幕別町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日
高齢者世帯に向けた緊急システムの今後について
2016年3月9日、幕別町議会の一般質問で、谷口和弥議員が「高齢者世帯に向けた緊急システムの今後について」質問し、町長 飯田晴義、保健課長 合田利信、民生部長 境谷美智子が答弁しました。
- 質問者
- 谷口和弥 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、保健課長 合田利信、民生部長 境谷美智子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 谷口和弥
通告に従いまして、質問をさせていただきたいと思います。高齢者世帯に向けた緊急システムの今後について。団塊の世代、昭和 22 年から 24 年生まれが 2025 年、平成 37 年に 75 歳以上になることで起こると予想される 2025 年問題という言葉が使われ出して、随分な年月が過ぎています。「国立社会保障・人口問題研究所」によると、我が国の将来の高齢者の人口は、団塊の世代が 65歳以上になる平成 27 年には 3,395 万 2,000 人で総人口の 30.7%、75 歳以上になる平成 37 年には 3,657万 3,000 人に達すると推計がされています。また、内閣府が公表した「平成 27 年版高齢社会白書」では、高齢者の単独世帯と夫婦のみ世帯の世帯数全体に対する割合も、平成 37 年には 25.7%と見込まれるとともに、「厚生労働省」が算出した認知症高齢者数の将来推計では平成 24 年の 462 万人から平成 37 人には 700 万人と、大幅な像が予想されています。それにとどまらず、65 歳以上高齢者人口のピークは平成 54 年の 3,782 万人 2,000 人となり、総人口に占める割合は、総人口が減少することによって、平成 72 年には 65 歳以上高齢者人口の 39.9%になると推計がされています。幕別町は3カ年計画である、「幕別町第6期高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を策定し、今年度から実施しています。高齢者が重度の介護が必要になっても住みなれた地域で生活が継続できるよう「地域包括ケアシステム」構築もこの計画の重要な柱の一つです。ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯に対し、幕別町としても「ひとり暮らし高齢者等への見守り体制の構築」「各種在宅福祉事業の充実」といった主要事業に取り組んで、支援体制の強化をしているところですが、かつて経験のない高齢化社会を迎えるに当たって、健康面や火災等の災害時の緊急時のあり方は、直接命にかかわることとして大変重要であると考えています。ついては、以下の点を伺います。一つ目、来年度より「幕別町総合介護条例」が一部改正して施行され、「緊急通報用電話機設置事業」は「緊急通報装置設置事業」と改められ、「東十勝消防事務組合」が解散することにより、通報先が道内の「緊急通報サービス事業者と変更」となります。本来、行政が責任を持つ事業であると考えますが、民間会社に依頼することに対しての町の考えを伺います。また、これまで「緊急通報システム」は通報者がどんな状況下や内容で通報してきのか、その傾向を伺います。二つ目、岩見沢市では、ことし1月より地上デジタルテレビのデータ放送やスマートフォンを使った高齢者の遠隔見守りサービスの実証実験が開始されています。健康データの提供管理は市の第三セクターが行うとのことです。今後も性能がよく便利な見守りサービスが開発されることが予想されます。幕別町としても現有システムからいつかは変更を迫られるときが来ることでしょう。高齢者からはスマホやタブレットの操作は苦手との声が聞かれます。高齢者に向けた指導教室等を開催し、さまざまな将来のシステム変更に備えるべきと考えますが、町の考えを伺います。以上であります。
答弁 町長 飯田晴義
