2点目の令和4年度の年齢別の募集人数と入園・入所予定者の状況及び令和3年度の待機児童の有無、その後の対応に関し、令和4年度の年齢別の募集人数と入園・入所予定者の状況についてですが、年齢では3歳未満児と3歳以上児、施設別では市立保育所と認定こども園等での分類で申し上げますと、市立保育所については、3歳未満児の募集人数58名に対し、入所予定数42名で充足率72.4%、3歳以上児の募集人数130名に対して、入所予定数81名で充足率62.3%となっております。認定こども園等については、3歳未満児の募集人数67名に対し、入所予定数71名で充足率106%、3歳以上児の募集人数146名に対し、入所予定数128名で充足率87.7%となっております。この事業で増加する定員数については、小規模保育事業施設の定員数の上限となる19名と伺っております。令和3年度における待機児童の有無とその後の対応につきましては、3歳未満児で2名の待機児童が発生しておりましたが、待機児童リストによる管理と、毎月、各施設の入所可能人数の把握を行うとともに、保育優先度の高い順に入所とする保育利用調整を実施するなど、各施設との連携や調整により、現在は、特定の施設への入所を希望する潜在的待機児童1名を除き、待機児童は発生しておりません。3点目のこの施設における保育士の確保についてでありますが、一般的な保育施設に比べ、人員配置基準が緩やかな小規模保育施設のため、新たに必要となる保育士数は3名となり、その採用については無理なく計画的に採用を進めているとお伺いしております。4点目の動画の作成と発信、移住や定住の実現についてでありますが、移住を促進する動画の作成につきましては、議員のご指摘のとおり、子育てや雇用、住環境、教育環境など、複数の施設が整備され、動画に反映されることが必要であると考えております。動画の発信につきましては、動画共有サービスにて公開するとともに、短編版を作成し、動画共有サービス上で、首都圏などの対象地域等の方々に対し、コマーシャルを流すユーストリーム広告や、ポータルサイトのトップ画面で短編動画を流すブランドパネル広告などを利用し、一人でも多くの方に動画を見ていただき、本市への移住や定住につながればと考えております。移住者へのフォロー体制については、動画では様々な部署の施策のPRを行う予定としていることから、現在、移住者の対応を行っている紋別市Uターン情報センターを中心に、全庁を挙げて対応してまいりたいと考えております。具体性の見えるアイデアやプランについては、新年度に入り、プロポーザル方式にて決定された事業者からの提案を協議し、インパクトのある動画の作成に取り組んでまいりたいと考えております。次に、渚滑児童館についてでありますが、現在の利用状況については、令和4年2月末時点で延べ2,100名の利用者数となっております。しかし、近年、コロナウイルスの感染症の影響により臨時休館や利用者の利用控えが発生しておりますことから、感染拡大前の利用状況で申し上げますと、延べ利用者数は、平成29年度が4,187名、平成30年度が3,288名、令和元年度が3,414名となっております。保護者からの建て替えの要望の有無についてですが、トイレなどの部分改修の要望はあるものの、施設建て替えの要望はありません。児童館の将来像に関し、特認校となっている渚滑小学校の児童数についてですが、令和元年度以降、増加傾向にありますことから、放課後の児童の受入れには、議員のご指摘のとおり、一定の配慮が必要だと認識しているところであり、児童館の建て替えの必要性については、新型コロナウイルス感染症の影響収束後の利用者数の推移を見極めながら検討してまいります。次に、第2の「確固たる基幹産業を守るとともに、新たな産業・雇用・人の流れを創り出す」視点から、酪農業についてであります。1点目の生産抑制の基準年とその手段についてでありますが、令和4年度の生乳生産に当たっては、指定生乳生産者団体であるホクレンとオホーツクはまなす農業協同組合が締結した令和3年度の生乳委託販売契約の生産目標数量の1%増にとどめることが基準とされ、生産者にはこの生産目標の遵守が求められる状況となっております。しかしながら、この1%増につきましては、平成29年度から令和3年度において新規就農者や規模拡大を行った者を対象に、ホクレンが全道レベルで別途再配分するとされておりますことから、多くの生産者は令和3年度の生産目標数量が生産抑制の基準となるとお伺いしているところであります。