幕別町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日
すが、高齢者等のコミバス運賃無料化を
2015年9月8日、幕別町議会の一般質問で、小島智恵議員が「すが、高齢者等のコミバス運賃無料化を」について質問し、町長 飯田晴義、企画室長 細澤正典、町長 飯田義晴、商工観光課長 岡田直之、都市施設課長 笹原敏文が答弁しました。
- 質問者
- 小島智恵 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、企画室長 細澤正典、町長 飯田義晴、商工観光課長 岡田直之、都市施設課長 笹原敏文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 小島智恵
通告に従いまして質問させていただきます。1点目ですが、高齢者等のコミバス運賃無料化を。コミュニティバス導入の経緯については、平成 22 年 11 月に高齢者の外出の交通手段の確保を求める陳情(署名 1,386 名)が提出され、平成 23 年3月議会にて陳情採択がなされました。その後、地域公共交通確保対策協議会の設置、そして2度の試験運行を経て、高齢者等交通弱者の交通機関の確保を図ることを目的として、平成 25 年 10 月から本運行開始に至っています。また、予約型乗り合いタクシー(駒畠線・古舞線)においても、運行されているところであります。しかし、コミバス本格運行から2年がたとうとしておりますが、これまで利用率の低迷は続いております。本来、高齢化率の上昇に伴って需要は見込まれるところでありますが、現状では大きな乖離が見られています。今後、実態を検証し、より利用しやすいコミバスの運行が求められているのではないでしょうか。以下について、お伺いします。①利用状況。②利用率が少ない原因、対策。③運賃収入の実績。④現行は、運賃 100 円、往復 200 円ということでありますが、運転免許証返納された高齢者及び障がい者については、運賃無料にしてはいかがでしょうか。2点目ですが、経済の振興策についてであります。経済産業省の工業統計調査によりますと、平成 24 年の十勝管内における製造品出荷額等では、一番多い帯広市に次いで、芽室町、音更町、本別町、清水町、士幌町の順でありますが、我が町は残念ながらその次の7番目となっています。これは、他の自治体と比較しますと、大手企業が少ないことによるからではないでしょうか。しかし、過去には大手企業が立地を希望されたものの、条件が整わず、他の自治体に立地したケースがあったと聞いており、企業が参入しやすい環境を整えていく必要があります。また、町の都市計画マスタープランにおける町民アンケートでは、満足度の低い項目として、2番目に多いのが、「就労機会や労働環境」が挙げられ、働く場所が少ないため、企業誘致に力を入れてほしいとの声が聞かれています。今後、企業誘致への取り組みを強化し、雇用の確保、創出や若者の流出を防ぎ、我が町に末永く定住していただくためのまちづくりが求められております。以下についてお伺いします。①企業誘致への考え方、見通し、支援策。②工業団地造成の考え方。③現企業への支援策の強化。以上でございます。
答弁 町長 飯田晴義
小島議員のご質問にお答えいたします。初めに、「高齢者等のコミバス運賃無料化を」についてであります。国内においては、急速な車社会が進展し、鉄道や路線バスなどの地域公共交通に頼らない生活が広がり、その結果、地域公共交通の利用者が減少し、路線の廃止や便数の減少により、利便性が低下している地域が多数見られます。子どもや高齢者、障がい者など、車を自由に利用できない人々にとっては、通学、通院、買い物などの移動手段の確保が制限され、安心して暮らし続けることが困難になってきております。さらに、急速な高齢化の進展に伴い、自家用車による移動が困難になる方々が増加していくことが避けられない中、高齢者や障がい者等の交通弱者の生活交通手段の確保や、交通空白地域・不便地域の解消は重要な課題であると認識いたしております。このようなことから、町では、平成 24 年1月に帯広運輸支局、帯広開発建設部、十勝総合振興局を初め、関係する交通事業者や住民代表で組織する「幕別町地域公共交通確保対策協議会」を設置し、地域にとって必要な公共交通のあり方などを検討してまいりました。協議会では、平成 24 年7月と 11 月のコミュニティバスの試験運行と、利用者に対するアンケートの結果を踏まえ、幕別地区と札内地区でのコミュニティバスの運行は必要であるとの結論に至り、平成 25 年 10 月から十勝バス株式会社が運行主体となり、コミュニティバスの本格運行を開始したところであります。ご質問の1点目、「利用状況について」であります。コミュニティバスの運行実績について申し上げます。初めに、平成 26 年度のコミュニティバスの運行実績でありますが、幕別線、札内線の2路線合計の利用者数は 9,767 人で1日当たり 39.7 人、1便当たり 4.0 人でありました。路線別の利用者数でありますが、幕別線の利用者数は 3,637 人、1日当たり 14.8 人、1便当たり3.0 人であり、札内線の利用者数は 6,130 人、1日当たり 24.9 人、1便当たり 5.0 人であります。次に、平成 27 年4月から8月までの5カ月間、延べ 104 日間での利用者数であります。路線別の利用者数でありますが、幕別線は合計 1,070 人であり、利用者内訳は大人 607 人、子ども 443 人、乳幼児 20 人でありました。札内線では、合計 2,284 人であり、利用者内訳は大人 2,145 人、子ども 82 人、乳幼児 57 人でありました。本年度の5カ月間の利用人数を、前年同月と比較いたしますと、幕別線は 114 人の減、1日当たり1.0 人、1便当たり 0.2 人の減少となっております。一方、札内線は 432 人の増、1日当たり 4.4 人、1便当たり 0.9 人の増加となっており、徐々にではありますが、コミュニティバスの認知度が上がり、利用者が増加したものと考えております。ご質問の2点目、「利用率が少ない原因、対策について」であります。役場に寄せられる質問や問い合わせといたしましては、コミバスの乗車方法やバス停の情報、運行時刻などの利用方法に関することが多く、まだまだコミバスについての情報が十分に伝わっていないことが、利用率の伸び悩みの原因となっているものと考えております。このため、町といたしましましては、出前講座や広報紙などを活用し、より一層コミバスの利用方法等についての PR を行ってまいります。また、昨年の産業まつりの会場では、コミバスを展示し、乗車方法の紹介に合わせて、幼児にコミバスの塗り絵を書いていただき、コミバス車内に展示するなど、コミバスに親しんでいただく企画も行ったところであります。さらには、幕別町図書館では、「コミバス de 映画」と題するコミバスの運行時間に合わせた映画を上映するイベントを開催するなど、コミバスの利用促進を図っております。他町の例を見ましても、利用者の増加には時間を要するものと認識いたしておりますが、潜在しているニーズの掘り起こしに努め、より多くの住民の方にご利用をいただき、地域の継続的な公共交通機関として定着するよう努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「運賃収入の実績について」であります。平成 26 年度の運賃収入につきましては、幕別線で 16 万 2,700 円、札内線で 36 万 6,850 円、合計52 万 9,550 円であります。平成 27 年4月から8月までの5カ月間につきましては、幕別線は5万 1,000 円、札内線は 17 万 7,350円であり、全体で 22 万 8,350 円であります。運賃収入につきましては、現金収入のほか、回数券の購入による収入がありますことから、月別で変動がありますが、本年度の5カ月間の運賃収入と、前年同月と比較いたしますと、幕別線は 900 円の減少、札内線は5万 1,150 円の増加となっております。ご質問の4点目、「運転免許証を返納された高齢者及び障がい者については運賃無料にしてはどうかについて」であります。コミバスの乗車運賃につきましては、平成 24 年9月に実施いたしました、住民アンケート調査をもとに、平成 24 年 12 月の幕別町地域公共交通確保対策協議会において、中学生以上「100 円」、小学生「50 円」、乳幼児「無料」、通学のために利用する小中学校の児童生徒「無料」として合意いただいたものであります。また、割引制度につきましても、毎月1日を「コミバスデー」として無料にするほか、回数券の販売、十勝バスとコミバス間での乗り継ぎ割引制度や運転免許証を返納された 65 歳以上の方に対する1年間有効の半額乗車券の交付を行っているところであります。この運転免許証返納者への半額乗車券のこれまでの交付実績は、本年度に1件の申請がありました。平成 24 年9月の住民アンケート調査の結果では、運行した場合に支払ってもよいと思う料金は、「無料」と回答された方が 20%に対して、「100 円」と回答された方が 36%であり、平成 24 年 11 月に行った試験運行でのアンケート調査におきましても、「100 円」の乗車運賃は妥当または安いと回答いただいた方が 98%でありましたことから、利用に対する一定の負担については、ご理解いただけているものと認識いたしております。また、障がい者に対する運賃につきましても、これまで無料とする要望もなく、適正な運賃負担であると考えております。次に、「経済の振興策について」であります。本町には、基幹産業であります、農業に関連した製造業や地域に根差した建設業、運送業などの企業が立地いたしておりますが、長引く景気低迷の中で、企業の投資が進まないことなどから、新たな企業進出は極めて厳しい状況にあるものと認識いたしております。ご質問の1点目、「企業誘致への考え方、見通し、支援策について」であります。初めに、企業誘致への考え方についてでありますが、本町におきましては、他の自治体と比較いたしましても、充実した企業誘致優遇制度により、企業の誘致活動を行っており、近年では、忠類地域への食品加工工場の立地や札内地区の野菜冷凍加工工場の増設を伴う本社機能の移転、さらには既存企業の買収による長野県からの製麺業の進出などがありました。今後におきましても、本町の基幹産業であります農業に関連した製造業などの企業誘致を重点的に進めてまいりたいと考えており、町内の金融機関や道内の建設コンサルタント会社に対し、企業開発促進条例による優遇制度や工業団地の状況を説明し、情報提供の依頼を行うとともに、北海道東京事務所への情報提供や首都圏で開催される企業立地セミナーにも参加をするなどして、引き続き企業誘致活動を進めてまいります。次に、企業誘致の見通しについてでありますが、本町には、明野工業団地、札内東工業団地、リバーサイド幕別工業団地の3カ所の工業団地があり、明野工業団地は既に完売しておりますことから、土地開発公社におきまして、2カ所の工業団地で土地の分譲を行っております。現在、分譲中の区画につきましては、札内東工業団地は6区画、面積にいたしまして1万 9,140 平方メートル、リバーサイド幕別工業団地は7区画、3万 4,823 平方メートル、合計 13 区画、5万 3,963平方メートルとなっております。現在、土地開発公社におきまして、リバーサイド幕別工業団地の土地販売に関しまして、製造業2社、運送業1社と販売に向けた交渉を進めており、工業団地以外におきましても、工場の立地に向けて、町の担当者が企業側と打ち合わせを重ねており、新たな企業立地につながればと期待をいたしているところであります。次に、企業誘致への支援策についてでありますが、企業開発促進条例に基づき、町内に工場やソフトウエアハウス、試験研究施設、観光事業施設等を新設または増設した場合に、固定資産税相当額補助金や投資額に対する補助金、雇用促進補助金、工業用地取得促進補助金を交付いたしております。特に、投資額に対する補助金は、工業団地内においては、土地代を除く投資額の 10%の額、工業団地以外は、土地代を除く投資額の5%の額を、いずれも1億円を上限として交付するものであり、充実した優遇制度となっております。今後におきましては、本社機能の町外からの移転に対する助成などにつきましても、検討してまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「工業団地造成の考え方について」であります。先ほどもお答えいたしましたように、2カ所の工業団地で約5万 4,000 平方メートルの分譲地がありますことから、現状では新たな工業団地の造成は難しいものと考えており、当面は工業団地内の土地の完売を最優先として取り組んでまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「現企業への支援策の強化について」であります。本年4月から、中小企業における退職金共済制度の加入を促進し、中小企業に就業する従業員の福祉の向上と雇用の安定化を図るために、被共済者の共済制度加入から3年間を限度に共済掛金の一部を助成する「中小企業退職金共済制度加入促進事業」を実施いたしております。また、本年7月からは、中小企業融資について、中小企業者の育成や振興、さらには経営の安定化に資するよう、資金調達の環境を整えるために、利息補給金の対象となる貸付利率を、「年 1.2%」から「年 1.0%」に引き下げるとともに、補給対象の利息の幅を「年 2.0%」から「年 2.2%」に拡充し、保証料補給金につきましても、融資額に係る保証料を全額とするように拡充したところであります。今後の支援策の強化につきましては、企業開発促進条例に基づく企業誘致優遇制度の拡充や、本町の特性を生かした特産品開発のための調査研究に要する経費を補助する、「特産品研究開発事業補助金」につきましても拡充に向け、商工会や金融機関のご意見を伺いながら、来年度からの実施を目指し、検討を進めてまいります。以上で、小島議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 7番 小島智恵
質問させていただきます。コミバスのほうですけれども、依然として空バスが走っているということが、相変わらずお見かけしているところではありますけれども、バスを見るたびに、このままでよいのかと常々考えてしまうところではあるのですが、本町の高齢化率、平成 26 年 10 月では 28%、将来推計では2年後の平成 29年度では 30.8%、そして平成 32 年度では 32.4%と、このように高齢化率が伸びていく中で、やはり将来的には、こういう交通弱者対策の必要性、ますます増していく状況にあると言えると思うのですけれども、平成 26 年の利用者数では、1便当たり3人から5人ということで答弁いただきました。また、本年度の5カ月間の利用人数で、前年同月比では、幕別線では 114 人減、そして札内線では432 人ふえているわけなのですけれども、その利用率が少ない原因としては、コミバスの乗車方法等々の PR 不足であるというふうな分析がなされたと思います。出前講座や広報紙で周知するということでありましたけれども、老人クラブ等、そういった高齢者が集まる機会などに、行政側からみずから出向いて説明したり PR したりする、そういった機会はないのでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
一例として答弁では申し上げましたけれども、私どもとしましては、やはりコミバスに乗っていただけない最大の原因というのは、マイホーム時代が長らく続いて、どうやって乗ったらいいのかということがなかなかわかっていただけない、非常に恐ろしさといいますか、乗ることに対する拒否反応、難しさというのを感じておられているのかなというふうに思いますので、あらゆる機会を通じて PR に努めて、コミバスが身近な存在になるように努めてまいりたいというふうに思っております。
質問 7番 小島智恵
乗り方がわからないということ、できるだけ出向いてご説明いただければと、そういった乗り方等々を説明いただければと思います。それで、図書館で「コミバス de 映画」上映されておりますけれども、そちらの利用状況、もしわかりましたら教えていただければと思います。
答弁 企画室長 細澤正典
コミバス de 映画の状況ではありますが、5月1日に行ったときは、11 名の方が映画会に来られておりますが、そのうち2名の方がコミバスを利用しております。また、7月に行った2回目の映画会では、15 名の方が参加されまして、そのうち5人の方がコミバスを利用している状況です。
質問 7番 小島智恵
高齢者が喜ぶような内容の映画上映をされたと思うのですけれども、いずれにしましても、実際にコミバス利用して映画を見られた方が2名から5名ということで、数名の利用ということで、こういったイベントを使って、ただこの利用率を上げるという、この利用率を上げるためにやっているような印象を受けるわけなのですけれども、本来の目的、趣旨からすると、当然のことながら交通弱者の足の確保ということでありますから、イベントで利用率を上げるという、少し考え方にずれがでてきているのではないかと思うところなのですけれども、これについてはいかがお考えでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
それにつきましては、小島議員との認識がちょっと違うのかなというふうに思っていまして、私どもとしては、やはりコミバスというものをしっかり知っていただいて、乗り方も含めて親しみを感じていただいて乗ってもらうことを目的としておりますので、決してイベントで引きつけるような、そういう気持ちは毛頭ございませんので、その辺のところはご理解をいただきたいなというふうに思います。
質問 7番 小島智恵
映画をやめてくださいとは言いませんけれども、本当に困っている交通弱者の方の、そこの利用促進をどう図るかと、ここをやっぱり本格的に本気になって考えなければいけないのだろうと思います。コミバス運行、これ期間5年で区切りという中でされると思うのですけれども、今現在2年がたとうとしているわけです。そして、特に幕別線においては、利用が少ないという状況の答弁がございました。こういった、今後、利用者低迷によってはコミバス廃止、こういったことも現実として起こり得るのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田義晴
今の段階で、どうするということは申し上げられませんけれども、やはり今後の高齢化社会を考えたときに、ますますコミバスの重要性というのは、あるいは依存度というのは高まってくるというふうに思っておりますので、私どもとしましては、コミバスにしっかり親しみを持って乗っていただける、そういった周知に努めてまいりたいというふうに思っております。
質問 7番 小島智恵
親しみを持ってということで、現実的なその対策が余り聞かれていない状況なのですけれども、運賃収入としては、平成 26 年度幕バス、札バス合わせて 52 万 9,000 円余りということでありますけれども、この 52 万 9,000 円のうち、65 以上の方の高齢者の運賃収入というのは、これは算出できるものなのか、お伺いしたいと思います。
答弁 企画室長 細澤正典
コミバスの料金につきましては、中学生以上が「大人」、小学生以下が「子ども」というような形になっておりまして、大人が何人ということはわかるのですけれども、中学生が通学のために無料パスで乗っている数字もありますことから、高齢者の利用実態、利用金額というものは算出できないということであります。
質問 7番 小島智恵
児童生徒の通学の無料分があるということですので、なかなか現時点では算出は難しいということでありますけれども、いずれにしましても前向きな答弁はないのですけれども、無料化と考えた場合に 52 万 9,000 円以内におさまるというふうに認識をしているわけなのですけれども、アンケート調査では、100 円の運賃妥当または安いとの回答が大多数でして、一定の負担についてご理解いただけるということで、無料化に向けては全く前向きな答弁いただけていないのですけれども、このアンケート結果、もちろん尊重いたしますけれども、実際、利用するに当たって、高齢者の方、もちろん年金で生活されております。国民年金の方は、特に厳しい経済状況の中で生活をされていると思います。100 円といえども、往復となると 200 円、これによって乗車を控えるといったことは考えられないのか、お伺いしたいと思います。
答弁 企画室長 細澤正典
幕別町のコミバスにおきましては、毎月1日の日をコミバスデーとして、無料の日としております。ただし、この1日の日の利用状況、無料だからといって、必ずしも利用状況がふえていないという状況があります。この 100 円という金額が、利用率に結びついているという判断はしておりません。
質問 7番 小島智恵
1日無料デーで、さほどふえてないと、利用者がふえてないということなのですけれども、そもそも1日が無料デーという、ここの周知もまずはちょっと図られていない、そんなの知らないよという話もよく聞いているのですけれども、だからといって、これ単純比較もできないのかなというふうに思います。やはりいつでも気軽に利用していただけるという観点で、こういった無料化の提案をさせていただいたところなのですけれども、ちょっと障がい者の運賃についてもお聞きしたいのですけれども、無料の要望はないと、はっきり断言されたのですけれども、コミバス自体は、車椅子の方も乗車できるようになっているはずなのですけれども、実際、余り利用している姿をお見かけしないのですけれども、障がい者の方の利用状況、これどのようになっているのでしょうか。
答弁 企画室長 細澤正典
コミバスで使用しているバスにつきましては、ノンステップバスということで、車椅子の方が利用される場合は、スロープを出して乗るような形になっておりますが、実際、車椅子の方が利用された実績はございません。それとあと、それ以外の身体障がい者、身体障害者手帳をお持ちの方の利用ということも、実際カウントはしておりませんので、利用実態としては押さえておりません。
質問 7番 小島智恵
高齢者のみならず、障がい者の方の利用も実績としては今ないというお答えでしたけれども、そういった障がい者の方についても、利用促進を図って、せっかく乗れるわけですから、そういったことも考えていただければと思っております。十勝管内の自治体の状況でありますけれども、音更町では国の補助なしで 1,000 万円超える金額でコミバス運行をしているとお聞きしているとこであります。また、帯広市では、既存のバス路線の中でありまして、コミバスではないのですけれども、形は違うのですが、「高齢者おでかけサポートバス事業」ということで、それまでは、限度額のあるチケットみたいものをお渡ししていたのですけれども、平成 24 年度の4月から高齢者バス無料乗車証を交付して、満 70 歳以上の方は無料で乗車できるようになりまして、これが大変喜ばれて、乗車される方も増加していると。外出する機会なども増加しているということで、こういった無料化によって効果が見られている事例もございます。我が町のコミバスにおいても、このような思い切ったこともしていかないと、利用促進にはなかなかつながっていかないのではないかと思うところであります。また、交通弱者の足の確保が目的でありますから、いわゆる高齢者等の福祉の向上というところで、福祉の向上を図るという観点も入れつつ、帯広市のように 70 歳以上無料というような、ある程度の年齢、65 歳だと、今の 65 歳の方少し若くて、運転できる方も多いのかなという印象も受けるのですけれども、このように 70 歳とか、年齢をある程度設けて、乗車証なり健康保険証を提示とか、いろいろ方法はあるのですけれども、そういった無料化に対しての考え方はご検討いただけないのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
これ高齢者福祉あるいは障がい者福祉、いろんな施策がある中で、ただにすれば、それは確かにいいかもしれませんけれども、また違うほうの要求があれば、では、それも全て補助するとか、ただにするのかということになるわけでありまして、やはり私どもとしましては、福祉全体を見ながら、その中の高齢者福祉がどうだったり、障がい者福祉がどうだったりということを考えて、バランスをとりながらやっているつもりでありますので、その辺はさきの調査にあったように、ただにすれば乗ってくれるのかというと、必ずしもそうは結びついていないというようなことも、私どもは認識しておりますので、この5年後に向けて、このコミバスをどうするのかといったことに向けて、少なくとも夏冬1回ぐらいずつ実態調査というものをやる必要があるというふうに認識しておりますので、そういった中から、今の住民の皆さん、高齢者の皆さんがどういった思いを持っておられるかとういうことを把握して、次の施策に結びつけてまいりたいというふうに思っております。
質問 7番 小島智恵
結局、前向きな答弁をいただけないのですけれども、財政的な負担としましては、仮に無料化といいましても、恐らく国の補助を受けられないのかなという感じで、その 52 万 9,000円など、町の手出しになるという、これ、そういった認識でよろしいですか。
答弁 企画室長 細澤正典
通常であれば、かかった経費がありまして、そこから料金収入を引いて国の補助がいただけるものでありますが、今回そういう町の施策として無料にした場合、その部分が国の補助金がいただけるかどうかというのは、まだ協議はしておりませんけれども、かなり難しい面があるというふうに思っております。
質問 7番 小島智恵
難しいということで、町の手出しになるだろうという予測はされるのですけれども、もう一度、ちょっと帯広市の話に戻りますけれども、帯広市の場合、補助金なしで昨年度は十勝バスに約1億 6,700 万円、そして拓殖バスに約 3,000 万円、計2億円かけてこのような手持ちで事業をなされていると、かなり力を入れられている状況であります。自治体の規模は違えども、コミバスではなく既存の路線を利用してというところでもあるのですけれども、我が町においては、仮に無料化したところで、大体 52 万円以内でこの持ち出しがおさまるのではないかというところなのですけれども、それでも無理なのでしょうか、お伺いしたいと思います。
答弁 企画室長 細澤正典
26 年度の国の補助金とかの実態を申し上げまして、説明いたしたいと思うのですけれども、町の補助金なのですけれども、このコミバスの運行に関しまして、663 万 3,434 円をコミバスの運行の補助金として行っているところです。これは、国の補助金が、運行に対する補助金が 400 万円ほど、そして車両の購入に係るものが 290万円ほど入っての町の補助金になっています。そして、この町の補助金の8割が特別交付税で入っているということになります。ですので、実質の町の負担金としては、132 万円ほどという形になっております。確かに料金収入 50 何万円、これがこのうちの高齢者の分が入っていないという部分に関しましては、少額という考え方もあるのかもしれませんけれども、やはりこのコミバスを地域の公共交通として継続的に定着させるということであれば、利用される方の応分の負担、これをいただいて継続していくことが必要なのかなというふうに考えております。
質問 7番 小島智恵
応分負担という話だったのですけれども、町の負担 132 万円というところなので、なおさら、ちょっと無料化に向けて検討いただけないかと思うところなのですけれども、例えばふるさと寄附などを活用して、寄附者の意向としてそういった高齢者福祉にお役立てくださいといった、そういった寄附はこういったコミバスに回すことはできないのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田義晴
これ財源論の話をしますと、お金があるからやる、ではそのお金が入らなくなったらどうするのかということになるわけでありまして、私はこの施策として、住民にサービスして永続的にやっぱりやるべきだということを考えたときに、そこにはきちっとした財源措置をしなければならない。お金があるから、寄附があるからそれを充てるということは、果たしてどうなのかというふうに思っております。しかも、このコミバスに関していいますと、さらに体の不自由な方、お年寄りの方、障がい者の方については、外出支援サービスというものをやっておりますので、そういったさまざまな施策の中で、私どもはバランスのとれているという現状を認識しておりますので、お金があるからやるのではなくて、やるべきことをやるというふうな考え方で維持させていただいております。
質問 7番 小島智恵
コミバスについては、この程度にさせていただきたいと思います。2点目の経済の振興策についてでありますけれども、以前から、なぜ我が町は近隣の町と比べて大手企業が少ないのだろうと、町民の多くの皆様方も疑問をお持ちだと思います。施策として、幾ら定住だとか、人口減少対策あるいは子育て支援などといいましても、やはりこの働くところがなければ、住み続けることはもちろんできません。私の同級生なんかも、地元幕別に残っている方は少ない状況でありまして、魅力ある大手企業が来ていただけるような施策、それを願ってやまないところであります。①の企業誘致なのですけれども、現在、企業誘致優遇制度がございまして、かなり他の自治体よりは優遇されていると思うのですけれども、さらに本社機能の町外からの移転に対する助成も検討したいと、拡充を図られることを考えられているという答弁でありました。やはり企業誘致に関しては、情報が一番大事だと思うところであります。情報のアンテナ、これを高く張っていらっしゃるのか、またお話が少しでもあれば、柔軟に対応していらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
答弁 商工観光課長 岡田直之(商工観光課長は2017年3月まで)
ご質問の情報のアンテナでありますけれども、私たち、町外の金融機関はもとより、道内の建設コンサルタント、そういったところとも、常々情報交換をさせていただいております。といいますのは、企業が新たに建設する場合、まずは金融機関にご相談に行ったり、法的な手続は建設コンサルタントということになりますので、そういったところと、常々情報交換しております。また、そういった情報がありましたときには、私たちはその日すぐにでも東京でもどこでも駆けつけるということで、お話をさせていただいています。
質問 7番 小島智恵
わかりました。③のその既存企業に対しては、中小企業融資の拡充などもされたところではあるのですけれども、もう少し大胆なことをやっていかないと、この企業誘致だとかは厳しいのではないかと思いまして、工業団地の造成について提案したいところなわけなのですけれども、現状では答弁でありましたように、新たな工業団地造成は難しいと、当面、既存の工業団地の完売を最優先すると、これもまた前向きな答弁をいただけなかったのですけれども、先日ちょうど地元紙に芽室の工業団地拡大という記事が載っておりました。芽室は、国道 38 号線に工業団地があるのですけれども、98%がもう埋まっていると。そして、企業からは、面積の広い区画の要望が来ているため、案として新工業団地造成についても打ち出していると、そのようなこともあわせて載っていたところであります。これまでにおいても、他の町との競争の中で、我が町は競り負けしてきた状況だとは思います。それが、その製造品出荷額を見ると、よくあらわれていると思うのですけれども、こういった芽室の記事なんかを見ますと、ますますこの企業誘致の厳しさが増してくるような気がしてなりません。我が町の既存の工業団地の場合、やはり区画が狭い状況でありますから、小規模の企業さんにはニーズがあると思うのですけれども、しかしこれ長らく売れ残りが続いている状況であります。何だかもうだんだんと少し限界に近づいているなという気がするのですけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田義晴
時代的に、今どういう状況なのかということが、やはり企業誘致に対する姿勢は大きく変わってくるのかなというふうに思っています。やはり平成 20 年秋のリーマンショック以降の不景気、どん底からは立ち直ったとはいいながらも、我々としてはまだまだその好景気感というのは感じないわけで、首都、東京圏ではかなり投資欲が前向きになってきたというお話を聞くわけでありますけれども、道内、十勝においては、全くそういうことは感じられないわけでありまして、やはり企業誘致を積極的に進めるかどうかというのは、景気の状況に大きく左右されているというふうに思っております。実は平成 21 年から 25 年の5年間で、土地開発公社等が持っている土地が、本当に長らく塩漬けになって、300 億円も 400 億円も負債を抱えているという事態がありまして、それを解決するために地方債制度が起こされました。そのような状況がありまして、ようやくそこからは脱してきたというものの、どこもやはりなかなか企業誘致に前向きにはいけないというのは、私は現状だというふうに思っております。したがいまして、まず、今持っている約 5 ヘクタール程度のこの土地をまず売却をしたいなというふうに思います。これ工業団地を造成するということは、そこには取得費がかかり、そして造成費がかかるわけであります。そうすると、それは借り入れをもって充てなければならないわけであります。かつては、私どもの土地開発公社、平成 20 年ごろは、毎月 2,000 万円の利払いをしていたわけでありますけれども、そのときに、先ほどの公社をどうするかという、全国的な話になったときに、私どもの公社は、やはりまだそんなにたくさん土地を抱えているわけではないですし、2,000 万円の利子を幾らかでも負担軽減を図ることで、公社のメリットといいますか、フレキシブルに融資活動ができる、そういうメリットを最大に生かして、残っている土地を売却していこうと、そういう判断をして今に至っているわけであります。そんなことから、まずは今売れ残っている土地を売却した上で、そして次、見込みがあるのであれば、新たな土地造成、工業団地造成というのは考えられるのかなというふうに思いますけれども、ただ、今、芽室との比較をなさいましたけれども、大きく私どもの町と違うのは、そこは市街化区域に入っているか入っていないかという問題がありまして、もう既に市街化区域に入っているところについては、すぐにでも何ら法的な手続を要せず造成ができるわけであります。ところが、私どもの町で、ではあいている土地がある、畑があるので、ここを工業団地にしようかといったとしても、そこには「農業振興地域の整備に関する法律」という法律があって、そこの農用地から白地地域に除外をしなければならないという手続がありますし、また農地法の転用という手続もあるわけでありまして、これが非常に今ハードルが高いわけでありまして、これは、農水省は、今の農地は全く農地を減らさずに守るのだという、省庁間の対立とはいいませんけれども、そういう壁もありまして、今の農地を農振地域を除外するということは、今本当に一番難しい作業でありまして、土地がありながら農振地域を農地から農地以外に変えていくというのは、極めて難しい。ですから、もう芽室のように 98%、99%も売れて、さらに投資意欲があるという、誘致の可能性があるという場合については、私どもも前向きに取り組みたいというふうに思っております。
質問 7番 小島智恵
詳しくご説明いただきましたけれども、さきに景気に左右されるというような話もあったのですけれども、そういった外的要因ももちろんあると思うのですけれども、やはり受け皿づくり、これがなければどんな企業でも入りたくても入れない、こういった状況が生まれてくると思います。都市計画マスタープランを見たのですけれども、農地の転用だとか、白地地域だとかという話があり、なかなか難しいのだという話は、今ご説明いただいたところなのですけれども、そのマスタープランの中で、点々で囲まれて国道 38 号線沿いで、千住のあたり、そのマスタープランを見ますと、構想上では、これあるのではないかというふうに私は期待してしまったところなのですけれども、これ、どういうふうに理解したらよろしいですか。
答弁 都市施設課長 笹原敏文
議員がおっしゃいました今の部分に関しましては、都市計画のマスタープランの中でも、土地利用の更新について定めた部分についてのところであります。この点線とおっしゃいました部分につきましては、国道 38 号線といいますと、やはり交通量の多い主要幹線道路の沿道であるというようなことで、一応マスタープラン上は、地域資源を活用しながら、周辺環境に配慮した土地利用を図っていく場所であるというふうな位置づけと考えております。地域資源の活用といった部分につきましては、具体的にはやはり基幹産業であります農業、そうしたものを中心とした産業の立地ですとか、また豊富な地下水を利用した企業さんですとか、そうしたものを想定をしているというものであります。また、周辺環境への配慮といいましては、当然この周辺につきましては、広大な農地が広がっていたりですとか、また恵まれた自然環境があるという状況にございますので、そうした環境に配慮しながら土地利用を図っていきたいというふうに考えている場所であります。
質問 7番 小島智恵
町長答弁と何か多少考え方というか、違ってくるのかなというふうに、今受けとめたのですけれども、土地利用を図っていくというお答えだったと思うのですけれども、そういった白地地域だとか、全くの農地ではなくて、その白地地域というのも、実際、存在しておりますから、こういったところ、それこそ、その土地利用というところで、企業参入を図っていただくために、受け皿づくりを行政側としてこれできないものなのか、再度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田義晴
都市計画マスタープランにつきましては、当初、平成 12 年に向こう 20 年間、平成 32 年を見た中での土地利用のあり方を・・構想して打ち出したものでありまして、今おっしゃるような国道 38 号線沿線については、そういった工業系の利用が可能となる土地であるという程度にとどまっているのですね。そこを積極的に開発していくというところのスタンスではありませんので、やはりこれは現実的にその時代時代の中で、どういう要請があるのかに応じてやっていくべきなのかなと。今はそういう積極的に、そこを工業系の開発をしていくことは考えられないですし、実は、私町長になってから、今、農業振興地域、農業振興計画の見直しをやっているわけでありまして、全体見直しをやっております。そういった中で、今後の企業誘致の受け皿として、農業振興地域の白地地域をふやしていくことができないのか、特に 38 号線沿いにふやしてくことができないのかということも、実は検討いたしました。が、先ほど申し上げましたように、農水省の方で、一切農業振興地域の白地地域をふやすことはならないということで、可能性としては極めて低いといいますか、そこに何か立地してそれを拡張するという場合は、かなりハードルが低くなるのではありますけれども、今ない中で農業振興地域の白地地域を設けることは、ほとんど不可能であるという認識に立っております。
質問 7番 小島智恵
農水省、国のほうで厳しく見ているというところであるのですけれども、何よりも、やはりこちら側の事情というよりも、大手企業は、やはり入ってきやすい環境、入りたいと言っていただけるような受け皿づくり、これが大事だろうと思います。もう少し柔軟な考え方をちょっと持っていただけるとありがたいのですけれども、芽室や音更だとか、そういった他町に引けをとらないように柔軟に考えていただいて、前向きな姿勢を、今後、期待したいと思います。終わらせていただきます。