みんなの議会

幕別町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日

防災備蓄計画と人づくりについて

2020年6月23日、幕別町議会の一般質問で、石川康弘議員が「防災備蓄計画と人づくりについて」質問し、町長 飯田晴義、防災環境課長 寺田治、住民福祉部長 細澤正典が答弁しました。

質問者
石川康弘 議員
答弁者
町長 飯田晴義、防災環境課長 寺田治、住民福祉部長 細澤正典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 石川康弘

通告に従いまして、質問をさせていただきます。防災備蓄計画と人づくりについて。災害はいつどこで起きるかわかりません。過去に私たちは、多くの災害を経験してきましたが、そのたびに各地に甚大な被害を与えました。それに加え、現在私たちが経験をしている新型コロナウイルスに伴う、直接的被害や間接的な経済被害等も「災害」と捉える必要があると考えます。このような経験から様々な防災対策が講じられてきておりますが、想定外の大災害はいつどこで起きるかわかりません。自然災害を避けることはできませんが、備えることはできます。それには、行政と町民が共に協力し合い、災害に強い町をつくることが重要であると考えます。まず、自助として、自分の身は自分で守るという認識を持つことはもちろんのこと、ご近所とのつながりを持ち、お互いが協力し助け合う共助もなくてはなりません。そして、町が担う公助を含め、協力体制の整備が大切です。本町においては、今年度、防災マネージャーが配置されたことは大変心強く期待するところであります。さらなる防災対策の強化をするためには、防災備蓄と必要な人材育成、また、女性の視点を生かした対策が重要であると考えます。よって、以下の点について伺います。①第2期幕別町防災備蓄計画はどのような経緯でつくられたのか。②どのような基準で備蓄食料を選定しているのか。③保存期間が残り少ない備蓄食料をどのように活用しているのか。④家庭内備蓄を推奨しているが広報をどのようにしているのか、また、備蓄の現状はどうなっているのか。⑤子どもから大人までの防災教育と防災に対する人材育成の取組をどのように考えているのか。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

石川議員のご質問にお答えいたします。「防災備蓄計画と人づくりについて」であります。災害時の被害を最小限に抑えるためには、地域住民による組織的な協力や非常時の備えが極めて重要な役割を果たすものであり、必要最小限の非常食など、家庭内備蓄や地域内備蓄の推奨に加え、行政備蓄として平常時から食料や生活必需品及び避難所運営に必要な資機材を計画的に備蓄しているところであります。また、平成 27 年度から地域防災訓練を5か年計画で実施し、災害発生時における的確な避難行動を習得するとともに、自分や家族を守る「自助」の意識と地域の協力となる「共助」の理解を深めるなど、防災活動の意識の醸成に努めてきたところであり、さらに本年4月には、防災・危機管理に対する専門知識や実務経験を有した地域防災マネージャーを採用し、防災知識の普及啓発や防災リーダーの育成、地域防災訓練の促進など地域の防災力の向上を図る体制を強化したところであります。ご質問の1点目、「第2期幕別町防災備蓄計画の策定経緯は」についてであります。本町では、従来から不測の事態に備え、必要最小限の非常食や保存水を一定数備蓄していましたが、平成 23 年3月に発生した東日本大震災では、被害が広範囲に及びライフラインの寸断や道路、鉄道、空港などのインフラにも甚大な被害が発生し、流通機能の停滞に伴い、流通物資の調達に支障を来すことが判明いたしました。このため、平成 26 年5月に修正した幕別町地域防災計画に基づき、今後の備蓄の在り方等に係る基本的な方針を定める「幕別町防災備蓄計画」を 27 年4月に策定いたしました。この防災備蓄計画は、自助、共助、公助の考え方を基本に、町民による家庭内備蓄、公区、自主防災組織等による地域内備蓄、あらかじめ協定を締結した事業所等から調達する流通在庫備蓄のほかに、町が行う行政備蓄を強化することにより、町民、事業者、行政が一体となり備蓄体制を構築しようとするものであります。町が行う行政備蓄につきましては、平成 26 年3月に北海道防災会議地震火山対策部会地震専門委員会が報告した十勝の地震被害想定値により、避難所生活者の想定数を 6,173 人とし食料等の備蓄を進めてまいりましたが、計画期間が本年3月で終了することや、平成 30 年2月に北海道が公表した地震被害想定値が変更されましたことから、避難所生活者想定数を 5,615 人に修正し、あわせて、公的備蓄に係るニーズの変化などを踏まえ、令和6年度までを計画期間とする「第2期幕別町防災備蓄計画」を本年3月に策定したところであります。ご質問の2点目、「備蓄食料の選定基準は」についてであります。第2期幕別町防災備蓄計画では、避難所生活者想定数 5,615 人分を基本に、自助、共助、公助の考えに基づき避難所における1日分の食料約1万 8,600 食と水 3,000 リットルを目標に備蓄を進めています。備蓄食料につきましては、一般的な主食である米飯やパンを中心としながら、乳児に必要な粉ミルクや高齢者向けにおかゆなどを選定しておりますが、米飯では、水やお湯を加えて調理するアルファ化米とし、白米のほか、五目ご飯や野菜ピラフ、ドライカレー等、おかずがなくても食べることができる味の異なるものを用意し、不便な避難所生活の中でも食事を楽しめるよう配慮しているところであります。また、アレルギーをお持ちの方への対応にも配慮し、一部の品目を除き、卵、小麦、そばなどのアレルギー特定原材料を含まない製品を選定するようにしております。ご質問の3点目、「保存期間が残り少ない備蓄食料の活用方法は」についてであります。賞味期限の定めがある備蓄食料や飲料水については、賞味期限を考慮の上、在庫管理を行っており、賞味期限が残り1年未満となったものは、廃棄せずに有効活用を図る観点から、地域の防災訓練や出前講座等の参加者に試食用として配布しております。本年度におきましても、アルファ化米 1,549 食をはじめ、飲料水 1,300 本について、各種出前講座や防災教育の教材として学校に配布するなど、食品ロスにならないよう有効に活用することとしております。ご質問の4点目、「家庭内備蓄に係る広報は、また備蓄の現状は」についてであります。日頃から防災意識に関心を持っていただくため、各戸に配布いたしております「防災のしおり」や町ホームページによる情報発信のほか、令和元年9月号から広報紙に防災の特集ページ「防災ナビ」を設け、毎月、防災に関する様々な情報を掲載し、家庭内備蓄に限らず、町民の皆さんに防災情報の周知を図っているところであります。各家庭の備蓄の状況につきましては、協働のまちづくり支援事業交付金などで、非常用持ち出し袋の購入など自主防災組織による家庭の備えも進められており、必要性は一定程度浸透しているものと考えておりますが、今後におきましても、出前講座や地域内での防災訓練など、様々な機会を捉え、家庭内備蓄や地域内備蓄等の必要性について周知を図り、地域の防災力の向上につなげてまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「子どもから大人までの防災教育と防災に対する人材育成の取組に対する考えは」についてであります。いつ、どこで直面するか分からない様々な災害に対して、命を守る行動をするためには、子どもから高齢者まで、あらゆる世代にわたる防災活動の輪が日常の暮らしの中に広がっていくことが必要と考えております。このことから、昨年度から地域と学校を対象に一日防災学校を開催し、学校と地域、そして行政が連携・協力することにより、地域全体の防災力の向上につながり、一人ひとりが自然災害を正しく理解し、防災・減災行動について自ら考え、判断できる能力の養成を図っているところであります。また、本年度採用した防災マネージャーの知識と経験を生かし、Do はぐ等を活用した出前講座の開催などによる自主防災組織の設置の働きかけを行うとともに、防災関係機関や災害協定を締結している企業と連携した、より実践的な訓練の実施に向けての提案・コーディネートやサポートなど、参加した地域住民の皆さんが自助・共助・公助という防災の基本の大切さを実感してもらえるよう取組を進めてまいります。さらに、地域住民の方の中で防災士の資格を有する方が 26 名、北海道が実施している地域防災マスター認定者が 40 名登録されておりますことから、こうした方々の協力もいただきながら、地域のリーダー的役割を担う人材の育成に取り組んでまいりたいと考えております。以上で、石川議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 1番 石川康弘

それでは、再質問させていただきます。一昨年、ブラックアウト、そして今回コロナウイルス感染症と過去に経験したことがないことが起きております。そのたびに備えることの大切さを痛感するところでございます。今回もスーパー、ホームセンター、ドラッグストアからティッシュペーパーやトイレットペーパー、あるいは消毒液、マスク等があっという間になくなり、備蓄を行っていない人がかなりの数いるのだろうなというふうに感じたところであります。また、4月1日には、国連の FAO、食糧農業機関、WHO、世界保健機関、WTO、世界貿易機関は、共同声明でこの食糧の危機を非常に懸念をしておるということが発表されておりました。その上でこの問題については、重く受け止め、備蓄を重要課題として、強化につなげなければいけないというふうに考えております。私も、できたばかりの第2期幕別町防災備蓄計画を読ませていただきました。1つ目の質問ですけれども、どのような経緯ということでお答えはよく理解することができました。しかし、1つ質問をしたいのは、この計画がどういう、誰が何回ぐらいの会議で何を基にしてこれをつくられたのか、もし分かる範囲でよろしいですから、お答えをいただきたいと思います。

答弁 防災環境課長 寺田治(防災環境課長は2022年3月まで)

防災備蓄計画どのようにつくられたかということでございますが、町長答弁でもありましたとおり、1つには、その東日本大震災の災害を受けて、物流が止まってしまうと。これを受けて、備蓄計画をつくったというのが答弁でもありました。問題はその避難所に逃げてくる人がどれぐらいになるのかということをまず押さえなければいけない。これは北海道防災会議の中で十勝断層帯主部の地震、これが発生したときが一番被害が大きくなるというデータが出ておりまして、それの幕別町においては、新しい数字でいくと 5,615 人。ですので、この避難所に逃げてる人数に備えて、食料、水、それを備蓄するという計画でございます。

再質問 1番 石川康弘

すみません。ちょっと私の質問が悪かったのかもしれませんけれども、多分何回か会議がもたれて、これを作成したと思うのですけれども、これは町職員がつくられたのでしょうか。

答弁 防災環境課長 寺田治(防災環境課長は2022年3月まで)

失礼いたしました。そのとおりでございます。町内部のほうで検討して、必要数を定めて計画に盛り込んだということでございます。

再質問 1番 石川康弘

理解しましたが、私は、質問にも述べましたけれども、その会議に女性がどのぐらい入っていたのか分かりませんけれども、私はこういう計画をするときに職員だけではなく、外部の町民の方も参加していただいてやることが一番町民の方々が防災意識を高める上でもそういう形でつくられていくのが、一番いいのではないかなというふうに感じました。私もちょっと読んでみましたけれども、やはり私が読んでも多少抜けているところがあるかと思うのです。例えば、ペットフードは、最近、ペットを飼っておられる方が非常に多いですね。避難所や何かにそういうペットを連れてくる方もいらっしゃるかと思うのですね。そのときにペットフードの備蓄も必要になってくるのではないかなというふうに感じます。それから、もう一つは、ここには書かれていないのですけれども、例えば災害が起きて、移動するときに車にガソリンが入ってないで、よくガソリンスタンドが列をなしてしまうという状況も過去にあったかなというふうに思います。私もその経験を踏まえて、車のガソリンが半分になったら、満タンにするように心がけているのですけれども、例えば町の公用車、一番、これ災害が起きたときに必ず車が必要なわけですから、そのときに例えば半分も入ってなかったときに途中で間に合うかどうかという不安を抱きながら運転するよりも、半分になったらもう満タンにするという、そういう習慣を庁舎内にもそういうことが習慣づけられるとそういうこともクリアできるのかなというふうに感じます。これは灯油も一般家庭においては、同じことが言えるのかなと思うのですね。そういうことが意外とこの計画の中には、網羅されていないところがあるのですね。そういう意味から、職員だけではなく、やっぱり実際にその経験しておられる、特に女性の視点からこういうものをつくられるほうがもっとよいものが出来上がってくるのかなというふうに思います。これ5年間ですか。5年間ですね。その間にこういう、私が今お話したようなことが出たときに、修正して、またつくり直すということは、1年ごとでもいいですけれども、そういうふうに改定していくことは考えておられますか。

答弁 防災環境課長 寺田治(防災環境課長は2022年3月まで)

5年計画の備蓄計画でございますが、必要に応じて随時修正していく考えでございます。以上です。

再質問 1番 石川康弘

改定するときに、私、先ほど言ったように、町職員以外の方も外部の方も入れて、時には専門家を入れることも必要かもしれません。そういうことも考えることはできますか。

答弁 住民福祉部長 細澤正典

備蓄計画の見直しの関係でございますけれども、先ほど議員の言われていた例えば車のガソリンの考え方とかという部分に関しましては、むしろこの防災のしおりの中で日々の町民の方の防災に対する意識を高めるということのほうが記載している意味合いがあるのかなというふうにも思いますので、防災のしおりの見直しですとか、そのようなときにでも、そのようなご意見を反映できればというふうに思っております。

再質問 1番 石川康弘

理解しました。ありがとうございます。それでは、2つ目に行きたいと思いますが、どのような基準で備蓄食料を選定しているのかということですけれども、厚生労働省では、このように言っているのですね。今回のようなパンデミックとなった場合、感染を防ぐために不要不急の外出をしないことが原則です。そこで災害時と同様に万が一に備えて、外出をしなくてもよいだけの最低限2週間程度の食料、日用品等の準備をしておくのがよいと言っておるのですね。地域には、健常者はもちろん、ほかに赤ちゃんだとか、子どもさん、若者からお年寄りまで全世代いらっしゃいます。さらに健康に不安を持つ人たちもいるわけでございます。いわゆる災害弱者と言われる方ですね、そういう方もいらっしゃいます。町では、多分これ3日分の備蓄ですよね、考えてらっしゃるのは。ここには、厚生労働省は、2週間分というふうに言われているのですけれども、かなりの差があるのですけれども、これはどのようにこの差を埋めていくように考えてらっしゃいますか。

答弁 防災環境課長 寺田治(防災環境課長は2022年3月まで)

備蓄の数でございますけれども、食料、水につきましては、町の備蓄庫では1日分です。まず、3日間生き延びるように考えておりまして、1日は個人で備蓄する食料。個人には、防災のしおりでは3日分と書いてあります。できれば1週間分。それを個人備蓄が1日分、それともう1日が流通備蓄、お店屋さんですとか、協定を結んでいるところから仕入れる。そして行政備蓄1日分ということで合わせて3日分と考えております。以上です。

再質問 1番 石川康弘

厚生労働省では、2週間というふうに言っているのですけれども、なかなかその水をためるというのは、非常に至難の業かなというふうに考えますが、私さっき申し上げましたけれども、自助のほうに力を入れると、弱者の方もいらっしゃいますので、非常にそれが負担になっていく、そうであってはいけないのだと思うのですね。私たちはやっぱりそういうことからお互いに支えあう社会をつくっていく必要があると思うのですね。そういった意味からもいって、できる人は本当に2週間ではなく、それ以上できるのであれば備蓄をすることが求められてくるのかなというふうには思います。多分この3日間では、日本ではそんなにロックダウンとか、そういうことがないですけれども、でもこれからまた法律が変わって、そういうこともあるかもしれないですね。そういったときにどのぐらいあればいいのかということを本当に危機感を持って、対策を練っていかなければいけないのだと思うのですね。多分、今の3日間だったら、全然足りないと思うのですね。先日の勝毎の紙面に出ておりましたけれども、そこにも7日から 10 日ぐらいの備蓄が必要だというふうに書かれておりました。予算上、非常に厳しい面もあるかなというふうに思うのですけれども、もう少し3日から7日、厚生労働省では2週間と言っていますけれども、そのぐらいまで延ばしていく、それは自助、共助、公助含めて、どのような形でこの2週間という数字にもっていけるのか、考えることができますか。

答弁 町長 飯田晴義

行政が全て2週間分を用意するということではなくて、厚労省が言っているのは、各家庭において、2週間程度の食料を備蓄しましょうやということであって、非常時において、避難所に非難をする方が2週間分、食べられるような食料を用意するということにならないわけで、まずは3日間、町で1日間、各家庭、地域で1日間、そして流通備蓄で1日間。そして3日間しのいでいくと、その後には、救援物資が届くということになろうかというふうに思うわけです。ですから、そこは役割分担、地域内、行政、流通、まずは3日間それぞれ3分の1ずつ負担をして、しのぎましょうということと、家庭内において厚労省が呼びかけているそれぞれの心構えとしての2週間分の備蓄とは、ちょっと考え方が違うのかなというふうに思ってまして、非常食として、今、備蓄をする分としては、町としては1日分という考え方に立っているわけであります。

再質問 1番 石川康弘

私の言葉がちょっと足りなかったので、町長の言うとおりであります。しかし、このことについて、町民はよく理解をされてないのだと思うのですね。恐らく3日分ぐらい備蓄できればいいかなというふうな感覚が非常に強いかなと思うのですね。でも今回のコロナウイルスの関係で、今までと違った災害が想定されます。また、コロナと同時に例えば地震だとか、自然災害が来たときに、ダブルで来たときに、ではどうするのだというときに、例えば道路が寸断される場合もあります。だから、3日以降に救援物資が届かない場合もあるかもしれない。そういうことも想定して、私も町が全部それをやるということは不可能だと思います。ただ、それを町民にそういう危険があるので、ぜひそういうことで努力をしてほしいということを、これ、後でも言いますけれども、紙ベースとか口で言うだけでは、なかなかそれは浸透しないわけで、実際にその防災訓練等々を今までどのぐらいの頻度でやられたか分かりませんけれども、その頻度を増やすとか、実際にこの備蓄について、どのような形で備蓄したらいいのか、実際にやられている方の経験をお話ししてもらうとか、後でお話ししますけれども、この間、テレビで放映されてましたけれども、防災研究所では、実際に例えばブラックアウトみたいな経験をするために実際に電気を使わないで1日生活をしてみる。そうすると、自分の家庭で何が不足しているのか、どうすればその日を過ごすことができるのか。またそれが2日、3日、1週間どうしたらいいのか。自分の家ではこれが足りないよね、これが必要だなということが見えてくるのですね。それをしないと、なかなか、いろんなしおりだとか、いろんな紙ベースで配布したり、呼びかけてもなかなかこれ人ってできないもので、実際にやられると、特に子どもさんなんかいる家は、子どもと一緒になってそれを実践すると、このときはこうなるね、ではこれが必要だね、ではこうしようとかと、お互いにその家族の中でそれを話し合って、楽しく備蓄のための備えをすることができるのかなと思うのですね。そういうことを私は言っているので、町で全部それをやってほしいとか、そういうことではなくて、ただ、その弱者に対する支援というのは、やはりこれは手厚くやらなくてはいけないのだと思うのです。ただ、本当に健常者でできる方は、本当にたくさんの備蓄をできるように呼びかけていただきたいなというふうに感じております。それから3つ目でございますけれども、保存期間が残り少ない備蓄食料をどのように活用しているのかというところでございますけれども、これは防災訓練や出前講座、それから私もいいなと思ったのは、学校の教材として、学校で実際に配布してそれについて子どもたちに認識してもらう。これは小さいうちからそういう防災の意識を持つ上では、非常に有効かなというふうに思います。もう一つあるとするならば、よく聞かれるのは、防災訓練をするのだけれども、毎回出てくる人は同じだよねという状況があるようでございます。そういう毎回出てこない人たちのためにこういう備蓄食料を期限の間近なものを、例えば社協でありますとか、民生委員さんを通して、そういうところに届けるとか、そういうこともできるのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

ちょっと石川議員勘違いしておられる節があるわけでありまして、防災訓練については、平成 27 年度から5年間かけて町が主体的になって各地域、市街地一巡してやっていただきました。そしてその際には、そういった水であるとか、アルファ化米はお配りしております。今は、やはりこの防災訓練というのは、自ら命を守って、そして助け合って、そして避難所までお互いに声かけ合いながら避難をすると。そして避難所の運営をどうしていくのだということでありまして、非常時、震度7の大地震が起きたときには、自らやっぱり住民の皆さんが助け合いながら、そして避難所の運営もしていただかなければならないわけでありまして、今はもう各地域において、自主的に訓練をしてもらう、そういう時期、段階に入っているわけでありまして、そういうことで出前講座であったり、防災、マネージャーであったりですね、あるいは先進的な事例を紹介していただいて自主的に訓練をしていただく、そういう段階に入っておりまして、そういう場でも、活用させていただく、そういう思いでおります。

再質問 1番 石川康弘

それについては、理解をいたしました。次に、家庭内備蓄に関わる広報、または備蓄の現状でございますけれども、これは、ここには、先ほどの答弁では、実際のその数字というのは現れてはきていないのですけれども、これ例えばアンケート等で幾らかの数字を把握はしているのでしょうか。

答弁 防災環境課長 寺田治(防災環境課長は2022年3月まで)

アンケート等で家庭内備蓄どれぐらいしてるのかということは、取っておりません。以上でございます。

再質問 1番 石川康弘

これも大変でしょうけれども、実際に災害が来たときに、先ほどもお話ししましたけれども、スーパーやホームセンターからいろんな物がなくなっていくわけですね。そういうのを見ると、本当にどのぐらいやられているのか、本当にだんだん不安になってくるわけですね。そういった意味からも見て、どうでしょうね。アンケートを取って、どのぐらいされているのか、町内会で、公区ですか、公区で調べて、その数を把握することもできるのかなと思いますけれども、その点については、なかなか難しいでしょうかね。

答弁 町長 飯田晴義

アンケートを取るのを全く否定するものではありませんけれども、確かにアンケートを取ってないので、細かな備蓄状況は把握はできておりません。ただ、非常持ち出し袋をご存じでしょうか。リュックなのですが、これは協働まちづくり支援事業によって、購入はメニューがあって、この協働まちづくり支援事業を活用して、各公区で購入をした、そういう実績があります。これで、実績で言いますと、2,650 袋が出ておりまして、これは事業を活用しないで自ら単独で購入した公区もありまして、恐らく 3,000 袋以上は、各公区に行き渡っているというふうに最低でも推計はしております。そうしますと、そういう意識の高いところにおいては、非常袋に物が入っているし、当然ある程度の備蓄はされてるのだろうなというふうに思っております。しかもこれは、地域防災訓練を通しての周知が主だったわけでありまして、市街地がほとんど、約1万世帯のうちの 3,000 世帯ぐらいは、行き渡っているというふうに思っておりますので、さらにこれを進めていくことが大切であろうというふうに思いますので、しっかりと PR をさせていただきたいというふうに思います。

再質問 1番 石川康弘

理解をいたしました。ぜび PR のほうをよろしくお願いをしたいと思います。さらに、たくさんの備蓄がそれぞれの家庭でできる範囲でできるようにと願っているところでございます。最後に、子どもから大人までの防災教育と防災に対する人材育成の取組に対する考えはということでございますけれども、丁寧なご回答をいただきました。これは非常に言うのは簡単ですけれども、非常に難しい問題だと思います。町では、先ほど言われましたように、地域防災マスター認定者が 40名、それから防災士の資格を有する者が 26 名と、それから先ほどお話があった防災に関するマネージャーが配置されたということは、非常に防災教育に関する人材育成の取組については、非常にいいのかなというふうに考えておりますけれども、私の好きな言葉があるので、ちょっと読みたいと思うのですけれども、アメリカ大統領の 35 代大統領のジョン・F・ケネディ大統領が就任のときにこのように言っているのですね。「あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしい」、これを、国を町に置き換えると、その意識というのが非常に変わってくるのかなと思うのですね。町民一人ひとりが本当に協力して、町をつくっていくのだということが根づいてくると、本当にこの備蓄についても少しずつ増えていくのかなというふうに思っています。災害が起きたときに、先ほど藤谷議員からも質問ありましたけれども、町職員はそれぞれの責任で各避難所に配置されるわけですけれども、私考えるのですね。実は、町職員も被災されている可能性がある。そうやって考えると、いかにその人材、それからそれに携わるボランティアの方々、これが非常に必要になってくるのだろうというふうに考えております。そういった上からも非常にこの人材育成ということは、非常にしっかりと取り組んでいかなければいけない。それから小さいときから、子どものときからそれについて、いつもそういう災害が来たときにどうすべきかということを、しっかりと教育していく必要があるのかなというふうに思います。最後に、町長にお願いがあるのですけれども、我が町では、今度、防災無線が配置されます。今回のコロナの関係ででも、各国々の首脳のメッセージがテレビ等で放映されておりました。また国内においては、各自治体の長が非常に強いメッセージを発せられておりました。これを見て、本当に国民またそれぞれの自治体の県民、道民はですね、非常に感銘を受けたというふうに感じております。そういった観点から、この防災無線を利用して、町長の生の声を時々こういうことに関して使っていただいて、紙を読むのではなく、本当に町長の気持ちを伝えていただきたいなと。それよって、随分町も変わってくるのかなと。ぜひその防災無線を有効に活用していただきたいと感じておりますが、それについてどうですか。

答弁 町長 飯田晴義

おっしゃることは本当に、首長が生の声で訴えかけるというのは、非常に大切でありまして、そのことによって市民、町民は勇気づけられ、本当にほっとする思いになるのだというふうに思っています。今回も実は、声で発することはできておりませんけれども、ホームページであったり、あるいは SNS に私が自分で書いたちょっと下手くそな字なのですが、そういうメッセージも掲載しているところでありまして、防災無線ができれば、ここというときに、そういったことにも生の声で訴えかける、協力をお願いすると、そういった活用も出てくるのではないかというふうに思っております。

再質問 1番 石川康弘

最後に、これで終わりたいと思いますけれども、その備蓄という面では、非常に難しい面がたくさんあろうかと思います。ただ、私がすごく危惧しているのは、確かに今まで本当に想定外のことがたくさん起きております。そういった観点から備蓄というのは、非常に大切になってくるということですね。町民一人ひとりが安心・安全な暮らしをするためにまずは、自分の身は自分で守るというのが基本でございますから、そういったことを一人ひとりの町民が理解できるように広報していただきたいというふうに感じております。これをもって、私の質問を終わらせていただきます。

出典:幕別町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日 議事録 PDF(122ページ) 間違いを知らせる