この生産目標を遵守するための手段といたしましては、飼養頭数の調整はもちろんのこと、経産牛が次の分娩に備えて搾乳を停止する期間の延長、生まれた子牛に生産した生乳を飲ませる全乳哺育の実施、乳質が悪い低能力牛の早期更新など、飼養牛の体調不良や将来的な生産低下を引き起こさないよう、生産者ごとの実情に応じ、生産抑制に取り組んでいくことになるとお伺いしているところであります。2点目の抑制による減収額についてでありますが、本市の令和3年度生乳生産量は、オホーツクはまなす農業協同組合にお伺いしたところ、最終的に約7万1,000トンと見込まれておりますが、一方で、前段申し上げた1%増を含めない令和3年度の生産目標数量が約6万8,000トンとなっておりますことから、実質約3,000トンの減産を強いられることとなり、これを単純に今年の平均乳価である約100円を用いて計算しますと、約3億円もの影響額となるものです。特に、畜産クラスター事業などを活用し、規模拡大に向けて投資した経営体への影響が心配されるところであります。3点目の畜産クラスター事業の実施意向についてでありますが、現在、事業実施に向け、具体的な協議を行っている経営体はありません。今般の生乳出荷抑制に関する国の見解につきましては、国が令和2年に策定した酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針に基づき、生産基盤を強化し、生乳を増産していく方向性に変更がないことは、昨年12月に概算決定された国の令和3年度補正予算案及び令和4年度当初予算の概要を見ると、令和3年度の概算決定と大差ないことからも、うかがうことができます。国には、農業団体や生産者が主体的に取り組む脱脂粉乳の在庫対策など、地域の生乳生産基盤の維持に向けた各種出口対策への支援を早急に講じていただきたいと考えております。次に、避暑地化構想の推進についてであります。1点目のコムケ湖のラムサール条約への登録に関する状況についてでありますが、令和元年第3回定例会及び令和2年第4回定例会で野村議員のご質問にお答えしたとおり、条約の登録に向けては、地元の利害関係者の合意形成を大前提とした地域総意の取組であることが重要であると考えております。市の取組といたしましては、条約についての理解を深めるとともに、関係団体相互における積極的な意見交換の場として、令和元年8月にオホーツク総合振興局の職員を招いての勉強会を開催したところでありますが、特段の意見交換等もなく終了したところであり、それ以降、市が主体となっての動きは取れておりません。今後につきましては、条約の登録の有無にかかわらず、コムケ湖エリアが有する価値を高め、交流人口の増加につなげるための施策として、関係団体等のご意見もいただきながら、エリア整備を進めてまいります。2点目の旧沼ノ上小学校を活用したワーケーションの実施についてに関し、一部提供の内容についてですが、昨年、首都圏の企業から旧沼ノ上小学校を活用したい旨、打診があり、教室や多目的スペースの一部を使い、コワーキングスペースとリモート会議スペースに利用しようとするもので、ワーケーションにとって必要不可欠なインターネット環境の整備以外は既存施設の状態のまま使用することとしております。エリア整備との連動の仕組みについてですが、市では避暑地化構想を推進していく上で旅先などを拠点に仕事と休暇の両立を目指すワーケーションに着目しているところであります。近接するコムケ湖エリアは、自然豊かな地域特性から、都市部にはない仕事環境の提供に適していると捉えており、現在進めている野鳥や自然を生かしたエリアならではの取組と一体的に推進し、相乗効果を高めながら、交流人口、関係人口の拡大を図ってまいりたいと考えております。次に、第3の「新しい生活様式に対応し、誰もが安心して集い、暮らせるまちを創る」視点から、カーボンニュートラル、脱炭素社会についてであります。新年度に紋別市環境基本計画、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定いたしますが、この計画では、温室効果ガス排出の抑制だけではなく、地域の目指す将来像や総合的な目標を設定し、目標達成に向けて、市や民間企業が中心となって木質バイオマスのエネルギー利用など、地域資源を活用した再生可能エネルギー導入ポテンシャルの有効利用を目指しております。国の地域脱炭素ロードマップでは、2030年度までに脱炭素を実現する道筋を立てた自治体に対して財政支援が拡充されることから、計画策定に併せて脱炭素先行地域の指定に向けた取組を進めてまいります。