幕別町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日
改訂された幕別町洪水ハザードマップについて
2024年9月11日、幕別町議会の一般質問で、藤谷謹至議員が「改訂された幕別町洪水ハザードマップについて」質問し、町長 飯田晴義、経済建設課長 吉仲有希、防災環境課長 半田健が答弁しました。
- 質問者
- 藤谷謹至 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、経済建設課長 吉仲有希、防災環境課長 半田健
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 藤谷謹至
1、改訂された幕別町洪水ハザードマップについて。幕別町は令和5年8月にハザードマップおよび防災のしおりを改訂し、町内全戸に配布した。今回の改訂は北海道が浸水想定区域を指定した町内 19 河川と、幕別町が洪水氾濫危険区域図を作成した忠類地域4河川を合計した 23 本の中小河川について、洪水浸水想定区域を新たに表示するとともに、南勢近隣センターや忠類コミュニティセンターなど計8施設を洪水時の指定避難所として追加したものである。洪水氾濫危険区域図は、想定し得る最大規模の雨が降ったとしたら、どのくらい氾濫するのかをシミュレーション計算で表したものであるが、改訂により洪水ハザードマップに追加された忠類地域の洪水氾濫危険区域図について、以下の点を伺う。(1)下チュウルイ川の改修工事の内容と計画および当該工事により忠類市街地の洪水被害防止にどのような効果があるのか。(2)洪水ハザードマップの中にある忠類コミュニティセンター、忠類小・中学校および福祉避難所としてのふれあいセンター福寿は、50 センチ未満の浸水エリアに入っているが問題はないのか。(3)浸水エリアに入っている要配慮者利用施設は、避難確保計画を策定する必要があると思われるが、策定状況はどのようになっているのか。2、忠類育苗センター廃止後の施設・土地の有効利用の考えは。忠類育苗センターの前身となる忠類苗畑事業所は、昭和 23 年に池田林務署忠類駐在所が忠類市街に近い国有防風林を借り受けて開設されたのが始まりで、苗圃を拡大しながらカラマツ、トドマツ、アカエゾマツなどの育苗をしてきた。昭和 38 年から 47 年にかけては、敷地内に気象観測所を設け十勝の風土に適した苗木の育成に努め、紆余曲折しながら、平成 13 年に当時の忠類村が北海道から事業を引き継ぎ、24 年度までは黒字経営であった。しかし、台風や大雪などの自然災害に加え、アカエゾマツ・トドマツの出荷割合の変更により、特に管理が難しいトドマツの育成に苦慮し、出荷本数の確保が厳しく赤字額の増加などの影響から、苗木の出荷は令和6年度までとして事業廃止を決定したが、以下の点を伺う。(1)忠類育苗センター廃止後の施設および土地を忠類地域の活性化のために有効利用する考えは。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
藤谷議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「改訂された幕別町洪水ハザードマップについて」であります。洪水ハザードマップは、大雨による自然災害の被害を予測し、その被害の範囲を地図化したもので、災害時の避難行動や防災訓練、さらには土地利用の検討など幅広い活用がされております。平成 27 年に水防法が改正され、洪水や津波のみならず、内水、高潮についても想定し得る最大規模の水害に対応した浸水想定に基づき、これに応じた避難方法等を住民等に適切に周知するため、市町村において水害ハザードマップの作成・改訂を行うこととされました。また、令和3年7月の改正においては、これまで洪水浸水想定区域指定対象とされていなかった中小河川においても、水害リスク情報の空白地帯の解消を目的に、指定対象が拡大されたことから、令和5年8月に幕別町洪水ハザードマップの改訂を行ったところであります。ご質問の1点目、「下チュウルイ川の改修工事の内容と計画および当該工事により忠類市街地の洪水被害防止にどのような効果があるのか」についてであります。下チュウルイ川は、忠類白銀町、忠類錦町、忠類本町の忠類市街地中心部を流れ、上チュウルイ川へと合流する河川で、国営事業の忠類第一地区直轄明渠排水事業として、昭和 26 年から 27 年の2年間で土水路として整備し、その後、41 年から 54 年までの 14 年間で道費補助を活用した河川改修事業により、護岸を積ブロックで整備した河川であります。護岸積ブロックは整備から約 50 年経過しており、老朽化により傾倒や欠損箇所も多く、河川としての機能が低下しており、防災上の危険度も高いことから、農業水路等長寿命化・防災減災事業を活用し、令和4年度に機能保全計画の策定、5年度に機能保全計画に基づく実施設計、6年度から下チュウルイ川を忠類第一幹線明渠排水路として、再整備することといたしました。整備工事は、特に経年劣化の著しい忠類北 11 線の錦橋付近からアルコ 236 付近までの 928 メートルを工事区間として、国と道の補助を活用し、令和6年度から3年間で団体営忠類第一幹線明渠排水路整備事業として整備を行うものであります。工事内容としては、既存の積ブロックと底板コンクリートを全て撤去し、新たに水路幅 3.0 メートル、深さ 1.6 メートルの排水路をブロック整備するもので、本年度は、下流の錦橋付近から上流へ122.36 メートルを施工する予定であります。現状の下チュウルイ川は、老朽化した積ブロックの欠損箇所から土砂が流入して、水路底板に堆積している箇所や積ブロックの民地側に陥没などが見られますことから、再整備することで民地の浸食、建築物の破損等の被害を防止するほか、増水時に破損箇所から流入する土砂等が流れを阻害する恐れがなくなり、河川としての機能を回復するとともに、被害の発生を未然に防ぐことができるものと考えております。ご質問の2点目、「洪水ハザードマップの中にある忠類コミュニティセンター、忠類小・中学校および福祉避難所としてのふれあいセンター福寿は、50 センチ未満の浸水エリアに入っているが問題はないのか」についてであります。洪水時の指定避難所の選定に当たっては、対象の施設が洪水時に浸水しない、または 50 センチメートル未満の浸水であって、床上浸水に至らない場合において、避難所として指定するよう検討を行ったところであります。忠類コミュニティセンター、忠類小学校、忠類中学校およびふれあいセンター福寿の4施設については、いずれも 50 センチメートル未満の浸水エリアに立地しておりますが、地盤高と施設の床面の高さを実測し、全ての施設で床上まで浸水しないことを確認したところであります。これに伴い、新たに洪水による浸水想定区域と示された忠類地区の 10 町内会を洪水時の避難対象とし、忠類コミュニティセンター、忠類小学校、忠類中学校を各町内会の避難所として指定したところであります。なお、避難行動の遅れにより施設周辺が浸水し、避難行動に危険を生じることが考えられるため、避難指示の発令に当たっては、気象情報や河川の水位状況を注視し、早めの避難を呼びかけてまいります。ご質問の3点目、「浸水エリアに入っている要配慮者利用施設は、避難確保計画を策定する必要があると思われるが、策定状況はどのようになっているのか」についてであります。平成 29 年に、水防法と土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律、いわゆる土砂災害防止法が改正され、市町村地域防災計画に定められた要配慮者利用施設の所有者または管理者は、当該要配慮者利用施設の利用者の洪水時等の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために、必要な訓練、その他の措置に関する避難確保計画を策定しなければならないとされております。本町の地域防災計画には、洪水により浸水が想定される区域内に、社会福祉施設、学校、医療施設等の要配慮者利用施設として 60 施設が定められ、このうち避難確保計画を策定している施設は、9月1日現在で 41 施設であります。未策定の 19 施設につきましては、令和5年のハザードマップ改訂に伴い対象となった 11 施設のほか、新規に事業を開始した等の理由で新たに地域防災計画に定められた8施設であり、現在計画の策定に向けて取り組んでいただいているところであります。町といたしましては、避難確保計画が円滑に策定できるよう、引き続き出前講座や個別の訪問などにより計画の策定および避難訓練支援に努めてまいります。次に、「忠類育苗センター廃止後の施設・土地の有効利用の考えは」についてであります。忠類育苗センターは、地域振興と雇用の確保を目的に、平成 12 年度に道から旧忠類村が土地、建物、苗木等を購入し、毎年の苗木生産数量を 35 万本と定めて、13 年度からトドマツ、アカエゾマツの生産、出荷を行ってまいりました。しかしながら、道有林における需要の減少により出荷量が平成 24 年度から 30 万本を下回り、加えて気候変動に伴う大雨や強風、霜害といった自然災害等の影響による生育不良もあり、27 年度から 30年度は、出荷量が 11 万本から 12 万本へと減少する厳しい状況になりましたことから、30 年度をもって播種作業を中止し、既存苗木の管理作業に切り替え、令和6年度の出荷をもって廃止することといたしました。ご質問の「忠類育苗センター廃止後の施設および土地を忠類地域の活性化のために有効利用する考えは」についてであります。忠類育苗センターが利用している土地は、帯広・広尾自動車道の東西にまたがり9筆あり、農地が8筆、面積 26 万 9,495 平方メートル、宅地が1筆、面積 5,742 平方メートルの合計 27 万 5,237 平方メートル、施設は、事務所、倉庫、車庫など 18 棟、そのほかトラクターやトラック、耕運機をはじめとする農機具を保有しております。現在、帯広・広尾自動車道より西側の有休圃場6筆、10 万 5,842 平方メートルは、令和2年3月から農地利用調整により、地域の農業者に賃貸しているところであり、自動車道東側の事務所が所在する宅地とその周辺農地の計2筆を含めて、引き続き農地としての活用を目的に、倉庫などの施設とともに賃貸や売却する方向で考えております。一方、236 号に面した農地1筆5万 4,340 平方メートルは、忠類インターチェンジや忠類市街地に隣接した立地条件のよい土地でありますが、有効活用を目的とした土地の転用は、農業振興地域の整備に関する法律および農地法の制約が多いことから、当面は農地として農業者に賃貸しつつ、忠類地域の活性化に結びつくような活用方法を見いだしてまいりたいと考えております。以上で、藤谷議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 13番 藤谷謹至
改訂されて、初めて忠類地区の市街地を流れる下チュウルイ川が、想定し得る最大限の雨量が降った場合に、氾濫するという地図がもう一目瞭然で分かるようになったわけであります。その周辺に、黄色と水色でこういうふうに示されているわけですが、その中に避難所等があるものですから、やはり地域住民の方も不安に思っている方が多いかと考えるところであります。また、今回の議案の定例会初日で、議案第 77 号、下チュウルイ川の工事で詳しく説明がされたわけで、工事内容をそのとき詳しく知ったわけであります。令和6年で今回の議案が可決されて、令和8年度まで工事が行われると。全長が 928 メートルということで、その詳細が分かったところであります。下チュウルイ川は、昔、私が幼少のときは、共栄牧場の下辺りはすごく自然が豊富で、ヤツメウナギがいたのですよね。カジカや何かもいっぱいいまして、川には藻が生えて、すごくきれいなところでありました。そういう風景は、どこにでも昔はあったと思います。ただ、防災上、護岸工事をしっかり整備しないとならないということで、そういうふうな整備がされてきたところではございますけれども、その整備ももう 50 年たったと。やはり土砂等が流れていて、ふだんは下チュウルイ川はもうほとんど水がない状態です。ただ、水が多少、雨が降って流れて土砂が入ると、やはり雑草等が生えます。やはり床ざらいをしなければならないと。下チュウルイ川の床ざらいは、毎年定期的に多分行っている。これは洪水防止のために必要なことだと思っております。まず、答弁の中で、令和4年度に下チュウルイ川の機能保全計画を作成したという話でございました。そして、ハザードマップが示されたのは、令和5年の8月でございます。河川改修の機能保全計画の令和4年次には、水害防止の観点で整備するということはなかったのかなということは分かるのですが、今回改訂されたハザードマップで、この浸水エリアが示されたときに、工事内容の見直し等は考えなかったのか、その辺をお尋ねします。
答弁 経済建設課長 吉仲有希
ハザードマップが改訂されたときに、第一幹線明渠排水路の拡張は考えられなかったのかというご質問だと思いますが、現在の積ブロック施工後から今日に至るまで、第一幹線明渠排水路、いわゆる下チュウルイ川において氾濫した事例がなく、流下能力自体には不足がないこと、加えまして積ブロック区間は主に住宅地でありまして、敷地幅が非常に狭く、現在の排水路断面を拡幅することができないことから、現状の断面幅で再整備をすることといたしました。
質問 13番 藤谷謹至
氾濫した経緯がなかったということでございますけれども、たしか平成 10 年ですね、1998 年に南十勝を中心に豪雨が発生しまして、そのとき私、消防団だったのですけれども、まずその下チュウルイ川がもうあふれていると。その前に、国道の 236 号線にも下チュウルイ川、今回、錦橋からやるという、同じ錦橋というものが、名称があるのですけれども、そこが冠水しまして、道路まで冠水したという経緯があります。そのとき、忠類小学校のグラウンドは満水ですね。満水の状況から生花大樹線に水が流れまして、民家で一部床下浸水もあったと思うのですけれども、土のうを積んだという記憶があります。その豪雨は相当な雨で、降り始めから総雨量が、広尾で 350 ミリ、大樹で 315 ミリです。このとき歴舟川も相当な被害を受けたわけなのですけれども、広尾の 24 時間総雨量として 350 ミリというのは、その当時はもう最高でございます。あそこは、やっぱり忠類の下チュウルイ川の川幅が、町有地がやっぱり先ほど課長が言ったようにないので、あの幅しかできないというのが分かるところでございますけれども、氾濫しないというのは、やはりこれは想像し得る最大のというのは、やっぱり氾濫するのではないかと思っております。それは置いておきまして、今回 928 メートル、傷んでいる、特に経年劣化の著しい忠類北 11 線からアルコまでということですけれども、その下、上チュウルイ川まで合流する区間も、相当劣化しているわけです。護岸ブロックを積んでいない盛り土の部分もあるのですけれども、今回、工事以外の下チュウルイ川工事未区間から、上チュウルイ川までの区間の整備の考え方についてお聞きしたいと思います。
答弁 経済建設課長 吉仲有希
忠類第一幹線明渠排水路、下チュウルイ川、こちら全延長が 2,768 メートルになります。今回、再整備する積ブロックがおよそ 928 メートルで、その下の部分ということですが、工法としては連結ブロックですとか、柵工といいまして、丸太ぐいで護岸の保護ですとか、土留めをしている区間があります。こちらは令和4年度に、この明渠の機能保全計画を策定した際の各区間における診断結果というのが、積ブロック区間については工事によって早急に対策が必要な状態でありまして、その下の部分の連結ブロックですとか柵工の区間につきましては、劣化の進行を遅らせる補強工事などが望ましいという結果でありました。今回、最も劣化の進んでいる積ブロック区間は、住宅等が張りついておりまして、積ブロック崩壊による被害が極めて大きいと判断して、今回、再整備を実施することといたしました。現時点での残りの積ブロック区間ですとか、その下の部分の区間については、整備の計画はありませんけれども、令和4年度に策定した保全計画に基づきまして、これまで同様に堆積する土砂や雑草など、流れを阻害しないように、適宜除去を行うなどの対策を実施しまして、維持管理を継続してまいりたいと思いますが、今後ブロック等の劣化が進んだり、工事により対策が必要となった場合には、早急に整備工事を計画してまいりたいと考えております。以上です。
質問 13番 藤谷謹至
分かりました。ぜひお願いしたいと思います。今回、下チュウルイ川が整備することになったわけですけれども、それで毎年行われていた床ざらいというのは、これ必要なくなってくると思うのです。最近、上チュウルイ川をよく見ているのですけれども、やはり国道から下ですね。当縁川まで向かう区間では、やはり雑草の生え方が非常に長いというか、コミセンの裏ですね。あそこは遊水池としても活用されていると。せせらぎ公園としての機能もあると。あそこの環境整備というか、管理をしっかりしてほしいと思うのですけれども、あそこの上チュウルイ川の床ざらいというのは、どのぐらいの頻度で行われているのかお聞きします。
答弁 経済建設課長 吉仲有希
下チュウルイ川と上チュウルイ川のおよそ合流地点になると思うのですけれども、その年の降雨量などによって、土砂の堆積状況が異なってきますので、定期的な床ざらいという計画はありませんけれども、過去 10 年ぐらいで、実績としてはおおむね2年から3年ぐらいに一度の頻度で床ざらいを実施しているところであります。今後につきましても、流れを阻害する要因が生じてきている場合には、適宜床ざらいなどを行って、維持管理に努めてまいりたいと考えております。
質問 13番 藤谷謹至
やはり下チュウルイ川の工事がやって、水がすごく流れるようになると。だけど、下のほうではこれ整備されていないと。さらに上チュウルイ川の合流地点も整備されていないというと、せっかくした工事がやはり効果がないと考えるわけです。流れるやつが途中で、血管にしたら途中で血管が詰まるようなことでございますから、しっかりその辺を定期的に管理していただきたいと思います。下チュウルイ川に関しては、3年間の工事区間が終わった時点で、やはり全体として考えていただきたいと思います。次に行きますけれども、洪水ハザードマップの中にあるコミセンと小中学校。答弁によりますと、しっかり測って、間違いなく浸水はしないという答弁でございました。先ほど南十勝の平成 10 年の話をしたわけでありますけれども、白銀台スキー場、共栄牧場から出る水ですよね。押し水によって、下チュウルイ川の氾濫と上から水が押してくると。その押し水もこれハザードマップの想定の中に入っているのか、その辺を1点お聞きします。
答弁 防災環境課長 半田健
押し水の関係でございますけれども、ハザードマップの水量測定に当たりましては、算定の中に入っております。ただ、藤谷議員おっしゃいますように、現在までの状況で特に福寿の前のお話だと思いますけれども、そこにつきましては、昨年、福寿の前の駐車場の整備をさせていただいた際に、排水管も同時に整備をさせていただいていますので、状況が改善されているということでございます。
質問 13番 藤谷謹至
確かに令和4年に福寿の駐車場整備工事が行われまして、立派な駐車場が完成したところです。ただ、やっぱりあそこを何ぼ整備しても地盤が悪いのですかね。一冬、二冬越すと、やはりアスファルトが割れたり、相当やっぱり上からの押し水というのは多いのではないかな。その辺だけ心配だったのですけれども、雨水ます等で箇所も多く入れていただいて、排水はしっかりされているということでございますから、心配はないものと考えております。次に移りますけれども、浸水エリアに入っている要配慮者の利用施設の関係でございます。避難確保計画を策定する必要があるのでないかということでありますけれども、答弁では新たに浸水が想定される区域、社会福祉施設、学校、医療施設、要配慮者利用施設としては、幕別町に 60 か所あると。そのうち避難計画を策定している施設は、9月1日現在、41 施設ということであります。そして、未策定の 19 施設については、今回のハザードマップ改訂に伴って対象となった 11 施設、新たに地域防災計画に定められた8施設、合わせて 19 施設であるということが答弁をされたわけなのですけれども、ハザードマップ改訂に伴い、新たに対象となった 11 施設はどのような施設が含まれているのかお尋ねします。
答弁 防災環境課長 半田健
新たに追加となった施設につきましては、小学校、中学校、保育所、それから老人の福祉施設ということで、11 施設となってございます。
質問 13番 藤谷謹至
そのうちに公共施設ではない施設というのは、どの程度あるのか。
答弁 防災環境課長 半田健
そのうち公共施設でない、いわゆる民間のほうの事業所ということでございますけれども、3施設になります。
質問 13番 藤谷謹至
答弁の中では、公共施設は地盤高と施設の底面を実測して、浸水しないことを確認したということでありましたけれども、この民間の施設においても、これ実測はされたのでしょうか。
答弁 防災環境課長 半田健
民間の施設につきましては、先ほど答弁の中でもありましたように、避難所に指定する場所については実測を行っておりますけれども、その他の事業所については実測は行っておりません。
質問 13番 藤谷謹至
11 施設の中に、これ要避難確保計画をしなければならない施設も、民間の3施設は入っているわけですよね。そこはどういう根拠で、施設に避難確保計画をしなければならないかというのは、やっぱり実測をして根拠を示さないといけないと思うのですけれども、その辺はいかがですか。
答弁 防災環境課長 半田健
実測のお話なのですけれども、先ほど繰り返しになりますけれども、町で指定避難所として指定する場所が浸水想定区域にある場合に、50 センチ未満床下浸水で済む施設、床上にならない施設であることを確かめるために実測を行ったわけでございまして、ハザードマップの中で色のついているところにつきましては、全ての施設においては実測はしておりません。川の氾濫によって浸水が想定されるエリアが図上で示された部分の中にある施設として、民間施設が今回新たに3施設が追加になったということでございます。
質問 13番 藤谷謹至
理解できるのかな。あれですけれども、避難確保計画をつくってくださいと、これは必要ですよということは、今回、新たに対象となった 11 施設には、これどのように通知されたのかお聞きします。
答弁 防災環境課長 半田健
令和5年の8月に防災ハザードマップが改訂になって、防災のしおりも改訂になって併せて配布をさせていただいているところなのですけれども、その浸水想定区域の中に新たに加わった施設については、その際にお知らせをさせていただいております。
質問 13番 藤谷謹至
国土交通省が公表している市町村地域防災計画に定められた要配慮者利用施設数は、計画作成状況によると、答弁のとおり 60 施設、計画を現在策定している施設が 41 であります。その中で、今度は避難訓練ですよね。避難訓練を実施している施設は 10 施設となっているわけですけれども、十勝管内を見ますと、避難確保計画を策定している要配慮者利用施設のほとんどが、避難訓練を実施しているという状況なのですけれども、この幕別町の避難訓練を実施している施設、10 施設ということを町としてはどのように分析、考えているのかお尋ねします。
答弁 防災環境課長 半田健
避難訓練の関係でございますけれども、水防法の中で確保計画を策定した施設については、毎年水害に関する避難訓練を実施して、それぞれ報告書を自治体に提出するということになってございまして、令和5年の状況で申し上げますと、41 施設で計画を策定されておりまして、町のほうに5年度末で実績報告をいただいている施設は 36 施設ございます。ただ、計画を策定している五つのところが、報告書の提出がないということでございますけれども、この水防に関する要配慮者施設の避難に関する項目につきましては、通常各施設で持たれております災害マニュアルですとか、そういう施設の管理マニュアルの中に、水防に関する項目を付け加えることで、管理計画と見なしますよというようなことが法の中で位置づけられておりますので、もう既に未策定の施設におかれましても、それらの項目を満たされているところもあるのかなと感じております。ただ、私ども防災担当のほうで、それぞれ提出されていない施設に対して、それらの項目について計画の中に盛り込まれているかどうかという確認をまだ行っていないものですから、実際にはもう既に計画に盛り込んで策定できているということも、中にはあろうかと思っております。また、各施設におきましては、それぞれ水防だけに限らず、火災等の避難訓練も併せて実施しているというところもございますので、今回報告いただいているのは、水防に限って限定した避難訓練を実施したという報告でございますので、それらも含めて、施設のほうに防災担当のほうから、この計画の策定、それから避難計画の実施について、改めて確認をさせていただいて、普及啓蒙に努めてまいりたいと考えております。
質問 13番 藤谷謹至
国土交通省が公表しているホームページでは、幕別町の訓練は 10 ということだったので、再質問させていただいたのですけれども、避難計画の報告は所有者とか管理者が町にすると。市町村は、この助言とか勧告をすると。避難訓練を行ったということは、やっぱり国のほうに町とては上げていかないといけないと思うのですけれども、その辺はまだ上げていないということで、ホームページには 10 ということなのでしょうかね。
答弁 防災環境課長 半田健
水防法の中では、施設管理者等は市町村に報告するということになっておりまして、市町村から国へという報告までは規定されていないところでございまして、国土交通省がどのようなところからその情報を入手したのかというのは、ちょっと私ども承知しておりません。
質問 13番 藤谷謹至
水防法に基づく要配慮者施設の避難計画の作成状況なのですけれども、令和6年3月 31 日で対象施設が 12 万 4,998 施設、うち計画作成済みは、11 万 76 施設、約 88 パーセントということであります。やはり 2020 年7月に九州南部を襲った豪雨で、熊本県の球磨村特別養護老人ホーム千寿の入居者が逃げ遅れて 14 人の入所者が命を落とすという痛ましい事故が起きております。このときは、園の避難確保計画は策定していたということでありましたが、計画が定める避難行動計画が取られていなかったと。また、この千寿園の計画は、2018 年4月に定めた土砂災害に関するものだったということであります。災害発生時には、どのように避難するかを定める避難確保計画は大変重要でありますから、町として全施設がこの計画を作成するように強く求めていくことが必要だと思いますけれども、町の考えをお伺いします。
答弁 町長 飯田晴義
避難確保計画をそれぞれ施設の運営者が責任を持って定めるのはもちろん当然のことなのですが、むしろ計画を定めることを目的でなくて、いざというときにいかにその計画に基づいて避難ができるかということが一番だと思っています。私も球磨川のその映像この目で見ましたので、本当に悲惨だったなと思います。いざというときにいかにスムーズに避難ができるようにしていただくこと、そのことを各事業所について要請をしたいと思います。
質問 13番 藤谷謹至
最後に、忠類育苗センター廃止後の施設および土地の忠類地域のため、活性化のために有効利用する考えはでありますけれども、あの地方で制約が多くて、現在のところ、当面は賃貸として考えながら今後の有効活用を協議していくということであります。平成 30 年度で播種の作業を中止して、令和6年度の出荷をもって育苗センター廃止がもう既に決まっていたわけなのですから、その間に何か協議とか考えをまとめるとか、そういう期間が十分あったのではないかと考えるのですけれども、いかがですか。
答弁 町長 飯田晴義
苗畑の閉鎖についての期間は確かにありました。ただ、ではそこに何をもって誘致していくかというそのものが、なかなかこれ難しい話でありまして、今まさに十勝の国を挙げてというか、大きな事業が予定されておりますので、そういったことを視野に入れながら、どういった土地利用をしていくのがいいのかということを考えなければ、そのことが私は一番重要だろうと。ほかの立地はなかなか望めないわけでありますから、その事業の行方を見ながら、土地利用を考えていかなければならないということから、この間は何もしていなかったのではなくて、しようがなかったとご理解をいただきたいなと思います。
質問 13番 藤谷謹至
あそこの高規格を下りてきた国道沿いのところは、やっぱり一番重要な土地だと、それは町長も同じ認識だと思うのですけれども、以前は忠類村時代は観光農園とか、あとは忠類上尾会でトウキビ作って、あそこの観光施設が近くにあるものですから、トウキビを袋詰めして持ち帰っていただくような事業もしたわけなのです。本当に道の駅、道路を挟んででありますけれども、やはり何か活性化の観光に結びつくような利用方法というのはないものかというふうに思うのですけれども、町長いかがですか。
答弁 町長 飯田晴義
観光客誘致のための施設を造るって非常に難しいのですね。あちこちで失敗の例はもうたくさん見ているかと思います。それよりもむしろ私は、製造業ですね。決まったら、製造業をいかに持ってこられるのかな、そのチャンスは大いにあるのではないのかなと思っています。土地も5万 4,000 平方メートルありますので、かなり広大な土地がありますので、観光なり居住がその後に自然に立地していく可能性があるのかなと思っています。まずは、やっぱり製造業の立地を目指したいなと思います。
質問 13番 藤谷謹至
やはり隣町の大樹の宇宙基地構想、忠類のインターから下りて、生花線走っていくのが一番私は近いと思っていますし、今後、宇宙基地構想がどのようになるか分からないですけれども、可能性のある土地だと。やはり今のところは賃貸、それで考えながら次に生かしていくということですので、地域住民会議でも忠類のグランドデザインということで話は始めているようでございます。ぜひとも忠類活性化のために有効な土地利用になるように考えていただきたいと思います。以上で終わります。