みんなの議会

幕別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月6日

健全な財政運営を(AI、RPAなどの取組について

2019年3月6日、幕別町議会の一般質問で、小島智恵議員が「健全な財政運営を(AI、RPAなどの取組について」質問し、町長 飯田晴義、札内支所長 坂井康悦が答弁しました。

質問者
小島智恵 議員
答弁者
町長 飯田晴義、札内支所長 坂井康悦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 小島智恵

通告に従いまして、質問させていただきます。健全な財政運営を(AI、RPA などの取組について)であります。本町では、平成 28 年3月に策定した第4次行政改革大綱に基づき、行財政改革が進められておりますが、財政状況は大変厳しい状況にあり、先日発表された平成 31 年度予算案では、基金繰入金は7億円を超えて計上されているところであります。人口減少・高齢化の進展や行政需要の多様化など、社会経済情勢の変化に一層適切に対応することが求められており、厳しい財政状況下においても、引き続き質の高い公共サービスを効率的・効果的に提供する必要があります。そこで、将来にわたり持続可能な町政運営を確保することが求められることから、以下の点についてお伺いいたします。(1)4年間町政を担い、現在の財政状況について、課題をどのように認識しているのか。(2)健全な財政運営に向けて。①具体的な取組は。②受益者負担の公平の原則に立った、使用料・負担金の積算根拠の見直しと公共施設の使用料減免基準の見直しは。③過去5年間の職員1人当たりの年間平均残業時間は 189 時間から 239 時間でありますが、時間外手当の総額は。また、時間外勤務の縮減、業務効率化、住民サービス向上に向けて、AI(人工知能)、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、LINE を活用した 24 時間自動応答の「チャットボットサービス」など、民間で導入が進んでいるものもありまして、調査・研究、活用を考えてみてはどうでしょうか。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

小島議員のご質問にお答えいたします。「健全な財政運営を(AI、RPA などの取組)」についてであります。近年の地方行財政は、急速に進行する少子・高齢化に対応した福祉・医療サービスの充実や地域の防災・減災対策をはじめ、活力ある地域社会の実現のための地方創生の推進など、さまざまな行政課題に対する財政需要が年々増加している状況にあります。こうした状況の中、地方自治体は、住民の利便性の向上や行政の簡素化・効率化に向けた業務改革を推進し、今後とも、地域や住民が必要とする質の高い行政サービスを効率的・効果的に提供していくため、中長期的な視点を踏まえた持続可能な行財政運営を推進していくことが求められております。ご質問の1点目、「現在の財政状況の課題について」であります。本町の財政状況は、義務的経費である扶助費をはじめとした社会保障関連経費の増加や各種公共施設の老朽化に伴う維持・管理経費の増嵩により、財政の硬直化が進み、これを示す一般会計の経常収支比率は、平成 27 年度決算で 80.7%、28 年度が 83.4%、29 年度は 85.5%と毎年上昇している状況にあります。一般会計における地方債残高では、平成 26 年度末で約 169 億円でありましたが、新庁舎や札内コミュニティプラザの大規模な建設工事により、28 年度末では約 191 億円になったものの、今年度末には約 183 億円までに減少するものと見込んでおります。また、財政規模に対する地方債返済額の割合を示す実質公債費比率につきましては、平成 19 年度決算の 23.9%をピークに年々減少し、29 年度決算では 11.8%までに低下しており、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に定める各種財政指標は、全てにおいて健全化が図られているところであります。しかしながら、本町の歳入の4割近くを占める普通交付税が、市町村合併に伴い算定されていた合併算定替において、平成 30 年度から一本算定による交付額となり、さらには、今後の人口減少に伴う税収の減少など社会構造の変化による影響も見込まれますことから、いかに安定的に一般財源を確保していくかが課題であると考えております。さらに、地方自治体においては、歳出のうち国の法令や各種制度に基づく社会保障関連経費など、町の一般財源をもって負担する費用が年々増加傾向にありますことから、町として、引き続き、国に対し地方財政に対する必要な財源措置を求めていく必要があると考えております。地方を取り巻く財政運営、とりわけ一般財源の確保が厳しさを増す中、将来を見据え、町の発展を支える「未来」への投資が可能となるよう、健全な財政運営を心がけていかなければならないものと認識しております。ご質問の2点目、「健全な財政運営に向けて」についてであります。一つ目の「具体的な取組は」についてであります。これまでの主な取組といたしましては、政策目標に迅速かつ柔軟に対応するため、総務部と企画室を統合する機構改革を行うとともに、総合計画の基本計画で定められた施策の方向を具現化する3か年実施計画において、現状における財政状況と照らし合わせた上で、事業実施の優先順位を精査し、限られた財源を効果的に活用してきたところであります。また、町税などの自主財源の確保のため、個々の事情に寄り添ったきめ細かな収納率向上対策に努めてきたほか、ふるさと納税の寄附金や広報紙などの広告料収入の確保、さらには起債の繰上償還を行うなど、さまざまな取組を講じてまいりました。今後におきましては、前段、申し上げましたとおり、持続可能な行財政運営を構築していくことが必要であることから、平成 32 年度決算から業務改善や事務事業の再編、重点化に活用することを目的とした事務事業評価の導入に向けて、現在、準備作業を進めているところであります。二つ目の「使用料・負担金の積算根拠の見直しと公共施設の使用料減免基準の見直しは」についてであります。本町では、昭和 62 年に「第1次行政改革大綱」を策定したのを皮切りに、平成 28 年には第4次となる行政改革大綱を策定しており、その行政改革推進事項の一つとして「健全な財政運営の保持」を掲げ、新たな自主財源の検討や受益者負担の原則に立った使用料等の見直しによる歳入確保を図ることを位置付けておりますが、現在のところ具体的な検討には入っておりません。しかしながら、町財政が厳しさを増す中、安定的に公共施設を管理・運営し、一定のサービスを提供する施設使用料及び各種利用料等につきましては、その事務等に要した経費に町税等の財源が充てられることとなり、この結果、その行政サービスの提供を受けない住民も、その意思に関わらず負担していただくこととなり、住民間における不公平が生じていることも現実であります。このため、各種公共施設の維持管理などサービス提供に要する費用や受益者負担算定の考え方など、町民の皆さんと情報を共有し、減免基準のあり方を含め、適正な管理費用と受益者負担の関係がどうあるべきかを、幅広く検討していく場を持つことが重要であると考えているところであり、町財政の現状及び地方財政を取り巻く環境が厳しさを増していくことが見込まれる現在、まさにその時期に来ているものと認識しているところであります。三つ目の「過去5年間の時間外手当の総額は、また、時間外勤務の縮減、業務効率化、住民サービスの向上に向けて、AI(人工知能)、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、LINE を活用した 24 時間自動応答の「チャットボットサービス」など、民間で導入が進んでいるものもあり、調査・研究、活用を考えては」についてであります。はじめに、過去5年間の時間外手当の支給額につきましては、一般会計、特別会計、水道企業会計全体で、平成 25 年度では 7,991 万 3,571 円、26 年度で 9,734 万 3,638 円、27 年度で 9,994 万 2,163円、28 年度で1億 529 万 1,900 円、29 年度で 8,280 万 9,266 円となっております。時間外勤務の縮減に対しましては、平成 29 年度から毎週水曜日に実施しているノー残業デイ及び夜10 時以降の時間外勤務における事前協議制の導入や、実施日における職員周知等の強化など、各所属長と連携を図りながら進めてきたところであります。平成 29 年度におきましては、災害や選挙など特殊要因の違いはありますが、前年度比、支給額で2,248 万 2,634 円の減、率にして 21.4%の減となったところであり、平成 30 年度上期と平成 29 年度上期との比較においても、総時間数で 145 時間減少しているところでありますことから、今後とも、職員の健康維持の観点からも、時間外の縮減に取り組んでまいりたいと考えております。次に、人間のかわりに作業を行う技術である AI(人工知能)や人間が行ってきた作業の一部を、専用のハード・ソフトウェアにより自動化する RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)については、民間事業者においてはさまざまな分野で検討や検証、導入が進められ、また一部自治体においても、職員の業務効率化に向けた検討や実証が行われてきております。国においても、昨年3月に「地方公共団体における行政改革の取組」の中で AI や RPA 等の利用、導入検証事例の公表を行い、9月には、有識者をメンバーとする「地方自治体における業務プロセス・システム標準化及び AI・ロボティクスの活用に関する研究会」が立ち上げられ、実務上の課題等について検討がなされているところであります。AI を活用した先進事例といたしましては、チャットアプリ「LINE」により、子育てに関する問い合わせを AI が自動応答する子育て相談サービスや保育所入所の選考過程をモデル化し、AI がマッチングするもの、また RPA では、紙ベースでの申請書をデータ化して読み込み、自動でシステムへの登録を行うなど、地方自治体において活用もしくは検討されているところであります。このことから、本町におきましても、多様化するニーズに対応するため、業務内容の精査や見直しを行うとともに、業務の効率化を図る手法の一つとして、AI や RPA の活用について調査・研究してまいりたいと考えております。以上で、小島議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 6番 小島智恵

再質問をさせていただきます。まず、現在の財政状況について課題の認識ということでありますけれども、ご答弁いただきました経常収支比率のほうが、社会保障費や公共施設老朽化の維持管理費増加によって、ここ3年、毎年上昇しているということで、平成 29 年度は 85.5%、財政の硬直化が進んでいるという状況であります。また、実質公債費比率のほうが 11.8%まで低下をして、健全化というのが図られているものの、今後人口減少に向かっていくということで、いかに財源を確保していくか、そのことが課題であり今後もさらに厳しさは増していくということでありまして、そういった厳しさについては私も認識を同じく感じているところであるのですけれども、財政の考え方としまして、私の思うところでありますけれども、歳出については、できるだけ削減できるところをいかに削減していけるか、必要な事業に適切に充てていけるかというところ。そして歳入につきましては、特に自主財源のほうの確保ですね、そこのところを増やしていく、少額であろうともこれは大事なことであろうと思いますので、そういった考え方といいますか、その辺のところをしっかり意識をされて取り組んでいかれるのか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

財政運営の当然の手法でありますから、無駄を省き、そして一般財源を見出していく、そういうことの積み重ねで財政運営について取り組んでいるところであります。

再質問 6番 小島智恵

ある意味当たり前のところを確認したかもしれませんけれども、具体的な取組のところを答弁をいただきましたけれども、ふるさと寄附金につきましては、一定の評価をするところでありますけれども、広告料収入については、多少ちょっと細かい話になってくるのですけれども、まだ努力できる余地はあるのかなというふうに思っております。現在、ホームページバナー広告だとか、広報紙にも有料広告のほうを載せているということでありまして、平成 29 年の実績ですと、それぞれ約 37 万円とか 30 万円とかの広告料収入を得ているわけなのですけれども、帯広市さんの事例とかを見ますと、結構手広く広告募集をされておりまして、書類送付などに使う封筒に広告を入れたりして、ごみ袋だとか上下水道の検針票などということで、今話したことが全部全部載せられるかというと、そういうふうにはならないのかもしれないのですけれども、まずできそうなところから、小さなところからでも取り組んでいかれて、さらなる努力をされてはどうかと思うところなのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

ちりも積もれば山となるという言葉があるように、1万円しか集まらないからやめるとかということではなくて、お金になるところはしっかりお金にしていくということは大切であろうというふうに思っていますし、そういう方針でこれまで臨んできているところであります。

再質問 6番 小島智恵

私も同感なのですけれども、そういった積み重ねが大事であるということであるのですけれども、もう一つちょっとしつこい話になるかもしれないのですけれども、過去に予算決算の中でコミバスの広告、社内広告のほうを、当時1社のみということで、車内だけではなく外側のほうの車体に載せてはどうかということでお聞きしたことがあるのですけれども、デザインを優先するという答えでありましたけれども、コミバスも昨年 10 月から札内のほうが2台に増車されたということもありますので、日中、常に巡回して皆さんの目に触れていくというのもあって、広告効果も高いものですから、こういったことも先ほどの、ちりも積もればということわざになるのですけれども、そういったことの取組も考えていかれてはどうかと思うところなのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

これは費用対効果ということはお金を集める上でもありますので、そこはしっかりと広告を載せようとする人が、お金をかけてでもいいからそこに載せたいという、そういう需要があれば取り組まなければならないなというふうに思いますので、そこは研究をしてみたいなというふうに思いますし、それに限らず先ほど申し上げましたように、1円でも 10 円でもお金になるようなことは、やっぱりしっかりと取り組んでいかなければならないなというふうに思っております。

再質問 4番 小島智恵

検討をしていただきたいと思います。少額であっても、そういったいろんな積み重ね本当に大事なことだというふうに思っております。次に②の、受益者負担による使用料見直し、公共施設の減免見直しというところなのですけれども、行政改革大綱の項目のほうにも、もう上げられてはいるのですけれども、ご答弁としては現在のところ具体的な検討に入っていない、幅広く検討していく場を持つことが重要といったお話ではあったのですけれども、本当にこれ団体とかサークル等々で利用されている方、定期的に利用されている町民の方の気持ちを考えれば考えるほど、やっぱり手をつけがたい内容になってくるのかなと思うのですけれども、長らく町民の方、これまで町民の方の場合は無料で公共施設を利用されてこられて、それがやっぱり有料というふうに変わるのであれば、これはやっぱり大きなこと、難しい問題かなというふうに思うのですけれども、しかし一方では、さきの行政報告でもありましたけれども、新年度予算の中で、農業者トレーニングセンター改修工事が計上されておりますけれども、今後、将来的にはそういった公共施設の多くが老朽化していくというふうにはお聞きしております。そういった公共施設維持管理をしていくということであれば、どうしてもそういった受益者負担という議論が湧き上がってくるのかなとは思うのですけれども、また答弁でも触れておりましたが、施設を全く利用していない町民の方も、そういった維持管理のために税を払っていらっしゃるという、そういう事実もある、不公平な面もあるということで、そういった考えも既に町のほうでもお持ちかと思いますけれども、そういった受益者負担の考えのもと、町としては現段階の考えとしては、結構前向きに取り組む姿勢は持たれていらっしゃるのか、現段階のお話を聞きたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

町の財政運営としては、そろそろ考えなければならない時期に来ているということは答弁で申し上げたとおりであります。ただし、これは何十年も使用料条例はありながらも、減免規定を働かせることによって実質的には無料であるということで来ているわけで、ここでお金を払うと、負担をするということに対する町民の皆さんの抵抗感というのは、非常にあるというふうに思います。これは極めて政治的な判断という形にもなってくるかと思いますので、私は今の場でどうするこうするということは申し上げられませんけれども、ただやはり一番大事なのは、町民の意識の醸成がなければ、これはなし得ないということでありますので、そこら辺からまず町民の皆さんがどう考えているのかという幅広い議論をすることが、一番最初であろうというふうに思っているところであります。

再質問 6番 小島智恵

議論をするということなのですけれども、その抵抗感というところでは、例えば有料となりましても、1回何百円とかそういった形で、金額の大小もあるとは思うのですけれども、少額の負担をお願いしていくとか、そういった抵抗感というのも少なくしつつということも考えられるのかなと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

ゼロが1円、例え1円であっても負担することは、果てしなく大きなことだというふうに思っております。ですから、幾らをいただくかという議論ではなくて、受益者負担もそろそろしていく時代だねという町民の皆さんの意識があれば、でき上がってくれば、私はそういう方向でいくでありましょうし、まずそこの町民の負担、町民の皆さんの意識の醸成がどうなっていくかということに、まずはかかっていくのであろうなというふうに思っております。

再質問 6番 小島智恵

先ほど申し上げた、公共施設の老朽化というそういう問題も今後絡んできますので、町民の方の意識ももちろんそれも大事なのですけれども、そういったところの兼ね合いも考えて、間断なく絶えず本当に検討していただきたい、考えていただきたいというふうに思っております。また、これまで町民の方無料で利用されてきているということで、利用や使用の実績を見てみたのですけれども、特に利用が多いのが札内スポーツセンター、平成 29 年の実績では約9万 5,000 人ということで、町外の方もこれ数字に入っているので、全員町民の方ではないように思うのですけれども、最近利用が多い印象にあるのが札内コミュニティプラザも多いのかなと思うのですけれども、平成 29年度なんかは集会室約1万人とかという数字も出てはいるのですけれども、無料によって、ある意味利用が促進されていく、増えていく傾向にあると思うのですけれども、そういう環境下に置かれているものですから、例えば予約がとりづらいとか、そういう弊害といいますか、影響というのは現状で出ていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。札内支所長さんでもいいのですけれども、お伺いしたいと思います。

答弁 札内支所長 坂井康悦(札内支所長は2019年3月まで)

今現在、コミュニティプラザの利用状況は、昨年に比べて新規の団体数は増えております。着実に使用件数、人数も増えておりますが、今の段階では、どうしてもとれないということまでは至っておりません。ただ3か月前の1日に早い者順で予約をとっておりますので、その日がふさがっていたら、違う日の違う時間というところで、あいている時間、あいている日にちはまだまだございますので、とれなくて違う施設に移ったというところまでは、耳には入ってきておりません。

再質問 4番 小島智恵

予約の早い者順ということですけれども、何とかやりくりはされておられるという状況でお聞きしたところであります。その受益者負担のところ、先ほど申した公共施設の老朽化の件、そしてまた財政健全化とのバランスだとかそういったいろんなことも考えて検討を進めていただきたいと思います。次に移りたいと思いますが、次に③の時間外手当、そして AI、RPA などというところなのですけれども、時間外手当の額が、これも大きくなってきますと財政圧迫することになりかねないということで、慎重に見ていかなければいけないと思うのですけれども、減らすようにということで、町民の方からは厳しいご意見をいただくこともあるのですけれども、過去5年の時間外手当の総額ということで答弁をいただきました。特に平成 28 年度が1億 500 万円余りと特に多くなっておりまして、それ以外の年は約 8,000 万円から 9,000 万円台で推移がされているということでありました。ご努力いろいろされているかと思います。水曜日ノー一日残業デーとか、応援態勢の強化とか、過去に一般質問をしたことがあるのですけれども、そういったことでご努力はされているけれども、大幅なところでの縮減はなかなかちょっと難しい面もあるのかなというふうには思っているのですけれども、新しい技術もどんどん出てきているわけでありまして、そういったことを取り入れていくことも一つの方法かなと思いまして、AI だとか、あと RPA そういったものを挙げてみたのですけれども、考え方としましては、手作業でやる単純作業がそういったものに向いているということで、そういった単純作業を機械ロボットに任せて、自動化、業務効率化を図り、その分町民の方と接する時間というのを手厚くしていただけたらなというふうに思いますし、時間外勤務のもちろん縮減だとか、あと人為的ミスの防止にも役立つというふうに言われております。ご答弁の中では、そういった AI、RPA の活用について調査・研究してまいりたいという前向きなお言葉をいただいておりますので、あまり深くは追及はしないのかもしれませんけれども、ちょっと先進事例についてお伝えしたいと思いますけれども、AI、香川県高松市では、保育園入園希望者の割り振り作業に4人の職員で約1か月間かかっていたのを、マッチングしてくれる AI 導入によって 50 秒で割り振りが完了したと。大幅な時間短縮が図られたということで、AI については既に 50 の自治体で実証実験が行われているようであります。また RPA については民間で導入も進んでいるようでありまして、金融業界だとか製造業など、かなり劇的に効率化に成功をしておられるようであります。総務省の公表によりますと、2017 年度の調査では、14.1%の企業が導入済み、6.3%が導入中、19.1%が導入を検討中ということで、大手都市銀行では年間 8,000 時間、1人1日8時間労働で計算しますと、約 1,000 日分の事務作業を削減したという効果が出たということであります。そして自治体のほうでは、茨城県のつくば市が全国初の試みが行われて、民間との共同研究という形をとったので、あまり予算を使わずに行われたようなのですけれども、データ作業とかそういう入力作業、単純作業を RPA によって、職員の作業時間を約8割削減できたという、そういった効果、結果が出ております。特に確定申告時期の税務処理なんかでも役に立つようでありまして、職員さんの、使っている側の声としましても、RPA によって簡易な入力、確認作業が軽減できてとても助かったと。また単純な事務作業にかける時間が、ほかの業務に回せるようになるので、ぜひ早期導入を期待しますなど、好意的な声が出ていまして、実際、本格導入も昨年 10 月から一部の業務で開始はされているようであります。あと近くの自治体の状況ですけれども、芽室町さんが新聞報道でもありましたけれども、お話をお聞きしましたら、近年、職員による事務処理などミスが続いておられるということで、人為的ミス防止ということもあるのですけれども、機械で使ったとしても、さらに人間の目を通すことでダブルチェックされるということで、あと町民との対話だとか政策立案に時間を振りかえていきたいというお話でありました。芽室町さんは、来年あたりに調査・研究を行いたいというようなお話でありました。それで実験的なものも含めまして、先進事例が出てきているわけなのですけれども、自治体の規模とか人口とか違って、それぞれ違ってきますから、実際のところ我が町でどういった業務に適しているのか精査は必要だと思いますし、費用対効果のほうも検証は必要かなというふうに思います。システムを入れるコストと人件費の削減効果、その両方を見たときに、どのぐらい効果が出るのか、やっぱり見極めが必要かなと思います。そういったことも含めて、恐らく調査・研究に当たられると思うのですけれども、調査・研究に当たり、どういったことを考えておられるのか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

今、小島議員が AI、RPA のメリットあるいはデメリット、るるお話、説明をしていただきましたけれども、まさしく思いは同じでありますので、しっかりとした効果、省力化が図られなければ、これは意味がないので、今本当に、小島議員がおっしゃってくれた視点で、我々も検討しなければならないなというふうに思っております。

再質問 6番 小島智恵

これから将来的に人口減少に向かっていくということですので、恐らく人口減少ということですから、町職員を増やすということは考えにくいのでしょうし、どちらかというと町職員を減らしていく傾向になっていくのかなということで、限られた人員の中で、そうなると業務をこなしたり住民サービス低下を招かないようにしなければいけないわけで、そういった新たなものをやっぱり活用できるものは活用して、業務の効率化を図ることが大事だというふうに思っております。逆に言うならば、こういう AI、RPA とか、本当に本格的に活用できたら、将来的には時間外の縮減だけではなくて、本当に先の話かもしれないですけれども、少ない職員数で担うこともできるのではないかというふうに思うところなのですけれども、その辺の職員数のところの考え方もちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

まあ人工知能などは、どこまで人のかわりができるのかなということは、私は非常に懐疑的であります。まず我々というのは、例え窓口にしても、どこかに集会に行くにしても、対面をして、何を住民の皆さんが要望しているのかとか、どういうことを言いたいのかということをしっかりお聞きした中で、それを酌み取って、それを実現していくということにあるわけで、そこの企画力というのは、なかなか実際に一から十まで機械がやれるのかなということは、私非常に懐疑的な思いであります。それと、どれだけ省力化できるような事務事業があるのかということも、極めて今のところは未知数でありますので、現段階で職員数が減るとか減らないとか、そういうことはなかなか今判断ができないでありましょうし、職員がやるべき仕事というのは、私はやっぱり絶対残るわけでありますので、そこの部分は画期的に職員が減るなどということは、ちょっと今のところ想像ができないわけであります。

再質問 6番 小島智恵

済みません、先の話ばっかりしてしまってですね。やはり考え方としては最初に申し上げたような単純作業は機械に任せ、あと人対人のところ、そこがやっぱり一番大事なところですので、そこを手厚くという形で考え方を持っていただけたらなというふうに思っております。最後に、LINE を活用した 24 時間自動応答のチャットボットサービスですけれども、ちょうど今月から薩摩川内市で実証実験が行われるということで、これについては本当にスマホを持っている方が使えるものなので、スマホを持っていない方とかお年寄りの方には全然向いていない話で、本当ご紹介程度になるのでしょうけれども、役場に電話で問い合わせをしなくても、閉庁日とか休日であろうとも、24 時間ロボットが各種手続の仕方等々を教えてくれるようなのです。それで町内でスマホの利用者が普及していけば、こういったことも考えることもできるのかなということで、ご紹介程度にとどめておきたいと思います。それで最後に、健全な財政運営をということで、全体を通じて言えることなのですけれども、厳しい行財政運営に今後なりますことから、間断なく絶えず他の自治体の事例も学ばせていただきながら、いろんなことを検討していただいて、メリットがあることはどんどん取り組んでいただきたいというふうに思っております。最後に、町長、1期4年担われておりますので、行財政運営についてお話しすることがありましたら、お尋ねしておきたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

年々財政運営が厳しさを増していることは、本当に予算編成等を通じて非常に実感しているところでありますので、やはりこれからは、いかに自由に使える一般財源というものを集めてくるかということ、それとやはり無駄をしっかり省いていくということが、今後は必要になってくるのだろうなと、より一層徹底していかなければならない。ただし、人減らしだとか金減らしを単純にやるということは、これはまかりならないわけでありまして、しっかりと住民の皆さんと情報を共有しながら、どういった財政運営をしていくべきかということについては、話し合っていくべきであろうというふうに思っております。以上です。

出典:幕別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月6日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる