みんなの議会

幕別町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月11日

バイオガス等の再生可能エネルギーの活用を積極的に行うことについて

2013年12月11日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「バイオガス等の再生可能エネルギーの活用を積極的に行うことについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
増田武夫 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 増田武夫

通告に従いまして、一般質問を行わせていただきます。バイオガス等の再生可能エネルギーの活用を積極的に行うことについてであります。国連の気候変動に関する政府間パネルは、9月 27 日、科学的根拠に基づいて、6年ぶりに地球温暖化に関する報告書を承認し、発表いたしました。それによりますと、今世紀末までに気温上昇は最大で 4.8 度、海面上昇は最大で 82 センチと予測されております。この警告を裏づけるように近年の台風の巨大化、竜巻やゲリラ豪雤の頻発など、我々にこれまで以上に地球温暖化への真剣な対応が求められる時代となっております。東京電力福島第一原子力発電所事故によって、人類と共存できない原子力発電にエネルギーを頼ることができないことを学んだ我々は、化石燃料に多くを依存する状態を一日も早く脱して、再生可能エネルギーへ転換しなければならない責任を負っております。地方自治体にも真剣な取り組みが求められています。政府は、農林漁業バイオ燃料法を制定、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を創設するなどして、取り組みを支援しており、十勝バイオマス産業都市構想も動き出して、地域の特性を生かした事業が各地で開始されております。私は、昨年の6月定例会で、再生可能エネルギー利用促進のために、庁内に担当部署を設けて真剣な取り組みを急ぐよう求めてきたところであります。そこで、次の点について伺います。1、この間の町として太陽光バイオマス等の再生可能エネルギー活用の取り組みは、どう進展したか。庁内の動きはどうか。2、道内管内には先進の取り組みが進んでおりますけれども、こうした成果に学んで、庁内の体制見直しを含めて、具体的に動き出すべきと思うがどうか。3、酪農畜産が重要な位置を占める本町の状況の中で、大量に排出されるふん尿は、周辺環境や農地に大きな影響を与えております。その処理が重要な課題となっているところであります。バイオガス化に取り組んで、エネルギーの地産地消と環境問題解決等に取り組むべきと思うが、いかがでしょうか。以上であります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

増田議員のご質問にお答えいたします。「バイオガス等の再生可能エネルギーの活用について」であります。地球上では二酸化炭素排出量の増加による地球温暖化、フロンガスによるオゾン層の破壊、熱帯雤林の減尐や砂漠化の進行といった問題が深刻化いたしております。豊かさ、便利さを求めた私たちの経済社会の生産活動や日ごろの行動が、知らないうちにごく身近な環境に影響を与え、ひいては地球規模の環境にまで影響を及ぼしております。このような地球環境の変動に対し、適切に対処していくためには、国、地方自治体、事業者、民間団体等がそれぞれの役割を果たしていくことが必要であると考えております。本町といたしましては、地球規模の環境問題や原子力発電所の事故などを踏まえた上で、今後さらに再生可能エネルギー等の利活用を推進していくことが大切なことであろうと認識いたしているところであります。ご質問の1点目、「太陽光、バイオマス等の再生可能エネルギー活用の取り組みについて」であります。本町における再生可能エネルギーの活用の具体的な取り組み状況についてでありますが、太陽光発電につきましては、個人住宅における発電量 10 キロワット以下の太陽光発電システムの設置実績として、平成 24 年度末で 253 件となっており、発電量 10 キロワット以上の太陽光発電システムを設置し全量を電力会社に販売している事業所等の件数としては、北海道電力株式会社によりますと 63 施設が現在稼働中とのことであり、このうちいわゆるメガソーラーと言われる施設は6施設となっております。また、ペレットストーブは、平成 24 年度末で 11 台となっております。バイオディーゼル燃料の原料となる廃食用油の回収状況は、消費者協会が町内5カ所に回収ボックスを設置し回収しているほか、町の常設保育所や給食センター、そして町内の飲食店等では事業者により回収されており、平成 24 年度におきましては 8,413 リットルの回収実績となっております。家畜ふん尿を利用したバイオマスプラントの建設につきましては、「十勝バイオマス産業都市構想」において、平成 25 年度は管内4町で計画されているところであり、本町では本年度1件の相談がありましたが、具体的計画には至っていない状況であります。幕別ダムにおける小水力発電につきましては、昨年6月に担当課職員が農業水利施設小水力発電研修会に参加し、当該ダムにおける小水力発電の可能性を検討しておりますが、水利権の関係で夏場しか発電できないため発電可能期間が短く発電量も尐ないこと、そして建設費やランニングコスト等に係る課題も多いことから、取り組みは非常に難しい状況にあります。本町におきましては、今後も一般家庭や事業所において再生可能エネルギーが活用されるように、普及・啓発に努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「庁内の体制見直しを含めた具体的な取り組みについて」であります。再生可能エネルギーの活用については、道内及び管内の市町村において、その地域や地理的特性に合わせさまざまな取り組みがなされております。十勝管内におきましても、バイオマス発電の先進的事例や小水力発電の研究、温泉熱利用などが行われており、本町におきましても地域の特性を生かして再生可能エネルギーの活用に積極的に取り組む必要があることにつきましては、意を同じくするものであります。現在、再生可能エネルギーに関することにつきましては、担当部署ごとに連携を図りながら関係するテーマの調査・研究に取り組んでいるところであります。当面は、現状の体制で職員がさらに積極的な姿勢を持って、各種研修なども活用しながらエネルギー問題に取り組むということで対応してまいりたいと考えておりますが、将来的には、社会・経済情勢や技術革新などの動向を見ながら、町全体の組織機構の見直しの中で体制のあり方について検討させていただきたいと考えているところであります。ご質問の3点目、「バイオガス化に取り組みエネルギーの地産地消と環境問題解決に取り組むことについて」であります。家畜ふん尿のバイオガス化につきましては、再生可能エネルギーによる発電効果のみならず、消化液を肥料としても有効に活用できるという利点がありますが、建設に多くの費用を要すること、そして、その建設費の主体を占める発電設備費用が「固定価格買取制度」の創設により、国の補助対象外になったことなどから、建設意欲が停滞してきているものと分析いたしているところであります。本年5月に、北海道酪農振興町村会議が農林水産省に対し、「家畜ふん尿によるバイオガスプラントを普及促進させていくため、再生可能エネルギーの固定価格買取制度、いわゆる FIT(フイット)により売電する場合においても、整備する発電設備を補助の対象としていただきたい」と要望をしたところでありますが、制度創設から1年ほどの期間しか経過しておらず、要望の実現はかなり困難な状況にあるものと認識いたしております。自然循環型のエネルギーであるバイオガスの有効性に関しては理解をいたしているところでありますが、前段申し上げました課題もありますことから、本町におきましては、なかなか全町的な取り組みには結びつかないという現状にありますことを、ご理解いただきたいと思います。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。