谷口議員のご質問にお答えいたします。「高齢者世帯に向けた緊急通報システムの今後について」であります。高齢社会において取り組むべき課題につきましては、優先度をしっかり捉え対応していくことが重要でありますことから、ビジョン 2015 において地域包括ケアシステムの一つの柱として、地域の実情に応じた体制の構築と計画的な施策の推進を掲げており、高齢者が住みなれた地域で安心した生活を継続していくためには、在宅生活における支援を充実することが極めて重要であり、町といたしましても十分な配慮が必要であると考えているところであります。本町の緊急通報用電話機設置事業につきましては、平成2年4月から、ひとり暮らしの高齢者等の自宅に緊急通報用電話機等の通報装置を設置し、急病や災害等の緊急の事態が発生したときに、迅速かつ正確な救護を行う事業として実施しており、本年2月末現在では、457 人の高齢者等が本事業を利用しております。ご質問の1点目、「緊急通報設置事業の通報先を民間会社に依頼することに対しての町の考え、またこれまで『緊急通報システム』は、通報者がどんな状況下や内容で通報してきたのか、その傾向について」であります。初めに、民間会社に依頼することに対しての町の考えについてであります。本年4月からの消防広域化に伴い、幕別消防署の通信指令室が廃止されることとなり、本事業の緊急通報の受信業務を 24 時間・365 日、直営で行うことは業務効率性の観点から難しいものと判断し、民間の緊急通報受信センターに外部委託することとしたところであります。このため、通報や受信体制が円滑に移行できるよう、昨年 10 月から順次、各高齢者宅に設置されている緊急通報装置の通報先を幕別消防署から札幌にある緊急通報受信センターに切り替えし、本年2月末までに、対象となる 457 台のうち 329 台の整備を終えたところであります。また、通報時の緊急の対応につきましては、初動機関が札幌ではありますが、例えば煙通報が入った場合、折り返しの呼び出しに応答がなければ、すぐに、とかち広域消防局の指令センターに通報され、同時に幕別消防署にも連絡が入り、出動する体制が確保されております。現在、緊急通報受信センターでは、オペレーターが 24 時間体制で常駐し、緊急通報、相談通報に対応できる体制を整えており、昨年 10 月からこれまでに迅速かつ的確な判断により、救急車の出動を12 件、要請いたしております。また、同センターでは、緊急通報の受信業務のほか、センター常駐の保健師、看護師等の専門職による保健、医療に関する健康相談が行えるなど利用者の健康増進につながるとともに、3カ月に一度、利用者の安否や健康状態を確認する安否確認サービスも行っており、受信業務を民間に委託したことによって、高齢者の福祉サービスの向上が一層、図られているものと考えているところあります。次に、緊急通報システムの通報状況、その傾向についてであります。平成 22 年度から 26 年度までの5年間の通報件数につきましては、22 年度が 316 件、23 年度が 324件、24 年度が 327 件、25 年度が 320 件、26 年度が 305 件となっており、各年度ともに 300 件を上回っている状況で推移いたしておりますが、通報の内容の7割以上は、誤って通報装置の緊急ボタンを押してしまったことによる誤報で、ボタン一つで通報ができるという操作がしやすい装置の特徴があらわれているものであります。また、緊急を要する通報件数につきましては、救急車の出動では、平成 22 年度が 32 件、23 年度が38 件、24 年度が 42 件、25 年度が 45 件、26 年度が 47 件と年々増加傾向にあります。さらに、消防車の出動も、平成 22 年度がゼロ件、23 年度が1件、24 年度が3件、25 年度が 17 件、26 年度が 20 件と増加している状況にあり、火災が発生した事例はありませんが、調理中に鍋を焦がしたことを要因とする通報が 25 年度で4件、26 年度では6件とふえてきている傾向となっております。このため、状況に応じて保健師が高齢者を訪問し、生活状況、認知機能の状態を確認するなど、高齢者の安全な日常生活が継続できるよう助言を行っているところであります。ご質問の2点目、「高齢者に向けた指導教室等を開催し、さまざまな将来のシステム変更に備えることについて」であります。総務省の平成 27 年度版情報通信白書では、平成 26 年度末における世代別インターネットの利用率は、13 歳から 59 歳までは各階層で約9割を超えているのに対し、65 歳から 69 歳で 69.8%、70 歳代で 50.2%となっております。このような状況の中、将来の高齢者人口の推移を踏まえ、住みなれた地域で高齢者が安心して暮らすことができるよう、進展する情報通信技術を活用した高齢者の見守り活動のモデル事業に取り組む自治体があり、タブレット型端末、スマートフォン等によるメールの応答履歴での安否確認や人感センサーを自宅に設置して、起床や就寝、外出などの日常生活での行動の見守りを行っている事例等があります。