みんなの議会

幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日

地域の防災力を高める対策を

2017年3月8日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「地域の防災力を高める対策を」について質問し、町長 飯田晴義、防災環境課長 天羽徹が答弁しました。

質問者
岡本眞利子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、防災環境課長 天羽徹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 岡本眞利子

通告に従いまして、一般質問させていただきます。地域の防災力を高める対策を。東日本大震災から間もなく6年、風化が懸念される中、本町では昨年8月に発生した一連の台風による大雨と浸水で、一部の地域に大きな被害を及ぼしました。浸水被害に遭われた方々には、さまざまな面で収束に至っていない状況にあり、まだまだ、もとの生活に戻るまでには時間を要します。しかしながら、犠牲者を一人も出さなかったということに対しましては、行政の努力と地域の防災力の結果であったと認識するところであります。住民一人一人が、「みずからの命はみずから守る」「自分たちの地域は自分たちで守る」という防災力の強化につながることを踏まえまして、以下の点について伺います。1、自主防災組織について。①市街地が三極化しているが、それぞれの組織率と向上に向けた取り組みは。②農村地域の未組織公区に対しての支援対策は。③幕別町の地域防災訓練において、公区の自主防災組織の有無による避難行動の違いの検証は。④災害ボランティア制度の個人、団体別の登録数と推進状況は。大きな2番で、防災士、防災マスターの養成について。①本町の防災士の資格保持者数は。また、その中の女性防災士数は。②道の防災マスターの認定者数は。③町職員の防災士、防災マスターの人数は。④町独自の防災マスターの養成の考えは。⑤防災士資格取得支援についての町の見解は。以上であります。

答弁 町長 飯田晴義

岡本議員のご質問にお答えいたします。「地域の防災力を高める対策を」についてであります。昨年8月に発生した一連の台風の影響により、十勝管内を初めとする道内各地に甚大な被害をもたらし、本町においても、過去に例のない台風被害となりました。この経験を今後の災害対応に生かしていくため、今回の対応について検証作業を進めてまいりましたが、今議会会期中に課題についての対応策をまとめた最終検証報告書の報告をさせていただく予定としております。今後は、この検証を踏まえて、住民が安心して暮らせるまちづくりに向けて、可能な限りの防災・減災対策に取り組まなければならないものと認識いたしております。ご質問の1点目、「自主防災組織について」であります。大地震など大規模な災害が発生し被害が広範囲に及んだ場合、道路や橋が寸断され通行不能になるなど悪条件が重なりますと、国や道、町の対応である公助の機能も著しく低下し、早期に実効性のある対策や行動をとることが困難になります。このため、自分や家族を守る自助とともに、地域や近所の人々が集まり互いに協力し合いながら、組織的に防災活動に取り組む自主防災組織の活動など、共助が災害時においては非常に重要となってまいります。一つ目の「市街地が三極化しているが、それぞれの組織率と向上に向けた取り組みは」についてであります。各市街地の自主防災組織の設立状況は、本町市街地が 20 公区のうち7公区が設立済みで、公区比率で 35.0%、世帯数比率で 64.6%、人口比率で 65.0%となっております。同様に、札内市街地では 41 公区のうち 25 公区、公区比率で 61.0%、世帯数比率で 64.6%、人口比率で 63.0%となっており、忠類市街地では5公区全てが設立済みであり、100%の設立状況となっております。自主防災組織は、平常時における訓練や学習会など防災に関する活動を通じて、地域住民一人一人の防災意識の向上はもとより、地域の防災力の強化につながるとともに、災害時の被害軽減に役立つものであります。このため、町といたしましては、自主防災組織の組織率向上に向け、公区長会議や地域防災訓練等において要請を行うとともに、未設置の公区に対して個別に説明会や出前講座などに伺うなど、継続的に働きかけを行ってまいりたいと考えております。二つ目の「農村地域の未組織公区に対しての支援対策は」についてであります。農村地域の自主防災組織の設立状況につきましては、48 公区のうち5公区が設立済みで、公区比率で 10.4%、世帯数比率で 7.0%、人口比率で 6.7%にとどまっている状況にあります。しかしながら、日ごろ、農事組合や農地・水保全管理対策などの活動組織があることに加え、地域に根差した農村地域特有の行事など、さまざまな活動の中で共助の体制が実質的に構築されている地域がほとんどでありますことから、こういった活動組織を母体として自主防災組織を構成していただくよう理解を求めてまいりたいと考えております。三つ目の「幕別町地域防災訓練において、公区の自主防災組織の有無による避難行動の違いの検証は」についてであります。昨年 10 月に実施いたしました地域防災訓練は、幕別北コミュニティセンターを指定避難所とする3公区と、札内北小学校を指定避難所とする 11 公区で実施いたしましたが、合計 14 公区のうち、自主防災組織を設立している公区は9公区でありました。自主防災組織の設立の有無による訓練時の避難行動の違いについてでありますが、設立している公区は、日ごろから活発に訓練など各種防災活動に取り組まれており、地域住民の防災意識が高いことから、訓練の参加率も高く統率がとれたスムーズな避難行動になっていたものと分析しているところであります。四つ目の「災害ボランティア制度の個人、団体別の登録数と推進状況は」についてであります。災害ボランティアの登録については、災害時登録の形をとっているため、平常時の登録実績はありませんが、現在、幕別町社会福祉協議会と受入れ体制を構築するための協議を進めており、平成 29年度中には「幕別町ボランティア活動支援マニュアル」を策定し、平常時から災害ボランティアの確保と人材の育成に努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「防災士、防災マスターの養成について」であります。防災士は、社会のさまざまな場で減災と社会の防災力向上に資することを期待し、そのために十分な意識と一定の知識・技能を修得した者を、特定非営利法人日本防災士機構が認証する民間資格であり、1講座 60 分以上 12 講座の座学と演習による専門的知識を習得し、資格試験に合格することが必要となります。加えて、認証登録を受けるためには、消防署等が実施する「救急救命講習」を受講し、応急手当等の技術について習得するよう定められております。一方、地域防災マスターは、災害に対する対策や心構えなどを多くの方に知っていただくために、ボランティアにより地域の防災活動に協力していただく防災リーダーを北海道が認定するものであり、毎年、道が指定する地域において1日講習での習得が可能となっております。それぞれの資格を取得された方々は、積極的に防災活動に参加し指導的な役割を担っていただいたり、防災に関する講演等でご活躍されている事例も多いとお聞きしております。一つ目の「本町の防災士の資格保持者数とその中の女性防災士数は」についてと、二つ目の「道の防災マスターの認定者数は」につきましては、あわせて答弁させていただきます。防災士につきましては、認証団体であります特定非営利法人日本防災士機構に確認いたしましたところ、2月末現在、全国で 12 万 6,240 人の方が資格を取得しており、北海道の資格取得者は 2,825人、十勝では 220 人、本町では 26 人で、うち 12 人が女性であります。次に、北海道が認定する「地域防災マスター」につきましては、2月 13 日現在、全道で 2,443 人が認定を受けており、十勝では 229 人、本町では 27 人で、うち2人が女性であります。三つ目の「町職員の防災士、防災マスターの人数は」についてであります。現在、町職員で防災士の資格を取得している者はおりませんが、地域防災マスターにつきましては、12 人の男性職員が認定を受けております。北海道が認定する地域防災マスターにつきましては、受講内容は気象情報の知識や防災意識の向上など地域防災のスキルアップとなる講習が含まれておりますことから、今後においても、資格取得者の増員に努めてまいりたいと考えております。四つ目の「町独自の防災マスター養成の考えは」についてであります。前段申し上げましたとおり、北海道では災害時に地域の防災リーダーとしての役割を担う「北海道地域防災マスター」制度を平成 19 年度に創設しており、今まさに制度が道民に定着しつつある状況にありますことから、町といたしましては、認定者の拡大に向けて取り組んでまいりたいと考えております。なお、防災マスター認定研修会は例年4回から5回開催されておりますが、開催場所が遠隔地のみの年もありますことから、少なくとも年に1回は十勝管内または近隣管内で開催されるよう、北海道に対して要望してまいりたいと考えております。五つ目の「防災士資格取得支援についての町の見解は」についてであります。本町では、26 人の方が防災士の資格を取得しておりますが、現状では防災士にどのような役割を担っていただくのか、防災マスターとの役割分担をいかにするのかなど、その活用方法を整理し切れておりませんので、他市町村等の取り組み事例などを調査研究した上で判断してまいりたいと考えております。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 9番 岡本眞利子

では、再質問をさせていただきます。まず、1点目の自主防災組織についてでありますが、防災は自助、共助、公助の三助といわれておりますが、防災力を高めるためには何が一番必要かと言いますと、テレビでおなじみの防災システム研究所の山村武彦所長によりますと、近助、近いに助けるの近助の大切さを訴えております。みんなで助け合うという不特定多数の曖昧な定義ではなく、向こう三軒両隣の結びつきや、顔が見える最小共同体つまり防災組織を築くことが大きな力になると語られております。また、行政の職員の意識の持ち方にも左右される部分もあるのではないかと感じるところであります。先日もある新聞にも出ておりましたが、本町の役場庁舎内でも昨年の台風、災害対応の検証を踏まえまして各部署ごと対策本部の立ち上げの練習をしたりと、ふだんからの対応を再確認することは大変重要なことと私も再確認したところでございます。しかし、もちろん行政だけではなく住民も一体となることによって、防災に対しての意識も向上するのではないかと思いますので質問させていただきますが、1の①、②の質問に入らせていただきます。以前までは、幕別町といたしましても、公区が 114 公区のうち自主防災組織があるのが 41 公区ということでございましたが、今回のご答弁では 42 公区ということで、1公区ふえているのだなということで、ちょっと少しでも努力をされまして1公区ふえているところだというふうに思いました。幕別町では 20 公区のうち7公区、札内で 41 公区中 25 公区、そして忠類が5公区のうち5公区が、自主防の組織をつくっているということでございます。農村地域は 48 公区にして5公区ということで、大変いろいろな面で難しい点もあるのかと思いますが、昨年よりも1公区、自主防ができたということでよかったなというふうに思うところでありますが、この地域でできる防災対策、自主防災組織の必要性また活用内容について、やはり低いところは理解がしていただけていないのではないかと思います。その理解を深めていただくということで、どのように推進されているのかをお聞きいたします。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

町長答弁でも申し上げましたとおり、組織率向上に向け、公区長会議はもちろんのこと、5カ年計画で実施しております防災訓練におきまして、数回開催しております公区長さんだとか役員さんに出ていただいております実行委員会を開いているわけなのですが、その中で、未組織公区に対しまして組織化の要請を、お願いを行っております。実績といたしまして、平成 27 年度の防災訓練のときには7公区のうち2公区が未組織だったのですけれども、ご理解をいただいて1公区が組織化していただいていると。昨年の 28 年度の訓練のときにおきましても、春先の時点では対象公区 14 公区のうち6公区が未組織だったのですが、組織化にご理解いただき、まだ1公区ではありますけれども組織化に至っているところであります。今後も、昨年度の未組織公区につきましては、現在、個別に当たっているような状況でございますので、そういった形で主に啓発活動を行って、さらには訓練対象公区以外につきましても、出前講座だとか説明会等で啓発を図ってまいりたいと考えております。以上です。

再質問 9番 岡本眞利子

もちろん、自主防災組織を設立するのは強制するものでも何物でもないのですけれども、だからといってそのままにしておくというわけにもならないと思いますので、ぜひとも今までの啓発活動にもっと力を入れていただきながら、行政のほうからしっかり出向いて、自主防をつくるのにはどのようにしたらいいのだろうという課題も結構あるかと思います。わからないという面が大変多いのではないかなと思いますので、そういう点につきましても、相談窓口になるようにしっかり行政が力を尽くしていただきたいなと。それで1公区でも2公区でもふえていくことが理想ではないかなと思いますので、今後ともぜひとも力を入れていただきたいというふうに思います。では、次なのですけれども、自主防災組織の設立されている地域において、住民への防災知識の普及や組織役員の研修など、1年間でどれくらいの出前講座をされているのか、実施されたのかをお伺いいたします。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

出前講座、昨年の実績でございますけれども、6回開催しております。要請を受けての開催等がほとんどでございます。以上でございます。

再質問 9番 岡本眞利子

27 年度は7件で 108 名の方が参加をしていただいたということですけれども、28 年度は参加人数はどのぐらいですか。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

申しわけありません。参加人数については、ちょっと手元の資料がないので、済みませんがお答えできません。

再質問 9番 岡本眞利子

人数がちょっと資料がないということでございますが、この実績につきまして、ではどのように捉えていらっしゃるのでしょうか。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

まだまだ、やはり防災に関しての知識不足の地域もございますことから、自主防災組織の設立の要請もあわせて、こちらのほうから積極的に出前講座等を行って、今後は取り組んでまいりたいというふうに考えております。

再質問 9番 岡本眞利子

この実績におきまして、では、まだこの3月 31 日までは 28 年度ですから、29年度の目標としてどのくらいの目標を掲げているのでしょうか。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

具体的な目標は何回という形は掲げてはいないのですけれども、これまでの実績が6回から8回程度でございますので、10 回以上は開催していきたいなというふうに考えております。

再質問 9番 岡本眞利子

やはりどんなことをやるのにも、目標を掲げてその目標に向かって進んでいくということが重要ではないかと思います。ぜひとも、この目標数に少しでも近づけるように取り組んでいただきたいと思います。では、次なのですけれども、③番目の質問に移りたいと思います。地域自主防災訓練におきましての検証なのですけれども、5年計画で実施するということで、27 年度から開始され、対象公区の1割の参加ということでございます。毎年この開催地が異なりますが、それぞれ異なってそれぞれ温度差があるかと思いますが、28 年度の検証結果を踏まえ 29 年度の課題が見えてきたと思いますが、大きなものを何点かお聞きしたいと思います。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

5カ年計画で実施しております防災訓練につきましては、今年度2回目を終了したわけなのですけれども、27 年度、初年度につきましては、比較的自主防災組織だとか、これまでも防災に取り組んでおられる地域ということで、積極的な参加、それでも1割程度ではあったのですが、参加でありました。取り組み状況も、それぞれの地域、公区におかれましていろいろ準備をされて、想定をされた形で避難所までの訓練という形で、大変いい結果だというふうに伺っております。今年度につきましても、そちらの地域と同様に積極的に取り組んでいる公区、地域もございましたので、自主防災組織の未組織公区で、どっちかというとまだ余り取り組まれていないところもあったのは事実でございまして、先ほどの働きかけにより自主防災組織は一つふえてはいるのですけれども、今後も引き続き自主防災組織の設立に向け交渉してまいりたいなというふうに考えているところでありまして、やはり課題といたしましては、やはり皆さん、特に未組織公区のところにつきましては、訓練をもっていろんな防災のことを改めて重要だというふうに認識していただいておりますので、やっぱり訓練が大事だなというふうに認識しているところでございます。そのほか、これからの計画であります地域の公区、皆さんにつきましても、お会いした中では、やはりまだまだ防災知識の低いところだとか、積極的に活動しているところは知識が高いところだとか、そういう温度差があるのは事実でございますので、やはりこの訓練を実施することによって、皆さんの防災の知識を上げて地域の防災力を高めてまいりたいというふうに考えているところではございます。

再質問 9番 岡本眞利子

再質問しようとしたこと全部、課長に言っていただきましたので、本当に同じ思いでいるということがわかりました。しかし、この防災訓練によりまして防災力の向上にも大変つながるということで、私も認識しているところでありますが、この 27 年度訓練が行われた公区で、その後みずから訓練が行われた公区、またこの先予定をされているという公区があるのかをお伺いいたします。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

平成 27 年度、7公区を対象に初年度、地域防災訓練を開催したところでございますけれども、この公区は、先ほども申しましたとおり日ごろから防災活動に取り組まれている公区が多くて、町の防災訓練が終了した後も実行委員会を解散せずに、農村部の公区は農繁期もありますので取り組みがちょっとなかなかできない状況でありますけれども、残りの6公区につきましては、連携防災協議会というものに実行委員会を移行していただきまして、昨年9月に、自主防災訓練ということで、6公区の協議会で自主防災訓練を開催していただいたところであります。これにつきましても見学させていただきましたけれども、大変いい防災訓練になっておりまして、全て地域のほうで避難所の開設から避難所運営まで、最後に公助ということで災害対策本部との連携ということで模擬訓練を行って、大変いい訓練だったというふうに考えておりますので、今後もこういった形で、連携協議会が5カ年の防災訓練を終えた後も続けていただくような取り組みを進めているところでございます。以上です。

再質問 9番 岡本眞利子

この訓練は本当に5年間ということでありますので、1回目は町が中心となって訓練が行われましたが、2回目は自分たちの公区が中心となってできるよということで、今、課長おっしゃいましたけれども、そのような形、すごくいい形だと思いますので、訓練は繰り返し実施することによって突発的な災害にも対応ができるのではないかと思いますので、行政がしっかりとサポートをしていただきたいと思います。5年に1回の訓練ということにならないように、各公区がしっかりと防災力を高めていただけるように、町が本当にサポートしていかなければいけないなというところでございます。では、④番目のボランティア制度についてお伺いいたします。昨年8月の台風で浸水被害に遭われた方のところに、泥のかき出しにボランティアの方々に救援活動をしていただきました。あのときは相川地域周辺ではありましたが、これが広範囲であったらどうなるのだろうと懸念するところであります。芽室や清水町などは被害も幕別町よりは随分と大きかったのですが、ボランティアの方が足りず苦労されたとお聞きしております。先ほどの答弁の中には、平常時からボランティアの方の登録はしていないということでございました。これは、この台風を受けてからもこのままの状況なのかをお聞きいたします。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

町長答弁でも申し上げましたとおり、平常時には今までは登録制度を設けておりませんでした。今後、社協と平常時の受け入れ体制を構築するため協議を進めておりまして、ボランティア活動支援マニュアルを平成 29 年度中に策定する形で、今現在、作業を進めている最中でございます。平常時からやはりボランティアを確保することはいざというときに大変大切だという認識でおりますので、今後はそのシステムをつくりまして、平常時から受け付けをし登録をしていきたいというふうに考えております。

再質問 9番 岡本眞利子

そうですね。やはり平常時からということがとても重要になってくるのではないかと思います。ボランティアは、災害が起きてからボランティアを登録というとなかなか大変なことにもなると思いますし、土曜、日曜はボランティアの方がいるのですけれども、平日はできないという方もいらっしゃるので、平常時からそういうボランティアの方の確保をすることが重要ではないかと思います。また、私たち議員もみずからボランティアに参加ができるような、そういう感じにもなるといいのではないかというふうに感じるところでありますので、そこをしっかりとした人材の育成に努めていただきたいというふうに思います。では、大きな2番目の防災士と防災マスターの養成についてお伺いいたします。防災士は、NPO 法人の日本防災機構が認定する資格であります。防災マスターは北海道が認定しているものでございます。自主防災組織を強化するためにも、防災士、防災マスターの方たちが地域で活動していただくことによって、行政の力にも地域の力にも必要と考えます。そこで、うちの女性の防災士が 12 名いるということでございます。この防災士の方のつながりはあるのかお伺いいたします。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

現在、26 名の防災士資格取得者の方とのつながりというのはございません。ただ、今後いろんな情報を聞いてみたいというふうに考えておりますので、26 名のうち数名、防災士の方がわかりますので、その方を通じて、どのような役割を担っていただくのか検討してまいりたいというふうに考えております。

再質問 9番 岡本眞利子

女性の防災士ですけれども、地域の防災対策における女性の役割というのは非常に大きいと思います。避難所運営会議に防災士の役割、意義を周知しまして、より多くの女性が防災士の資格を得られることが、町にとっては有利になるのではないかと思います。したがいまして、女性とは限りませんけれども、ぜひとも防災士の方たちの養成に力を入れていただきたいという思いでこの質問をさせていただきました。では、2番目の質問なのですけれども、道の防災マスターの認定者数ということで、本町では 27名の方が防災マスターの資格を持っております。せっかくこの防災マスターの資格を持っておりますので、防災マスターの方の横の連携ということも重要にしまして、災害のときに生かしていただきたいという思いであります。そして、3番目なのですけれども、町職員の防災士、防災マスターの人数ということで、防災士は1人も職員の方にはいらっしゃらない。また、防災マスターは 12 人もおります。この防災マスターの研修を受けたときに、なぜこの研修を受けたのか、また研修後の活動はということで、感想を書くところがございます。うちの町だけではないのですけれども、ほとんどの方が、「地域の防災活動に参加をしたい」「町から要請があったらぜひ協力をしたい」「災害のときは地域で役立ちたい」という感想が出ております。このように声がかかると役立ちたいというところがありますので、やはりこれをこのままにしておくのは大変もったいないのではないかと思いますがいかがでしょうか。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

もちろん横の連携、これから検討してまいりたいというふうに考えております。そして、27 名の防災マスター、そのうち職員 12 名おりますので、職員として災害に当たる、日ごろから防災についての啓発活動に当たる、いろんなやり方があると思うのですけれども、今後、職員の数もふやしていくとともに、そして啓発活動にも力を入れていきたいと。それとあわせまして、地域の方、自主防災組織の方にご説明しまして、防災マスターは1日で講習を受けることによって認定されますので、そういった啓発活動に力を入れて地域の防災力を高めてまいりたいというふうに考えております。

再質問 9番 岡本眞利子

この職員ですね、若い職員がすごく多いのですけれども、防災マスターの研修を受けに行ったときも大変若い職員が多いのですけれども、この人材が幕別町の職員として力を発揮することが可能ではないかと思います。先ほども、午前中の小川議員の質問の中にも、人材を育てることを目的としているということで、うちの町は本当に人材を育てるということで、町長の頭の中にはそれがあるのではないかと思いますが、せっかく防災マスターは、1日講習を受けるとマスター受講したということになりますので、ぜひとも防災課、民生課の方たちがかかわれるように、またこれ人事異動がありまして移りますので、できれば本当に、その課に属した方は全員が防災マスター、また防災士を受講できるような形にしていただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

職員の中で数多くの地域防災マスターがいること、これはもう職員全体が高い意識を持つことになるので、非常にそれはいいことだなというふうに思いますので、それは機会がある限りは受講していただくことはやっていかなければならないと思います。ただ、本当に災害対応、減災対策を考えたときに、職員だけではなかなかこれはうまくいかない。今、私たちが一番何を考えなければならないかというと、やはり自助とその次の共助ですね。先ほど岡本議員おっしゃったように、近助と言いましたでしょうか、そこがやっぱり大規模災害になって一番大切なわけであります。そういう意味からも、その近助の力を、近助力を上げるために、やはり各公区に数名の地域防災マスターのような方がいらっしゃって、その方々を中心に防災意識を底上げしていくということは、一番私はいいのかなというか、力を入れていかなければならないのかなと。そういうことで意識が醸成されていくと、自主防災組織の組織化にもつながるというような感じを持っておりますので、やはり町民のできるだけ多くの方にそういった受講をする機会を得ていただきたいなと、進めていきたいなというふうに思ってもおります。

再質問 9番 岡本眞利子

そうですね。やはりたくさんの人たちが防災マスターを受けたから、また防災士になったから何でもできるというわけではないのですけれども、行政の少しでも力になれるように、行政の力というのも人数にもやはり限界があると思いますので、そういうところを防災士、防災マスターが助けていけるような、そういうまちづくりにしていくことが理想ではないかと思います。また、町独自の防災マスターの養成はということでお聞きしたところなのですけれども、これは石狩市なのですけれども、防災士、防災マスターを取得している方を、石狩市独自の石狩防災マスターとして市が認定する制度を 26 年からされております。毎年、認定数がふえているということでございます。年二、三回の会議を開き、市と連携をして地域また自治体内、町内会などに防災情報を提供したり、訓練や講習などで住民の防災に対しての意識を向上に位置づけて取り組んでいるということでございます。先ほども、農村地域ではなかなか難しい点があったり、また市街地でもまだまだ防災組織ができていないところもございますので、そういうところも、町もまずしっかりとした土台をつくりながら強い防災組織ができるような、そういう防災マスターの町独自のそういう制度をつくるのもいかがと思うのですけれども、その点についてはどうでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

私も、石狩市の取り組みについてはちょっとお聞きいたしました。市独自の制度ではあるのですが、むしろ、いかに活用するかというための制度というふうに私は捉えているわけでありまして、つまり、資格を取った方、認定をされた方を石狩市の独自の認定制度によって認定をするという形でありますので、あるいは意識が高い方がいれば講習を受けてくださいと、講習を受けて認定された後に石狩市の防災マスターに認定すると。ですから、そのことによって各地域の防災意識の向上のために働いていただくと、そういうような考え方なのだなと私は解釈しております。ですから、形はどうあれ、いずれにしても各地域に複数の防災マスターなり防災士の方がいらっしゃることで、その地域の防災意識の向上なり、いろんな取り組みに中心的な役割を担っていただけるというふうに思いますので、独自の組織をつくるか、制度をつくるかどうかは別にしても、やはり今言ったような方向で取り組みを進めていかなければならないなというふうに思っております。

再質問 9番 岡本眞利子

今の町長の答弁につきまして、私も同感でございます。では、5番目の質問に移らせていただきます。防災士資格取得支援についての町の見解はということでお尋ねしたわけでございますけれども、防災士は民間の日本防災機構が認定する資格ですが、防災・減災に対する専門的な知識を持ち、災害時は被害者の救助や避難所の運営、平時は地域防災訓練などに取り組みの地域防災のかなめとなります。北海道の場合は、年2回講習を受けることができます。札幌のみで実施しておりますが、2日間の研修を受けなければならず、費用が6万 920 円、ここからですと交通費も宿泊費も高額になり、大変受講しづらい現状にあります。この現状をどのように考えられるかお聞きいたします。

答弁 町長 飯田晴義

私も勉強不足で、防災士なるものはどういった講習を受けてどういった形で認定されるのかということはよくわかりませんで、今回初めて、今、岡本議員がおっしゃったように、長時間にわたる講習を受け、そして最後には試験を受けて合格しなければ認定されないということでありますので、かなりハードルの高い、しかも費用も6万 1,000 円ほどかかるという非常に取得するのが大変な資格であるということも、今回認識をさせていただいたわけであります。ただ、その実際上、この防災士がどういった形で町の中で役割を担っていただけるのかというところが、ちょっとまだ整理し切れていない。防災マスターもあります、そして防災士もあります。さらには違った防災意識、防災力の向上ということを考えれば、例えば自衛隊 OB の方で、実際に救助活動に従事されたような方もいらっしゃいます。こういう方を嘱託で雇用して各地域に入っていってもらって講習をやったり、自主防災組織の立ち上げに努めていただくというような方法もありますので、こういったいろんな角度から防災力の向上、防災意識の高揚というのがありますので、どういった方法がいいのか、今少し時間をいただいて整理させていただきたいというふうに思っております。

再質問 9番 岡本眞利子

防災士、防災マスターということで、ちょっと役割がそれぞれ認識するのに大変とは言わないですね、いろいろな面であるかと思うのですけれども、やはりこの防災士なのですけれども、防災士の誕生のきっかけなのですけれども、1995 年に発生した阪神淡路大震災から、発災直後、近隣住民の協力により要救助者の約8割が救われたそうなのです。その数は警察や消防、自衛隊による救助者を大きく上回ったということで、ここから防災士というのが始まったということでございます。それで、現在では、全国の自治体では地域防災力強化のためにさまざまな取り組みが行われております。近年、防災士は地域防災向上に貢献していると注目を集めております。自治体によっては、防災士の資格取得を奨励し助成金を交付するところも増加傾向にあるそうです。北海道では 2014 年度に6市町村、また 2016 年にはさらに4町村がふえまして、今、北海道では 10 市町村が助成をしているそうでございます。前の質問でも、防災マスターでも申し上げたのですけれども、いざというときには地域のために役立ちたいという思いが強い防災マスターの研修を受けた方は、受けなさいといわれて受けたかどうかはちょっとわからない、町職員の中でも受けたかはわからないのですけれども、やはり自分の思いでこれを受けたという方が多いのではないかと思います。その中で、防災士の資格を取得するのは大変厳しい状況だと思います。職員 27 名のうちの、防災マスターの研修を 27 名が修了しておりますが、若いメンバーですので、これだけの費用を負担してまで資格を取ろうということにはならないのではないかと思います。また、住民の方にしても、防災士、防災マスターになったからお給料がいただけるというものでもありません。しかし、町のために自分の地域を守りたいというその熱い思いを無駄にするのではなく、取得費用の補助という形でこれ、バックアップはできないものかお伺いいたします。

答弁 町長 飯田晴義

先ほど申し上げましたように、防災士、地域防災マスター、さらには先ほど新たな雇用ということを申し上げましたけれども、そういった方をいかに活用して幕別町の防災力の向上、意識の向上、そして究極のところでは、やはり公助という部分をしっかり機能するようにしていかなければならないわけでありますから、そのためにどういった方法が、どういった活用をしていくことが一番幕別町にとってはふさわしいのかということを検討した上で、その中で防災士がぜひとも活躍してもらわなければならないとするならば、そこは資格取得についての助成ということも考えられましょうけれども、現時点においてはそこまでまだ整理し切れておりませんので、そういったことを整理した中で、幕別町としてどういった対策を講じていくのか、あるいはどういった助成制度を持つのかということについて検討させていただきたいなというふうに思います。

再質問 9番 岡本眞利子

今、町長おっしゃいますように、防災士、防災マスターの資格を持っていても、なかなかどのように動いていけるかということがあるかと思うのですが、その動けるような体制をつくっていくのはやはり行政ではないかと思います。防災士、防災マスターの横のつながりを強めることも重要ではないかと思いますので、ぜひともそういう動ける体制に持っていっていただきたいと思います。では、最後になりますが、地域で防災対策を講じるためには、専門的な知識、技術を身につけた中心者を育成することが重要だと思います。個人の意思を尊重し、せっかく高い意識が生かせるかどうかの入り口の部分が重要ではないかと思います。幕別町の防災力を高める大きな一歩となるよう、取り組みに期待をいたしまして、私の質問を終わります。

出典:幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる