みんなの議会

幕別町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日

地域おこし協力隊について

2021年12月14日、幕別町議会の一般質問で、内山美穂子議員が「地域おこし協力隊について」質問し、町長 飯田晴義が答弁しました。

質問者
内山美穂子 議員
答弁者
町長 飯田晴義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 内山美穂子

通告に従いまして、質問させていただきます。1、地域おこし協力隊について。昨年来のコロナ禍で、テレワークの普及や2拠点居住など柔軟な働き方や暮らし方をする人が増え、価値観や生活様式の多様化が進みました。地方移住への関心が高まるとともに、国も推進に向けた支援策を強化しています。地域外の多様な人材を積極的に誘致することは地方の活性化に大きく貢献するものであり、幕別町にとっても必要不可欠であると考えます。こうした地方移住推進策の一つに地域おこし協力隊制度があります。全国では 令和2年度にも5,464 人の隊員が様々な分野で活動し、道内では 699 人と前年度より 44 人増加しています。また、令和2年度末で任期終了した隊員 6,525 人のうち約6割が定住し、このうち約2割が就業、約4割が起業に結びついており、隊員の起業率は高い水準にあります。また、国は令和6年度にも 8,000 人に増やす目標を掲げています。幕別町も令和元年5月から任用を始め、現在3人が観光振興などに取り組んでおります。隊員が地域に根づいて力を発揮できるよう、また活力あるまちづくりに向けて取組を強化する必要があると考えることから、以下について伺います。①現状における隊員の任用・勤務条件、活動内容と支援体制について。また、課題は。②希望者に幕別町を選択されやすく起業しやすい環境づくりを。③町内の課題や既存事業者の地域ニーズを掘り起こし、企業研修型や起業型など新たな分野での導入を。2、幕別市街地の活性化策について。人口減少や高齢化の進行により、幕別町は本町、札内、忠類地区それぞれの中心市街地で空き店舗が顕在する状態が長く続き、にぎわいの喪失やまちの空洞化、地域づくりの担い手不足など様々な課題に直面しております。こうした中、本町市街地で使われていない倉庫が民主導でリニューアルし、マクラショーケースとして再生されました。地域資源貢献の新たなプラットフォームとして使い勝手のよい空間に仕上げられ、地域のイベントや作品展などに利用され認知度が上がってきています。町内外の新しい人の流れが創出され、同市街地では新たに起業する人の動きもあり、人が人を呼ぶ流れが市街地活性化へ好循環を生んでいくものと期待しています。この流れを止めないよう、町も関係団体と連携し、オール幕別で魅力ある地域づくりにつなげていく必要があると考えることから、以下について伺います。①町内で起業する人への支援は。②空き店舗対策事業の対象要件の拡充を。③高齢化や後継者難を背景にした新たな廃業が懸念されるが、担い手を育成する「継業」について。④市街地でのサテライトオフィスの誘致やコワーキングスペースの整備の考えは。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

内山議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「地域おこし協力隊について」であります。地域おこし協力隊は、都市部の住民が過疎地域等におおむね1年以上3年以下の期間、地場産品の開発や農林水産業への従事等の地域活動を行い、地域の課題解決に取り組みながら、地域に定住・定着を図る取組として平成 21 年度に創設されました。本町におきましては、令和元年5月から任用を始め、現在は幕別地域で1名、忠類地域で2名の合計3名の隊員が、ふるさと寄附や観光振興、地域振興などの分野で活動しているところであります。ご質問の1点目、「現状における隊員の任用・勤務条件、活動内容と支援体制について。また、課題は」についてであります。現在の隊員につきましては、地方公務員法第 22 条の2第1項第2号の規定に基づくフルタイム会計年度任用職員として任用しており、勤務条件は職員の勤務時間及び休日休暇に関する条例に、給与は幕別町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例に基づき支給しており、任期中は地方公務員法第 32 条から第 38 条に基づく守秘義務や営利企業への従事等の制限などの服務義務を負うものであります。活動内容につきましては、幕別地域においては、ふるさと寄附返礼品等の商品の開発支援や PR 活動等を中心に地域の魅力発信の業務を、忠類地域においては、SNS を活用した情報発信と観光マップやパンフレットを活用した誘客促進、さらには、地域の歴史や文化等をまとめた冊子の製作を通した地域学の推進など、忠類地域の活性化に関する業務を行っております。支援体制につきましては、本年度から隊員を3名に増員したことから、毎月、町職員と各隊員相互の情報交換や活動報告の場を設け、以後の活動計画の作成・業務の遂行に生かすなど、隊員が孤立することなく業務に携わることができる環境づくりに努めているところであります。現状における課題といたしましては、任用期間終了後も地域の一員として定住していただくために、任期終了後の活動に向けた研修や人脈づくりなど隊員の意向に沿ったサポートを充実させることが課題であると考えておりますことから、起業に向けた経営戦略の作成や資金の調達、ブランディングなどに係るアドバイス、国や道の支援制度の情報提供、人的ネットワーク構築のための地域住民や商工会、観光物産協会会員との交流の機会の創出など、任用期間中に適宜必要なサポートに努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「希望者に幕別町を選択されやすく起業しやすい環境づくりを」についてであります。現在、地域おこし協力隊の募集に当たっては、町のホームページのほか、北海道移住交流促進協議会等の隊員募集サイトや民間の求人サイト、ハローワーク等を通じて募集を行っておりますが、多くの自治体が隊員を募集しておりますことから、隊員の募集に当たりましては、活動内容を分かりやすく伝えることや支援制度を充実させるほか、自然や食べ物など町の立地特性や魅力をよりインパクトのある伝え方をしなければならないものと考えており、今後の募集に際しては、現在任用している隊員の意見も反映させたいと考えております。ご質問の3点目、「町内の課題や既存事業者の地域ニーズを掘り起こし、企業研修型や起業型など新たな分野での導入を」についてであります。町の一番の課題は、人口減少にいかに対処していくかということに尽きるわけでありますが、地域的な課題といたしましては、市街地の活性化とりわけ本町市街地の地盤沈下を食い止め、いかに活性化を図っていくかということが重要であり、かつ極めてハードルが高い課題でもあると認識いたしております。一方、既存事業者におきましては、後継者難や、技術・技能を持った労働者の養成・確保に苦労しているといった課題を抱えております。地域おこし協力隊の制度は創設から 12 年が経過し、全国では隊員自らのスキルアップ等を目指し民間企業での研修を行う「企業研修型」や隊員が取り組みたいことを積極的に受け入れ応援する「起業型」など、地域の実情に応じて多種多様な任用形態で活用されている事例も見られます。企業研修型や起業型は、既存事業所が求める人材の確保や任期終了後の定住につながりやすく、新たなビジネスが地域に生まれるといった特徴がある一方で、起業型については、成功するかどうか未知数な事業を、町が受け入れ応援する姿勢が求められるなどの課題もあります。しかしながら、協力隊がチャレンジできる機会や環境をつくることで、意欲の高い人材が地域に根づき、市街地を活性化し、事業者が抱える課題を解決する可能性を秘めておりますことから、他の市町村の事例を研究するとともに、隊員の募集に当たりましては、隊員を希望する方が任用条件を選択できるなど、柔軟な制度運用を図ってまいりたいと考えております。次に、「市街地活性化について」であります。北海道が 11 月 30 日に発表した令和2年国勢調査における幕別町の人口は2万 5,766 人で、平成 27年の前回調査より 994 人の減、率にして 3.71%の減少となりましたが、とりわけ本町市街地においては、町から北海道への報告数値になりますが、326 人の減、率にして 8.40%の減と減少が顕著となっております。このような人口減少や後継者不在などにより事業を停止し、シャッターを下ろしている店舗が多く見受けられるなど、空き店舗が顕在化しつつある状況にありますが、昨年6月本町市街地に、民間主導による空き倉庫をリニューアルした「マクラショーケース」が開店し、店舗運営に携わる方々を中心とした住民活動により、2月に幕別高校で、3月に明野ケ丘公園で開催されたランタンフェスティバルや、10 月に明野ケ丘公園で開催された音楽フェスティバルなどのイベントが創出されたほか、マクラショーケースでのイベントや展覧会の開催をきっかけに、本町市街地に 17 年ぶりに物販店がオープンするなど、市街地活性化の兆しが見えております。ご質問の1点目、「町内で起業する人への支援は」についてであります町では、起業者に対する支援として、創業時における日本政策金融公庫等からの融資に対する利子及び信用保証料の補助を行っており、直近5年間で 13 者に補助を行っております。また、「空き店舗対策事業」として、幕別地区、札内地区、忠類地区の中心市街地に指定区域を設定して、その区域内で空き店舗を賃借して出店する方に、改修に要する経費と建物及び駐車場の賃借料に対する補助を行っております。ご質問の2点目、「空き店舗対策事業の対象要件の拡充を」とご質問の4点目、「市街地でのサテライトオフィスの誘致やコワーキングスペースの整備の考えは」については、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。商店街活性化店舗開店等支援事業につきましては、平成 21 年度の制度創設からこれまで 17 件の実績がありますが、そのうち8件が既に撤退しており、撤退理由としましては、経営不振が5件、経営者の死亡が1件、所有者変更が1件、家庭の事情が1件であり、特に開設から3年以内の撤退が7件となっておりますことから、本年度からは事前に商工会の経営指導を受けることを条件とするなど、事業が継続できるよう制度の見直しを行ったところであります。商店街の空き店舗につきましては、住居との併用物件が多く、独立した店舗として実際に使用できる物件が限られているというのが実態であります。しかしながら、物件によっては将来起業を目指す方のチャレンジショップ的な活用のほか、コワーキングスペースやシェアオフィスなど多様な活用が考えられますことから、今後におきましては、他市町村の事例を研究するとともに、出店のニーズや店舗所有者の意向を確認しながら、柔軟な対応をしてまいりたいと考えております。サテライトオフィスについては、空き店舗の活用もさることながら、光回線の整備により町内全域で立地の可能性を有することとなりますことから、空港への距離や自然環境の優位性をアピールしつつ、空き家等の情報を提供することにより、立地につなげてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「高齢化や後継者難を背景にした新たな廃業が懸念されるが、担い手を育成する「継業」について」であります。幕別町商工会が令和2年 10 月に会員 306 件に対して行った事業承継アンケートによると、回答のあった 259 件のうち、「社内外に自分の後を託せる後継者候補はいますか」の問いに対して「いいえ」と回答した方が 139 件、率にして 53.7%であり、年齢別では、60 歳未満が 62.89%、60 歳代が 54.93%、70 歳以上で 49.37%と幅広い年代で後継者が不足している結果となっております。会社の経営や資産などを次の経営者に引き継ぐ「事業承継」の手法には、子どもなど親族に承継する「親族内承継」や親族外の従業員などに承継する「第三者承継」、会社の合併や買収などのいわゆる「M&A」などの手法がありますが、近年、地域おこし協力隊など地方に移住してきた第三者が事業のバトンを引き継ぐ「継業」が新しい事業承継の一つとして注目されております。継業のメリットといたしましては、地域に移住してきた第三者に事業を承継することで、地方における定住人口の増加や後継者不足問題の解消だけでなく、第三者の視点で事業を見直すことができる点であり、現在、地方創生の一手法としても期待されております。事業承継につきましては、商工会におきましても重要課題と認識しており、これまで、町と連携して北海道中小企業総合支援センター内の無料経営相談所の紹介やセミナー等の情報発信を行ってきましたが、今後は町と商工会で、継業も含めた事業承継に関する検討会議を設置し、事業承継の支援に取り組んでまいりたいと考えております。以上で、内山議員のご質問への答弁とさせていただきます。

質問 3番 内山美穂子

お答えいただきましたサポート体制については分かりました。地域おこし協力隊は、ローカルキャリアの入り口としてすっかり定着しました。若い世代の当たり前の就職、転職先になっているのが現状ですし、地方にとっては存在感が増しております。特に道内での定住率は高く、令和2年度末で7割を超えており、移住・定住支援策として大きな成果を上げていることが分かります。協力隊の活動は多岐にわたっていますが、任用に当たってどんな業務設計をし、どういった受入れ型を選ぶのか、これは全て自治体に委ねられています。希望者の挑戦したいこと、そして町の意向や制度設計がうまくマッチングできれば、制度の有効活用ができると思っております。いずれも町が、職員が、地域の状況を踏まえ、新たな対策に乗り出そうとするチャレンジ精神のようなものがなければ、せっかく来てもらった隊員も円滑な活動が難しくなってしまうでしょう。そこで伺いますが、本町には多くの可能性や課題があると考えます。地域おこし協力隊という外部の人材を任用するのにふさわしい分野についてどのような認識を持っているか、それと外部人材にどのような期待を持っているのか、明らかにしていただきたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

さっきの答弁でもお答えをしておりますけれども、何と言っても我が町は、地方創生どこでも取り組んでいるように、やっぱり人口減少対策にいかに取り組んでいくかということであります。それは町の魅力、様々な分野での町の魅力を増すことが人口減少対策につながる、それは近隣の町村から転入していただくこともありますし、本州だとか道内からも転入していただく、そのきっかけとなるのは町の魅力であります。この魅力というものをいかにつくっていくかということ、それは今の劣っているところをカバーすることにあるとともに、特色を伸ばしていく、両面必要なのだと思います。ただ、やはりまちづくりというのは移住者のためにするのではなくて、今、住んでいる方が住み続けたい、住んでよかったと思えるまちづくりがまずは基本でありますので、そこを、欠点をカバーしていくこと、それが住んでよかったということにもつながっていくと思いますので、そこら辺の課題、特にこれは答弁でも申し上げたように、市街地がやっぱり地盤沈下をしているということがありますので、そこを少なくとも1軒でも2軒でもシャッター街がシャッターを開けていただく、あるいはそこに何店かが連携をして人通りができる、そういうことによって地域全体の活性化に結びつく、そういったことに取り組んでいきたいというふうに思いますし、また産業の振興の面でも、今後、課題というのも出てくる可能性がありますので、そういったところにも場合によっては外部からの力を頂きたいなというふうに考えているところであります。

質問 3番 内山美穂子

分かりました。この制度は、令和3年度で職員1人当たり 470 万円を上限に特別交付税措置がなされる大変有利な制度であります。そこで隊員の任用勤務条件について、現状の雇用計画では、ご答弁ありましたように、フルタイム会計年度任用職員で、服務規程はほぼ職員と同じ役場支援型と認識しております。副業は認められておりません。なぜこの質問をするのかといいますと、幕別町内で隊員活動を希望されていた方が、副業ができないという理由で、副業のできる別の町に移住したことを知ったからです。私は大変残念なことだと思っております。隊員希望者は、もともと何らかのスキルや意欲を持って活動するわけですから、ある程度創造性といいますか、いろいろ工夫の余地があって、隊員が主体的に働ける環境をつくっていくべきであります。その上で、自身のノウハウやネットワークを生かして、新たな分野の開拓や専門的な分野の仕事を担っていただく、こうした観点が受入れ側として重要だと思います。最大3年間の任用期間において、いかに地域のことを知っていただき、地域に根差したシーズを見つけることができるかが重要であり、副業を認めることはその重要な手段となり得るはずです。一つ例を挙げますと、芸術文化に力を入れている兵庫県豊岡市を例に挙げます。ここは幕別町の町友であります平田オリザさんが 2019 年に移住したところであります。ここは何と隊員の定住率は100%だそうです。活動期間に副業することで、終了後の成功につなげるベースづくりをしているとお聞きします。現在 39 人の隊員が活動していますが、2020 年度の6月、7月に 13 業務で 17 人募集したところ、56 人の応募があったそうです。豊岡市の場合は、市と業務契約を結んで報奨金を受ける形での、個人事業主という形態になっています。いろいろな活動内容やパターンはあると承知しておりますが、幕別町でも活動終了後に起業しやすい体制づくりをしていくべきであり、副業が可能になる働き方は、優秀で意欲的な隊員を集めることにもつながっていくと考えます。町長の見解を伺います。

答弁 町長 飯田晴義

最初にお断りをしたいと思いますけれども、副業は全くできないというわけではくて、副業というのは、地方公務員法上そういう言葉があるわけではなくて、地方公務員法の 38 条の営利企業の従事許可を得れば他の業務に従事できる、そういうことでありますので、案件によっては許可をしてやれないことはないということ、そういう制度であることを最初にご説明をしたいと思います。ということで、例えば職員であっても国政調査の調査員にはなれるわけで、勤務時間外に国勢調査調査員という、いわゆる副業にも従事できるということでありますので、全くできないわけではないということであります。ただ、やはりこの地域おこし協力隊制度を導入したからには、やはり外から来て、最大3年間の中で、4年目行以降の自分の活動をどう見極めて、どう準備していくかということが大切だろうというふうに思っています。そのための研修もありましょうし、人脈づくりもあるというふうに思いますので、そこは地域おこし協力隊の隊員の意向によって選択肢が分れてもいいのかなというふうに思いますので、今のところはそういうお話を聞いていませんけれども、今後、協力隊員の意向、定着するための準備期間として有効に使うために、私は、5時間でいいという方もいらっしゃいます、8時間という方もいらっしゃいます、ということがあってもいいと思います。ですから、そこは柔軟に隊員の意向を踏まえながら、勤務体系については考えていかなければならないなというふうには思っております。

質問 3番 内山美穂子

今の町長のお話から、任用した町の責任も分かります。やはりこうしたことを踏まえて柔軟に対応していただけるということは、私、1年前に副業の質問もしましたけれども、これからこういったことには、本当に考えて、検討していただきたいと思います。私は、今、地域おこし協力隊の副業について質問しているわけなのですけれども、このようなパラレルキャリアが増えることが、人口減少の地方に活性化をもたらしていくものと考えています。ぜひ柔軟な対応を、早期に、来年の春からでもお願いしたいと思います。次の質問に入ります。本町では、令和元年から任用しているということで、その間、希望者があまり思うように集まらなかったということも聞いております。そこで好事例を紹介させていただきますが、移住希望者向けの月刊誌が発表した住みたい田舎ベストランキングで、北海道エリアの1位に選ばれたのが沼田町です。この沼田町は、昨年7人の協力隊を募集したところ、100 人以上が集まったそうです。書類選考して、最終的に決めたそうなのですけれども、沼田町はこの協力隊を含めた移住定住応援室の体制や支援制度の充実などのブランディング戦略とその成果で注目されています。私がお話をお聞きして大変重要だと思ったのが、希望者本人から町でやりたいことをじっくり聞いて、そしてその上で相談内容に沿った形で協力隊制度の枠をつくって、その上で来てもらうということが多いとのことでした。実際こうしたことは、ほかの自治体でも取り入れられているようです。もちろん町側の提案力やコーディネート力は求められますが、本人の意向をある程度反映させることでモチベーションも上がり、懸念されていました出口を考えて行動することが期待されます。せっかく自分の町を選んでくれたのですから、行政目線にならないよう、一緒に考えていくことが必要だと思っています。柔軟に考えていくということのご返事だったのですけれども、相談内容に沿って制度設計をしていくという考え方についてはいかがお考えでしょうか。枠をつくるということですね。

答弁 町長 飯田晴義

そのことは当然だと思います。ただ、前提条件として、幾らでも隊員が来てもいいということではなくて、町の課題解決のためにお力をお借りしたいということ、外部からのお力、新たな発想を導入したいということが前提でありますので、まずは職員がいますので、職員がいろいろ一生懸命日々やっているわけですが、それでも足りない部分を、外部からの新たな発想で課題解決をしていただきたいということが前提でありますから、そうした上で募集をする、その仕事の内容を分かりやすく表示をするということも必要だと思います。そうした中で面談をして、その中でその方の意思を十分確認をした上で、思っていることが実現できるような業務があれば、それをやっていただくということが必要だろうと思いますので、やはり全く行政側から漠然とこんな仕事、地域振興だとか観光振興だとかいっても全く分からないわけでありますから、もっと詳しく説明をし、そして面談の中で意思を確認した中で、その方の長所を引き出すようなことが必要だろうというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

今おっしゃられたように、行政側の漠然とした募集内容ではなくということにつながりますが、募集情報はすごく重要だと思います。多くの希望者の情報入手源になっている移住交流推進機構のホームページには、全国の市町村の募集情報が載っております。コロナ禍では、ここのほかにも地方移住や事業継承のマッチングサイトが次々に誕生していると聞いていますが、募集情報を見ると、内容や具体的な受入れ体制など、希望者が興味を持って共感してくれるようなプロジェクトが目を引いています。幕別町でも、よその都市で経験を積んだ彼らが集まってくるような、わくわくするようなまちづくりをもっと進めてみてはいかがでしょうか。そして、こうしたサイトにプロジェクトとして載せてみてはいかがかと思います。一例を挙げますが、今、明野ヶ丘公園の再整備事業が進行中ですが、この公園が持続的に利用されるためには、魅力を広く浸透しなければなりません。再整備して、ハード面だけでは課題の解決にはならないと思います。そうしたことで、今、動いていることは承知しています。そこで、これまでのワークショップやイベントの経験を基に、ソフト面を重視した具体的な仕掛けづくりの企画をつくり上げて、プロジェクトにして、マッチングサイトで発信することも効果的ではないかと考えます。それを見た希望者が、やってみたいと共感する方に来ていただいて、スキルを生かしてもらい、子どもをはじめ、いろんな人を巻き込んでいく。その中で、資金集めの一つとして、クラウドファンディングの発想も生まれるでしょうし、継続的に町も伴走しながら取り組んでいく体制ができると思います。こうした一例を取って挙げましたが、明野ヶ丘公園のプロジェクトについてはいかがお考えでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

これ次の質問にかかってくるかというふうにも思いますけれども、仕掛けることは行政としては当然必要だと思います。ただ、プレーヤーはあくまでも民間でないと長続きしない、行政が前面に立ってやってしまうと、やはりどこかで中止になってしまう、そういう危険性を大いにはらんでおりますので、今回の明野ヶ丘公園のランタンフェスティバル、それと幕別高校のランタンもありましたし、それと音楽祭もありました。非常に私はありがたいことだというふうに思っていますので、行政としてはこの意思を継続できるように、バックアップする必要があるなというふうに思っていますし、こういったことが今、本当にマクラショーケースで活動する方々を中心に、新たな活動の息吹として出てまいりましたので、そこをあまり私たちは邪魔をすることなく、やりたいことを尊重しながら後方支援をしていくのが一番長続きする手法ではなかろうかというふうに思っていますので、そういう考え方で対応してまいりたい、支援をしてまいりたいというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

今、町長にお答えいただいたのですけれども、所管のほうからもお考えをお聞きしたいと思います。

質問 3番 内山美穂子

このプロジェクトに関わっていなのですけれども。分かりました。いいです。

質問 3番 内山美穂子

町長のお答え頂きましたけれども、町内で連携してやっていただきたいなというふうに思いまして、今、聞いた次第であります。3番目の質問になります。協力隊制度は、受入れ型や仕事のテーマなどによって、多種多様な制度設計が可能であります。例えば、町内の事業者で新しい商品を開発することや人的支援を必要としているところもありますが、こうした分野では、起業型地域おこし協力隊が民間で培った知識やノウハウなどを生かして、または機動力を発揮して、既存事業者の支援をし、3年後にはその事業所に就業する、または起業するということも可能になってきます。厚真町では、現在、企業研修型や起業型など4つの区分で 20 人以上の隊員が活動しております。協力隊の定住率は8割にも上り、これまで家族を含めて 92 人が定住していると聞きました。町の取組に共感した協力隊、そして各分野のスペシャリストが集まって、官民連携しながら日々地域課題の解決に取り組んでいます。実際、幕別町の事業者で、こうした人材に来てほしいとの声も複数聞いております。このようなニーズを、町がしっかりと把握していくことが重要であります。この点についてお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

これも先ほどの答弁の中でお答えしていますけれども、市街地活性化ともう一つの課題というのは、やはり後継者なのであります。特にものづくりの分野においては技術、技能が必要になりますので、ここの部門での後継者が非常にいない。技術者がいないがために事業を縮小したという、私も実は聞いています。私もこのコロナ禍において、これまで4回ほどそういった製造事業者のところのお話も聞いておりますけれども、やはり共通して言えるのは人材確保だと。特にやっぱり技術、技能を持った方の人材の確保に苦労していると。せっかくいい子だったけれども、正式に採用するから、お父さん、お母さん方の了解もらってきてと言ったら、お父さん、お母さん方が反対して、本人はやる気があったのだけれども就職が実現しなかった。そんなケースも実はお聞きしていまして、本当に技術、技能を持った方がいないと、会社そのものが潰れてしまう。将来、何年かしたらそういう危機に瀕しているというところも、私、聞いていますので、そこは企業研修型というのは、ひとつ可能性としてあるのかなというふうに思っておりますので、そういった方々のご意見も伺いながら、企業研修型の導入についても検討しなければならないなというふうに思っております。

質問 3番 内山美穂子

私も企業研修型というのは大変メリットがあるものだと思いますし、次の質問の継業のところとリンクするのですけれども、力を入れていただきたいと思います。経済分野の話は、競争環境もどんどん拡大していますから、待ちの姿勢ではじり貧になってしまいます。課題やニーズを先取りして、いかによい商品やサービスをつくるかであるので、町も伴走的な支援を考える中で、ぜひ検討していただきたいと思います。内容が少し戻るのですけれども、移住は、仕事や住居、家族がいれば保育所や学校など、生活全般にわたって新たに構築していかなければならない人生の一大事になります。移住前からのきめ細かいサポートが重要となってくることから、隊員自身が当事者の視点で移住コーディネーターを担う事例も見られます。移住・定住に関しては、芽室町で協力隊の任期を終えた3人が中心になって、町で法人を設立して、移住・定住事業など行っております。この3人は、任期中に町のシーズを拾い上げ、民間の立場から課題を解決するための事業づくりを検討していましたので、今後まさしく民間活力、官民連携という形での取組が進んでいくものと思われます。幕別町でも、移住フェアとか、問合せがあれば窓口で答えていると思いますが、このような待っている姿勢では十分ではないのではないかなと思います。この事業に力を入れていくことは重要であると考えます。隊員が移住コーディネーターとして、相談業務や移住支援イベント、情報発信、空き家の開拓など、移住促進に関わることを担っていただけるような、新たな任用もひとつ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

移住というのはやはり非常に難しいわけで、人が外部からたくさん来ればいいというものではなくて、やはり来られた方が地域の方々と一緒に、仲よくコミュニケーション図りながら、いろんな活動をしていくことが大切であります。芽室のお話が出ましたけれども、芽室も上美生地区については、もう 30 年ぐらい前になりますか、移住を募集しました。その際にやられたことは、地域で面接をしたのです。面接をして、この方だったら我々と一緒に仲よくやっていけるのだという方を厳選して、移住をしていただいて、もう行けば新しい家がありますから、この方が移住したのだということが分かると思いますけれども、そういった中で、地域のコミュニティを壊さないで、むしろ活性化するような形の人を厳選して、移住をしてもらっているということがありますので、一番難しいのは、やっぱりそこに住んでいる方と一緒に様々やっていくこと、あるいは起爆剤になって、今まで住んでいる方がこんなこともやってみようと思い起こさせるような、そういう方が来てくれるのが一番大事だというふうに思いますので、積極的に移住をやっていくことが果たしてどうなのかということは、私は半信半疑の思いがあります。移住といっても、近隣町村から来てもらうのと、本州から来てもらう、いろんなケースがあると思いますので、まずは我が町は定住対策、子育て支援などを含めて、様々な施策を打ち出している中で、幕別に住んでみたいなと思える人を迎え入れたいというふうに思いますし、その延長線上の中で、ぜひ幕別のためにこんなことやってみたいという意欲的な方がいれば、この地域おこし協力隊制度を活用して住んでもらうことはいいのだろうなというふうに思っております。

質問 3番 内山美穂子

私も同じ思いでおります。国の協力隊に係る来年度の概算要求、これは今年度の3倍になっています。地方が求める人材は、今後、地方間で奪い合いになるということすら予想されています。2023 年以降は、隊員の報酬の上限をさらに引き上げる方向で動いています。ぜひ、来年度から今以上に力を入れて取り組んでいただきたいと思います。2番目の活性化事業について伺います。空き店舗対策、融資利息や信用保証料の補助などの支援が現在あるということでありますが、新しいチャレンジを後押しする機運も大切ではないかと思います。はじめにお話ししたように、本町地区では新しい動きが出ていることも事実です。マクラショーケースの仕掛け人は、今は札幌に住む1級建築士の方です。彼は専門的な知見を持ちながら、一方で帯広中心街にスケートリンクを造るグループに関わるなど、十勝を盛り上げる活動を行っていました。その中で本町地区のことを知り、調査があって、地方では少なくなった、駅があって5分歩けば国道になる、そういったエリアに空き店舗があって、活用次第では大きな魅力が出てくることということで、ここが気に入ってくださったそうです。仲間と共同してマクラショーケースをつくり上げたということであります。いわば人のネットワークによって、1つのプロジェクトが民主導で結実した好例だと思います。こうした取組を通じて、新たな移住もありました。10 月の終わりにここでイベントがありましたが、ちょうど札幌から本町地区に移住してきたばかりの作家さんが参加してくれていたようで、そこを訪れた町長が、彼女を激励してくれたと聞きました。私は、大変すばらしいことだと思っております。また先ほどの質問と重なりますが、9月には明野ヶ丘公園で音楽ライブが行われましたが、町内の高校生をはじめ、いろんな人が協力して、地域を盛り上げようと集まっていました。このような人が人を呼ぶ流れ、これこそ大事にしていかなければならないと思うのであります。ご見解をお願いします。

答弁 町長 飯田晴義

本当に私からすると、感謝しかないなと思っております。まず、マクラショーケースを開店していただいた、その関わる人たちというのは、本当に遠くから来ています。上川管内ですか、中川町から来ている方もいらっしゃるということで、何時間かかるのだと、もう5時間、6時間かかると、でも来ているのだという、本当に2日来て帰ると、2日がかりで来ていただいている人もいらっしゃって、そういう人的なネットワークが、ランタンフェスティバルであったり、音楽フェスティバルに結びついたということで、そこには高校生も含めていろんな方が関わって開催にこぎつけたということでありますので、こういった人と人とのつながりというのは、本当にまちづくりの上では大切なことでありますので、これを行政で無理やりくっつけてもこれはできないことなので、こういう活動を、本当に私たちは支えていかなければならないなというふうに思っていますので、皆さんに言っているのは、これを1回で終わらせることなく、どうか継続してやっていってください。そして地域の方々とも連携をしながら、仲よく相乗効果を出しながら続けてほしいということを申し上げているわけでありまして、町としてもバックアップできるところはバックアップしてまいりたいというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

私も改めて本町地区の商店街のところを歩いてみたのですけれども、なかなか本当に活用次第では魅力あるエリアになるのかなというふうに思っております。こうしたつながりが新しい文化をつくって、地域や商店街自体も活気のあるものになることが期待できると思います。この流れを止めないためには、町全体でチャレンジ人材をサポートするような仕掛けも大切だと思います。次の質問にもつながりますが、空き店舗をチャレンジショップとして希望者に貸し出し、独立開業を支援する事業がありますが、幕別町でも、これまでこうした考え、動きはなかったのでしょうか、お聞きします。

答弁 町長 飯田晴義

考えがなかったわけではなくて、商店街を活性化する上ではいろんな手法があります。それで、私は 10 年ぐらい前に担当していたときも、商工会のグループなどで、そこを福祉的な使い方ができないかという働きかけもしたこともありまして、ですが、なかなかマンパワーの確保ができなくてやれない、人が必要なのです、そこにはですね。例えば、障がい者がコーヒーなり、ちょっとしたものを販売をする、そこにはお年寄りも買物した後に休んでもらう、あるいは子育て中のお母さんが、子どもを連れてそこで遊んでもらう、そんなような使い方ができないかということは検討したことはあります。それは事業所として使う場合も、私は延長線上にあるというふうに思っていますので、これまで様々検討はしてきたのですが、なかなかそう簡単にいくものではないわけで、それと一番は、空き店舗の中で、そういうふうな独立して利用できる物件が極めて少ないということが問題でありまして、私が、頭の中にあるところは、いいなと思っているのですが、雨漏りがひどくて中はかなり改修しないと使えないとか、そういうところもあるようでして、それはそれとして、もしサテライトオフィスとして使いたいとか、シェアしたいだとか、あるいはチャレンジ的に使わせてほしいのだという声があれば、そこは多少改修しながらもやることはやぶさかではないと思います。ただ、やはり先の見通しがない中で、行政の自己満足に終わることは、これ許されないというふうに思いますので、十分ニーズを把握しながら、慎重に取り組まなければならない、そういうものだろうというふうに思っております。

質問 3番 内山美穂子

こうした事業は大変意味のあることだと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。加えて言いますと、お店のオープンはスタートであります。先ほど町長おっしゃられましたが、地元になじんで定着していただくためには、地域コミュニティの中で良好な関係を築いていくことが、私も特に大切だと考えております。先月、新たにお店を開店した方が、地域のおばあちゃんが来てくれてうれしいのですという話をしておりました。地元に認知されて、通ってもらいながら地域の力を借りていくことは大切ですし、町民にとっても、自分の町に自分の自慢のお店ができるということはうれしいことだと思います。このような動きが好循環を生み出すよう、町職員自らもコミュニケーションを深めて、継続してサポートをしていただきたいと思います。質問が行ったり来たりするのですけれども、空き店舗対策に入ります。ご答弁では、事業が継続できるよう、経営指導を受けることを条件にということで見直しをしたということでありますが、今のニーズと照らし合わせて見直し、検討する部分も必要ではないかと思って質問させていただいているのですけれども、ここで空き店舗対策事業というのは、購入する場合が条件になっておりません。これはなぜでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

これはもともと制度設計の際に、新規創業される方がほとんどであろうという、一つの過程でありました。新規ですね。そうなると、なかなかそこを購入して事業展開をするとなると相当の資金が必要なので、ほとんどの方はやはり日本政策金融公庫等の新規の事業貸付金を借りて、それを原資に開店をしていく。そのお手伝いを町がさせてもらうという形でスタートしましたので、まずいきなり買ってそこで事業展開をするというのはかなりの冒険というか、勝算が必要でありますので、それはなかなかないだろうということでスタートしたことが、現在もそんなにニーズとしては変わっていないのだろうなという、そんな認識でおります。

質問 3番 内山美穂子

区域内に売り家というのが出ていたのです。それは対象にならないといことですか、今現在。

答弁 町長 飯田晴義

対象にならないのではなくて、そこを借りるのであれば、ですからそれは売り家でも、売っているけれども借りることも可能だと思うのです。それは交渉次第によってですね。ですから、それはいきなり買ってやれるなら、それはそれに越したことはない。むしろ町がそこまで支援する必要があるのかと、逆に言うとですね、そういうことにもなるので、私は、事業を第2店舗、第3店舗を出すような方であれば、それなりの資力があるかというふうに思いますけれども、今、対象地域において、第2店舗、第3店舗を買って出すという方が、どうも想像ができないわけでありまして、もしそういう方がいらっしゃるのであれば、そこはそれを受け止めて考えなければならないなというふうに思います。

質問 3番 内山美穂子

ぜひ時代の変化に伴ったニーズ、今のニーズを踏まえて、丁寧に聞き取り調査をしながら、対象要件を拡充するなど、いろいろ考えていただきたいと思います。ちょっと時間がないので、指定区域については、また何かのときに質問させていただきたいと思いますが、3番目の高齢化、継業について質問します。起業は、一からつくり上げなければなりませんが、既存の会社を引き継ぐ事業継承、このうち家業的な事業を引き継ぐ、これを継業と呼ばせていただきますが、これらであれば、既にある基盤を引き継いで、よそ者の視点で地域資源の再評価と再活性化を目指すことが可能であります。また商工会などとの連携もスムーズになるかと思われます。新潟県小千谷市では、地域おこし協力隊が豆腐屋を継業して、昔ながらの豆腐と新しいおからスイーツを加えた、多角化を図った事例があるとお聞きしております。幕別町の中でもアンケートを行ったということであります。今後、検討会を設置する中で、支援に向けて取り組んでいただきたいと思います。継業する際に、例えばリフォーム補助などの支援制度、空き店舗対策事業の要件というのは、3か月以上経過しているというふうになっているので、継業する場合はそのまま継業するので、空き店舗の状況がないことにつながったら、その制度が使えなくなりますので、そういったことも含めて考えていただきたいなというふうに思います。

答弁 町長 飯田晴義

継業、事業承継については、10 月に商工会から様々要請を受けた中の一つとして、いかに事業を継続していくか、後継者もかなり高年齢になっていますので、それは商工会としても、町としても、共通の課題となっておりまして、それはお互いに継続的にワーキンググループのようなものを設置して、この課題に対処していこうということで意見交換をさせていただきました。ただ、やはりその場で私、言わせていただいたのは、ご答弁の中でも申し上げましたけれども、住居兼店舗というような形態が非常に多いのです。今、一軒一軒当たってみてもですね。店はやめたけれども、以前として住んでいらっしゃるという方がほとんどだと思うのです。ですから、うまくそこをやっていくためには、継承をやっていく、あるいは空き店舗を活用していくためには、住んでいる方がどこかに住まないと成り立たないという、そういう大きな課題もありますので、まずは可能性のあるところを洗い出した上で、では、どうすれば承継ができるのかということを、まずは検討していくというところから始めていかなければならないなというふうに思っています。

質問 3番 内山美穂子

最後の質問になります。冒頭でも触れましたが、コロナ禍で働き方が大きく変わろうとしています。人材大手サービスのパソナの本社が、主要機能を淡路島に移転したことは話題になりましたが、十勝でもこうした動きが現われています。今の流れは、地方にとって大きなチャンスだと思っております。東京 23 区在住の 20代の若者の半数が、地方移住に感心を持っているデータもあります。テレワークが推奨され、サテライトオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペースを設置する動きは全国で活発化しています。幕別町としても、テレワーカー、2拠点居住者などを呼び込む絶好の機会だと思います。新たな事業者や雇用者が町に来ることによって、新しい交流が生まれ、そこから新たな事業のきっかけができることも期待できますし、企業誘致につながる可能性もあります。全国どこの自治体も、移住政策を本格化させています。本町地区の新たな動きがきっかけになって、町の活性化が実現できるよう、今日お伝えしたことはスピード感を持って対応していただきたいと思います。

質問 3番 内山美穂子

では、このことを求めて、質問を終わらせていただきます。

出典:幕別町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる