みんなの議会

幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日

中学校部活動による教員・生徒の負担に対する軽減策を

2017年3月8日、幕別町議会の一般質問で、小田新紀議員が「中学校部活動による教員・生徒の負担に対する軽減策を」について質問し、教育長 田村修一、町長 飯田晴義が答弁しました。

質問者
小田新紀 議員
答弁者
教育長 田村修一、町長 飯田晴義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 小田新紀

通告に従いまして、質問させていただきます。1点目、中学校部活動による教員・生徒の負担に対する軽減策を。本年1月6日付で、文部科学省とスポーツ庁は、全国の教育委員会に部活動の休養日を適切に設けるよう求める通知を出しました。以前より、労働問題の観点から、教員の多忙化、過重労働の大きな要因として部活動があります。教員の最も重要な仕事である授業の準備や学級経営に影響が出ています。特に近年では、生徒数減少に伴う教員数の減により、各学校に専門性を持った教員が配置されず、知識、経験ともに浅い部活動の担当顧問を強いられることも大きな負担になっています。また、生徒にとっても、知らず知らずのうちに時間並びに体力、精神的な負担を強いられ、運動部においては「スポーツ傷害」「燃え尽き症候群」といった事例が以前より指摘されています。文部科学省では、今年度、運動部活動のあり方に関する調査研究について予算を計上しており、部活動の適切な練習時間や、休養日設定の考え方をまとめたガイドラインを策定する方針を示しています。つきましては、本町の今後の部活動のあり方にかかわり、以下の点について伺います。1点目、本町における部活動による教員・生徒の過重な負担についてどのように捉えているか。2点目、今後の軽減策と部活動のあり方についての考えは。二つ目の質問です。忠類地域で継続的な合宿などの誘致を。小学生から大人まで、各種団体等による合宿、大会にかかわる遠征等が全国各地で行われています。十勝管内においても、時期によっては、帯広市内で開催される大会参加のために、遠く離れた町村にまで宿泊先を探さざるを得ないほどであり、その数ははかり知れません。こうした団体が求める宿泊先には、仲間同士で過ごせる大部屋、大浴場、宿泊先内でとれる夕食、他のお客に迷惑のかかりにくい施設、北海道らしい大自然、牧場風景(特に道外からの団体)といった特別な事情もあります。我が町の忠類地域、ナウマン温泉ホテルアルコ 236 は、ことし4月より新たな体制のもとで、さらなる施設利用促進、地域活性化について大きな期待をされるところでありますが、この施設、地域は先述した条件に多く見合うものです。立地的にも、道外からであれば帯広空港が近いこと、また、道内であっても高規格道路出入り口が近距離にあることで、幕別本町、札内地域あるいは帯広市街地に行くよりも時間的に差異はありません。こうした好条件を持つ忠類地域の強みを生かして、各種団体に継続的に来てもらえるような合宿等の誘致、広報活動を積極的に推進していくべきと考えます。以上の見解を伺います。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

小田議員のご質問にお答えいたします。ご質問は、町と教育委員会にわたるものでありますので、私からは、ご質問の1点目につきましてご答弁させていただきます。「中学校部活動による教員・生徒の負担に対する軽減策を」についてであります。部活動は、学校教育の一環として、スポーツや文化及び科学等に興味と関心を持つ同好の生徒が、教員等の指導のもとに、自発的・自主的に活動を行うものであり、各学校で多様な活動が行われております。生徒がより高い水準の技能や記録に挑戦する中で、スポーツや文化及び科学等の楽しさや喜びを味わいながら、自主性、協調性、責任感、連帯感などを育んだり、互いに競い、励まし、協力する中で友情を深めるなど、学級や学年を離れて仲間や指導者と密接に触れ合うことにより、学級内とは異なる人間関係の形成につながるものと認識しております。また、部活動は、豊かな学校生活の実現や体力の向上、健康の増進にも効果的な活動であると考えております。しかし、近年、部活動による教員の練習・引率等の増加や、生徒の指導に対するニーズの高度化・専門化による顧問や指導者の不足、勤務日及び休日における部活動従事時間の増加など、部活動の指導に携わる教員の負担が過重になっている問題も生じております。また、平成 28 年度の全国体力・運動能力・運動習慣等調査結果において、全国の中学校のうち、学校の決まりとして部活動の休養日を設けていない中学校が2割以上あったことを受けて、過度な活動による教員の長時間勤務の是正や生徒のけがの防止等を図るため、本年1月6日付で文部科学省とスポーツ庁は、指導に当たる教員の長時間労働の改善と業務の負担軽減を図るべく、部活動の休養日を適切に設けるよう、各都道府県教育委員会等に対し通知されたところであります。ご質問の1点目、「本町における部活動による教員・生徒の過重な負担についてどのように捉えているか」についてであります。本町における部活動につきましては、平成 28 年度の中学2年生を対象にした全国体力・運動能力・運動習慣等調査に関する質問紙調査において、部活動等に所属する生徒の割合は、男子は 94.6%、女子は 95.3%で、いずれも全国平均をそれぞれ 1.4 ポイントと 3.0 ポイント上回っております。また、本調査では、部活動に関して学校の決まりとしての部活動の休養日の設定や、土日の休養日の設定などについても調査がされたところでありますが、学校の決まりとしての部活動の休養日は、全学校において週に1日設けており、土日の休養日につきましては、月に1回設けている学校が1校、月に4回以上設けている学校が1校、設けていない学校が3校という結果となっております。学校における運動系部活動の指導体制につきましては、部活動全顧問のうち、その競技の指導経験のある教員は 47.1%、指導経験のない教員は 52.9%と、おおむね半数の割合となっております。このような状況から、指導に当たっては、その競技等の経験がある教員が基本的に指導を行っているところでありますが、教員の配置状況により、指導経験のない教員が顧問になる場合も現状としてあるものと把握しており、指導に携わる教員の負担が過重になっている状況や部活動の体制づくりに苦慮している学校もあると捉えております。さらに、生徒においても、好成績を求め、練習に熱が入り過ぎ、部活動の時間が長くなることや、土日に開催される大会等のために休養がなく、家庭学習の時間の確保が難しく、睡眠不足による集中力低下に伴う学力の低下や疲労によるけがなどについても懸念しているところであります。教育委員会といたしましては、各学校において、教育課程外の教育活動の一環として実施している部活動であることから、生徒の健康管理や生活習慣には十分配慮し、休養日を設けるなど、一日の活動時間などについて生徒の学習の妨げとなることのないよう配慮するとともに、指導に当たる教員の長時間労働を改善し、教員への負担が過重にならないよう、可能な限り複数顧問制をとるなどの工夫に努めているところであります。ご質問の2点目、「今後の軽減策と部活動のあり方についての考えは」についてであります。前段申し上げました、本年1月6日付の文部科学省とスポーツ庁からの通知を受け、北海道教育委員会から2月7日付で「部活動指導の見直しに係る申し合わせについて」として通知があったところであります。教育委員会といたしましては、この通知を受け、望ましい部活動のあり方として、①週1日程度は休養日を設けること、②授業日においては、生徒の下校や教員の退勤が遅くならないよう放課後の2から3時間程度で活動が終わるようにすること。③休日においては、早朝から終日にわたる活動を極力避け、半日程度でも効果的な活動ができるようにすること。④特定の教員に負担が偏らないよう、可能な限り複数顧問の配置を検討することの4点について、学校に通知し指導しているところであります。さらに、教員の業務の平準化や、効率化などの取り組みを進めるとともに、業務従事時間や業務内容の把握を的確に行うことが大切であります。このことから、各学校の管理職が日ごろから勤務状況や校務の進捗状況の把握に努め、教員の負担軽減等を図るため、勤務管理や校務分掌の見直しなど、業務処理体制の改善に努め、定時退勤日や時間外勤務等縮減強調週間の実施など、教員の時間外勤務等の縮減に向けた取り組みを進めるよう指導してまいりたいと考えております。また、部活動の外部指導者の活用につきましては、中学校学習指導要領に「地域や学校の実態に応じ、地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体等の連携などの運営上の工夫を行うようにすること」と明記されているところであります。しかしながら、部活動の指導は、学校教育法第 37 条第 11 項において「教諭は、児童の教育をつかさどる」という規定に含まれる教員の本務の一環であるとされているため、現状におきましては、外部指導者は教員の補佐役という立場であり、大会等への単独での引率や指導ができないなど、その活用がなかなか普及していないところであります。文部科学省においては、このたび、学校教育法施行規則を改正し、中学・高校における教員以外の外部指導者が「部活動指導員」として、単独で引率や指導ができるよう制度化する予定であるとお聞きしております。現在、これを受けて、日常の部活動指導や中体連、高体連、高野連の3団体が、原則教員に限っていた主催大会への生徒の引率について、部活動指導員も認める方向で協議を進めるとしておりますことから、部活動における教員の負担が軽減されるものと期待しているところであります。また、スポーツ庁においては、平成 29 年度末を目途に、部活動の適切な練習時間や休養日の設定の考え方をまとめたガイドラインを策定する方針であり、これらを含めて今後の動向を注視してまいりたいと考えているところであります。中学校における部活動は、顧問の教員に支えられるところが大きく、教育の一環として生徒の個性や自主性・自発性を伸長するとともに、心身の健全な発達を促し、互いに協力して責任を果たすなど、社会生活を営む上で必要な態度を養う機会となっております。しかしながら、一部では、行き過ぎた結果至上主義に偏っている現状もあり、部活動の本来の意義などについて、保護者や地域住民の理解を得ることも重要であると考えております。このことから、部活動の指導については、教員の負担軽減に配慮しつつ、学校の実態に応じ、複数校合同による部活動や地域の社会教育団体、総合型地域スポーツクラブ等との連携など、その活用等について研究してまいりたいと考えております。以上で、小田議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 町長 飯田晴義

小田議員のご質問にお答えいたします。「忠類地域で継続的な合宿などの誘致を」についてであります。忠類地域は、酪農を中心とした農業を基幹産業とする一方で、合併以前から観光資源を生かした地域振興に取り組んでまいりました。それらの中心となるアルコ 236 と道の駅・忠類は、新年度から指定管理者である株式会社忠類振興公社と、道内でホテル事業を専門に行う事業者が連携を図り、さらなる交流人口の拡大に向けて、現在、準備を進めているところであります。近年、国内においては、2020 年の東京オリンピック・パラリンピックの開催決定を受け、スポーツ合宿の誘致への取り組みや要請活動が盛り上がりを見せております。道内におけるスポーツ合宿の現状は、平成 26 年度北海道スポーツ合宿実態調査によりますと、平成12 年度に 112 市町村で実施された年がピークでありましたが、市町村合併の影響等により、平成 17年度は 97 市町村に減少したものの、近年はおおむね横ばいで推移しており、平成 26 年度は 105 市町村で実施されたと報告されております。自治体がスポーツ合宿を誘致するに際しては、体育施設と宿泊施設の提供に加えて、移動手段の確保等の支援が行われている例が多いと承知いたしております。十勝管内では、新得町が国内有数の芝生ランニングコース、サホロスキー場、サホロアリーナ、芝生のサッカー場等を有していることや、移動バスの提供を行っていることから、陸上やスキーのほか、多くのスポーツ合宿が行われるなど道内でもトップクラスの状況にあります。また、上士幌町ではアルペンスキー、清水町ではアイスホッケー、帯広市ではスピードスケート、アイスホッケーなどのスポーツの合宿が行われており、それぞれの自治体の自然環境や所有する体育施設の特徴を生かした合宿誘致が行われているものと理解いたしております。本町のスポーツ合宿につきましては、平成 24 年度に「幕別町魅力発信・観光プロモーション事業」の中で、スポーツ合宿の誘致に向けた可能性について、町内の体育施設の実態調査や宿泊施設へのヒアリング調査を実施いたしました。札内川河川緑地や幕別運動公園、集団研修施設こまはたの体育施設については、サッカーやラグビー、野球、バスケットボール、バレーボール等の合宿を実施するには十分な体育施設を有しているという結果から、札内、幕別、こまはたにおける体育施設の優位性が確認されました。忠類地域は、帯広空港からの移動時間が 30 分程度であることや、高規格幹線道路、帯広・広尾自動車道の忠類インターチェンジからも至近であり、道央圏からのアクセスにも優れているものと認識しております。しかしながら、屋内体育施設としては、老朽化した忠類体育館と小中学校の体育館にとどまり、必要度が高いウエートトレーニングができる施設環境を有しておらず、合宿を実施するには十分とは言えない状況下にあります。加えて、これらの施設は学校の授業やクラブ活動のほか、地域住民の利用もあることから、合宿チームが一定期間練習場を占用する形で確保できる可能性は低く、現状の施設で合宿を受け入れることは難しい状況であります。そうしたことから、忠類地域で練習場を確保して行う合宿の可能性を考えた場合、屋内体育施設を必要としないマラソン、駅伝、競歩、サイクルスポーツ、スキーのクロスカントリーなどのスポーツに限定されるものと考えております。次に、スポーツ合宿の大きな要素であります宿泊施設につきましては、合宿が主として行われている夏の期間は、道内の宿泊施設においても一般旅行客の宿泊ピーク期と重なるため、一定程度の客室の確保や低価格での提供が望まれる合宿は、総客室数 17 室のアルコ 236 での受け入れは、この期間にあってはホテルとして対応困難な状況下にあるものと想定しております。また、合宿の受け入れに当たりましては、忠類で練習する場合には、朝、昼、夕の3回の食事、入浴、洗濯が可能で、加えて低料金であることが求められてまいりますので、忠類が練習地になるのか、あるいは他地域が練習地でバスの確保が必要になるのかといった、個々具体的な調整が必要になると考えております。忠類地域における合宿誘致に当たりましては、基本的に現状の施設の中で可能なスポーツ競技や文化系の合宿等が想定されますが、現実問題としてアルコ 236 の協力なくして合宿の受け入れは困難と考えますことから、アルコ 236 が宿泊や食事の提供面でどういった対応が可能なのかを確認した上で、町としての取り組みの判断をしてまいりたいと考えております。以上で、小田議員に対する私からの答弁とさせていただきます。

再質問 4番 小田新紀

それでは、今の答弁に対しての再質問をさせていただきます。一つ目の、中学校部活動による件におきましてですが、まず運動部活動に限らず、部活動全体ということでお話しできればと思います。また、外部指導というふうな話もありましたけれども、基本的には教育課程との関連というものが、本来は部活ではあるべきということで学習指導要領にも書かれております。また、生徒理解という部分も含めて、学校の先生がやはり頼っていくというものが、子供たちにとってもいいのではないかというような思いの中で質問をさせていただきたいと思います。まず1点目ですが、平成 28 年度の中学校2年生を対象にした調査ということで数字を挙げていただきました。その中で、休養日の設定等々について、部活動の休養日は全学校において週に1日設けている。それから、土日の休養日については、月に1回設けている学校が1校、月に4回以上設けている学校が1校、設けていない学校が3校という結果ということで答弁がありましたが、まずこの数字、結果に関して、現在、教育委員会として適切な休養日であるというふうに考えますか。もしくはやり過ぎではないか、あるいは足りないのではないか、そういった部分でどのように評価されているでしょうか。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

まず、今の休養日の関係、やはり足りないのかなというふうに考えております。今回出されました国の通知だとか何か、そういうものを総合的に見ていったり、さまざまなところで、教員、保護者、子供に対してアンケート調査をやっております。そういうようなものを総合的に考えた場合には、やはり不足しているのかなというふうには感じております。

再質問 4番 小田新紀

私も現実に見ていると、このくらいの休養日だと思っておりますが、やはり実際もうちょっと休養日があったほうがいいのではないかというふうに思っているところです。そういった中で、ちょっと(1)(2)、重なる部分が多々あるのですが、2月7日付で「部活動指導の見直しに係る申し合わせについて」ということで通知があったという答弁がありました。そして、その中で教育委員会としては、週1日程度は休養日を設けること、あるいは授業日において二、三時間程度で活動が終わるというような、休日においては早朝から1日というものはできるだけ避けて、半日程度でも効果的な活動をということでありました。4点目もありましたけれども。そういった部分で、今、教育長が答弁された部分の、休養日が足りないということを考えると、現在このように学校に指導したという部分ではございますが、もう少し休養できるような、生徒たちにとっては休められる時間、自由になる時間、それから学校の先生にとっては負担軽減という部分では、ちょっと足りないのではないかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

今回の通知は、あくまでも国が出した通知に沿った形で、町の教育委員会としてもまずは学校に指導したということなので、できればもう少し休めればと思います。ただ、後ろのほうの答弁にも関係しますけれども、この後、外部指導者の活用だとかということを国のほうで打ち出してきております。それとの関係ですとか、あるいは、私が思うに、議員の質問にありましたとおり、教員数の減ということが、それも大きな原因なのかなというふうには思っております。その辺につきましては、またちょっと別な問題ですけれども、教員数の確保というようなこと、これは標準法の改正、学級編制、教員の配置ということに関しては、また別の場面で、教育委員会連合会と北海道教育委員会と一緒になって国に対して要望はしているところであります。それらを含めて、この後さまざまな対策を指導していかなければならないというふうに考えておりますけれども、とりあえず、まずは国の通知を徹底させるというところで、こういうものを出させていただいたところでございます。

再質問 4番 小田新紀

今、4点目にもかかわりますが、複数顧問の配置を検討するという部分で、危険を回避するという部分でも複数という部分は必要かなと思いますが、お話があったとおり、教員数自体も減っている、そしてさらにそこで複数配置というふうになってくると、部活の数自体が限られてきてしまうというような実情もあるわけで、正直、抜本的な解決策としてはなかなか難しいのかなというふうに思います。各学校へ指導をしているということでございますが、実際に学校のほうはもういっぱいいっぱいという中で、学校側のほうから部活の日数を減らすとか、あるいは休養日をより多く設けるという部分を発信するという部分については、なかなかしづらい部分があると思います。やはり地域の声があったりであるとか、あるいは一つの学校だけということになると、なかなか言いづらいというものがあって、そこを学校教員を守るという部分でも、教育委員会が主体となってもっともっと発信していくべきではないかというふうに考えておりますが、その辺はいかがでしょうか。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

答弁の中でも申し上げましたけれども、一つの学校ではなかなか部活動が成立しづらいと。それを今度は複数の学校で一つの部活動ができないか、そういうふうなことを考えていくということと、もう一つはやはり保護者、地域の方々が、逆に部活を休むと、帯広市内の何々校は毎日やっているのにどうしてうちの学校はやってくれないのと、だから大会で負けるのでしょうとかという、そういうような声があるのも実際です。そういう意味で、やはり保護者、地域の方々に対して、私どもも含めて理解していただくような働きかけは必要なのかなというふうには思っております。

再質問 4番 小田新紀

今、答弁にありました懸念というのは、恐らくあるのではないかなというふうに思います。思いますが、以前に行われた決算委員会の中でも、そういった答弁があったわけですけれども、そこを改善していかないと、恐らくこの問題はいつまでたっても解決しないだろうというふうに思います。部活動問題については、もう幕別だけではなくて、全国規模の問題として何年も前からずっと言われていて、何も変わっていない、何も変わっていないと言うとちょっと大げさかもしれませんが、根本的な部分は変わっていないと。その中で、やはり練習量を減らすと結果がという部分のそれをやっぱり変えていけられるというのが、教育委員会だと思うのです。実際、例えばスポーツに限ってということになりますけれども、今お話しさせてもらうことは、毎日やっているところというのは、全国的にも、部活動に限らずスポーツ組織として少なくなってきていますし、科学的な部分においても毎日やるという意味は、スポーツという部分に限って言えば、逆に弊害が生じているということはある程度常識的な話になっています。その他、児童理解等々、いろいろなことが絡んでくるので、やはり毎日必要だという部分もあるのかもしれませんけれども、そこは逆に言えば、幕別だからこそ言えるという部分は、私は思っています。そこは、やはり幕別という部分は、現役のオリンピック選手が5人いる、プロ野球選手がいる、フットサルの選手も出てきた、そうしたスポーツという部分で、かなり今言える立場にあるというような部分があります。これどこかが言っていかないと、本当にいつまでもいつまでも、みんなが様子見様子見で終わってしまう。結局、犠牲になっていくのは先生であり、子供でありという部分ですよね。そこを幕別として大きな覚悟を、いかがでしょうか。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

部活動の意義ということを、まずは保護者だとか地域の方々に考えてもらうというのがまず一番だと思っております。部活動を通して、チームの一員としての協調性だとか、課題があったら、それをみんなで相談して解決していく。今、学習指導要領が新たなものに変わるのですけれども、それがアクティブ・ラーニングということで、みんなで相談して考えて、自分たちで考えて答えを出していこうという、まさにそういうものにつながるものだということで、部活動の意義というのがあろうかと思います。そういう意義を大切にしていってほしいということは、もちろんこの後、保護者や地域の方々にはアピールしていきたいというふうには思っています。ただ、その中で、手法の何か一つとして、先ほど申し上げました。議員は、子供の理解のために教員がまず指導するのが大事だというお話をされていますけれども、やはり限られた教員の中でやるとなると、どうしても時間的な制約があって、教員に負担がかかることは避けられないと。そういった意味で、文科省が出した外部指導者の制度、この後どういうふうになってくるか、まだ細かいところはわからないので、そういうものの活用なども含めてうまく回っていけるように、現場に対してしていってあげたいなというふうに思っています。

再質問 4番 小田新紀

平成 29 年度に、国のほうで策定のガイドラインを出すということでありますけれども、もちろんそれは当然それに基づいて、あるいは参考にしてという部分でされていくというふうに思いますけれども、やはり地域性というものもかなりあります。関東のほうでは、ある程度地域のクラブとかが、そっちのほうが中心となっていたりとか、それからまた外部指導者にできる人材がたくさんいるとか、そういった部分でかなり状況は違うということもあります。この十勝あるいは幕別という地域においては、私も先ほど言ったとおり、やはり教員という部分の役割が非常に大きいと思いますし、それは生徒にとってもいいというふうに、その人材によりますけれども、基本的には先生がかかわってもらうということが、すごくいいことだというふうには考えているところなのです。そういった部分で、ある程度ガイドラインを待つということではなくて、十勝、幕別、そしてこうしていくべきだというものを発信していっていただきたいなというふうに期待をしております。ちょっと検討いただければと思いますが、多分回答については同じ回答になるなというふうに思いますので、次にいきたいというふうに思いますが、今のこの問題は、結局、生徒の問題と学校の教員の労働力、労働時間という問題があって、ちょっとそこが複雑に絡み合ってくる問題になりますけれども、答弁の中で、管理職のほうで勤務管理や校務分掌の見直しあるいは定時退勤等の呼びかけ、そういったものがございましたが、これも既に学校のほうでは、それこそずっとやっている、いっぱいいっぱいやっているというような状況だというふうに認識しております。これを改めて教育委員会のほうから出していっても、学校現場としてはなかなか受け入れづらいというか、どうしていいかわからないというような状況だというふうに思っております。自分の中では、部活の日数をある程度減らしていくということが必要なのかなというふうに思いますが、同じ質問になるかもしれませんが、改めて見解をお願いします。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

時間外勤務の是正というようなことで、早時退勤日の設定というのは、町内の学校の実態を聞いてきますと、徹底してやっているところもあれば、まだまだやっていないところもあるという状況でございます。そういうものをある程度統一して、先生の長時間勤務の是正ということの考え方で、もう少し学校のほうで対応していただきたいというようなことは、指導できると思っております。また、部活の休暇についても、土日の休みのとり方などはやはりばらつきがあるので、この辺のところをもう少し統一して、もっと休むようにということは指導していきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいなと思います。

再質問 4番 小田新紀

なかなか学校現場から、みずからという部分が、地域の目とか、保護者の目とか、そういうものがあって、あるいはその一方で、子供たちのためという部分で、どうしても先生は頑張ってしまうという部分もあります。ですから、そういった部分で、教育委員会が矢面に立ってと言ったらあれですけれども、やはり地域に丁寧に外から説明していってあげる、伝えていってあげる、そういった働きかけが必要だというふうに考えます。時間もあれですので、外部指導者について幾つか質問させていただきます。先ほど言ったとおり、できるだけ教員がという部分の思いはあるわけですけれども、ただ、それをサポートする、あるいは人材がよければという部分で、外部指導者というのも一つの方法としてはありなのかなというふうに考えておりますが、一つの問題として、答弁にもありましたとおり、今までは単独では引率ができないという部分がありました。それを、ことし国が変えようということで動いていて、それが制度化されればという部分がありますけれども、外部指導者で問題になってくるのは、外部指導者がいいという発想の中でいくと、これはありなのですけれど、外部指導者の本当にその人間性、あるいはその学校教育の部分についてどこまで理解できているのか、生徒について理解できているのかという部分の人材という部分では、なかなか難しいだろうなと思いますし、それから夕方の時間に、その時間だけできる指導者がいるのかというところですね。どうしても元校長、元教頭、元先生というような状況になってしまう。それから、もう一つは財源ですよね。そこにかかわる財源というものを、どのように考えているかということ、それについて見解をいただきたいと思います。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

まず初めに、財源ということなのですけれども、この制度の関係がまだ詳細が見えていないということで、この財源についても、国のほうでどうやって措置してくるのかもわからないですし、ちょっともう一点戻りますけれども、どんな人間がどんな形態でやっていただけるのかということ、どんな人間かというのは、これ例えば資格でだとか経験の有無が必要なのかとか、あるいはどんな形態なのかといえば、臨時職員として張りつけるのか、そういうようなこと、あるいはそういうノウハウを持った事業者、団体に委託して派遣してもらうのかというような形態については、まだはっきりしたことはわからないというのが今の実態でございます。それは、4月、5月ぐらいになったら細かいことが出てくるのかなと思いますので、それを見て考えたいと思っておりますけれども、人間がいるかどうかというのは、確かにそれは非常に心配です。首都圏のみたいところは、結構そういう専門家が随分いらっしゃいます。プロ選手が引退した後でだとか、そういうような方を使ってというのが、よく聞くのは、話を伺うのはそういうような選手を活用してコーチに呼んでいるとかというようなお話を聞きます。ところが、ここら辺では、そんな方々を探そうと思ってもなかなかいないです。今、オリンピック選手になっている5人の選手がいますけれども、そういう方たちが引退してきて、その後うちのほうで何か受け皿があって、活用ができればという、それはもう大きな夢ですけれども、そういうような意味で、どういう人間がいるのかということになると、非常に心配です。それともう一つは、そういう専門家は、逆に、議員が言われたように、学校教育とか教育課程とかという立場を考えないで、競技の技術的な指導にのめり込んでいって、逆に過重な練習でだとか、そういうようなことになる恐れもあるとも言われていますので、そういうようなところをこちらのほうでも見きわめながら、制度が細かく出てきた段階で、また考えていきたいなと思っています。

再質問 4番 小田新紀

財源の件について、この前、文部科学省の職員に動向を聞いたら、財源については、現段階ではない方向でいるという話でした。まだまだ事例としては少ないですけれども、全国の各自治体で財源を設けて外部指導者をということをやっているというところに期待しているというような話もありましたが、そういうふうな状況になった場合、なかなか幕別では難しいのかな、どうなのかなと思いますが、現段階での見解をお聞かせください。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

何とも答えようがないというところでございます。いずれにしても、どういう手法があるのか、この後、探っていきたいなと思っております。

再質問 4番 小田新紀

また今後、部活動については国の動向も含めながら、教員の負担、生徒の負担、子供たちのためにという部分を中心に検討していただければというふうに期待しております。二つ目の、忠類の合宿等について質問させていただきます。まず、こちらもスポーツに限らずという部分で、全ての団体ということで視野に置いて質問させていただきます。また、何か町が特別に支援を用意してとか、あるいは施設を用意してとか、そういった大きな合宿ということではなくて、もっと小さな合宿あるいは大会参加にかかわって遠征してくる団体、あるいは大学、あるいは高校、そういったところのサークル活動、そういった部分まで視野に入れていただけると、またちょっと見解が変わってくるかなというふうに考えているのですけれども、実際、平成 26 年度北海道スポーツ合宿実態調査ということで答弁いただきましたが、そこで調査に上がってこないようなものという部分で、実際に需要があるというふうに考えております。また、余りにも多くなり過ぎてしまうと、やはりキャパシティーの問題もありますので、そこは無理なくというふうなことで考えているわけですけれども、ほかの町の事例も回答でいただきましたが、新得、上士幌、清水、帯広という部分もありましたが、忠類という部分については、やはり立地的な部分でかなり優位性があるというふうに考えております。質問にもいたしましたけれども、道外であれば空港から近い、道内であれば高速に乗って1本で来られるという部分で、距離の問題はあるかもしれませんけれども、精神的な近さというのですか、気持ちが楽に来られるというような、やっぱりあそこを降りたらもうすぐ着くのだというような、そんなすごく思いがあるというふうに期待しているところです。現状、宿泊施設はある、そして、スポーツに限らず、屋内の施設という部分については少ないということでありました。ただ、そうした観念というのを取り払っていいのかなというふうに思っているのです。例えば、夏場であればスキー場の山、明野ケ丘でもあそこを使ってトレーニング、走ったり、そういったところをしている団体もあります。忠類の山にはいろいろな規制等もあるのかもしれませんが、そういった部分でも、来る団体は自分たちでみずから活動場所を探していきますので、あえて何かこちらのほうで用意するということをしなくてもいいのではないかという視点での幾つかの質問ということになります。夏の期間がなかなか難しいということでありましたけれども、かえって冬の期間が狙いどころだというふうに考えているわけなのですけれども。夏は忠類のアルコもたくさん観光客もいるということですので、また冬期間の課題になっていると。そういった部分で、例えばここにあったスキーとか、そういった部分もありますが、スポーツに限らず考えていくと、吹奏楽とか、そういったものもその施設に泊まって、近所迷惑なのかどうなのかはわかりませんけれども、あそこで思い切って楽器を弾いてもらう、そんなのもまた一つの風情があるのではないのかなというふうに思うのですが、冬期間にさらに絞って考えていくということでいきますと、もっともっと利用価値が逆にあるのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

冬期間で考えますと、スポーツはまずほとんど可能性としては難しいかなと。お答えしたように、唯一クロスカントリーといったものについては可能性はあるかなというふうには思います。そうなったときに、やはり優位性というようなことをおっしゃいましたけれども、確かに空港が近い、インターが近いということがあります。ということは、やはりある程度の遠隔地から来るということになりますと、どうしてもある程度一定のレベルがあるようなチームであったり、個人を誘致すると、そういうことが対象になるだろうなというふうに思います。そうなったときに、果たしてチームで来て、アルコに泊まって、そしてどこかで文化活動をやるのか、スポーツをやるのかわからないですけれども、果たしてやり切れるのかなとちょっと思うのですね。吹奏楽のような例は、実はもう現にあるのです。これは忠類ではなくて、どこを選ぶかというと駒畠なのです。そこらも実際にあるわけで、ある程度の上のレベルであれば、お金も持っているので来てくれるけれども、高校生ぐらいになると、どうしても料金の問題が必ず出てくるわけであります。冬期間だから、かなり安くできるといえばできないことはないですけれども、そこがやはりネックとして出てくるので、ならばホテルに泊まるよりは、研修施設こまはたに泊まって、自分たちで自炊するというのも現実にありますし、そのほうが実現性は高いのかなと、そんな感じがしております。ただ、これは全く否定できるものではありませんので、受け入れ態勢としては案内をさせていただく中で、来てくれる条件はいろいろありましょうから、どこまで受けられるかという、これはアルコ側というか、忠類振興公社側の事情もありますので、そういった中で仮に調整が必要であれば町が中に入るということも可能なのかなとは思います。

再質問 4番 小田新紀

実際、今、かなり皆さん来ます、そしてかなり行きます。先ほど、お金があるない、あるいはレベルが高い低いというお話がありましたけれども、道外からでも、普通の小学校のチームとかそういうのでも、やはり北海道に来ます。それだけ、北海道ということ自体にすごく魅力を感じていますし、そういう時代になってきているというようなこともあります。昨年の夏、知り合いの方を通じてという部分で、愛知県の名古屋からも、普通の本当に小学校のチームが楽しみを兼ねて1週間ほど滞在してという部分で、またアルコにも泊まってもらったのですけれども、非常に本当に好評で喜んでくれて、ここはかなり使われているのでしょうと言われて、はいというあれでしてだったのですけれども、要は、需要はあるというふうに私は思っていて、ただ、こういったアルコという施設あるいは忠類という地域が、実際に知られていないという部分がかなり強いのかなというふうに思っています。最初にも話したとおり、逆にもっともっと競技レベルが下ということではないのですけれども、サークル的な活動でやっていたりとか、小学校の部分であったりとか、そういったところにプロモーションをかけていったりとか、あるいは質問でもありましたけれども、大会にかかわって十勝のほうに来るという中で、帯広に泊まるということを最優先に考えることが多いのですけれども、ただ、それは帯広しか知らないから帯広に泊まるという部分もかなりあります。帯広に泊まれないという時期もありますので、そういったときに、どこを探すかというところで、なかなか忠類を知らないという部分もありますので、そこはやはりプロモーションする価値はあるのではないかなというふうに思っているところです。アルコ 236 が企業としてやられているホテルですので、そことの相談、連携、協力というのは当然必要になってくると思いますが、あくまでも指定管理という部分でやっているわけですので、町としても提案、指導という部分ができるのではないかなというふうに考えております。冬場でも、先ほど、スポーツが限られているというお話でありましたけれども、そういった本当に競技レベルが高い云々ということは関係ないですので、先ほど、午前中の一般質問で、マレーシアの例もありましたけれども、雪というだけで本当に魅力、で、雪遊びということもできると。あとファットバイクと、そういったこともあります。ですから、そういったことも含めて、改めてということになりますけれども、そういったもっともっと小さな団体、気軽に動ける団体、そういったところに、よりプロモーションをかけるということで、その辺の見解はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

質問はスポーツということだったものですから、どうしてもスポーツ競技というふうな、そっちのほうに頭が行っておりましたので、今のお話でありますと同好会的な、そういうジュニアのレベルといいますか、そういったものについても可能性があるということでありますので、それは積極的に、スポーツ合宿というよりはもっと幅広い観点で、観光客誘致ということになると思いますけれども、それはやはり積極的にやるべきだというふうに思っております。

再質問 4番 小田新紀

私も、もともと忠類を知らなかった人間で、恥ずかしながらですけれども、知らなかった人間ですので、また忠類を知って魅力を非常に感じています。忠類に人を呼び込みたいという思いも一緒だとは思いますので、もっともっと目線を下げて、そういったところに声をかけていければ、必ずくっついてくる組織があるというふうに考えておりますので、ぜひぜひ積極的なプロモーションをかけていただきたいと期待して質問を終わります。

出典:幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日 議事録 PDF(90ページ) 間違いを知らせる