幕別町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日
高齢者が安心して住み続けられる町政を
2021年12月14日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「高齢者が安心して住み続けられる町政を」について質問し、町長 飯田晴義、保健課長 金田一宏美が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、保健課長 金田一宏美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 野原惠子
通告に従いまして、質問を行います。高齢者が安心して住み続けられる町政を。2025 年は、1947 年から 1949 年の第1次ベビーブームで生まれた「団塊世代」が 75 歳になります。幕別町人口ビジョンによりますと、町の高齢化率は 2025 年に 31.0%、2045 年に最高の 34.1%と予測しております。高齢者は、年金収入で家計を支えておりますが、マクロ経済スライド制により物価上昇率よりも賃金変動率が下がった場合、賃金のほうに合わせて年金も引き下げる仕組みとなり年金額が引き下げられています。また、介護保険料は3年ごとの引上げに加え、今年8月から介護施設を利用している低所得者の食費・居住費を軽減する「補足給付」制度が改定され負担が増えています。また預貯金の基準をも厳しくなりました。夫が特養に入所している方は「8月から2万円も負担が増え貯金を崩している。自分の低年金を補うため貯金をしてきたが、いつ底をつくか不安でならない」と語っています。ショートステイを利用している高齢者の食費負担は、住民税非課税世帯で 1.5 倍から2倍に引上げになっています。75 際以上の高齢者の医療費は、2022 年 10 月から年収 200 万円以上の方が2割負担となります。保険料も2年ごとに見直され、9割と 8.5 割軽減も廃止され 2021 年から低所得者の負担が重くなっています。高齢者が安心して住み続けられることは、若い世代にとっても安心して住み続けられることになり対策が求められます。以下、次の点について伺います。1、介護保険について①「介護サービスの卒業」という名目で介護外しが問題になっているが、制度の活用により生活を支える「自立」につながる手だてをどのように行っているのか。②介護施設の食費・居住費の「補足給付」を受けられなくなった高齢者数と影響額は。また、町として支援していく手だてと、国に元に戻すように求めていくこと。③介護従事者の労働実態と充足率。また待遇改善を。2、後期高齢者医療制度について①制度変更により、保険料の9割・8.5 割・7.75 割と軽減策が取られてきたが、9割から7割軽減となった1人当たりの影響額は。②2020 年度の広域連合会計決算で 542 億円の余剰金が発生している。余剰金を 22 年、23 年の保険料率の抑制に使うよう広域連合に求めていくこと。③健康づくりの推進と受診率の向上を。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
野原議員のご質問にお答えいたします。「高齢者が安心して住み続けられる町政を」についてであります。高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして創設された介護保険は、制度創設以来 21 年が経過し、社会福祉法人や医療法人等が行っていた介護事業に、民間企業が参入することで、競争によりサービスの質が向上し、利用者本位で介護サービスを選ぶことができるようになるなど、少子高齢化や核家族化が進む中で、重要な社会保障の一つになりました。本町におきましては、高齢者が健康で生きがいを持って生活し、介護が必要になっても住み慣れた地域で自分らしく、安心して生活が送れるよう、住まい・医療・予防・介護・生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムの深化を推進しているところであります。ご質問の1点目、「介護保険について」であります。介護保険制度では、利用者の有する能力に応じ、自立した生活を送ることができるよう支援することは大きな目的として定められ、残された能力を生かし、本人の希望する生活を送ることができるよう支援することが、介護保険サービスの役割であり、サービスの提供により、重症化の防止や自立支援につなげることが求められているところであります。1つ目の「「介護保険サービスの卒業」という名目で介護外しが問題になっているが、制度の活用により生活を支える「自立」につながる手だてをどのように行っているのか」についてであります。元気に過ごされている高齢者も介護が必要な状態の高齢者であっても、自身の有する能力を生かし、様々な社会資源を活用して支援することにより自立につなげていくことは、自分らしく生活する上で重要になります。本町では、全ての高齢者を対象に出前講座等で介護予防や認知症予防の知識普及を図るとともに、老福リフレッシュ体操やフレイル予防教室、脳きたえーる塾などの運動や認知症予防教室を実施することで、心身の健康の維持と社会とのつながりが弱くなる状態を予防し、地域で自立した生活を継続できるよう介護予防事業を実施しております。介護が必要な状態になった場合には、訪問型サービスや通所型サービスを提供する介護予防・生活支援サービス事業や訪問介護、通所介護、住宅改修などの介護保険サービスを本人の能力や状態に合わせて利用することで、高齢者が希望する生活を送ることができるよう支援を行っており、本人に必要なサービスが受けられているものと考えております。介護予防・生活支援サービス事業や介護保険サービスの利用は、ケアマネジャー等が作成するケアプランに基づいて提供され、作成に当たっては、自立支援の視点が必須となりますことから、地域包括支援センターでは、個別事例に対する地域ケア会議や多職種との研修会を開催し、自立支援に深く関わるケアマネジャーの資質の向上に努めております。今後も、本人の能力が発揮できる機会を保ちながらサービスを利用することで、可能な限り地域で日常生活を営むことができるよう支援してまいります。2つ目の「介護施設の食費・居住費の「補足給付」を受けられなくなった高齢者数と影響額は、また、町として支援していく手だてと、国に元に戻すように求めていくこと」についてであります。はじめに、「「補足給付」を受けられなくなった高齢者数と影響額」についてであります。谷口議員のご質問の際にお答えした内容と一部重複いたしますが、預貯金等の基準額の引下げにより、補足給付を受けられなくなった高齢者は、本年 11 月末現在で 15 世帯 16 人となっており、影響額につきましては、個々のサービス利用状況によって異なりますことから、利用者負担段階の第3段階の方を一例に申し上げますと、施設入所者の方で、これまで1日当たりの食費の負担限度額が 650 円だったものが、基準費用額である 1,445 円に引上げとなり、月額で最大約2万 4,000 円の負担増となります。次に、「町として支援していく手だてと、国に元に戻すように求めていくこと」についてであります。谷口議員のご質問の際にもお答えさせていただきましたが、一定額以上の資産を有する方に対し、一定程度の負担を求めることは、介護保険制度を持続可能な制度とするためにやむを得ないものであり、町独自の支援策を行うことは今のところ考えておりませんが、国に対しては、今後も利用者の負担が過重となり、サービスの利用控えにつながることのないよう要望してまいります。3つ目の「介護従事者の労働実態と充足率、また待遇改善を」についてであります。介護保険サービスは、サービスの種類ごとに定められた基準を満たすものとして、都道府県や市町村の指定を受けた事業所、施設等が提供するものであり、町内の各事業所においても、北海道や本町の条例に規定する人員基準に基づく適正な従業員数が配置され、基準に対する充足率は 100%であります。介護従事者の労働実態につきましては、町が指定を行う事業所に対し、令和2年度における退職者及び新規採用者の状況を調査したところ、退職者が 41 人に対し、新規採用者が 46 人であり、退職者の補充が円滑に行われているものと認識しているところであります。介護職員の待遇改善につきましては、基本的には国と北海道の役割であり、介護事業所の参入促進や人材の定着、育成を目指して、介護報酬、基金を活用した取組が講じられているところであります。平成 27 年に介護職員の賃金改善を目的として創設された介護職員処遇改善加算については、令和3年度において、町内 18 法人中 17 法人が、令和元年度に創設された介護職員等特定処遇改善加算は、同じく 18 法人中 10 法人が加算を取得しております。町といたしましては、各法人に制度の活用の働きかけを行い、介護現場で働く介護職員の方の待遇改善を図ってまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「後期高齢者医療保険について」であります。後期高齢者医療制度は、将来にわたり国民皆保険を守り、高齢者の皆さんが安心して医療を受けられるよう国民全体で支え合う仕組みとして、平成 20 年4月に発足し、本年で 14 年目を迎えました。後期高齢者医療制度の運営に当たりましては、「高齢者の医療の確保に関する法律」の規定に基づき、都道府県単位で全市町村が加入する広域連合、北海道では「北海道後期高齢者医療広域連合」が運営主体となり、安定的な財政運営が図られているところであります。1つ目の「制度変更により保険料の9割・8.5 割・7.75 割と軽減策が取られてきたが、9割から7割軽減となった1人当たりの影響額は」についてであります。後期高齢者医療制度では、「高齢者の医療の確保に関する法律施行令」において、世帯の所得に応じ、後期高齢者医療保険料に係る均等割の7割・5割・2割の保険料軽減が規定されているところでありますが、制度発足後における激変緩和措置として、7割軽減については、軽減割合をさらに上乗せし、9割及び 8.5 割軽減の特例措置が講じられてきました。しかしながら、平成 28 年 12 月に、内閣総理大臣を本部長とする社会保障制度改革推進本部の決定により、低所得者に対する介護保険料軽減の拡充や年金生活者支援給付金の支給に合わせ、後期高齢者医療保険料の軽減が見直されたところであります。具体的な見直し内容についてでありますが、低所得者に対する均等割の9割軽減は令和元年 10 月から、8.5 割軽減は令和2年 10 月からそれぞれ特例措置を廃止し、本則の7割軽減とされたものであります。なお、それぞれの特例措置の廃止が年度途中でありましたことから、参考までに廃止年度における年間を通じての軽減割合を申し上げますと、9割軽減につきましては、令和元年度が8割軽減となり、8.5 割軽減につきましては、令和2年度が 7.75 割軽減となるものであります。ご質問の「9割軽減から7割軽減となった1人当たりの影響額」については、令和元年 10 月までの9割軽減の対象者は、単身世帯で年金収入のみの場合、年金収入が 80 万円以下の方であり、令和元年度の後期高齢者医療保険料の均等割額が5万 205 円でありましたことから、9割軽減とした場合の保険料が 5,020 円、本則の7割軽減とした場合の保険料が1万 5,061 円となり、その差引額1万 41 円が1人当たりの影響額となります。2つ目の「2020 年度の広域連合会計決算で 542 億円の余剰金が発生している。剰余金を 22 年、23年の保険料率の抑制に使うよう広域連合に求めていくこと」についてであります。北海道後期高齢者医療広域連合における令和2年度後期高齢者医療会計の決算状況につきましては、歳入の決算額が 8,917 億 8,280 万 9,162 円に対し、歳出の決算額が 8,374 億 9,462 万 3,345 円で、歳入歳出差引額は、歳出面における新型コロナウイルス感染症の影響による被保険者の受診控えと考えられる療養給付費の減少などから、約 542 億円となっております。後期高齢者医療保険料につきましては、現在、北海道後期高齢者医療広域連合において、道内における療養の給付等に要する費用の額の予想額や被保険者の所得の分布状況等を勘案して、令和4年度と5年度における保険料の算定を行っておりますが、これまでの保険料の見直しに当たっては、保険料の急激な上昇は、被保険者の生活に多大な影響を及ぼすことから、剰余金の活用や北海道財政安定化基金からの交付を受け、被保険者が安心して必要な医療が受けられるよう、保険料の抑制に努めております。後期高齢者医療保険料の設定に当たりましては、道内の全ての市町村をもって組織する北海道後期高齢者医療広域連合において、市長、町村長、市議会議員及び町村議会議員で構成する広域連合組合議会による議決を経て、保険料を決定する仕組みとなっておりますが、本町といたしましても、急激な保険料の上昇は避けるべきものと認識いたしましておりますので、様々な機会を捉えて、広域連合に対し可能な限り剰余金を保険料の抑制に活用するよう、要望を行ってまいりたいと考えております。3つ目の「健康づくりの推進と受診率の向上を」についてであります。本町での高齢者の健康づくりの主な取組につきましては、令和2年度の実績になりますが、介護予防のためのストレッチ運動や頭の体操を行う「老福リフレッシュ体操」や「福寿フィットネス」は、延べ 79 回実施し、1,118 人の参加がありました。施設の入所・通所者に対するボランティア活動を通して、介護予防活動を行う「介護予防ポイント制度」は、令和元年度までは 25 か所の施設等で活動を行っておりましたが、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、受入れ施設等がなく、実施できておりません。健康体操やレクリエーションを行う「いきいきエンジョイ教室」は町内9か所で実施しており、延べ 109 回実施し、865 人の参加がありました。管理栄養士が講師となり、栄養バランスの取れた食事や料理の方法を学ぶ「男の料理教室」は2回実施し、19 人の参加、毎日無理なく続けられる食事や運動のポイントなどをテーマとした「低栄養・ロコモ予防の料理教室」は2回実施し、13 人の参加であります。令和2年度は、いずれの事業も前年度に比較し、新型コロナウイルス感染症の影響により、参加者が減少する傾向にありましたが、感染予防対策を徹底することで、これからも多くの方が安心して参加いただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。また、自分自身の健康状態を知るとともに、生活習慣病の予防や改善、病気の重症化を防ぐことを目的に実施している後期高齢者健診の令和2年度の受診率は、17.5%で、管内 19 市町村中5位、道内では 179 市町村中 44 位でありました。令和元年度の受診率 18.9%と比較すると、1.4 ポイントの減となっておりましたが、これは新型コロナウイルス感染症の影響による受診控えが要因と考えられますので、引き続き広報紙やホームページ、新聞折り込みチラシ、出前講座などを活用し、健診の必要性の周知を図り、受診率の一層の向上に努めてまいります。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 10番 野原惠子
再質問をさせていただきます。まず、1番目の介護サービスの卒業ということで、名目で介護外しが行われている、こういうことが全国的に言われていることなのでありますけれども、今、答弁を頂きましたけれども、その中では、幕別町では、本人の希望する生活を送ることができるよう支援することが介護保険サービスの役割である、サービスの提供により重症化の防止や自立支援につながることが求められているところであります。このように答弁されております。私もそのように思います。それで、ここで今一番大事ではないかなと思うことは、支援することはもちろんなのですけれども、その介護保険を利用しながら要支援・要介護の方々たちが身体的自立、そういうことだけではなく、自分で自分の生活をどのように楽しんでいくか、どのように生活を行っていくか、そういう意味での自己の決定、それから自己がどういう生活を選択していくのか、そういう視点も必要だと思いますが、その点についてのお考えをもう一度確認したいと思います。
答弁 保健課長 金田一宏美(保健課長は2022年3月まで)
要支援1、2の方がサービスを利用しながらどのように自立していくかというところでありますが、サービスを使っていただくようなときには、必ずケアプランというのが必要になりますので、ケアマネジャーですとか、ご本人はもちろんケアマネジャー、ご家族、関わる事業者の方などと、その方がまずどのように生活をしていきたいのか、どういう暮らしを望んでいるのかということを確認して、それを妨げる要因としては何なのか、その妨げる要因を補うにはどういうサービスを使っていけば、その方が力を落とさずに状態を維持して、できれば元気になるようにという支援を、どうしていくかということを話し合いながら行っているところであります。要介護の方につきましても、同じように要介護状態であっても、まだ自分でできる力とかがまだ残されていることもありますので、その方についても同じようにできるだけご本人の意思、お考えを尊重して、プランを作るというふうに取り組んでいるところであります。
再質問 10番 野原惠子
私はその本人の意思決定、そこが一番重要ではないかというふうに思っております。そういうところがきちんと本人の意思を明らかにして、介護サービスを利用していく、その視点に立っての介護保険制度だと思いますので、その視点を外さないように手だてを取っていくということが大事だと思っております。ですが、その介護保険が始まって 20 年になるのですけれども、改定のその段階段階の中で、介護保険制度を利用している方々の状況がどのようになっているかということなのですけれども、2005 年には従来の要支援1に加えまして、要介護の1の大半を要支援に変更して、新事業に移行する、こういうことが行われました。そして、2014 年には要支援1・2の訪問介護の方々、ホームヘルプサービスとデイサービスですね、そういう方々が保険給付から外して地域支援事業に移行させられている、こういうことが行われております。2017 年度には、介護保険事業計画に介護予防、重症化防止等、その取組の内容、目標設定することを義務化して交付金を交付する、こういうふうに制度が少しずつ変えられてきております。そのたびに、介護保険を利用している方が少しずつ少しずつ介護保険から他のほうに移行されている。全国的にこういう状況が行われているということで、町ではきちんと自立支援に向けて介護保険を利用してもらっていますということなのですけれども、制度的には少しずつ変えられているというところに非常に不安があるのですね。それで、高齢化率がピークになる、団塊の世代の方々がピークになるときに、本当に介護保険制度が利用できる、自立して利用できる、そういう制度であってほしいという、そういう思いからこの質問をいたしました。町ではその視点に立って、介護保険をきちんと利用している方に自立も含めて対応していくというお答えでしたので、その点をきちんと守って、介護保険を利用する高齢者を支援していただきたい、そのことを確認して、次の質問に移りたいと思います。その辺の確認をもう一度お願いいたします。
答弁 町長 飯田晴義
介護保険は地域で介護を要する人を支えていく、そしてその介護をされる方がなるべく自分の力を使いながら自分の住みたい地域でやりたいことをやっていくことが大切でありますので、そういった観点からこの制度を運用してまいりたいというふうに思います。
再質問 10番 野原惠子
そこが非常に高齢に向かっていく者として不安に思いますので、きちんとそこのところを守っていただければ、安心して年を重ねていけるかなというふうに思いますので、そこの確認をしたかったという状況でもあります。次に、食費・居住費の補足給付なのですけれども、ここ、谷口議員の質問と重なるところではあるのですけれども、このショートステイの対象者が 283 世帯ですか。人数としては、世帯としては多いのではないかなというふうに思います。また、認証施設は 11 月の時点で 15 世帯、16 人ということですが、一つの例として2万円の増額になりますということでしたけれども、そのほかにも年金収入で120 万円以上の方は4万 2,000 円の負担増、こういう状況にもなります。そういう中で、私が相談を受けた方は、突然に請求が来て2万円以上の負担になったと。びっくりして聞きましたら、こういう制度が変わっていたということ。それと、ご夫婦でいらっしゃいますので、夫さんのほうが入所してこれだけの負担だと。自分の年金はもっと低いのでそのために蓄えをしていたと。そういうふうになると本当に今度自分の生活がどうなるか不安だという、そういうこともお聞きしております。また、ショートステイでも、これだけ金額が上がるのであれば、本当は行きたいけれども行けなくなったという、こういう高齢者も実際に相談も受けております。こういう中で、確かに国の制度ではあるのですけれども、こういうような負担の状況になりますと、それこそ前段では自立のための介護保険制度といいながら、自立できなくなっていく介護保険制度に、少しずつ移行されているのではないかと、そういう心配が目の前にあるわけです。ですから、これは国にしっかりと補足給付制度を元に戻すように求めていく。それと同時に町としても何らかの手だて、本当に生活が大変になっている、そういう状況が分かったときには何らかの手だてが必要ではないかと思います。その点は、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
今回の改正については全国一律に、どこに住んでいても同じ扱いになる、対応をされるというであります。確かに月額で2万 4,000 円上がるという、この2万 4,000 円上がるということを聞くと、私もすごいな、すごく上がるなというふうに第一印象としては思いました。ただ、従来1日 650 円なのですね。1日 650 円ですよ。そうすると、1食3で割ると 200 円ちょっとですね。そうなれば、これ町の学校給食よりも安いな、そういう感覚にも実は一方ではなりまして、御飯はどこにいても食べるわけですから、その負担が過度な負担になることは避けなければならないですが、この食事料が1日 1,445 円で食べられるというふうに考えたら、これは過度な負担かどうかという基準はなかなか難しい。上がり幅だけ考えれば上がったなと、これは間違いなく私はそういう印象持ちますけれども、1日 1,445 円で1日3食まで食べられるということになれば、果たしてこれが過度な負担なのかどうなのか、その辺を考えながら国としては基準を決めたというふうに私は解釈をしております。
再質問 10番 野原惠子
高齢者の生活実態といたしまして、1日このぐらいの食事かかって当然ではないかというお答えというふうに聞いております。しかし、地域で聞いてみますと、1日 800 円で、1日の食費を賄っている高齢者もおります。本当に年金が少なくて、灯油代も節約して、そして食事代はこのぐらいという生活の方もいらっしゃいます。施設に入所した場合、これだけの金額、食事、本当に食が細くなっていきますし、本当に入所している人たちが喜んで食べられる食事、そういう内容というところもしっかり確認しながら、この金額で普通の金額なのかと、私は高いのではないかというふうに、私自身は思っているのですよね。確かに全国的な制度ではあるかもしれませんけれども、高齢者の生活実態に合った食費なのかどうか、そこのところの認識の違いはあると思うのですが、いかがですか。
答弁 町長 飯田晴義
高齢者の方もいろんな生活レベルがありますので、なかなか一概に決めつけることはできません。ただ、野原議員がおっしゃったような、そういう方もいらっしゃるとは思います。けれども、そうでない方もいらっしゃるというようなことを考えたときに、全国の基準の中で負担し得る額なのだというふうな、そういう考えの基で決定されたのだというふうに、これはもう認識せざるを得ないというわけですね。これが実態に合っていないのであれば、下げなければならないというふうに私は思います。
再質問 10番 野原惠子
これ、全国的な制度だ、もちろんそうなのです。ですけれども、介護保険を利用しての施設入所ですから。介護保険料はずっと納めていますよね、65 歳から。また、40 歳からの方々も介護保険料は納めております。何十年もかけております。そういう中で介護保険制度を利用しているのです。全ての方が利用しているわけではありません。こういうふうにして必要だから施設に入っているわけです。そういう方に対して、これだけの負担増というのは、本当に厳しいのではないか、その視点を持つべきではないかと思います。町独自では、この制度を変えていうということは、確かに困難だと思います。ですから、国に元に戻すようにしっかり意見上げていくと同時に、本当に困難だという、そういうところに対しては、何とか手だては取れないのか、そういう点でもう一度お聞きいたします。
答弁 町長 飯田晴義
これは全国一律で決まっている制度ではありますけれども、それはそれぞれの地域における生活レベル、これは 47 都道府県全部同じとは限りません。北海道、特にこの幕別において、この負担が本当に高齢者の方にとって厳しいものであるということであれば、そこはやはり国に対してもう少し下げるように、介護保険制度をもう少し国がしっかりと財政的に支援をするようにということは申し上げなければならないなというふうに思います。
再質問 10番 野原惠子
ぜひ、幕別町だけではなくて、他町村、いろんな方々と一緒に国に申し入れしていく、そういう答弁もいただいておりますので、強力に元に戻すようにきちんと手だてを取っていただきたい。それと同時に、まだこの制度を知らないというところもありまして、介護保険を利用して、こういう施設を利用している方には、きちんと周知をいたしまして、こういうふうに変わりましたよということを知らせることも大事だと思いますので、その周知のほうも、ぜひ行っていただきたいと思います。次に、介護従事者の労働実態と充足率ということなのですけれども、答弁を頂きました。それで、職員は充足している、こういう答弁なのですけれども、退職者が 41 人、新規採用者が 46 人、これ令和2年、1年間です。そうしますと、5人が定着して、41 人が退職しているという、ここをどのように押さえていくのか、ぜひお答えを頂きたいと思います。離職者が多過ぎるというのは、どうしてなのかということです。
答弁 町長 飯田晴義
町内の施設全体で 41 人が、これ多いのか少ないのかといったら、ちょっとなかなか私もその辺の尺度が持ち合わせていないので分かりませんけれども、これ施設何か所ですかね、8か所ですか。8か所で 41 人退職したということですから、5人ですか。1施設当たり5人ということになると、ちょっと多いかもしれません。ただ、この退職事由は分からないのですね。どういう理由で辞めたか、それが常勤なのか非常勤なのかということもありましょうし、退職事由がちょっと押さえ切れていませんので、そこら辺は調査した上で、本当に定着しない、労働条件が悪くて、あるいは人間関係なり悪くて定着できないのであれば、そこは改善を求めていく必要があるのだというふうに思います。
再質問 10番 野原惠子
介護保険制度が始まった頃には、若い方々が介護関係、障がい者関係、そういうところに就職をしていると、統計的にも明らかになっております。その若い人たちが、どうしてこの介護の現場に就職したかという、そういう中では、やはり高齢者や障がいのある人との人間的な触れ合いや社会貢献という積極的な要因から、介護職として就職を希望する人たちが多かったと、アンケートではそういうふうになっているのですね。それで、そういう状況から今度 20 年たちました。そういう中で、今言われているのは、介護労働者の賃金が低過ぎる、年間で全産業平均の月6万 8,000 円、ボーナスを含めれば月9万 5,000 円低い。介護職ですとか障がい者施設のそういう人たちの職業。今回、岸田首相は1か月 9,000 円上げるというふうにお答えになっているのですけれども、これから見ても、労働条件、この賃金が低いというのは明らかになってきていますね。そういうことですとか、やはり短期雇用ですとか、そういう方たちが多い。それから、働く条件として、介護の現場に行ったときに賃金だけではなくて、賃金が低いので定着しない。正規雇用ではなくて非正規が多いと、そういうことが重なってだんだんだんだん若い人たちが、最初の希望であった生きがいがなくなってきて、介護の現場に定着しない、こういうことも実態として明らかになっています。それで、介護保険がスタートした頃の介護職員の平均年齢が 34.8%、そしてホームヘルパーは48.5 歳、2018 年には 41.9%、これ施設の介護職員の平均年齢ですね。ホームヘルパーの平均年齢が57.7%。このことは、若い人がこういう現場に生きがいを持って働くことができなくなったというあかしではないかと思います。それと同時に、前段で、私、高齢者の自立できるような介護保険制度になっているのかという質問をいたしましたけれども、そことリンクしているのではないかと思うのですね。ですから、なかなか職員が定着しない、こういう現実があって、幕別町でも退職が 41 人、新規採用が 46 人、5人しか定着しない。そして、この中で正規が何人なのか、町長先ほどお答えになりましたけれども、そういうところもしっかりと調査いたしまして、正規職員で定着できるような労働条件であれば、介護職に就く方はいらっしゃると思うのですよね。そういう改善が必要だと思いますが、いかがですか。
答弁 町長 飯田晴義
離職した方の常勤は 23 人と、半数以上を超えていますね。そういうことからすると、野原議員おっしゃるように、常勤でも定着しないというか辞めている方が多い。退職事由が分からないので一概に定着しているしていないということは言えませんけれども、常勤の方が 23 人辞めて、非常勤が 18 人辞めておられるという数字が出ておりますので、そういうことからすると、常勤が23 人も辞めるのは、やはり正常ではないのかなという感じはいたします。ただ、実態は分からない中でお話をしていますので、もう少しそれぞれの事業所の実態を把握した中で、それは何を気にして辞めておられるのか、定年なのか、途中退職なのか、あるいは家庭の事情なのか、いろいろあるかと思いますけれども、それを含めてその原因がやはり待遇が悪い、給与あるいは労働条件の面で待遇が悪いということであれば、そこはやっぱり事業所に対して、なるべく定着するような事業者責任において努力もしてもらわなければならないなというふうに思います。
再質問 10番 野原惠子
ぜひ調査していただきたいと思います。それと在宅のホームヘルパーなのですけれども、今までホームヘルパーの場合には、1回行ったら1時間が 45 分に時間短縮されているのですよね。そして、私、入浴サービスを受けている方の相談があったのですけれども、今まで1時間だったときにお風呂にゆっくり入って、ちょっと相談事もできたと。45 分になったら、ヘルパーさんが自宅に入って帰るまで 45 分、そういうふうになると、さっさと着替えや何かができる人が受けるサービスではありませんから、服を脱いだり、お風呂から上がったり、時間がかかると。そういうふうになると、ヘルパーさんが身支度を整えて出るまでが 45 分。そうすると、実質入浴にサービスを受ける時間が非常に短縮されていると。帰るときに、事業所にこれから仕事終わりましたという連絡する時間も 45 分になると。これであれば、本当に入浴サービスを受けている、そういう気持ちにはならない。せかされて入浴サービスを受ける、これでいいのだろうかという、何のために介護保険料を払ってきたのか、必要なときに本当に必要なサービスが受けられない、こういう声も届けられているのですよね。ですから、そういうふうになると、この9月から見たら、自分も介護入浴のサービス受けているのですけれども、9人ヘルパーさん替わっているというのですよね。続かないというのですよ。何ていうか、ヘルパーさんもすごく急がされて仕事をいているようだと。だから、定着しないのではないかと。ここの問題点も指摘されました。ですから、これは町で全部が解決できるとは思わないのですけれども、こういう状況で、利用者もヘルパーさんも大変な思いでこの 45 分を過ごしているという実態が明らかになりました。ですから、そういうところの改善も町で手だて取れるのであれば、手だてを取る、国に対してきっちりとそういうことも上げていく必要があるのではないかと思いますが、その点いかがでしょうか。
答弁 保健課長 金田一宏美(保健課長は2022年3月まで)
ただいまの訪問介護の時間についてなのですが、軽度の方は 45 分を目安にというのはありますが、介護度によって、訪問介護の時間については、どのようなサービスを提供するかということによって、様々な時間帯の設定がありますので、その方にとって必要なサービスの提供時間がどれかということで決まってくると思いますので、一律に 45 分ということではないというふうに、一律に 45 分ということではないです。
再質問 10番 野原惠子
それでは、介護度の見直しをしていけば、45 分が延びることもあり得るということですか。
答弁 保健課長 金田一宏美(保健課長は2022年3月まで)
必ずしも介護度だけではなくて、要介護認定になった場合には、その方に身体的な介助が中心なのか、生活援助が中心なのかという、どういうサービスを提供するのか、それで、その方の家族状況ですとか、身体状況とかに応じて、その方にとって、どの時間帯のどういうサービスが必要かということで、ケアプランが立てられていきますので、身体状況が変わっているのであれば、介護度を見直すという方法もありますし、あとその方に対するケアプランが、サービスの提供がどうなのかというのは、サービス担当者会議などで、45 分ではやっぱりその人が自立していくために必要なサービスが受けられないとなれば、またそういうところでまた話し合うということになるかと思います。
再質問 10番 野原惠子
では、その方の状況を聞いて、ケアマネジャーの方と相談して改善をしていく、こういう視点で押さえていきます。しかし、この中で問題なのは、ヘルパーさんが、この9月から何人も、数人も替わっているという、これは事業所の状況だとは思うのですけれども、でも、今、幕別町の介護従事者の退職者、新規採用者、そこと何かリンクして思ってしまうのですね。定着しない、そこのところをやっぱり共通する問題点があるのではないかという指摘をして、私はそういう点もひとつ大きな問題ではないかなというふうに感じていますが、その点はいかがですかね。
答弁 保健課長 金田一宏美(保健課長は2022年3月まで)
私も9人替わった方の状況が、事業所の状況も分からないのであれですけれども、必ずしもその方にサービスを提供するときに、事業所で人を固定しているわけではないので、逆を言えば、そのときのほかのサービスの方の誰がどの方のところに行くのかというところで、調整されているという可能性もあるので、必ずしも9人、人が替わったというところで退職者が多くてというところにはリンクしないのではないかなというふうに考えます。
再質問 10番 野原惠子
そういうことであれば、私ももっと実情を聞いて、どういう状況なのか確認してみたいと思います。しかし、非常に利用する人にとっては、サービスをする方が替わるというのは非常に不安だという、そういう点が一つ聞いておりますので、そこをもう一度確認していきたいと思います。それでは、次に移りたいと思います。後期高齢者ですね。先ほど、影響額がこの間どれだけ影響額が出るかということでは、非常に実態金額というのは難しい状況なのかなと思いまして、一つの例についてお聞きいたしました。一例だけであっても負担が高額になっているというところで、介護保険料の軽減が必要ではないかということで、町としても広域連合にきちんと保険料の抑制を求めていくということでしたので、ぜひ、そこをこれからも求めていっていただきたいというふうに思います。ちなみに、今の高齢者の経済状況なのですけれども、年金額が引き下げられております。少しずつ少しずつですよね。それと、後期高齢者の保険料は2年ごとの見直しで引き下がるのだったらいいのですけれども、引き上げられております。それで、9割軽減も廃止になっております。そして、介護保険料も3年ごとに見直しされまして、これも幕別町の場合、引上げになっております。75 歳以上の医療費も 200 万円以上の人たちは2割に引き上げられますよね、来年の 10 月から。そして、消費税の引上げですね。本当に年金だけで生活されている方の暮らしがだんだんだんだん厳しくなってきているというのは、こういうことからも明らかです。それで、幕別町の高齢世帯の生活保護の世帯数が、2018 年が 167 世帯、60.7%、2019 年度が 173 世帯で 63.4%、2020 年度が 179 世帯で 64.2%、こういうふうにして高齢者の生活保護受給者も増えております。こういうことから見ても、本当に高齢者の暮らしが大変だということも明らかになってきております。そういうところで、保険料の引下げというのは本当に切実な要求でもあるのですね。それで、今9割軽減から7割軽減になると、これは国保と同じ基準になってはいるのですけれども、高齢者の保険料が年金から、ほとんどの方が後期高齢者は年金から引かれますよね。年金から引いていない人もいるのですけれども、介護保険料も後期高齢者保険料も年金から引かれると。そうすると、本当に使える金額が少なくなっているという切実な思いが伝わってきます。そういう点で、ぜひ、道に対して保険料の引下げをしっかりと求めていっていただきたいと思います。ここで、町の答弁といたしましては、広域連合に保険料の軽減を求めていくということでした。それで、ここのところもしっかりと求めていっていただきたい、このように思います。その点、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
まず、広域連合における収支の見込みはどうなっていくかということ、そういう中で保険料が急激に上がるようであれば、そこは何らかの措置が必要であろうというふうに思います。今、作業しているのは令和4年度と5年度の保険料がどうなっていくか。やはり2年見ないと、今年は、令和2年度は受診控えによって 542 億円が剰余金が出たわけでありますけれども、これはコロナ禍を脱していくと、普通のペースに戻ったときに、この 542 億円はなかったというか、余分なお金みたいなものですから、これが増えていくと、このお金を充当して保険料を据え置いたら、またそれがベースとなって翌年増えていったら、さらに上げなければならないという事態にもなりますので、ここはやっぱり長期的な視点に立って、保険料がどういう推移をするかという中で、慎重にこれを充当していくというということが必要だろうというふうに思います。それで、充当できるのであれば、そこは町としてもそういう要請をしたいなと思います。
再質問 10番 野原惠子
今回もコロナの関係で受診控えがあって、これだけの余剰金ができた、それは私もそのとおりだと思うのですけれども、まずは2年間これを活用して、保険料を低く抑える。この次、またそれががっと上がるかもしれない、こういう心配は確かにあると思うのですけれども、これ、悪循環になるのではないかと心配あるのですね。保険料が上がって、収入が下がってくる。そうすると病院の受診控えも起きるようになれば、重症化してから病院になると、また医療費がかかる、悪循環になる可能性もあるという心配があります。そして、高齢者の方は、何で自分たちが元気なときに働いてきたのに、国民健康保険から外されて、75 歳以上から後期高齢者という保険に分けられるのだと。若いときは一生懸命働いてきたと、税金も納めてきた。その矛盾が非常に怒りになるという、そういう声も聞かれているのですよね。ですから、確かに高齢になったら、病気が多々増えます。そういう中で、どういうふうにして高齢者の健康も守って、なるべく病院にもかからないような手だてを取るだとか、かかった場合でも手だてを取れるとか、そういうことも幕別町だけでは、もう本当に介護保険も後期高齢者も、町ではどうにもならない部分いっぱいあると思うのですけれども、しっかりと道とか国とかに意見を上げて、住民の暮らしを守っていくという、そういう姿勢で臨んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
答弁 町長 飯田晴義
その姿勢は、これまで全く変わっておりませんので、しっかりと住民の方が、町民の方が安心して暮らせるようなそういう環境になるように、引き続き要請活動については努めてまいりたいと思います。
再質問 10番 野原惠子
強く要請いたします。最後に、高齢者の受診率なのですが、コロナで確かに少し下がっております。やはり受診して健康を維持していくって大事なことだと思いますので、引き続き高齢者にも健診を受けるように啓発もしていただいて、健康を守る手だてを要望いたしまして、質問を終わります。以上です。