また、高齢者の緊急通報システムでは、本町のように一般電話回線を利用する固定型の通報装置ではなく、外出先でも利用が可能な携帯型緊急通報機器を使用し、携帯電話回線によるモバイル緊急通報システムを導入している市町村もありますが、緊急時には、本町と同様にボタンを押すだけのシンプルな操作で民間の緊急通報センターにつながる仕組みとなっております。情報通信技術の進展に伴いまして、高齢者が扱う端末機器の性能もさらに高度化することと推測されますが、高齢者にとって使いやすいアプリケーションの導入や端末画面の使いやすさなどを十分に考慮するとともに、特に緊急時においては、操作が簡易なものを選択することが大変重要であると考えているところであります。今後におきましても、端末・ネットワークを通じた遠隔の見守りだけではなく、地域の見守りが必要な高齢者への声かけや緊急事態に対して適切かつ速やかに対応できる体制を整備することによって、高齢者が安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。以上で、谷口議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 11番 谷口和弥
それでは、再質問をさせていただきたいというふうに思います。この緊急通報システムの連絡先が変わるということの中では、設置している方、ご本人よりもそれを地域で支える方の中から従来のシステムと同じサービスがちゃんと継続できるのかということについて心配の声が上がっているところであります。そして今、町長のご答弁にもあったお言葉の中で、このサービスを民間に委託したことによって、高齢者の基礎サービスの向上が一層図られたということの考え方についても、少し私は疑問を呈したいというふうに考えているところであります。質問を続けさせていただきますけれども、まず最初に、この緊急通信システムの利用者さんが、実際にこのシステムを使って通報するときの状況なのですけれどもね、答弁いただいた、また答弁につけていただいたメモの中からで言いますと、ほとんどが誤報である。その中では大体 300 件ぐらいの通報があって 70 件、80 件が実際に采配を振るう、そういう状況の中であります。その 70 件、80 件の中で言えば、例えば平成 26 年で言うと、全体では誤報でない通報は 85 件であったと。そして相談で終わったのが 10 件でということは、実際 75 件が火災出動や緊急出動や偵察出動などで、実際に消防署からその家に向かっているということの数字が示されています。平成 25 年度は相談は6件で全体のうち 78 件中 72 件が出動している。そういう数字から見れば、この通信システムで通報をした人は、何か相談をしたいとかという、そういう立場でこのシステムを利用したのではなくて、実際に救急車あるいは消防車に出動してもらいたいのだ、そういう状況下に置かれてこの通報システムを利用しているのではないかなというふうに私は推察するわけですけれども、その点についてどのようにお考えになりますか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
今、町長の答弁にありますように、これまでの出動状況について 22 年度から件数を申し上げたところでありますが、まさに誤報以外につきましては、設置されている高齢者から通報がありまして、消防のほうで出動をしているのですが、救急車につきましては、ご本人さんからの要請もありまして、すぐ救急車が出ているところであります。また、火災、消防車が出動した件数につきましては、町長の答弁にありますように、鍋を焦がして出動したということなのですが、これは通報があった際にご本人から連絡がとれないことから消防署が直ちに出動したところでありまして、実際現地に到着いたしますと、ご本人さんから事情を聞きまして、ほとんど問題ないということから状況を確認して引き上げているところであります。件数はふえているところでありますが、消防車が出動している状況といたしましては、通報があった際にご本人が連絡ない場合はもう直ちに出動すると。この体制がとれているからこそ高齢者の方が安心して暮らせている状況だと思っております。以上です。
再質問 11番 谷口和弥
いろいろと細かな面もご報告いただいたわけでありますけれども、繰り返しになりますけれども、消防のことについては実際行ってみて何ともなかったというケースがあったにしろ、多くの部分では利用者さん自身が実際に消防車あるいは救急車に出動を要請したくて連絡をしたのではないかということの推察については、どのようにお考えになりますか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
先ほど申し上げたとおりなのですが、救急車につきましては、本人の状態が悪いということで要請ということで直ちに出動しております。ただ、鍋含めまして、消防車が出動した例につきましては、実際中身を全て見たのですが、誤ってボタンを押してしまった部分もあるのですが、応答がとれないがために、消防機関としては当然出動していると。実際に行ってみますと、誤って押したことが告げれずに応答ができなかった、鍋につきましても大きな事例ではないのですが……
再質問 11番 谷口和弥
いやいやいや、繰り返しの部分はそんなに力入れなくていいです。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
はい。鍋につきましても、ご本人さんと応答がとれないことから現地に、現場に向かっているところなのですが、実際には大きなことではなくて、問題なく確認して引き上げているところであります。
再質問 11番 谷口和弥
繰り返しの答弁がまた詳しくありましたけれどもね、私が知りたかったことは、ここで確認したかったことは、このシステムが本当に必要な状況下の中で使われてきているなということを、多くの部分がそうであるということを確認できる、そういうことのための質問でありました。今、私の受け取りとしては、そういうことであったのだなというふうにとって、この質問を続けさせてもらいます。結局、周りを支える方々が心配だということの理由はやっぱり幾つか挙げられていて、それは一つはスピード感であります。出動要請に対してこの財団を通すことによってワンクッションがあるのだということの中では、まず全体のその思いとしては、今までの幕別消防につながってというシステムは大変いいものであったという、そういう考えの中から、このワンクッションあるということについての不安が出されているところであります。それから、通報があれば、財団は、誰ですか、どこの誰ですかというところからの通報ではなくて、こちらからきっと情報提供がされているから、もうその電話番号等から誰だということがわかって、そして電話対応することになっていくのだということになるのだというふうに推察しますけれども、そういう民間団体にその利用者さんの個人情報が提供されると、されているということ、このことに対しても、結局つい先日も大きな情報漏れがありましたけれども、悪意のあるそういう個人団体の中では個人情報が漏れてしまうということが財団の中ではしっかりとしたセキュリティーを持っているということが仮にあったとしても、漏れてしまうことがあるのではないかということに対する心配であります。それから、財団のオペレーターはきっと少人数ではないのだろうと。結局提携している幾つかの自治体から通報が複数来ても対応できるものがあるのだということは推察しますけれども、例えば連携をするよう、実際の中の一つなり二つなりの自治体、大きな災害等があって一斉に通報があったときに、そんな中で幕別町から通報が行ったときに、ちゃんと電話対応がとれるものかどうなのか、そういう自分の町の中で何か大きなことがあってつながらないということと、ほかの町の事情の中でつながらないということでは、ちょっとまた思いが違ってくる、そういうことなどがあるわけであります。そして、私自身が強く思うのは、この幕別町の人口規模の中では人の顔が見えるということは大変すぐれた長所なのだと思うのです。連絡が来れば、どこの誰さんはもう姿形が浮かぶ、どういう生活をされてきた方かということもわかる、そういう人口規模の中で札幌市の一民間企業が幾つかの個人情報があったとしても、姿が見えない中で通報、対話をするということがやはり不安なのだと。そうでない今までのやり方に戻せないものかなという、そういう思いがするわけであります。それで、いろんな方法が今回、幕別消防につなげることをしないという判断をする中で、いろんな選択肢があったのだと思うのですけれども、ほかにこの北海道健康づくり財団という名称だったと思いますけれども、ここを選択する以外の手法、どんな議論の中でここを選択したかということの経過などについてお聞きしたいというふうに思います。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
外部委託に至った経緯につきましては、町長答弁にありますように、消防の通信施設が消防広域化に伴いまして廃止されるということで、あとは残った手法としては直営でやるのか外部委託という判断しかないのですが、やはり直営で実施することにつきましては 24 時間3交代、通信、電話を受ける体制につきましても最低2人が3交代でとなりますと、それ相応の経費がかかるという中でやはり直営で受信をすることは難しいと判断したところであります。また、外部委託になりますと、やはりこれ専門に行っている事業者というのはごく限られております。北海道内にも2社ないし3社がおりますが、やはり本町といたしましては現行の利用者についている機械がそのまま使えるということで、高齢者が不安なく安心して使えるということを重点に置きまして、今回の事業者を選定したところであります。以上です。
再質問 11番 谷口和弥
ご答弁いただいた中に、幕別消防については通信司令室が廃止されることとなったことが本事業の緊急通報の受信業務を 24 時間 365 日直営で行うことは業務効率性の観点から難しいと判断したということをご答弁でいただいているわけでありますけれども、件数で言えば、さっきも申し上げましたけれども、誤報が多くて実際に年間 300 件、1日1件平均、その圧倒的多くが誤報、実際に采配振るうのは 70 件から 80 件ということの中でこれが幕別消防の業務効率性の観点から難しいと判断する、この辺のところがちょっと理解できないでいるところなのですけれども、その辺のところ、ちょっともう少し詳しく説明していただけませんか。
答弁 民生部長 境谷美智子
まず、この緊急通報システムの業務というものが、そもそもが消防の本来業務ではないというところが一つ理解していただきたいところなのです。こちら、本来であれば福祉業務でありますから、福祉課が所管として業務を遂行しなければいけないわけですが、24 時間体制、庁内の部署の中に 24 時間体制でその業務がとれるところがどこかという判断の中で消防に本体機を置いているというのが業務のもともとの成り立ちです。それと、今、課長のほうから答弁がありましたように、司令室がないといっても東消防あるわけですから人はいるのですが、通信を専門にする人がいないということになると、例えば救急で出払ったときに誰もいない時間とかができて、その間、人を置くということは、物理的に申しますと 24 時間人を置くということは当然3交代が必要になり等々の判断の中で単純にこの仕事は大したことない仕事だからというような効率性の考え方ではなく、本当にいろいろ考えた上でここに人を1人置いて電話当番をするということよりも、さらに実績があり、それを専門にやっている業者さんがきちんといて、今の現行機のままでも対象者の方に心配なく使っていただけるという選択をさせていただいたということです。
再質問 11番 谷口和弥
どうしても、幕別消防の従来のサービスに戻しなさいよということを言っている、そういうつもりはなくて、一番町民の緊急性、緊急事態に対して命を守るという部分でどうしたらいいかという議論は地域包括システムの構築の中でつくっていくべき中身だなというふうには思っているところです。ただ、実績があって安全だというけれども、さっき例えば私が言ったような幾つかの質問に全て答える、そういう安全性は担保されているのではないのではないかというふうに思うのですよ。そして、このいろいろ周辺の実際のことなどで調べれば、この健康づくり財団、北海道医師会長を理事長にして、そして薬剤師会や歯科医師会や、それから4人の北海道内の自治体の首長さんが名前を連ねる、そういう本当に体制としては立派な、そういう組織であるのだということの認識にもあるわけなのですけれども、その4人の首長の中には本別の町長さんのお名前もあって、この健康づくり財団については、それなりにというか熟知はされているものということの前提でお話続けますけれども、本別町のこの緊急システムは4月1日以降もやはり本別消防が受けるのだという、そういうやり方の中で住民の命を守るということを継続するのだということを、私自身の繰り返しになりますけれども、担当者とのやりとりの中で調査の中で確認もしているところなのです。そういう姿勢を示す自治体もあるものですから、そして繰り返しになりますけれども、従来からのやり方はスピード感においても、そして顔の見えるそういう点においても、すぐれたやり方だというふうに思うものだから、この地域包括ケアシステム全体を見直す中で、この選択肢、やっぱり私はあるのではないかなと思って意見を述べているわけであります。それで、ちょっといろいろあれですけれども、そのサービスのことの中身について、安全性のところ、例えばやっぱりほかの町が大きな災害があったときにはつながらないような、そういう瞬間も生まれたりすることというのはあるわけなのですよね。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
まず最初に、健康づくり財団の今回の緊急通報司令センターといいますか、受信センターのオペレーターのことなのですが、3交代という中で必ず2人配置しております。2人がそれぞれ時間ごとに3交代で行っておりまして、一部分重なりながら全道の高齢者の通報を待機しているという状況であります。また、それと健康づくり財団、ほかの町で大災害起こった場合なのですが、この健康づくり財団では、電話回線、主に受けている回線のほかに別室にまた回線を設けておりますので、回線がその状況にもよるのですが、一つの町で大きな災害が起こった場合でも別な部屋に回線を設けておりますので、そちらのほうで受信体制がとれるという状況になっております。以上です。
再質問 11番 谷口和弥
いろいろご説明を受けたわけでありますけれども、私の思いとしては、この緊急通報システムを受け皿はこの町の中で解決することが一番望ましい、そういう思いでいるところであります。これからの地域包括ケアシステムの中では、いろんな手法があるのだと思うのです。例えば 24 時間の訪問介護と、いっとき幕別町にもそういう事業者がありましたけれども、今は撤退してしまった。そこでは、電話オペレーターがいてと、なかなか営利法人では運営ができない、そういう事業なのだと思うのです。しかしながら、この介護サービスも夜間でもヘルパーさんが例えば来てくれるということであれば、在宅でもっと頑張れるのだという人がふえたりもする。この町にあることはすごく有利なシステムだったりするのだと思うのですよ。それをやっぱり町のほうで育成するようなことなどができれば、そこでも一つ受け皿ができたりするのかなと。また、私は医療機関に勤めていた経験もある人間でありますけれども、通報を、例えばですよ、日中は保健福祉センターの保健師が受ける体制をつくる、夜間はその連絡するための、あるいは連絡を受ける携帯機器を待機という形で持ち帰ってもらって、そして通報があれば自宅等で受ける、そういうやり方の中で、1日1件平均に満たないこのシステムを運営できるような、そういったことも私は検討できる中身であるのかなというふうに思うものだから、これから先のところで財団ありきのやり方に縛られずに一番いい形をつくり出してもらいたいなというふうに思っているところです。私のほうからこの件についてはこれで最後にしようと思いますけれども、私のこの指摘について、何か考えがあればお答えいただきたいというふうに思います。
答弁 町長 飯田晴義
谷口議員おっしゃるように、できれば地元でやれることが私はベストであるというふうに思っております。ただ、消防が受けられないというところから、この議論は出発しているわけで、先ほど本別の事例もお伺いしましたけれども、逆に本別が受けるとしたら、消防が受けることにはならないのだろうなと、私は詳細がわからないので想像していたのですけれども、恐らく司令室を使って別途消防職員でない方がそこに6人なりの体制を整えた中で受けるのではないのかなというようなそんな思いも今していたわけであります。いずれにしても、消防が受けられないという以上は、今の選択肢がベストだということで選択したわけでありますけれども、今後、委託業務の内容を変更していく、改善していくことは当然これしていかなければならないことでありますし、また地元で受けるということが可能だということになればそれに越したことはないというふうに思っていますので、これが谷口議員がおっしゃったように財団ありきなんてことは到底もう考えておりませんので、今やられる、これからやろうとしている業務が改善していくこと、それを念頭に置いて対応してまいりたいというふうに思います。
再質問 11番 谷口和弥
それでは、二つ目のタブレットやスマートフォンの指導教室等を高齢者に向けてやってはどうかということについての質問に移りたいと思います。実際、こんな時代が来るのかなと、平らな板を耳に当てて電話する時代が来るなんていうことは、そうそう想像しておりませんでした。しかしながら、やっぱりこれは便利なもので、これがあれば何もかも解決するのだというようなことはもちろん思ってもいませんし、便利なアイテムとして、これから先これがどういうふうにまた進化していくかわかりませんけれども、誰もが使えるようなことになっていくことはいいことなのだろうなとそういうふうに思うものですから、町の指導教室等の提案もさせていただいたところであります。こんな時代が来るとは思わなかったということの話になりますと、ちょうど今から 10 年前、私が初めて議会に上がってきた年の1年目、そのときの幕別町議会産業建設常任委員会が道外視察の中で徳島県の上勝町でしたね、彩事業を視察したことがありました。70 代、80 代の高齢者の方々が落ち葉のようないろいろな葉っぱを使って、そして食品にちょっと添えて、そういう事業をやっていて、それが大変なまちおこしになっていて、年収が何百万円、1,000 万円と、そういう方まで生まれてなんていうようなことが勉強してきたわけでありますけれども、その高齢者の皆さんがそのシステム、そのことの受発注するのをパソコンを使ってやっているのだと、そういうことがありました。実際マウスのダブルクリックがちょっと感覚が難しいらしくて、その辺については彩事業団のほうでちょっとした工夫もされながら運営されているということでありましたけれども、実際に必然性があればお年寄りでもそういったことというのは覚えていくことができるものなのだなということに感銘を受けて帰ってきたところでありました。今、このタブレットという、そういう新しいアイテムある中では、彩事業団に先日ちょっと電話ですけれども、確認したらば、やっぱりタブレットに移行してお年寄りの高齢者の方々がその事業の受発注をやっているのだということであります。タブレットのアプリの中に介護予防にかかわるアプリもありますけれども、今回、緊急通報システムということで質問させていただいておりますが、これもそのアプリを使っていろいろやる手法が随分出てきているようであります。とはいっても、やっぱり使い方がわからないとできないということの中では、その使い方を指導してもらうような機会があるといいのかなというふうに思ったものですから提案をさせていただきました。答弁の中では、これについてやるやらないの中身はなかったのですけれども、どのようにお考えになっているのかお尋ねしたいと思います。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
現在、緊急通報システム設置されている方、9割以上が 75 歳以上の方と。やはりこういう状況でありますと、日々機器等は進化して、さらに性能もよくなって、反面、なかなか難しい操作という議員おっしゃるとおりだと思いますので、状況的には全ての高齢者の方が使えるような状況、今のようなシステムが一番いいのかなと思うのですが、やはり今後、機器が性能がよくなって、さらに使いやすくなったときには、当然そういった使い方含めて教室といいますか、そういったことは必要だと考えております。以上です。
再質問 11番 谷口和弥
必要だということの答弁いただいたわけでありますけれども、私自身も難しいことかなとは思いつつも、その指導教室をするということの件についてはいかがですか。
答弁 民生部長 境谷美智子
仮定の話になってしまうので、例えばこのようなものをこういうふうにみんなに使ってもらいたいというものができたときには、今、課長も申し上げましたとおり、必要に応じてきちんとした皆さんへの教育というのですか、研修というのですか、そういうものをきちっとやりたいと思っております。ただ、仮定の中で今これをみんなに使ってもらいたいというものを持ち合わせてはいないので、今の緊急通報システムなんかは本当にその場に行って業者の方が教えてくだされば十分わかるものでできておりますので、今の段階ではそういうものが必要になったときには必ず皆さんがわかるような形で提案させていただきたいと思っております。
再質問 11番 谷口和弥
安心して暮らせる地域包括システムづくり、緊急通報システムのこともありましたけれども、いろいろなアイテムを使っての構築もぜひ検討していただきたい、そんなことを切にお願いして、終わります。