みんなの議会

幕別町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月20日

今後も多くの人が利用し笑顔と歓声で楽しく利用できるスキー場の運営について

2022年6月20日、幕別町議会の一般質問で、藤谷謹至議員が「今後も多くの人が利用し笑顔と歓声で楽しく利用できるスキー場の運営について」質問し、町長 飯田晴義、地域振興課長 谷口英将、忠類総合支所長 笹原敏文、保健課長 宇野和哉が答弁しました。

質問者
藤谷謹至 議員
答弁者
町長 飯田晴義、地域振興課長 谷口英将、忠類総合支所長 笹原敏文、保健課長 宇野和哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 藤谷謹至

通告に従いまして、質問させていただきます。1番目、スキー場の運営について町は白銀台、明野ケ丘スキー場を運営しているが、近年の温暖化で降雪時期が遅れることが多く、12 月中にオープンできない状況が続いている。2か所のスキー場は、規模は小さいものの、初心者、ファミリー、シニア、学校授業など幅広い層に利用され、地域経済、冬の観光資源としても重要な施設である。また、忠類ナウマン全道そり大会は十勝の冬の風物詩であり、来年 40 年の節目を迎える。今後も多くの人が利用し笑顔と歓声で楽しく利用できるスキー場の運営について、以下の点について伺う。①町は2か所のスキー場をどのように運営し、どのようなスキー場にしていくのか。②少ない降雪でも、ゲレンデの一部(緩斜面・そりコース)をオープンできるようにするためのコース整備は。③リフトを利用できない幼児・初心者が安全に斜面を登り、滑ることができるスノーエスカレーターの導入を。④白銀台スキー場ロッジ2階休憩所は、スキー靴を脱いで利用しなければならず、使い勝手が非常に悪い。現在使われていない屋上オープンスペースの有効利用の考えは。⑤スキー場の夏場の利用と、白銀台宿泊ロッジの改修を含めた今後の考えについて。2番目、光ファイバー網整備完了後の有効活用と自治体 DX について光回線網整備工事が本年7月に完了し、幕別町全域で光回線サービスを利用することが可能になる。コロナ禍をきっかけにデジタル環境は急激に変化し、様々なデジタル化やリモートによるコミュニケーションも一気に進んだ。しかし、高齢化等により、デジタルの恩恵を受けられないなどの情報格差(デジタル・デバイド)も問題となっている。高速情報通信網が整備された今後の活用について、以下の点について伺う。①高速インターネットを町としてどのような分野で活用し、町の振興、活性化につなげようとしているのか。②光回線サービスの電話勧誘が予想され、トラブルの多発も懸念されるが、町としての防止策は。③多くの高齢者は IT 機器を使いこなせない。年齢によるデジタル・デバイドを解消する方策は。④国では「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~」の実現に向け、住民の利便性向上や自治体の業務効率化などを目的とした、地方行政のデジタル化を推進している。この自治体 DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進する上で、早急な具体的推進計画(ロードマップ)作成が必要と考えるが、いかがか。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

藤谷議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「スキー場の運営について」であります。明野ケ丘スキー場と白銀台スキー場は、そのゲレンデの延長や形状などからファミリーゲレンデとして、主にスキーやスノーボードの初心者やファミリー層、シニア層に慣れ親しんでいただいているほか、町内の小中学生の授業やスキー学校などの活動に利用されております。また、新型コロナウイルス感染症の発生前は、国内外からのツアーにそり遊びや雪との触れ合いなどに利用されるなど、観光スポットとしても利用されているスキー場であります。近年は、積雪不足により営業開始日が遅れ、平成 24 年度から令和3年度までの直近 10 年間のうち、12 月中にオープンできた年は、明野ケ丘スキー場は平成 24 年度と 28 年度の2回、白銀台スキー場は平成 24 年度と 27 年度から 29 年度の3年間の合計4回となっております。また、毎年2月に白銀台スキー場で開催される「忠類ナウマン全道そり大会」は、ダンボール製のそりで速さとデザインのユニークさを競う独特の内容として、十勝管内外から多くの方が参加するなど十勝の冬の風物詩の一つとなっており、コロナ禍の直近2年間におきましても、地域住民の熱意とイベント内容の創意工夫により開催を継続するなど、本町になくてはならないイベントとなっております。ご質問の1点目「町は2か所のスキー場をどのように運営し、どのようなスキー場にしていくのか」についてであります。スキー場を運営するに当たりましては、リフト等の索道施設の管理について鉄道事業法に定める索道技術管理者を確保することや、安全に運転するためのリフト等の保守と定期的な更新など、設備維持に要する費用の確保のほか、冬期間における一定の降雪があることなどの自然条件を満たす必要がありますが、近年は一刻も早く滑りたいと願うスキーヤーや子どもたちのニーズに応えることが2か所とも厳しい状況にあり、特に明野ケ丘スキー場については平成 25 年度と 30 年度は雪不足のためオープンが叶いませんでした。しかしながら、明野ケ丘スキー場は、東十勝唯一のスキー場として、幕別スキー学校によるスキー教室が開校され町外からの生徒が通っているほか、白銀台スキー場は、昭和6年に南十勝唯一のスキー場として開設され、46 年にリフトが設置されてからは、町内外のスキー愛好家や小中学校のスキー授業、各種スキー大会に利用されるなど、2か所のスキー場は、そりも楽しめるファミリーゲレンデとして多くの方に親しまれてきました。また、白銀台スキー場では、忠類ナウマン全道そり大会が開催されるなど、冬の忠類地域のスポーツ・レクリエーション文化の発信地・拠点として、南十勝や日高管内の方々を中心に利用されており、忠類地域にとっては、通年観光を支える貴重な観光資源となっております。しかし、両スキー場とも現状の規模や設備をもって大規模な集客を見込むことは不可能でありますので、当面はファミリーゲレンデとして最大限活用を図りながら、リフトの大規模更新の時期を目途に余暇活動やレジャーの嗜好に沿ったスキー場の在り方を見出してまいりたいと考えております。ご質問の2点目「少ない降雪でもゲレンデの一部をオープン出来るようにするためのコース整備は」についてであります。少ない降雪に対応する手法として、少雪のゲレンデをサポートするための人工のスノーマットがありますが、これは特殊樹脂で製造されたものであり、ゲレンデに敷くことで雪が少なくても高い滑走性を発揮するものとして、道内の一部のスキー場においても活用されております。しかしながら、スノーマットの導入に要する費用は、仮に、明野ケ丘スキー場で長さ 300m、幅 30mにわたり整備した場合は約 8,500 万円、白銀台スキー場で 700m、幅 30mにわたり整備した場合は約2億円を要するなど高額であるほか、設置についても、明野ケ丘スキー場では5人で18日間ほど要するものであることから導入は難しいものと考えております。また、現在そりコースにつきましては、利用できる状況になった時点でそりコースに限定してオープンしておりますことから、引き続き状況に応じた柔軟な対応に努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目「幼児・初心者の安全面に配慮して、スノーエスカレーターの導入を」についてであります。スノーエスカレーターとは、ベルトコンベアのような段差のないエスカレーターで、ただ立っているだけでゲレンデを上ることができるものであり、屋根付きのものもあるなど、降雪時も安全に移動できる設備でありますが、角度の緩やかなところでしか利用できないため、緩斜面や初心者用ゲレンデに設置されているものがほとんどであります。こうしたことから、例えば、明野ケ丘スキー場の緩斜面にスノーエスカレーターを導入した場合、60mで約3千万円を要するなど高額であるため、現状におきましては、費用対効果の観点からもスノーエスカレーターの導入については考えておりません。ご質問の4点目「白銀台スキー場ロッジ2階休憩所の使い勝手が非常に悪い、また、屋上オープンスペースの有効利用の考えは」についてであります。白銀台スキー場ロッジ2階の休憩所は、小中学校のスキー授業や各種スキー大会などの各種団体利用の際に、スキー靴を脱いで休憩できるスペースとして利用されております。また、屋上オープンスペースにつきましては、現在のところ管理目的以外に立入ることはなく、一般の方の利用を想定していないエリアとなっております。ご質問にあります、休憩所の使い勝手や屋上オープンスペースの利用に関して、これまで意見や要望を直接お聞きしたことはありませんが、現状においてどのような問題が生じているのか、利用ニーズがあるのかなど、利用者やスキー協会などの関係団体と意見交換をさせていただきたいと考えております。ご質問の5点目「スキー場の夏場の利用と白銀台宿泊ロッジの改修を含めた今後の考えについて」であります。現在、明野ケ丘スキー場につきましては、町都市公園条例で定める明野ケ丘公園の一部として、スキーのオフシーズンはスキー場入口のゲートを解放しており、サイクリングを楽しむ方やグラススキーをする方、芝生でファミリーがピクニックを楽しむ姿が見られるなど、公園内にあるパークゴルフ場やサイクリングロード、展望タワーを備える町のシンボル「ピラ・リ」と一体となって利用されております。また、白銀台スキー場につきましては、自然に咲く野草が豊富なことから散策路としての利用や、平成 27 年度から令和元年度までは、東北海道自転車競技連盟主催のマウンテンバイクのレース会場としても利用されております。スキー場の夏場の利用につきましては、このような情報を観光物産協会のホームページや SNS を通し多くの人に認知してもらうことで、引き続き現状の利用を進めていくとともに、民間の方からはスキー場の斜面を使った音楽のイベント会場として提案されたこともあるほか、他町ではオフロード自転車のコースとして活用するなどの例もありますことから、このような可能性も含め、まずは住民会議において検討していただきたいと考えております。また、昭和 56 年に建築した宿泊ロッジ5棟は、これまでトイレの水洗化や床暖房、ユニットバスへの改修などを行ってきたところであり、現時点におきましては、具体的な改修は予定しておりませんが、過去 10 年間を見ても、年間平均 1,273 人、1棟当たり 255 人の利用となっておりますので、必要性も含め活用方法について、夏のスキー場の活用と併せ、住民会議において検討していただきたいと考えております。次に「光ファイバー網整備完了後の有効活用と自治体 DX について」であります。本町においては、令和2年度から国の補助事業である高度無線環境整備推進事業を活用し、東日本電信電話株式会社が実施主体となる民設民営方式により、町内の光回線未整備地域を対象に整備工事を進めてまいりましたが、本年7月 14 日に整備工事が完了し、7月 20 日から光回線サービスの提供が開始される予定となりました。この間、光回線未整備地域にお住まいの住民や法人等からは、500 件、607 回線の申込みがなされ、今後は、このように利用開始を待ち望まれている方々をはじめ、町内全域で光回線による高速・大容量の無線通信を活用した様々な取組が期待されるところであります。ご質問の1点目「高速インターネットをどのような分野で活用し、町の振興、活性化につなげようとしているのか」についてであります。町内全域で光回線による高速情報通信基盤が整備されることにより、現在の既整備地域と未整備地域間の通信速度等格差の是正が図られ、今後、公共施設や教育環境等における行政サービスの向上をはじめ、農業、観光など様々な分野における活用が期待されるところであります。公共施設では、本年度、ナウマン象記念館でオンライン授業やイベント開催のための Wi-Fi 環境を整備するとともに、農業研修生の学習機会の創出や生活の利便性向上を図るべく、農業担い手支援センターの宿泊棟と和室にインターネット環境を整備することとしており、今後においても施設の用途や利用状況のほか、他の自治体の先進事例などを参考に、公共施設における効果的な活用について研究してまいりたいと考えております。さらには、現在、行政情報を提供するために役場庁舎と公共施設をつないでいる光回線網は、国の補助事業を活用し平成 17 年度及び 18 年度に公設で整備したものでありますが、将来、更新の際には、今回の民設民営方式で整備しました光回線網を活用することで、更新費用及び更新後の維持管理経費の節減が図られるものと考えております。教育分野では、GIGA スクール構想において1人1台の学習用端末を配置しておりますが、光回線未整備地域内の糠内、古舞、明倫小学校並びに糠内中学校の4校においても、学校や自宅等における端末の活用について、既整備地域内の学校との格差が解消されることとなります。また、農業分野では、光回線網に Wi-Fi 環境を整備することで、GPS による自動操舵システムを搭載したトラクター等農業機械の普及のほか、衛星データを利用した可変施肥マップによる栽培管理などにおいて必要な情報が圃場など場所を問わず利用することができるようになるなど、ICT 等の先端技術を駆使したスマート農業の更なる導入促進が図られるものと期待をしているところであります。このほか、観光分野では、働き方改革の推進や新型コロナウイルス感染症の影響等により、企業や個人の働き方が大きく変化しており、在宅勤務やサテライトオフィスなど施設利用型テレワークのほか、観光地におけるワーケーションなど、様々な働き方に取り組む企業等が増える中、光回線網の整備により、農村エリアを含む町内全域において高速で安定したインターネット環境を提供することが可能となります。現在、町では、北海道経済連合会や一般社団法人日本旅行業協会などで構成する「北海道型ワーケーション推進協議会」と連携し、町の情報発信やワーケーションの誘致に向けた研究を進めているところであります。今回の町内全域における光回線網の整備は、住民生活の利便性向上はもちろん、産業分野における活用が促進されることで、生産性の向上等による産業の成長や、新たな企業立地、起業に向けた土台が整ったものと捉えており、今後は、空港への近接性や、豊かな自然環境に加え、定住対策や子育て支援策など、本町の優位性を積極的に発信することにより、関係人口の拡大につなげてまいりたいと考えております。ご質問の2点目「増加が予想される光回線サービスの電話勧誘によるトラブルの防止策は」についてであります。本町においては、町のホームページと SNS を活用し、光回線網整備工事の完了予定日についてのお知らせと併せて、光回線サービスに関する電話勧誘トラブルが増えていることや契約に当たっては十分に契約内容を確認していただくよう注意喚起を行っております。また、町消費生活センターでは、これまでも「自分の思っていた契約内容と違っていた」や「解約をしたいが連絡先がわからない」あるいは「解約を申し出ると高額な違約金を請求された」といった光回線の契約に関する相談が寄せられ、専門の相談員が問題解決に向けたアドバイスや相手先との交渉を行った事例があります。こうしたトラブルを未然に防ぐため、今後も引き続き町の広報紙やホームページ、チラシなどで啓発するとともに、トラブルが発生した場合には、速やかに町消費生活センターや国の消費者ホットライン 188(イヤヤ)に相談していただくよう周知してまいります。ご質問の3点目「IT 機器を使いこなせない高齢者へのデジタル・デバイドを解消する方策は」についてであります。国が国家戦略等を掲げてデジタル化に取り組んだことにより、光ファイバー等ブロードバンドの整備は大きく進展し、本町においても、本年7月の光回線の整備工事の完了により、情報インフラの高速化が実現し、町内全域で光回線サービスの利用が可能となる一方で、高齢者世代の方が、デジタル情報の恩恵を受けることができない、いわゆるデジタル・デバイドの問題も社会問題として取り上げられております。2020 年に内閣府が行った「情報通信機器の利活用に関する世論調査」によりますと、スマートフォン等の利用状況において、70 歳以上の方の約半数が「利用していない」と回答しており、その理由は「自分の生活には必要ないと思っている」が 52.3%、「どのように使えば良いか分からない」が 42.4%、「必要があれば家族に任せればよいと思っている」が 39.7%の順に多く、情報通信機器が実際の日常生活に必要不可欠なものとはなっていないことが伺えます。多くの高齢者は、生命や財産に係る必要不可欠な情報は、身近なテレビやラジオのほか、防災行政無線や広報紙により得ているものと考えられますが、自ら積極的に情報を得ようとする方や、趣味や教養を拡げる目的で、IT 機器の活用を始める方も増えてくると考えられます。この調査結果から、本町においてもスマートフォンなど情報通信機器が日常的に不可欠なものと考えていない高齢者世代が一定数いると考えれますことから、こうした方々に対しましては、引き続き、必要不可欠な情報が行き届くよう、防災無線や広報紙等を活用し周知しなければならないものと考えております。一方で、どのように使えばよいか分からないという高齢者も少なからずいると考えられますので、今後、ニーズに応じて対応してまいりたいと考えております。ご質問の4点目「自治体 DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進する上で、早急な具体的推進計画(ロードマップ)作成が必要と考えるが、いかがか」についてであります。令和2年 12 月に総務省が策定した「自治体 DX 推進計画」には、自治体が取り組むべき重点取組事項として、「自治体の行政手続のオンライン化」「自治体の情報システムの標準化・共通化」「マイナンバーカードの普及促進」「自治体の AI・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の利用促進」「テレワークの推進」「セキュリティ対策の徹底」の6項目が掲げられており、令和3年7月には、自治体 DX 推進手順書が示されたことから、現在、この手順書を参考に取組を進めているところであります。この重点取組事項のうち、目標時期が設定されている「自治体の行政手続のオンライン化」については、令和4年度末までに、全自治体で児童手当に係る認定請求や現況届など、子育て関係の手続をマイナンバーカ-ドを用いてオンライン手続が可能となるよう、情報基盤の整備が求められていることから、本町においても、本年度中に自庁システムの改修を行うこととしております。また、「自治体の情報システムの標準化・共通化」については、令和7年度末が目標時期とされており、自治体の基幹業務である戸籍や国民健康保険に関する事務などの 17 事務について、国が定める標準仕様に準拠したシステムへ移行することが求められております。現在、国から示されている標準仕様は、住民基本台帳に関する事務や介護保険に関する事務など6事務であり、このうち住民基本台帳に関する事務を先行し、現行の自庁システムと標準仕様との差異等を確認しているところであり、今後においても、残りの 11 事務に係る標準仕様が示され次第、順次同様の確認作業を進めてまいります。今後、この確認作業を経て、国が定める標準仕様に準拠したシステムへの移行に向けた具体的な検討開始から運用に至るまでには相当の期間を要すると捉えており、また、AI などのデジタル技術による業務効率化の検討などを併せて行う必要があるため、早期に全庁的かつ組織横断的な推進体制を構築し、計画的に進めていかなければならないと考えております。このため、本町におきましては、本年度、北海道が専門的知識を有するアドバイザーを確保し、情報システムの標準化・共通化や自治体 DX の推進などについて、市町村の取組が円滑に進められるよう助言や支援を行う「地域デジタル化促進支援事業」による支援対象市町村として決定を受けております。国からは、個別の DX の取組を進めるに当たって、先行自治体の事例として、基本方針や取組内容、スケジュール、推進体制などを盛り込んだ DX 推進計画を策定した上で進めることも手法の一つとして紹介されておりますが、本町といたしましては、国から示された手順書やガイドラインを参考にすることで、円滑に作業が進められるものと考えておりますことから、具体的推進計画の作成は予定しておりません。しかしながら、特に「自治体の情報システムの標準化・共通化」は、令和7年度末が目標年度とされ、先ほど申し上げました 17 事務に係るシステムの標準化に向けた比較分析作業などの工程表を喫緊に作成しなければならないと考えており、推進体制も含め、今後、北海道からの指導・助言をいただきながら、取組を進めてまいります。以上で、藤谷議員のご質問への答弁とさせていただきます。(16:30 芳滝議員退席)

再質問 4番 藤谷謹至

それでは、再質問をさせていただきます。最初に、スキー場の関係ですけれども、なかなかいい答弁がいただけなかったので、ちょっと再質問、難しいのですけれども。町長の答弁にもありましたように、2つのスキー場はもう歴史的に古いと。そして、明野ケ丘スキー場においては、役場 OB の方々も積極的に参加されて、スキー協会、スキー学校を立ち上げて、近隣町村の子どもたちのスキー振興に当たっているところでありますし、白銀台スキー場も小さいながら南十勝唯一の歴史あるスキー場として、現在に至っているところであります。忠類村史をまた見て、歴史的に忠類の白銀台スキー場はいつオープンしたのかということが書いてありましたので、読んでみましたら、一説には昭和8年となっているのです。しかし、元帯広市長の随筆集の「味なき味」というところの文の一文に「スキー大会」というところの記述がありまして、白銀台で昭和5年に十勝のスキー大会が北海タイムズの主催で開かれたと、これが第一回であるというふうに記憶していると記載されておりました。面白いのは、その会場に、日高山脈をスキーで荒らしていた、その当時の山スキーの北大の猛者だった坂本直行氏がその大会に来られているという歴史の記述を見まして、ああ、そういう歴史あるのだと改めて白銀台スキー場の歴史を感じたところであります。ですから、オープンというのは、総合すると、昭和5年には整備されていないスキー場だったのですけれども、昭和8年に整備されてスキー大会等が開かれるようになったという歴史でありました。町の第6期総合計画の中には「特色ある産業で住まいる」ということで「地域性あふれる観光の発信」、その中で、現状と課題の中でスキー場がありまして、パークゴルフをはじめ、ナウマン象記念館、キャンプ場、宿泊温泉施設、スキー場など、一年を通じて楽しめる観光資源があり、美しい自然環境のもと、ゆったりとした時間を過ごすことができると。観光交流の面で、潜在的な可能性を秘めていると。その施策の方向性としては、「スキー場を活用した冬のアウトドア観光資源を目指す」というふうになってございます。今回「地方公営企業の抜本的な改革の取組状況」というところがありまして、「幕別町観光施設の事業経営戦略」というものが令和3年の3月に策定されて、計画期間が令和2年度から令和 11 年度というところで計画が載ってございました。これは、形式的な計画かも分からないのですけれども、「現在の経営状況」というところで、白銀台スキー場は、近年の降雪不足による営業期間が短いと。ほぼ全期間稼働した平成 29 年度を除いて低く推移している。これは、町長答弁にあったとおりでございます。「計画やその執行予算の状況を見ながら、適宜、整備改革の見直しや更新を行い、効率的な設置更新に努力するとともに、夏季期間の有効期間及び近隣宿泊施設や飲食店などのスタンプラリー等、推進事業の強化により集客あるいは売上げを目指す」と。収支計画のうち「財源についての説明」の中で「関係団体及び飲食店の町内事業者と連携した誘客促進を行い、利用量の増進を図る」。もう一つ、要するに、観光施設、近隣の飲食店関係と連携を図って誘客を進めるという方向性なのですけれども、今回、いろんな誘客を図る対策があって「得々プラン」というものをスキー場でやっていまして、これは、忠類地域魅力発信事業で行っているわけなのですけれども、その中の実行委員会組織で、イベント部会、食の充実部会、花と環境部会というふうにあるのです。食の充実部会では「食べて滑って得々プラン」、リフト券の半額割引、スタンプラリーということで、飲食店の誘客、地域経済に貢献するということで行ってございますけれども、今回、その予算が140 万円に減らされたと。その中で、このイベント「食べて滑って得々プラン」というのがなくなったということなのですけれども、今回、コロナ禍で経済の影響に、特に飲食店に与える影響が大きい中で、このタイミングでの事業の打ち切りというのはどういう経緯だったのか。その辺をお伺いしたいと思います。

答弁 地域振興課長 谷口英将(地域振興課長は2024年12月まで)

「得々プラン」は、平成 28 年度から実施をしているものでありまして、忠類のスキー場、3時間券、5時間券の販売が一番多いものでございます。地域の飲食店で飲食していただいた場合、その利用券を半額で助成しますよというものであります。今回、予算がゼロということなのですけれども、一定程度、誘客に効果があったということと、また、制度の中身が減免が主になっている制度なものですので、この1年間、その事業の在り方について様々な関係機関と意見を聞きながら、次年度に向けて方向は見いだしていこうということで、今回については、予算がとりあえずゼロという形になっているものであります。

再質問 4番 藤谷謹至

実行委員会形式でやっているもので、いろいろ手弁当で協力されている実行委員会でありますから、予算がゼロベースというのは、ちょっと、なぜだろうという。その経緯を聞いていない状況でその報告があったようなので、その辺もう少し説明があったほうがよかったのかなと、ちょっと乱暴なのかなという気がしております。それにしても、地域経済の振興ということでは、それは必要なことだと思うので、続けていってほしいのですけれども、先ほど言った、観光施設の事業計画戦略の中にも、そういうふうにスタンプラリーという形で載せてある以上、これは続けていくべきだと考えるのですけれども、いかがですか。

答弁 忠類総合支所長 笹原敏文(忠類総合支所長は2022年6月まで)

先ほど課長からの説明もありましたように、当初は、28 年スタートした時点では、ご当地メニューですとかB級グルメ、そうしたものの開発といいますか、そういうふうなものができないのかというような、そういう当初のスタートであったように聞いております。その後、今おっしゃいました、スタンプラリーの事業に変化していったということなのですけれども、近年度では、商工会ですとかでも、同じようなスタンプラリーを行っているという、類似事業が取り組まれているような状況もあるというのと、この事業費の中とは別の外側で、町の減免制度を用いて行っていたという状況にありまして、本来ですと、減免部分もその事業費の中で賄うですとかという、そういうような制度であればふさわしかったのかなというふうに思っているのですけれども、そのような経過もありまして、いま一度、事業の中身を考えてみようという一年にしたいというふうに考えています。これまで、実行委員会、既に4月に開催した後、ご協力をいただいていた飲食店の方々にも、再度、状況の説明ですとか、今後に向けた取組についての協力依頼ですとかというのをお話しさせていただいておりまして、今年度、どういった形で実施できるのかを現在検討している最中でございます。

再質問 4番 藤谷謹至

ぜひ検討していただきたいと思います。次に、2番目の「少ない降雪でもゲレンデの一部をオープンできるようにするためのコース整備」なのですけれども、自分の考えていたのは、こんな予算のかかることではなくて、そり大会のコースをやっているところの、あそこは水はけが悪いものですから、何とか少ない雪が降った状況で、そりコースのオープンができないものかと。スノーマット、道内には2億円ぐらいかけてやっているところはあるのですけれども、そこまでの施設は要らないのかなと思っておりました。雪が降ってもオープンできないというのは、リフトが上まで行って、下まで雪がつながっていないから下りてこられないのであって、下が緩斜面に雪がある状態のある年もあったのですよね。実際的に、子どもたちとか、小さい子どもを連れて来られた親御さんたちが、そりを持って滑りに来ている状況もありますし。さらには、緩斜面、自分でスキーを履いて滑っている方もいらっしゃいます。スキー場がリフト稼働によってオープンするという考えではなくて、スキー場の一部だけでもオープンできれば、人が来るのではないかという考えなのですけれども。ホームページを見てみますと、明野ケ丘スキー場の令和4年度なのですけれども、スキー場がオープンしていないのですけれども、そりコースはオープンしていますと。白銀台スキー場は、そりコースのオープンというのは一切出ていなかったのですよね。ですから、白銀台スキー場もそりコースをオープンしていますよというぐらいの整備ができたらいいなと思っているのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

どういう基準になったらオープンするとかという具体的なものはありませんけれども、少なくとも、ある程度、そりが滑れるような降雪があり、雪を少し集めてでもオープンできるのであれば、そこは柔軟な対応が必要なのかなというふうに思います。

再質問 4番 藤谷謹至

私もそう思うのですよね。特に、明野も白銀台もそうなのですけれども、ある程度降雪があっても、風で飛ばされてなくなると。平成 26 年に藤原議員が質問して「防風対策、柵」ということの要望あったのですけれども、検討するという形で答弁あったのですけれども、それ以下進んでいないと。そのオープンの基準が、雪があって、スキー場が全部オープンして、リフトが動くようになったらオープンの考え方ではなくて、一部でも滑れたらオープンしますということで考えていただきたいと思うのですけれども、それと関連して、次の3番目の「スノーエスカレーター」なのです。その緩斜面をスノーエスカレーターを設置して行うと。設置費用が、60 メートルで3千万円ですか。私が調べたところでは、40 メートルで 1,600 万円という、何メートルからでもできるというところもあったのですけれども。先ほど、議場から議場まで歩いてみたのです。そしたら、20 歩ぐらいなのです。ここ、20 歩で、大人の歩数で大体一歩数が 70 センチから 80 センチとして、14 メートルか 15 メートル。これ間違っていたら、すみませんけれども。十分に、これぐらいあっても、スノーエスカレーター設置、いいのではないなと思うのですけれども、その可能性についてお聞きしたい。

答弁 町長 飯田晴義

これ、根本の問題として、やはり雪があってスキー場をオープンするのが当たり前であって、根本はやはり雪が降ること、雪が足りないのだったら、人工降雪機で雪を入れるということが私は基本だと思うのです。どうも、そこだけ、エスカレーターを布設して利用できるというのは、ちょっと本筋からずれているのかなという気がしてしょうがないわけですね。それだったら、そこだけでもオープンしてずっとやりましょうかみたいな、それでいいのですかみたいなことにもなりかねないわけで、やっぱり、スキー場はきちっと、忠類であれば、リフト下りてから 800 メートルぐらい滑れるわけで、そこがまずオープンする。でも、全部オープンするまで雪が降らないので、少し集めてでも初心者コースのほうをオープンさせるとか、そういう柔軟な対応をしてやっていくことが必要であって、そこにあえてスノーエスカレーターを設置するとか、マットを置くというのは、これ、通年で例えば利用できるような形で、非常に多くの方に利用されるのであればいいのですけれども、なかなかちょっと根本的な問題からずれているような感じがしておりまして、基本はやっぱり、雪が降る、あるいは雪が少ないのであれば、降雪機でまくという、そういう中でオープンをなるべく早くさせていくというとになるのかなというふうに思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

私もそう思うのです。それで、28 年に一般質問で人工降雪機というのも要望しました。2億3千万円。そのほかに、水の施設が要ると。それ含めましたら、相当な金額になって、費用対効果で無理だと。本当はそれがいいのですけれども、小さいスキー場では、例えば、大きいリゾート地や何かのスキー場では、コースがいっぱいあるから、全面オープンという格好でなくてもいいわけですね。一部、第二リフト、第五リフト、オープンとか。そういうとこがざらにあるわけですから。だけれども、白銀台、明野だったら、もうリフト1本しかないと。それでどうやって誘客するかとなったら、初心者あるいは基礎スキー、緩斜面の基礎スキーもあるのですけれども、そういうことで誘客すると。スキー場関係者といろいろ話して、自分も関係しているのですけれども、どうやったら人を呼べるかということを常に考えているわけなのですよね。今回、食堂の事業者も変わりました。食堂事業者は、今年は 12 月 20 日から営業します。スキー場オープンしていないのに営業しても、これは利用はないのですけれども、できるだけオープン、先ほどから言っているように、一部の緩斜面を利用することによってお客さんが来るわけですから、私はこの誘客というのは、リフトを利用する方だけがスキー場の利用者ではなくて、スキー場に来られる方、この方も含めたリフト利用者を増やすことが必要だと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

本当に忠類の方々は、連携しながら何とか地域振興のためにということで、そういう思いを持ってやっていただいていること、これもう十分私は分かっているわけで。スキー場に関してもそうですし。例えば、国道縁の花壇「花いっぱい運動」なんかについても、もちろんそうですし。アルコを応援する会もありますし、本当に地域のために一生懸命やっているというのは、重々分かっておりますけれども。難しいのは、今の状況を考えたときに、スキー・スノーボード人口というのは、ピークのときに 1,800 万人いたのが、もう 430 万人ぐらいしかいなくなっているのですね。これ、一つの時代の流れですので、そこで無理に人を呼ぶということをどこまでやれるか、やり切れるかということも、実は冷静になって考えなければならないわけでして、そういう住民のレジャーに対する思考というのは、随分様変わりをしてきていますので、そこを十分踏まえた中で、できる範囲のことをやっていくということがやはり基本になるのかなというふうに思います。ですから、一生懸命やっていることは分かりますし、なるべくならば叶えてあげたいという気持ちは持っていますけれども、ではそれは無制限に何でもかんでもできるかということではありませんので、そこは十分、どういう形がいいのかということは、後の質問でも住民会議のお話をさせてもらいましたけれども、住民会議もそうですし、一生懸命やっているのは公区長の連絡協議会もそうですし、それと、任意の手づくりのまちの方々もそうですので、そういった方々のお話を聞きながら、どういう形がいいのかということを一つの方向性を出していきたいなというふうに思います。

再質問 4番 藤谷謹至

スキー場の話だけで終わってしまいそうなので、ぜひスキー場に関しては、小さい施設ですけれども、有効利用できるように、さらには、利用客が増えるようにいろいろ対策を講じていただきたいと思います。それでは、インターネット回線のほうに移らせてもらいますけれども、この中で特に、今回、4月、インターネット回線、光回線の開通予定だったのが、7月 20 日からということで、3か月落ちということで、全町これで開通になると。今まで不自由していた方々にとっては、本当に朗報なことだと思っております。その中で、いろいろ利用される、観光、農業、あと教育 GIGA については、GIGA スクール構想ということで、通じていなかった古舞、明倫、糠内の学校が開通すると。本当にいいことだと思っております。この分野の中で、一つ質問したいのは、高齢者の福祉に対する利用なのですけれども、孤立しがちな高齢者の見守りや相談の支援にこういう ICT を活用することも検討するべきではないかと考えるのですけれども、その点を一点お願いします。

答弁 町長 飯田晴義

想定外でありまして、どういう形で使えばいいのか具体的に思いつかないのですよね。つまり、個々の高齢者宅に機械器具というか、パソコンであったり、スマホであったりがあって初めてうまく回るわけでありますので、それを、高齢者がなかなか機械を、パソコンをいじれない中で、どうやってスムーズにそれを使っていくのかなというのは、ちょっと私は想像できなかったものですから、もし具体的な例があれば、お話しいただければありがたいと思いますけれども。

再質問 4番 藤谷謹至

私も具体的な例は想定していないのですけれども、高齢者に関することは、これ必要なのではないかと。例えば、認知に関する方で、靴に GPS を取り付けて、調べると。そういうこともあります。分野が、教育分野、農業分野、観光分野だけでしたので、その可能性についてどんな考えがあるか聞いたわけでありますけれども、これもいろいろ研究されてやっていただきたいと思います。次に、関連するのですけれども、デジタル・デバイド、高齢者の IT 機器を使えないという問題ですけれども、これは、かなり前からある要望なのです。答弁でも「ほとんど利用していない」、あとは「デバイスに興味がない」とか、あと「デバイスの使い方が分からない」と、そういう方々が多いということなのですけれども、このデジタル・デバイドに関して、町では今までどのような対策を取っていたのか。例えば、デジタル・デバイスの利便性を知ってもらう講習会とか、そういうことは今まで行っていたのかどうか、その辺をお伺いします。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

基本的に、町の主催等による、例えば高齢者のスマホ教室ですとか、そういったものは行っておりませんけれども、携帯のキャリアさんですとか、例えば、社会福祉協議会、それから、高齢者に対する生涯学習講座等で、スマートフォンの講習会・講座などは適宜行われていると思いますので、そういったものを活用していただいて、必要な情報を得ていただきたいと考えております。

再質問 4番 藤谷謹至

デジタル・デバイドに関しまして、デジタル推進委員という企画があるそうなのですけれども、町でデジタル推進委員を活用するという考えはあるかどうかをお聞きします。

答弁 町長 飯田晴義

今のところは考えておりません。高齢者のデジタル・デバイドというのは、非常に厄介だというか、意識のある方は、興味を持って講習会なり何なりに足を運んで、知識を吸収し、これ使えるなと思って実際に運用していくと。ところが、アンケートにあるように、全く自分の生活には無関係で、別になくても困らないし、死ぬわけではないしという人は、幾らたっても使わないと思うのです。ですから、何か自分が生活する上で、これは有効に使えるよというものがあれば、そこはそういう講習の機会を通して、少し習いながら取り入れてみようというふうになってきますので、そこを必要ない人に無理くりあなた使いなさい、便利なものだよということはできないものですから、そこはやはり、これだけ便利なことがありますよという情報の提供はしっかりやらなければならないなというふうに思います。

再質問 4番 藤谷謹至

高齢者に興味を持ってもらうことが一番大切だと思いまして、GIGA スクール構想はあるのだから、小学生に高齢者に教えるとか、そういうことも考えられるのではないかと思うのですけれども、時間がなくなりまして、これで終わらせていただきます。

出典:幕別町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月20日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる