みんなの議会

幕別町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日

地域防災力の向上に関する計画の進捗状況について

2016年6月16日、幕別町議会の一般質問で、谷口和弥議員が「地域防災力の向上に関する計画の進捗状況について」質問し、町長 飯田晴義、防災環境課長 天羽徹、住民福祉部長 境谷美智子、総務課長 武田健吾が答弁しました。

質問者
谷口和弥 議員
答弁者
町長 飯田晴義、防災環境課長 天羽徹、住民福祉部長 境谷美智子、総務課長 武田健吾

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 谷口和弥

通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。防災力の強化で、高齢者など要配慮者にとっても安心して暮らせる町に。ことし4月 14 日と 16 日に熊本県で発生した震度7の大地震は、熊本県内の二つの断層帯の活動によるものと発表されています。甚大な被害をもたらしただけでなく、現在でも余震は頻回に継続し、これまでの間に、5月 24 日までの間に震度1以上を観測する地震は、熊本県・大分県において 1,562回発生、そのうち最大震度3以上の地震が 384 回発生しているなど、避難所での生活さえも脅かされる状況との報道がされているところであります。6 月1日に熊本県災害対策本部が発表した被害状況等の速報によると、人的被害は震災関連死 20 人を含めて死者は 69 人、住家被害は熊本県だけで 12 万棟以上、避難者の数は 171 カ所の避難所に 7,863人となっており、避難生活によるストレスや病気などの震災関連死により亡くなったと見られる人は20 人に上っているとされています。十勝にも足寄から幕別町忠類まで南北に分布する「十勝平野断層帯主部」と大樹から広尾に至る「光地園断層」があり、「平成 28 年熊本地震」は幕別町民一人一人が改めて災害の恐ろしさを確認する機会となったと思います。既に幕別町では、5年前の東日本大震災を教訓に、「幕別町地域防災計画」に「減災の考え方を導入」「地震編を地震・津波編」に拡充するなど2度の一部修正を行ってきたところでありますが、この平成 28 年熊本地震における被災地の教訓を取り入れるなど、さらに災害に強く安全・安心に暮らせるまちづくりを推進していくことが必要と考えます。ついては、以下の点について伺います。①地域防災力の向上に関する計画の進捗状況について。公区や事業所などの自主防災組織の組織状況や「平常時の活動」の取り組みに向けた状況をお伺いします。自主防災組織の防災訓練の実施状況と平成 27 年度から5カ年計画で「幕別町地域自主防災計画」が開始されましたけれども、1回目の訓練での状況や成果や教訓を伺います。②要配慮者・要援護者の安全を確保する取り組みについて。「避難行動要支援者名簿」の作成の進捗状況と避難場所の周知がどのように徹底されているか伺います。平成 26 年5月時点では、「防災協定」を 39 の相手方と結んでいますが、協定の内容や協定数が町民の実態に合わせて評価検証をしていく考えがあるのか伺います。特に3法人と結んでいる「災害時における要援護者の緊急受入に関する協定書」では、「可能な範囲で要援護者の受け入れをする」とされていますが、どの程度の要援護者数の受け入れが見込まれる内容になっているのかを伺います。以上であります。

答弁 町長 飯田晴義

谷口議員のご質問にお答えいたします。「防災力の強化で、高齢者など要配慮者にとっても安心して暮らせる町に」ついてであります。平成 23 年の東日本大震災においては、被災地全体の死亡者数のうち 65 歳以上の高齢者の死者数は約6割であり、障がい者の死亡率は被災住民全体の死亡率の約2倍に上ったと報告されております。こうした東日本大震災の教訓を踏まえ、平成 25 年の災害対策基本法の改正において、避難行動要支援者名簿を活用した実効性のある避難支援が行われるよう求められており、高齢者などの要配慮者が安心して暮らせるような取り組みを進めることが重要であると認識いたしております。ご質問の1点目、「地域防災力の向上に関する計画の進捗状況について」であります。初めに、自主防災組織につきましては、現在、114 公区のうち 41 公区で組織され、組織率は 35.96%でありますが、町の全世帯数に対する組織されている公区の世帯数の割合では、58.31%となっております。自主防災組織は、防災・減災を図るためにも重要な組織であると認識いたしており、今後ともその組織化を推進していくためにも、公区長会議などの機会を捉え、未組織公区に対し働きかけを行ってまいりたいと考えております。事業所の防災の取り組みにつきましては、消防法の消防計画の策定が必要となる町内の 160 余りの事業所において、地震も含めた避難訓練が実施されております。自主防災組織の平常時の活動についてでありますが、防災用資機材の整備や出前講座等による防災知識の習得のほか、「自助」「共助」の取り組みによる避難行動を中心とした地区防災訓練を、平成26 年度に 15 組織で、昨年度には4組織で実施されております。次に、「幕別町地域自主防災訓練」についてであります。昨年の訓練は、参加者それぞれが地震後の行動確認をした後に、要配慮者の支援や安否確認を実践しながら避難所まで避難する「避難訓練」と、避難所の開設、運営手順を確認する「避難所への入所訓練」の二つの訓練を実施し、「自助」「共助」「公助」それぞれの役割についての確認を行ったところであります。訓練に際しましては、公区や自主防災組織の役員で構成する実行委員会において会議を重ね、全体計画等を作成していただきましたことから、住民主体の訓練を無事終えることができました。この訓練の成功がこれからの幕別町地域防災訓練の基礎・手本となりましたこと、そして参加された住民一人一人の防災意識の向上につながったことが大きな成果であると考えております。さらには、7公区で組織した実行委員会においても、共同で訓練を実施したことを一過性で終わらせることなく、広域的な自主防災組織としてこれからも継続して活動していくこととし、本年5月 20日に「南小公区連携防災協議会」として正式に設立されましたことから、地域の防災力の向上にもつながっていくものと考えております。参加者からいただいた意見では、「自助、共助、公助の力が災害時に十分発揮できるように今後も防災訓練の必要性を感じた」、また、「本当に地震が発生した場合に同じように行動できるか自信はないが、繰り返し訓練することで身についていくと感じた」などの声があり、自助、共助、公助の連携の重要性や日ごろの訓練の大切さを再認識していただきました。一方で、「避難所内において、訓練趣旨の説明やアナウンスの声が会場の混雑などで聞きづらい、聞こえない」という意見が多数ありましたことから、今後の訓練において改善してまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「要配慮者・要援護者の安全を確保する取り組みについて」であります。初めに、「避難行動要支援者名簿」の作成の進捗状況についてであります。荒議員のご質問の際にもお答えさせていただきましたが、昨年4月に「避難行動要支援者避難支援マニュアル」を策定するとともに、同マニュアルに基づき、「避難行動要支援者名簿」を作成いたしております。今後は「避難行動要支援者名簿」の精査を進め、順次同意を得た上で、消防や警察、公区・自主防災組織や社会福祉協議会など関係機関に名簿を提供し、要配慮者・要援護者が安全に避難をするための支援が受けられるよう、実効性を高めてまいりたいと考えております。指定避難所の周知につきましては、全戸配布している防災のしおりや自主防災組織で策定している地区防災計画により行っておりますが、今後は、要配慮者・要援護者の方に同意をいただく際にも、本人はもとより援護者にも周知を徹底してまいりたいと考えております。次に、防災協定の内容や協定数を町民の実態に合わせ強化・検証する考えについてであります。現在、協定を締結している企業等の数は 43 件となっておりますが、今後においても協定締結企業と連携を密にし、災害時に迅速かつ効果的に対応ができるよう協定内容の精査に努めますとともに、新たに協力いただける企業等との協定締結についても検討してまいりたいと考えております。「災害時における要援護者の緊急受け入れに関する協定書」においての要援護者の受け入れ可能人数につきましては、相手方との具体的な協議調整がなされていないことから、今後、受け入れ可能人数の調整など、協定の精査、見直しについて早急に協議を進めてまいりたいと考えております。以上で、谷口議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 15番 谷口和弥

それでは、再質問をさせていただきたいと思います。その前に、今回、熊本大地震、そういう大きな地震があった中で、5人の議員がこの一般質問に防災の関係で臨んでいるところであります。質問の重複については、会派の中では調整しましたけれども、この質問の中で重なっている部分については、質問をしないというふうにしたいと思います。一つ目の質問のさきの自主防災組織の組織状況等についてと、それから②の避難行動要支援者名簿の作成進捗状況その他については再質問をしないで、ほかのところで質問をさせていただきたいというふうに思います。それでは、幕別町地域自主防災訓練のことであります。ご答弁いただきましたけれども、報告書も見せていただきましたけれども、大変立派な取り組みで、今の町長の答弁からも成功したということの言葉で表現されているところであります。7公区の実行委員会の皆さんが実行委員会を組織して、そして関係団体や町職員、実施されたということになっておりますけれども、心から敬意を表したいなというふうに思っているところであります。それで、そういうことでありますけれども、そういうふうな思いでありますけれども、一部確認や提案もさせていただきたいというふうに思っているところであります。確認といいますのは、やっぱりどれだけの方が参加したかということは、一つの成功の目安になるのだと思うのです。今回 260 人が参加したということが、ほかの議員への答弁で数字いただいておりますけれども、この人数がどうだった、この人数についてはどういうふうに評価をしているのかということ。それから、町職員が参加しているということになりますけれども、参加は十分な数できたのかということ、この2点をお尋ねしたいと思います。

答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)

防災訓練でございますけれども、平成 27 年から5カ年で実施するべく防災訓練計画を策定しておりまして、その初年度が昨年度の防災訓練でございました。参加人数は 266名という参加で実施したわけでございますけれども、詳細を申し上げますと、住宅から一時避難場所までの参加は 365 名と、そこから指定避難場所である南小学校までが 266 名という参加状況になっております。266 名の参加は、対象公区の人数からしてみれば、約1割の参加ということでたくさんの方に参加していただいたというふうに考えているところでございます。ことし以降4年防災訓練あるのですけれども、もっともっと参加していただけるよう町としても努力していきたいなというふうに考えているところでございます。あと職員の参加でございますけれども、災害対策本部といいまして役場には対策本部を設けなかったのですが、現地のテントの中で対策本部ということで2名、そして同じ現地ではございますけれども現地対策本部ということで 14 名、避難所担当職員ということで 13 名の参加をもって実施しているところでございます。以上です。

再質問 15番 谷口和弥

もう一点お尋ねしたいと思います。今回の参加者のところの報告書を見ますと、年齢別の、また男女別の状況なども紹介されているところであります。気になったのは日曜日の開催ということでありましたけれども、やっぱり若い人の参加が思わしくなかったのではないかなというふうに思います。50 代、60 代、それから 70 歳以上を合わせて一時避難場所ということで言えば、73%の人がそういう年代の人であったと。そして、避難所までの移動 82.6%が 50 歳以上だった。ほとんど 50 代以上で、40 代、30 代、20 代、そういったことの参加はなかったのだなということがわかるわけであります。どのような参加の周知をされたのかということ、お尋ねしたいと思います。それからもう一つ、一時避難場所の時点で、要支援者は 14 人ということでありました。避難所にはこのうち 12 人が移動したということになってくるのだということが読み取れました。割合で言ったらば、本当に4%ぐらいで、この割合だから訓練にならなかったというようなことにはもちろんならないわけでありますけれども、もっと多くの要支援者の方が参加していただくことは必要であったのではないかなと思うのですけれども、その点の考えについてお尋ねしたいというふうに思います。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

この自主防災訓練については、実行委員会を立ち上げたときに、各公区での周知等々も含めて大きな段階で町として広報に1度載せましたけれども、それ以後は、・・報告書の中でも見ていただいたかと思いますが、この報告書に各公区ごとの反省、何ていうのですか、報告書も載せていただいて、その中で各公区がどのような周知をしたのかというのも載せていただいております。例えば回覧板でやった公区もあります、一軒一軒にチラシを持って回った公区もあります。各公区の実情に合わせて公区で実施いただいたというふうにしております。それと、要支援者の方の参加ですけれども、今回、第1回目としてさせていただいた札内南の公区というのは、もともと自分たちで南小学校を対象にする全公区ではなかったのですが、その公区の幾つかの公区で既に過去に何年も前からこの公区共同の防災訓練等々を重ねている地区でもあったことから、要支援者に関しましても、非常に細かく地区で把握もされているという事実も私たちも教えていただきました。その中で、お一人お一人の状況も確認した上で避難を決めたということなので、今回については、そのあたりどういう状況だったかということも反省にも出てきますけれども、その辺を踏まえまして次の今年度以降の計画に生かしていけるようないい実施ができたというふうに考えております。

再質問 15番 谷口和弥

状況はわかりました。今までの前例もあって、今回やった公区の中の全部ではないのかもしれませんが、大きなところでは要支援者に対応することもちゃんとする上で、将来性の含みももちろんあってということでありますね。この幕別町地域自主防災訓練でありますけれども、5カ年計画ということは一般質問の中でも何度も聞いておりますけれども、27 年度、去年は1避難所で7公区でやった、ことしは 10 月にまた3避難所で 25 公区が参加するということがあります。そして、今回は災害対策本部も設置されて、本部情報連絡室も設置されて、そして札内地域情報連絡室も設置されてという、本当に実践さながらの本当に地震が起きたときに、町がセンターになって采配を振るう、そういう大きな取り組みになるということに感じています。この今回も引き続き成功することに大変期待を寄せているところでありますが、そして 29 年度は4避難所 22 公区、30 年度は7避難所 10 公区、そして忠類地区、31 年度は2避難所9公区となっているわけでありますけれども、いや、やっぱり今もちょっと前に地震があったりしましたけれども、5カ年計画でやるというところで、一刻も早く全ての、今回は市街地を中心にということでありましたけれども、この避難、自主避難訓練を終えることということの必要性があるのではないかなというふうに感じているところなのです。ことしについては、もう3避難所でやるということはもう迫っていますし、なかなか難しいのかなと思うのですけれども、来年度以降、今回もことしも同じ日でやるということに大変意味があるのだと思うのですが、少し避難所ごとにずらしてでも5カ年ではなくて4年、あるいは3年で終わらすようなそういうことが求められてくるのではないかなと思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

今回この計画に関しましては、5カ年で市街地区を回るということで計画しております。ご承知のとおり避難訓練、こういう防災訓練というのは1回やったからそれで終わりではないということで、積み上げていくことが重要である。今回も答弁の中に、町長答弁していただきましたけれども、昨年やった公区がことし以降もそこで続けていくことで毎年積み上がっていく、そこにも協力していきたいという思いもあるものですから、年を追っていくごとにそういう公区が広がりを見せていくということで、初めてやる公区は1公区ずつ、1公区というか、この計画どおり対応させていただきながら、積み上げたところにも丁寧にかかわっていきたいということで、この計画で進めさせていただきたいと思っております。

再質問 15番 谷口和弥

今の答弁の中身については理解もできるところなのですけれどもね。やっぱり必要性のあるところなのだというふうにも思うのです。もちろん今回でき新しくでき上がった南小公区、連携防災協議会がこの1回で終わらず、もちろんこの協議会の皆さんがこれからも継続して活動するのだということの決意の中でつくられたわけですから、いろんなことが、活動があるのだというふうに思いますけれども、やはり1回目、こういうふうに町の計画の中で大がかりにやるということは、町内で自主的にちょっとやってみるというのとはまた違う、そういう重みがあって、なかなか自主防災組織の設置のことはほかの議員も出しておりますけれども、きっかけができないということの中では、大きなきっかけになるのだというふうに思うものですから、このことについては、今ここで3カ年あるいは4カ年でやってみてはということの提案はさせていただきますけれども、中でまた検討していただいて、早くに済ませてしまうという、多くの町民がこの全体的な訓練を経験するということになるように検討していただきたいなというふうに思います。よろしいでしょうか。それでは、二つ目のところ、3法人と結んでいる災害時における要援護者の緊急受け入れに関する協定書にかかわって質問をさせていただきたいというふうに思います。ご答弁では相手方との具体的な協議調整がなされていないことから、今後なのだということのご答弁をいただいたところでありました。この質問をさせていただくに当たって、3法人あるわけでありますけれども、この中身の協定は。そのうち二つの法人のしかるべき立場の方と、ちょっと懇談もさせていただいてお話をさせていただきたいというふうに思います。この協定は福祉避難所から要請を受け入れてくださいよと、可能な限り受け入れてくださいよということが一つ大きな柱で、それからさまざまな備蓄物、これらも幕別町やそれから法人のほうで足りなければそれを補い合う、そういう中身がこの協定書の大きな柱でありますけれども、例えば札内地域と、それから忠類地区に老人福祉施設を持つところの法人の方に聞きますと、なかなか大変な状況が、その法人が災害に遭ったときに大変な状況が想定されるということがわかりました。具体的には、一番最初にオープンしたのが昭和 54 年に 50 床の、50 ベッドの特養でスタートしているわけでありますけれども、耐震基準が変わる前の建物が平家なので特に指導がなくそのまま残っていて、今も 50 ベッドそのまま使われているのだと。地震があるときにはまずそこのところどうなるかということの心配があるのだということや、それから食料についても1日分は確保してありますよ、だけど、それはもう自分のところに、入所している方々の分を確保するのが精いっぱいで、ほかの方の受け入れ云々ということはちょっと今想定できない。そしてもう一つ、これはどこもそうなのですけれども、介護力不足なのですね。職員が足りない、応募してもすぐ補充できない、そういうことの中では近年増床もされているところでありますけれども、フル稼働に至っていないのだということの中では、今も申し上げましたように、こちらのほうとしては福祉避難所で支援が一定必要な方で、そっちに移ったほうがいいなと思ってやりとりがどうかということの打診があるのだけれども、結局それに応えるという体制がないのだということをおっしゃっていて、むしろ建物が傷んだとなれば逆に福祉避難所が受け入れたらだめだという、ちょっとこちら側とまた違う、そういうことになってしまっているのです。それから高齢化率の高い本町地域に特別養護老人ホームを持つ、これも法人の方のお話ですけれども、一応小規模多機能のショートステイの施設や、それから本体の一つショートステイ用として持っているベッドを活用する、合計 10 あるということでおっしゃっていたのだけれども、でも熊本の益城町の特養のことがテレビで紹介されたりしましたけれども、要は近くの人たちが避難を求めてきてそれを断るということにならなくて、ふだんのデイサービスのスペースなどにもたくさんいたというのがずっと続いていたのですね。そのことによって、デイサービスの利用が稼働できなくなってしまって、ほかの避難所にいる人、それから自宅で生活している人、そういった人が通ってこれなくなってしまって、そして ADL が下がっていったというようなことなどあるものですから、本来これはとめてはならない施設、まず真っ先に日常的に使っている小規模多機能の利用者の方が使えるよといったところのスペースは先に埋まってしまうのではないかなというふうに思うわけです。そうすると、交流スペースしかないのだ、そういうことになってくるのです。さきの法人に戻りますけれども、やっぱり交流スペースしか提供する場所はないということ、それから忠類地域の特養については、入る余地は受け入れるスペースがありませんということをおっしゃっていました。つまり、私が言わんとしているとことは、そうやって、ひとつ、とりでとして協定を結んでいるのでありますけれども、実態としてはかなり厳しい状況があるのだということ。このことを踏まえて、おとといのこの協定についての質問でもいろいろとこれから修復していくのだということのお話ありましたけれども、このように本当に肝心かなめのところで大変だということをお伝えしたいと思います。このような状況なのですけれども、どうですか、ご意見や感想があればお聞かせいただけませんか。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

確かに、おっしゃっていただいたように通常の避難所のような形でそこに近所の方が行ったりとかという、緊急時の何時間までの間にはそういうことはあると思うのですが、うちのほうの想定としては、きちんと避難していただくのにふさわしい場所に移っていただくようなことをしていくのと、この特養の協定と、協定の中見ていただくとわかるのですが、医療に関する協定としているこの二つについては、やはり直接的医療や介護を必要とする人をどうしてもそういう通常の避難所では見ることが困難である人をという想定です。この協定をした際には、その選定として、例えば今議員がお話をしていただいた、一法人、二法人でも、例えば広域ではショートのベッドが6台、それぞれの地域密着型では1台ずつ、もう一つの法人では1台とかという、そのあたりも話をさせていただきながら、本当に寝たきりで例えば福祉避難所等々でも寝ているのが困難であるという、そう想定された人のお互いの助け合いの中でお願いしますということで協定を結んでいます。確かに前段も申し上げましたとおり、詳細なところまで詰めていないのが現状でしたので、今後そのあたりも含めて。本当にどこも大変だというのは同じだと思いますけれども、その中で、そこにいることが最もふさわしく、そこで助けてほしいという人が、それぞれのやりとりの中で助け合っていけるような、そういう協定にしていきたいと思います。

再質問 15番 谷口和弥

本町地域の特養の施設は、ことしの防災訓練の避難場所のすぐ隣接したところにあって、非常に連携もとりやすい、そういう利便性の高いところなのだというふうに思います。そのこともありますし、実際、施設のほうの現状もある、この協定の見直しについては早急に行って、そして 10 月の防災訓練のときには、本町地域、うまくその辺もリンクさせて成功させていただきたいなというふうに思います。それで、そういうことがあるものですから、そこの福祉施設に行く前のところの福祉避難所が大変重要になってくるのだろうなというふうに思うわけであります。13 の福祉避難所が指定されている、改めて、さきの質問の中で答弁も少しあったのですけれども、この福祉避難所の指揮系統やどういう体制で運営されるのかということを改めて確認させていただきたいというふうに思います。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

基本的にはそれぞれの避難所に避難した上で福祉の避難所を開設することとなります。対策本部のそれぞれの組織の担当課での役割として福祉や医療に関することということで担当課も位置づけておりますので、そこが本部の指示を受け、その担当課がその福祉避難所の運営のトップに立つという形でやっていくこととしております。

再質問 15番 谷口和弥

先ほども申し上げましたように、福祉避難所の介護力もなかなか高いものが要求されるのではないかということの中では、職員の配置や、それからさまざまなボランティア組織なんかの育成なんかも日常的にやる中で、手が、人の手を借りないとならない、そういう立場の方も安心して暮らせるようなそういう福祉避難所にしていっていただきたいなというふうに思っているところであります。そして、協定の拡充のことについても、おとといの一般質問の中でありましたけれども、食料品のことなどもありましたけれども、やはり布団に寝る、床の上に寝るのだということの中では、ベッドがあればそれにこしたことはない、しかしながら施設にはないということであれば、そういうことの物の確保できるような、そういうところとの協定もやっぱり進めていくことが必要ではないかなという思いの中で、この説明をさせていただきました。この幕別町にはないのだけれども、近郊のところでそういったことが、幕別町の事業所にもベッドがすぐ、あるいは福祉用具がすぐに来る、すぐ来るということがどうなのかわかりませんけれども、そういう道筋の協定も結んでおくことが必要でないかというふうに思いますので、今回のその拡充、修正の中では、そういったことも含めて検討していただきたいというふうに思っています。その辺はいかがでしょうか。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

まず備品の中にも緊急に早急に備えるということでマットですとか、それからポータブル型の障がい者の方も使えるトイレとか、そういう備蓄もしております。その他こういう大きな地震を何度も経てきているので、企業が備蓄をするまでもなく連絡1本でそういうことをしますよというふうに手を挙げてくださっている企業の情報も、きちんとこちらで整理しながら、何日間ぐらいでどういうことがそろえていけるのかというところも含めて今準備をしているので、本当の緊急な緊急のときの分ぐらいは、マットとか含めて簡単なもので準備はしております。以上です。

再質問 15番 谷口和弥

わかりました。安心して要援助者が暮らせるように、そのところのしっかりつくっていっていただきたいと思います。最後になりますけれども、きのうもメールで十勝総合振興局から熊本の介護者の派遣、支援についてそういったことが届いているところであります。要するに現地の介護施設が人が足りないと、助けてくださいよということが高橋はるみ知事の名前で来ているわけですね。交通費は熊本県持ち、そしてそこでの人件費はその派遣された施設のところでなんていうことがあったりします。幕別町の介護施設がそういったことで名乗りを上げるということは、なかなか難しいのかなと思うのですけれども、例えば町職員のしかるべきライセンスの方が行ってと、そして現地のいろいろな情報も含めて、それでこの町に持ち帰って、この町の防災計画の強化に生かしてもらうようなそんなことがあったらいいのかなと、そんな思いの中で、今お話しさせていただいておりますけれども、そのことの計画などはいかがなのでしょうか。

答弁 総務課長 武田健吾(総務課長は2017年3月まで)

職員の派遣の関係でございますけれども、ただいま庁内の各部署に派遣可能な人員をそれぞれ挙げてもらいまして、現在のところ7人派遣可能ということで、これについては道町村会のほうに報告しております。その中に保健師も含まれての報告となっております。

再質問 15番 谷口和弥

終わります。

出典:幕別町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日 議事録 PDF(119ページ) 間違いを知らせる