質問 17番 増田武夫

最初の質問でも申し上げましたように、今、温暖化、その他の課題というのは、非常に重大な問題として、全ての人々が受け入れざるを得ない状況になってきていると思います。1時間に 100 ミリなどという豪雤は、北海道には関係ないというふうにしばらく前は思っていたわけですけれども、しかしいろいろな最近の現象を見ておりますと、これはそう遠くない話だというような感想も持つわけです。そういうことになりますと、やはりどんな事態になるかというのは、本当に想像するのも恐ろしい話だというふうに思います。そうした中で、国連が6年ぶりに気候変動に関する政府間パネルの報告書を発表したわけでありますけれども、そうしたことは加盟 195 カ国のチェックを受けて承認されたという非常に重い報告であります。政府はもちろんでありますけれども、地方自治体も含めて、大変な課題を投げかけているのだというふうに思います。しかしながら、そういう中で、最初の質問でも申し上げましたけれども、原子力発電に、もはや依存するような状況ではなくなったというふうに我々は考えるわけです。しかしながら、政府はエネルギー基本計画の原案を 12 月6日に発表し、その原案を総合資源エネルギー調査会へ諮問したわけでありますけれども、その中では原子力発電を重要なベース電源だと位置づけて、民主党の政権の時代、30 年代に原発ゼロにするのだという方針を掲げたのですけれども、それを翻して、今後も原子力発電を続ける宣言のようなことをこの原案で示したわけであります。しかしながら、やはり東京電力の第一原子力発電所の事態が、あのように汚染が広がり続け、そして廃炉にするにも、なかなかこれは大変な話で、廃炉そのものが難しいのではないかと。メルトダウンした燃料を回収するのも難しくなるのではないかというようなことも言われている中で、政府は再稼働と原発輸出にまで狂奔しているという、そういう状況であります。そうした中で、我々としてやはり自治体ぐるみで再生可能エネルギーに一生懸命取り組んで、原発の発電など要らない状況を早急につくり出していかなければならないというふうに考えるわけです。今、原発の稼働によって、全国には1万数千トンの使用済み核燃料が出ています。それは各原子力発電所のプールの中に蓄えられているわけですけれども、その貯蔵の総容量というのは1万 7,500 トンだといわれておりまして、これも稼働していけば、その貯蔵しておく施設も満杯になってしまうと。しかも、この使用済み核燃料、核廃棄物は何十万年と無害にならないということで、その処理方法も決まっていない、処理の技術も確定していないと。そういうようなものでありまして、これ何十万年もどうやって責任を持った管理がしていけるのか、そのことを考えただけでも、この原子力発電を続けていいということには絶対にならないというふうに思うのです。考えてみますと、それこそ1万年前というのは、新石器時代が始まった時代でありまして、その後エジプトのピラミッドができたのも 6,000 年前ということで、それこそ何十万年も無害にならないものをこれから出し続けていいのかという、そうした深刻な課題もあるわけで、政府が言うように再稼働であるとか、輸出などということはしてはならないことだというふうに思うわけです。そうした点で、やはり町長も再生可能エネルギーの必要性は意を同じくするものだという表明をされておりまして、その点で一緒に町民も含めた努力がこれから要請されていくのだと思います。そうした点で、やはり原発の稼働も含めて、町は再生可能エネルギーの問題にどういう決意でこれからも取り組んでいこうとするのか、もう一度ご答弁願いたいと思います。

質問 17番 増田武夫

先ほども申し上げましたように、いわゆる町ができ得る再生可能エネルギーに対しては、町ができ得るものについては積極的に取り組んでいくことが必要であろうと。そのためには、先ほど申し上げましたようないろんな施策を構築しながら、あるいはさらにバイオガスですとか家畜ふん尿を利用した問題、あるいは水はなかなか難しいのかもしれませんけれども、今、言ったようにできるものはとにかく活用していくということが、これからも必要だろうというふうに思いますので、私どもも、これ町だけで全てができるものではもちろんありませんので、いろんな方々のご協力やご指導をいただきながら進めていくことが大事であろうというふうには思っております。

質問 17番 増田武夫

今、答弁いただきましたように太陽光発電などについては、町の助成もいただいて、結構伸びているのだというふうに思うわけです。やはり昨年の質問のときにも申し上げましたけれども、この町にある賦存量といいますか、何が再生可能、利用できるものとしてあるのかという研究もしっかりとしながら進んでいくことが大事だというふうに思います。今いろんなところの資料が出されていますけれども、各市町村で自然エネルギー、再生可能エネルギーを自給している率が発表されております。町村、市町村で言えば、約 50 の自治体が自給率が 100%というのが 50、50%以上というのが 103の自治体であります。それは、やはりそれだけの町村の努力の結果だというふうに思うわけです。残念ながら我が町は、本当に 0.何パーセントとか、そういう数字だというふうに僕自身は認識しているのですが、そうした点で、我が町にそういうものがないのかどうか。以前から、木質バイオマスの利用なども積極的に取り組むべきだというお話をしてまいりました。残念ながら、そういうことになっていないわけですけれども、木質、林地残材などのものは、やっぱり集めるのに経費がかかるでありますとか、またこの木質のペレットなどの利用は、林地残材を出してくるところだけが稼働してもだめだと。やはりそれを製造するところ、それからそれを活用するところ、これが一斉に動き出さないと、なかなか利用が進まないというようなことで、これからの課題だというふうに思いますけれども、もう一つ本町で一番活用できるものとしては、家畜のふん尿、これの利用が真剣に考えられなければならないというふうに思うわけです。いろんな町村を私も見せていただきました。鹿追の大きなバイオマスプラントも見せていただきました。先ほども申し上げましたけれども、そういうものは、やはり地方の自治体が真剣に取り組んで関係者と積極的に引っ張っていくことによって、それが実現しているというふうに思うのです。そうした点で、ぜひこの家畜バイオガスの活用というものを政策の中心にしっかりと位置づけていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

家畜バイオマス、これは燃料、いわゆる再生可能なエネルギーという意味と、いわゆる地域の環境を守るという意味からも、大変重要なことだろうというふうに思っています。私どもも決して何もしないわけではないわけでして、そういったことに対するご相談ですとか、あるいは関係機関になります農業協同組合ですとか、いろんなところともご相談をしながら、何かそういう道が開くことができないかということは、これからも続けていかなければならないというふうに思います。鹿追の事例もありましたけれども、私も二、三回見せていただきました。あそこは、それぞれが町がぐるっと回って集めてきて、1カ所でああいうバイオガスを起こすと。そういったことが本町あたりでも同じような手法が取り入れることができないかどうなのかといったことなどもそうですし、前段お話ありました林地残材についても、たしか国からそれの運搬に対する補助制度が今度できるのではないかというようなことで、担当のほうにもそういったことの調査をするようにというようなことも話しておりますし、これからもそういった町としてできること、あるいは住民の皆さんあるいは農家の皆さんやいろいろな方の協力を得ながら、これからも進めていくことが大事であろうと、そういうふうには思っております。

質問 17番 増田武夫

バイオガスの活用については、今、環境の問題も含めてというお話もありました。私はバイオガスの活用には一石四鳥の効果があると思っているのです。一つは、今、多頭数飼育になったり、フリーストールだとか、いろいろな飼い方の変化もあって、ふん尿が一緒に液状化したふん尿が多量にたまるというような、こういう飼養方法になってまいりました。その処理が、非常にどこの農家も腐心しているのだというふうに思うのです。ミルクを洗ったりなんだりする雑排水も含めた処理が可能になるということが一つ。それから、それに伴ってバイオガス発電などを行って、そのエネルギーが有効に活用される。これ、バイオガス発電の場合は、太陽光発電だとか風力発電と違って、安定した発電エネルギー供給ができるというメリットもあって、これが二つ目であります。それからもう一つは、それから生まれます消化液が良質な有機質肥料となって、これがふん尿そのものの場合には、なかなか自分のところの牧草地にまくだとか、そのことによって悪臭も出るだとかという問題もありますけれども、しかしそれによってできた消化液は、畑作農家にも広く活用される。そのことによって、金肥、金で買った肥料を大幅に削減することができる。これは経済的にもすごい利益があることだというふうに、それが三つ目でありますけれども、もう一つ私の立場から言わせれば、家畜の健康に多大に寄与をすると。このことは、先日、帯広で行われましたシンポジウムにも、私、出てまいりましたけれども、そのところに農家の方がバイオマスでやったいろいろないい点について報告しておりましたけれども、病気が本当に尐なくなったと、そういうことで、その方は百数十頭ぐらいの中規模の農家の方でありましたけれども、そうした報告をしておりました。完熟の堆肥だとかそういうものにして、草地なりいろんなところに供給すれば、もうそういうことは起こらないわけですけれども、なかなかその処理が大変で、過剰にまくだとか、そういうことによって硝酸態窒素が非常に過剰になると。餌の中にそういうものが含まれたものを家畜は嫌々食べているようでありますけれども、そのことによって健康がすごく損なわれると、そういうこともありまして、このバイオガス発電にそういうものが、家畜ふん尿の処理をすることによって、そういう幾つものメリット、一石四鳥の効果が生まれるのだと思うのです。だから、そういうことを考えますと、今どこの農家もそういうものをまいたときの悪臭だとかいろんな問題で、周囲に気兼ねをしながら仕事をしなければならないというような事態が起きておりますので、そういうことの解決も含めて、町は積極的なこれの推進に本腰を入れるべきだと、そのように思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今お話ありましたように大変有効なことだと、そのことについては、もちろん私は否よされるものではありませんけれども、ただ一方として課題としてあるのが、先ほどもちょっと申し上げましたように、そうした設備をするのに今まであった国の補助等の対象から外れてしまったと。いわゆる自己資金あるいはそれ以外の制度、補助の助成の制度、そういったものの確立が十分されていない。その分だけ設置者に対して大きな負担になっていくというような問題なども一方ではあるのかなということも憂慮をしているわけであります。それとももう一つは、やはり何といっても、町があるいは行政が主体となっていろんなことを推進していく、そういう立場に我々はあるのだろうというふうに思いますけれども、まずはそれを受けて、農業者の皆さんが積極的に対応していただけるかどうか、その辺にもこれからの課題はあるのだろうと思いますし、果たして1軒のだけがいいのか、あるいは何軒か集約することがいいのか、そういった問題などもあって、もう一つ本来でいけば、けさほどの小川議員の質問にもありましたように、関係機関なんかも一緒になって検討していただけるような場があれば、さらに進むのかなというようなことも含めて、これからも検討課題とし、そしてまた町としてもそういう方向で進めていければというふうには思っております。

質問 17番 増田武夫

今なかなか設備投資にたくさんのお金がかかるので、これは大変なのだと、なかなか前に進まないというお話もありましたけれども、しかしこの答弁の中にもありますように、固定価格の買い取り制度ができまして、家畜ふん尿のガス化による発電の場合には、1キロワット当たり39 円、税込みで 40.95 円、20 年間買い取るという、そういうものができました。この間のシンポジウムでも言っていましたけれども、自己資金でやってもペイする状況になったと。これ、やっぱり答弁にもありましたように施設に対する補助制度だとか、そういうものができるにこしたことはないわけですけれども、しかしよく調べて研究していただきたいのですけれども、自己資金でやっても間に合うと、そういうような意見も聞かれるわけですよね。やはりそうした点で、国がなかなかそういうことで、発足したばかりのあれで補助制度をなくしてしまったというようなことを、すぐ変えていくことはできないかもしれませんけれども、しかしながら、やはりそういうものをどんどん進めていく環境なりなんなりを町が先頭になってつくっていくことによって、これは進めていかれると、そう思うのです。ですから、私が再三申し上げておりますように、やはり担当部署をきちっとつくって、そして推進することによって、そうした問題、いろんな情報を仕入れて、そして先ほど町長も言われましたように、やはり町が積極的に勉強する機会だとか、そういうものをどんどんつくって、そして事業者だとか農協、関係者との勉強をしっかりすることによって、おのずと道が開かれてくるのではないかと。なかなかそういうものに町が幾ばくかの補助制度などを設ければ、なおいいと思うのですけれども、そうでなくても、やはり町が窓口になって関係省庁との折衝を行う。なかなか許可が出るのに大変な状況もあるようですので、やはりそういう窓口になって積極的に進めていくと、そういうようなことをするときに来ているのではないかと。ぜひ、そうした点での積極的な対応を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

その辺は先ほど、この後の質問のあれにもありますけれども、庁舎内での体制づくりもそうなのですけれども、どちらかというと、今までは国の並びが縦割りで来ると経産省の問題だったり、こちらでは農水省の管轄であったり、あるいは北電関係であったり、いろいろ町の対応も部署が分かれているものですから、そういったことでお互いが、逆を言うと難しい問題ばかりに難しい問題だということのなすり合いではありませんけれども、そんな意見が多かったのかなというふうには思っております。ただ、買い取り価格もこれからどういうふうに動いていくのかがまだまだわからない部分もありますし、私はやはりもちろん町が、行政が動くことは当然かもしれませんけれども、それを受けて、やはり農業者の皆さんがいかに反応していただけるのか、やっていただけるのかというその辺も十分説得できるようなものでなければならないのかというふうな思いもしていますので、それらについては、これからも十分協議させていただきますし、またいろいろ我々も内部でも検討していきたいというふうに思います。

質問 17番 増田武夫

今、言われたように、国は、いろんな省庁でいろんなものを出してくるという。だからこそ、やはりそうした問題を受ける場所、それが部署としてあれば、やっぱりそういうものを総合的に勘案しながら推進していくという、そういう拠点ができるわけですよね。だから、そのことのためにも、やはり部署を設けて積極的に進めていくことを求めたいというふうに思います。やはり今、町のいろんな分野でも企業誘致でありますとか、いろんなもので地域の経済を盛り立てていこう、活性化していこうというようなことが大きな課題になっております。そうしたことを考えますと、先ほども言いましたように、こうしたことを積極的に進めて、さっき言ったような一石四鳥のそういうものが効果が出れば、これは農家の、それこそ畑作農家にも、そういうものが鹿追の例、行かれてわかると思うのですけれども、そういう消化液、液肥が畑作農家のほうがかえって使われて、そしてそれは経費の節減に結びついていっているわけですので、やはりそのことをやることが、幕別町の元気な幕別町にしていくことができる、そうした関係でありますので、ぜひ積極的な取り組みをお願いしたいと思いますけれども。しかもやはりエネルギーの地産地消ということが言われて、そしてしかも先ほども言いましたように、バイオガス発電などになれば、安定した発電が確保できると。やはり今そうしたことをやっていく幾つかの障がいがあると思います。例えば、送電網が非常に細くて、そういうものがなかなか送れる状況にないと。その場合には、自分で送電線を、大樹のサンエイ牧場なんかそうだったようでありますけれども、そういうことで送電線の問題だとか、それから電力会社そのものが、もう買わないよと、なかなか買いたがらないと。これは、一つには泊原発なんかをどんどんやっていこうとするそういうものの裏返しだというふうに思うのですけれども、各地で地産地消のエネルギーが、どんどん取り組まれれば、自分のシェアが狭まってくるというような事情もあるのだと思うのですけれども、あれは買わない、これは買わないという制限を設けようとしている問題でありますとか、それから国のほうでは、今度のいつでしたか、11月に電気事業法を改定したのです。本格的に発送電分離の方向を打ち出したので、それはいい方向には行くと思うのですけれども、これはいい方向に行かせなければならないのですが、残念ながら発送電の分離に電力会社が資本関係を残したままやるという、これでは電力会社の独占が打破されないので、非常に大変な問題が、これからすんなりとはいかないことになると思うのですけれども、しかしながら、そういう発送電分離の電気事業法の改定が行われたと。そういうようないろんな問題があって、先ほど町長、ちょっと触れましたけれども、そうは言っても多額なお金がかかるというような問題も確かにあるので、これはなかなかすんなりはいかないと思うのですけれども、やはりそういうものを受けとめながらしっかりと進めていく、町がやっぱり先頭に立っていくということになれば、しつこいようですけれども、ちゃんと。これ、やはりこの次の機構改革まで待つというようなことになれば、その推進がどんどんおくれていくと思うのです。だから、やはりそういうことにならない。今、町長も言われましたけれども、固定買い取り価格もだんだんやっぱり安くなっていくという可能性もあるわけで、そうした点では、やはり有利な時期に進めていくと。積極的な町村に倣って、自然エネルギーの自給率を高めていくと、これが地球温暖化にも地域の環境だとか経済にも貢献していくということになれば、やはり一つの町の重要な柱の事業として、しっかりと位置づけられていくのではないかというふうに思うのです。ぜひ、次の機構改革などを待たずに、やはり取り組むべきと思いますけれども、最後にいかかでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

機構改革は、今、決まっているわけでありませんから、来年やったって別におかしくもないわけですから、それはこれから十分、他の部署のことも踏まえながら対応していきたいと思います。あとはもう一つ、十勝バイオマス構想の中で、ことし管内4件というあれがありましたけれども、本町もたしか二十七、八年、ちょっとあれしましたけれども、計画としては出している経緯がありますので、それらも踏まえながらおっしゃられるようなことについて十分検討し、また関係機関とも相談をさせていただきたいというふうに思います。

質問 17番 増田武夫

いずれにしましても、積極的な取り組み、これが鍵を握ると思うのです。だから、これ、まだまだバイオマスの活用については、十分に理解されていないというか、そういう分野だと思うのです。だから、それから言えば、やはり町が積極的にそういうものの先進地から講師を呼ぶ、それから取り組みの学習をするなどという機会を町自身が持っていくことが必要だというふうに思うのです。そのことによって、やっぱり地域の活性化だとか、町の元気な幕別町に大きな起爆剤になるのではないかというふうに思います。その点での取り組みを求めて終わりたいと思います。

出典:幕別町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月11日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる