幕別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日
幕別町における高齢者人口の増加を見据えた地域公共交通システムについて
2015年6月23日、幕別町議会の一般質問で、藤谷謹至議員が「幕別町における高齢者人口の増加を見据えた地域公共交通システムについて」質問し、町長 飯田晴義、企画室長 細澤正典、保健課長 合田利信、民生部長 境谷美智子、保健福祉課長 金田一宏美が答弁しました。
- 質問者
- 藤谷謹至 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、企画室長 細澤正典、保健課長 合田利信、民生部長 境谷美智子、保健福祉課長 金田一宏美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 藤谷謹至
通告に従いまして、一般質問させていただきます。高齢化の進行に伴う交通弱者の効率的な地域公共交通システムの構築であります。高齢者人口の増加に伴い、「通院や買い物など日常生活の移動手段が確保できない」という問題が全国各地で顕在化しています。今後、さらに高齢化が進むことは明らかであり、高齢者等交通弱者の増加に対応するため、将来にわたり移動手段を確保することが自治体に求められています。幕別町においては、地域・交通課題や住民ニーズ等を踏まえ、効率的で持続可能な交通体系の構築と利便性が高いモビリティの確保を目的に「幕別町生活交通ネットワーク計画」が平成 25 年に策定され、各地域に最適な公共交通についての検討がなされました。現在は、まくバス、さつバスのコミュニティバス、そして古舞線、駒畠線の予約型乗り合いタクシーが運用されており、幕別町地域公共交通システムが構築されつつあると認識しております。しかし、忠類地域においてはスクールバスによる移動手段の対応にとどまっているのが現状であり、公共交通空白地域が存在する状況にあります。幕別町における高齢者人口の増加を見据えた地域公共交通システムについて、以下の点について伺います。1、平成 26 年 10 月1日で運行1周年を迎えたコミュニティバス及び2路線が本格運行された予約型乗り合いタクシーの利用状況と、効率的で持続可能な交通体系にするために必要な今後の方策について。2、今後さらにふえると思われる高齢者に対応するためには、高齢者福祉サービスにおける外出支援サービスも重要な移動手段になってくると考えられます。外出支援サービスの登録者数と地域別利用状況及び今後の方策について。3、幕別町生活交通ネットワーク計画では、各地域の最適な公共交通について検討がなされております。公共交通空白地域である忠類地域における公共交通の今後の方策について。以上であります。
答弁 町長 飯田晴義
藤谷議員のご質問にお答えいたします。「交通弱者の効率的な地域公共交通システムの構築について」であります。急速な少子化と高齢化が同時進行し、人口減少社会という大きな社会経済構造の変動期を迎える中で、活力のある地域社会を築いていくためには、一人一人がその個性と能力を発揮し、自由に社会活動に参画できる環境整備を図っていくことが必要とされております。しかしながら高齢化の進展により、みずから車両を運転し移動することが困難になる方が増加していくことが避けられない中、人々の自立を支え、安心して生活ができる地域を維持していくためには、利便性の高い公共交通機関、いわゆる「地域の足」の確保は重要な課題であると認識いたしております。このような状況の中、平成 22 年 11 月に 1,386 人の署名による「高齢者の外出の交通手段の確保を求める陳情」が幕別町議会に提出され、翌年3月に採択されましたことから、町では、24 年1月に開発局、北海道、帯広運輸支局、関係する交通事業者や住民代表で組織する「幕別町地域公共交通確保対策協議会」を設置し、地域にとって必要な公共交通のあり方などを検討してまいりました。協議会では、平成 24 年7月と 11 月の2回、コミュニティバスの試験運行を実施するとともに、利用者に対するアンケートを実施し、その結果を踏まえ、幕別地区と札内地区でのコミュニティバスの運行が必要であるとの結論に至り、十勝バス株式会社が運行主体となり、25 年 10 月からコミュニティバスの本格運行を開始いたしました。また、同年9月 30 日をもって廃止いたしました町営バス駒畠線の代替として、予約型乗り合いタクシー駒畠線の運行を開始し、昨年7月からは西幕別地区農村部からの要望を受け、予約型乗り合いタクシー古舞線を運行し、地域公共交通のエリアを拡大してまいりました。ご質問の1点目、「コミュニティバスと予約型乗り合いタクシーの利用状況と今後の方策について」であります。初めに、コミュニティバスの運行実績について申し上げます。平成 26 年度のコミュニティバスの運行実績でありますが、幕別線・札内線の2路線合計の利用者数は 9,767 人で1日当たり 39.7 人、1便当たり 4.0 人でありました。路線別の利用者数でありますが、幕別線の利用者数は 3,637 人、1日当たり 14.8 人、1便当たり3.0 人であり、札内線の利用者数は 6,130 人、1日当たり 24.9 人、1便当たり 5.0 人であります。幕別線、札内線の合計の月別での利用者数の推移でありますが、4月から9月までの半年間では、3,620 人、1日当たり 29.0 人、1便当たり 2.9 人であります。10 月から3月までの半年間では、6,147 人、1日あたり 50.8 人、1便当たり 5.1 人であり、4月から9月までの実績と比較しますと、乗車人数で 2,527 人の増、1日当たりで 21.8 人の増、1便当たりで 2.2 人の増となっております。10 月から3月までの半年間は、夏場に自転車や徒歩で移動していた方々が冬場になりコミュニティバスを利用していただいたと推察しております。また、本年4月と5月の利用者数と、前年同月を比較しますと、4月は 59 人の増、5月は 69 人の増と徐々にではありますが、コミュニティバスの認知度が上がり、利用者が増加いたしております。次に、予約型乗り合いタクシーの運行実績でありますが、駒畠線の昨年4月から9月までの試験運行と 10 月から本年3月までの本格運行を合わせ1年間の実績は、運行回数は 255 回で1日当たり 1.0回、利用者数は 351 人で1日当たり 1.4 人となっております。本年4月と5月の合計では、運行回数 65 回で1日当たり 1.7 回、利用者数 85 人で1日当たり 2.2人となっており、1日当たりの運行回数で 0.7 回、利用人数で 0.8 人の増加となっております。古舞線の運行実績でありますが、試験運行を開始した昨年7月から本年3月までの9カ月間の実績は、運行回数 308 回で1日当たり 1.7 回、利用者数 597 人で1日当たり 3.2 人となっております。本年4月と5月の合計では、運行回数 54 回で1日当たり 1.4 回、利用者数 75 人で1日当たり 1.9人となっており、1日当たりの運行回数で 0.3 回、利用人数で 1.3 人の減少となっております。次に、効率的で持続可能な交通体系にするために必要な今後の方策につきましては、より多くの住民に利用されることが重要でありますことから、出前講座での周知に加え、図書館で開催される「コミバス de 映画会」などのイベントでのPRや体験乗車会やバス内での作品展示などを開催することにより、多くの人に親しまれるバスとなるよう努めてまいります。また、予約型乗り合いタクシーの運行回数を本年4月から1便増便いたしましたが、今後も利用者の声を聞き、利便性を高めるよう改善に取り組んでまいりたいと考えております。また、コミュニティバスや予約型乗り合いタクシーの運行等に係る経費につきましては、現在、国の地域公共交通確保維持改善事業費補助金を活用しているところであり、今後におきましてもコミュニティバス等の運行を、国庫補助金の交付に必要となる地域交通ネットワーク計画に位置づけ財源の確保に努め、地域公共交通を維持してまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「外出支援サービスの登録者数と地域別利用状況及び今後の方策について」であります。初めに、外出支援サービスの登録者数と地域別利用状況についてであります。本年3月末現在の登録者数は、幕別地域が 301 人、忠類地域が 24 人でありますが、平成 26 年度、実際に利用された方は幕別地域が 215 人で延べ 2,247 回、忠類地域は 24 人で延べ 240 回でありました。次に、外出支援サービスの今後の方策についてであります。外出支援サービスは、65 歳以上の方や身体障がいをお持ちの方で、通常の車両による移動が不可能な方を対象としたリフトつきワゴン車によるものと、65 歳以上のひとり暮らし高齢者や 65 歳以上の高齢者世帯に属する方などで公共交通機関による移動が困難な方を対象とした通常のワゴン車によるものの2種類の方法によりサービスを提供いたしております。利用に際しては、原則1人当たり2カ月に5回までとし、自宅から管内の医療機関への受診や行事への参加、買い物などさまざまな社会参加を利用の範囲といたしておりますが、忠類地域におきましては、平成 16 年に社会福祉協議会の事業として開始以来、忠類と大樹町の医療機関への受診を目的とする利用に限定して運行してまいりました。現在は、両地域ともリフトつきワゴン車と通常のワゴン車、各1台により、運行いたしております。従前から、昼間は高齢者のみとなってしまう方々を対象としていないことや、民間の介護サービスとの利用者負担の違いなどを課題と認識いたしておりますが、今後もますます高齢化が進展していく中で、本事業を安定的に継続するために、公共交通等の移動手段との整合も図った中で、事業のあり方について速やかに一定の方向性を見出していかなくてはならないものと認識いたしております。ご質問の3点目、「忠類地域における公共交通の今後の方策について」であります。平成 25 年 11 月に、西幕別農村部における「予約型乗り合いタクシーの試験運行」についての陳情が町議会に提出され、12 月に採択されたことから、予約型乗り合いタクシー古舞線として 26 年7月から試験運行を開始し、本年4月から本格運行を実施してまいりました。古舞線の試験運行を開始するに当たり、忠類地域についても検討が必要と考え、平成 26 年1月に開催された忠類地域公区長連絡協議会において、忠類地域の公共交通についてご意見をお聞きいたしました。忠類地域では、忠類市街を経由する路線バスとして十勝バス株式会社が広尾線を運行しているほかは、町によるスクールバスでの住民利用や福祉事業として外出支援サービスを実施しているのみであり、市街地を除き、広い範囲で公共交通空白地域が存在いたします。忠類地域において、国庫補助を活用した新たな公共交通を開始する場合は、地域内での移動または路線バス広尾線への接続が必要であり、直接、帯広市や札内への接続が困難なことを考えると、忠類地域でのコミュニティバスや予約型乗り合いタクシーの利用は少ないのではないかとのご意見をいただいたところであります。しかしながら、高齢化が進行している忠類地域においても、自家用車による移動が困難になる方が増加していくと考えられますので、引き続き地域の皆さんのご意見を伺いながら、公共交通のあり方について検討してまいりたいと考えております。以上で、藤谷議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 17番 藤谷謹至
それでは、再質問させていただきます。コミバスの利用実績ということで答弁いただきました。当初の生活交通ネットワーク計画の目標としては、幕別線1便当たり3人、札内線1便当たり5人という数値目標をされておると認識しておりますが、今のご答弁によりますと、1便当たり幕別線3人、札内線1便当たり5人とされておりまして、おおむねこの目標に達成されているというふうに認識しております。コミバスの認知度が上がりまして、利用者の増加が最近、今年度に入って見られるというご答弁でありました。しかし、住民の中には利用者人数が少ないのではないか、さらに言い方が適切かどうかはわかりませんけれども、空気を乗せて走っているだけではないかという厳しい意見も聞こえてくるのが事実であります。しかしながら、町長答弁にありましたように、これからますます高齢者がふえることは寺林議員の先ほどの町長答弁にもありましたように、高齢者率、平成 22 年、24%に対して5年間で 3.9%の増、現在 28.6%になっているという答弁ございました。さらに 2025 年団塊の世代、およそ 800 万人に上る方々が 75 歳の後期高齢者になるということ、幕別町の高齢化率を見ますと、平成 27 年以降は 30%を超えるということが予想されていると、3人に1人は高齢者となる見通しでございます。こういう状況を踏まえると、費用対効果のみを重視するというのではなく、福祉的観点から地域公共交通の安定した長期的な運用が望まれる、重要であるというふうに考えております。平成 25 年度に作成された幕別町生活交通ネットワーク計画で、試験運行での利用者の属性について、性別は幕別線、札内線とも女性の割合が多くなっておりまして、7月の試験運行の調査では、幕別線は 10 代が 254 人で 47%、60 代が 95 人で 17%、70 代が 75 人で 14%、80 歳以上が 69 人で 13%、札内線が1番目 70 歳代で 213 人 28%、60 歳代が2番目で 156 人で 21%、その次に 108 人でこれは 10歳以下の方々が 14%、11 月試験運行では幕別線小学生以下が 192 名 42%、70 歳以上 147 名 32%、60歳代 62 人で 14%、札内線は中学生が 438 人で 49%、70 歳以上が 220 人で 24%、60 歳代が 103 人で11%という試験運行のデータが上がっておりました。そこで、利用者のうちこの年代別、特に 60 歳以上の高齢者による利用実績についてお伺いいたします。
答弁 企画室長 細澤正典
コミバスの利用状況につきましては、区分的には中学生以上、小学生、乳幼児、この3区分での利用負担になっておりますので、年間の利用に関してはこの区分による割合はお答えできますが、ただいまの質問ですと 60 歳以上ということでしたので、平成 26 年2月にコミュニティバスの利用実態調査を行いましたので、その割合でお答えさせていただきます。幕別線では 60歳以上の集計が 21%、札内線が 44%、全体を通しますと 33%が 60 歳以上の利用となっております。以上です。
再質問 17番 藤谷謹至
高齢者のため、交通弱者のためのコミバスでありますことから、やはり高齢者の利用が多いということは今の答弁でわかりました。自分が予想したところによると、高齢者はもうちょっと少ないのかなという感じはあったのですけれども、正確な数字はつかんでいないというのが現状でしょうか。
答弁 企画室長 細澤正典
通常の利用においては、3区分での集計のみであります。
再質問 17番 藤谷謹至
やはり長くコミバス、地域公共交通システムを維持するためには、やはり高齢者利用これから増加する高齢者、交通弱者に対応する対策という周知とかPRが必要になってくると思います。コミバスを試験運行する際には、細かい調査というか、を行っているわけなのですけれども、逆に運行してからのこういうマネージメントというか、調査というのをこれますます重要になってくると思っております。このネットワーク計画の中では、モビリティマネージメントというところで、そういうことが運行してからも必要であるというふうにうたっておりますけれども、実際運行している中で、特に私が提案したいのは、高齢者の中のモビリティマネージメントというか利用実態ですね、それを調査する必要があるのではないかというふうに感じるのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 企画室長 細澤正典
コミュニティバスの実施主体に関しましては、十勝バスが実施しているものであります。町としてそういう利用実態を押さえるためには、昨年2月に行ったような形の中でアンケート調査もしくは利用実態調査を行いながら、どのような状況にあるのかを確認していく必要があると思っております。
再質問 17番 藤谷謹至
やはりその事業主体が十勝バスということで、十勝バスにある程度任せるという趣旨はわかりますけれども、やはり行政としてもこの調査というのはぜひやっていただきたいと。それはやはりお願いしたいというところでございます。このコミバスを、これから持続的に効率的に運用していくという方策としまして、答弁の中では、出前講座で周知する、図書館で開催されるコミバス de 映画会などイベントでPRする、体験試乗会やバスの中での作品展示等を開催するそういうふうな対策が検討されておるところでございますけれども、平成 24 年に野原議員が質問された部分がございまして、高齢者利用の目的であるコミバスの停留所に対して、ベンチを置いてはどうかという一般質問のところでございました。そのときの前岡田町長の答弁では、停留所に椅子を設置することは、路上に占有許可を受ける必要があると。歩道の幅、幅員が狭いことに加え、強風時の対策や冬期間の歩道の除雪にも支障を来すことが想定されることから、舗道上に設置することが困難な状況にあるものと考えていると。要するにそういうことであるから、ベンチの設置はちょっと難しいのではないかという答弁でありました。しかしながら、やはり高齢者、交通弱者というのがやはり足腰が悪いから、そういう公共交通を利用するわけでございまして、全箇所に置くというのは、これ物理的に難しいし管理上難しいと思うのですけれども、何カ所かに置くということはちょっと考えられないか、その辺を質問します。
答弁 町長 飯田晴義
藤谷議員がおっしゃるように、今のコミバスの乗車実態が、私から見てもちょっと寂しいなという思いは抱いているところでありまして、何とか一人でも多く利用していただきたい、このことは願っているところであります。ただ、乗車利用促進をするために、どこまでやればいいのかということは非常にこれまた難しい問題でありまして、全部停留所を整備すれば、では乗ってくれるかといったら必ずしもそうでもないのかなというふうに思いますし、これは停留所あるいは小屋を設ける、ベンチを設けるというのは今お話あったように、まずは歩道というのは交通をする場所でありますので、そこが支障なく交通に妨げがない、あるいは事故がないということが第一でありますので、そういったことは十分考えなければならないというふうに思っていますし、今お話ありましたようないろんなイベントを含めての利用促進はもう一つあります。ですから、利用促進の中でもいろんな手法があると思いますので、そこは、今ご提言をいただいたことも含めてトータルで考えてまいりたいというふうに思っております。
再質問 17番 藤谷謹至
コミバスについていろいろ調べさせていただきましたら、栃木県の小山市においては、オーナー制度及びサポーター制度、この栃木県の小山市は「おーバス」というコミュニティバスなのですけれども、サポーター要領は一口 1,000 円以上でサポーターを募集して一口 1,000 円で募集するかわりに、一口以上であれば小山市のホームページに掲載すると、どういうところがサポーターになりましたよ、10 口以上がバスの車内に宣伝をしますよ、100 口以上だとバスの車外に張りますよと。100 口といったらちょっと 10 万円になるのですけれども。そのほかサポーター制度というのは、これはオーナー制度ですね、オーナー制度というのは、バスのオーナーになったら、バス停の停車名、バス停の名前をつけることができる。オーナーが希望する場合、小山市ホームページのバス車内でオーナーを紹介されると。オーナーの義務としては、バス停の維持管理、清掃する、オーナー期間はこれ1年間、これはオーナーは金額が1年で、たしか5万円ということが載ってございました。幕別町においても、札内、まくバス、札内には大きなショッピングセンターがあると。当然その利用者数も多いというふうにネットワーク計画で載っていたのですけれども、そちらにある程度オーナー制度、サポーター制度これ適用できないかというようなところでございますけれども、それについて。
答弁 町長 飯田晴義
今ご紹介いただいた例につきましては、本当に住民の方がコミバスについて非常に愛着、愛情を持って見守っているのだなということだというように思いますけれども、我が町においてはまだそこまではなかなか気持ちが醸成、盛り上がってきておりませんので、まずは親しみを持って利用していただくというところから始めていきたいと思いますし、オーナー制度のみならず、広告を出すことは今でも可能でありますので、今ご紹介いただいたことももう少し研究をさせていただく中で、まずはコミバスに親しみを持って利用していただく、そういう雰囲気を醸成してまいりたいというふうに思います。
再質問 17番 藤谷謹至
もう一点、先進事例というかございまして、コミバスの有効利用の一つでございますけれども、横浜市の旭区これコミバスは四季めぐりというコミバスでございますけれども、そこにはAEDを設置してございます。日本で初というふうにたしかなっていたと思うのですけれども、バス後部に設置されて車内の緊急時だけではなくて、町なかでの要請にも応えるもので、緊急時においては通りすがりにバスを見つけたら、提供を認めることも可能であると。対応はAED講習を受けた運転手が行うものであります。幕別町の公共施設に設置されているAEDの数は幕別町が8カ所、札内が 12 カ所であり、走るAEDというふうにして住民の緊急対応、さらにはコミバスの周知にも効果があるものと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
すばらしい例をご紹介いただきましてありがとうございます。AEDについては、学校であるとか主たる公共施設には設置しているというのが現状でありまして、また人が集まる催しの際には貸し出しもさせていただいておりますので、それについて、あればあるに越したことはないのですが、ではどこまでそれを充足するのだということも一つ問題があろうかというふうに思いますので、今言われたお話は一つの例として参考にさせていただきたいというふうに思います。
再質問 17番 藤谷謹至
私もあくまで例でございまして、ただ、答弁いただきました分、出前講座、コミバス de 映画会、イベントでの乗車会やバス内において作品展示、これが果たして乗車増加につながるかといえば、これだけではちょっと足りないのではないかと。いろんなことで要するに5年で減価償却というか、5年で見直しをかけるというような当初計画だったと思いますけれども、その中で年々利用者が増加していけば問題はないですし、当然これ長期的に高齢者が、先ほどから言っておりますように、これが高齢化、交通弱者がふえていくわけですから、これは幕別町の公共交通システムとして絶対必要なものですから、この辺をやはり自治体だけではなくて、住民も巻き込んだ中での利用をしていっていただきたいと思います。次に、デマンド型予約乗り合いタクシーですけれども、利用実績を答えていただきました。こちらのほうはもう本当に料金も最高 1,000 円で半額助成ということで、これはいい制度ではないかと思いますし、利用者もふえている状況にあると考えます。ただやはり、一方で農村部でこういうふうなサービスをすると、当然、住民の中には札内にも欲しい、幕別にも欲しいというような話が出てくると思うのですけれども、乗り合い型予約タクシーとコミバスの整合性というか、その辺のすみ分けですよね、すみ分けも周知をしていく必要があると考えますが、いかがでしょうか。
答弁 企画室長 細澤正典
利用の区分的には駒畠線、古舞線についても農村地区の方の利用という形で整理しておりますし、コミバスについては市街地の方という形での整理はされているものというふうに思っております。
再質問 17番 藤谷謹至
この予約型乗り合いタクシーについて、住民からの利用、利用者からの要望というかそれが出てきているのであれば、お伺いをしたい。
答弁 企画室長 細澤正典
27 年4月から5便にふやしております。これにつきましては利用される方々のほうから、帰りの便をふやしてもらいたいというような形の要望がありまして、それについて改善したところであります。
再質問 17番 藤谷謹至
予約型乗り合いタクシーについて、例えば農村からの利用で幕別町内の利用でありますことから、例えば帯広の病院に行きたいと、そういう場合にはやはり、札内のぎりぎりでおりてタクシーをとめてそれから帯広の病院に行く、あるいはバス、公共交通システムを使って帯広へ行くということが考えられるのですけれども、例えばこれ乗り合いですから、1人でしたらある程度要望には応えられる可能性もあるかと思うのですけれども、例えばですね、札内までは補助対象になって、そのまま誰もいなければ1人で目的地が帯広の病院であるならば、そのままタクシー会社の運行、運賃に従って行ってもらうというようなことは考えられないのか。
答弁 企画室長 細澤正典
実際そのような形での利用実績はございます。
再質問 17番 藤谷謹至
わかりました。やはり使い勝手のいいようにある程度考えていただきたいと思いますし、これもやはり運行、事業者があって初めて成立するものでございますから、運行事業者自体を圧迫することのないように持続的に続けていっていただければと思います。次に、外出支援サービスの件についてお尋ねします。現在の外出支援サービスの登録者は幕別地区が 301 名、忠類地区が 24 名となってございます。これ、数値としては札内地区が出てこなかったわけなのですけれども、もし札内地域の登録者数がわかればお知らせください。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
26 年度末ではないのですが、25 年度末の数字で申し上げますと、札内市街地におきましては 242 名の登録者がいらっしゃるとなっております。
再質問 17番 藤谷謹至
その登録者というのはどのような方法で登録されているのか、お尋ねします。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
外出支援サービスの登録にあっては、利用申請をいただいております。利用申請をいただいた後、身体状況等を確認しまして、外出支援サービスの登録の対象になる場合については登録している状況であります。
再質問 17番 藤谷謹至
利用申請を行うということでございました。では、これ実際的にこの利用対象者というか、利用のちょっと言葉がちょっと難しいのですけれども、利用できる可能性のある方の数字といったら、これよりかなり多くなると思うのですけれども、利用対象者というのですか、雑駁にいうと。利用対象者数というのがわかればお知らせください。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
外出支援サービスの利用対象者につきましては、ひとり暮らしまたは高齢者のみに属する方、さらに身体等が虚弱で公共の交通機関の利用が困難な方となっておりますので、ひとり暮らしまた高齢者世帯の人数については、住民基本台帳法からも把握はできますが、この外出支援サービスの利用対象になるかどうかということになりますと、実数の把握は困難なのかと思っております。また、実際の登録者、26 年度末でいきますと 301 人、忠類が 24 人ということになりますから、まさにこの利用登録されている方がこのサービスを必要とされている方というふうに考えております。
再質問 17番 藤谷謹至
その利用を本人が申請すると、そういうことにちょっと身体的というか、ちょっと無理があるのではないかと。例えば外出ができないからリフトつきサービスを使うわけでござまして、これ利用申請をするということになれば電話ですることも可能でしょうけれども、想定はこれ役場庁舎に来てもらって申請するというのが前提だと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
外出支援サービスの利用申請される場合においてはご本人の場合もありますし、またご家族からの相談、多くはやはりケアマネージャーまた地域の民生委員さんを通じた利用申請が多いということになっております。
再質問 17番 藤谷謹至
この登録者のこれ周知ですよね。こういうサービスがあるということは当然周知を行っていると思うのですけれども、どのような方法で周知されているのか、お尋ねします。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
ホームページを通じた周知というのは当然でありますが、やはりこういった外出支援サービスを利用される方ということの実態をよく承知されているのは民生委員さんということでありますので、毎年度年度初めに民生委員協議会の中で外出支援サービスのみならず高齢者の福祉施策について周知、説明しているところであります。
再質問 17番 藤谷謹至
やはり利用したいと思う人は年々ふえている状況になってくるわけなのですけれども、この周知というのが、ホームページは高齢者はちょっと外したほうがいいですよね。そうなると今答弁いただいた民生委員ですか、あとケアマネージャー、となると、細かく出ていって周知するという方法になるのですけれども、現在ちょっと民生委員は本町に何人いるかちょっと数字はつかんでいないのですけれども、なかなかこれ全方向カバーするというのは難しい状況にあるのではないかと感じるのですけれども、いかがですか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
民生委員協議会における説明もさることながら、やはり出前講座等が毎年多くの要望あって開催しております。そういった中でも町の福祉施策についても丁寧に説明したいと考えております。
再質問 17番 藤谷謹至
丁寧に細かく漏れのないように回っていただきたい。その周知を図っていただきたいというふうに思います。次に、公的な行事にも使えるということで、これは年回数は制限されていないと思うのです。その中でホームページを見て、行事の中で何点か気になった点がございましたので質問させていただきますけれども、例えば介護予防教室を開催しますと、これは5月 13 日だったのですけれども、その場合65 歳以上対象で、これは5月 13 日ですね、受講費が無料で問い合わせが保健課介護支援係と。そのところには3回ということで行ってございます。札内新北町近隣センター、ふらっと札内、忠類ふれあいセンター福寿、この注意書きのところで会場まで交通手段がない方は下記にお問い合わせくださいというふうになってございます。この介護予防教室の性格上から、こういうふうに書かれていると思うのですけれども、もう一方で 65 歳以上の公的行事でシニア世代体力測定を開催します、これについては 65 歳以上の町民で介護認定を受けていない方、これについては先着 30 名で、これたしか忠類地区の模様をテレビで放送されたというふうに認識していますけれども、そのときの参加人数が8名だったと思っております。ここには先ほどの言ったように、注意書きで会場までの交通手段がない方は下記に問い合わせてくださいという注意書きがないのですよね。先ほど言ったように、介護予防教室という公的行事、シニア世代体力検定、介護予防と体力測定はこれ元気度が違うという意味合いがあるのかどうかはわかりませんけれども、これ同じ 65 歳以上で例えば 30 名募集すると、その中で行きたいと思っている方々も、これ移動手段がなければ参加できないという部分も、当然考えなければならないというふうに思うのですね。その辺の公共の行事において、移動手段、これお知らせの中にこれ注意書きで書くべきだと思うのですけれども、その辺いかがでしょうか。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
まず1点目の介護予防教室でありますが、これ介護を予防するための講座でありますので、基本的には元気な方と、自力で来れる方を対象としておりますが、中にはどうしても遠方、会場から若干離れている関係から、どうしても来れない方については事情をよくお聞きしながら委託業者において送迎が行われることもありますので、事前にお問い合わせいただくこととしております。
答弁 民生部長 境谷美智子
各所で行われておりますいろんな事業の中で、整合性がとれないような書き方をしてしまったのはちょっと不注意だったと思いますので、以後その教室の対象者ですとか必要に応じて、今言ったように委託業者の中でそれも含めてお願いしている事業もありますし、そうではない場合もございますので、その辺十分考えながらご案内していきたいと思います。
再質問 17番 藤谷謹至
そのようにお願いしたいと思います。例えば去年でしたか、忠類で行った去年、おととしでしたかね、敬老会、忠類の場合は、忠類公区連絡協議会が行っているわけなのですけれども、そのときにたしかバス出ていなかったような気がするのですよね。高齢者が社会参加できるような体制をとることは絶対必要でございますから、その辺を注意深く検討していただきたいと思います。次に、平成 26 年 12 月の一般質問において、私が忠類ふれあいセンター福寿における生活支援ハウス運営事業とデイサービス事業の今後の運営形態についてという一般質問させていただいたのですけれども、そのとき外出支援サービスは社会福祉協議会から幕別町振興協会に移行するということで答弁いただいた部分がございます。今現在、外出支援サービスも振興協会が行われていると認識してございますけれども、その契約内容等を含めてスムーズに振興協会に業務委託できたのか、その辺をお伺いします。
答弁 保健福祉課長 金田一宏美(保健福祉課長は2015年6月まで)
この4月より幕別振興協会のほうに委託をしておりますが、契約等については問題なくスムーズに移行されております。
再質問 17番 藤谷謹至
社会福祉協議会が忠類の部分は昨年よりも人数が少なくなったわけでございますけれども、振興協会がその部分をカバーして運営していただいているということでございますから、心配はしないのでございますけれども、例えば忠類地区においては3点目と競合する部分があるのですけれども、公共交通サービスがないということで、忠類ではタクシー業者がなくて、例えば大樹の病院へ行く場合、大樹町からのタクシーを呼んでおよそ往復5千円ほどかかると、高額になるわけです。十勝バスを利用して、公共交通を利用して行く場合もございますけれども、例えば大樹町立病院に行く場合は、足の不自由な方などバスをおりてそれをバス停から大樹町立まで行くとすると、さらにタクシーを呼んでバス停から大樹町立病院に往復するという住民の意見も聞いてございます。自分としては外出支援サービスの忠類の柔軟的運用というか、その辺をお願いしたいのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 金田一宏美(保健福祉課長は2015年6月まで)
忠類地区におきましては、外出支援サービスは大樹町までを対象範囲としておりますので、利用していただいております。
再質問 17番 藤谷謹至
忠類のみならず外出支援サービス、札内とかいろんな形で行っているわけなのですけれども、こういう話も札内の住民でこういう話も聞いたことがあるというか、あります。外出支援サービスを最初行くときに帯広の病院に使ってそれで帰りに診療時間が延びてしまったと、そうすると4時過ぎに例えば診療時間が延びたり、薬をもらう時間が延びたりすると、帰りのサービスが受けられないというような事例もあったと聞いております。そういう場合に、ある程度ちょっと、時間帯を柔軟に使えるとか、そういうふうなことは考えられないのか、お伺いします。
答弁 保健課長 合田利信(保健課長は2017年3月まで)
外出支援サービスにつきましてはワゴン車1台ということで乗り合い型ということから、そういった事情も、事例もあったかと思いますが、今後におきましてはある程度時間も含めて、ほかの方もいらっしゃることから大幅な時間ということにはならないかと思うのですけれども、柔軟に対応できるところは対応してまいりたいと考えております。
再質問 17番 藤谷謹至
わかりました。最後の3番目の質問に移らせていただきます。先ほどと同じ忠類地区においては、交通公共システムの空白地域があるというところでタクシーがないと。広尾線のほか幕別町交通計画ネットワークでは、スクールバスの住民利用ということで出ておりました。スクールバスも教育委員会にお尋ねしたところによりますと、登録者は幕別町全体で8名、忠類地区では1名、8名のうち高齢者に至っては1名が登録されていて利用実績はないというところでございました。これは当然スクールバスという運行上、登下校のところに使う時間帯が当然でございますし、その辺で制度上、使い勝手が悪くて利用されていないということもわかるのでございますけれども、町長の答弁には忠類地区の公区長連絡協議会の意見は伺っていると。今のところコミバスとか補助金制度を使った部分の公共交通システムは要らないのではないかという、公区長会議の中での意見集約だったと感じております。これ、公区長というのも、地域住民の方それぞれ知っているわけですから、その高齢者の外出するときの状況というのもよくわかっていると思うのですけれども、それを踏まえても、やはり高齢者自身に聞くことが先ほどの高齢者のモビリティマネージメント、こういうところで必要になってくると思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
私は現時点における必要性が未来永劫同じだというふうには全く思っておりません。当然高齢者がふえれば需要はふえてくるわけでありますので、そこらあたりは常にやはり住民ニーズというものをお伺いしながら、どうあるべきかということは検討していかなければならないというふうに思っておりますし、それは公共交通の部分もそうですし、今申し上げた外出支援サービス、これもひっくるめてトータルとして、どういった足の確保というものができるのかということを考えてまいりたいというふうに思っております。
再質問 17番 藤谷謹至
忠類の公共交通空白地域に外出支援サービスの柔軟的運用と拡充というところで強くお願いしたいと思いますし、これから幕別町の全体的なシステムをつくり上げるときに、忠類のシステムをつくって完全に幕別町のシステムができると、そういう認識に立っていただけまして、来年2月で合併 10 年目を迎えるところでございますけれども、交通弱者の立場に立っていただきまして、町全体の公平感を住民に持っていただくためにも、これからそういう今質問いたしました観点で考えていただきたいと感じております。以上で終わります。