みんなの議会

紋別市議会 平成23年第3回定例会 2011年9月13日

(1)国民健康保険税の引き下げを/(2)高齢者福祉について/(3)防災対策について

2011年9月13日、紋別市議会の一般質問で、藤川和子議員が「国民健康保険税の引き下げを」「高齢者福祉について」「防災対策について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 西田修次、市民課長 吉野久寿、社会福祉課長 木村直人、建設部長兼広域公園推進室長兼まちづくり推進室次長 前田厚、庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎、学務課長 平野良朗が答弁しました。

質問者
藤川和子 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 西田修次、市民課長 吉野久寿、社会福祉課長 木村直人、建設部長兼広域公園推進室長兼まちづくり推進室次長 前田厚、庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎、学務課長 平野良朗

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 藤川和子

おはようございます。私は、日本共産党市議団の一員として、さきに通告した順に従って質問します。まず初めに、国民健康保険税についての質問をします。国民健康保険税は、払いたくても払えないほど高くなり、滞納世帯を多く生み出しています。国保加入者の国保税を引き下げてほしいという願いは切実なものです。毎年国保税の約1割もの滞納が発生している現状を見れば、いかに国保加入者が高過ぎる国保税に苦しんでいるかわかります。しかし、紋別市は市民の悲痛な願いに十分にこたえているでしょうか。道内の多くの自治体は国保税を引き下げるために一般財源から繰り入れを行っています。全道平均にすると1人1万円もの繰り入れになります。しかし、紋別市の繰り入れは子供の医療費補助の分を繰り入れてるにすぎません。高過ぎる国保税の引き下げのために市の国保制度の見直しをあらゆる角度から考えていかなければならないのではないでしょうか。私は、まず国保税の賦課方式を現在の4方式から資産割を抜いた3方式に切り替えていくべきだと思います。平成21年12月議会において横内議員がこのことについて取り上げています。この質問によって市は、国保加入世帯4,505世帯のうち資産割が賦課されている世帯が2,231世帯と約半数に上ること、さらに所得はないのに資産割のかかっている世帯が551世帯、そのうち16%もの世帯が滞納世帯であることを明らかにしました。この資産割で4,500万円が賦課されており、1世帯当たりの平均は約2万円にもなります。資産割は、固定資産税を払っている加入者からさらに国保税でも賦課するものであり、税の二重取りではないでしょうか。管内では、北見市で平成20年度に廃止しています。その理由として、収入を生み出さない居住用の住宅、土地のみを有している世帯が増加し、不公平感を増していることとしています。この状況は紋別市にも当てはまるのではないでしょうか。市は、21年12月議会で協議会で研究していきたいと答弁していますが、その後どうなったのでしょうか。現在の加入世帯のうち資産割のかかっている世帯数、所得がないのに資産割のかかっている世帯数をお聞きします。また、資産割はなくしていく方向が望ましいと考えますが、市の考えをお聞きします。次に、加入者一人ひとりに係る均等割についてお聞きします。加入者1人3万800円になる均等割は、世帯の人数によってかかってくる国保独特のものです。この賦課方式では、人数の多い家庭ほど保険料が高くなることになります。赤ちゃんが生まれて世帯人数が増えれば加算され、負担率は上がっていきます。協会けんぽや組合健康保険では赤ちゃんが生まれても保険料は増えることはありません。国保独自の均等割を下げることによって、世帯人数の多い世帯の負担を下げることができます。特に、子供を育てている世帯の負担を減らしていただきたいと思います。愛知県一宮市では、18歳未満の国保税均等割を3割下げる条例を昨年の3月議会で可決しています。この条例によって均等割3万1,200円が3割減免になって2万1,840円になり、1人1万円もの引き下げが実現しています。安心して子供を産み育てるために子供の均等割の軽減策を福祉の観点からも行うべきではないでしょうか。次に、昨年12月から施行されている病院の窓口負担の減免制度の申請についてお聞きします。市は、窓口負担の減免について、保険証の発送のときに二、三行ですが文書で紹介しています。また、病院関係者に説明を行い、窓口にポスターを張ってもらうなど、周知に努めていますが、しかしこの制度ができてからいまだ相談や申請がありません。これは市民に制度のことが理解されていないのではないかと思います。体のぐあいが悪いのに医療費が心配で受診できず、悲しい結果にならないようにしなければなりません。制度のことがわかるように、わかりやすい文書を送ったり広報などを利用した周知を行っていただきたいと思いますが、市の考えをお聞きします。次に、国保滞納者への差し押さえについてお聞きします。国保税の滞納者に対して、21年度は預貯金11件、不動産が2件の差し押さえをしてるとなっています。このような差し押さえが行き過ぎた措置になっていないか、危惧するものです。現在、全国各地の滞納者への厳しい取り立てを多く聞くようになってきました。給与が銀行振り込みになっている人が預貯金を差し押さえられて暮らしていけないとか、年金を差し押さえられて自殺する事例や、子供の学資保険を差し押さえられたなど、問答無用の厳しい差し押さえが行われていると聞きます。また、自家用車をタイヤロックする方法もあるようです。このような生活実態を無視した行き過ぎた取り立てを紋別市で同じように行えば、当事者はもとより周りの市民をも市政に対する不信感を持たせるものになりかねません。明らかに悪質だと判断できる場合に限り、慎重に行っていただきたいと思います。当市では差し押さえの決定はどのような基準で行っているんでしょうか。滞納者への納税相談などは十分に行われているのかお聞きします。また、国保税の1割以上が毎年滞納になる実態が繰り返されています。市は国保税の滞納の原因についてどのように分析しているのか、お聞きします。また、減免制度の活用について紹介することは重過ぎる負担の軽減につながり、滞納者を減らすことができるのではないでしょうか。減免制度の積極的な活用や紹介などを行っているのかもお聞きします。次に、高齢者福祉についてお伺いします。日本人の平均寿命は、男性で79歳、女性で86歳です。何と25年間世界一の長寿の国になっています。多くの方たちが元気に老後を過ごしていらっしゃいます。しかし、幾ら元気といってもやはり高齢です。長寿を支える介護保険などの制度は一応整備されましたが、孤独死や自殺など、高齢者にとって安心して老後を過ごすことのできない現状も一方であります。何かあったときにすぐに対応のできるような社会の仕組みをつくっていかなければなりません。今回は元気な高齢者について質問させていただきます。まず、高齢者ふれあいセンターについてお伺いします。高齢者ふれあいセンターは、市内に4カ所あり、多くの高齢者の皆さんが利用しています。その中でも人気なのがおふろの施設で、緑町や落石町のセンターではおふろの日には50人以上が利用しています。高齢世帯にとっておふろに入るということは大きな問題です。単身者にとってはおふろを沸かすのは不経済ですし、おふろ場での危険もあり、センターで入ることは安心にもつながっています。私は、利用者から上がり湯用に立って浴びることのできるシャワーをもう一台つけることができないかと相談されました。立って浴びることのできるシャワーは上渚滑と渚滑のふれあいセンターにはあるのに、緑町と落石町のふれあいセンターには設置されていません。おふろの利用日はかなり混雑するので、気兼ねなく上がり湯を使えるシャワーをつけてほしいということでした。おふろにゆったりと入ってもらえるように、シャワーの増設など施設の見直しをしてはどうでしょうか。ふれあいセンターは、介護予防事業も担い、体操教室などを実施しています。職員の方たちは、来ていた人がしばらく来なくなると自宅に電話したりして、必ず安否確認をしているそうです。また、60代の方たちの利用が少ないということも聞いています。市は60代の方たちの利用の拡大についてどのように考えているのか、お聞きします。次に、高齢者の見守りについてお尋ねします。ふれあいセンターや介護保険の利用者は、日常的に見守りが可能ですが、自宅にこもりがちな高齢者は社会とのつながりが薄くなりがちな場合があります。ひとり暮らし、高齢者のみの世帯などは日ごろから見守りが大切です。今年度、国は地域支え合い体制づくり事業を立ち上げ、地域資源を活用したネットワークの整備、見守り活動チームの育成などへの助成制度を始めています。国として高齢者の見守りの必要性を認識してきていると言えます。紋別市では既に単身者を中心に地域ネットワーク推進事業を実施し、大体週2回、500世帯の高齢者宅への訪問をしていると聞いています。しかし、実際この訪問件数で十分なのでしょうか。65歳以上の方は7,000人余りになります。元気で訪問の必要のない世帯も多いでしょうが、反対に見守りが必要なのに抜けている世帯も多くあるのではないでしょうか。そこで、市のネットワーク事業は、市内の高齢者世帯の見守りとして十分と言えるのか、市の考えをお聞きします。また、訪問した高齢者の生活状況についての情報は今後に役立てていけるものですが、市としてどのような間に活用しているのか。訪問ボランティアに対する講習や必要な援助についてどのように考えているのか、市の考えをお聞きします。また、公営住宅は高齢者が多く住んでおり、特別な対策が必要ではないでしょうか。公営住宅の住民はよそから越してくる世帯が多く、また長く住んでいる世帯も建て替えなどによって近所がばらばらになって今までのつながりがなくなっている状況があります。隣の名前すらわからないという状況があり、孤立化を防ぐためにも市としての考えをお聞きします。次に、防災対策についてお聞きします。私は、7月下旬に気仙沼市へ災害ボランティアとして行ってきました。まちの3分の1が壊滅的な被害を受けていました。津波は1,500人もの気仙沼市民の命を奪いました。住宅や産業の復興は時間をかければできますが、命を取り戻すことはできません。災害から命を守ることは何を置いてもやらなければならないことだと改めて心に刻んで帰ってきました。紋別市は災害の少ないところと根拠のない考えが市民の中にあるようですが、日本はどこに住んでいても大きな災害の被害から逃れることはできません。津波被害は海に面した紋別市も他人事ではありません。今市民から地震や津波に襲われたときどこに逃げていいのか、避難所はどこなのかよくわからないという声が寄せられています。津波のときなどは高いところに逃げるための避難ルートなどの確認が必要になってくるのではないでしょうか。市民向けに震災、津波のときの避難路や避難場所の周知を早急に行うべきではないでしょうか。今後の計画についてお聞かせください。また、足腰の弱った高齢者、ひとり暮らしの高齢者に対する避難についてどのように考えているのかお聞かせください。また、住宅の耐震も考えていかなければなりません。市内の住宅の耐震について、市はどのくらい把握しているのでしょうか。自分の住んでいる住宅の耐震がどのくらいあるかをしっかりと把握できれば今後の対策も立てやすくなります。住宅の耐震についてどのような計画を持っているのかお聞きします。さらに、子供たちへの防災教育の徹底も望まれます。石巻市では、学校教育の中で子供たちにハザードマップを渡し、津波の危険区域を知らせると同時に、それ以上の危険についても教え、災害のとき自分で判断できるよう防災教育をしてきました。この防災教育がいざというときに大変役に立ったそうです。親と離れているとき、自分の命を自分で守らなければなりません。子供たちへの防災教育の強化が必要です。学校での防災教育の実施についての計画はどのように考えているのかお聞きします。以上で私の質問は終わりますが、再質問は留保します。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

おはようございます。それでは、藤川議員のご質問にお答えいたします。初めに、国民健康保険税の引き下げについてであります。1点目の国民健康保険税の資産割の賦課世帯についてでありますが、資産割のかかっている世帯数は平成23年3月末現在で賦課世帯4,943世帯のうち2,287世帯で46.3%となっております。そのうち所得がないのに資産割が賦課されている世帯は547世帯で、23.9%となっております。また、資産割の廃止についてでありますが、この資産割は所得割を補完するものとして、国保制度発足当初の持ち家が少ない時代に資産を持つことは経済的に富裕であるとの考え方や、自営業にあってはその資産を活用し収入を得ているなどの考え方から設けられたものであります。しかし、現在では年金受給者や退職者等の増加により、低所得であるが資産を保有している世帯が増えており、実情に合わない状況にあります。このようなことから、資産割の賦課については増税感や不公平感があること、介護保険制度や後期高齢者医療制度では資産割を設定していないことなどの課題もあり、現在資産割が国保税に含まれることについて国民健康保険運営協議会で議論をいただいているところであります。道内の課税方式を見ますと、35市中紋別市をはじめ10市が4方式による課税方法をとっておりますが、道内25市では所得割、均等割、平等割による3方式により課税しております。紋別市の資産割額は本年度予算ベースで約4,600万円であり、国保の運営上重要な歳入になっております。仮にこの資産割を廃止することになった場合、所得割、均等割、平等割にその財源を求めることが考えられますが、その影響も大きいことから慎重に見きわめていく必要があると考えており、引き続き関係部局及び国民健康保険運営協議会において議論を重ねていただきたいと考えております。2点目の均等割の引き下げについてでありますが、本市では市内の経済状況や会計収支状況を勘案し、中低所得者をはじめ被保険者の負担軽減を図るため、本年度1人当たり1,200円の引き下げを実施したところであり、さらなる引き下げは現在のところ考えておりません。また、福祉の観点から子供の均等割の軽減策をすべきとのことでありますが、本市では既に少子化対策や子育て支援の観点から、乳幼児等医療費の自己負担の助成拡大などを実施しており、国保加入者の一部に対する均等割の軽減は他の保険加入者との公平性から難しいと考えております。3点目の病院窓口での医療費一部負担金減免制度の活用についてでありますが、本年第1回及び第2回定例会においてもご答弁しておりますが、本市では被保険者証の更新や納付書発行の際に全世帯を対象に案内文書を同封するなど、制度の周知に努めているところであります。今後とも減免制度の活用が図られるよう、わかりやすい方法を工夫し、周知に努めてまいります。4点目の国保税の滞納による差し押さえの実態についてでありますが、差し押さえの決定の基準につきましては、地方税法第726条及び同法第728条の規定に基づき、納税義務者が納期限までに国保税を完納しないとき、納期限後20日以内に督促状を発することになっており、差し押さえについては督促状を発した日から起算して10日を経過した日までにその督促に係る徴収金を完納しないときは滞納者の財産を差し押さえることとなっております。差し押さえの状況として、現年未納者につきましては、基本的に督促状を発送後税務課職員及び徴収嘱託員による電話催告を行うとともに、訪問による面談などを通して生活実態の把握等に心がけ、分割納付などの相談に応じながら納め忘れや滞納が生じないように対応しておりますが、原則現年未納者に対しての差し押さえは行っておりません。過年度滞納者につきましては、督促状発送後電話や訪問を行い、納付がなされなければ催告書を発送し、同時に金融機関に対し預金や口座の照会、勤務先への給与照会など財産調査を行っております。催告書が送付されても納付等がなされなければ、最終的に差押予告書を発送することになりますが、それでもなお納付や連絡等がなければ、差し押さえ禁止事項を踏まえ、預金、給与などの差し押さえを行っております。次に、納税相談などについてでありますが、滞納者の生活実態等につきましては、その状況の確認と把握が必要と考えておりますので、電話、訪問などにより現年未納者を中心に定期的に行っているところであり、分納などの納税相談を希望される方には断ることなく対応しております。次に、国保税の滞納の原因についてでありますが、市内経済及び全国的な景気低迷により個人の所得が伸び悩むなど、納税環境が厳しい状況の中、平成22年度の現年収納率は約91%となっており、滞納者の状況を見ますと、借金過多のほか事業不信、破産、倒産などにより所得が減少したもの及び納税意思の欠如などにより滞納が発生しているものと考えております。次に、減免制度などの紹介についてでありますが、納税通知書及び保険証の送付時に案内文書を同封することで対応しておりますが、引き続き広報等で周知に努めてまいります。次に、高齢者福祉についてでありますが、1点目の高齢者ふれあいセンターにつきましては、高齢者の生活や健康に関する相談、後退機能の回復訓練、趣味や娯楽、レクリエーション等の援助、老人クラブ活動の育成などの向上を図る目的として、市内4カ所において高齢者福祉の推進のため事業を展開しているところであります。中でも入浴開設日には多くの高齢者の方々に好評をいただいており、各施設の利用者の最高は51人、最少は10人となっております。シャワーの設備につきましては、緑と落石の各ふれあいセンターには男女浴室各3カ所、渚滑と上渚滑の各ふれあいセンターには男女浴室各4カ所のシャワーが設置されておりますが、緑と落石におきましては浴室のスペースが狭いことから、現状のシャワー設備で運用してまいりたいと考えております。また、施設の見直しにつきましては、緑ふれあいセンターが築28年、落石ふれあいセンターが築20年を経過していることから、今後の高齢者人口の推移を見きわめながら検討してまいりたいと考えております。次に、60歳代の方の利用拡大についてでありますが、昨年度実績で申し上げますと、4施設合計の年間延べ利用者数は4万2,818人で、そのうち60歳代は8,993人、利用率にして21%、70歳代は2万3,075人、利用率53.9%、80歳以上は1万750人、利用率25.1%となっております。60歳代の利用拡大ではまだまだ就労中の方々もおり、ふれあいセンターを活用される機会も少ないと思われますが、今後も高齢者の方々が参加しやすいふれあいセンターを目指し、各センターの代表者会議におきまして利用者の拡大を図る協議を行うとともに、センター事業に対する広報活動などにも努めてまいりたいと考えております。2点目の高齢者の見守りの充実についてでありますが、初めに地域ネットワーク事業の現状の取り組みにつきましては、さきの第2回定例会において阿部秀明議員のご質問にお答えしたとおり、訪問推進員253人で37地区、498人の高齢者宅を訪問し、日常生活の安否確認等を行っているところでありますが、一部の地域におきまして未実施地域がありますことから、ネットワークへの参加を呼びかけるとともに、災害時における高齢者等の避難支援につきましても地域の協力を得ながら地域の安心と安全確保に努めてまいりたいと考えております。次に、高齢者生活状況の情報の管理と活用についてでありますが、高齢者宅へは月2回の訪問を行い、各月個人ごとの訪問結果を事務局である社会福祉協議会へ報告しているところであります。また、その情報活用につきましては、事務局でその結果を把握し、状況に応じて市や関係する機関、サービス事業所などと連携し、その対応を図っているものであります。次に、訪問ボランティアの講習や援助についてでありますが、高齢者宅へ訪問している推進員は、高齢者の方々の安否確認が目的であり、専門的な相談員としてではなく、地域の高齢者と事務局とのパイプ役としての役割を担っており、その状況に応じましては市や民生委員、社会福祉協議会などが対応をしていますことから、推進員の講習会等の開催予定はありません。また、その地域に住んでいる方に推進員として活動をお願いしており、活動のための経費を支出しているところであります。次に、公営住宅などの集合住宅の見回りについてでありますが、一部の公営住宅では自治会を組織しているところがあり、自治会のご協力を得ながら安否確認等のネットワークを実施しているところであります。また、自治会のない公営住宅や高齢者が多く入居しているアパートなどは、ネットワーク事業の対象者として地域の推進員等が安否確認を行っているところでありますので、今後も高齢者の方々の安心・安全な地域生活の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、防災対策についてでありますが、1点目の震災、津波発生時における避難路の周知につきましては、町内会や団体との災害図上訓練の際に避難経路や避難場所の確認を行っておりますが、本年8月に北海道津波避難計画指針(案)が示され、道内6カ所、管内では湧別町をモデル地区として指針作成に係る研修会が今後も開催されますことから、本市におきましてもこれに倣い、市内各地域に応じた津波、避難計画の策定作業に取り組み、地域防災計画に盛り込めるよう準備を進めてまいります。また、避難場所の周知につきましては、ホームページや広報誌に適宜掲載しておりますが、さきに開催しました紋別防災展では、避難場所を掲載した等高線マップを配布したほか、現在各避難場所には標高表示板を追加掲示したところであります。2点目の高齢者等の避難誘導につきましては、さきの第2回定例会で鈴木議員、野村議員のご質問にお答えしたとおり、避難行動が難しい住民を守るためには町内会など地域の方々が支え合う共助の精神が大変重要であり、市といたしましても引き続き災害図上訓練や防災啓発活動を通じて地域防災力の向上に努めるとともに、災害時要援護者支援プランの策定に向け、町内会や関係機関のご協力をいただきながら協議を進めてまいりたいと考えております。3点目の一般住宅の耐震についてでありますが、平成20年のデータでは、市内一般住宅数は1万3,330戸であり、うち昭和56年以前の建物で耐震性が不十分な住宅は約4,500戸となっております。本市においては、住宅の耐震化に向けた取り組みとして、住宅相談窓口の中で建物所有者みずからが行う耐震診断や耐震改修の方法、さらには国や北海道の各種支援制度についても周知を図っているところであります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題については教育長より答弁いたします。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

それでは、藤川議員の教育問題についてお答えいたします。学校における防災教育についてのご質問でありますが、学校における防災教育は、地震等の災害時に安全な行動ができるような態度を身につけることをねらいとして、社会、理科、保健体育などの教科や特別活動を中心に行われているところです。今文部科学省でこのたびの東日本大震災を教訓に、子供たちがみずから危険を予測し行動する力を育てることを重点に、学習内容の充実や教職員の研修について検討されておりますことから、その結果を踏まえ、防災教育の充実に努めてまいりたいと考えております。以上、答弁といたします。

再質問 3番 藤川和子

再質問します。国保税のことなんですけども、資産割、所得がゼロで資産割のかかってる世帯が500件以上あるということで、現状は変わってない、横内議員が質問したころと変わってないなというふうに思ったんですけども、やはり最初の出だしの考え方が資産を持っている、不動産を持っている世帯は税金を払う能力が高いということが最初に発想でこの資産割というのは出てきてるはずなんですけども、もう時代に合わないんだということは市も認識してるというふうに思うんですが、やはりこの所得がゼロで資産割がかかるということについては本当に負担する側としては大変だと思うんです。この辺のことについては、実際に国保会計なんかを見ると黒字で経営してるというところもありますし、そういった黒字分を活用していくということは考えがないのか、ちょっとその辺をお聞きしたいんですが。

答弁 市民課長 吉野久寿(市民課長は2011年12月まで)

お答えいたします。資産割につきましては、今藤川議員ご指摘のとおり、問題点、課題はあると認識してございますけれども、資産割の廃止といいますか、あり方につきましては、安定的な財源確保という問題を含めまして、今後の国保運営を大きく左右する大変重要な問題だと認識してるところでございます。特に、国保は相互扶助ということで、お互いが助け合っていく中で成り立っているということでございまして、どの階層もできる限り公平に負担していただくのが重要だというような考えでおります。それで、黒字分を活用しないかと、できないかということでございますけれども、確かに昨年22年度の決算においても黒字となったところでございますけれども、決して健全な国保会計とは言い切れないというようなことでございます。国保につきましては、高齢者や低所得者の割合が高いということと、それから所得が伸びない中で一方医療費が年々増加しているというような状況でございますので、今の段階ではその黒字を活用するというふうな考え方はございません。以上でございます。

再質問 3番 藤川和子

資産割の問題は、所得割が増えるということにつながっていくということは、これはどういうふうにするかということはやっぱり検討をきちっとしていかなきゃなんない問題だとは思っています。しかし、やっぱり所得がゼロでも資産割がかかっている、利益を生み出さない住宅、土地に住んでいる、そういうものに賦課されるということは今は合わないんだということをやはりきちっととらえた形での制度の改革をしていってほしいなと。これは要望にとどめておきます。あと、子供の均等割の引き下げについてですけども、ほかの方たちの不公平感があるのでこれはできませんという、そういう答弁でした。やはり少子・高齢化の中で子供をどう増やしていくのかということに今社会としても取り組まなきゃならないときに、子供が増えると税金が増える、やっぱりこれは大変な矛盾だと思うんですね。こういう矛盾の中での制度であると私は思うんですが、均等割の引き下げについて福祉的な観点で取り組めないのかどうか、もう一度お伺いいたします。

答弁 市民課長 吉野久寿(市民課長は2011年12月まで)

お答えいたします。子供の18歳以下の均等割の軽減という部分でございますけれども、国保におきましては、各個人が被保険者ということで、お子さんであっても加入者に対しまして均等割が課税される制度でございます。そういった中で、少子化対策、それですとか子育て支援対策でという観点からということでございますけれども、やはり少子化、子育て対策ということであれば全市的な中で考えるべきであると思いますし、国保の一部の18歳以下だけというようなことでは考えてございません。以上でございます。

再質問 3番 藤川和子

国保が独特の制度なんですね、人数が増えると均等割が増えていく。実際にほかの社会保険の中では所得に応じて払うということになりますから、人数が増えても、子供が増えても税金は増えない、保険料は増えないという、そういう資金繰りと大変違っているわけですね。この辺の子供を産めば税金が上がるということは矛盾ですし、このことについてきちっとした対策をしていくということが今必要なんではないかということの提案でございます。この辺のほかの世帯と均衡がとれないというその考え方というのはちょっと違うんじゃないかなと思うんですが、国保独自のものですし、やはりその辺で福祉として取り組めないのかということについての検討していただきたいなと思うんですが、この辺についてはどうでしょうか。

答弁 市民課長 吉野久寿(市民課長は2011年12月まで)

同じような答弁になろうかと思いますけれども、あくまで福祉施策でやるんであれば国保の対象者のみではなく全市民的な立場でやるべきだと、そのように考えてございます。

再質問 3番 藤川和子

これは国保加入者の持っている独特な賦課の現状ですので、やはりこれもきちっと話し合っていただきたいなと、検討していただきたいなと思います。あと、窓口での一部負担の軽減策ですけども、相談もなく申請もないという現状がまだ続いています。実際に市としてはさまざまな場面の中で周知をしていきたいという答弁がありましたけども、私も今回この中で言ってますけども、直接加入者に向けて制度の中身をきちっと文書でお配りすることはできないのかどうか、ちょっとその辺の答弁なかったような気がするんですけども、その辺の考えはどうでしょうか。

答弁 市民課長 吉野久寿(市民課長は2011年12月まで)

お答えいたします。確かに藤川議員おっしゃるとおり、制度の中身の周知というのも大変重要なことだと考えてございますけれども、それよりは私どもといたしましては、制度そのものを知っていただく、それが最も重要だというように考えてございまして、このたび2回ほど全加入者に対しまして周知をさせていただいているところでございます。なお、広報とかにつきましても10月号で周知を予定しているということでございます。以上でございます。

再質問 3番 藤川和子

ぜひいろんな機会を利用しながらやっていただきたいと思いますので、ダイレクトに加入者に配るということについては今回はできないということだと思うんですが、ぜひいろいろな場面を利用しながらお願いしたいなと思います。次に、差し押さえの分についてはわかったんですけども、これ全国でいろいろな悪い事例というか、そのことが出てきてますので、ぜひ実態に合わせた形で紋別市としてはやっていただきたいなということを要望したいと思います。あと、高齢者問題についてちょっとお伺いしたいんですけども、今回のネットワークの問題については大変町内会の協力、また老人クラブの協力も得てという話も聞いてますので、そういった面では大変スムーズにやられているのかなというふうに思っているんですが、やはりボランティアというのはどんどん増やしていかなきゃならないと私は思うんですが、その辺でこの広がりといった面では今の現状の中ではなかなか広がっていくっていうふうにはならないのかなというふうに、広がっていくというのは今二百何十人いますけども、どんどんいなくなっていくというか、補充していかなきゃなんないと思うんですけど、そういう意味で広げていく必要があるんじゃないかと思うんですが、そういった意味ではただのパイプ役、ただのといったら怒られますね、パイプ役だけを期待するということになれば、やはりボランティアとしてもやりがいという部分でどうなのかなと思うんですね。実際に今回ネットワーク事業の中で二百数十万円の予算組んでますけども、1万回訪問すれば全部それぞれの意味合い、ボランティアの皆さんの所属してる町内会に行くとは思うんですが、そのほかにボランティアの皆さんがいろいろな講習を受けたりとか、そういった予算は入っていないんじゃないかなと思うんですが、その辺についてはどうですか。

答弁 社会福祉課長 木村直人(社会福祉課長は2012年3月まで)

お答えをいたします。ボランティアさんといいますか、ネットワークの推進委員さんを増やしてはどうなのかというご質問だと思いますけども、まず推進委員さんにつきましては各地域の事情等もございます。増やせば交代要員といいますか、そういうだれかが行けないときにはその方に行ってもらうとかという、それは地域の実情に応じてやっていただいてるというのが実態でございます。また、高齢者の方も増えていかれる部分がございます。そういう部分でも推移を見ながら地域のほうにお願いをするという部分も当然必要性はあると思っております。また、支援という関係ございますけれども、地域の推進委員さんにつきましては活動の謝礼といいますか、ごくわずかでございますけれども、推進委員さんに地域2名ずつお願いをしておりますけども、2名の方に100円ずつ200円と、これの12カ月分の500人ほどの予算を組んでおります。また、団体の活動の事務経費といたしまして、2,000円ほど、年間ですけども、支出をしてございます。そのほかに災害時の図上訓練ということで、DIGの部分のもの、市の防災のほうの担当と一緒にしながら、DIGの講習会を行っておりますので、この辺も29万円ほどかかっております。そういうふうな形で支出をさせていただいてるのが現状でございます。以上でございます。

再質問 3番 藤川和子

いろいろ考えながらやってますということですので、ぜひ継続させていただきたいなとは思います。あと、やはり訪問ボランティアさんを育てていくっていう観点が必要ではないかと思いますので、ぜひそういった面では訪問ボランティアの皆さんへの講習会とか、またそういうことをしながら新たなボランティアを広げていくということが必要なんでないかと思いますので、これ提案させていただきます。あと、公営住宅については、ネットワークの中にはまっていますよということでしたんですけども、公営住宅というのは仮設住宅みたいなもので、あっちこっちから集まってきてる人の塊なんですよね。長く暮らしてる方も建て替えなんかで近所ばらばらになっている。やっぱり特別な援助が必要な方っていうことも多く住んでいらっしゃると。その辺での強化っていうことでぜひお願いしたいなと思うんですけども、その辺のことについて、ネットワークだけで足りないというふうに私は思うんですが、その辺については特別な問題点というのは公営住宅であっても同じだというふうに感じてるのかどうか、その辺のとらえ方についてちょっと聞きたいなと思うんですが。

答弁 建設部長兼広域公園推進室長兼まちづくり推進室次長 前田厚

公営住宅の関係につきましては、今60歳以上の方が大体310世帯ぐらいおります。全体の3割ということでございまして、特に単身者につきましては保証人という部分でつけておりますので、そういう協力も得ながらやっているということでご理解願います。

再質問 3番 藤川和子

わかりました。さまざまな場所から高齢者を見守っていくということは必要だと思いますので、そういったことでもよろしくお願いしたいと思います。あと、防災問題に入らせていただきます、防災についてはさまざまな場面で避難場所だとかあと危険だと思われる区域っていうのは大体お知らせしてるっていうふうに言われてるんですけども、実際に前みたいに洪水マップみたいな、ああいう形でのお知らせというか、そういうのは私見てるつもりですけども見落としてるのかもしれませんが、そういうのはお知らせしてるんでしょうか、各住宅に対して。

答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2012年3月まで)

等高線マップというものを平成19年12月に広報の折り込みで全戸に配布させていただいているところでございます。そのほかに市のホームページでも防災の部分のところで掲載してございますし、それから防災展ですとか、そういった行事があるところについてはそのマップを置いて来場者の方に配布してるというところでございます。

再質問 3番 藤川和子

19年ということはもう4年ぐらい前になりますので、新たな形で全戸に配布する必要もあるんじゃないかなと。大きくなくてもいいと思うんですが、その辺の考えはどうなんでしょうか。

答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 寺井志郎(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2012年3月まで)

確かにある程度年数もかかってございますし、先日の東日本大震災では想定外の大津波が来たということもございますので、その辺も含めて今現在津波避難計画の策定の準備をしてますけれども、それも踏まえながら新たなマップの配布に向けて検討してまいりたいと思ってます。

再質問 3番 藤川和子

防災教育についてちょっとお伺いしたいんですけども、国や道の指針が示されるということを待ちたいということだと思うんですけども、実際に地域での防災教育ということになれば紋別市の今までの災害の状況だとか、そういうことも教えれると思うんですが、その辺については考えはないのか、ちょっとお聞かせください。

答弁 学務課長 平野良朗(学務課長は2012年3月まで)

教育問題に関する部分で学校教育の中で児童生徒に教える内容だと思いますけれども、ただいま地域にかかわる部分ということで学校教育の中に取り入れられないかという中身でございますけれども、ただいま文部科学省のほうでご存じのとおり有識者会議の中でそういった安全対策についての取り組みをどうしていったらいいのかだとかの改善策、あるいは教職員に対する研修について国が責任を持って進めていくという内容で今話し合われてるというふうなことで聞いております。それを踏まえまして、紋別市としましても地域の事情に合った取り組みがどういうことができるのか、その辺を考えながら学習内容の充実に努めてまいりたいというふうに考えておりますけれども、具体的な内容についてはまだお知らせすることはちょっと今のところはできない状況でございます。以上であります。

出典:紋別市議会 平成23年第3回定例会 2011年9月13日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる