訓子府町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日
スポーツ少年団と中学校部活動について
2023年9月13日、訓子府町議会の一般質問で、吉野美香議員が「スポーツ少年団と中学校部活動について」質問し、教育長 林秀貴が答弁しました。
- 質問者
- 吉野美香 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀貴
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 吉野美香
次に、スポーツ少年団と中学校部活動について。訓子府町のスポーツ少年団は、野球、バレーボール、サッカー、陸上、剣道、水泳、スキー、スケートの八つの少年団があり、本年度の全ての少年団の団員数は約200名です。現在、訓子府小学校、居武士小学校の児童数は合わせると228名なので、複数の少年団を掛け持ちしている児童がいると思いますが、令和3年度全国のスポーツ少年団加入率は7.8%と言われていますから、訓子府町の少年団入団率はとても高く、子どものスポーツ活動がとても盛んな町であると言えます。少年団の関係者に少年団運営についてお話を伺ったところ、いくつかの課題を持ち合わせていました。その中で特に指導者の確保について伺います。1、スポーツ少年団活動の実態と活動にあたる指導者の現状をどのように捉えているか。2、今後、教員の指導者としての人材確保は難しいと考えます。少年団は専門的な知識が必要なことから、指導者確保と支援をどのように考えているのか。3、スポーツ少年団の指導者が中学校部活動の指導を引き受けるなど、地域との連携による部活動運営を進めることについて、どのように考えているのか。以上、教育長に質問します。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
ただいま「スポーツ少年団と中学校部活動について」3点のお尋ねがありましたので、お答えをいたします。1点目の「スポーツ少年団活動の実態と活動にあたる指導者の実態をどのように捉えているか」とのお尋ねがありました。本町の令和5年度における少年団活動をしている団体は、KL野球少年団、サッカー少年団の銀河ジュニアF.C.2002、バレーボール少年団、剣道少年団の尚武館、居武士スケート少年団、スキー少年団、水泳少年団、陸上少年団の8団体があり、全団員数については176名となっています。吉野議員がおっしゃるとおり、全国ではスポーツ少年団団員の約9割を占める小学生において、加入率が約1割と言われている中、本町の少年団では一部にスキーと水泳のように複数団体に加入している団員もおり、小学生の約6割以上の子どもたちがスポーツ少年団に加入しており、その数字は極めて高く、子どもたちのスポーツ活動が盛んな町と言えます。しかし、10年前の全団員数を見ますと224名であり、ここ10年間のうちに少子化により約2割の団員数が減少しております。一方、指導者数については、ここ10年間は約70名とほぼ横ばいで推移しておりますが、指導者の高齢化や固定化などの問題を抱えながら活動を行っています。2点目の「少年団の指導は専門的な知識が必要なことから、指導者の確保と指導者支援をどのように考えているか」とのお尋ねがありました。令和5年度の調査では、指導者数が全少年団合わせて69名が登録しており、そのうち30名が登録をしているスキー少年団を除けば、指導者は1団体あたりで平均5名となっております。また、年代の構成については20歳代が5人、30歳代が15人、40歳代が20人、50歳代が13人、60歳以上が16人となっており、最近は若い指導者の登録が少なく、高齢化や固定化が進んでいる傾向にあります。また、その中でも、女性指導者は12人で、水泳少年団・スキー少年団に集中しており、全体的に女性指導者が少ない状況にあります。また、少年団活動の多くは、平日の午後4時から活動をはじめる団が多く、指導者の多くはそれぞれ仕事を抱え、平日の夕方の時間帯に出役できる指導者は足りない傾向にあります。このことは本町に限らず、全国的な課題であり、どの町でも指導者の確保に苦労しているところです。指導者の養成につきましては、各少年団の指導者間で自主研修やミーティングを行うなど、それぞれの少年団が積極的に行っているところですが、教育委員会としましても単独事業として「社会体育関係指導者派遣費に関する助成」を設け、少年団指導者が日本スポーツ協会スポーツ少年団の認定する指導者資格取得や、それぞれの競技種目の専門指導者資格取得に対して支援を行うなど、指導者の養成や資質向上を図っております。今後のスポーツ少年団の指導者の確保と支援につきましては、それぞれの競技での専門性や就労状況、社会環境によって大変厳しい状況にありますが、スポーツ少年団本部役員や各少年団指導者、団員の保護者などの情報交換や交流など連携を図りながら、子どもたちの豊かなスポーツ環境づくりに努めてまいります。3点目に「スポーツ少年団の指導者が中学校の部活動の指導を引き受けるなど、『地域との連携による部活動運営』を進めることについて、どのように考えているか」とのお尋ねがありました。現在の中学校の部活動につきましては、生徒の意欲向上、さらには、資質・能力の育成、体力の向上や情操の涵養、健康増進につながる大切な活動である観点から、学校教育の一環として位置付けられており、中学校の教職員が顧問などとして指導を行っています。お尋ねのありましたスポーツ少年団の指導者が、中学校の部活動の指導を行うとしたら、競技などの専門性がある教職員がいなく、部活動を担う指導者がいない場合などに中学校中学校からの要請により、スポーツ少年団の指導者などが外部指導者としての立場で参加することになりますが、現時点では町内中学校の部活動は専門性のある教職員もいることから、全ての部活動で教職員が指導を担っているところです。これからにつきましては「部活動の地域移行」や「教職員の働き方改革」などにより、部活動指導者の確保が大きな課題でもあり、スポーツ少年団指導者も含めた指導者の担い手確保について、地域や関係機関・団体と連携を図りながら進めていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上、お尋ねがありました3点についてお答えいたしましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
質問 4番 吉野美香
本町はスポーツ活動をする児童が多く、こうしたことは本町は児童のスポーツ活動に熱心な保護者や多くの指導者がいて、少年団活動に関わってきたからだと考えますし、教育委員会も他の市町村より多くの支援をしていることが分かりました。本町のスポーツ少年団は八つの団体がありますが、全道大会を目指す競技の少年団もあれば、スキースポーツ少年団や水泳スポーツ少年団のようにスポーツ教室的な活動をしているところもあって、どちらかというと運動があまり得意でない子でもスポーツ活動が楽しめる環境であるということが分かりました。さらに、少年団の活動の指導者に過去から多くの小学校の教員が関わってきていたこともあって、学校とスポーツ少年団が連携してうまく活動ができていたと考えます。各スポーツ少年団の指導者は、ほぼ仕事を持っており、平日の少年団活動には指導者がいないので大変であるという話を聞きました。児童の活動ですから夜に活動するというわけにはいかず、やはり小学校が終わってからの夕方の活動になりますので、指導に関わる方がいないのが現状だろうと考えています。平日の夕方に指導者がいない中で、保護者が交代で子どもの練習を見守っている団体もありますが、スポーツは、けがとか危険が伴うものなので、見守りででも保護者の責任が重いですし、直接活動に関わる指導者がいた方がいいと考えます。夕方の週1回くらいなら、少年団員の見守りも兼ねて指導してもいいよと言ってくれる人もいるかもしれません。ここで再質問します。スポーツに理解がある方で、平日の夕方に少年団活動を手伝ってもらえる方を教育委員会とスポーツ少年団本部が連携して指導者を発掘し、活動内容などを各少年団にマッチングして、できれば広報誌やホームページなどで募集をかけるなどして、行政が指導者を少年団活動に派遣する取り組みなどは考えてみませんか。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
今、少年団の確保の部分でお尋ねがありました。まず、スポーツ少年団活動の意味合いという部分でいえば、スポーツ少年団は学校活動ではないので、あくまで自主的な活動の中でしているというのをまずご理解をいただきたいと思います。そのような中で、答弁申し上げたように、やはり指導者を確保するということが今大きな課題でどのスポーツ少年団も。そういうところは現状としてはあるということは認識しているところであります。それで、このスポーツ少年団の活動の中で私自身、何が大きな、スポーツ少年団の確保する中で大きな要因という部分は、一つは活動する場所の確保、環境というんですか、例えば、屋外のスポーツであれば、例えば夜間照明があれば活動の時間が今ではないということもできたり、そういうところもある。それと一例を挙げると、先ほど水泳少年団とかスキー少年団の話も出ましたけど、あそこはそういう照明があるから、時間帯としてはそういう例えば6時とか7時から活動を始めているという実態があるというとこで、まず一つは、スポーツ活動をする場所の環境をどうなのかというのが一つと、それからやはり活動の時間の部分をどう考えていくかというところだと思います。そのような中で指導者となるべき人がやっぱり働いている人がほとんどでございますので、実態としては先ほど言ったように、大体4時から4時半から活動を始めて、実際、お仕事が終わってから指導者が来るのが5時とか5時半ですので、その期間を今、現状は保護者が見守っているという状況だということで、潜在的なスポーツ、そういう指導者がいるという状況もあると思います。そのような中で、今後はスポーツ少年団やそういうところと連携しながら、例えば少年団バンクみたいな形をとりながら、今後そういうところを検討はしてまいりたいというふうに思っております。
質問 4番 吉野美香
そのようによろしくお願いします。次に、教員の働き方改革ということで、中学校の部活動の指導は、今後、地域移行化が進められようとしています。昨年の第4回定例会で、泉議員の一般質問の回答で、教育委員会は管理課、社会教育課、学校、スポーツ、文化団体などで構成する中学校部活動のあり方プロジェクト委員会を立ち上げ、生徒や保護者、学校、スポーツ文、化団体などの関係者の意見やニーズを聞きながら、訓子府スタイルの部活動のあり方を検討していくと回答しています。新しい年度になり、委員会がどのように進んでいるのか、意見などがどのように出ているのか、もしありましたら教えていただきたいと思います。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
まず、今、国が進めています中学校の部活動の内容について、まずお話をさせていただきたいと思いますけど、少子化で部活動が学校単位で運営が困難になることや、部活動の教員の長時間労働化が要因になっていることから、地域移行ということを進めることを目的としているということで、その中で、まずは休日の部活動を令和5年、今年度から7年度の3年間で達成するということが今盛り込まれている状況でございます。吉野議員がおっしゃったように、本町での部活動のということで、プロジェクト委員会を立ち上げることでいろいろな可能性も含めた中で進めようということで、泉議員のご質問のときにお答えをしたんですけど、実際、状況としましては、全国、全道、管内的に見ましても、いろいろ部活動の地域移行にあたる大きな問題は、その受ける受け皿だったり、指導者の確保だったり、保護者などの負担、金銭的なものもあるし、時間的な確保ということが大きな問題が取り上げられており、特に現在進んでいるのが都市部の中では多少は進んでいるんですけど、いろんな課題がある中で、どうしても小規模自治体というのは進んでいない状況が今、見受けられるということもあって、その中で教育委員会としては、そういう先進的な事例を見ながら、訓子府スタイルの部活動の地域移行というのがどうあるべきかということを内部的に今検討しているところで、今後そういう関係団体とか関係者を集めた何らかの組織を立ち上げて、実際、主体的になるのは、生徒や児童ですので、それらの意向を踏まえたり、どういうあり方がいいかということは今後進めようというふうに今思っているところです。
質問 4番 吉野美香
そのことに関しては、これから徐々に進めていっていただけたらいいと思っています。次に、スポーツ少年団活動は多くに小学校の教員がボランティアで指導に関わってきてくれました。だからこそ、小学校も少年団活動に協力的であり、活動しやすい環境や場所も提供していただきました。教員の働き方改革について、確かに教員の本分は授業の準備、時には生徒のケアに取り組むものであり、指導に携わった教員は土日関係なく大会に参加するなど、多くの時間が少年団活動にとられていることから、今後は難しいということは理解するところです。同じく、中学校の部活動も今後地域に移行することが目前で、将来的にはスポーツ少年団の指導が部活動を担うことも考えられます。仕事を持ち合わせている一般の方がするのも、なかなか大変で難しいと考えます。それで、今後は外部から専門的な指導者に招聘し、報酬の面でも支援することに目を向けることも必要になってくるのではないと考えますが、そのことに関してはどう考えていますか。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
今、小学校の先生に関わるスポーツ少年団活動の中でのお話もいただいたので、実態のお話をまずしたいと思います。実際、特にうちの町の少年団の中では、バレー少年団、野球少年団、サッカー少年団が学校の先生が指導者を担っていたというのが今までの経緯でございます。それでこれは全国的な話なんですけど、吉野議員がおっしゃる働き方改革が指導者がいなくなった現場かというふうではなくて、教員を目指す、教員数も減っている状況と、もともと専門性を持った、学生時代とか、そういう競技をしてこなかった方が多くなったことにより、実際担う方が少なくなっているというのが現状だと。特に専門性がある、そういう今言ったような競技については、特に管内的な状況を見たら、ごくわずかな方が実際、指導者に携わっているという状況だっていうのが、まずご理解をいただきたいと思います。それと、今、吉野議員おっしゃるように、今後、中学校の部活動の地域移行と私自身も少年団の指導者の確保というのが同じような部分で課題だと思っていますので、それらを含めた、先ほど言ったように、どうそれを指導者を確保していくというものが大きな一つですので、今後の中身を協議する中での選択肢の一つとしては、その辺のところも考えていかなきゃならないというふうに考えているところです。
質問 4番 吉野美香
指導者がいないなどの環境の変化によって、児童や生徒たちがスポーツをする機会が減少してしまうということは、とても残念なことです。今後もスポーツ活動は、これからも地域で支えてあげたいと思います。教育委員会は今まで少年団活動にあたり協力的にご支援していただき、その点について、どこのスポーツ少年団も感謝していました。今後、児童たちがするスポーツ活動、また、文化活動についても同じことだと思いますが、子どもを育てる、経験させるという観点で、大人は携わっていかなければならないと思っています。訓子府町の大切な子どもたちを町民みんなで守り、慈しみ、心身ともに健康に育つようにしていかなければならないと思っています。これからもさらなる協力と支援をお願いしたいと思っています。子育てするなら訓子府という点で、これからも移住・定住対策にも役立つかもしれませんので、よろしくお願いしたいと思っています。最後に、教育長の方で何か考えがありましたら感想でもいいのでよろしくお願いします。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
今、少年団活動に関わらず、子どもの健やかな成長のために、そういう活動は必要だというお話をお承りしたんですけど、私もそう思っていて、集団活動の中で、いろいろその力を発揮するという部分は、自主性が出たりとか協調性とかさまざまな力が身につくということもありますので、スポーツに限らず、文化活動も含めた、子どもたちの環境づくりについて、教育委員会としては、よいよりよい環境づくりに努めてまいりたいというふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 4番 吉野美香
これで私の一般質問を終わります。