みんなの議会

幕別町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月10日

介護認定と高齢者の生活実態把握について

2009年9月10日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「介護認定と高齢者の生活実態把握について」質問し、町長 岡田和夫、保健課長 羽磨知成、民生部長 新屋敷清志が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、保健課長 羽磨知成、民生部長 新屋敷清志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 野原恵子

通告に従いまして、2点について質問いたします。1、介護認定と高齢者の生活実態把握について。介護保険は、今年4月に発足から10年目を迎えました。介護の現場は深刻な人手不足で、ホームヘルパーを派遣する訪問介護事業所の閉鎖や、特養ホーム開設延期、一部のベッドを閉鎖するなど珍しくない状態です。また家庭の介護などを理由に離職する人も増え、家族介護の負担は非常に重くなっています。今年4月に介護保険は、保険料、介護報酬、事業計画などが見直しされました。しかし浮き彫りになったのは、一つは高齢化の進行で利用者が増えたり、介護報酬の引き上げで労働条件の改善をはかろうとすると、低所得者まで含めて保険料や利用料が値上げになってしまう、介護保険の抱える大きな矛盾となって表れています。また、要介護認定は、介護保険を利用するために必要であり、利用できる介護の内容や、限度額を決めるものですが、これまでも利用者の家族構成、住宅事情、経済条件等は一切考慮されず、心身の状態についても認知症の人などは、実態が反映されていないと批判が多くあります。4月の介護認定の見直しで、調査項目は14項目削減され、74項目となり、調査内容変更、コンピュータによる一時判定で、軽度に判定されるなどで、状態は変化がないのに、要介護度が低くなってしまい、これまでの介護が受けられなくなったという声も上がっています。また、高齢化が進み、高齢者の介護に関しては老老介護は一般化され、認知症どうしの認認介護が新たに浮き彫りになり、高齢者の生活実態の中には極めて困難な状況も生まれております。従いまして、次の点について伺います。① 要介護認定の改正により、経過措置の対象とされた利用者の人数とその後の対応は。② 要支援、非該当とされた利用者の人数は。③ 制度見直しに関わり、審査会ではどのような意見がだされるのか。④ 国に対し、現場の専門家の判断で適正な介護を提供できるよう、介護認定制度の廃止を求めていくこと。⑤ 老老介護、認知症どうしの介護が深刻化しているが高齢者の生活実態をどのように行っているのか、またその対策について伺います。2、細菌性髄膜炎ワクチンの公費助成を。日本では、毎年5歳未満の約1,000人が細菌による化膿性髄膜炎にかかっています。そのうち60%はヒブ菌、20%は肺炎球菌が原因となっています。ヒブ菌による髄膜炎患者の5%近くが死亡し、20%に知能障害、てんかんなどさまざまな後遺症が残ると言われています。細菌性髄膜炎の原因とされるヒブ菌と肺炎球菌にはすでにワクチンができ、世界保健機構は1998年に世界中のすべての国々に対して、乳幼児へのヒブワクチン無料接種を求める勧告を出しています。日本では。ヒブワクチンは摂取できるようになりましたが、肺炎球菌の七価ワクチンは乳幼児に接種できるものとして認められておりません。したがいまして、次の点について伺います。① 国に対してヒブワクチンを公費で定期接種化するように求めていくこと。② 国に対して乳幼児が摂取できる肺炎球菌の早期承認と公費による定期接種化を求めていくこと。③ 当面、町で公費助成を行うこと。④ ヒブワクチンについて、乳幼児がいる家庭に周知徹底すること。以上です。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

野原議員のご質問にお答えいたします。「介護認定と高齢者の生活実態把握について」であります。ご質問の要旨にありましたように、介護保険につきましては、制度創設から 10 年目を迎え、制度自体は社会全体に広く定着してまいりましたが、一方では、介護報酬、人材の確保、認知症への対応、要介護認定の問題など、この制度を継続させていく上で、現在、様々な課題が生じておりますことは、ご承知のとおりであります。特に、介護報酬の問題は、現行制度では、最終的には、介護保険料の増額につながりますことから、介護保険事業の財源のあり方をどうしていくかが、今後の大きな検討課題であると考えております。また、要介護認定につきましては、本年4月から新たな認定方式が施行されておりましたが、従来より要介護度が軽く認定されるケースが数多く出現したことなどから、国の検討会において、出席委員から厚生労働省に対して厳しい意見が出され、再度、見直しが行われることとなったところであります。ご質問の1点目、「要介護認定の改正により、経過措置の対象とされた利用者数とその後の対応について」であります。ただ今申し上げましたように、新たな認定方式では従来より介護度が軽く認定される傾向がありますことから、国は、新方式施行後、間もなく、申請者が希望すれば、従来の介護度を継続できる経過措置を導入したところであります。本町における4月から8月末までの認定対象者は328人で、この内、経過措置の適用希望者は280人、率にしまして、およそ85%の方が希望されております。なお、希望された方のうち、実際に従前の介護度を継続することとなった方は、104人で、率にしまして、37%の方が経過措置の適用を受けております。次に、その後の対応についてでありますが、ただ今申し上げましたように、一次判定、二次判定で従前より軽く判定されましても、経過措置によりまして、希望される方は、最終的には従前の介護度で認定されておりますので、これまで受けていたサービスが受けられなくなるような状況は生じていないところであります。ご質問の2点目、「要支援、非該当とされた利用者数について」であります。従前は要介護の認定を受けていた方で、更新申請された方のうち、新方式のコンピュータによる一次判定で、要支援1・2に判定された方は、8月末現在で、17人となっております。この内、審査会による二次判定で、2人の方が従前の介護度に変更され、さらに経過措置により13人が従前の介護度を継続しておりますので、最終的に従前より介護度が軽くなった方は、経過措置の適用を希望しなかった2人となっております。また、更新申請でコンピュータによる一次判定で非該当と判定された方は5人で、二次判定でこの5人全員が該当と判定されるとともに、経過措置が適用され、全員が従前の介護度に認定されましたので、最終的に更新申請で非該当と判定された方はおりません。なお、東十勝介護認定審査会で審査しました全体で申し上げますと、コンピュータによる一次判定で従前より介護度が軽く判定されたケースの出現率は、平成19年度で17.6%、20年度で16.8%でしたが、本年度の新方式では33.9%となっております。このように従前より軽度に判定されるケースが、これまでの2倍近く出現しておりますことは、新方式の施行による影響であろうと考えているところであります。ご質問の3点目、「制度見直しによる審査会での意見について」でありますが、4月から施行された方式に対しては、「検証の指標が資料に表示されなくなったため、判断が難しくなった」、「調査項目の選択基準が適切ではない」、「本人の状態が変わっていないのに、調査の方法が変わることで、介護度が変わることはおかしい」、「新方式は最終的に介護給付を削減することが国の目的」等の意見が出されております。また、認定制度そのものにつきましては、「人の状態は個別性が高く、それを細かく段階分けするのは不整合が出やすい」、「介護度の段階を現行の7段階から3段階程度の大きな区分にした方が良いのではないか」等の意見が出されております。前段の新方式における不都合につきましては、今回の再見直しによりまして、改善が図られることを期待いたしているところであります。ご質問の4点目、「国に対し、介護認定制度の廃止を求めることについて」であります。冒頭にも申し上げましたが、介護保険制度は 10 年目を迎えましたが、介護報酬の問題、人材の確保、認知症への対応、要介護認定の問題など、この制度を継続させていく上で、様々な問題、課題が生じております。要介護認定の問題につきましては、先の厚労省の検討委員会でも、「利用者に必要なサービスが公平に提供される仕組みについて、広く関係者の意見を聞いた上で、要介護認定がこうした仕組みに資するよう検討を行うよう求めたい」との意見がまとめられております。また、要介護認定の問題は、サービスの提供のあり方に大きく関わり、最終的には財源の問題にもつながりますので、介護保険制度そのものの検討について、町村会等を通して必要な要請をしてまいりたいと考えているところであります。ご質問の5点目、「高齢者の生活実態把握と対策について」であります。高齢者の生活実態の把握につきましては、毎年、75 歳と 80 歳の方で、独居または高齢者のみの世帯の方を対象に、家庭訪問を実施しており、平成 20 年度は、232 世帯を訪問いたしました。また、老人福祉センター、老人会、出前講座等、高齢者の方が集まる場におきまして、生活機能チェックを行い、必要に応じて家庭訪問を実施しており、平成 20 年度の生活機能チェック件数は、1240件となっております。さらには、民生委員さんをはじめとする町民の皆さんからの情報を得て、家庭訪問等を実施し、状況の把握にも努めているところであります。対策につきましては、家庭訪問等の結果、必要があれば、個々の状況に応じて、介護保険サービスや介護保険補完事業の紹介、利用のための手続き等の支援、保健師による見守り等を実施しているところであります。次に、「細菌性髄膜炎ワクチンの公費助成について」であります。ご質問の1点目、「ヒブワクチンを公費で定期接種化するよう求めていくことについて」であります。ご質問の要旨にもありますように、1998年にWHO・世界保健機関が定期接種を推奨する声明を発表し、現在では130カ国以上で定期接種化され、これらの国では、重症患者がほとんど見られなくなったと言われており、我が国においても、昨年12月からワクチンの販売が開始され、専門家の間からは、「早く定期接種にすべき」との指摘も出されているところであります。しかしながら、一方では、ヒブワクチンが安定供給されていないことから、「常に品薄になっている状態で定期接種化することができるのか」、また、「多尐なりとも副作用があるのであれば、健康体にリスクを冒して接種する必要はないのではないか」という意見もあるところであります。また、厚生労働省においては、「国内でヒブワクチンを接種した子どものデータを集め、安全性や費用対効果などを分析する必要がある」としておりますことから、国の対応を注視してまいりたいと考えているところであります。ご質問の2点目、「肺炎球菌の早期承認と公費による定期接種化を求めていくについて」であります。小児用の肺炎球菌ワクチン、いわゆる七価ワクチンにつきましては、欧米各国で既に定期接種化されておりますが、日本におきましては、一昨年7月に製造販売承認申請がなされ、国において検討がなされてきたところであります。本年8月31日に、厚生労働省薬事・食品衛生審議会の部会において、「承認して差し支えない」と結論がまとめられ、今月下旪の分科会で審議された上で、早ければ10月上旪にも承認される見通しとお聞きいたしております。また、定期接種化につきましては、生命に関わることについて、専門的識見や統計的な裏づけを有していない一自治体の立場で求めることは適切ではないと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。ご質問の3点目、「町で公費助成を行うことについて」であります。ヒブワクチンの接種につきましては、現在は任意接種で行われており、1回当たり7,000円から8,000円の費用がかかりますことから、最大4回の接種では3万円程度の負担となっているところであります。このため、費用の全額または半額程度を助成している自治体もありますが、ごく一部の自治体に限られているのが現状であります。定期接種化が施行されれば、公費負担は当然実施されることになりますが、現段階では任意の接種でありますので、町卖独での公費助成につきましては、国や他市町村の動向を見守りながら対応してまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「ヒブワクチンの周知徹底について」でありますが、ヒブワクチンの有効性、リスクはゼロではないこと、任意接種であること、ワクチンの供給は十分ではないこと、医師と十分相談をすることなどについて、乳幼児健診や育児相談、新生児の訪問時などの場を通して、今後も情報提供に努めてまいりたいと思っております。以上で、野原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 7番 野原恵子

それでは介護認定制度のことについて質問をしていきます。今町長から答弁をいただきましたが、新しい認定制度4月から8月までの間に328人この方が対象だということですが、そのうち経過措置の適用希望者が280人となっております。328人から280人を引きますと、176人こういう方は認定度は変わらないということだったのか、どういうことだったのかその点を1点お聞きしたいと思います。経過措置の中で、今までの介護サービスを現状どおり受けられたということで、受けられなかったという方はいなかったという報告です。なぜこの経過措置が生まれたかと言いますと、4月のその認定の内容があまりにも現状から離れているということで、6カ月間の認定期間があったわけです。その中でそういう経過措置が取られたわけです。この新しく変わった認定の中で本当に前の方式と今の方式4月からの方式と比較してみますと、座っていられるというのも、今までは10分間程度座っていられるは、座れるということだったのですが、新しい方式では、1分間座っていれば座っていられる。これも10月からの見直しの対象にされているということですが、そういうふうに変えられてきたということですね。それから医療上の必要により、移動を禁止されている場合は、いままでは全介助だったのが、新しい方式では、移動の機会のない寝たきり状態の場合は、自立、介助なしなので、自立と判定された。こういうふうに変えられています。それから食べることでも、点滴で口から食べていない場合は、今までは全介助だったけれども、点滴のみで口から食べていない場合、自立こういうふうに変えられてきているのです。本当にひどいと思うのですよね。それから金銭の管理も、何だかの介助が行われている場合は今までは一部介助。それが今回新しい認定方式では、無駄な物を買うなど金銭の使用が不適切であっても出し入れが自分でやっている場合には自立。こういうふうに変えられてきていますので、本当に今回の新しい認定方式は、関わる人たちから異論がでるのは当然だというふうに思います。それで、今質問いたしました328人の内訳のことをお聞きしたいと思います。

答弁 保健課長 羽磨知成(保健課長は2010年3月まで)

適用者が328人で、その内適用を希望された方が280人ですので、適用を希望されなかった方は48人ということでございます。これらの方は、要するに介護度が下がっても、上がっても、自分で生活していく上でそうさしさわりがないということで、経過措置の適用を希望をされなかったと解釈いたしております。

質問 7番 野原恵子

最初から認定するときに、どういうふうな状態になっても経過措置を希望しますか、しませんかということを最初にお知らせをして、決めたということですね。そうしますと一次判定で、この328人の中で今までの認定の中で下がったという人たちは何人いらっしゃるのかそこが分かれば教えていただきたいと思います。

答弁 保健課長 羽磨知成(保健課長は2010年3月まで)

町のこの328人の中で、下がった方等の数字を手持ちにはございませんが、ちなみに、東十勝介護認定審査会、全体の数で申し上げますと、一次判定で前回より軽く判定されたケースは202件ということで、全体の33.9%ということになっております。

質問 7番 野原恵子

今4月からのこの制度で、経過措置がありましたからそういう方たちは救われたということで、もしこの経過措置が無ければその208人の方が認定引き下がったということになりますね。そうしますと、例えば限度額一杯まで利用していた場合、認定が下がったらその下がった分の介護サービスは10割払わないとならないということになりますね。これは所得に関係なく払うというふうに、なっていることであって、所得の低い人にとっては、この負担は大変重いということが明らかになってきている。利用料の一部減免制度ありますけれども、こういう状況になるということで、これから10月1日からまた新しい形で、一部見直しされて新しく認定制度が変えられていくということであるのですが、多分いままで通りの認定の基準、ほとんど認定基準がそれに沿っていかれるのではないかと思うのです。だいたい60%が、6割くらいが現状のままでないかと言われているのです。10月1日の介護認定の改正ということでは。今まで利用できたものが、利用できなくなる、そういう可能性が本当に大きくなっていくと思うのですが、その点について幕別町としては10月からの介護認定によって、33.9%の方が介護認定今までより引き下げられていくのではないかと予想されますが、そういう方々に対してどのように対処していこうと思われているのかその点お聞きしたい。

答弁 保健課長 羽磨知成(保健課長は2010年3月まで)

10月1日以降の申請分については、またさらに見直しした形で行うということになっておりまして、これらの中身が厚生労働省の検討会におきましては、10月1日以降の新たな申請方式、認定方式では、平成20年4月以前の判定の出現度合とそう変わらないというシミュレーションをされておりますので、今議員おっしゃったような6割の方がまた軽く判定されるというようなことは、私どもはないというふうに考えております。

質問 7番 野原恵子

国の方ではそのようにおっしゃっているということなのですが、この10月からの認定に対しても、多分いろいろな意見が出されるだろうと国は予測しまして、その後10月からの新しい認定制度になっても再度検討会を行い、認定結果をこれから検証していくと言われておりますよね。だからそういう点でも、幕別町の介護を利用している方々の実態をしっかりと把握をして、国に対してもしっかり意見を上げていくということがこれから非常に大事ではないかと思うのです。ですからそういう点でも利用者の実態、それから本当に介護保険を使用して、サービスを受けたい、こういう人たちをきちっと把握し、対処していくことが求められていくと思いますので、その点も東十勝認定審査会だけではなくて、幕別町の実態もしっかりと把握をしていく必要があるのではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 民生部長 新屋敷清志(民生部長は2009年9月まで)

先ほどの数字をもう一度申し上げますと、4月から8月の末までに介護認定をしなければならなくなった人が全部で328人ということでございまして、その内280人が介護度適用を受けたいということで、申請をしています。そのうち軽くなった方ですね、実際軽くなってしまったり、重くなったとうい方も従前のを使いたいという人もいるのですけれども、軽くなった人が104人いまして、それが37%ということで、その方々が今回の経過措置の適用を受けておりますので、もし場合によっては10月からの新たしい制度で、そちらのほうに、いままでのやつを使うと37%の人が低くなってしまうので、そういうことにならないように厚生労働省が新しい認定度の調査をして、その中で十分検証しながら、今回新たに認定したとしても軽くなったりする場合もありますので、そういうことがないように、十分検証しながらこれを進めていきたいということですので、町村としましても、そういうものについて介護認定審査員の意見も聞きながらその辺のことを検証しながら新しい制度に向けて、意見も申し述べていきたいと考えております。

質問 7番 野原恵子

本当に利用したい人がきっちりと利用できるそういう対処が町としては求められていくと思います。それでなぜこの4月から介護認定が見直しされてきたかとそういう点なのですが、この点に関しましては、国会で厚労省の内部資料で今回の改正は要介護度を引き下げて、介護保険の給付を削減することを目的にして検討されたものだということが明らかになりまして、それでこの経過措置がでてきたのです。ですからこういうことが、国の考えとして根底にあるわけですから、今言われました104人、そしてそれに関わる同じような状況の人たちが介護度が引き下げられないように、従来通り受けられていくというそういう対処をしっかりと求めていくということが今大事ではないかというふうに考えます。その点では国に求めていくということで今、おっしゃられましたので、引き続きその対処をしていていただきたいというふうに思います。それから制度見直しによる審査会の意見なのですが、ここに本当に今回の介護度の介護認定制度の矛盾が現れているのではないかと思います。この審査会では専門家の方が審査するわけですが、まず一番最初に第一次判定のコンピュータが改正されました。そして、調査員の調査項目も削減されて、改正というか解約されているというのか、調査項目も尐なくなりまして、そこに書いてある介護を受けられる方の調査項目を書く欄も尐なくなっております。ですから認定審査会では、その人の状況に合わせて認定を正確にできないという声が聞かれていたのですが、この東十勝の認定審査会の中でもこういう意見が出てきているということが、本当に全国的に言われていることがこの東部でも行われてきているということの証ではないかと思います。それで国に対しまして、この介護認定制度の廃止を求めていくべきではないかということなのですが、この中では10月の認定の改正を期待するということも書かれております。そして最終的には、財源の問題だということもお答になっているのですが、この介護保険制度が導入されるときには、高齢者の福祉に関わる予算なのですが、これが約50%だったのが、25%に引き下げられているのです。ですからこういうところをしっかりと国に求めていくことが、まず第一だと思います。それから第一次判定のコンピュータの審査なのですが、こういうところに介護の費用に関わる費用がかなり掛かっております。この介護保険給付の、発足当時で年間約500億円掛かっているというのです。それがそのうちに、三位一体の改革でこの事業が市町村の卖独事業になって、だいたい介護費用に関わる1%に当る約700億円がこういう第一次判定の費用に使われているのではないかと言われております。こういうところを見直していけばもっと高齢者にきちっとした介護保険を使用している方々にサービスですとか福祉に関わることを広げていくことができるのではないかと思うのですが、そういう点も含めてしっかりと国に意見を上げていくべきではないかと思うのですがその点はいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほども言いましたけれども、町村会や十勝の期成会ではこの介護保険については、大きくわけてまず国の責任の元にこれらが円滑な運動ができるように、それと今回のように報酬が上げなければならない、介護に従事する人たち大変困っていると言いながら上げるとそれが保険料に跳ね返ってくるようなことでは困る。いわゆるもっと介護を受けられている方と、低所得者に対する配慮が必要だということを町村会では大きな声を、今回の要請の中では出しているわけであります。私どもも引き続きこれらについては、今後とも強い声を出していきながら低所得者対策そして円滑な運営ができるような財源措置を要望してまいりたいと思っております。

質問 7番 野原恵子

ぜひ、介護認定の入口で介護サービスが取り上げられてしまう、そういうことのないようにしっかりとこれから高齢化社会へ向かっていくわけですから、求めていくということを町長に要望いたします。それと介護認定制度の廃止なのですが、このことについては、今広く介護に関わっている方、福祉に関わっている方々からもこの認定制度というのは、廃止していくべきではないかということが、今上がってきているのです。日本でも社会福祉に関わる人たちの方々も専門家が育ちつつある。そういう方々ですとか、後町の保健婦さんですとか、そういう方々がその人に必要なサービスを総合的に見て、科学的に分析をして、それでその人にはどういうサービスが必要なのか、介護度を何段階に分かれるのではなくて、そういう形で策定して審査会でサービスを決定し給付をしていく。こういうのが、一番人に合った介護サービスになるのではないかという声が今だんだん声が広がってきているのですね。それだけこの介護認定制度というのには、非常に矛盾があるというのが大きくなってきております。その点についてどのようにお考えでしょう。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほども言いましたように、人が人を認定するわけですし、その人というのは正に100人いれば100人が状況が違うわけですから、その人たちを集めて1から何の段階に分けれということ事態も矛盾といえば矛盾があるのだろうというふうに思います。そうした中で、先ほど7段階が多いから3段階くらいにしてはどうかという意見があったり、今、野原議員が言われるように、一切そういう段階を壊して、あくまでも個人に合ったサービスを提供していくことが、いいんではないかという意見。そういった部分も当然でてくるのだろうと思います。今の段階では、その介護サービスを受けるかどうか、認定制度がまず根幹にあって、それを持ってサービスが提供されているわけですから、それを全くなくして、個人ごとのサービスになるとまさに介護保険制度の根幹から変えていかないとならない大きな問題なのだろうと思います。今後、申し上げましたように財源的な問題も含めながら、国に対してはいわゆる介護制度が本当にサービスを受ける人にとってよりよい制度とするためには、今言われるように、どういった方法がいいのかは、当然私どももいろんな意見を、あるいは要望を上げていくということになっていくのだろうというふうには思っております。

質問 7番 野原恵子

その認定制度ということでは、痴ほうのある方は認定が低くされるという、そういう弊害もありまして、まさにこれは第一次判定のソフトで分けられているからそうなると思うのです。認知症という方は、やはり人と人との関わりの中でどのくらいそういう方が住んでいるかということが、人が総合的に対応することで、分かるわけですから、必ずしもこの認定制度であるからはっきり分かるというものではないのです。ですから身体が介護に適用する。認知症が適用する。そういう様々な症状があるから人が総合的に認定していく、決めていくべきでないかということであって、そこの矛盾を解決していくこれは介護保険の中でもなんぼでも解決できることではあると思うのです。ですから専門家の、さまざまな専門家の意見を聞いて見直していく段階にあるのではないかということが今問われているということなのですが、その点もう一度お聞きしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほども申し上げましたように、介護報酬の問題ですとか、人材の確保、さらには今言うように認知症に対する保険制度の在り方がどうあるべきかと、たくさん課題あるいは問題が生じているのが現実だというふうに思います。特に認知症なんかは、今のままで本当にいいのかと盛んに言われているわけですから、そういったことも含めながら、多くの課題、あるいは問題を整理していく、より良い方向に整理していくことは大事だろうというふうに思っていますし、また私どもも行政の立場から申し上げていかないとならないものもたくさんあるのだろうというふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

しっかりと行政の立場から意見を上げていくというのは、ますます重要になっていくと思います。一番地域の方に密着しているのが市町村ですから、そういう声が本当に伝わっていくことが本当に大事だと思います。次に高齢者の生活実態なのですが、今本当に高齢化世帯ということで、幕別町のこの資料を見ましても、高齢化世帯が、この前の敬老会でも町長おしゃっていましたが、段々高齢化率が高くなっています。そういう中で、やはり老老介護、今、認認介護という言葉もでてきておりますが、深刻な状況になっていくことが危惧されております。それで今お答いただきましたが、75歳と80歳の方が家庭訪問をしている。そういういろんな取組みもされているということはお聞きしたしました。この中で、いろんな高齢者の集まるところに来られる方はいいのですが、来られない方が問題なのです。それで家庭訪問本当に大事なことだと思います。そういう中で、高齢者の福祉ビジョン2009、こういう中で認知症サポーターの養成ということがやられております。このサポーターの養成今どのような状況で取組まれて実施に至っているのかその辺をおききしたいと思うのですが、こういう施策本当にいいことだと思うのです。これは町民の協力も得て、そういう高齢者に対する対策を行っているということで、これは本当に機能していけば、町づくりにもなるし、大変いい施策だと思うのですが、どのように状況なっているかお聞きしたいと思います

答弁 保健課長 羽磨知成(保健課長は2010年3月まで)

認知症サポーターの関係ですが、ちょっと手元に資料ないのですが、年に1回か2回サポーターズの養成講座を開催をいたしておりまして、本町の保健士も講師の資格を持っております。また、他の団体がやる場合にも町民の方々が参加していただいて、今確か本町では数十人いるはずですが、今ちょっと手元に資料持ってきておりませんので、ご理解いただきたいと思います。

質問 7番 野原恵子

ぜひ、そこのところをしっかりと町民と協力をして、高齢化社会に対応していくということを充実させていくためにも、まだほかの施策が考えられるのではあればそういう対策も行っていくことで、町民の力も借りていかれるのではないかと思いますので、ぜひ、そこの充実を求めていきたいと思います。次に細菌性のヒブワクチンの件で質問をいたします。このヒブワクチンなのですが、これは本当に後遺症が残るということでは、大変子どもにとっては不幸なことだと思います。この髄膜炎の初期症状は、風邪なのかこの病気なのかベテランの小児科医でもなかなか判断が難しいと言われております。ですからこのワクチン、今急速に世界各国で実施していくというふうになっております。このワクチンによりまして、多くの先進諸国ではこのワクチンを接種することによって、この病気、手前予防することができるというふうに報告されております。それと小児科医の長年の願いでもあるというふうな報告もされております。こういう中では、ぜひ幕別のこれから育っていくであろう子どもたちにこういうワクチンを接種していくということが、非常に大事だというふうに考えております。それでこれもWHOでは、実際に推奨していくそういう状況にもなっております。確かに国が進めていかないということではあるのですが、実際に自治体で進めているところもあります。日本全体では11自治体。鹿児島や、宮崎、それから長野だとか、東京都、それと北海道では苫小牧が実施の方向にいくということも報告されておりますし、ということで、だんだん進められてきております。乳幼児医療費も地方から広がっていった問題ですから、こういうふうにして、病気の予防に繋がるということで、世界でそれがしっかりと実証されているということであればこの幕別町でも、ヒブワクチンを接種かすると進めていくということが、今、非常に急がれるのではないかと思いますが、その点について、もう一度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

私も始めて髄膜炎の話を聞いたわけですけれども、ただお話聞きますと町内ではここ2、30年ぐらいは発症はないのだという話も聞きました。もちろんないからいいというわけではありませんけれども、そういったことから町内なんかでも病院、小児科なんかでも、そのワクチン自体が不足していて、十分確保されていないという現状もあるようなお話を聞きました。それで先ほどの答弁でも申し上げましたように、まずやはり国が一定の方向を示して、そしてこれは公的に予防接種として認めてやっていくのだというところからスタートできればいいのかなという思いは実はしていたわけでありますけれども。確かに全道、全国的にも自治体自ら予防接種をやっているところもあるわけですから、そのことを否定するものでもないし、やることがより良いことであることは間違いないと思っておりますけれども、私どもとしては、そういったことも含めてさらに内部で勉強させていただきたい、研究させていただきながら、今後の対応にあたっていきたい、というふうにはじつは思っているところであります。

質問 7番 野原恵子

確かに国が予防接種法に基づきまして、しっかり国の財源でやっていただくのが一番だと思います。けれども、そうでない場合には、やはり予防するということでは、自治体で行っていくことが、今求められている。これは子育てしている世代の要望でもあります。幕別町で発症していないからいいのではないかというのではなくて、そうなってからではもう遅いわけですから、これは後遺症としては本当に重い後遺症になっているのです。そういう点では、ここに健康な体にワクチンを打つことによって、後遺症が出てくることも考えられるのではないかとご答弁にあるのですけれども、それはワクチンはどのワクチンでもそういうことは考えられるわけで、特別ヒブワクチンがそういうふうな重い後遺症があるというわけではないのです。ですからそういう点では、他の自治体の動向を見守るのではなくて、すでに実施している自治体もあるわけですから、しっかりと町としても早めに対策をうっていくことが大事だと思っているところです。それで、さっき苫小牧市といいましたが、その他に浜頓別町です。小さな町でも実際やっているわけです。ですからそういう点では、まだ若い世代にこのワクチンがあるというのも知らない世帯もあるわけですから、しっかりとそれも知らせながら、しっかりと行政が前に引き寄せて進めていくということが大事だと思うのです。これは子どもの一生に関わる問題でもありますので、やはり他の自治体やっているところもあるわけですから、アメリカやなんかでもこういう子どもたちの発症もずっと尐なくなっているということもありますので、もっと積極的に対応していくことが必要ではないかと思うのですが、その点いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほども申し上げましたように、世界的に広がってきている。そして国においても薬事審議会等で新たに認められてきたというようなことでありますので、これからますます進んでいくのだろうということは、予想はされますけれども。あとは先ほど申し上げましたように、まだまだ町内的には十分認知されていない部分もあるようですので、町内のお医者さんにも十分お話も聞いてみたいと思いますし、先ほど言いましたように、本当に町内にそういったワクチンが今あるのかどうかも把握もまだ、私ども押さえてない部分もあるわけで、そういった面で、ちょっと恐ろしいのは副作用の部分がどうなのかということも、なかには言われる方もいらっしゃるということでありますので、そういったことも含めて、接取じたいのあり方、あるいは予防に対する住民の皆さんの意識あるいはこれからの啓蒙、あるいは今の病気なんかの実情、そういったものを含めて研究をさせていただきたいというふうには思います。

質問 7番 野原恵子

早急にそういう手だてを要望いたします。また、ヒブワクチンのほかに、肺炎球菌これもまだ七価ワクチンというのが有効だといわれております。これもやっと日本で承認されました。この肺炎球菌、七価ワクチンは今世界の77カ国で承認されているといわれております。これもヒブワクチンと同じような効果がありますので、合わせてこの点も手前に引きよせて町の子どもたちに接種していく方向で、ぜひ、検討していくべきではないかと思います。それと、この点につきましては、道に要望をしている婦人団体もあります。それで、道では国に向かいまして、定期化を要望しているということもあります。そして国は、この定期化接種化に向けて今検討の段階に入っているというのです。ですから。地方からこういう声を上げていくことによりまして、国や道に対しましても、定期接種化に向けての加速が強まると思うのです。ですからそういう声もぜひ上げていっていきたいと思いますがいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありましたように、私どもの情報の中では平成23年度から予防接種化が図られるのではないかという情報もあるやに聞いております。そういった中で、先ほど申し上げましたように、私どももそれに対応できるような情報収集やあるいは内部での十分調査、研究をしながら、対応していきたいというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月10日 議事録 PDF(55ページ) 間違いを知らせる