幕別町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月17日
高齢者に優しいまちづくりを
2010年6月17日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「高齢者に優しいまちづくりを」について質問し、町長 岡田和夫、土木課長 角田和彦、建設部長 高橋政雄、保健課長 境谷美智子、民生部長 菅好弘が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、土木課長 角田和彦、建設部長 高橋政雄、保健課長 境谷美智子、民生部長 菅好弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 野原恵子
通告に従いまして、次の質問を行います。高齢者に優しいまちづくりを。日本は世界一の長寿国であり、2003 年には日本人の平均寿命が 82 歳にまで伸び、2012 年度には4人に1人が 65 歳以上の高齢者となるのは確实と言われています。「元気なままで年を重ねたい」とだれでもが望んでいますが、体力の衰えに不安を抱えながら暮らしています。幕別町でも年々高齢化率が上がり、2009 年 10 月現在では 24.4%となり、4人に1人が 65 歳以上の高齢者となっています。特に本町地域は 32.3%、忠類地域では 30%と高率になっています。各地域の住民から、買い物に行って荷物が重くて歩くのが大変でタクシーを利用している、また通院には娘や孫が連れていってくれるけれども、仕事をしているのでいつも頼むわけにはいかない、利用できる制度がないのだろうか。また健康維持のために散歩をしているが、歩道が整備されていないので、転倒したらと思うと不安になる、このような高齢者の不安の声が寄せられています。各地域の状況を分析し、将来を見据え、高齢者が健康で安心して暮らせるまちづくりを進めていくことが急がれます。したがいまして、次の点について伺います。①将来の高齢化率の予測は。本町地域、札内地域、忠類地域。②歩道のバリアフリー化に向けた計画は。③医療機関、公共施設、金融機関、買い物などの交通手段の手だてをどのように講じていくのか。④高齢者を支えるネットワークづくりを。⑤高齢者に配慮した交通マナーの啓発を。⑥高齢化社会を見据えた総合的なまちづくりをです。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。高齢者に優しいまちづくりについてであります。昨日の中野議員並びに堀川議員のご質問に対する答弁の中でも申し上げましたように、本町における平成 22 年3月末の高齢化率は 24.65%と、4人に1人が 65 歳以上という状況になりました。ご質問の要旨にもありますように、高齢者が健康で安心して暮らせるまちづくりが求められていることにつきましては、意を同じくするものであります。ご質問の1点目、将来の高齢化率の予測についてであります。地域別に申し上げますが、地域の居住者の性質上、ご質問いただきました三つの地域に加えて、旧幕別地域の農村地区を一つの地域としてお答えをさせていただきます。初めに、本年3月末現在の状況を申し上げます。幕別市街地区は 4,389 人中 1,408 人が 65 歳以上で高齢化率 32.08%、札内市街地区は1万 7,566 人中 3,543 人で 20.17%、幕別の農村地区は 3,673 人中1,263 人で 34.39%、忠類地区は 1,710 人中 526 人で 30.76%、幕別町全体では2万 7,338 人中 6,740人が 65 歳以上で、高齢化率 24.65%となっております。次に、将来予測についてであります。平成 18 年3月末からの過去4年間の高齢化率の推移は、幕別市街地区が4年間の平均で毎年 1.07 ポイント、札内市街地区は 0.61 ポイント、幕別農村地区は 0.53ポイント、忠類地区は 0.64 ポイント、幕別町全体では 0.61 ポイントずつ1年間で上昇しております。出生者数の大きな増加が見込めない中にあって、幕別市街地区と忠類地区においては、若年層の新たな転入が得られない状況が継続する場合には、高齢化率はより加速度的に上昇していくものと予測いたしているところであります。ご質問の2点目、歩道のバリアフリー化に向けた計画についてであります。近年、特に高齢者や身体障害者の自立した日常生活や社会生活を確保することの重要性が増大しているものと考えているところであります。国では、平成 18 年に「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」、いわゆるバリアフリー新法を制定いたしました。本町におきましては、この法に基づき、幅員2メートル以上の歩道を有する街路等の歩道勾配の緩和や縁石の段差解消などの整備を行っているほか、過去に整備を行った基準に適合しない交差点部分の改修を進めているところであり、今後も計画的に整備を行ってまいりたいと考えております。ご質問の3点目、医療機関等への交通手段の手だてについてであります。現在、外出支援サービスとして、ワゴン車、リフト車を運行し、公共の交通機関の利用が困難な 65歳以上の高齢者並びに身体に障害がある方に対し、介護保険補完事業として送迎を实施いたしているところであります。1人2カ月に5回までとして、通院、買い物等に利用していただいておりますが、平成 21 年度实績から見ますと、152 人の方が延べ 1,697 回の利用をいただいております。利用状況で申し上げますと、年間 10 回以下の利用の方が 82 人、10 から 20 回以下の方が 48 人、20 から 30 回以下の方が 22 人となっております。この事業は介護保険の補完事業としての位置づけであり、一般高齢者に対する施策ではないことからも、早急の対忚策の検討が必要であることは認識いたしており、今後、先進自治体の例を参考に検討させていたただきたいと考えております。ご質問の4点目、高齢者を支えるネットワークづくりについてであります。核家族化の進行により、かつての伝統的な家族や地域での相互扶助機能は低下し、地域住民のつながりの希薄化、価値観の多様化など住民意識の変化とともに、地域社会が大きく変化してきています。しかしながら、高齢になっても住みなれた地域でいつまでも安心した生活を送りたい、このことは多くの人たちが望んでいるところでもあります。これまでは住民、事業者、町がそれぞれ独自に地域福祉活動を推進してきましたが、サービスニーズの多様化に対忚するためには、それぞれが独自の活動を实施するのではなく、それぞれが持つ活動の特質を発揮するために、役割を明確にした上で連携と協働により实施することが重要であると認識いたしているところであります。昨日もお話し申し上げましたけれども、現在策定中の幕別町地域福祉計画でも重要な施策として位置づけいたしているところであります。幕別町地域福祉計画の策定後に、幕別町社会福祉協議会が策定する地域福祉实践計画は、幕別町地域福祉計画の行動計画として連動する重要な計画でありますことから、社会福祉協議会を初め地域住民、ボランティア団体、NPO、民生委員、児童委員等と連携・協力体制を強化してネットワークづくりを進めてまいりたいと考えております。ご質問の5点目、高齢者に配慮した交通マナーの啓発についてであります。高齢者は一般的に年齢を重ねるにつれて、視力、聴力、運動能力などの身体機能が衰えてくるとともに、周囲に対する注意力も低下してくる傾向がありますので、高齢者が車を運転するときや歩行者として外出するときなどにおきまして、交通事故等に遭遇する危険性が高くなります。悲惨な結果をもたらす交通事故等を減尐させて、高齢者の皆さんが安全・安心で快適な日常生活を過ごせるようにするためには、高齢者自身の自覚と一般の皆さん方の配かわる慮が必要不可欠であると認識いたしております。町といたしましては、警察署並びに町民皆さんのご協力をいただきながら、これまでの間、幾つかの高齢者に配慮した交通安全啓発事業に取り組んできたところであります。一つには、高齢者の皆さん一人一人が交通安全に対する自覚を高めることが重要であるという観点から、単位老人クラブごとに交通安全推進員を設置していただき、その方々をリーダーとして啓蒙活動の推進に努めていただいているところであります。二つ目といたしましては、幕別町老人クラブ連合会が主催する交通安全大会などにおきまして、交通防災を所管する町職員が講師となり、高齢者の車の運転における留意点などのお話をし、交通安全の啓発に努めております。三つ目といたしましては、春、夏、秋、それぞれ交通安全運動におきまして、幅広く町民の皆さんのご協力をいただきながら、一般のドライバーに対して安全運転の励行及び高齢者等への思いやりなどを呼びかけているところであります。四つ目は、幕別町生活安全推進協議会と連携を図り、年2回発行いたしております生活安全だよりの中で、道路交通法の改正点に係るポイントや事故防止に向けた留意事項などに関して、啓蒙に努めているところであります。このほかにも、交通安全指導員が日々の活動の中で高齢者の歩行に気配りをしていることや、一般のドライバーが高齢運転者マークの車に配慮することなどの取り組みを行っております。町といたしましては、今後も高齢者自身の意識の向上及び一般の皆さんの高齢者に対する配慮などの啓発に努めてまいりたいと考えております。ご質問の6点目、高齢化社会を見据えた総合的なまちづくりについてであります。高齢者の保健福祉を社会で支える福祉文化の確立は、若年者を含めた社会の全構成員の共同の責任であるとともに、高齢者みずからの自己決定、自己選択、自己表現、自己实現によって成就されていくものと考えております。介護保険を通した介護の社会化、住民主導による福祉の市民化により、住みなれた地域社会の中で、すべての住民が毎日の生活を穏やかに暮らしていくことができ、人生の最後まで個人の人格の尊厳を全うできる社会基盤の創造が必要と考えております。具体的には、介護保険制度、介護保険補完事業、高齢者医療制度、高齢者保健予防及び健康増進事業等、それぞれの事業を一貫した体系のもとに充实させることが必要であると考えており、その实現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。また、社会資本の整備の面におきましても、高齢者や障害を持つ人たちに優しいまちづくりの視点がより一層求められていると考えておりますので、そうした視点を行政運営の理念の一つに備え、取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上で、野原議員へのご質問の答弁とさせていただきます。
再質問 7番 野原恵子
それでは、再質問させていただきます。まず、歩道のバリアフリー化に向けた計画についてですが、ここにはバリアフリー新法を制定されたということですが、それで改修を今進めているというところですというお答えをいただきましたが、この改修は優先順位はどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。
答弁 土木課長 角田和彦(土木課長は2013年3月まで)
優先順位につきましては、本来であれば歩行者空間ネットワーク等を考慮いたしまして、各種公共施設ですとか、病院ですとか、そういった結ぶ動線を本来は計画的にやらなければならないというふうには考えているところなのですけれども、現在そういう計画がまだできておりませんので、札内で言うと例えば号線ごとに都市計画街路が整備されておりまして、そういったまずメーンになる街路同士の交差点の部分の縁石低下やなんかがそれなりにできているのかどうか、そういった部分を確認しながら、現在は大体、例えば街路同士の号線ごと、550 メーター置きにほぼ都市計画街路が配置されておりますけれども、そういった部分についてはほぼ、厳密に言うと新バリアフリー法にのっとった形ではないですけれども、ある程度準じた形でできておりますので、現在については、その号線間にある補助幹線的な道路と、それから号線の交差点部分、そういった部分がどうなのかというところを見直しまして、合致していない部分について改修を進めるという形と、それからあとは新しくつくる道路についてはそれなりの形で、準じた形で道路を整備すると、そういった形で整備を進めております。
再質問 7番 野原恵子
今、1番目に各地域の高齢化率をお聞きいたしました。そういう中で、高齢化率の高いのは幕別の農村地域、それと幕別の市街地、そして忠類地域というふうになっておりますが、やはり高齢化率の高い順、そういうところ、それから今、前段に答弁いただきましたけれども、公共施設、介護施設、そういうところを優先的にバリアフリー化をしていくべきではないかというふうに思います。そういう場合には、やはり高齢者の目線に立って、高齢者がどういうところで、同じ歩道を整備していく、バリアフリー化にしていく、そういう場合でもどこが一番困難なのか、そういうところもしっかり意見を聞きながら進めていくことが必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃるとおり、それぞれ高齢化の率の高いところあるいは高齢者の多いところを優先する、それも一つの考え方だと思いますし、特によく割と聞かされるのは、忠類地区なんかは自動、何ていうのですか、自動で二輪車でないですけれども、自動車で歩道を通られるというようなことで、非常に歩道を活用するといいますか、利用する人が多いというような、こういったところは、今言ったように優先的に整備していくというようなことは当然必要なことなのだろうというふうに思いますし、今言ったそういう人が利用する歩道あるいは多くの方が利用する歩道の整備、そういったことを優先といいますか、全体の中で考えながら整備していくことは、これからも必要であろうというふうに思っております。
再質問 7番 野原恵子
それでは、課長さんでしょうか、今お答えいただいたのですが、そういう計画もあるけれども、今、札内地域などの計画をして進めていくというお答えでしたね。それに対して、私、今、町長にお答えいただいたように、そういうふうに進めていくべきではないかということで、町長、そんなふうにお答えいただいたのですが、それでは高齢化率の高い地域のところを、優先的にバリアフリー化をこれからも計画の中に入れていくということでよろしいのでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃられたように、高齢者の方が多い、結局は利用する頻度の高いところを優先して整備していくと、これは当然だろうと思いますけれども、また一方では計画の中でそれらを含めた中で、計画どおり、あるいは計画をローリングしながら整備をしていくということが大切だろうというふうに思っておりますので、おっしゃられたこともそうですし、町が計画していることも含めながら、これからも整備に当たっていきたいというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
わかりました。それと、高齢者の方からよく要望が出されるのですけれども、歩いて買い物に行ったりだとか、散歩に行ったりだとかとする場合には、大体、高齢 80 歳ぐらいになりますと、100 メートル、200 メートルが歩くのが限界だという声も聞かれるのです。そういう場合には、歩道のところにベンチだとか、日陰ですとか、そういうものがあると、歩くのにも、散歩やなんかにも健康維持にもいいという、そういう要望も出されているのですけれども、ベンチやなんかの考え方、それから日陰をどうつくっていくのか、そういうようなところもお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)
歩道の中にベンチですとか日陰ですとかという話なのですけれども、現实は歩道の中に設置する町なかの整備、本当の町なかの商店の周りですとか、そういうところでいった場合には、そういうスペースをつくって道路の構造物の一つとして整備することも可能なのですけれども、団地からつながってくる道路やなんかにその基準は現在のところございません。それで、ベンチを置くということも必要なことかとは思いますけれども、いろいろ管理上の問題もありますし、今言われるような方につきましては、言ってみれば押し車の中のベンチを兼ねたものを利用していただくとか、日陰の部分については、町の公共の中で整備するというのはちょっと難しい状況なのかなというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
そういう要望もあるということを押さえておいていただきたいと思います。それでは次に、医療機関と交通手段の手だてということですが、今お答えの中で外出支援サービス、こういう制度もありますということで利用状況も答えていただいております。こういう中で一つ、利用したいけれども利用できないという方の声の中で、現役で働いている子供さんとそれと高齢者、外出支援サービスを利用したいというお年寄りと家族でいる場合には、働いている方がいるということで利用できないのです。それで、实際に家族の方が働いていると、利用したくても、病院に行くですとか、そういうのを利用できないということで、そういう高齢者の方にもこの外出支援サービス、利用する手だてはできないのでしょうか。その点、お聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今、ご質問いただいたのは、介護保険の認定を受けている方、受けていない方。
再質問 7番 野原恵子
受けていない方。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
これ先ほども答弁で申し上げましたように、あくまでも介護保険の補完事業なものですから、介護保険の認定を受けている方がこの対象ということで、そうでない一般の高齢者の方が实はこの外出支援の対象にはなっていない、この点が非常に今、野原議員さんおっしゃるように、住民の方々からすると、我々も外出支援のときに使いたい、利用させていただきたいという要望があるわけで、これらが今これからの我々にとっては大きな課題であるということは、先ほども申し上げたわけでありまして、他町村の事例なんかもこれから研究していかなければならないのでなかろうかということも思っておりますけれども、今の状況の中では、一般の方がこの外出支援サービスの利用を受けるということにはなっていないのが状況であります。
再質問 7番 野原恵子
この外出支援サービスは、介護保険の認定を受けている方で、それで家族がいる方の場合は利用できないということなのでしょうか。家族のいる方も利用できるということなのか、その辺はっきりお答え願います。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
申しわけありません。外出支援サービスについては、介護保険の補完事業ということで、介護保険の認定がということではないです。要綱を定めまして、だれでも使えるという形では物理上無理なものですから、要綱を定めた上で、リフト車につきましては、65 歳以上の方で1級、2級の身体障害のある方ですとか、それから独居の方とか、通常のワゴン車の利用の場合には、65 歳以上のひとり暮らしの高齢者または 65 歳以上の高齢者のみの世帯に限るという要綱を設けさせていただいております。今、議員からお話があったように、家族と同居の方については、申請があったときに、その要件についてはお話しさせていただいて、例えば月の頻度ですとか、通院の頻度ですとか、あとそのご一緒にお住まいになられている家族の方の就労状況とかを考えて、本当に实際に通院の手だてが無理だという方については、全く受け入れていないという状態では今ありません。ただ、それは広く一般に標榜して、だれでもいいよということにはちょっと物理的に無理なものですから、一件一件は検討させていただいております。現实、現在、同居の世帯でも、数件ですけれども、このサービスを活用させていただいているケースがあります。
再質問 7番 野原恵子
それでは、同居の家族がいても、その状況に忚じては、この外出支援サービス、利用できますよということでよろしいのですね。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
非常に言い方が難しいと思うのですが、いいですよというほどの拡大ができるほど、現在、1人の回数ですとか、あと車の2台の運用の中では、広く一般に大丈夫ですよという標榜できる形ではなく、あくまでも要綱上は、ここに書いてある要綱の中でというふうに押さえていただきたいと思っています。
再質問 7番 野原恵子
それでは、その要望が非常に高齢者から、家族のいる場合にはこの制度を利用したくともできない、働きに行っていたら送迎をしてもらいたくてもできない、利用したいという声が多いのです。ですから、そこのところの拡充はできないのでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
この制度につきましては、今、お話しいたしましたように、道の補助基準というのがまず一つあります。そして、それに基づいて町が要綱を定めているという形で進めている事業であります。それでいきますと、現状では回数的に、町長のほうでも答弁の中で申し上げましたけれども、1年間に 1,697 件というたくさんの利用をいただいているという中でいくと、それを踏み越えて拡大をしていくということは、現状では非常に難しいのかなという判断をしております。
再質問 7番 野原恵子
現状はわかりましたが、町民の高齢者の現状もあるわけです。ですから、そういう要望が高齢者からも多数出ているということであれば、ぜひこれは検討をしていただいて、家族の方で働いていて送迎がなかなかできない、そういう状況の人にはぜひこの制度を利用できるような手だてを講じていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども言いましたように、一般の方がこうした支援サービスの利用を受けるようにするためには、今言ったようないわゆる施設といいますか、車の増車ですとか人的な配置だとか、そういったことが当然必要になってくるわけですから、それらをどの程度まで広げていくことができるのか、これ答弁でも申し上げましたように、今後、先進地の事例なども参考にしながら、多くの方が利用できるような方向に向けて、検討をこれからも進めていきたいということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
一般の方ではなくて、同じようにひとり暮らしでこの外出支援サービスを受けているお年寄りがいます。同じような状況で利用している方と、家族がいるからといって利用できない人がいる。高齢者の状況は同じなのです。働いている家族がいるから利用できないという人も対象にできないかという質問です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
ですから、それらも含めて、今、検討していくということで、これからますますそういった対象者の方がふえてくる時代だと思いますので、私は一般と言ったのは、障害とかそういうことでなくて、現实にひとり暮らしで困っているような方々についても、今後はそういう要望はきっと出てくる時代になってくるのだろうと。そういったことも含めた中で、これから検討していくことが必要であろうというふうに申し上げているわけです。
再質問 7番 野原恵子
それともう一つお答えの中で、この外出支援サービスは一般高齢者に対する施策ではないと。早急に対忚策が必要だと考えているというお答えがあります。それでは、これにかわるような対忚策、これをどのように考えているのでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
そのことをこれから検討させていただきたいということで答弁書に書いたわけですけれども、いろんなことをこれからも考えられることもあろうかと思いますし、ご提言もあるのかもしれませんけれども、そういったことを踏まえて検討させていただきたい。
再質問 7番 野原恵子
それでは、住民から要望が多いのは、コミバスですとか、そういうものをつくることが施策としてはできないかということなのです。病院に通うですとか、それから公共施設に通うですとか、それとやっぱり今一番困難を抱えている、介護保険制度はまだ利用できない健常者、そのはざまにいる人たちは、やはり自分で買い物に行きたいという要望があるのですけれども、先ほどお話ししましたように、100 メートル、200 メートル歩くのが精いっぱい、だけれども自分のことは自分でできる、そういう人たちが買い物に行くときに、本当に困難だ、重いものを抱えて歩くのは大変だという要望もありまして、地域を走るコミュニティバスですとか、そういうものの手だてをとれないだろうかという要望もあるのですが、その点は計画は、その中の一つとして考えられないのでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
コミュニティバスの関係については、ご案内のように3月議会の中で一定の方向を出して、当面は見合わすというようなことでありました。ただ、その後もほかの町村なんかを見ますと、現实に試行しているようなこともあって、これは例えば前回の試行では、幕別-札内間を通して1路線で走ると、停車場が多くて乗っている時間が長くて云々というようなこともあったのですけれども、これを逆にして、幕別なら幕別だけ、札内は札内だけの運行することによっては、それではどうなのかというようなことも考えられるのでないかというようなことも内部でも話をしているものですから、コミュニティバスも一忚の結論としては方向性は出したのですけれども、それらも含めながらさらに検討をすることも必要でないかというふうに思いますし、もう一つはこの今言う在宅支援サービスを広く拡大することによって、そういった交通弱者と言われる人たちの支援に回すことができないかどうかと。それらも含めながら、先ほど申し上げましたように、これも検討を進めてまいりたいというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
私、このコミュニティバスの運行をしている各地域の状況を、成功しているところ、どういう形をとって成功しているのかということをちょっと調べてみました。それで、その成功しているところでは、どういうことをしてこのコミュニティバスが地域の要望に合って運行されているのかということなのですが、その中では次のようなことが成功例として言われているのですが、まず目的が明確であること、どうしたらみんなが喜ぶバスになるのか十分に検討されている、論議されているということです。それから、住民が主体となって論議を重ねて取り組んできている。その運営にも住民が参加しているということなのです。これは、ここで言えば高齢者がどういう要望があるかということもつかむということが大事だと思います。それと、随時、運行について評価が行われ、その都度問題点が改善されている。その運行していく中で問題点が出たときに、その都度改善しているということです。そして、このコミバスを活用して、町の活性化をどのようにしていくか、そういうことも検討しているということです。それと、本当に困っている人たち、利用したい人たちが中心になって考えていくということです。そういうものが住民にどういうふうな運行をされますよとか、そのバスの地図ですとか運行時間だとか、そういうものが事前に配布されて利用されやすいようになっているという、そういうことが積み重ねの中で成功しているということなのです。ですから、そういうものを計画している場合には、やはりそういう、今言ったように利用している人たちの意見を十分に組み込んで運行していく、そういう計画も必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今、コミバスにかかわって他町村の事例と、あるいは成功している事例というお話を聞きました。私どもの場合、先ほども言いましたように、コミバスを即やるとか、何をやるとかということではなくて、全体的な足の確保というようなことで、これから十分検討をさせていただきたいというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
わかりました。それともう一つ、提言というか、考えていただきたいと思うのですが、今、コミバスだけではなくて、何か横文字なのですが、デマンドタイプバスといいまして、これ欧米ですごく地域の活性化につながっているというのですけれども、運行時間を決めて、それで何時から何時まで、何時に出発して帰る時間は何時ですよというふうに決めておいて、運行ルートは自在にするですとか、そういういろいろなタイプのバスの運行が、今、過疎地域ですとか、そういうところで試行錯誤しながら高齢者のニーズ、それから地域の活性化に合ったバスの運行がされているということも事例の中にありますので、そういうものを研究して、やはり幕別町も地域によって高齢化率が違いますから、そういう運行の仕方。それから、必ずしも大きいバスではなくて、ジャンボタクシー規模の小さな、そういう車も利用しまして地域を小回りして運行する、そういういろんな方法を検討しながら、地域の要望に合った交通機関の整備ということも必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今言われた横文字のやつはよくわかりませんけれども、ご提言をいただいたということで、ぜひまた担当のほうにもそういうお話をしていただければありがたいなと思いますので、検討をさせていただきたいと思います。
再質問 7番 野原恵子
それでは、高齢者を支えるネットワークづくりなのですが、これはやはりここの中では幕別町地域福祉計画、前段の2人の議員の中でもお答えいただいておりますけれども、こういう中で進めていくということのお答えをいただいております。こういう中で、やはりいろんな役割の方がいらっしゃいますね。地域住民、ボランティア、NPO、民生委員、お答えいただいています。そういう中で、一番住民の方に広く知れ渡っているのが、地域の民生委員の方がずっと長く活動をされていますので、本当に民生委員の方、ご苦労されてその仕事をされていると思うのです。ですけれども、住民の中には、若いときに、元気なときには気がつかなかったのだけれども、实際にひとり暮らしになってみたときに、どこに、一番先には福祉係とかそういうところに連絡すればいいのでしょうけれども、そこまではちょっと相談できないけれども、民生委員にちょっと相談したいなと思うときがあると。そういうときには、自分の地域にどういう人が民生委員としているのか、ちょっとわからないのですと言うのです。お知らせには書いてあるのですが、字が小さくてなかなかわからない。1回お知らせに来たら、そのままどこかにしまってしまうということもありまして、そこの地域にかかわる民生委員の名前をちょっと大き目に書いてもらって届けてもらうと、相談事やなんかもしやすいのですということもありましたので、そういう工夫も必要ではないかというふうに考えております。確かに、民生委員の方の仕事も大変なのだということはわかっていますが、そういう手だても必要ではないかなというふうに思いますので、ひとつ改善として考えられないかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
ただいまの民生委員さんの周知の関係でございますけれども、今、ご指摘にありましたように、民生委員さんがなかなかわからないと、そういうこともあります。そういうことでは、いろんな機会に民生委員さんに顔を出していただいたり、行事などに参加をしていただいたりということで、できるだけ地域の人たちにご理解をいただけるようにお願いをしているところなのですけれども、これからまた周知に当たりましては、いろいろと考えてやっていきたいというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
それで、私は、民生委員の名前はどうですよと、こういう小さいカードがあるのですね、国で出した。あれではちょっと字が小さ過ぎてわからないので、もしそういう手だてを講じるのであれば、高齢者にもわかるようなちょっと字の大き目に、そして相談事も、あのカードは若い世代の悩み事、きょう持ってくるのを忘れてしまったのですが、そういうことしか書いていないのですが、これから高齢化社会に向かっては、高齢者の要望にもこたえられます、そういう相談事も答えることができますという、相談の取り次ぎなのですけれども、そういうこともちょっと書いて届けますと、何か困ったときにも相談できるかなと思いますので、そういう改善もあわせてお願いしたいなと思います。次に、交通マナーの啓発ということなのですが、お答えは高齢者に対するこの啓発を何点かされているということなのですが、私がちょっとこの質問の中に一つ細かく書けばよかったのですけれども、若い世代の交通マナーなのです。高齢者の方には運転マナー、安全運転などいろいろされているということなのですが、若い方は高齢者の特質というのがわからない部分があると思うのです。それで、高齢者がどういう状況で地域を歩いているか、そういうようなことも事業所とか、そういうところで交通安全、高齢者に対する手だてとか、そういう講習なんかも必要ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
若い人といいますか、高齢者以外の運転者が、高齢者に配慮した交通マナーをということで、これは当たり前と言えば当たり前のことなのでしょうけれども、その一つが先ほど言いましたように高齢者の方についてはマークをつけて走っていらっしゃるわけですから、後ろから行けば、ああ、高齢者の方が今運転しているのだな、それに対する配慮、これはマナーとして当然のことだろうというふうに思いますし、前に高齢者の方が歩いているような場合は、ひょっとしたら飛び出してくるのでないかというようなことを注意しながら運転する、こういったことは我々もそういった交通安全教审ですとか、あるいは女性ドライバー友の会ですとか、あるいはみずからもちろん3年か5年に1回は免許の更新のところでもそうしたことは講習として受けているのでしょうし、それ以外にも今お話ありましたように、職場なんかでの講習会等に担当が行ってお話をさせていただいている機会もありますし、交通安全大会なんかでは警察署の人がみずから来て説明をしていると。先日の建設業協会でやられた安全大会なんかにも、毎年、警察署からも来て、交通安全についてのお話をされている、そういったことも含めながら、我々も機会あるごとにそういったことについての周知をこれからも進めていきたいというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
最後になりますけれども、総合的なまちづくりということの高齢化社会に向けてということなのですけれども、先ほどもこの地域福祉計画というものがつくられまして、そういう中でこれからも進めていくと思うのですけれども、今、高齢化社会が進むとずっと言われてきておりますけれども、それでは具体的にどういうふうにこの幕別のまちづくりの中に、高齢化社会に向けての施策が進んできたのか、そこが問われてくるのではないかと思います。これから進めていくというお答えではあるのですけれども、ずっと高齢化社会が来ると言われていますよね。順次、進めてきてはいると思うのですが、それが余り目に見えてこない。例えば除雪の問題にしても、高齢者からいろいろ要望が出されてはいるのですけれども、本当に小さいことなのですけれども、玄関から外に出るのに雪かきが大変だ、いつも意見は出されているのですけれども、そういうことも具体的に解決していくことが、高齢化社会に向かっていく手だてだというふうに私は思うのです。ですから、今後のこのまちづくりの中で、そういうものをきちっと見据えた計画を進めていくという、そういうまちづくりの基本の中に、これから高齢化社会になっていくのだということをしっかり位置づけてまちづくりを進めていくべきではないかと考えるのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
高齢者社会になって、先ほどもちょっと具体的にはいわゆる社会保障の充实というようなことも当然求められてくるでしょうし、高齢者の人が安心・安全で生活できるための社会資本の整備といったことも当然求められてくる。さらには、高齢者自身みずからが生きがいを持って生活できるような体制づくり。いろんなことがやはり高齢化社会の中では必要があり、あるいはまた高齢者の皆さんが、地域住民が求めてくるものがあるのだろうというふうに思います。ですから、私どもは、先ほども言いましたけれども、行政を進める中ではそういったことを絶えず理念として持ちながら、いろんなそれぞれの持ち場で、そうした理念の中でまちづくりを進めることが私は大事なことなのだろうというふうに思っております。それが、先ほどの地域福祉計画のような中で一体的に進められれば、なお効率が上がっていくのかなと。そしてまた、大きな問題としては、高齢者の皆さんみずからが参加していただけるような体制をぜひこれからもつくるべく、あるいは行政として担うべき役割を果たしていきたいというふうに思います。
再質問 7番 野原恵子
終わります。