みんなの議会

紋別市議会 平成23年第3回定例会 2011年9月13日

(1)ゴミ処理問題と環境対策について/(2)学校給食について/(3)小向小学校のシックスクール問題について

2011年9月13日、紋別市議会の一般質問で、野村淳一議員が「ゴミ処理問題と環境対策について」「学校給食について」「小向小学校のシックスクール問題について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 西田修次、環境生活課長 木原敏一、環境生活課参事 稲葉宏剛、学務課長 平野良朗、技監兼広域病院連携推進室次長 高野昭一が答弁しました。

質問者
野村淳一 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 西田修次、環境生活課長 木原敏一、環境生活課参事 稲葉宏剛、学務課長 平野良朗、技監兼広域病院連携推進室次長 高野昭一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 野村淳一

私は、さきに通告いたしておりました順に従い質問させていただきます。最初に、ごみ処理問題と環境対策について質問します。まず、一般廃棄物の処理についてですが、現在西紋地域の広域で中間処理施設である焼却施設など、新たな施設整備が進められています。それに伴い、ごみの分別方法や収集体制などが変更され、そのための市民説明会が行われるとされています。まず、その内容と計画についてお聞きします。次に、ごみ処理手数料についてですが、さきの議会で市側は、若干値上げせざるを得ないと答弁されています。その真意と理由についてお尋ねします。また、ごみの排出量はこの数年どのように推移しているのかもあわせてお聞きします。現在進められているごみ処理施設の整備について、その進捗状況をお知らせください。その中核的施設となる中間処理施設、いわゆる焼却施設ですが、この施設の管理運営はどのような形態でどこが行うのか、お聞きします。さらに、この間施設整備などにかかわる委託業務入札で、特に随意契約が目立つのですが、どのような理由なのかお尋ねするものです。次に、環境対策についてでありますが、現在紋別市環境審議会において環境基本計画の策定作業が続いていると思います。まず、その内容についてお聞かせください。環境と一口で言っても自然環境や生活環境をはじめさまざまなとらえ方があり、かかわり方も多様です。まして3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故を経て、環境に対する認識は大きく変化しているのではないでしょうか。だからこそ、この基本計画策定に当たり、環境問題に対する市民の考え方やニーズなどを聞き取り、調査する必要があるのではないかと考えます。市民の総意による環境基本計画になるよう、取り組みを期待するものですが、いかがでしょうか。原発依存から再生可能エネルギーへ、これがこれからの日本の進むべき道であり、地域にとっても活性化のかぎを握る取り組みだと考えます。そのためにも、この地域にどれだけの再生可能なエネルギーが潜在し、それを活用できるか、それらを体系的にまとめたビジョンが必要です。NEDOを中心にした地域新エネルギービジョンの策定は、道内でも既に90近い市町村でつくられています。風力、太陽光、バイオマスなど、地域には多くの能力が眠っています。それらをどう生かすかです。紋別市でも地域新エネルギービジョンの策定を検討すべきであり、その見通しと計画についてお聞きするものです。次に、学校給食について何点か質問いたします。1つ目は、食育としての学校給食についてです。2005年に食育基本法が制定され、食育が新たな教育活動として義務化されました。ついで2008年には学校給食法の改正が完了し、学校給食を食事の提供から食の教育への場と重点を移し、栄養教諭の配置とともに学校給食を生きた教材として充実させることが求められることになりました。そこで、紋別市における学校給食の食育としての位置づけと具体的な取り組み、さらに栄養教諭、栄養職員の配置状況とその役割、さらに産直給食など地産地消の取り組みなど、食育としての学校給食の取り組みについてお聞きするものです。2つ目は、学校給食の安全についてです。岩見沢市での集団食中毒事件は、改めて学校給食の安全性の徹底を厳しく問う問題となりました。紋別市における安全対策の取り組みをお聞きするとともに、調理場のドライシステムへの整備について、見通しと対策をお尋ねします。3つ目は、学校給食調理場の統廃合と民間委託についてです。この方針は平成14年に定められた第5次行政改革実施計画によるものであり、今年の市政執行方針でも触れられていますが、そもそも給食調理場を統廃合し業務を民間に委託する理由は何なのか、その内容をお聞きするとともに、取り組みの現状についてお知らせください。そして、まさに当事者である保護者と生徒たちへの説明と協議についてはどのように考えているのかもお尋ねするものです。さきにも触れた食育としての学校給食を実践していくには、食材やその調理を身近に感じ、それ自体生きた教材となる自校での調理方式と直接指示監督できる直営方式が一番望ましいのは言うまでもありません。学校給食の統廃合と民間委託はそこからさらに遠ざけようとする方向でしかなく、言葉だけの食育でしかありません。学校給食はまさに教育そのものであり、その充実こそ教育委員会の役目です。行革や財政論で片づけるべきものではないと考えますが、いかがでしょうか。さらに、学校給食の民間委託は偽装請負に該当する疑いがあります。どのように認識されているのかもあわせてお聞きいたします。最後に、小向小学校のシックスクール問題について質問します。まず最初に、この問題を協議してきた新校舎対策委員会が7月21日に廃止されました。被害発生から4年以上がたったとはいえ、いまだに健康被害に苦しむ児童、教職員がいることも事実です。対策委員会の解散がこの事件の風化につながらないか危惧する声もあります。まず、新校舎対策委員会の廃止の理由についてお聞きします。小向小学校のシックスクール問題は議会においても幾度となく議論され、小向小学校新校舎における健康被害経過報告として一定の報告書も提出されています。ただ、その報告書には、配慮が足りなかった、経験的になり回避するチャンスを失ってしまったなどの言葉が並んでいます。しかし、問題なのはなぜその配慮が足りなかったのか、なぜその回避するチャンスを失ったのか、そこにこそ問題の核心があり、それを掘り下げる自己分析こそが必要ではないでしょうか。そして、みずからの責任をあいまいにしないことです。改めてこの間の議論を通し、そしてさまざまな方々からの声をお聞きした上で、私が感じているこの事件の原因と経過について、幾つか疑問点をお尋ねしたいと思います。まず、前提としてこの問題を考えるとき基本になる共通の指針は、文部科学省が出している学校環境衛生の基準という告示だと思います。ここには照明、騒音、水質、学校給食、ごみなど、学校環境にかかわるあらゆる基準が定められています。そして、その中にホルムアルデヒドをはじめとした揮発性有機化合物の基準を定められており、その測定方式や対処についてのマニュアルも策定されています。当然教育委員会もこの学校環境衛生の基準に基づきすべての学校での安全を維持管理していることと思います。この学校環境衛生の基準に定められた内容に基づいて、以下何点かお聞きします。まず、小向小学校の新校舎引き渡しの時期と空気中の化学物質濃度測定との状況について、学校環境衛生の基準に照らしていかがだったのかお尋ねします。さらに、原因との関係でも問題となっていた5度Cでの濃度測定に対して、学校環境衛生の基準との関係ではどのように認識されているのかお聞きします。その際、5度Cでの濃度測定に教育委員会のだれも疑問を持たなかったのかお聞きするとともに、その測定値に対しだれが合格の決定を下したのかもお知らせください。また、学校環境衛生の基準では、机、いすなど新しい備品などの搬入時にも臨時に空気濃度の測定をするとされています。新校舎になり新しいいす、机、家具などが搬入されていますが、その際の測定はなされたのかお尋ねします。さらに、学校環境衛生の基準では、教室の換気について、機械換気設備の設置を義務づけ、日常的に運転させることを求めていますが、当時それはなされていたのかお聞きします。私が何より心配なのは、この事件で健康被害を受け、いまだ治癒されていない児童、教職員のことであります。というより、治癒、完治することはないとさえ言われています。今でもその発症に苦しみ、不安を抱きながら生活している子供たちの小さな心を思うと胸が痛みます。現在、健康被害を受けられた方々の健康状況はどのようなものなのかお聞きします。また、その方々の健康状態を教育委員会としてどのように日常的に把握されているのかもお知らせください。同時に、医療費などの負担についてはどのように対応されているのかもお尋ねします。この4月に新たに小向小学校シックスクール健康対策懇談会が発足されたとお聞きしましたが、これはどのような組織で、目的は何なのかお知らせください。また、学校開放授業などで健康被害を受けた方もいるようですが、その方々への対応はどうされるのかもお聞きいたします。そして、それらすべてを含め、健康被害者への今後の対応と対策について見解をお尋ねするものです。この事件を機に教育委員会として紋別市立学校室内化学物質対応マニュアルを作成しましたが、その具体的な実践と成果について最後にお尋ねし、私の質問を終わります。なお、再質問は留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。初めに、ごみ処理問題と環境対策についてであります。1点目のごみ処理手数料の見直しについてでありますが、市民説明会の内容と計画につきましては、現在埋立処分をしているごみを広域で統一する分別区分により可燃ごみと不燃ごみ、金属ごみに分けることとなりますので、この分別されるごみの種別ごとの区分と現在の収集体制に新たに加える不燃ごみと金属ごみの収集計画、ごみの減量化、収集できないごみなどについて、まぜればごみ、分ければ資源を基本に、来年7月から新たな分別収集体制を試行する予定をしておりますことから、本年10月5日から19日まで市内12カ所で説明会を計画しております。次に、ごみ処理手数料についてでありますが、本年第1回定例会において飯田議員のご質問にお答えしておりますが、現行のごみ処理経費に広域の中間処理施設と最終処分場の運営管理経費が加わることから、値上げせざるを得ないものと考えております。次に、ごみの排出量の推移についてでありますが、平成18年度が2万132トン、平成19年度が1万216トン、平成20年度が9,943トン、平成21年度が9,969トン、平成22年度が1万85トンとなっております。2点目の中間処理施設の管理運営についてでありますが、広域ごみ処理施設の整備の進捗状況につきましては、本年度に入り建築確認申請、施設設置届の手続きを終え、中間処理施設及び最終処分場とともに現場着手し、現在中間処理施設は鉄骨の建て方を進めており、全体工事における進捗率としては8月末現在で12.6%、また最終処分場については土工事の掘削、運搬をほぼ終えた段階で、同じく2.6%という状況と聞いております。また、施設の管理運営についてでありますが、組合において8月9日に長期包括的運営委託に係る導入予備調査及び運営事業者選定支援業務の契約を締結したことから、この調査業務の中で本施設における管理運営の方法について具体的に検討していくものと報告を受けております。次に、組合発注による委託業者の随意契約の理由についてでありますが、随意契約としたのは本年3月に契約を行った最終処分場工事の施工監理業務及び8月に契約した長期包括的運営に関する業務委託であり、最終処分場の施工監理業務については既に中間処理施設の施工監理を受注しているコンサルタントとの契約とすることが2つの工事を総合調整する意味において最も効率的に施工を進めることができるとしたものと聞いております。また、長期包括的運営に関する業務委託は、これまでの本地域の廃棄物分野における業務実績とごみの地域特性の熟知度を考慮し、さらに本施設の基本計画段階より携わった実績を踏まえ判断したものと聞いております。次に、3点目の環境基本計画と地域新エネルギービジョンの策定についてでありますが、環境基本計画の内容につきましては、市民が健康で文化的な生活を営む上で必要とする良好で快適な環境を守り育て、これを次世代へ引き継ぐことを目的に計画の策定作業を進めているところであります。第1回紋別市環境審議会を本年7月8日に開催し、環境基本計画策定に係る目的、位置づけ、計画期間について提案説明をさせていただき、8月24日の第2回審議会では、他市の計画を参考に紋別市の基本的な考え方と現況及び課題についての素案を提案し、ご意見、ご提言をいただきながら原案を策定しているところであります。今後も紋別市環境審議会において審議、検討をいただきながら、平成24年度までに紋別市環境基本計画を策定したいと考えております。次に、環境基本計画策定に当たっての市民の考え方やニーズ調査についてでありますが、環境保全活動を行っている各団体との意見交換や新たに設置を予定している市民環境会議などを通じ、ご意見やご提言を伺い、計画に反映してまいりたいと考えております。次に、地域新エネルギービジョンについてでありますが、地域にとって安全で安心な再生可能エネルギーの確保は私も大変重要なものと考えております。そのため、地域資源の有効利用による再生可能エネルギーの活用について、紋別市環境基本計画の中で研究、検討を行ってまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

それでは、野村議員の教育問題についてお答えいたします。初めに、学校給食についてのご質問でありますが、1点目の食育としての学校給食についてですが、学校給食の食育としての位置づけは近年食生活を取り巻く社会環境の変化などに伴い、偏った栄養摂取や肥満傾向の増加、過度の痩身、生活習慣病の若年化など、食生活をめぐる問題が指摘されているところであります。これらの食に起因する健康課題に適切に対応するため、児童生徒に食に関する正しい理解と食習慣を身につけさせ、さらに自然の恩恵、勤労への感謝、食文化の知識を習得できるよう、学校における食育を一層推進することが求められており、学校給食を活用した食に関する指導は教育課程上の学級活動として大変重要な教育活動の一つと位置づけております。市内学校の食育の具体的な取り組みとしては、給食時間における指導のほか、食事のマナーや食事を通した人間関係の形成能力を身につけるためのバイキング給食の実施、食べ物を大切にし、食物の生産にかかわる人々に対する感謝の気持ちをはぐくむための学校農園の実施、規則正しい食習慣の育成を家庭と連携して取り組むための給食だよりの発行や保護者給食試食会の実施などを行っております。栄養職員の配置状況につきましては、5カ所の共同調理場に道費負担の5名の栄養職員を、1カ所の単独調理場に市費負担の1名の嘱託栄養士を配置しており、その役割は献立作成などの栄養管理、食材の購入、検収の物資管理、調理員や施設の衛生管理のほか、給食の時間における担任教員と連携した栄養指導などであります。次に、いわゆる産直給食は実施しておりませんが、地産地消の給食としてはホタテ、はまなす牛などの地場産品を取り入れた献立や、さらに一部の学校では各都道府県の郷土料理を実施するなど、地域の食文化や食料の生産、流通、消費についての理解を深めるための取り組みを行っております。2点目の学校給食の安全についてですが、本市における調理場の安全対策としては、調理業務に従事する職員の衛生管理に対する理解と実践が重要でありますことから、厚生労働省の大量調理施設衛生管理マニュアルや文部科学省の学校給食衛生管理基準の徹底を図るため、調理員研修会を長期休業期間中に実施し、安全・安心な給食の提供に努めているところです。また、調理場のドライシステムの整備については、排水溝を排水が飛散しない構造や配置にするなど、施設の大規模な改修が必要となることから導入は難しい状況にありますので、床を水浸しにせず、調理業務を行うドライ運用により衛生管理に努めていることでご理解願います。3点目の学校給食調理場の統廃合と民間委託についてですが、第5次行政改革の一項目であり、学校給食業務や配送業務の民間委託化による人件費のコスト軽減や6カ所の調理場を3カ所に統廃合することによる運営コストの効率化を図るために実施するものであります。取り組みの現状としては、職員団体との協議を継続しておりますが、まだ合意には至っておりません。また、保護者や児童生徒への説明と協議ですが、職員団体との合意がなされた後、学校保護者への説明会を実施したいと考えております。次に、民間委託化による食育への影響ですが、食育は各学校の食に関する全体計画及び年間指導計画に基づき、給食の時間だけでなく関連教科や特別活動の中で取り扱われるものであり、主に担任教員や栄養職員によって指導目標に沿った指導がなされることから、民間委託化による影響はないものと考えております。また、学校給食の業務委託が偽装請負に当たるかどうかの見解ですが、業者がその専門的な技術や経験に基づいて行う請負業務であり、あくまでも契約に基づく業務委託行為であることから、偽装請負に当たらないと認識しております。次に、小向小学校のシックスクール問題についてのご質問ですが、1点目の小向小学校新校舎対策委員会の廃止の理由ですが、対策委員会は平成19年6月に教育委員会、学校、PTA、地域住民の方々が構成員となって、新校舎の環境改善と利用の再開を目的に設置し、健康対策及び啓蒙、新校舎の原因の究明と環境改善、教育環境整備の活動を行ってまいりましたが、これまでに対策委員会としての所期の目的が達成されましたことから、本年7月21日の全体会議を経て廃止することといたしました。2点目の原因と責任についてでありますが、学校環境衛生の基準に照らした引き渡し時期と空気中化学物質濃度測定時期の状況でありますが、基準では引き渡し前に濃度測定検査を行うこととなっておりますが、工事途中で発注者である紋別市側の都合により工事の一時中断を指示したことによる工期短縮や学校の使用が3学期からという目安から後先になってしまいました。次に、同じく学校環境衛生の基準に照らした濃度測定時の温度と実際に濃度測定を行った温度が5度Cであったことの関係でありますが、基準では通常の授業時と同様の状態で測定することとなっております。また、濃度測定時の温度が5度Cで行われることに疑問を持たなかったのかにつきましては、もう少し注意を払っていればこのような事態は免れたと考えますが、疑問を持たず今までの慣習に基づき経験的に行ってしまい、適切な温度で測定することを見過ごしてしまったと認識しております。次に、空気中化学物質の測定結果についてだれが合格を出したかについてでありますが、最終的には校舎完成時の検査担当職員が検査をし、判断したものです。次に、机、いすなどの搬入の際の臨時の空気検査の実施についてですが、基準では学校用備品の導入により化学物質発生のおそれがある場合は臨時の検査を行うものとされております。発生当時は新校舎用として児童用いす及び机などを納入いたしましたが、沼ノ上小学校の建設時に導入した備品と同様な備品で、このような問題も起こらなかったことから実施をしておりません。また、機械換気設備の運転についてですが、基準に準じて運転がなされていると学校から報告を受けております。3点目の健康被害への対応についてでありますが、まだ治癒されていない児童及び教職員の状況ですが、健康被害に遭われた児童2名及び教職員2名について、昨年8月に実施した健康状況調査で、頭痛、のどの痛み、臭覚の異常等の症状があり、うち児童1名と教職員1名は現在も通院しております。また、これらの方々の健康状況の日常的な把握は、本人からの申告をはじめ、半年に1度行う健康状況調査のほか、所属学校からの報告により行っているところです。医療費などの処理については、受診した医療機関からの請求に基づき、医療費は直接医療機関へ支払い、交通費は本人へ支払っております。次に、小向小学校シックスクール健康対策懇談会の組織と目的ですが、組織はシックスクール発生当時に小向小学校に在籍または所属していたすべての児童の保護者及び教職員に意向を確認し、当懇談会に参加意向がある被害児童の保護者と被害教職員と教育委員会事務局の職員で構成しております。設置の目的は、健康被害を受けた児童及び教職員の諸課題について協議することを目的とし、被害児童及び被害教職員の健康状態の把握とそれらの方々の健康上の不安や悩みの解消など、今後の支援の方法について協議することとしております。また、全体会議及び健康対策懇談会の中で、1日入学の児童と保護者及び成人学級での利用者についても拡大すべきとの指摘がありましたことから、その方向で進めることとしております。なお、成人学級で新校舎を利用された方々への対応につきましては、12名の方が一度新校舎の体育館を利用されていることから、今後これらの方々へ対する健康調査を実施してまいります。健康被害に遭われた方々への今後の対応といたしましては、設置した健康対策懇談会を定期または随時に開催し、情報交換を行いながら健康回復に対するケアに万全を尽くしていきたいと考えております。次に、この問題の発生を契機に策定いたしました紋別市立学校室内化学物質対応マニュアルの実践と成果についてですが、各学校ではこのマニュアルに基づき、教室の窓の開放及び換気扇の作動による日常的な換気の徹底や化学物質発生のおそれのある備品を納入する際にはその化学物質のデータシートを取り寄せた上空気測定を実施し、安全を確認してから教室を使用するなどの措置を講じているところであり、これまでに症状を訴える児童生徒はおりません。今後につきましても、被害を受けられた児童、教職員や家族の皆様の健康回復に努めてまいりたいと考えております。また、このようになった事態を踏まえ、再びこのようなことを起こさないよう、さらに取り組んでいきたいと考えておりますことでご理解願います。以上、答弁といたします。

再質問 12番 野村淳一

それでは、何点か再質問させていただきます。最初に、ごみの問題なんですが、新しいごみの分別方法、処理方法が変わるということで、早速10月5日から12カ所で説明会ということであります。と同時に、ごみ処理手数料も値上げされるという話も市長から答弁ありました。どの程度の値上げなのか、いつから値上げなのか、どの程度なのかと、この市民説明会の中ではそれらについては今のところ何も白紙なので言及はされない、説明はされないということでよろしいんですか。

答弁 環境生活課長 木原敏一(環境生活課長は2013年3月まで)

お答えします。今回の説明会は、広域の統一になります一般ごみが燃やせるもの、燃やせないもの、金属と分けられますので、まず今回はごみの分別についてお話を伺い、そして日ごろのごみについてもご意見を伺っていきたいなというふうに考えております。以上です。

再質問 12番 野村淳一

このごみ処理手数料の値上げについて先ほど市長の答弁からありましたが、中間処理施設や最終処分場が新しくできて、それに新たに経費がかかる、この分を上乗せして値上げしたいと。具体的に言えば何ぼになるかわかりませんけれども、今のごみ袋40リットルで60円ですか、それが30円上がるとか50円上がる、100円上がるかわかりませんが、大体そういうような方式なんだろうと思います。私この運営経費や処理経費が新しく増えるからそのごみ手数料を上げるんだというのは、こんな簡単な話じゃないと思ってます。こんな短絡的な話じゃない。十分まず議論が必要だと思ってます、結論を出すまでですよ。もともとこれは平成14年、このごみ有料化の問題が議論が始まりました。そのとき赤井市長だったと思いますが、私はもともと反対でしたので随分議論をした記憶があります。そして、平成14年の第4回定例会、このときにその有料化に向けた条例の一部改正案が市側から提案されました。そのとき議会に対し、市民に対しなぜごみの有料化をするのかという提案説明があった。こう言ってるんです。本案は、ごみの発生、排出を抑制し、環境保全に対する市民意識の高揚に努めるとともに、ごみの排出量に応じた負担の適正化を図るためだと。これがごみ有料化の最大で最も有力な理由なんです。何を言ってるか。有料化によって負担を強いるわけですから、そのことによってごみを減らしていくんだ、それからごみを出す人、出さない人、その負担を公平にするんだ。最大の目的はごみの排出抑制なんですよ。そうですね。そして、現実問題として今ごみの排出量は着実に減ってるんです。先ほどご答弁があった排出量は全体の排出量だと思います。しかし、市民が払っているごみ収集の手数料に基づく排出量は着実に減ってきています。市民はそのために努力をしてるんですよ。そして、このごみ有料化の目的を達成してるんですよ。それに、運営費を上乗せして値上げするんだっていうのは、ごみ有料化の趣旨と全く違う話だ。こんな簡単な問題ではないんだと思います。有料化の根拠、これを値上げする根拠にはならないと思いますが、いかがですか。

答弁 環境生活課長 木原敏一(環境生活課長は2013年3月まで)

お答えします。ただ、ごみにつきましては、今議員おっしゃったように、平成14年当時上げるときに発生抑制あるいは排出者の負担ということでお話しされたと思います。ただ、現況でこれだけの施設をつくって運営していくと、確かに運営管理経費もかかってきます。ただ、今までの収集経費もそのままかかってまいります。ですから、簡単には上げられないというのはわかります。ただ、この施設を運営していくために、排出者の負担の原則はどこまで持っていくかというのはこれから皆さんと協議させていただきますけれども、やはり運営していくための経費を考えていくと若干の負担というか、それ相当の負担というか、それはどのぐらいになるかはこれから協議してまいりますけれども、それ相応の負担をしていただきたいというふうには考えております。

再質問 12番 野村淳一

だから、その根拠が私は違うと思ってるんですよ。運営費を上乗せしていくというのは。切りないじゃないですか。市民はちゃんとごみを減量のために努力をして、実際に下げてきてるんですよ。それにちゃんとエールを送り、評価をし、これからもごみ減量のために一緒に頑張っていこうというんなら話わかるよ。逆に有料化しても、ごみの排出量どんどん増えてんだったら、そしたらごみの手数料、袋の料金を2倍にしてごみを減らそう、これなら理屈通るんですよ。通らないじゃないかと思います。それともう一つ、もともとごみの手数料というのは財源に充てるべきものではないんだと思いますよ。これも前課長と議論したことがありますが、ごみの手数料、これ収入として歳入に計上されます。その収入が増えるということはごみ量が増えるということですから、これはよくない話なんです。だから、毎年ごみの収集の歳入が減っていくことが望ましいんです。ゼロになることはあり得ないかもしれない。しかし、去年よりも200万円、おととしよりも500万円、それを減らしていくというのが私たちの目標であり、皆さん方の努力なんです。そういう性格のもんでしょ、これごみの収集量、歳入っていうのは。だから、これはもともと財源に充てるべきものではないんですよ。減らしていかなきゃなんないんだから。それを運営費を上乗せしていく。運営費を賄うためにはどうするんですか。一定の収入を確保しなきゃなんない。ごみを出してくれということになっちゃうんですよ、こんなこと。矛盾してるんです、話が。私はその運営費を上乗せするというのは根拠が合わないと思うんですが、もう一度ご答弁。

答弁 環境生活課長 木原敏一(環境生活課長は2013年3月まで)

お答えします。確かに議員おっしゃるように、市民的にはごみ量は年々若干ずつは減っております。ただ、総体でこれをだれが負担するのかという部分もございますし、当初平成14年のときだと思いますけれども、負担の考え方というのもございました。そういうものも考えながらそっくりそのまま上乗せするという考えは持ってございませんけれども、やっぱり今負担できるものは負担していただかなければ後々にまた響くようなことになりたくないという考えもございます。そういう中で、14年当時の負担のあり方も検証しながら考えていきたいというふうに思っております。

再質問 12番 野村淳一

その当時の負担のあり方というのは、その当時どうやって40リットル50円になったか。全体のごみ処理経費ですよ。これは平成15年から平成19年、平均して1年間何ぼかかるか計算した、皆さん方が。そしたら、1年間に2億3,000万円程度ですよ。それをごみ量で割ってって、大体何ぼって計算を出してきた。そのうちの20%を市民の皆さんに負担していただくという話だった、そういう話ですよね。これがしかしこの20%の根拠がどれほどの根拠があるのか、これも私当時議論した記憶があります。そこで議論が、その根拠がある金額ではないというふうに思います。この年間どの程度の処理経費がかかるか、その当時総体の2億3,000万円出した中には職員の皆さんの人件費も加わってた。リサイクルセンターの減価償却費も加わってた。全部含めてそして1年間2億3,000万円だ。そして、それを20%市民に負担してもらうんだと。それ自体非常に大ざっぱなものですし、大規模なもんだったんですよ。今、年間でごみ処理の費用は大体1億5,000万円程度ですね。これ前の議会でも課長答弁されてます。これの20%を市民に負担していただくとなったら3,000万円程度ですよ。ところが、今市民が1年間で払ってるごみ収集金額は4,000万円をはるかに超えてますよ。それ自体取り過ぎなんですよ、当時の20%という金額からしても。値上げする根拠があるのかということを改めて言っておきたい。いかがですか。

答弁 環境生活課長 木原敏一(環境生活課長は2013年3月まで)

お答えします。今議員ご指摘のとおり、その辺も検証しながら今後検討していきたいというふうに考えております。以上です。

再質問 12番 野村淳一

さらにそれが具体化になってきたらまた議論をしたいと思いますが、そういう問題点、課題を抱えてるということをぜひ私は理解していただきたいし、値上げする根拠はないと思ってますというふうに考えていて、そういうことです。実際に今北海道35市の中でいまだにごみの有料化してない市だってありますよね。岩見沢なんかそうですよ。それから、苫小牧もそうなんじゃないでしょうか。大量のごみだけは有料化するとかというのはあるかもしれませんが、そういう形でまだ頑張っている自治体もあります。そういう意味では、これから検討だということになりますけども、ぜひその点を頭に入れて考えていただきたいというふうに思います。それと、中間処理施設の建設との関係なんですが、ちょっと委託業務入札について若干ちょっと教えてください。この間、私ホームページを見ててあれと思ったんですよ。委託業務入札の結果がホームページになされています。この間、株式会社エイト日本技術開発というところが委託業務契約、随意契約という形で契約をされています。3,000万円程度あるいは2,000万円程度、非常に大きな金額です。なぜこうなっているのか。もちろん今市長からの説明があったように、コンサルタントとして継続性がある、そっちのほうが効率がいいという話がありますが、結果としてみたら筋書きどおりではないのかなという思いもしますし、それから随意契約ですから、この契約金額についてもどのようにされていたのかというのも気になります。いかがですか。

答弁 環境生活課参事 稲葉宏剛(環境生活課参事は2011年9月まで)

お答えいたします。組合のほう、事業主体の違う部分で発注している内容でございますので、今おっしゃるとおり、ホームページのほうで委託に関する随意契約の理由についてはまとめてございます。今般の事業については、幾つかの委託業務を発注してございまして、今おっしゃったような筋書きどおりということではなくて、最終処分場の設計の業務についてはパシフィックコンサルタントというところが落札してございますし、それぞれ必要に応じて入札をかけたりあるいは随意契約をしてきたというような形でございます。今般2つの大きな工事が同時に並行で進めていくわけですが、工事に当たってのアプローチ部分が重複していて、なかなかその工事の調整が難しいということもございますし、詳しくはホームページの中で理由については述べているわけですが、そういった総合調整の意味で完全に2つの工事が施工監理も工事の担当も分かれて、2つの工事が全く別な状態で動いていくということになると非常に調整が難しいというようなことで、先に中間処理の施工監理をしていたところと随意契約を行ったというようなことでございます。以上でございます。

再質問 12番 野村淳一

この議論は組合の議会もありますからここではもうこれ以上話はしませんが、どちらにしても公平性、明快な形での進捗をお願いしたいと思ってます。それと、環境基本計画の問題については、いろいろそういう団体も含めて協議をしていきたいという話でしたので、ぜひそれは進めていただきたいと思います。次に、学校給食についてであります。食育という形で新しい学校給食の価値観がどんどん変わってきています。それをどんどん進めていきたいということですから、ぜひそれは進めていただきたいと思うんですが、1つだけ、栄養教諭という存在があります。これも2005年に制度化されて配置が進んでいます。私が調べたんですが、この栄養教諭が配置されていない市が紋別市、苫小牧市、帯広市、根室市、この4市だけかなというふうに思っております。この栄養教諭というのはまさに食育のかなめになってくる存在なのかなと思っておりますが、この栄養教諭の配置の考え方について教えてください。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

それでは、お答えいたします。栄養教諭の配置の考え方についてでございますけれども、栄養教諭の配置に当たりましては、栄養職員の栄養教諭の任用替えがまず前提となります。それで、栄養教諭の任用替えの希望があって初めて栄養教諭の配置をするということとなってございます。現在の配置してる栄養職員につきましては、5名のうち3名が栄養教諭の免許を持っておりますけれども、栄養教諭の配置定数が現在の制度では栄養職員の配置定数と同じということでございまして、定員が増員されないということもありまして、それと栄養職員のほうから食の指導に関する職務、さらには学校給食の管理の面で大変職務が錯綜するということでございまして、そういった面で学校給食の管理に関する面がおろそかになるおそれがあるということから、今配置されております栄養職員からの栄養教諭の任用替えの希望がないという状況でございます。なお、現在配置してる栄養職員すべてが市費負担を含め6名おりますけれども、全員可能な限り給食の時間等で給食指導を行っており、食育に携わっているということでご理解いただきたいと思います。以上であります。

再質問 12番 野村淳一

わかりました。どちらにしてもこの学校給食における食育というのは非常に重要だと思います。そして、同時にそれは栄養職員もそうですが、教職員も含めてですが、現場で調理をする調理員の皆さんとの連携、ミーティング、チームワーク、連帯というのは必要だと思います。この辺については調理員との関係ではどのような状況になってますか、教えてください。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

栄養職員から直接調理員に対する指導の内容についてでございますけれども、通常の例えば調理業務に携わるいわゆる工程だとか、そういったものの、あるいは味つけだとかの指示等は出しております。ただ、食育に関する部分については、特に栄養職員がそのときの食に関する献立等を作成いたしまして、それに基づいて調理員が調理するという作業工程になってございますので、調理員が直接食育に関する部分に何か携わっているかというとそういう状況ではないということでございます。

再質問 12番 野村淳一

私は、民間委託の関係で偽装請負に当たるんではないかと、その懸念があるという指摘をしました。教育長はそれに当たらないという発言であります。実際今全国でこの問題が非常に大きな問題になっています。学校給食を業務委託をする、偽装請負に当たるという問題ですね。なぜそうなるのか。実はその偽装請負と、この請負との関係なんですけど、今私が栄養職員とそれから調理師の皆さんとの関係を聞きました。栄養職員の方は直接調理員の方にも指示をしたり、味つけだとか材料の切り方から、あるいは清掃からいろんなこと指示されてると思うんです。民間委託になって業務請負になったら、これをしたら偽装請負になるんですよね。そういうことになる。いわゆる発注者が、例えば教育委員会が業務請負したその事業主から派遣された労働者に直接指示をしたら労働者派遣法違反、これが偽装請負になる、そういうことになりますね。この認識は間違いありませんか。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

お答えいたします。ただいま議員さんのおっしゃったとおり、直接栄養職員が調理員に対して指示すると、それについてはいわゆる派遣労働に当たり、偽装請負に当たるという認識で間違いございません。

再質問 12番 野村淳一

そこが問題でしょう。今実際はそういう形で、実際は現場では栄養職員が調理員に指示をしてるんですよ。そうしなければ安全でおいしい給食はできないんですよ。当然ですよ、現場で。それやっちゃいけないんですよ、民間委託になったとき、これは請負になったら。私は絶対無理がある。なので、今全国的にはこれはコンプライアンス、いわゆる法令を遵守しなけりゃならないという形で今まで民間委託をしたのをやめて直営に変える。もう一方で、全部丸投げして企業に全部お任せしちゃうというところも出てきた。栄養職員が何の指示もできなくなっちゃってる。これで食育なんかできるのかという問題も生まれてきてる。今この問題が全国で大きな問題になっていて、そして現場で栄養職員が調理師に指導したら、指示したらそれは偽装請負だと、これは国会でもそういう答弁がなされてる。非常にそういう意味ではそこまで疑問が生まれる、やってはならないことだと思っていますよ。これはだから法的に言っても民間委託は不可能だと。私はやっぱり直営ということが原則だと思いますが、改めていかがですか。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

ただいま直接栄養職員が調理員に対して例えば指示を出すということについては、いわゆる偽装請負に当たるということで間違いはございませんけれども、業務委託の契約の方法につきましては、きちっと学校長だとか栄養職員が受託業者に対して、調理員に対して指揮命令をすることではなく、いわゆる業者への作業工程だとか調理方法との詳細を記載した指示書を業者に発行することにより実施していきたいというふうに考えておりますので、いわゆる労働者の派遣には当たらないというふうに認識しております。以上でございます。

再質問 12番 野村淳一

確かにそうやってるところも多いです。ただ、先ほど私前段で言った食育との学校給食の重要性、それはもう教育長も語られてきたんですよ。今みたいにその業者に対して文書か何かで指示をする、現場の栄養職員はそれを黙ってみているしかない。これで本当に前段言った食育としての学校給食を維持していけるのか、実はそのことが問われてる、考え方が問われてるんですよ、これ。だから、効率でコストがかからなくなると。一方ではそういうことあるでしょう。しかし一方では、本当の食育というのがどうなるのかということが問われてるんだというふうに思うんです。紋別市学校給食共同調理場管理規則というのがあります。ここには明確に、調理員は所長の監督、所長というのはこれは校長です、校長の監督を受け食品の調理、加工及び食器等の消毒管理をつかさどる。ここでもこの規則で、紋別の規則でもちゃんと校長の指示を受けている。現場では栄養職員の指示を受けてる。規則にも書いてるんです、これ当然なんですよ。この規則をも破ることになるんですよ。これにしても変えるというかもしれませんけれども。そこまでしてやらなきゃならないことなのか。この第5次行政改革というのは平成14年ですね、できたの。今から10年以上前ですよ。小泉内閣のときですよ、三位一体改革で。もう我々は本当に苦しめられたあの時代です。そして一方では、効率をどうするか、市場原理だ、それがもてはやされた時代です。そのときにつくられたのがこの第5次の行政改革、民間委託の方針だったんです。しかし、今学校給食に対する価値観は変わったんですよ。これが食育基本法であり、学校給食法の改正なんです。食育をいかに大事にするか、これが今の学校給食をめぐる我々の認識であり、それを進めることなんだ。この10年前の第5次行政改革をいまだ後生大事に持っていることが本当に今必要なのか。これ自体を見直すことが重要だ。そうやって直営でしっかりと給食を守り、安全でおいしい給食を子供に提供する、それに責任を持つ、その立場こそ重要ではないのかと思います。教育長、いかがですか。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

お答えいたします。学校給食を取り巻く環境は、いろんな厳しい状況があります。今指摘もありますけれど、私どもといたしましては、今後とも低廉で安全でおいしいやっぱり学校給食をこれからも安定的に継続維持できるような給食提供をしていくという視点で、第5次の行政改革に提案してございます。今ご指摘のありました調理員との関係なり偽装請負、そういった点につきましては十分慎重に対応してまいりたいと思います。あわせまして、食育に関しましては、学校給食が持つ食育のねらいといいますか、目標ですね、達成できるように十分配慮して進めていきたいと思っておりますので、このことでご理解をいただきたいと思います。

再質問 12番 野村淳一

結論的に言えば、民間委託業務請負と偽装請負、これは絶対矛盾します。解決策を配慮するなんていう余地はないんだと私思いますので、これが具体的になったらまた改めて問題を提起したいと思います。小向小学校のシックスクール問題についてであります。この問題は、その当時から繰り返し議会でも議論されてきました。私もそれをずっと聞きながら状況を静観してまいりました。ただ、今7月21日に新校舎対策委員会が解散されるという報を聞いて、私なりに本当にそれでいいのかなという疑問を持ちました。というのが、この新校舎対策委員会もいろいろと理由があるでしょうが、所期の目標は達成されたのでという言い方しました。しかし、これは1年半ぶりに開かれたんですよ、これ今回、今年7月21日。どうなんでしょう、一般的に考えて、いわゆる解散する、廃止するとなったらだれかからそういう意見があって、そしてそれを協議をして、特にこの委員会は3つの分会がありますから、それぞれ分会でそれぞれどういう今経緯で議論してきたか、それぞれ報告書みたいなのをまとめて、そして総会できちんと廃止をする、あるいは解散するというのが筋なのかなと思っております。1年半ぶりに開いて、すぐこの対策委員会が解散廃止という、非常に唐突なような気がしております。改めて所期の目標は達成されたのだと言いますが、その点についてもう一度ご答弁ください。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

それでは、お答えいたします。対策委員会の所期の目的につきましては、先ほど教育長のほうからご答弁ありましたとおり、まずは新校舎の環境改善とそれと新校舎の利用を再開するということが目的で対策委員会が平成19年に設置されたところでございます。その間、議員さんのほうから1年半ぶりの全体会議の中でそういう廃止ということで、唐突ではないかということでお話しございましたけれども、その間いわゆる小向小学校のPTAの役員さん並びに関係者の方々とその対策委員会のあり方について協議した上で最終的に市としても対策委員会を廃止、所期の目的が達成されたということで廃止していく方向で検討に入って、それで7月21日の全体会議、地域全員の方に呼びかけて、最終的には二十数名の地域の方々が参加したんですけれども、その中で全体会議の廃止について議論させていただき、最終的には廃止ということで了承を得たという状況でございます。以上でございます。

再質問 12番 野村淳一

どちらにしても、この問題が風化しないようにというふうに思います。私もこの問題を今回取り上げようと思いまして、いろんな方に話を伺ってまいりました。質問でも述べましたが、いまだに発症に苦しみあるいは不安を持たれている方いらっしゃいました。非常にやはりせつないなという思いがいたしました。あのときあの2週間、3週間ですか、あの時期あの小向小学校にいたこと、それがその方の人生を狂わしたというとオーバーになるかもしれませんが、そういうような状況になってしまったわけですね。本当に健康被害に遭われた方々に対してのこれからのフォローというのは非常に重要だと思っています。一過性のものではありません。これからもずっと続いていきます。私は1つ気になるのは、あれからもう5年近くたちます。そして、教育委員会の体制もどんどん毎年変わっていきます。図らずとも教育長はこの事件発生からずっとかかわってこられたというふうに思います。しかし、被害に遭われた方は今中学生、高校生が多いですけども、それがどんどん今度は新たに進学するのか、社会に出ていくのか、ずっと人生は続いていきます。そして、この苦しみもまた続いていきます。この方々に対して教育委員会としてその皆さんをフォローしていく専門の部署あるいは専門の担当者というものをしっかりとつくっておく必要があるんではないのかなという気がします。いかがでしょうか。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

今議員さんご指摘のとおり、これからの健康状況の回復に関する部分については、当然ながら市教育委員会といたしまして引き続きケアを図っていかなきゃならない事項だと認識しております。したがいまして、各それぞれの教育委員会の職員が異動によって例えばかわるということがあっても、きちっとその辺の対策がとられるように、ご承知のとおり、4月に健康対策懇談会を設置いたしまして、各教職員、児童の被害者の方々のケアを図っていくということで懇談会を設置したところであります。以上であります。

再質問 12番 野村淳一

ぜひそういう形での意味づけでも懇談会ということであればその立場でぜひ進めていただきたいというふうに思います。改めて質問でもお聞きしました、当時の原因と責任についてなんであります。ご答弁いただきました。5度Cではかる、これが異常に問題になった話なんです。なぜ5度Cではかったのか、だれも疑問を持たなかったのかといった質問に対して、だれも持たなかったという話でした。非常に残念だと、これが現実なんだろうというふうに思うんです。実際対策委員会の解散の会議の中で、この問題の質問に対して教育長は、当時5度Cではかるんではなくて通常の温度ではかるんだということを認知していた職員はだれもいなかったと。だれもわからなかったというふうに答えられたといいます。間違いありませんか。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

測定問題につきましては、私も専門家でないんであれなんですけど、こういう事態が起きてから指摘をしたという、大変お粗末な状態でありました。極めて私の指示も徹底してなかったというのは反省しております。以上です。

再質問 12番 野村淳一

今さらながら言っても仕方がありませんが、こういう体質、こういう認識が実は大きな問題を起こしてる背景にあるんでないのかと言わざるを得ないんです。もう一つ聞きます。5度Cではかってホルムアルデヒドが0.02ppm、基準は0.08ppmですからそれ以下だと。それで、ゴーサインを出したと。それは当時の市の教育委員会の担当者だと答弁されました。実は、これある市民の方が公開質問状というのを出してます。公開で質問状出してます。その方から回答を私のところに寄せていただきました。公表しても構わないということであります。これ同じような質問をしています。5度Cではかったということですが、それは一体だれが判断したのかといった質問に対して教育委員会はこう回答しています。お尋ねの小向小学校改築工事について、完成検定員は紋別市技監、工事監督は教育委員会施設課の担当、空気濃度測定について5度Cで採取され、測定物質6物質で厚生労働省、文部科学省の数値であるホルムアルデヒド0.08ppmに対し、0.02ppmをはじめ基準値を下回る数値であったので検定員は了としたところだと。ここで言う検定員というのは、紋別市技監ということになりますが、それでよろしいんでしょうか。

答弁 技監兼広域病院連携推進室次長 高野昭一

お答えいたします。ただいまの公開質問状に対する回答については、技監という名前が出ています。本来公共工事につきましては、この小向小学校にかかわらず、検定するまでの経過というものがありまして、本来請け負った業者が社内検査をします。その後に工事管理者がいれば工事管理者が建物すべての検査を行います。その次に市のほう、今回教育委員会でありますけれども、から出ております監督員がすべての現場の確認をします。それをもって監督員が市が求めてるもののすべてができ上がったと、目的どおりにでき上がったということを確認すれば、市のほうにあるいは教育委員会のほうに完成通知というものが出てきます。完成通知が出てきた段階で今度は市のほう、大きい物件、1,000万円以上であれば技監が検定しますけれども、今回は検定の中で当時は別な技監でありましたけれども、その当時はシックハウスの部分の確認もされたと思いますけれども、それと同時に工事の求めてる内容すべてが設計書あるいは図面等で確認をして問題ないということで検査につきましては了としたというふうに理解をしております。以上です。

再質問 12番 野村淳一

もう一つ、じゃあ技監にお聞きします。今のお話では全体で了としたということだと思うんですね。このホルムアルデヒド測定についても0.02ppmという、当時ですけどね、高野技監とは直接関係ないかもしれませんが、そういう形で了とした。それが5度Cではかられているということについてはどのように認識当時されていたのか、もしわかれば。

答弁 技監兼広域病院連携推進室次長 高野昭一

お答えいたします。当時文科省の基準の中にホルムアルデヒド等の検査、新築については物件少し多いですけれども、例えば毎年ホルムアルデヒドの検査をしなさい、あるいは例えば検査をしてそれほど高い数値がなければ省略できますよ等々が書かれております。今回の5度Cの関係につきましては、私の記憶でありますけれども、文科省の環境基準の中では、先ほど教育長が答弁しておりますけれども、子供たちが授業を受けてるレベルの環境が望ましい、あるいは建物が建った既存の校舎等であれば夏場が望ましいというふうな書かれ方をして、正確な何度というものはありませんけれども、通常生活できるレベルというふうには書かれております。今回この5度Cにつきましても、この当時18年前後でありますけれども、それほどこのシックハウスについての関心というものが、私たちもそうですけれども、持ってはいなかったというのがあります。この当時は公営住宅の完成については、シックハウスの測定については義務づけありましたけれども、その公営住宅の関係者についてはかなり知識はあったのかなと思いますけれども、それ以外の公共建築物あるいは民間の建築物につきましては、そこまで我々の技術のレベルについてもそれほど知識としては深くは持ってなかったといいますか、関心事ではなかったというのが1つあります。ですから、この5度Cで検査をして了とした部分についても、これが完全におかしいという部分ではだれも理解はしなかったのかなというふうには思います。以上です。

再質問 12番 野村淳一

話を聞いていると非常にいたたまれなくなります。私たち市民は少なくとも学校校舎の安全はすべて教育委員会に任せてるわけですよ。そこがこういう子供たちの安全の問題に対してだれも知らなかったとか、認識がなかったとか、注意が足りなかったとかという形で片づけられていくことに非常に問題を持たざるを得ない。それで、もう一つ確認します。換気の問題です。今教育長は当時換気扇は回っていたというふうに報告を受けていると言いますが、実は実際この機械の換気扇が回っていなかった、あるいはある先生はこれが換気扇であることを知らなかった、もしこれを回していればこんな被害大きくならなかったかもしれないと語っている先生もいらっしゃいます。換気扇は本当に回っていたのでしょうか、もう一度教えてください。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

お答えいたします。当時の機械換気設備の運転についてでございますけれども、ご指摘のとおり基準に常時運転させるということであります。それで、教育委員会からは当然新校舎の引き渡しの時期に当然学校に対しまして取扱説明と申しますか、そういった機械設備の運転について常時運転するようにということで指示をいたしております。それに対して学校のほうでは、学校のほうからその基準に準じて運転がなされているということで報告を受けておりまして、詳細について具体的な例えばそのときの室温が寒いから切ってるときもあるだとか、そういうふうなことについてはちょっと承知はしておりませんけれども、学校からの報告についてはその基準に準じて運転されていたということでは報告は受けております。以上でございます。

再質問 12番 野村淳一

非常に疑問です、それは。この機械の換気扇というのはちゃんと温度熱交換できるようになってるもんなんですよ、今。そんな昔みたいに換気扇だったら冷たい空気が入ってくる、そんなもんじゃないんですからね。今全体をお聞きしました。幾つかのことが新たにわかった気がします。学校環境衛生の基準に照らしてどうだったのか、まず引き渡しは学校環境衛生の基準ではちゃんと業者が検査をして、その上で安全を確認して引き渡しを受ける、それがなされていませんでした。学校環境衛生基準に違反しています。それから、空気測定の5度Cという問題も通常の授業時ではやるということにも、これにも全く違反をしていました。それから、新しい机、いすを入れたときにも臨時にはかるべきだという、この通知に対しても無視しました。そして、今言ったように、換気扇についても回っていなかったという証言があります。私はこれらの事実を見ていたら、学校環境衛生の基準、これに一つ一つ反していた、これが幾つにもそれが重なってあの事態を生んできた。やるべきことをやらなかった不作為がそこにあると言わざるを得ません。学校保健安全法第6条第2項、学校の設置者は学校環境衛生基準に照らしてその設置する学校の適切な環境の維持に努めなければならない、これが学校保健安全法第6条第2項、今私が述べてきたように、この学校環境衛生基準に反したことが次々に行われていた。まさにこの法令違反に当たるんではないか、そう指摘せざるを得ません。改めて教育長の責任のあり方についてご答弁ください。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

お答えいたします。教育長の責任といいますか、このことにつきましては、議会でもいろいろご指摘をされてきたところであります。事件発生以来いろんな選択肢もあったかと思いますけど、私としてはやはりこういう事態を招いたことをできるだけ早く収拾に当たるという、そういう視点で健康回復なり学校の再開なり、環境改善を図るために地域の方々、それから学校、そういった方々の関係者の専門員のいろんな知恵もいただきながら対策に努めてまいりました。そのことにつきましては、私一点のあれもないと思うんですけど、今ご指摘な部分につきましては、学校環境衛生基準と現場の建築に携わる者と、そういった情報交換といいますか、ある面ではいろんなフォースターの材料を使ったとか、それから機械設備を設置したとか、ある面ではそういった環境衛生基準に準じてやってるとこもありますけど、もっともっと教育委員会なり施設をつくる側とやはり十分な協議がなされてなかったということが一番の今の私が責任で感じておりますし、反省点でないかなと思います。法律違反なのかどうかにつきましては、その判断につきましては、私は今ここでコメントする状況にありませんことをご理解いただきたいと思います。

再質問 12番 野村淳一

最後にします。どちらにしても、私は今ずっと質問で続けてきたように、この法律に違反する可能性が非常に高いと思っています。そしてもう一つ、今回この新校舎対策委員会が解散しました。所期の目標を達成したという中身で解散した。一定の区切りがついたんだと思うんです。そのときに行政としてこの問題に対してどう責任のありようをとるのか。私は具体的な姿が必要ではないかと思っています。その意味で、教育長あるいはその関係者に対して、責任のありようについて強くその内容を求めて、私の質問を終わります。

出典:紋別市議会 平成23年第3回定例会 2011年9月13日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる