みんなの議会

幕別町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月12日

障害者自立支援法について

2009年3月12日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「障害者自立支援法について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 新屋敷清志が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、民生部長 新屋敷清志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 野原恵子

通告に従いまして、次の質問をいたします。障害者自立支援法について。障害者自立支援法の实施から4月で3年目となります。この制度のもとで原則一割の「応益負担」による障害者の負担増、報酬削減による事業所の経営難・人手不足、サービスの利用制限など深刻な事態が大きな問題となってきました。この3年間、障害者の猛反対で利用料を2回軽減してきていますが、重い負担や応益は変わりません。政府は法施行「3年後の見直し」規定にもとづき、自立支投法の見直しを検討し、基本方針をまとめました。見直し案は利用者負担について、「負担軽減措置を継続しつつ必要な見直しを行うべきである」としただけで、応益負担を基本にする姿勢は変えていません。障害を自己責任とする立場で、生きていくうえで最低限必要な支援を受けることを利益とする考え方は変えておりません。7月以降も、利用料負担は残すとしています。憲法第 25 条、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は全ての生活面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないと定めている生存権の理念に反します。また多くの事業所が減収となり、経営に打撃を与えてきた報酬の日払い制は維持するとし、抜本的な見直しをしようとはしていません。自立支援医療にも定率1割の「応益負担」が導入され、通院医療費が2倍になった精神障害者の中で、病状悪化につながる深刻な受診抑制が起きています。法施行後の障害者や施設の深刻な实態をみれば、部分的な見直しでは人間らしく生きていきたいという障害者に応えることにはなっておりません。したがいまして、次の点について伺います。①、障害が重いほど負担が重くなる「応益負担」は廃止し、「応能負担」に戻し、給食費やホテルコストの負担をなくすこと。②、事業所の報酬単価を引き上げ、日額制から月額制に戻すこと。③、地域生活支援事業へ国の財政保障を十分行うこと。④、自立支援医療は元に戻し拡充すること。⑤、「障害程度区分」認定は根本的に見直すこと。⑥、就労支援、「暮らしの場」のあり方を権利保障の視点で見直すこと。⑦、障害のある子どもの発達を保障すること。⑧、障害者自立支援法の抜本的改善を含め、新しい法制度の確立を。以上、8点について国に求めていくこと。⑨、町として就労支援を行うこと。⑩、総合相談窓口を設置すること。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

野原議員のご質問にお答えいたします。「障害者自立支援法について」であります。障害者自立支援法は、法施行3年で見直しという規定に基づき、去る2月 12 日、与党障害者自立支援に関するプロジェクトチームにより、抜本見直しの基本方針が示され、今国会での成立を目指しており、一部の内容を除き、改正法公布から1年半の間に施行するとされております。今回示された改正の基本方針でありますが、障害者が地域で普通に暮らすことや自立と共生の社会づくりを目標とする「障害者自立支援法」の基本理念を堅持しつつ、障害者福祉の原点に立ち返り、利用者・家族・事業者、そして国民が安心できる制度・仕組みへと抜本的に見直しを行うとしております。具体的には、知的、精神、身体障害の一元化や就労支援、地域で暮らすための選択可能なサービス体系の多様化などの長所といわれていることについては、必要な拡充を实施するとともに、円滑な移行のための見直しも行うこととされております。一方、介護保険法との整合性を考慮した仕組みについては解消し、自立支援法に基づく自立生活に必要十分なサービスが提供されるという考え方に立つとともに、利用者負担については、能力に応じた負担とするなど、更なる改善、わかりやすい制度を構築するとされているところであります。ご質問の1点目、「応益負担から応能負担に戻し、給食費やホテルコストの負担を廃止することについて」であります。ただいま申し上げましたとおり、見直しの基本方針では、現在のサービス利用量に応じた「応益負担」から障害者の所得に応じた「応能負担」に切替えることとされ、あわせて、これまでに实施された特別対策や緊急措置により軽減された現行の負担水準を継続するとされております。また、所得の捕捉に関する資産要件についても撤廃され、現在負担軽減の対象となっていない一般世帯についても、負担限度額の見直しを図るとされております。なお、現時点では、応能負担に移行した場合の所得階層等が示されておりませんので、具体的なお話は申し上げれませんが、3月下旪ごろには決定されるというふうに伺っております。ご質問の2点目、「事業所の報酬単価の引き上げと月額制への変更について」であります。見直しでは、「事業者の経営安定のため人件費を含めた必要な措置を講ずる」さらに「障害福祉サービス費用を引き上げる」とされております。報酬の改定は、自立支援法が平成 18 年に施行後初めて行われますが、全体で 5.1%の引き上げとなり、国は、それに伴う必要財源 230 億円を平成 21 年度予算に計上しております。また、高齢者介護と同様に、障害福祉の現場も人手不足であり、賃金アップも図るとされており、報酬の日払い制に関しては、「日払い方式」を維持しつつ、事業者の安定的な運営が可能となるよう報酬単価を見直し、利用者が欠席した場合においても既に施設において受け入れ態勢を整えているなどにも着目して、一定の欠席回数までは「欠席時対応加算」を設け、事業者を支援するよう改善されると伺っております。ご質問の3点目、「地域生活支援事業に対する国の財政保障について」でありますが、障害者が地域で暮らすため不可欠な事業で個別給付になじむものは自立支援給付とするほか、移動支援、コミュニケーション支援については充实を図るとされています。また、市町村の格差を是正するため、国庫負担基準に関し、必要な支援策を講じるとされております。ご質問の4点目、「自立支援医療を元に戻し拡充することについて」でありますが、見直しでは、利用者負担に関し、障害福祉サービスと補装具・義肢の自己負担については合算し、一般の医療保険や自立支援医療との合算については検討するとともに、自立支援医療の負担軽減についても検討するとされております。併せて、精神通院医療の申請に必要な診断書を毎年から2年に1度の提出に簡素化するなど、利用者の申請手続きの軽減を図るとされております。ご質問の5点目、「障害程度区分認定の根本的見直しについて」であります。障害程度区分については、身体、精神、知的、発達障害などの障害特性を反映するものとなるよう、見直すとされております。また、障害程度区分により施設の利用が制限され、施設を退所せざるを得ないこととならないよう、また一人ひとりに適切な支援ができる制度と仕組みに見直すとされております。ご質問の6点目、「就労支援、『暮らしの場』のあり方を権利保障の視点で見直すことについて」であります。見直しでは、一般就労への移行を支援するとともに、工賃倍増計画の着实な实施やハート購入法の成立により福祉的就労を支援する。また、福祉的就労分野での利用者負担について、工賃控除額を倍増するとともに、施策体系のあり方、事業の名称などは、関連施策との関係を含め見直すとされております。地域生活の基盤整備については、身体障害者を対象としたグループホーム・ケアホームを創設し、入居者への利用する際の助成など支援を充实する。さらに、利用者負担を支払った後に施設入居者の手元に残る金額については、在宅とのバランスに配慮しながらその増額に努めるとされております。ご質問の7点目、「障害のある子どもの発達を保障することについて」であります。発達障害、高次脳機能障害が自立支援法の対象となることが明確化され、障害のある児童が人として健やかに成長し、自立できるよう、児童福祉法を基本として、総合的な支援システムを構築することとし、通園事業や身近な相談支援体制、放課後デイサービスの充实等を図るとされております。ご質問の8点目、「障害者自立支援法の抜本的改善を含めた新しい法制度の確立について」であります。今回の法改正は、多くの障害者の方に負担増を強いたと批判を受けたこともあって、3年で一定の見直しが行なわれ、抜本的改正の基本方針が示されたことについては、評価ができるものと思っております。特に支援の手が薄かった自閉症などの発達障害のある方を自立支援法の対象とするなどのほか、地域間格差の是正、人材確保並びに職員の処遇とサービスの質の向上を図るなど、障害者の生活を支えるために必要な見直しがなされるものと期待をしているところであります。したがいまして、国に対して抜本的な見直しや改善を求めることよりも、現時点では、今回の法改正による新たな制度が一刻も早く円滑に運用され、サービスを利用する方々にとってどのような影響をもたらすかを慎重に見極めてまいりたいと考えております。次に、ご質問の9点目「町として就労支援を行うこと」についてであります。先の行政執行方針で述べさせていただきましたが、現在、第2期障害福祉計画の策定を進めており、今月中に策定委員会より答申をいただくこととなっております。この計画におきましては、障害者の一般就労への支援を基本的な考え方に盛り込み、福祉施設から一般就労へ移行できるよう関係機関との連携のもと努めてまいりたいと考えております。また、町の独自の施策としては、平成 21 年度において、障害者の就労体験事業を实施したいと考えております。本事業は、役場において障害者の方を受け入れ、将来の就労に向け職場体験をしていただくことで、障害者の方の就労意欲を喚起するとともに、町内の企業に対しての雇用促進やご理解をいただくための、啓発事業にもなるものと思っております。ご質問の 10 点目、「総合相談窓口の設置について」であります。今回の見直しの方針では、利用者の意思や家族の意見を尊重しつつ、民間の事業活動も活用しながら、障害者が地域のさまざまなサービス資源を適切に組み合わせて自立した生活ができるよう、相談支援センター等の設置や身体、知的、精神それぞれの分野における相談支援員などの人材の育成を含め、地域での相談支援体制を強化するとされているところであります。現在、本町では福祉課障害福祉係が窓口となり、障害者個々の实情に合わせ、保健師や福祉施設等の職員と連携し、個別の対応をしており、併せまして、そのご家族についても相談や支援を行っております。ご質問にあります総合窓口の設置については、現状の担当課を中心にワンストップ窓口を目指し、相談支援体制を強化することで対応してまいりたいと考えているところであります。以上で、野原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 7番 野原恵子

今、町長にご答弁いただきましたが、今、障害者自立支援法の抜本見直しの基本方針ということで、国会で今、これがどうなるかというところになっているということで、その法案が通ってから、今後どのようにしていくか考えて対応していきたいということでした。この見直しの基本方針ですが、この中からやはり今の制度にこれからどのように変えていくか。そこのところはやはり見えてくるところがあると思います。それで、今一番障害者にとって大変なのは、応益負担から応能負担にしたというところが一番大きな問題になってきております。けれども、この基本方針のところでは、応能負担にすると言いながらも、基本的には応益負担、それが変わらないのではないかと思います。それで今、国に対して8項目の要請をということでしたが、町長のこの考え方をお聞きいたしたしまして、それに対して、国に対して、この基本方針が障害者に対してどのような方針になっていくのか。そこのところをお聞きしてから国にしっかりと意見を求めていくということも改めて求めていきたいと思います。それで、一番目の応益負担のところなのですが、ここでは本当に障害のある方々、この方々の生活の状況がどうかといいますと、障害基礎年金1級では1カ月8万 3,000 円、2級では6万 6,000 円、これで1割負担、自宅で生活するとかそういうふうになりますと、緒経費を抜いても本当に手元に残るお金はわずかだと思います。そこからいろいろなサービスを受けるということでは、本当に自立して生活していけないのではないかということが、今一番大きな問題になっております。それで、基本方針のところでは、応能負担に切り替えていくというふうにされておりますけれども、住民税非課税の方も負担を支払わなければならない。そういう中では、この年金の2級の年金の中では生活保護基準よりも本当に収入が尐ない。そういう中で応能負担とは言いながらも、利用料を支払うというふうになれば、生活がしていけれない。こういう状況になるのではないかと思いますが、その点について1点お伺いしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほどの答弁を申し上げましたけれども、今までの応益負担から応能負担に変わっていくという方向が今示されたと。ただ、具体的に現時点では応能負担に移った場合に、例えば、おっしゃられたように、所得階層ごとにどういう負担になっていくかというところが、今の段階ではまだ示されていないので、それが先ほども言いましたように、3月下旪ぐらいに決定されてくるのでないかということでありますので、今の段階でちょっと質問に、幾らになるということの答えは申し上げられないのですけども、方針として、今まで要求が強かった応益から応能に変わることについては、これまた一つ、一歩進んだのかなという思いではおりますけども、詳細については今後だというふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

私もそれはそのように承知しております。けれども、その負担がもしサービス料を払う、その限度以上の負担であった場合に、やはりこの点も応能負担だとは言いながらも、考えていかなければならないのではないかという、そういう含みがあるという、そういう心配されるところなのです。それで、これから決まるということなので、その点も負担が思い、そういう改善されたとはいえ、まだ負担が重かった場合には、国にしっかり求めていくということが必要ではないかということです。次、2番目なのですが、事業所の報酬単価なのですが、これも改善していくというふうには言われておりますが、日払いから月払い、報酬がですね。それを変えるとはされていないのですよね。それで、必要財源も 230 億円、予算組みました。いうことなのですが、今まで応益負担導入する前と導入されてから。この制度ができてから約 860億円利用者負担になっているのですね。厚生省の試算です。今から3年前ですけども。ですから、それで 230 億円、予算組んだとしても、まだまだ対策としては不十分だというふうに思います。それで、今、5.1%報酬引き上げると言っているのですけれども、それで試算したとしても、施設では非常に運営が困難だということも予測されております。ですから、そういう点でも、これもまたこれからなのですけれども、本当にこれでいいのかというところがまだまだあります。利用料の滞納者がいる施設が今 45%にもなっているという調査結果も明らかです。それで、事業所の 97%が減収になっているということです。ですから、この政府が改善案だといって 5.1%引き上げる。230 億円予算を組むとしてもまだ不十分。これはもう予測されることなのですよね。これもまた、そういう状況が起きた場合には、やはり町村として地域に住んでいる障害者に責任を持つ立場として、ここの改善、本当に必要だというふうに考えますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃるとおり、報酬が改正されたからといって、それで全てが解決されることにはもちろんならないのだろうというふうに思いますけども、先ほど申し上げましたのは、例えば、日払いから月払いにという要求には応えられなかったけれども、今まで日払いで、例えば4日行こうとしていたやつが、障害者の方が来られなくて、实際1日しか行けなかったと。そういった場合には、その残り3日間の部分も何らか保障をしようというような改善は出された。そういう意味では一つ進んだのかなということを申し上げました。ただ、5%がいいというふうに私も思っていませんし、現にいろんなところでこの自立支援法にかかわっては、裁判沙汰までなっている部分もあるわけですから、私どもはなお一層、それを障害者の方にとって本当にサービスが受けられる、安心してサービスが受けられるような体制づくり。これは今回の改正で全て決着したわけではありませんので、先ほど来申し上げておりますように、状況を見ながら、町村会でもずっと取り上げていくことになる。それは間違いないことだと思いますし、私どももその一員として、これからも要請活動は続けてまいりたいというふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

次に、3番目の地域生活支援事業、これは本当に自治体として大きくかかわってくる財源問題も含めまして、こういう生活支援事業が多く地域にあることが、障害者がこの地域で安心して暮らせる。こういう制度だというふうに考えます。ちなみに、この幕別町では、ひまわりがそれに該当するのではないかというふうに思います。それで、幕別町では、障害者に対する施設が尐ないというふうに思うのですよね。そういう点では、自治体だけで責任を持って、そういう施設をつくり、そして利用するということでは自治体の財源だけでは不十分だと思います。それで、国への財政保障を十分行うよう要請していっていただきたいと思うのですが、この生活支援事業への国の予算は義務的経費ではなくて、裁量的経費になっています。そこでは財源がなくなっても補正や何かなかなか組めない。こういう経費、こういうふうになっていますよね。そうしますと、住民の要求、障害者のそういう要求があっても、拡充していくにもなかなか町独自で支援策というのは拡充には不十分ではないかと思います。そこで、そういうところにしっかりと自治体の財政支援をしてほしい。そして、自治体の財源力によりまして、障害者のサービスも左右されるのではないかと思います。そこでは本当に幕別町、そういう財源支援をしっかり行ってほしいということをもっと声を大きくして求めていくことが必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

答弁みんな同じになってしまうのですけれども、今おっしゃられたようなことも、今回の改正の中で、国庫負担基準法に関して必要な支援策を講じるというのは今の方針が出ているわけでありますので、私どもはそれらを今後見ながら、先ほど来申し上げているように、十分内容を精査した中で、要請活動もこれからも続けてまいりたいというふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

次、障害程度区分なのですが、これは自治体で障害程度区分を進めていくというふうなことになっております。ここでは国で自治体にそういうことをするように定めているということなのですが、ここでも非常に障害を持っている方、家族から疑問が出されているところなのですよね。そこでは専門的な知識のない方が、認定調査員に配置されているのではないか。そういう声も多くあります。そこではやはりきちっとした講習ですとか専門の方、知的、身体、精神と3障害あるのですが、その専門の方がきちっと配置された認定調査を進めていくべきではないかというふうに一つ考えるわけなのですが、その前に、コンピュータの一次判定も、知的、精神にはしっかりした判定が下されていないのでないかという疑問も多く出されております。ですから、確かに国の制度で 79 項目は介護保険の段階。この部分は改善されるとはしているのですけれども、それと同時に、認定調査員のきちっとした講習ですとか、そういうものも併せて必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 民生部長 新屋敷清志(民生部長は2009年9月まで)

障害程度区分の認定に至りましては、現在、幕別町の職員がその必要な研修を受けまして、その調査に当っております。その際には、先ほど申しておりますように、身体、精神、知的、発達障害などのことについてみてきておりますけども、この障害特性を反映するものとなりますようにということで、今、国の方も、先ほどもちょっとお話、町長の答弁からもありますけれども、この法第4条第4項でもあるのですけれども、見直しを含めて抜本的に見直すとされておりまして、また、その障害程度区分によりまして、今、軽くなった場合の施設を出なければならないというようなことも出てきているのですけども、そのようなことがないようにということも併せて見直しされているということでありますので、そのような形で進めてまいりたいと思いますし、検診についても町の職員、实際受けて、調査に誤りのないようにしてまいりたいということで考えております。

質問 7番 野原恵子

この調査員なのですが、町の職員が判定調査員ということなのですが、どのぐらいの時間、期間、講習を受けているのでしょうか。この知的、精神というところでは非常に難しい判定というか、下さなければならないと思うのですが、そこをしっかりと研修をしていかなければ、公平な判断をしていかれないのではないかと思いますが、それはいかがでしょうか。

答弁 民生部長 新屋敷清志(民生部長は2009年9月まで)

实際に障害程度区分の研修につきましては、二日間ほどで、その認定のことを受けておりまして、研修を受けているところでありますけども、今、進めましてから、年間 100件くらいの程度区分の審査、調査をしておりますので、その部分ではいろいろな方の程度を見ておりますので、ある程度の判定はできるものと考えています。

質問 7番 野原恵子

職員の場合には異動というのがありますよね。そうしますと、また改めてということになりますので、国の制度がこれからどういうふうに変わるかわからないという部分はあるのですけれども、もし町の職員が判定員としてずっと継続していくのであれば、専門の方をその判定員として位置付けていく。そういうことをしていかなければ、また1から講習を受けてということになりまして、非常に判定が不公平になる可能性大ではないかと思いますが、今後の検討も含めまして、お答え願いたいと思います。

答弁 民生部長 新屋敷清志(民生部長は2009年9月まで)

先ほど申し上げました認定の調査の方の委員でございまして、町で4人の調査員が調査をしております。それを調査表をもとに判定するのは5人の審査会の委員がおりまして、東部で一緒に5人の認定委員を選びまして、東部十勝4町でやっておりますので、その中から選んでおりますので、ある程度福祉の専門家の方ですとか、医師の方、そういう方も含めて最終的な障害程度区分の認定は行っていると。

質問 7番 野原恵子

では、第1段階は町職員がやりまして、二次判定は専門の方々に委ねているということですね。わかりました。それでもまだあるのですよね。認定が。保護者から見て同じような障害のある方なのですけれども、区分が2になったり6になったりして、これはちょっと不公平ではないかという地域の障害者の方からの意見もありますので、そこのところの是正も今後検討していかなければならない部分でないかと思いますので、ぜひそこのところ、検討をお願いいたします。次、6番ですが、暮らしの場のあり方ですね。これは本当に、今、認定区分によりまして、地域で住まなければならない。施設を出なければならない。そういう方も出ております。そういう場合には、家族と一緒に住みたいのだけれども、そこから通所するところがない。そういう意見も大変多く、障害者の中から出されております。それで、本当は自分の親元から、そういう、何て言うのですか、暮らしの場という施設があれば、通所するところがあれば行きたい。そういう声も多く出されております。今、ひまわりもそうなのですが、やはり3障害一緒になりますと、知的の方と身体という方はなじめるかなと思うのですが、精神の方はやはり特別な3障害一緒と言いましても、精神の方は精神専門のところで日々暮らしたい。そして、専門の方に対応していただきたい。そういう声も多く出されております。そういう点では、やはり、この幕別町では、その施設が大変尐ないのではないかなというふうに思うのですね。ですから、そういう場のあり方も、今後検討していかなければならないということも考えられます。今、障害者福祉計画の中にも、そういう施設や何か、民間で施設をつくる場合には助成もしていきたいということも書いてありますけれども、そういう手立ても今後、協力に進めていくということが、安心して暮らせる。障害のある方も安心して暮らせるまちづくりにつながるのではないかと思いますが、これからの方向性としてお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

なかなか町単独でそれぞれの施設を持つということは厳しい現实があるわけであります。そういった中で、私どもの町では、ひまわりの家を中心に、いろいろ NPO の立場でご活躍をしていただいている。大変ありがたく思っております。そのほか、中札内にお願いしている知的の部分ですか。それから、音更、あるいは帯広、それぞれ施設も町村単独でなくて、いわゆる十勝圏的な、広域的な中で、施設利用を行っている。ただ、現实にはその施設も必ずしも十分でないし、先ほど言ったように、一定度の障害によっては出されてしまうというようなことがあったりということで、いろいろ問題はあるわけでありますし、私どもの今、福祉計画、今度、3月にも新しい福祉計画が出ます。障害者福祉計画が出ますけども、恐らくその中にも当然、施設の設置については書かれてくるのだろう。掲載されてくるのだろうと。その中に、一つが先ほど言われたような障害者の方を対象としたグループホームなどが、今後予測されてくるのかなというふうにはありますけども、全体的な中で、いわゆる障害者の福祉施設というものを、私どもの町、あるいは広域の中でこれからも配置を考えていかなければならないものというふうには思っております。

質問 7番 野原恵子

また、そういう中で、施設から退所しまして、地域で生活していう。そういう意向の方、町としては身体とかそういう方は 15 人、平成 23 年度まで目標にするというふうに聞いております。また、精神の方は6人以降していきたいというこの目標計画。それを实現していくという点では、幕別町だけでそういう地域で生活していける施設というのができないのであれば、十勝全域で連係をして、そういうところでもしっかりと障害者が地域で生活できる対策ということもこれから考えていかなければならないと思います。それにはやはり財源も必要なわけでありまして、今回の見直しの基本方針の中に、財源問題が十分含まれていなければ、そこのところもしっかりと財源を保障してもらえるように、国に働きかけていくことをしっかりと求めていっていただきたい。それが安心して暮らせるまちづくりになると思いますので、その点もぜひ、これからの検討をしていっていただきたいという部分です。その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほどから申し上げておりますように、施設の配置については、町、あるいは管内的に配置を考えていく。財源については、これもどうしてもやはり国に求めていくというようなことになっていくのだろうというふうに思います。あるいはまた、民間の福祉法人ですとか、そういったところが实質、経営、運営するような福祉施設もあろうかというふうにも思いますので、そういったところの連係なり、あるいは、それらに対する国の支援、あるいは、町としての助成。そういったことも含めながら、総体的に考えていかなければならないものというふうに思いますが、まずはやはり、国の財源をしっかり確保していただいて、それぞれの施設整備に当っていただくということを進めていきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

7番目なのですが、障害のある子どもたちというところでは、やはり保護者の負担というのは本当に大きなものがあると思います。ここにもまた応能負担、応益負担、これに戻ってくるのですけれども、施設入所だけではなくて、通園するですとか、それから、異動するですとか、そういうところにも費用が本当にかかるのですよね。やはり子どもたちは地域で育てる。そういう意味でも、公的な責任で適切なこの福祉サービスを行う。ここのところは十分に配慮しなければならない部分だと思います。健常の子どもたちが普通にできること。そういうところにきちっとバリアを外していく。それが公平な発達につながると思うのですね。ですから、本当に障害のある子どもたちに、そして親たちに負担を重くする、負担を被せるということは、公平な発達にはつながらないと思っております。そこのところは本当にこれから考えていかなければならないというふうに思うのですが、やはり福祉サービス、それは国がしっかりと補償していく。そこのところを本当に声を大きくしていかなければならない部分ではあると思っております。これから制度は基本方針の中では、そういうふうな対策は立てていくとは言っていますけれども、契約制度には変わりはないわけですね。ですから、そこのところのバリアというのを除いていくということも本当に必要だと思いますので、そこも併せて、ぜひ、この基本方針に照らしまして、その部分がまだバリアがあるとすれば、きちっと改善を求めていくということも併せて、求めていきたいと思います。それとあと、障害者自立支援法、これに変わる新しい法制度ということでは、やはり今、ずっと町長に意見を求めてきましたが、根本にあるのは障害者の生活をしっかりと守っていく。そういう視点に立っていないのではないかと思うのですよね。基本方針や何かでいろいろ細かな改善はあるのですけれども、その障害のある人たちにしっかりと生きていくための手立てをとっていない。そこの根本はやっぱり応益負担なのですね。だから、そこのところもしっかりと求めていくということと、やはり子どもたちは大人になる段階をしっかりと上っていく。そういうことを保障していくということと、大人はやはり、人生が終わるまで人として生きていく。そういう仕組みをつくっていくということがきちっと大事なことではないかと思うのです。その点もやはり、尐しの手直しでは十分ではないというふうに考えておりますので、そこも併せて国に求めていっていただきたいということです。次に、地域の問題で質問したいと思います。町として就労支援を行うことというふうに質問しておりますけれども、今、町長の答弁の中に、町として体験とかそういうことで、障害のある方に就労の体験を町としてやっていくということなのですが、私はやはり、基本的な考え方として、障害者の方々の就労意欲を喚起する。こういう答弁されておりました。障害のある方は働きたくても働くところが尐ない。働く場がないということがやはり大きな問題だと思うのです。働く意欲がないわけではないわけで、基本的な考え方の中に、就労意欲を喚起する。こういうところでは非常に、障害者が聞いたら何と言うのかなというふうに、私ひとつ考えてしまいます。それで、福祉のまちづくり町民会議、その中でいろんな意見や要望が出ているという新聞報道で見ておりますけれども、その障害者を雇用する企業に、町の事業の優先発注など、こういうことも町の対策としてほしいということも新聞報道でありましたが、そういう対策を、新たな対策も必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

障害者の方が社会に出て、健常者と一緒に仕事をする。私はやっぱり一番それが望まれることなのだろうというふうに思っております。私どもの町でも、今、障害を町職員として採用している方ももちろんいらっしゃいますけれども、何年か前に、その町職員試験を、障害者のみに限って实施した経緯もあるわけですけども、多くの方が受験をされて、大変私も面接なんかして感動をした覚えあるわけですけども、なかなかまだ社会全体から見ると、そうした方、就職に就かれる方が尐ないのも現状なのかなというふうに思っております。そういったことで、今、お話ありましたように、障害者の方を採用してくれる。任用してくれるような会社、企業に対して、それなりの支援策を考える。これは必要なことなのかなというふうに思っていますけども、今回新たに計画しましたのは、役場に来ていただいて、役場の仕事などを体験していただいて、そこで働く喜びといいますか、働くことの意欲を醸成してもらう。そんなことで今、大体5人ほどの方を 10 日間なり何日間、1週間なりを来ていただいて、経験をしていただく。それが新たな就職につながれば、私ども一番ありがたいことだなというふうには思っておりますけども。これは当然、先ほどからお話ありますように、相手方、企業なりの中のお力がなければ進まないわけですけども。町としては、まずはそうしたことで、役場の仕事を体験してもらおうというようなことを、今年度实施させていただきたいというふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

今、雇用状況が大変厳しいですね。そういう中で、障害者が働く場もなかなか、それ以上に厳しい状況があると思うのです。ですから、障害者を受け入れる事業所や企業に対して、町として何らかの保障、そういうことも考えていかなければ、雇用の拡大にはなかなかつならがらないのではないかと考えますが、その対策は、今お聞きいただかなかったかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

町独自の施策は今まではもちろんなかったのですけども、恐らくこれは労政サイド、国なり、道はちょっとわかりませんけども、そういったいわゆる障害者サイドと、いわゆる先ほどから出ている雇用の関係のサイド。こちら両方の中で、きっと、名称がわかりませんけども、そういったものはあるのだろうというふうに思っております。ただ、それが町村まで下りてきて、それに町もプラスなり、あるいは町独自でということは今の段階ではまだ進められておりませんし、あまり他町村の例も聞いていませんけども、もう尐し、これ、内容を十分調べさせていただき、研究させていただきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

次に、総合相談窓口なのですが、ここでは相談体制を強化するとされておりますけれども、地域の保護者の方の声を聞きますと、役場に行って相談するというのはなかなか敷居が高いというのですね。それで、相談に行ったらいろいろな問題は解決する方向も見えますよといっても、なかなか敷居が高くて行かれない。それで、地域に、例えば、コミセンですとかそういうところに、何曜日には相談員がいますよというそういう形で、窓口を開いていただければ安心して、普段着で行ける。そして、札内から幕別本町に来るのも遠いし、忠類から来るのもなかなか遠い。そういう点では相談する窓口が多数あった方が、気軽に相談できるので、増やしてほしいという要望があります。相談支援専門員という資格を持った方が地域にも何人かいらっしゃると思うのですね。そういう方をそういう場所を設けて設置するということも一つの方法ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

障害者相談員という方、町内にいらっしゃるわけですし、もちろん福祉課の中に、先ほど申し上げましたように、障害福祉係もあるわけですから、相談に応じることはもちろん当たり前のことなのですけども、今おっしゃられたように、なぜか役場へ来るとちょっと敷居が高いから来づらい。私は逆に言っていただければ、担当の者が逆にお邪魔するなり、あるいはコミセンでも近隣センターでも、場所を設定して相談を設ける。そのことは何も不可能ではない。可能だというふうに思います。ただ、毎月なり毎週決まって何時から何時までやりますよというようなことになってくると、なかなか難しい面もあるのかな。時間的な拘束もかかるわけですから。そうではなくて、こういう相談があるのだけども、どこか来てもらえないかとか、どうでしょうかといったときに、職員が行く、あるいは相談員にお願いする。そういう手法からいけば、もっともっとコミュニケーションをとりやすくなっていくのかなという思いはしておりますので。ぜひ、一番いいのは敷居が決して高いわけでありませんので、役場へ来ていただくことがまず一番いいのでしょうけども、それでもどうしてもということになれば、逆にお電話でも、誰かを仲介してでも、声を掛けていただくことが第1かなというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

今、民生委員、児童委員と自宅に貼ってありますよね。そういうものを町で相談支援専門員の方に依頼して、自宅にそういうものを貼るとか、そういうふうにすれば、地域の方は相談に行きやすいとか、そういう方法も一つ考えられるのではないかなというふうに思います。それと、もう一つなのですが、担当者は変わるたびに、その障害の経過を1から話しなければならないというのですね。役場の担当者が変わったりとか、そういうふうにすると。そうすると、障害の履歴みたいなものを幕別町に住んでいる場合には、そういうものが一つあれば、担当のところに行けば、すぐ1から説明しなくても相談できるということで、そういうシステムも一つつくってほしいという要望もあるのですが、その二つについてお伺いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

相談員という制度は、これは町が委嘱ではなくて、恐らく都道府県ですとかそういうところの委嘱がひとつ、障害者相談員の中にはあると思うのです。そして、知的の部分の相談員もいらっしゃるというふうに思います。ただ、看板といいますか、表札みたいなのは、あれは民生児童委員なんかといったら、あれは道で決められた一つの様式のものであります。そういったことももちろん必要であればいのでしょうけども、民生児童委員さんみたくそう多くはもちろんいらっしゃらないわけですから、各公区に一人ずつということにはなっていませんので、その辺がちょっとどうかなというふうには思います。それと、今おっしゃられた相談するたびに、係が変わるたびにということは、これは本当におっしゃるとおり、迷惑な話なのかもしれませんから、担当、相談を受けた者は、それなりの履歴なりを含めた物をやはり書類として残しておくというのはこれは職員としてはやっぱり当然のことなのだろうと思いますので。それらについては、また内部で十分話をさせていただきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

今、相談員のことなのですが、それは道で、民生委員とか児童委員というのは道でやっているということ。表示するの。であれば、幕別町でその相談支援専門員という方が、道の委嘱を受けていらっしゃるのであれば、お知らせ広報とかそういうものでしっかりとお知らせする。そういうことも必要ではないかと思いますがいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

民生常任委員は、国と厚生労働大臣と知事が委嘱をするわけです。それに併せて、幕別町も福祉委員というような名前で、民生児童員の委嘱をする。障害者相談員は、身体、知的、精神、3人はいらっしゃるわけですし、毎年、福祉、民生児童員さんの一覧だとか、そういうときには相談員も広報にもは掲載しておりますので、1回では十分でないのかもしれませんけども。もちろん、障害者福祉団体だとか、そういうところには周知をしていると思いますけども。

質問 7番 野原恵子

その辺は承知いたしました。その3人以外に、その資格を持った支援相談員っていらっしゃると思うのです。そういう方を増やして、周知していくということも必要ではないでしょうか。町独自として、こういうところに行けば相談できますよということを周知していくということも一つ必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃられた町独自で支援相談員を委嘱なり配置しているかということになると、そういう制度は今のところのないと思います。ですから、これらがどういう資格が必要で、どういった役割を担うかというようなことが、新たに構築できれば、そういう制度として考えていかなければならないのかもしれませんけども、今の段階ではないので。結果的には、民生児童委員さんなんかを通じて、役場へつなぐというようなことが、今の民生委員さんたちの役割なのかなというふうに思っていますけども、それは研究をさせていただきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

承知しました。その指導専門員というのは、きちっと講習も受けて、そういう資格もあるということを聞いておりますので、町民の中にそういう方がいらっしゃると思うのです。そうしますと、3人以外にも相談員を幅広く配置することもできますよね。ですから、そういうことも今後検討していっていただきたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

ちょっと私わからない。障害者の相談員、支援相談員。資格というのがどういうような資格かとなると、ちょっと私もわからないのですけども、それも先ほど言いましたように、十分内部でも研究をさせていただきたいというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月12日 議事録 PDF(136ページ) 間違いを知らせる