紋別市議会 令和3年第2回定例会 2021年7月20日
(1)生理の貧困について/(2)子どもの目の健康について
2021年7月20日、紋別市議会の一般質問で、梶川友子議員が「生理の貧困について」「子どもの目の健康について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 堀籠康行、学務課長 仲条憲明が答弁しました。
- 質問者
- 梶川友子 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、教育長 堀籠康行、学務課長 仲条憲明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 梶川友子
通告に従いまして、質問させていただきます。野村議員と重複するところですが、私なりに質問させていただきます。初めに、生理の貧困についてです。本年3月4日、公明党の佐々木さやか参議院議員が他党に先駆けてこの問題を国会で質問しました。イギリスでは、2020年から全国の小学校、中学校、高校で生理用品が無償で提供されており、フランス、ニュージーランド、また、韓国などにおいても同様となっています。日本でも5人に1人の若者が金銭的理由で生理用品を買うことに苦労したと、女性や子どもの貧困、児童虐待などの観点から実態を把握し、学校での無償配付などを検討していただきたいと思います。例えば、お母さんがいない世帯で、少女が生理用品を買ってもらうことができずにティッシュペーパーで代用する、また、経済的な理由等で生理用品が買えない生理の貧困、この問題から、女性の尊厳、性教育の在り方など、一人一人が考えるきっかけにしていくことも大事ではないかと考えます。国では、毎年、地域女性活躍推進交付金として、女性活躍の推進、課題解決に予算を計上しております。本年は、追加措置分として、つながりサポート型がありますが、内容は、孤独、孤立で不安を抱える女性が社会との絆、つながりを回復することができるよう、NPO等の知見を活用したきめ細かい支援となっております。その中には女性の生理用品の提供も含まれております。1点目に、さらに、政府は、本年4月に、子供・若者育成支援推進大綱に学校で生理用品を必要とする児童生徒への対応を進めることなどを掲げました。そこで、学校で生理用品を必要とする児童生徒への対応がなされるよう教育委員会等に対し促すとしていますが、見解を伺います。2点目に、学校での生理用品の配付ですが、そのやり方は各地域で様々で、トイレットペーパーと同じように常備しているところもあります。紋別市の学校では、保健室にて無償での生理用品の準備はあると伺っています。小樽市の事例ですが、児童生徒の誰もが気後れすることなく申し出やすいように、各トイレに「ナプキンが必要なあなたへ 保健室にありますよ! お気軽につかってくださいね。あとでかえさなくていいですよ。」と優しいメッセージのステッカーを貼っていると伺います。そのような保健室で配付を受けやすくする配慮も必要と考えますが、見解をお伺いいたします。3点目に、生理用品の正しい使用方法や体への影響を伝え、自分の体を大切にして、自分らしい選択ができることを学ぶ機会や相談体制の強化をすることも必要と考えますが、見解をお伺いいたします。4点目ですが、紋別市でも防災備蓄品の中に生理用品もございます。食品には賞味期限がありますが、衛生用品には使用期限がありません。本州のある自治体は、生理用品も大人用・乳幼児用紙おむつが納入されたのが20年前であることを発見したと伺いました。そもそも、衛生面に問題で廃棄処分になります。食品以外、日常使いできる生活用品、衛生用品も、ローリングストックで食料と併せて備えたいものですが、ある程度の期限を設け、入替えをすることも必要と考えます。入替えに伴い、生活困窮者やそのものを必要とされている市民に広く周知し、還元することを提案いたしますが、見解をお伺いいたします。次に、子どもの目の健康についてです。2021年4月、GIGAスクール構想による1人1台端末環境下での学びが始まる中、ICT機器の長時間使用によるドライアイや視力の低下が懸念されています。文部科学省は、子どもたちの目の健康等、今後の対応について、眼科医ら専門家の意見を聞く懇談会を開催しました。その際、文部科学省のホームページに、啓発リーフレットや日本眼科医会ホームページ啓発漫画の活用推進の話がありました。端末を使用する際には姿勢をよくする、一定時間端末を使った際には、画面から目を離し、遠くを見るなど、学校内でのルールの徹底をしています。そこで、子どもの目の健康を守るため、文科省の啓発リーフレットや日本眼科医会啓発漫画の活用に対して、見解をお伺いいたします。以上で質問は終わります。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。生理の貧困についてであります。4点目の衛生用品等防災備蓄品の市民還元についてでありますが、紋別市地域防災計画の中の備蓄計画において、生理用品の備蓄数を1,600枚とし、現在、1,720枚を備蓄しております。生理用品には使用期限の記載がありませんが、製造元ではおおむね3年程度の品質設計をしており、今後入れ替えることとなる生理用品については、市教育委員会と協議を行い、市内の学校に配付したいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 堀籠康行(教育長は2022年12月まで)
それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。生理の貧困についてであります。1点目の国が求める学校での児童生徒への対応に関する教育委員会の考え方につきましては、生理の貧困支援のため、保健室等で生理用品等を提供する場合など、児童生徒に配慮した対策及び背景の把握について、国の通知に基づき、適切に対応しております。2点目の学校での配慮ある配付方法につきましては、さきの野村議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の学ぶ機会や相談体制の強化につきましては、思春期の男女の体の働きや心の変化について、小学校4年生から保健の授業を行っており、自分や他者を大切にし、自己管理を行うことが生涯にわたってできるように促しております。生理用品の使用方法につきましては、児童生徒の相談に日常的に応じているほか、小学校の宿泊研修や修学旅行前にも改めて指導を行っている状況であります。また、ネグレクトや家庭の事情等で生理の貧困に悩んでいる児童生徒を支援し、背景を把握するため、相談体制の充実を図ってまいります。次に、子どもの目の健康についてであります。文科省の啓発リーフレットや日本眼科医会啓発漫画の活用についてですが、啓発リーフレットは端末の利用時における健康への配慮事項を指導する際の参考資料として活用するよう学校に周知しているところであり、家庭においても端末利用に係る健康面への配慮をお願いしております。日本眼科医会の啓発漫画は、健康への配慮事項について、児童生徒が一目で分かる内容となっており、学習資料や啓発に活用するよう学校へ周知しております。以上、答弁といたします。(降壇)
再質問 5番 梶川友子
何点か再質問させていただきます。野村議員に答弁をいただいたことでおおむね理解いたしましたけれども、最終的な着地点としては、女性の活躍推進交付金を利用しながら生理用品を全女性に無償配付をしていただきたいということです。今、教育委員会に対し、学校のことで質問をさせていただきましたが、今回で終わらず、気長にというか、なるべく早めに全女性に生理用品の無償配付をしていただくよう、これからも議会質問等をやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。2点目の学校での状況についてです。生理用品を欲しいと保健室等に行ける子どもはいいのですけれども、行けない子もいると思うのですね。そういう子どもに対してはどのような配慮をするのか、来ないと分からないと思うのですけれども、どのように考えておられるのでしょうか。
答弁 学務課長 仲条憲明(学務課長は2025年3月まで)
お答えします。保健室において生理用品を常備しておりまして、急な生理や他の人に言いづらい児童生徒が中にはいるということを考慮しまして、現在は保健室で配付しているのですけれども、今後はトイレに配置をするなど、そのような丁寧な対応をしていきたいと考えております。その際の配置方法や配置場所につきましては、今後、学校とも意見交換や協議等を行いながら決定していくのですけれども、困り事があったときに相談しやすくなるような小樽市での掲示も含め、検討していきたいと考えております。
再質問 5番 梶川友子
私は相談に来る人はいいのですと言っているのです。相談に来られない子どもや生徒に対してはどのような対応をするべきかをお聞きしているのです。質問の中でも触れましたが、トイレットペーパーと同じように、トイレに常備しておくことにはならないかもしれないということはあると思うのです。しかし、先ほどの小樽の例のように、目につくところといいますか、女子用の個室の中に優しいメッセージというのですか、そういったものを目にした児童生徒は、ああ、行ってもいいのだなとなるのではないかと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。
答弁 学務課長 仲条憲明(学務課長は2025年3月まで)
お答えします。そのような生理の貧困に悩んでいるお子さんについてです。いろいろなお子さんがいらっしゃると思います。実際に言えないお子さんがいるということは特に学校からは聞いてはいないのですけれども、今後、生理の貧困に関し、その背景を把握するために相談体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
再質問 5番 梶川友子
何回言っても同じような答弁になるかと思いますが、私としてはトイレの個室にそのものを準備してもらうのが一番だと思っています。それができないのであれば、心置きなく保健室に来てくださいと、誰に相談しなくても、そのメッセージを見ただけで保健室に行けばもらえるのだなと、どの児童生徒もそう思えるような誘導的な、ステッカーのような大がかりなものではなくてもいいのですが、子どもがトイレの便座に座ったとき、トイレットペーパーの上など、目につくところにそういうものを貼る、そういうものを全ての学校の女子トイレの個室に準備してもらうと相談しやすくなると思うのですけれども、それについてはどうでしょうか。
答弁 学務課長 仲条憲明(学務課長は2025年3月まで)
お答えします。梶川議員のご提案も含め、困り事があれば、各学校の養護教諭等に相談できるような掲示について、今後、協議検討してまいります。
再質問 5番 梶川友子
よろしくお願いします。この問題については今後取り組んでいきたいと思います。女性であれば生涯を通じて必ず経験する、通る道ですので、このことを皆さんにご理解していただき、市長にもご理解いただき、将来的には無償配付をやっていただけるような体制としていただきたいと思っていますし、また機会がありましたら質問をさせていただきたいと思います。以上で終わります。ありがとうございます。