次に、デジタル田園都市国家構想やデジタル化についてでありますが、議員のご指摘のとおり、デジタル化の推進は、あくまでも手段の一つであり、地方が抱える課題を解決するための特効薬というわけではありません。一方で、社会全体のデジタル化は、ここ数年で急速に進み、持続可能な地域として生き残るためにも乗り遅れることのないよう取り組むべきものと認識しております。まずは、キャッシュレス決済の導入や持ち運べる市役所としてのLINE公式アカウントの開設など、その利便性を享受できる行政サービスの提供の部分から取組を進めてまいりますが、その恩恵を受けることが難しい方々が逆に生活しづらくなってしまっては本末転倒であります。この地域においてデジタル化することで解決につながることはどのようなことであるかを見極めるとともに、例えば、携帯電話事業者と連携し、高齢者向けのスマホ教室を開設するなど、利用が難しい方々もフォローアップできる社会をつくることが誰もが安心して集い、暮らせるまちの実現のためには重要であると考えておりますことから、今後、施策を進めるDX推進計画の中で具体化してまいります。次に、公民共創とまちづくりについてであります。1点目の本市の高齢化率についてでありますが、本年2月末現在、36.8%で、渚滑町親葉町内会は53.8%となっております。2点目の町内会長の平均年齢と町内会の解散届があった場合の対応についてでありますが、町内会長の平均年齢及び在職年数については、紋別市町内会連絡協議会に確認したところ、把握をしていないとのことでご理解願います。町内会が解散した場合の対応についてですが、本市では町内会が解散した事例はありません。しかし、仮に解散した場合でも、住民が日常生活を送る上で不利益となることがないよう、各関係部署と連携しながら対応してまいります。3点目の街路灯のリース事業についてでありますが、市が所有した形で、10年間のリース方式として、令和8年度に町内会への移管を予定しております。この街路灯リース事業では、安全・安心な生活環境が整えられ、町内会では街路灯の維持管理や修理費用の負担が軽減されているものと認識しております。今後の取扱いについてですが、町内会の負担が増すことのないよう、意向をお聞きしながら協議してまいります。また、街路灯の電気代につきましては、地域コミュニティ交付金により、今後も市が全額補助してまいります。4点目の除雪の共助体制づくりについてであります。制度の趣旨、目的につきましては、現在、市道除雪では、限られた数の重機、従事者の高齢化が課題となっており、この課題解決に向け、新たな人材や機械を発掘し、支援することで、地域の実情やニーズを反映した除雪体制の構築を図るものであります。本制度利用者の考え方は、ボランティアであることを踏まえ、個人への大きな負担となることを避けるため、個人ではなく、団体での申込みとさせていただいており、町内会はもとより、有志による任意の団体も受け付けております。また、受付期間等につきましては、毎年、広報もんべつなどで公募し、11月から受付を行い、予算の範囲内での先着順としておりますが、申込み多数となった場合でもできる限りの相談、協議をさせていただいているところでありまして、本年度は、これまでのところ、重機の貸与を9団体、燃料代のみの支給を1団体へ行っております。重機の運転者に求める資格については、基本的に小型のタイヤショベルを貸与しており、運転に従事する者が、営業行為ではなく、ボランティアであることから、公道を走らすために必要な普通自動車運転免許の取得者としております。雪の一時堆積場所につきましては、場所の選定、交渉、借地料、管理等の一切を団体にお任せしておりますが、堆積された雪は、団体と協議の上、市の除雪事業にて処理しております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 堀籠康行(教育長は2022年12月まで)
それでは、青木議員のご質問にお答えいたします。「生涯に渡って“つながる教育”」の視点についてであります。初めに、学校図書館の新たな整備計画についてでありますが、小・中学校及び高校の新聞購読の現状につきましては、現在、小学校では、北海道新聞や小学生新聞などを各学校2紙から3紙、中学校では、北海道新聞や北海民友新聞、中高生新聞などを各学校3紙から4紙配置しております。また、紋別高校では、北海道新聞の朝刊と夕刊、北海民友新聞、全国紙1紙を配置していると伺っております。新聞をどのように読み、考える力につなげていくかについてですが、一つの取組として、読売新聞社が実施する読解力向上プロジェクトに、令和2年度は、小学校4校、中学校2校、令和3年度は、小学校3校、中学校1校が参加しております。このプロジェクトは、児童生徒にも分かりやすい新聞記事を用いたワークシートにより、読解力の向上を図る取組で、当市においては、全国学力・学習状況調査における正答率にも効果が現れていると評価しているところであります。紋別市の学力課題となっていた読み、考える力の向上に役立つものであり、また、読解力は全ての教科の基礎となる力でありますので、引き続き次年度も紋別市教育向上プロジェクトの一環として取り組んでまいりたいと考えております。図書館司書と児童生徒の関わり方についてですが、学校図書館司書は、学校図書館が持つ学習センター、情報センターの機能を活性化し、児童生徒の学びの意欲向上に資するため、教員と連携協力して、本やメディアの活用に関する指導や環境整備の役割を担っております。学校図書館には、児童生徒に、本の魅力や、本やメディアを使って調べ、学ぶことを教える存在が必要であり、知識の世界にいざなう案内役として、学校図書館司書の役割は大きいと感じております。学校図書館司書が、児童生徒のよき相談相手として、より身近な存在となり、積極的に関わっていくことが重要であると考えております。次に、学校施設整備についてでありますが、各小・中学校からの要望の内容につきましては、老朽化した施設の修繕をはじめ、設備の更新や体育館及び教室の床の改修、特別教室の机、椅子や事務備品の更新、紋別小学校前の市道の渋滞の緩和や児童の安全確保を目的とした児童の乗降場所及び送迎用・職員用駐車場の整備などが主なものとなっております。要望に対する予算化の状況についてですが、子どもたちの安全に関わるもの、学習に影響を及ぼすもの、老朽化が進んでいるものから優先度を判断し、学習環境に大きく影響する案件は新年度の事業としておおむね計上しているところです。一部、備品の更新等の要望で予算計上ができなかった案件については、次年度以降、学校と協議して対応を図ってまいりたいと考えております。今後も、快適な学習環境のため、適切な対応に努めてまいります。次に、渚滑小学校の建て替えについてであります。渚滑小学校につきましては現時点で具体的な建て替えや統廃合等の計画はなく、令和2年2月に策定しました紋別市教育施設長寿命化計画では、当面は維持管理のための修繕を行いながら、令和12年から活用方針の再検討を行うこととなっております。しかしながら、少子化が急速に進む中、児童生徒にとって最良の教育環境を整えていくためには、全市的に学校規模適正化及び統廃合の検討を早期に進める必要があると感じているところであります。学校規模の適正化や統廃合は、市内全ての学校について検討が必要であり、児童生徒や保護者のみならず、地域全体にも大きな影響があるものですので、地域や関係者等のご意見を十分お聞きしながら慎重かつ速やかに検討してまいります。以上、答弁といたします。(降壇)
再質問 13番 青木邦雄
午前中は、大変丁寧な答弁をありがとうございました。再質問を何点か準備していたのですけれども、特に市政執行方針に関わる部分につきましては、答弁をお聞きしまして、私が事前に抱いていたイメージと大差もございませんでしたし、この後、予算特別委員会という場で幾らか確認できる機会もございますので、再質問はいたしません。それ以外の小学校や児童館のこと、あるいは、ラムサール条約のことについては喜べる明確なご答弁はいただけませんでしたが、拙速にならず、まちづくり、人づくりに資する視点で、今後、そう時間を置かずに何らかの方向性を示していただければいいかなと思いますので、これについても答弁は求めません。最後に、一言だけです。市長任期中の2024年には市制70周年になります。新しいまちのシンボルとしての庁舎はまだ立ち上がりませんけれども、消防庁舎や高等看護学院、あるいは、3棟目のまちなか公住等の形を見る中でその威容がうかがえるでしょう。少子・高齢化、過疎化、人口減少の厳しい中、この紋別のかじ取りは大変でしょうけれども、臆することなく、ひるむことなく、市長以下、皆さんが一丸となって、豊かなまちづくり、夢豊かなまちづくりに取り組んでいただければと思います。かく言う私は今期で議員は辞する所存です。しかし、このまちで暮らせる限りは、その行く末を見ていきたいと思います。どうも長いことありがとうございました。以上で終わります。