紋別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日
(1)新型コロナウイルスへの対応と対策について/(2)介護保険と高齢者福祉について/(3)障害者(児)等への福祉対策について/(4)コムケ湖周辺エリアの利活用とラムサール条約について
2020年12月8日、紋別市議会の一般質問で、野村淳一議員が「新型コロナウイルスへの対応と対策について」「介護保険と高齢者福祉について」「障害者(児)等への福祉対策について」「コムケ湖周辺エリアの利活用とラムサール条約について」について質問し、市長 宮川良一、健康推進課長 大平朱美、児童家庭課長 北西忠宏、社会福祉課長 大平一也、介護保険課長 飯田欣也、庶務課長 小林昌史、総務部長 牧野昌教が答弁しました。
- 質問者
- 野村淳一 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、健康推進課長 大平朱美、児童家庭課長 北西忠宏、社会福祉課長 大平一也、介護保険課長 飯田欣也、庶務課長 小林昌史、総務部長 牧野昌教
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 野村淳一
私は、さきに通告いたしておりました順に従い、質問させていただきます。最初に、新型コロナウイルスへの対応と対策について質問いたします。新型コロナウイルスの感染拡大がとまりません。全国で新規感染者が連日2,000人を大きく超え、重症者数も過去最大となっています。第3波と言われる危機的な状況の中、菅政権の無為無策、後手後手とも言える対応に国民から怒りと不安の声が上がっています。北海道も危険な事態となり、医療崩壊の危機が迫っています。それは、この紋別市も人ごとではありません。新型コロナウイルスの感染拡大を抑え、市民の命と暮らしを守り、医療を確保維持するために何が必要か、以下、数点にわたり質問します。このオホーツク管内でも11月だけで新規感染者は30人を超えています。そのほとんどがオホーツク総合振興局管内とだけの発表で、情報がなく、いたずらに不安が高まる現状でもあります。現在、管内では、どのような医療体制のもと、どのような状況になっているのか、感染者への対応をどうされているのか、また、療養用のホテルなどの対策はどうなっているのか、そして、紋別ではどのような状況なのか、知り得る範囲、話せる範囲で結構ですので、現状をお尋ねするものです。また、このような状況に対する紋別市としての認識をお伺いします。この11月から発熱などの症状があった場合の相談、受診の流れが変更になりました。これまでの保健所での受診相談が、まずはかかりつけ医に電話で相談するか、かかりつけ医がいない場合は北海道の健康相談センターに相談することになります。その上で、必要によっては指定医療機関でPCR検査を受けることになります。そこで、紋別市の場合、どのような対応となるのかをお聞きしたいのです。市民に混乱なく、不安なく対応が行き届くようにするためにも、かかりつけ医と広域紋別病院、紋別市、保健所などとの連携と共通した認識が必要だと考えますが、いかがでしょうか。現在もなお全国的に医療機関と高齢者施設でのクラスターの発生が次々に報道され、胸が痛みます。リスクが高いこれらの施設での発生は何としても抑えなければなりません。9月15日、厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の流行下における一定の高齢者等への検査助成事業の実施と題した通知を出しました。リスクの高い高齢者の重症化を防ぐために、無症状であってもPCR検査を受けることができ、費用の一部を国が負担するというものです。既に、稚内市では、市も助成する制度をつくり、高齢者や基礎疾患を持っている方などへの検査を開始しています。また、11月19日には、厚生労働省は高齢者施設等への重点的な検査の徹底についてという事務連絡を出し、入所者で発熱などの症状が出た場合、必ず検査を実施し、陽性が判明した場合には入所者、従事者の全員に検査を実施するよう求めています。言うまでもなく、広く面で徹底した検査を強めなければ市中感染はおさまらず、クラスターの発生は抑止できません。その意味で、これらの国の措置は十分とは言えないまでも、紋別市としても検討し、対応する必要があるのではないでしょうか、いかがお考えか、お聞かせください。冬に向け、インフルエンザの流行が懸念されています。幸いにも現在は流行が抑えられているようですが、それでも予防は大切です。しかし、そのインフルエンザワクチンが不足しており、予防接種ができない状態だと言われています。これはどういうことなのか、この事態への対策と見通しについてお聞きします。新型コロナウイルスによる雇用と経済へのダメージは、年末に向けてますます厳しさを増し、それらへの対策が待ったなしの状況です。GoToにしか策のない政府には期待薄ですが、それでも、国に対し、持続化給付金第2弾の実施や地方創生臨時交付金の増額など、支援の強化を強く求めるべきと考えますが、いかがお考えか、お聞かせください。紋別市としても、事業者の経営状況、雇用の実態をよく調査し、特に低所得者層の生活状況を把握しながら機敏に、機動的に必要に応じた対策を講ずるとともに、改めて各支援策や制度の周知に努めるよう求めるものですが、いかがでしょうか。師走を迎え、それでなくても不安定な心の中、少しでも光が見えるように紋別市としての取り組みを期待するものです。次に、介護保険と高齢者福祉について質問します。現在、第8期の介護保険事業計画の策定作業が続いていると思います。そこでまず、今回の介護保険事業計画のポイント、基本的指針についてお聞きするとともに、主な新規の事業予定についてもお聞きします。その上で、来年度からの介護保険料の動向と見通し及び値上げの抑制に向けた対策についてはどのようにお考えか、お尋ねします。また、現第7期計画では、小規模多機能型居宅介護の整備が挙げられておりました。第7期計画は今年度で終了するわけですが、どのような整備状況となっているのか、お聞きします。介護計画の基本指針の中でも重要な柱の一つに認知症施策の推進があります。まず、現在、市内において認知症の高齢者はどの程度存在し、今後どの程度増加すると考えているのか、お尋ねします。認知症の対策では、共生と予防が重要な取り組みとなってきます。たとえ認知症になっても地域の中で安心して暮らせる体制づくりが求められているのです。その一つに認知症患者の早期診断早期対応に取り組む認知症初期集中支援チームの活動があります。まず、その活動内容と実績についてお知らせください。さらに、認知症高齢者が徘回し、行方不明などになった場合の対応と対策も重要です。そのため、いわゆるSOSネットワークなど、関係機関や市民と連携した見守りと捜索の仕組みが必要となっていると考えます。紋別の場合、どのような状況で、どのような仕組みとなっているのか、お尋ねします。認知症のお年寄りが徘回などによりトラブルや事故を起こしてしまう場合も少なくありません。時には大きな損害を与え、家族の賠償が問題になることもあります。そういう場合に備え、自治体が個人賠償責任保険に加入し、損害を救済する制度が広がっています。全国では50を超える市町村で、北海道では北広島市などで導入され、本人や家族を街全体で支える取り組みとして注目され、喜ばれています。認知症の高齢者が住みなれたまちで安心して暮らしていける共生のまちづくりを進める上でもぜひ実施に向けた検討をすべきと考えますが、いかがでしょうか。今回の介護保険事業計画の策定に当たって、高齢者の生活実態調査やニーズ調査が行われたと思います。そこに示されたアンケートの数字や高齢者の切実な言葉をいかに計画に反映させるかが重要であり、そうしなければならないと思います。私もこれら調査結果を拝見させていただきました。在宅で介護認定を受けていない高齢者の方々の要望の中で最も多かったのが足の問題です。いわゆる、交通弱者の課題です。高齢者の声の一部ですが、足腰が悪いので、ハイヤー券を出してほしい、バス券よりハイヤー券にしてほしい、バスは乗るのに遠い、年金生活でタクシーばかり乗ると大変などです。紋別市のタクシー助成券は、要介護認定者が条件のため、これらの方々には適用されません。これからの介護予防の観点から言えば、これらの声は極めて重要な指摘であり、具体的な施策が求められていると考えているものです。そして、これらの声を無視すべきではありません。これら交通弱者と言われる高齢者の声に対して、紋別市はどのような見解と対策をお持ちなのか、お尋ねするものです。また、その要望の中に、グループ活動はしてみたいが、耳が聞こえないので、足が向かないという声がありました。私は、議会の場で加齢性難聴者への補聴器購入助成を求めた経緯がありますが、その際、アンケート調査を活用し、ニーズや実態の把握に努め、今後研究したいとの答弁でした。さらに、今回のアンケートでは、7%の高齢者が耳の聞こえの障害で外出を控えているという結果も出ています。この数字は決して少なくありません。これもまた介護予防の観点からも重要な視点であり、無視できない現状です。これらを受け、補聴器購入の助成に向けた取り組みについて、どのように判断されているのか、お尋ねするものです。2017年に介護保険法が改正、いわゆる地域包括ケアシステム強化法が制定されました。ここでは、市町村が保険者機能を発揮して自立支援、重度化防止に取り組むこととされ、介護保険計画にその取り組み内容と目標を記載し、達成状況を公表することが義務づけされました。それと同時に、国がその達成度を評価、点数化し、それに応じて保険者機能強化推進交付金を支給する仕組みが持ち込まれました。これは、介護からの自立、言いかえれば、介護保険からの卒業を出せば出すほど国からの交付金が多く支給されるという仕組みです。これは、結果として、要介護認定者数を抑制し、サービス利用を抑え、介護給付費を減らすことに市町村を誘導することになりかねず、そこにこそ国の狙いがあると考えるものです。そこで、昨年度の国による評価の内容と保険者機能強化推進交付金の交付額を聞くとともに、今年度の見通しについてもお尋ねします。また、第8期介護保険事業計画に記載する自立支援、重度化防止に向けた取り組み内容と目標についてお聞きするとともに、保険者機能強化推進交付金をどの程度見込んでいるのかもお尋ねします。いずれにしても、高齢者の介護予防と重度化防止は重要な課題であることは間違いありません。しかし、その取り組みは、その人の状況と能力に応じてきめ細かに対応、支援するべきものです。交付金というあめをぶら下げ、介護抑制につなげようとするこれら国の財政的インセンティブに対する紋別市の見解をお尋ねするものです。次に、障害者及び障害児などの福祉事業について質問いたします。障害者の就労と定着に向けた支援は、総合戦略にも位置づけられているように、紋別市の重要な政治課題の一つです。そこで、紋別市役所における障害者の採用と雇用について取り上げたいと思います。ことし3月31日、北海道労働局から、法定雇用率2.5%の達成に向けた改善が見られなかったとして、4市9町2村4公立病院の計19機関に適正実施勧告が出されました。その中に残念ながら紋別市が含まれています。そこでまず、この内容と状況をお聞きするとともに、障害者採用計画に基づき、どのような取り組みが行われてきたのか、お伺いします。そして、この勧告を受け、どのように対応され、現状はどうなっているのか、お尋ねするものです。また、障害者の雇用の促進等に関する法律の一部改正により、地方公共団体の責務として、みずから率先して障害者を雇用するよう努めなければならないとして、ことしの3月31日までに障害者活躍推進計画を作成し、公表することが義務づけられています。その際、地方公共団体は、障害者雇用推進者と障害者生活相談員を選任しなければならないとしています。紋別においては障害者活躍推進計画の策定はどうなっているでしょうか。いまだ公表されていませんが、その策定状況をお聞きするとともに、庁内における障害者雇用推進者と障害者生活相談員の選任者についてお尋ねします。いずれにしても、障害者雇用の範となり、モデルとなるべき市役所において勧告を受けるという今回の事態を決して見過ごすことはできません。今後、身体、知的、精神の3障害の区別なく、また、障害の重さにかかわりなく、障害者が周囲の理解と合理的配慮のもとで生き生きと働き続けられる市役所をつくることが必要ですし、何よりも急がれています。そのためにも、一般障害者の採用はもちろんのこと、紋別高等養護学校の卒業生の積極的な採用を進めること、さらに、職場環境の整備や障害者への理解を高めるためにも、ジョブコーチなどの採用を位置づける必要があると考えますが、いかがお考えか、お尋ねします。障害福祉サービスにおける地域生活支援事業の一つに日中一時支援事業があります。これは、障害者や障害児の日中における活動の場の確保と見守り、それに家族の一時的な休息を図る事業として紋別市内でも幾つかの事業所で開設されています。この日中一時支援事業は、各市町村が実施主体となって運営しており、紋別市でも利用者は拡大し、既になくてはならない事業になっています。この事業の運営にかかわる経費、いわゆる報酬単価はそれぞれの市町村が独自に決定しており、市町村で差が生まれています。紋別市の場合、平成18年にこの事業が導入されてからこの間、一度も報酬単価の改定がされず、据え置かれたままになっています。この15年間、国による障害者サービスの報酬単価は、スタッフの待遇改善を含め、数度にわたり引き上げられてきました。消費税も当時の5%から10%へと引き上げられ、経費も増加しています。そこで、お聞きします。紋別市においても日中一時支援事業の報酬単価を見直し、引き上げを実施すべきと考えるものですが、いかがお考えか、見解をお聞きします。子供の発達支援は、西紋発達支援センター「すてっぷ」の開設で質的にも向上していると思います。発達障害など、子供の状況からその違いに気づき、その違いを理解し、その違いに適切に支援することが何より重要です。そして、幼児期から小学校、中学校そして高校と、一貫した包括的な支援を続けることが何より求められています。そのためにも、各関係機関との連携の強化をはじめ、保健師、保育士、教師など、関係者の知識と技術の向上を図ることが何より重要です。発達に障害のある子供たちの不安とその保護者の皆さんの戸惑い、その大きな困難にしっかり寄り添い、支援できる仕組みが何より必要なのです。紋別市として、子供の発達支援について、どのような認識のもと、どのように取り組み、どのような方向性を持って今後進めていくおつもりか、それぞれお聞きするものです。その上で、ますます対象児童がふえる傾向の中、「すてっぷ」の果たすべき役割は極めて重要だと考えます。その体制強化を図るとともに、療育活動の充実とアウトリーチの実践的取り組み、質的向上に向けた研修会の開催や関係機関との連携強化など、まさに西紋の発達支援の中核として「すてっぷ」の取り組みが期待されています。今後どのような役割を担うべきとお考えか、その方向性についてお聞きします。いわゆるひきこもりは、現代において、今や社会的な問題として、その対応と解決が強く求められています。さきの議会でひきこもりへの対策を求めた私の質問に対し、市長から、ひきこもり支援検討委員会を設置し、実態把握のもとで専門的で包括的な支援体制を構築するとの前向きなご答弁をいただきました。まず、これに基づいた現状の取り組みと今後の方向性をお聞きします。親が80代、子供が50代でひきこもるなど、親子で生活に困窮する8050問題、親の介護と育児を同時に担うダブルケアなど、複合的で深刻な課題を抱える家庭がふえています。このような家庭に対し、一括して相談に乗れるよう、市町村に財政面で支援する改正社会福祉法が6月に成立し、来年4月から施行されます。これまで、分野ごとに相談窓口が分かれ、時には、たらい回しや、情報が共有されず、支援が途絶えてしまうケースもあるなど、その改善が全国的に求められていました。今回の法改正によってそれがどう改善するのか、どのようなことが可能となるのか、紋別市としてはどのように対応するお考えか、見解をお聞かせください。最後に、コムケ湖周辺エリアの利活用とラムサール条約について質問します。宮川市長は、市政執行方針の中で、コムケ湖を含む周辺エリアについて、野鳥観察所の設置やアクティビティーの創出などで利活用を推進する施策の検討に努めると述べています。言うまでもなく、コムケ湖の持つ自然環境とその景観は、多くの市民や観光客、バードウオッチャーたちに愛されている貴重な資源です。それを生かし、自然に親しみ、自然を学ぶ場として整備することは重要な施策だと考えます。そこで、野鳥観察所の設置などについて、現在どのような検討と対応がなされているのか、お聞きします。当然、コムケの会やもんべつかいはつくらぶなど、従来からコムケ湖の環境保全に携わっている関係団体との連携協議が必要であり、認識を共有しながら進めるべきと考えますが、お考えをお尋ねします。また、これも従来から求めていたコムケ湖のラムサール条約への登録については現在どのような検討状況となっているのか、その内容と見通しをお聞きするものです。以上で私の質問を終わりますが、再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。初めに、新型コロナウイルスへの対応と対策についてであります。1点目の感染拡大の現状についてでありますが、オホーツク管内においては、新規感染者の増加が心配されるところではあるものの、入院加療中の患者は減少しており、管内4カ所の基幹病院において、入院患者の受け入れ調整を行い、冷静に対応されているとお聞きしております。次に、宿泊療養施設の開設につきましては、さきに喜多議員、橘議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。現状に対する本市の認識といたしましては、今のところ、市民の感染者は発生しておらず、医療機関においても冷静に対応できていると認識しておりますが、市外からの人の行き来がある以上、いつ感染者が出てもおかしくない状況であり、引き続き感染拡大防止に向けた基本的な予防対策の徹底など、市民への情報提供に努めてまいります。2点目の新しい相談、受診、検査の流れにつきましては、さきに喜多議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。なお、市内医療機関、保健所及び市においては、保健医療対策会議を随時開催し、情報共有や相互連携に努めているところであります。3点目の高齢者等へのPCR検査の拡大についてでありますが、無症状であってもPCR検査を受けることができるよう、国と市町村が費用負担する新しい事業が開始されました。この地域では、PCR検査を実施する医療機関は広域紋別病院のみであるため、発熱等の症状がある者と濃厚接触者がPCR検査を優先して受けられることが重要でありますが、感染拡大の状況から市民がPCR検査を受ける体制につきましては検討が必要と考えております。4点目のインフルエンザ予防接種についてでありますが、今季より乳児から小学6年生までの費用助成を開始したことなどからワクチン接種の希望者がふえており、11月中旬ごろでワクチンの在庫は全ての市内医療機関で不足し、今季はこれからワクチンを接種することは難しい状況であります。そのため、今後、一層の感染症対策に努めていただくよう周知してまいります。5点目の雇用・経済対策についてでありますが、議員も懸念されているとおり、年末年始に向けてさまざまな消費需要の回復が期待されていた中、再び全国的な感染拡大の傾向となり、その影響が大変危惧されるところであります。本市は、これまで、市内におけるその時々の状況を見きわめ、必要と考えられる対策を独自で講じてまいりましたが、本来は当然に国において適切かつ十分な支援を講ずるべきと認識しております。国に対しての要請につきましては、直近で申し上げますと、先月中旬に実施いたしました北海道市長会における秋季要請の中で新型コロナウイルス感染症対策についてを個別の項目として取り上げ、各事業者に対するさらなる支援の拡充や自治体が実施する緊急対策への財政措置などについて強く要望してきたところであります。これらを受け、国においては、コロナ対策を中心とした第3次補正予算案により、地方創生臨時交付金の増額等、追加の経済対策が実施される見通しとなったところでありますが、本市といたしましても、市民の日常生活や所得への影響、各事業所における雇用状況などの的確な把握に努め、これまで同様、必要に応じた対策について検討するとともに、対象者に支援が漏れることのないよう、制度や支援内容についてわかりやすい周知に努めてまいります。次に、介護保険と高齢者福祉についてであります。1点目の第8期介護保険事業計画に関し、今回の改正ポイント、基本的指針と主な新規事業予定についてですが、国の基本指針といたしましては、団塊の世代が75歳になる2025年、団塊ジュニアが65歳になる2040年を見据えた基盤整備や地域共生社会の実現などが挙げられますが、中でも、介護離職を防ぐためには、特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、高齢者の住まいの確保が重要視されており、本市といたしましても、計画改正のポイントとして、地域密着型特別養護老人ホームの新設を予定しております。介護保険料の動向と見通し、値上げ抑制に向けた対策につきましては、今後の要介護認定者の増加も見据え、介護保険料の上昇は避けられないと考えており、基金を活用した保険料の抑制を図ってまいりたいと考えております。第7期計画における小規模多機能の整備状況につきましては、コロナ禍の影響もあり、当初の予定よりおくれておりますが、令和3年度中の開設を見込んでおります。2点目の認知症対策に関し、現在の市内の認知症高齢者数と今後の増加の見通しについてですが、認知症で日常生活に何らかの支障があるとされる要介護認定者は、第8期計画では、今後3年間は850名程度で推移すると見込んでおりますが、認定を受けていない軽度の認知症の方や長期入院の方の人数は把握できない状況であります。認知症初期集中支援チームの活動内容と実績につきましては、専門の研修を受けた認知症サポート医と地域包括支援センター職員が在宅で40歳以上の方が認知症と思われる行動、心理症状で、生活に支障があるとされる方について、早期対応、早期診断により医療機関への安定的な受診や介護のサービス利用につなげ、本人や家族の負担を改善する役割を担っており、本年度の実績として支援対象件数は12件となっております。見守りと捜索の仕組みと状況につきましては、認知症高齢者の徘回など、行方不明になった場合は、高齢者、障害者、児童も含め、警察に家族等から捜索願が出された際に市が実施するメール配信を活用した行方不明者の情報の発信を希望されたときは24時間体制で受け付ける体制をとっております。このほか、地域包括支援センターでは、介護サービス事業所などの利用者または家族が見守り登録を希望した場合に、事業所間で情報を共有し、捜索をする見守りネットワーク事業を実施しております。市が個人賠償責任保険に加入し、損害を救済する仕組みを検討すべきと考えることにつきましては、認知症高齢者の個人賠償責任保険は、JR東海の認知症高齢者事故など、高額な賠償を請求されるケースは考えられますが、本市では、踏切事故などの多大な損害賠償が発生する可能性は低く、実施は考えておりません。3点目の高齢者ニーズに応えた交通弱者対策と補聴器購入助成についてでありますが、バス助成事業とタクシー料金助成事業の両事業を実施している自治体が少ない中、本市のタクシー料金助成事業は、介護度の要介護1以上と、対象範囲も広く、介護タクシーの利用も含めるなど、利用者に配慮した内容となっておりますことでご理解願います。補聴器購入助成につきましては、機種の選定で良好な聞こえが得られない事例もあり、医師と専門業者につながる障害福祉サービスへの相談を促すべきものと考えますので、高齢者を対象とした補聴器の購入助成は考えておりません。4点目の保険者機能強化推進交付金に関し、昨年度の評価の内容と交付額についてですが、主な評価内容としては、地域包括支援センターの人員体制、事例検討の件数、認知症総合支援として、地域ケア会議の開催状況、初期集中支援チームの設置状況、生活支援体制整備の地域資源のネットワークの構築などがあり、昨年度の交付額は414万8,000円となっており、今年度はこれに保険者努力支援交付金が加わり、800万円程度を見込んでおります。第8期計画に記載する自立支援、重度化防止に向けた取り組み内容と目標につきましては、高齢者が引き続き住みなれた地域で暮らせるよう、地域密着型サービスの拡充に向け、参入事業者と計画の趣旨や目標を十分に共有した中で新規開設を目指します。また、重度化防止に向け、地域支援事業の取り組みや医療保険との連動、ケアマネジャー連絡協議会を通して基本方針の共有を引き続き図ってまいります。第8期計画で交付額をどの程度見込んでいるかについてですが、今年度と同程度の約800万円を見込んでおります。国の財政的インセンティブに対する市の見解に関し、保険者機能強化推進交付金と保険者努力支援交付金については、保険者と医療機関、介護事業者、地域住民が密接な連携のもと、介護予防や重度化防止はもとより、住みなれた地域で適切な介護サービスを受け、暮らしていける取り組みを評価されるものと考えており、介護保険利用者の抑制につながるといった認識はありません。次に、障害者等への福祉対策についてであります。1点目の紋別市の障害者雇用に関し、適正実施勧告の内容と状況についてですが、平成30年6月1日現在で地方公共団体等に課せられている法定雇用率2.5%を達成できておらず、昨年1年間の障害者採用計画においても未達成の機関に勧告を行うものであり、未達成の本市が勧告対象となったものであります。障害者採用計画に基づく取り組みにつきましては、年度ごとの採用人数を定め、人材の確保に向け、障害者就業支援センター等との情報交換を行ってまいりました。勧告を受けてどのように対応し、現状はどのようになっているかについてですが、ハローワーク等との連携を密にし、職員採用応募者の確保に努め、本年の基準日である6月1日以降の採用になりますが、1名の採用を行い、現在、本市は法定雇用率を達成している状態にあります。障害者活躍推進計画の策定状況につきましては現在作成中であり、本年度末の策定を予定しております。障害者雇用推進者と障害者職業生活相談員の選任状況につきましては、厚生労働省の通知による選任資格により、大卒後2年以上の雇用管理の実務に従事した経験を有する者とあり、庶務課長を選任しております。高等養護学校卒業生の積極的な採用やジョブコーチの採用につきましては、本年2月に人事担当職員が紋別高等養護学校企業向け見学会に参加し、授業見学や障害者雇用に関する説明等を受けており、今後、市役所でどのような就労が可能なのか、学校と情報交換を図ってまいります。ジョブコーチにつきましては、専門性の高い人材確保に向けて、関係機関等からの情報収集に取り組んでまいります。2点目の日中一時支援事業についてでありますが、議員もご承知のとおり、報酬単価の引き上げは利用者負担金の増額にもつながることから、本市といたしましては、今後、近隣市町村の報酬単価等を調査するなど、見直しの必要性も含め、検討してまいります。3点目の子供の発達支援についてであります。子供の発達支援に対する本市の認識についてですが、少子化が進行する中、発達障害においては、全国的傾向と同様に西紋地域も増加傾向であることから、その対策にいち早く対応するために充実した療育を行う拠点整備が必要との認識のもと、西紋こども発達支援センターを開設したところであります。現在の西紋こども発達支援センターの取り組みといたしましては、聴覚検査室の設置や体幹機能を強化できる感覚統合遊具など、新たな機能を備えたことでハード面での療育が充実したことや、ソフト面では、療育アドバイザーの学校や保育所等に赴いての発達検査、カンファレンスに加え、教職員や自治体職員など、関係者を対象とした研修会、事例検討などの勉強会のほか、本年は、当センター職員の資質向上のため、リモートで複数回に及ぶ専門研修を受講していただくなど、不足する専門職の補塡と関係職員の質的向上に取り組んでおります。また、方向性につきましても、さきの人材育成に加え、職員体制強化に向けた作業療法士など、専門職員確保を考慮しながら、西紋地域全体で充実した療育が受けられるように事業展開してまいります。今後どのような役割を担うべきかにつきまして、現在、療育アドバイザーや外部講師による支援を受けているところでありますが、将来的には、当センターが中心となり、発達検査や保護者へのカンファレンス、保護者や教職員など、関係者への療育指導を実施してまいりたいと考えております。また、発達におくれのある幼児の早期発見、早期療育につなげるべく、こども園や保育所等への訪問に加え、地域課題対策会議にて、教職員や保育士などの課題解決に向けて取り組むとともに、就学に向けた教育相談への関与など、関係機関との連携強化を図りながら拠点施設としての役割をさらに拡充するよう努めてまいります。4点目のひきこもり対策に関し、現状の取り組みと今後の方向性につきましては、新年度からの事業実施に向けて専門機関であります北海道ひきこもり相談支援センターからのアドバイス等をいただきながら調整を進めております。また、社会福祉法等の一部を改正する法律によってどのようなことが可能となるのかについてですが、地域住民の複雑化、複合化した支援ニーズに対応するため、包括的な福祉サービス提供体制を市町村が構築する場合、国から新たな財政支援を受けることが可能と認識しております。本市といたしましては、ひきこもりなど、制度のはざまで孤立した人や家庭への支援の充実に向け、引き続き取り組んでまいります。次に、コムケ湖周辺エリアの利活用とラムサール条約についてであります。本市では、本年度、大山エリア、コムケ湖エリアを避暑地化推進エリアに定め、両エリアの持つポテンシャルを最大限生かし、市民に喜ばれ、また、市外からの交流人口の拡大にも寄与する実現可能な避暑地化構想の具体化を図るため、両エリアの再整備の方向性などを定める利活用構想の策定に取り組んでおります。構想策定に当たっては、各エリアに関係が深い市民や団体等の声を十分に聞くことが極めて重要でありますことから、エリアごとに検討部会を設け、日ごろから各エリアで活動されております皆様方からもご意見をいただきながら検討を重ねているところであります。このうち、コムケ湖エリアにつきましては、エリア内の野鳥や植物についての専門的な知識を有するとともに、エリア内における自然保護、美化活動の中心的な役割を担っているコムケの会の皆様に検討部会へご参画いただき、5月以降、現地での検討も含め、これまで4回の検討会を実施してきたところであります。検討部会では、エリアの現況整備を初め、将来的なエリアのあり方やそれに向けた展開など、基本的な方向性はもとより、ビジターセンター機能を有した野鳥観察ハウスの開設など、コムケの会が主体となった本エリアの利活用、再整備に向けた具体的かつ前向きなご意見を頂戴しているところであり、次年度以降の事業化を視野に、引き続き検討部会において協議を進め、利活用構想を取りまとめてまいります。ラムサール条約登録についての検討状況、その内容と見通しにつきましては、昨年8月にオホーツク総合振興局の職員を講師として招き、各推進団体及び農漁業関係者を集めた勉強会を開催し、その後の意見交換の場では、双方の歩み寄りにつながる建設的な議論を期待しておりましたが、残念ながら、特段の意見はなく、終了したところであります。登録に当たっては、地域総意の取り組みであることが重要であることから、それ以降、市が主体となっての動きはとれておりません。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)
質問 6番 野村淳一
コロナ対策についてです。これは、きのう、そして本日も議論がされましたので、大筋については私も理解いたしました。紋別市は何とか踏ん張っているのかなと思います。感染者を出さない、そして、リスクを極力抑えながらクラスターを出さないよう、皆さんは必死になってやっているのだろうというふうに思います。それに敬意を表したいと思います。その上で、私はPCR検査をもっと広範に積極的に広げていくことが必要ではないのかなとずっと思っています。質問でも取り上げましたが、国は、65歳以上の方、それから慢性疾患の方が無症状でもPCR検査を受けようとしたときに助成し、市もそれに上乗せするとしております。さらに、高齢者施設に対しては、無症状であっても、入所者や従業員の皆さんがPCR検査を受けるというのであれば、自費だったとしても国の補助事業に加えることができるという通達も出しています。私は、稚内市について調べてみました。65歳以上、それから慢性疾患の方だけではなく、皆さん方もそうでしょうが、東京や札幌から出張で帰ってくるとき、不安なのです。そうした場合、国や市の助成でPCR検査を受けることができるとのことです。それから、札幌や東京に子供たちが行っています。例えば、大学生や高校生が帰省するということがあるかと思いますが、このときも助成を受けてPCR検査を受けられるという制度が稚内市にはあるのです。こういう取り組みが紋別市にも必要ではないのかなという気がします。これは、稚内市立病院が対応しています。一部、自己負担もかかるのですが、それでも道や国や市が助成をしているわけです。こうやって市民に安心を与えるとともに、何としても感染者を出さない、クラスターを出さないよう、水際の取り組みが行われています。市としても、負担を市民にかぶせないこういうような取り組みを行うことについて検討すべきだと私は思いますが、これについてはいかがですか。
答弁 健康推進課長 大平朱美(健康推進課長は2023年9月まで)
お答えいたします。稚内市の検査の方法等について私どもでも調べてみました。まず、どのような状況であればたくさんの方の検査ができるのか、広域病院等のPCR検査の実施体制について情報交換をしておりまして、稚内市では、帰省する前、例えば東京で検査をした後、地元に帰ってくるお子さんについて助成をしているとのことです。私どもとしては、PCR検査を本当にやらなければいけない方を優先してできるか、検査件数など、それらについて広域病院ともよく相談しながら今後検討していくことが必要と考えておりますので、研究させていただきたいと思います。
質問 6番 野村淳一
もちろん、検査体制の問題がありますから、急にというわけにはいかないかもしれませんが、ぜひ検討を進めていただきたいと思います。次に、インフルエンザワクチンの見通しについてです。今は無理だという話はわかったのですけれども、見通しはあるのですか。
答弁 健康推進課長 大平朱美(健康推進課長は2023年9月まで)
お答えいたします。インフルエンザワクチンに関しては、当初からたくさんのワクチンを確保できるという予測はされておりませんでした。というのも、インフルエンザワクチン自体、前年度の接種状況をベースに卸業者がそれぞれの市町村に配付するということになっておりましたけれども、11月の中ぐらいにワクチンが足りないと各医療機関の方はおっしゃっておりました。ワクチン接種に関しては医療機関の方から情報をもらうなど、随時、情報交換をしておりますが、難しい状況です。ですから、ワクチン接種は難しいと思っております。お子さんの2回目の接種分のワクチンは広域病院でよけておき、在庫はまだ少しあるとはお聞きしておりますが、新たな方の接種はない状況です。
質問 6番 野村淳一
それはやむを得ない話なのでしょうか。何か余りよくわかりませんね。どうなっているのかなと思いもあります。ただ、これは新型コロナウイルスと同じように、うがい、手洗い、マスクの着用を励行する以外にないということなのでしょうね。わかりましたと言っていいのかどうかはわかりませんが、そういう状況だということはわかりました。何か釈然としませんが、次に行きます。雇用対策についてです。よくわかりませんが、追加補正が出るという話でしたので、期待したいというふうに思います。これは雇用の問題ですから、もちろん、企業などに対して十分な施策が必要ですが、もう一方、消費者や生活者に対する直接支援がどうしても必要だろうとも思います。先ほど梶川議員から乳幼児への支援の質問があり、よかったなと私も思っていますが、ひとり親に対して新たな給付金制度ができるという情報がありまして、それについて確かめたいと思います。もう一つ、社会福祉協議会が行っている緊急小口資金についてです。12月31日で終了というふうに言われていましたが、これを延長するという情報がちらちらと聞こえてくるので、何かの情報があったら教えてください。
答弁 児童家庭課長 北西忠宏(児童家庭課長は2020年12月まで)
お答えいたします。ひとり親世帯への給付金につきましてはまだ確定ではございませんが、今週中に国で閣議決定されまして、年度内での支給を検討するということになってございます。
答弁 社会福祉課長 大平一也(社会福祉課長は2021年12月まで)
お答えいたします。社会福祉協議会で行っております緊急小口資金、総合支援資金についてですが、12月末までに延長になっております。ただ、現在、再延長について検討しているとお聞きしております。
質問 6番 野村淳一
どちらにしても、年の瀬をどうするかという方々にとってはとても貴重なものだと思いますので、ぜひ周知をお願いしておきたいと思います。次に、介護保険についてです。介護保険の保険料の値上げの問題です。やむを得ないという話でしたが、答弁で介護給付費準備基金の活用のことが言われました。今、どの程度の金額を繰り入れるお考えですか、そして、それは1人当たりどのぐらいの効果があると計算されていますか。
答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)
基金の繰り入れについてですが、現在、まだ1億6,000万円がありまして、これをどう崩すかという計算には至っておりません。ただ、今想定している中では、第7期は5段階で4,650円ですが、プラス300円から500円ぐらいになるような予定でございます。
質問 6番 野村淳一
準備基金が1億6,000万円ということでした。しかし、これは被保険者の方々が支払ったものですから、100%還元をして、抑制のために使うべきだと考えますが、この問題についてはまた改めて具体的な数値が出てきたときに議論をしたいと思います。次に、認知症の問題です。私は、賠償責任保険の問題を取り上げました。これは、徘回したお年寄りがJR事故を起こし、多額の賠償ということが問題になったことがきっかけですが、これだけではないのです。例えば、店のものを壊した、人の物を壊した、あるいは、ぶつかってけがをさせたということもあって、本当にいつでもどこでも起こり得る話なのです。SOSネットワークに登録した段階で加入できるというものです。1人当たりの保険料は年間で数千円です。でも、それで地域で安心できますし、本人もそのご家族もです。非常にいい制度だなと思っているのですが、もう一度ご答弁をいただけますか。
答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)
お答えいたします。損害保険に加入している方の保険料は数千円程度ですけれども、個人賠償や損害保険に入っている方ですと特約等の追加で入れるようなものもありますので、これにつきましては市のほうでというような考えは今のところございません。
質問 6番 野村淳一
これについては改めてお願いすることになろうかと思います。時間がありませんで、次に障害者の問題についてお聞きします。今回、紋別市役所の障害者の雇用の問題を取り上げましたが、私は、これまで、障害者の就労について何度も議会で取り上げてきました。総合戦略でも、高等養護学校の卒業生について、5人、10人と、一般就労に取り組むということが書かれていました。ところが、市役所という足元では勧告を受けなければならないような事態だったのです。私はびっくりしましたし、がっかりもしました。非常に残念ですし、遺憾です。しかも、つくって公表していなければならない障害者活躍推進計画がまだつくられていないとのことです。この事態からは、障害者雇用と口では言うけれども、その本気度がどうなっているのかというところに疑問を持たざるを得ないのです。改めて、どのような認識をお持ちですか、お聞きします。
答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)
お答えいたします。障害者雇用につきましては、法定雇用率について、今回勧告を受けたのは事実で、深く受けとめております。その後、採用計画をもとに募集し、先ほど答弁いたしましたけれども、ことしの基準日以降、1人を採用したことによって法定雇用率に達している状態にあります。私も相談員の選任を担っており、これから講習を受けるべき立場にありますけれども、コロナ禍の中でうまく進んでいないというところもあります。とはいえ、令和3年の4月1日から、法定雇用率が2.5から2.6に引き上げられることになっておりますので、採用に向けた準備等をしていきたいと考えております。
質問 6番 野村淳一
そうなのです。来年度から2.6になるのです。ですから、課題はまた出てきます。これは当然だと私は思っていて、法定雇用率を超えればいいというだけの問題ではないわけで、生かしていくといいますか、障害者の雇用をどんどんとふやしていくことの範をぜひ皆さんに示していただきたいと思います。だからこそですが、ことし、社会福祉課に障害者雇用担当の参事がついたのですよね。ところが、この間に行ったら、その参事が人事異動でいなくなっていたのです。では、誰かがそれを補完するのかといったら、誰もいないのです。紋別市ではヘジタブルファクトリーの問題なんかもあったから、就労担当を課長職としてちゃんと置いたのだなと思い、これからの動きに注目していたら、人事異動でいなくなってしまったのです。どうしたのかなと思いますし、非常に残念でなりません。どうやって補完するのか、どうやって強化するのか、その体制が必要だと思いますが、それについてはどうお考えですか。
答弁 総務部長 牧野昌教(総務部長は2023年3月まで)
人事の関係でございますので、私からお答えをさせていただきます。まず、参事を異動させたことについてですが、ことしの大きな仕事でございましたベジタブルファクトリーに関し、来年からの請負業者が決定したということがあります。ただ、議員からもご指摘があったとおり、職員があそこに座って雇用先を開拓しようと思ってもなかなか難しいというようなことがございまして、さきの議会でも答弁させていただいたように、来年度からは専門職員を確保したいと考えております。なお、これは内部の事情ではございますが、病気によって職員が休職になった部署があり、そこに職員を補充しなければ今後の業務が立ちいかないという状況になったことから、参事を異動させました。ですから、決して後ろ向きではなく、来年度に向け、人材確保に動いているところでございまして、来年度からは議員のご希望のような専門職を配置したいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 6番 野村淳一
期待をしたいと思います。ただ、いなくなったのにびっくりしたのです。一生懸命相談していたものですから、よろしくお願いします。次に、日中一時支援事業についてです。現状を教えてください。今、市内には何カ所あり、利用している障害者は何人いらっしゃいますか。
答弁 社会福祉課長 大平一也(社会福祉課長は2021年12月まで)
お答えいたします。市内の事業者数は、10月末現在ですが、7事業所となっておりまして、利用人数は50名となっております。
質問 6番 野村淳一
単価の引き上げについては検討するという話でした。自己負担が出る可能性があるのです。ただ、皆さんもよく知っているはずですが、障害者の皆さんはほとんど出ませんよ。場合によっては親がいる障害児については可能性があるかもしれません。しかし、実際は、事業所では日中一次支援事業に関してはどこも赤字ですよ。ほかの事業からお金を補塡してやりくりをしているのです。紋別市の事業が赤字になっている現状があるので、これはしっかりと見直さなければならないと思います。そういう方向性ということでよろしいでしょうか。
答弁 社会福祉課長 大平一也(社会福祉課長は2021年12月まで)
お答えいたします。議員のおっしゃられることは十分に把握してございますが、それも含めまして、答弁もいたしましたが、近隣市町村の報酬単価等を調べるとともに、利用者の負担増についての見直しの必要性も含め、検討してまいりたいと考えております。
質問 6番 野村淳一
早急に、そして、ぜひ前向きにやっていただきたいと思います。事業所では約50人の障害者、障害児の活用があるのです。それなのに事業所の不利益になるようなことがあってはならないので、よろしくお願いします。次に、ひきこもりについてお聞きします。以前、市長は、委員会の設置や現状把握、さらには、専門的、包括的にやる取り組みだということを答弁していましたが、その方向性でやることは間違いないのですか、確認させてください。
答弁 社会福祉課長 大平一也(社会福祉課長は2021年12月まで)
お答えいたします。答弁いたしました委員会の設置や窓口の明確化等につきましては、専門機関であります北海道ひきこもり成年相談センターと協議し、助言等をいただきながら、来年度の実施という方向で進めております。
質問 6番 野村淳一
ひきこもりの問題はなかなか表面に出てきませんが、極めて大きな問題だと私は思っています。ワンストップ相談窓口をぜひつくっていただきたいと思います。次に、コムケ湖についてです。野鳥観測所が来年度に何らかの形でできるのかなと思っています。これまで、コムケ湖の環境保全のために頑張ってきたコムケの会などの皆さんの活動がやっと一つの形になるのかなと思って期待しています。ぜひ、コムケの会の皆さん方の意向をしっかりと受けとめながら進めていただきたいことを要望し、質問を終わります。