みんなの議会

幕別町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月12日

防災・水害対策のあり方について

2012年6月12日、幕別町議会の一般質問で、小島智恵議員が「防災・水害対策のあり方について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘、水道課長 田中光夫、経済部長 飯田晴義、土木課長 角田和彦、副町長 高橋平明、教育部長 佐藤昌親が答弁しました。

質問者
小島智恵 議員
答弁者
町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘、水道課長 田中光夫、経済部長 飯田晴義、土木課長 角田和彦、副町長 高橋平明、教育部長 佐藤昌親

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 小島智恵

通告に従いまして、質問させていただきます。大雤や融雪に伴う防水対策や被害等について。ことしは、春から爆弾低気圧が発達するなど、激しい気象変動が全国各地で見られたが、温暖化が進行することによって、このような異常気象の数が増加し、強さも増す可能性が指摘されている。そうした中にあって、気象庁は、大型連休の後半がスタートした5月3日から4日にかけて、東北と北海道の太平洋側を中心に大雤と融雪が一気に進むおそれがあるとして、土砂災害や河川の増水、冠水などに警戒するよう呼びかけた。結局多くの地点で、5月の観測史上最も多い降水量を記録し、大きな被害をもたらした。また、5月 13 日には、増水した途別川で遊んでいた町内の5歳児が亡くなるという痛ましい水難事故も発生している。今回の気候変動による災害を一過性の局所的な天災と見ず、被害を最小限に食いとめ、警戒心を忘れないための機会にするためにも、防災・水害対策のあり方についてお伺いする。1、この5月の大雤、融雪、増水による町内の被害状況は。2、糠内地区糠内川付近の住民は、水害、浸水の恐怖感を覚えたとお聞きしているが、その状況と対応は。3、低地である札内南地区の途別川沿いは、過去に浸水被害が発生したと承知をしている。その後の防災対策や危機管理の整備状況について。4、大雤の影響で河川敶パークゴルフ場サーモンコースが水没し、利用者に不便をかけている。再開のめどや被害額、今後の管理のあり方などについて。5、今回の水難事故に対する事故原因の分析、今後の安全対策、危険箇所の確認と家庭や教育現場での指導など、事故の未然防止に向けた取り組みは。2点目の質問ですが、原発の再稼働と夏の節電対策や代替エネルギーについて。日本の電力供給の3割を占めていた原発は、泊原発3号機が定期検査に入り、国内の原発 50 基すべての運転がとまった。政府はすべての原発が稼働しないことを前提に、この夏の電力供給対策を決めた。その内容は、沖縄を除く全国で節電を求めるというものである。具体的には、今夏の道内における節電目標値を 2010 年比7%とした。さらに需給が厳しい関西、四国、九州、北海道4社には、計画停電も準備するというものである。電力不足は国民生活や経済活動にさまざまな制約をもたらす。そうした状況を避けようと、なりふり構わず原発再稼働にこだわり、後手に回った政府の責任は重いものと思われる。ともあれ、この夏の電力不足は再生可能エネルギーなど代替電源を増強し、代替エネルギーへの転換普及に向けて、官民が本腰を入れてエネルギー革命に取り組み、将来のエネルギー問題を解決していく必要がある。以下、何点かお伺いする。1、節電対策と住民への啓蒙、大規模停電時の対応策について。2、泊原発の再稼働や廃炉に対する所見を。3、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が7月から導入されるが、太陽光発電の企業進出、誘致と個人設置の進捗状況は。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

小島議員のご質問にお答えいたします。初めに、「大雤や融雪に伴う防水対策や被害等について」であります。さきの行政報告の中でもお話をさせていただきましたが、このたびの大雤は5月3日から降り始め5日の明け方まで続き、道内各地を初め、十勝管内においても JR 根室線が運休になるなど、交通網が寸断されるとともに、基幹産業である農業にも大きな被害が発生したところであります。町では、4日午前 10 時 30 分に町防災計画に基づき「第2次警戒体制」、いわゆる災害対策本部関係職員の自宅待機を指示するとともに、民生部、建設部、忠類総合支所の担当職員が出勤し、危険箇所の警戒並びに状況把握に当たったところであります。ご質問の1点目、「5月の大雤、増水による町内の被害状況について」であります。本町におきましても、累加雤量といたしましては、亓位で 167 ミリメートル、忠類上当で 226 ミリメートルに達し、住宅への被害では、忠類地域で床下浸水が1戸あり、排水ポンプによる排水作業を实施したところであります。農業被害といたしましては、町内各農協を通じて確認をいたしましたところ、畑の停滞水が、小麦9.24 ヘクタール、てん菜 9.1 ヘクタール、バレイショ 6.35 ヘクタール、野菜1ヘクタール、合計で25.69 ヘクタール。また、表土流失といたしまして、てん菜 1.4 ヘクタール、バレイショ 0.7 ヘクタール、食用ユリ根0.33 ヘクタールの合計で 2.43 ヘクタール、合わせて全体の被害面積は 28.12 ヘクタールに及びました。次に、町道など土木関係でありますが、71 カ所での路肩の崩壊などがあり、農業施設では、明渠排水6カ所に被害が発生するなど、これらによる被害総額は 2,793 万円になるものと見込んでおり、今議会に関係予算を提案させていただいたところであります。ご質問の2点目、「糠内川付近の状況と対応について」であります。糠内川は、1級河川十勝川水系猿別川の支流河川で、駒畠・弘和方面までの広い範囲を流域といたしますことから、大雤時には流域から排出される雤水が一気に流入して、水位が急に上昇し激しい流れになるという特徴を持つ河川であります。このたびの5月3日から4日にかけての大雤により、糠内川の水位は糠内市街の万代橋の警戒ラインの約 50 センチメートル下まで達し、市街地にある樋門で糠内川からの逆流が確認されたため、4日午後4時 10 分に樋門を閉鎖し排水ポンプを作動させましたが、その後、徐々に水位が低下したため、午後9時 50 分に樋門を開放し排水ポンプを停止しており、特に被害は発生いたしませんでした。水害対応につきましては、地域並びに行政も日ごろから心がけているところでありますが、大雤被害が懸念される気象状況時におきましては、公区長や消防第3分団などの地域の方々や消防職員などが参集し、糠内出張所、町民課との連絡・連携を図りながら現地において警戒体制をとっているところであります。ご質問の3点目、「札内南地区の防災対策や危機管理の整備状況について」であります。札内鉄南地区の雤水は、十勝川流域関連公共下水道事業計画に基づく雤水整備事業として整備を行い、泉町にあります吐月樋門とみずほ町にあります吐月排水樋門から途別川に排水いたしておりますが、台風などの大雤増水時には途別川からの逆流を防ぐため、樋門の閉鎖が行われ、泉町東、あかしや、みずほ町にかけての途別川に隣接する地区では、過去においては内水はんらんに伴う浸水被害が繰り返し発生しておりました。平成 12 年4月の降雤時には避難勧告を発令するほどの浸水被害が起きましたことから、浸水被害の軽減と住民不安の解消のための抜本的対策といたしまして、平成 13 年度に強制排水を行えるよう泉町雤水排水ポンプ所及びみずほ町雤水排水ポンプ所を設置したところであります。このたびの5月の大雤を含めまして、これまで、みずほ町排水ポンプ所は 10 回、泉町排水ポンプ所は3回の稼働をいたしておりますが、設置以降一度も浸水被害が発生していない状況から、十分な機能があるものと考えております。ご質問の4点目、「パークゴルフ場のサーモンコースについて」であります。サーモンコースは、昭和 62 年に町内初のパークゴルフ専用コースとして、河川敶地の占用許可を国から受けて造成いたしましたが、同コースは河川の高水敶であり、平常時には公園やグラウンドとして利用できるものの、大きな洪水のときには河川として水につかってしまう性質があります。5月4日の降雤では糠内観測所で 24 時間に 160 ミリメートルの降雤がありましたことから、4日の午後3時ごろから翌5日の午前3時ごろにかけてサーモンコースが冠水しており、被災状況としては、コース上に土砂が堆積したことによる芝生の損傷、すべてのバンカーに土砂が堆積し、止若橋の下の人工芝が流失するなどの被害で、被災総額はおよそ 80 万円でありました。パークゴルフコースは5月 26 日から再開したところでありますが、猿別川には洪水を調整するダム等もないことから、上流域の雤量によっては高水敶まで水位が上がり冠水しやすい状況にあります。町といたしましては、これまでも猿別川の猿別水門より下流に堆積した土砂の除去を国に要望しており、昨年春には、河道が狭くなっている部分の土砂の除去を实施していただいたところでありますが、合流する十勝川の断面が小さくなっていることから、根本的な解決には至っていない状況にあります。現在、十勝川の河道掘削整備も順次進められておりますので、この整備が猿別川の合流点まで到達いたしますと、猿別川の水位上昇も緩和されるものと考えておりますので、引き続き要望してまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「水難事故に対する事故原因の分析等について」であります。初めに、このたびの痛ましい「事故の原因分析」についてでありますが、自宅の目の前に途別川があり、ふだんは一人で川に行くことがなかったのに、当日は一人で遊びに行ったこと、また、雤や雪解け水の影響で増水し、流れも速かったことが事故原因と考えられるところであります。次に、「今後の安全対策」についてでありますが、川岸のすべてに柵を張りめぐらすことは現实的に困難であり、また、川辺には豊かな自然があり、子供の情操教育には大切な場所でもありますことから、保護者や大人の同伴なしでは近づかないという「危険に対する認識」を育てることが必要と考えております。町といたしましても、事故の後、河川管理者である北海道と連携を図り、各保育所、学校を通じて注意喚起の文書を配布し、注意を呼びかけたところであります。また、「危険箇所の確認と家庭や教育現場での指導」についてでありますが、今回の事故を踏まえまして、教育委員会においては、直ちに各学校に対しまして、「児童生徒等への安全指導の徹底について」の通知を発出し、「交通事故や水難事故などに遭遇する可能性があることを十分認識し、身近なところであっても油断することなく、慎重に行動すること」など、意識啓発や注意喚起など指導の徹底に努めるよう要請をいたし、各学校におきましては、担任を通じての指導や学校だより、学級だよりを通じて児童生徒や保護者に注意喚起をいたしたところであるとお聞きいたしております。次に、「原発の再稼働と夏の節電対策や代替エネルギーについて」であります。ご質問にありますように、昨年の3月 11 日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故以来、原子力発電に対する安全性が問われ、現在、国内の原発はすべてが稼働停止状態にあります。このことから、この夏の電力供給が非常に厳しい状況にあることが、5月 10 日、国の電力需給検証委員会で示され、14 日に開かれた国の「エネルギー・環境会議」において、北海道は7%の節電目標が決定されたものであります。先ほども申し上げましたが、本町に対しましても、5月 25 日に北海道電力から、30 日には十勝総合振興局から、今夏における北海道の電力供給見通しや国が示した節電方針とその対策について、情報を共有し、全道が一体となった節電の取り組みを推進することなどが要請あったところであります。ご質問の1点目、「節電対策と住民への啓蒙、大規模停電時の対応策について」であります。節電に対する要請内容といたしましては、お盆期間を除く7月 23 日から9月7日までの平日の9時から 20 時までの間と9月 10 日から 14 日までの 17 時から 20 時までの間で、一昨年と比較して7%以上の節電に協力をしていただきたいとのことでありました。また、これらの要請については、一般家庭と事業者に対しては、北海道電力が対応し、町は公共施設を中心に、計画を策定し節電に取り組むことが求められております。今後、町といたしましても町広報誌において町民の皆さんに、公共施設の節電計画をお示しするとともに、一般家庭での節電の協力を呼びかける考えでおります。大規模停電時の対応策についてでありますが、国は「計画停電はしないことを原則としている」と説明しておりますが、北海道電力では「万一に備えて6月中に区割りとスケジュールを発表する」としております。電力需要が増し、供給に余裕のない状態が続きますと、電気の周波数が低下し、発電所の運転が不安定となり送電を自動停止してしまう、すなわち突発的な大規模停電が起こり得ることから、電力不足が差し迫った場合には、「計画停電」の可能性もあるとしております。この際には、区域、時間帯を事前通告した上で、停電を行い、大規模停電による混乱を防ぎたいとのことでありますが、いずれにいたしましても、大規模停電に至らぬよう一般家庭と事業者が7%の節電に対応していくことが、必要であろうと考えております。ご質問の2点目、「泊原発の再稼働や廃炉に対する所見について」であります。原発の再稼働や廃炉につきましては、国全体のエネルギー政策によるものでありまして、現在も国の「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」におきまして議論されております。この議論を見ましても、2030 年時点での電源別の選択肢につきまして、原子力発電依存割合をゼロから 35%を示し議論を行っておりますが、その方向性を絞り切れずにいる状況であります。このようなことから、私といたしましては、考えをお話することは差し控えさせていただきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。ご質問の3点目、「太陽光発電の企業進出と個人設置の進捗状況について」であります。初めに、太陽光発電の企業進出の状況についてでありますが、本町では、土地開発公社が所有する工業団地を町ホームページや北海道を通じて太陽光発電事業者にご案内しているところでありますが、現在のところ、2法人と1個人から立地のお話をいただいているところであり、このうち1法人につきましては、土地賃貸借契約書の内容を詰めている段階にあり、合意が整い次第、契約締結の運びとなる状況にあります。このほか、民有地におきましても、メガソーラーが立地に向けた用地交渉が行われているとの情報を得ているところであります。次に、個人設置の太陽光発電についてでありますが、先ほども申し上げましたが、町の補助制度による設置が平成 23 年度末で 93 件、それ以外で 68 件の設置を確認いたしており、個人住宅の合計は、平成 23 年度末で 161 戸となっております。以上で、小島議員のご質問への答弁とさせていただきます。

質問 5番 小島智恵

質問の1点目、2点目につきましては、既に町長のほうから行政報告で述べられた部分もございますし、2点目については前川議員の質問と重なる部分があるかもしれませんが、できるだけ重複しないように気をつけて質問したいと思います。1点目ですが、今回、ゴールデンウイーク中に起きた大雤、そして冬場に降った大雪が一気に解けたということも相まって、増水しやすく被害が出やすい状況だったのではないかというふうに思っております。2点目の糠内地区ですが、实際に被害は幸いなかったのですけれども、万代橋のところに焦点を当てたいのですけれども、今回、増水が激しかったようで、対応に追われたことと思いますけれども、ゴールデンウイーク中、休日中ということでしたので、初動体制や一連の対応に問題はなかったのか、これについてお伺いしたいと思います。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

警戒態勢でございますけれども、私ども町民課のほうは朝の8時半ぐらいから詰めておりまして、雤量の推移などはずっと見守っておりました。また、糠内の出張所長のほうとも連絡をとりまして、糠内の消防なども、もう2時には現場のほうに行っておりまして、地域住民の人たちとの協議を重ねていたと。初動体制については、特に問題はなかったというふうに考えております。

質問 5番 小島智恵

わかりました。排水ポンプですけれども、1機あるというふうに聞いております。その排水ポンプですが、手動でホースを出す作業が必要であるということですけれども、過去にはその増水した水がちょうど万代橋の東側の道路にまで、低地であるものですから、流れ出たというふうなことを住民から聞いております。排水ポンプ1機で今後とも十分に対応できるのか、またはポンプをふやす必要等はないのか、お伺いします。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

現在、取りついておりますのは、平成8年に取りつけたものでございますけれども、大きな出力を持っておりまして、また、それで足りない部分が生じたときは新たにポンプを調節できるというような状況になっておりますので、常に水位、内水の状況などを見ながら対応をしているところでございますので、十分対応はできているものと考えております。

質問 5番 小島智恵

その万代橋の東側には警察、郵便局、A コープや給油所など、特に生活に直接かかわってくる建物があるということもありますので、今後とも浸水被害など起こさないよう努めていただきたいと思いますし、また、万代橋が増水で危険なため通れなくなったりとなると、かなり大きく迂回しなければならないということもありますので、あの地域住民の生活がどうなってゆくのかという、その視点も考えながら、今後とも十分に取り組んでいただきたいと思います。3点目の札内南地区の途別川についてですけれども、過去に甚大な浸水被害があり、その後、排水ポンプ施設をつくってからは被害は起きていなく、今回も被害がなかったというふうに答弁にございました。ここも排水ポンプが2機ありまして、常設ということですけれども、水位が上がると自動的に稼働して排水するようになっているというふうにお聞きしております。これもゴールデンウイーク中ということもありまして、自動的に稼働するということではありますけれども、機械任せではなく、きちんと現場に逐一足を運んで状況把握に努めたのか、この点についてお伺いします。

答弁 水道課長 田中光夫(水道課長は2013年3月まで)

このたびのみずほ町雤水排水ポンプ所及び泉町の雤水排水ポンプ所でございますけれども、これについては、みずほ町につきましては朝9時 45 分からゲートが閉まりまして、稼働体制に入ったという形になっておりまして、泉町については同じく 12 時 45 分からゲートが閉まりまして、稼働体制になっておりまして、これについては、まず委託業者のほうが現地に行って、稼働中はすべて対応することになっております。それ以外に町のほうにも同様の電話連絡がありまして、それは機械による電話連絡ですけれどもありまして、それに対する対応も一緒にいたしております。

質問 5番 小島智恵

ポンプの故障など起こらないとも言えないことですし、あと最近は局所的な爆弾低気圧によっては気象庁のレーダーに映らなかったりもあるわけですから、現場を实際に見ないとわからないこともあると思いますので、今後とも現場に足を運ぶ、その体制は徹底していただきたいと思います。また、設備的には現状のポンプ2機で被害がないように対応できるというふうなご答弁がございました。保守点検についてはしっかり行われているのか、これについてお伺いします。

答弁 水道課長 田中光夫(水道課長は2013年3月まで)

これにつきましても、年間でございますけれども、維持管理に委託をいたしておりまして、両方のポンプ所についても維持管理をいたしておりますので、常に運転ができる状況にはなっております。

質問 5番 小島智恵

問題ないということですけれども、泉町の住民の方から、この地域の森林の伐採などで自然が失われていって、河川が増水しやすく被害が出やすいのではないかというような話を聞いたわけなのですけれども、森林の保全の観点で増水を防ぐ、被害を防ぐ、それについては町の考え何かございましたらお願いします。

答弁 経済部長 飯田晴義(経済部長は2013年3月まで)

山林につきましては、それぞれの所有者の方が森林施業計画に基づいて造林をし、そして伐採をし、さらにまた植林をするということの繰り返しをしているところでありまして、伐採はしたけれども放置をしたままだというものについては、町、振興局ともに連携しながら造林を進めている状況でありまして、裸の山が放置されるということのないように引き続き町としても取り組んでまいりたいというふうに思います。

質問 5番 小島智恵

4点目のパークゴルフ場のサーモンコースについてですけれども、今回、被害があったのはそこのサーモンコースのみで、ほかのパークゴルフ場には被害はなかったというふうに聞いているわけではありますけれども、今回の被災総額約 80 万円ということですけれども、今回の議案書のほうには計上されていなかったわけですけれども、後日計上されるとは思うのですけれども、どういった項目に入ってくるのか、教えていただきたいと思います。

答弁 土木課長 角田和彦(土木課長は2013年3月まで)

議案書の災害復旧工事費の中に含まれておりまして、明野ケ丘公園ほか1公園ということで計上してございます。

質問 5番 小島智恵

明野ケ丘公園のほうに一緒に入れているということですけれども、過去にもこういった浸水とか冠水被害起きていたと思います。過去には数百万円かかった時期、聞くところによると亓、六百万円かかったというふうに聞いたわけなのですけれども、やはり税金がかかって無駄な経費がかかるということもありますし、利用者の方にも使用できず迷惑をかけるということもあります。今回の答弁の中では土砂の除去を国に要請したり、实際に实施されているけれども解決に至っていない状況で、引き続き要請していくということですけれども、今後、十勝川の掘削整備進められているので、今後、その猿別川の水位上昇も抑えられるというような考えを持っているようですけれども、本当にその被害が出ないというふうに見てよいのか、また、ここのサーモンコースパークゴルフ場は今後とも維持していく方向性で考えておられるのか、お聞きいたします。

答弁 副町長 高橋平明(副町長は2015年3月まで)

河川敶の敶地内に当町パークゴルフ場と、それから札内川のゴルフ場を持っているわけですけれども、河川敶という性格上、やはり大雤の程度によっては浸水するということを見込んで設計をしている部分がございます。ですから、例えば常設物、構築物ですね、そういったものは設置できない、そういった状況もあって、あくまでも河川の敶地内ですから、川のはんらんは堤防でとめるという考え方に立っていますので、どうしても場合によっては大雤によって浸水するということもあり得るということを想定しながら利用をさせていただいているところでもあります。ただ、常時氾濫しているわけではありませんから、当然、河川敶地内の有効利用、これを町民に開放して利用していただこうということを目的にやっているわけです。おっしゃられるとおり、被害があったときには復旧費用として多額の金額がかかる場合ございますけれども、そういったことも念頭に入れてという言い方はおかしいかもしれませんけれども、ある程度の想定の中で、この河川敶地の有効利用のために使わせていただいているということもございます。十勝川の掘削作業につきましては、現在、豊頃の茂岩橋ぐらいまできているというふうに聞いています。この後、ずっと上流まで上がってきますので、それによって水の流れはかなり軽減されるというふうに考えています。ただ、これはあくまでも雤の状況によってどんな状態になるかわからないという場合もありますし、あるいはダムの放流によっても、一気に河川が増水するということも可能性としてありますので、あくまでも河川敶地内については、浸水被害が起こらないということは言い切れないというふうに考えているところでもあります。どうかその点をご理解いただければというふうに思います。

質問 5番 小島智恵

その災害復旧費、毎度、毎度かかるというのもちょっといかがなものかというふうに考えるところもあるのですけれども、次の5点目の質問に移りたいと思います。今回のその水難事故ですけれども、3点目に挙げた札内南地区の途別川沿いが現場に当たるかと思います。幼い子供の命が失われ本当に痛ましい事故でありました。十勝管内で見ると 2009 年、11 年と、立て続けに水難事故が起きている状況でありまして、何とか食いとめたい、そんな気持ちであります。新聞報道の方では河川管理者が道ということで、安全対策について協議したいというふうなコメントが載っておりましたけれども、その後、何か対策について進展があったのか、お伺いします。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

事故がありまして、すぐ河川管理者の方から、お話はありました。具体的な対応策ということではなくて、注意喚起を呼びかけることについての要請があったというところでございます。

質問 5番 小島智恵

ご答弁の中に柵を張りめぐらすことは現实的に困難というふうにおっしゃられていましたけども、例えば危険を知らせる看板の設置だとか、それだけでは 100%防げないわけなのですけども、町として何かこの安全対策を考えていないのか、お伺いします。

答弁 副町長 高橋平明(副町長は2015年3月まで)

河川の危険性をいかにして小さな子供に認識をしていただくか、これが大事なことだろうというふうに考えているとこであります。ですから、今般、保育所あるいは幼稚園、学校を通じて、子供たちに向けて、あわせて保護者に向けても、河川という場所が危険性をはらんだ場所であるということの認識を今回再確認していただこうという意味で、そういった意味の連絡会議等も行われているわけであります。有効な安全対策、例えば全くそこに近づけなくしてしまうのが一番安全ではあるのですけれども、それでは川という、生態系を含めた自然条件の中で生活をしていく上には必要なものではあるわけですから、そこがいかに危険性をはらんでいるのかという、そういった認識を家庭、家族、保護者ともども、考えていく機会にしたいというふうに考えているところでもあります。

質問 5番 小島智恵

やはりその危険性をきちんと子供たちに理解していただく、その体制は必要だと思います。地域で子供を守る体制も大事だと思いまして、公区の自主防災組織ですけれども、札内南地区でいうと、あかしや、泉町、文京、みずほなど挙げられると思うのですけれども、きちんとその自主防災組織は備わっているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

自主防災組織につきましては、あかしや南の1とか、南の2など、みずほ町だとかにはできております。ただ、自主防災組織と今回の水難の部分とはなかなかリンクしない組織づくりになっていますので、私どものほうとしては、各公区長さんを通しまして注意を喚起していくというようなことをお願いしているところでございます。

質問 5番 小島智恵

余りそのリンクしないということでしたけれども、保護者もちろんのこと、やはり地域で子供の安全を守っていく体制を、私はその体制は大事かなというふうに感じております。川の危険性に対しては、その認識を高めるために学校等で現在指導に当たっているかと思いますけれども、町内には川が至るところにあるわけですし、子供たちにもっと川の危険性を知ってもらう必要はあると思います。それで、具体的に体験を通して川の危険を知るなど、そういった体験を通しての何か学校教育の活動をやられているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 教育部長 佐藤昌親(教育部長は2012年12月まで)

学校を通しての水難事故の啓蒙と言いましょうか、対応のことというふうにとらえておりますが、例えば学校プールを使いまして、特にプールの使用時期が終わりに近づいたときにはよく服を着たまま、よく着衣と言いましょうか、着衣のままにプールの中に入って、服を着たときの体の動かし方が非常にふだんと、海水パンツとは全然違うと言いましょうか、そういうような経験をしていただくですとか、あるいはおぼれないための指導というのは、これは特に小学校を中心に今やっているところであります。具体的に一例を申しますと、ある町内の学校におきましては、6月ぐらいからは屋外での活動が活発になるという時期もありますから、この時期をとらえまして、实際に近くの川に行きまして、川の様子、さらには水流の深さだとか、危険性だとか、そういうことも指導するというようなこともやっております。さらには夏休みが近づきますと、私どもも教育委員会も学校を通してそういうとこの指導をするわけですけれども、それを受けまして学校でもキャンプですとか、川遊び、そういうことに対する指導というのも徹底をしているところでございます。そういうようなことの中で対応しているというのが現状にあります。以上でございます。

質問 5番 小島智恵

水難事故がこれ以上起きないように、できる限りのこと取り組んでいただきたいと思います。2点目の質問になりますけれども、節電7%以上の要請がかかっているということで、ご家庭では余計な電気を消したり、例えば冷蔵庫の設定を強から弱に変えたりとか、何とかできそうな部分あるのかなという気持ちになれると思うのですけれども、その一方で、電気が必要となる農工商すべての経済活動におきまして、かなり今回、影響あると思っております。特に節電が難しいと言われているのが、既にご承知と思いますけれども、農業だと思います。特に酪農が、もともと電気で動いているものがほとんどということもありまして、例えば搾乳機、バルククーラー、牛は暑さに弱いということもあり、暑さ対策で扇風機とかかける頻度があるということで、やれることとしては照明を減らすことぐらいしかできないというふうなことを酪農家の方は言っておりました。節電といっても、かなりの限界があるのではないかと感じております。また、ちょうど節電要請がかかっている7月下旪あたりから、小麦の乾燥施設では 24 時間フル稼働しなければならないですし、冷蔵倉庫では冷やすのに電気が必要になってくるわけであります。基幹産業、農業なわけですから、農業分野は節電7%はかなり難しいでしょうし、ましては計画停電を今やろうと、やるかどうかはわかりませんけれども、やるかもしれない、そんな状況でかなり無理がある。本当に計画停電が起こったら死活問題に発展するかもしれないということで、きちんと基幹産業、農業なわけですから、北電や国、道に対して、きちんと町から声を上げていくべきだと考えておりますが、これについてはどう思いますか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、農業にかかわっては大変重要な問題であるということで、先般の新聞報道にもありましたけれども、中央会あたりでも当然のことながら、今おっしゃられたように酪農、畜産、さらには小麦の時期を迎えるというようなことで、できないものはこれ当然できないということで進まざるを得ないのだろうと思いますし、我々も当然そういう立場の中で一緒になって行動をとっていきたいというふうに思います。

質問 5番 小島智恵

地元の声をきちんと上げていく姿勢、持ち続けていただきたいと思います。それで、泊原発3基とまっているわけですけれども、現在、水力、火力発電で賄っている状況かと思います。火力発電、今フル稼働しているかと思うのですけれども、化石燃料を調達しなければいけない、輸入に頼っていて心配があるということもありますし、余り火力発電に頼ると、今後、大気汚染や CO2 の増加など、そういった空気の汚染も心配される。また、火力発電のほとんどが老朽化が進んでいるようで、直近では苫東厚真の火力発電所が实際に海水漏れのトラブルが起こるなど、かなりトラブルが目立ってきております。本当に電力需給が大丈夫なのか心配なところであります。計画停電についてですけれども、仮に行うとしましたら、昨年、東電で实施した話でありますと、さきのご質問でご答弁にありましたけれども、信号機が消えて交通死亡事故が起きていたり、医療機器が使えなくなったり、工場が生産できなく、かなり混乱したというような状況であったと新聞報道に書かれてありました。命に直結する、そういった病院、診療所などの医療機関、もしくは老人ホームでは自家発電機など、そういったものを備えているのか、また何時間程度もつのか、もしおわかりでしたら教えていただければと思います。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

町内には老人ホームが1カ所ございます。こちらのほうにつきましては、非常用の発電機を有していると。非常用の発電機と申しますのは、非常灯の点灯、そういったようなところだけ対応できるような内容でありまして、それも2時間ぐらいのところはもつだろうというような状況でございます。もう一つ、老健施設が1カ所ありますけれども、ここも同じような非常用の発電機しか持っていないということでございます。病院につきましては、1カ所ありますけれども、ここは発電機が 16 時間作動する形になっておりまして、非常用の電灯と、それから人工呼吸器、こういった緊急装置についての稼働については対応できるというお話は聞いております。16 時間経ちますと、燃料が切れますと、燃料を補給すれば、さらに使えるという話は聞いております。北電のほうとも、この間お話をしたところですけれども、計画停電、東京のような全域が真っ暗になるというような形ではなくて、変圧器などの操作によって、そういう生命にかかわるようなところについては、何とか電気が通じるような形、こういったことも今検討しているということで、今月末までに、そういったようなところについての対応なども示していただけるのではないかなというふうに考えております。

質問 5番 小島智恵

あと、その給食センターにおきましては、自家発電機備えていないということですけれども、何か支障が出る可能性はないのか、また支障が出てしまった場合、どう対応を考えているのか、お伺いいたします。

答弁 教育部長 佐藤昌親(教育部長は2012年12月まで)

公共施設につきましては、特に外部の公共施設においてはほとんど自家発電がないという状況にあろうかと思います。ですから、これまでの経験値の中では、もちろんこういうような計画停電というようなことの認識もなかったわけでございますけれども、当初から設置したときには、そういうようなことも含めて発電機を設置したということでございません。ですから、今、計画停電が、その昼間の時間帯になってしまうと、私どもばかりではなくて、しかも給食センターばかりではなくて、いろいろなところに支障が出てまいります。もちろん私どもの給食センターも同じようなことにはなろうかというふうに思っております。

質問 5番 小島智恵

今回の泊原発3号機、とめている状態ですけれども、今まで原発に頼ってきた分、代替エネルギー確立がされていない状況でありまして、これから代替エネルギーへちょうど転換を図ろうとしている過渡期ではないかというふうに考えております。国にはもう尐し段階的に行っていただきたいという気持ちもあるのですけれども、やはり代替エネルギーが確立するまでの間、ある程度の原発稼働というのも必要になってくるのではないかという、これはあくまで私の考え、心構えではありますけれども、仮に今年の夏、乗り越えられたとします。しかしながら、その次は北海道では厳しい寒さが待っているわけでありますけれども、暖房等で電気の需要、夏よりも高まることが予想されます。万が一はそのエネルギー供給が安定的に行われなければ、本当に生命にかかわる問題になってくるわけですけれども、冬に向けて全道一丸となって取り組むということですけれども、町が今考えていること、北海道の冬を乗り越えるために考えていることがありましたら、お伺いいたします。

答弁 副町長 高橋平明(副町長は2015年3月まで)

先般の十勝の総合振興局の会議でも、やはり夏の電力不足よりは、北海道としては冬の電力がどうなるのだろうということが一番気になっているところであります。北電及び経済産業省の職員の説明によりますと足りない、間違いなく足りない、例年に比べて間違いなく足りないのははっきりしています。ただ、これを補うためにどのような努力をするのか、それとさらに節電対策を求めるのか、そういったことは一切まだ決まっていないと。この夏の7%の節電対策をとりあえず乗り切るのが先決問題であると。さらに原発の再稼働についても、これはあくまでもやるともやらないとも言えないと言っているところであります。こんな状況でありますので、今、町が冬に向けての節電といいますか、エネルギーをどうするかということに、当然まだ国も発表していないし、町がどうこうという段階ではないですね。あくまでも、ですから今は国なり北電なり道なりの動向を注視していこうという段階であるというふうに認識をしているところであります。

質問 5番 小島智恵

3点目の太陽光発電の方に移りたいと思いますが、ご家庭での関心も高いということで大変普及しているような状況であるというふうに思っております。企業誘致にも成功しているようですし、大変ありがたいことだなというふうに思っております。ただ、まだ太陽光発電と言いましても発電効率が悪かったり、曇りや雤、夜には発電ができなかったりすると。ご家庭の電力を賄う程度は可能だけれども、企業や工場などの規模が大きくなるとなかなか賄うのは難しいという状況ではなかろうかと考えているところであります。本町では日照時間が長いという利点があるのですけれども、太陽光メガソーラーの適地としてなっておりますが、ほかに再生可能エネルギー、代替エネルギーとしてなり得るものを町として何か考えていることがありましたら、教えていただきたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃられるいわゆるバイオ関係もそうですし、風力はちょっと我が町ではないのかなというふうに思っていますけれども、これは我が町のみならず十勝全体でもいろいろなことが今考えられておりますけれども、いずれもまだ具体的にはなったものはありません。もちろんバイオプラントで、先ほど言いましたように鹿追町がやっている、今、大樹町で新たな計画がある、そういったことが今これから進んで行くのでしょうけれども、それ以外となりますと今の状況では考えられるものはないのかなというふうに思っていますけれども、これらもいろんな方策を、これ先ほども言いましたように代替エネルギーに変わっていく過渡期ということからすれば、研究はしていかなければならないのだろうというふうに思っております。

質問 5番 小島智恵

バイオガスプラントですけれども、家畜ふん尿を利活用した発電ということですけれども、鹿追町では既に事例があるということで、余剰分の電力は売電されているそうです。それで、さらに2例目をつくろうとしているところであるというふうに情報を得ているわけです。本町としても調査・研究、今後進めていただきたいと思っております。あと再生可能エネルギーいろいろあるのですけれども、全国的に河川を利用しての中小水力発電を行っているところがあるのですけれども、これについてまずどうかと。また、住民の方から札内川ダム、幕別ダムといった、用途は農業用水に当たるのですけど、これを発電に利用できないものか、その声がありましたので、これについてお伺いします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

確かに札内川多目的ダムということですけれども、私自身は今のところそういう話は聞いたことはありませんし、それほど研究が進んでいるやにも思っておりません。特に幕別ダムについては、まずちょっと難しいのではないかなというふうには思っておりますけれども、これもどの程度のことができるのか、先ほど言われました小規模水力発電の部類に匹敵できる部分があるのかどうかわかりませんけれども、先ほど来申し上げましたように、いろんなことがこれから調査・研究していくことは可能性としては出てくるのだろうというふうには思っております。

質問 5番 小島智恵

これから調査・研究していただいて、代替エネルギーとなるものをいろいろと開発・普及していただきたいと思います。終わりになりますが、この電力の問題、原発の再稼働につきましては、ことしの冬、そして今後の展望も視野に入れていただいて、本当の意味で町民の皆様、また道と一体と取り組むということでしたので、道民の皆様の生命財産を守っていけるような町行政であっていただきたいと、そう強く願いまして私の質問を終わらせていただきます。

出典:幕別町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月12日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる