幕別町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月11日
防災の観点から安全安心のまちづくりについて
2009年3月11日、幕別町議会の一般質問で、斉藤喜志雄議員が「防災の観点から安全安心のまちづくりについて」質問し、町長 岡田和夫、教育長 金子隆司が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤喜志雄 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、教育長 金子隆司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 斉藤喜志雄
通告に基きまして、大きく2点、一つには学習指導要領の改訂に伴って、必修化される小学校外国語活動の推進について。そしてその二つには、防災の観点から安全安心のまちづくりについて質問をいたします。最初に、改訂学習指導要領の完全実施を視野にした移行期の小学校外国語活動、いわゆる英語教育の推進にかかわってお尋ねをいたします。周知のとおり、昨年の3月28日に文部科学省が公示された新しい学習指導要領において、小学校の5~6年生を対象に、年間35単位時間、これは45分事業で言いますならば、週一コマに相当しますが、それを必修の外国語活動、具体的には英語教育を導入することが決められました。この新学習指導要領が全面的に実施されるのは、2年先の平成23年からでありますが、その外国語活動においては、本年度から始まる移行斯間中に、各小学校の裁量で授業時数を定めて実施することできるというふうに規定をしております。その際、各学年で年間35単位時間までは、従来からあったところの総合的な学習の時間を充てることを認めた上で、各小学校に対して可能な限り移行期間中に一部を先行して実施するなどして、平成23年度からの英語活動を円滑かつ確実に実施するための準備を進めるように求めているところでもあります。言い換えますと、文部科学省は、この2年間を助走機関とし、各小学校に積極的な試行の実施を期待しているものと受け取るめることができます。一方、文部科学省がこれまで指定してきた研究開発校だとか、あるいは、英語活動拠点校、さらには、各都道府県教育委員会が定めた研究指定校として、ここ数年来、研究・実践を積み上げてきた小学校ならばともかくのこと、そのほかの多くの一般の小学校では、戸惑いや不安が非常に大きいというふうに間くところでもあります。とりわけ子どもたちの指導に直接携わる担任の間では、自分の英語力や発音が通用するのか心配である。とする者も尐なくないとも言われております。私は、各小学校において英語教育が円滑に展開され、指導者である担任が自信を持って英語活動教育に取組めるようにするための諸条件や環境整備が必要では考えているところであり、以下、何点かについてお伺いをいたします。まず最初は、小学校における外国語、北海道の場合は英語ですが、英語活動を必修化の必要性や、その意義などについて、教育長としてどのように受け止められておられるか、見解をお伺いするものであります。次に、ある資料によりますと、現在も全国の97%の小学校では、程度の差こそはあったにしても、英語活動が実施されているということになってございます。しからば、町内の小学校の実態はどのようになっているか、お聞かせをいただきたいと思いますし、併せて、平成21年度に前倒し実施予定の小学校数はどのようになっているかをお伺いをいたします。質問の3点目は、前段にも申し上げましたとおり、初めて外国語活動、英語活動に携わる担任の先生方の心配や不安、これを解消し、自身を持って教員活動に取組んでもらうためには、町教委としての多様な支援策や施策が必要なものと私は考えるところでありますが、この辺りにつきまして、どのようなお考えをお持ちか、お伺いをいたします。最後に、新たな取り組みだけに、小学校等の接続を踏まえた就学英語の方向性や、小中の連係が極めて大切だというふうに考えますが、この辺りをどのようにお進めになろうと考えているか、お伺いをいたします。次に、2点目の安全安心のまちづくりについてお伺いをいたします。昔から天災は忘れたころにやってくると言われておりますが、十勝沖・釧路沖や根室沖・釧路沖、そして、十勝平野断層帯と多くの震源地を抱える幕別町は、普段から大きな地震を想定した安全・安心のまちづくりが求められているものと思うところであります。そこで忘れてならないのは、14年前に発生した「阪神・淡路大震災」であります。ご存知のとおり、この震災では倒壊家屋10万戸以上、犠牲者にあっては実に6,400人余りに及びました。この地震がもたらした被害も甚大でしたが、しかし、私たちはこの経験から貴重な教訓も数多く得ることができました。それは、災害が大きく広域になるほど、警察や消防といった行政の支援が遅れ、いわゆる公助でありますが、犠牲者や家屋焼失の被害が拡大すること。反面、町内会活動がしっかりしているところほど、その被害は軽微で済むということを知ったのであります。つまり、私たちは、横の連係を活かし、情報を把握し、助け合う「共助」の大切さを学んだのであります。常日ごろから言われておりますとおり、防災は、「公助」行政・「共助」町内会等々・「自助」家庭の三者が持つ機能がしっかりとかみ合ったときに、災害を最小限に食い止めることができると言われております。以下、そういう観点から防災についてお伺いをいたします。最初に、大規模災害発生時に地域住民が連携して防災活動を行うところの「自主防災組織」の本町の設置状況はどのようになっているか、お伺いをいたします。次に、そういう自主防災組織の未設置の公区が組織できない要因をどのように押さえていらっしゃるか、お聞きをします。併せて、今後どのような手立てを講じて組織率を上げていこうと考えているかもお聞かせいただきます。3点目に、普段、「自主防災組織」が行っている防災知識の啓発や、防災訓練実施の実態はどのようになっているかについて、お伺いをいたします。最後に、自然災害の犠牲になりやすいお年寄りや子ども、そして、身体障害者など、いわゆる災害弱者に対する万が一に備えた町の支援策はどのようになっているかをお尋ねをいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
はじめに、私の方からご質問の2点目、「『安全・安心のまちづくり』について」答弁をさせていただきます。ご質問の要旨にありますように、平成7年1月に発生いたしました阪神淡路大震災の際には、6,400人余りの方々が尊い命を落とされたところであります。一方、倒壊した家屋などから救出された3万人余りのうち、約7割が近隣住民に救助されたとも報告されております。町、消防及び警察など防災関係機関の人員や車両・機材類の配置にはおのずと限界があり、災害の規模が大きく、広域化すればするほど、全ての被災現場に対応することは困難で、「助けたくても助けに行けない状況となる」ということも予想されるところであります。このため、災害発生時の初期段階においては、自ら守る「自助」はもちろんのことでありますが、公区単位など地域の自主防災組織においてともに助け合うということ、「共助」が非常に重要なことであると考えているところであります。ご質問の1点目、「自主防災組織の設置状況ついて」でありますが、本年2月末日現在で 112 公区のうち、設置している公区は 10 公区であります。ご質問の2点目、「未設置公区の要因と今後について」であります。まず、未設置公区において組織できない要因についてでありますが、地域の皆さんでともに助け合うという「共助」の重要性に対する認識が、住民に浸透していないという状況の中であって、公区内で組織する機運が盛り上がっていないのではないかということが考えられます。また、公区のコミュニティ活動の活性化の度合いや公区内住民の年齢構成などにより、組織化として取組むまでには至っていない状況にあるものもあろうかと推測いたしております。次に、組織率向上のための方策についてでありますが、町では、これまで「協働のまちづくり支援事業」において、公区防災計画の策定や防災用品の整備などに対し助成を行なうなど、公区の防災活動の支援とともに自主防災組織づくりを推進してきたところであり、今後も引き続き支援してまいりたいと考えております。また、出前講座における自主防災組織に関する説明のほか、公区防災計画の策定や防災訓練の実施などに関して支援をするとともに、自主防災組織の設置を要請してきたところであります。昨年8月には、十勝支庁、東十勝消防事務組合などと協力し、西幕別地区の公区役員の方々を対象として、災害時の地域における対応などを的確に進めるための「災害図上訓練」を実施いたしまして、36 公区から 96 名の参加をいただいたところでありますが、平成 21 年度以降も順次、幕別地域、忠類地域において実施してまいりたいと考えております。さらに、21 年度予算案におきまして、災害時の対処方法、避難収容施設、洪水ハザードマップ及び地震ゆれやすさマップなどを掲載した「防災のしおり」を作成し、全戸に配布する経費を計上いたしており、住民の防災意識の向上を図ってまいりたいと考えております。このほか、機会を捉え、防災意識の向上について啓蒙活動を行うとともに、「共助」の重要性を訴えるとともに、自主防災組織の設置について要請してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「自主防災組織が行う啓発や訓練の実態について」であります。1点目のご質問に対してお答え申し上げたように、現在、自主防災組織を設置している公区は 10公区あり、そのほか、組織化までは至ってはおりませんが、自主防災組織設置に向け防災計画を策定中の公区が1公区、防災用品を住民に配布している公区が5公区あります。これら公区におきましては、公区の広報紙により防災に関する情報を周知するなど、防災意識の向上に努めていると伺っております。なお、防災訓練につきましては、平成 20 年度に5公区が実施しておりますが、このうち1公区は自主防災組織の未設置公区であります。ご質問の4点目、「災害弱者に対する支援策について」であります。ご質問の要旨にありますように、児童、高齢者、障害者などの方々は、すばやく適切な行動をとりにくいことがあり、災害の犠牲になりやすいといわれているところであります。阪神淡路大震災の犠牲者 6,400 人余りのうち半数が 65 歳以上の方であったと伺っております。本町では、平成 19 年8月に「幕別町地域防災計画」を見直したところでありますが、新たな計画に「災害時要援護者対策計画」を盛り込み、この計画に基づいて災害弱者対策を進めているところであります。本計画におきましては、一般の避難所のほかに、要援護者収容施設として、福祉避難所を設定したところであり、保健福祉サービスが必要な要援護者に対しては、保健福祉センターなど 13 カ所の公共施設を指定し、対応することとしております。また、社会福祉施設等と協力して避難支援体制を整備することと定めており、平成 19 年 12 月に特別養護老人ホーム札内寮と、平成 20 年 10 月には老人保健施設あかしやと、いずれも、高齢者や介護を必要とする要援護者を災害時に一時的に収容していただく協定を結んだところであります。また、本年2月には、江陵高校と校舎を災害時の避難所として提供していただく協定を結んだところでもあり、同校は、福祉コースを開設していることから、実習用として、介護ベッドや車椅子のほか介護用器具を備えており、要援護者の収容にも適しているものと考えております。さらに、昨年4月に「災害時要援護者支援制度」を創設して、災害弱者の把握、地域での見守り及び避難の支援体制整備を進めているところであります。本制度は、75 歳以上の高齢者のみの世帯の方、一定級以上の重い身体障害者手帳保持者、要介護認定3以上の在宅生活者などのほか、災害時に支援を希望する方を対象としているものであります。公区及び関係機関への情報提供に同意していただいたうえ、支援を受けたい方と地域で支援していただける方を「災害時要援護者名簿」に登録していただくものであり、現在、登録希望を受け付けているところであります。この名簿の情報を公区と町が共有し、地域において、日ごろから要援護者を見守り、災害時には、避難情報等の伝達、安否の確認、避難誘導などの支援を進めていこうとするもので、本年2月末日現在、58 公区から 156 名の方が名簿登録の申請が出されたところであります。今後も、順次、各公区と協議しながら、申請者や地域支援者の確認作業等を進めて、名簿を確定していく予定となっており、町民が安心して暮らせるまちづくりを進めてまいりたいと考えているところであります。以上で、斉藤議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
斉藤議員のご質問にお答えをいたします。「小学校における『外国語(英語)活動』の推進について」であります。東京オリンピックが開催されてから5年後、昭和 44 年の学習指導要領の改訂時に、英語の教科内容は「学習活動」からコミュニケーション重視の「言語活動」に改定され、その後、日本の国際化進展に伴い、平成4年、国は、研究開発学校を指定して小学校英語教育をスタートさせました。現行の学習指導要領が実施された平成 14 年からは、「総合的な学習の時間」が組み込まれましたことから、国際理解教育の一環として英語にかかわる活動を取り入れる小学校が増えはじめ、幕別町におきましても国際交流員や JICA の外国青年などとのコミュニケーション活動を通じて、積極的に外国語でコミュニケーションを図ろうとする基盤が育ってきているものと認識いたしております。ご質問の1点目、「小学校における外国語活動必修化の必要性と意義について」であります。このたびの改訂における小学校外国語活動の目標は、一つには、「言語や文化について体験的に理解を深める」ということ。二つ目は「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成」。三つ目には「外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながらコミュニケーション能力の素地を養う」ということであり、決して中学校での学習を前倒しをした「言語スキルの習得」が目標ではないものと考えております。一般的に、外国語の学習においては、年齢が高くなるほど知的発達と言語発達のギャップが大きくなるが、低年齢児に学習を開始すればこのギャップが解消されると言われております。外国人を招いての外国語活動など、実際の体験活動を通じて「楽しさ」や「大切さ」を感じさせ、コミュニケーション能力を育成していくことが重要でありますので、英語という言語や文化に慣れ親しみ、体験的に理解を深めるための取組みを充実させることは、極めて意義深いものであると考えております。その一方で、基本的には学級担任が主体的に授業を担うこととなるにもかかわらず、体系的に英語の指導法を学んだことのない小学校の教員にとっては、大きな負担となるのではないかと懸念をしており、その解消が肝要であると考えております。ご質問の2点目、「町内小学校の外国語教育の実態と、平成 21 年度の実施予定について」であります。現在、幕別町におきましては、10 校のうち7校が国際理解教育に取組んでおり、年に数時間から 20時間程度と差異はありますが、JICA からの外国青年や町の国際交流員を招き、挨拶や自己紹介、簡単な会話、単語カードを使ったゲームなどを通じ、外国の文化や言語を直接学ぶ機会を設けております。新年度からの取組みについてでありますが、ご質問にありますように、移行措置期間においては「平成 21 年度から可能なものは先行して実施すること」が基本とされており、5・6年生の外国語活動は、学年ごとに 35 単位時間まで充てることができるとされております。町内の各校におきましては、平成 23 年度からの実施に向けて円滑に移行できるよう、計画的に準備を進めており、平成 21 年度から全 10 校において外国語活動を実施することとしております。ご質問の3点目、「担任教師の不安や心配を解消するための支援策について」であります。学習指導要領では、「外国語活動においては、英語を取扱うことを原則」とし、「授業の実施に当たっては、ネイティブ・スピーカーの活用に努めるとともに、地域の実態に応じて、外国語に堪能な地域の人々の協力を得るなど、指導体制を充実すること」と定められております。このことから、現在、主に中学校の英語の授業において発音指導などに携わっております2名の国際交流員の活用について、各学校からの要望を取りまとめた結果、平成 21 年度にあたっては、現状2名の国際交流員の勤務時間を週 35 時間から 38 時間 45 分に拡大をすることで対応が可能となることから、所要の予算を計上したところであります。外国語活動は、学級担任がメインとなって指導計画を作成し、授業はチームティーチングで行われることが求められておりますので、初めて外国語活動に携わる担任教師の不安を解消するため、学級担任や外国語活動担当教諭との十分な連携を図り、これまで、中学校での英語活動において培ってきた国際交流員の技術を最大限生かすことができるよう、配慮に努めてまいりたいと考えております。また、外国語活動の指導方策といたしましては、北海道教育委員会による「外国語活動教員研修会」や補助教材として「英語ノート」の活用を図るとともに、町教育研究所の協力をいただきながら先進事例の研究を進め、移行期間中において課題の抽出・検討に鋭意努力をしてまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「中学校英語の連携と小中学校の連携について」であります。このたびの改訂における小学校の外国語活動の目標は「体験によってコミュニケーション能力の素地を養う」ことに主眼が置かれており、決して、文法といった言語技術の学習ではないことから、小学校において英語でコミュニケーションをする楽しさを感じ、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てていくことによって、体系的に学ぶ中学校での英語学習に効果的に連携していくことができるのではないかと考えております。そのためにも、これまで以上に小・中間の教師の交流機会を拡充し、お互いの理解を深めていくことができれば、中学校における外国語活動の目標である「言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成」を、より強固なものとすることが可能となり、聞くことや話すことなどの実践的なコミュニケーションの基礎を養う教育が結実するのではないかと期待を寄せております。小学校における外国語活動が円滑に展開され、小・中の連携が効果的につながっていくためには、この移行措置期の2年間の取組みが、まさに重要であるものと認識をいたしております。以上で、斉藤議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
質問 3番 斉藤喜志雄
これから2、3、最初に私の英語の方から、先に言いましたので、そちらの方から質問していきたいというふうに思います。急速なそのグローバル化の進展に伴って、私は英語を学ぶ機会が増えることを、必ずしも指定するものではなく、大変喜ばしいことだなというふうに思っているということで、まず、受け止めておいていただきたいと思うのですが、そこで、教育長もどこかでご指摘になっていると思いますけれども、実はその現場が非常に不安がっているというのは、普通、小学校の教員は大体全ての教科について、教員免許をとるときのその指導を受ける強化教育法というのを、例えば、国語科教育法、算数教育法とかといって、単位をとってくる。ところが、今、今年の春から導入される英語については、中学校英語の教員の免許と併せて両方とってきた人は別として、いわゆる英語科教育法というのをやってきていないのですよ。人によってはもう間もなく終わるよという、教員生活大体4大出てくるれば38年間でしょうか。38年間ぐらいで大体定年退職となる。もう30年も過ぎた人が、実はこの英語科教育に当らなければいけないという極めて厳しい状況の中で置かれているということを我々はしっかりやっぱり受け止めておくことが必要だと思うのですね。だから不安がっている。何だ学校の先生なのに、そんなこともできないのか。たかが小学校の英語ぐらいがって、優しいことを優しくわかってもらえるように教えるくらい難しいことはない。そこで、実はそういう観点から言うと、文科省のこの取組みについてはまり拙速に過ぎるのではないかということを、1点どうしても私は考えざるを得ない。そして、その二つ目は、これもいろいろ問題があるといえばあるのだけれども、では、今現場でそうやって悩んでおられる先生方にどう応えていくかというので、文部省が今行っているのは、いわゆる各都道府県教育委員会から、指導主事集めていますよね。指導主事を文部省へ集めて、1都1道2府47県ですか。そこのところから指導主事を集めて、そしてそれを、たった亓日間、それも25時間、25時間指導して、そして、さあお前たち帰って、そして各都道府県で小学校の先生方を集めて、中核教員を集めて、各学校から1名集めて、その指導員やりなさい。そして、4月から現場実践できるようにしなさい。あまりにも乱暴で拙速に過ぎる。これはご案内のとおり、隣の国の韓国、台湾が同じように、この国際化の時代を迎えて、外国語の小学校から導入するというシステムを取り入れてきていますが、むこう3年間もかかって、しっかりと現職教育を含めてやってきているのですよ。そして、現場実践に移していっている。したがって、それなりに教壇に立つ教師は自身と確信を持ちながら、子どもたちに優れた教材を提供しながら英語学習を進めてきている。そういう意味で。しかし、今こんなこと言ったってもう遅い。これは4月から試行しなさいとこう言っているわけだから、やむを得ないとしても、本格実施は向こう2年ですから教育長どうしようか。各学校に、せめて英語に堪能な教師を取り立てて1名程度、配置をする予算付けをするなり、人材配置をするなりのそういうものを求めていく必要があるのではと私は思っているのですが、いかがお考えでしょうか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
この導入に当って、拙速すぎるのではないかと。このことは総合学習が取り入れられましたときに、英語教育そのものが先延ばしになりました。結果として総合学習の中で、平成14年以降ですが、英語教育を取り入れる学校が尐しずつ増えてまいりました。実質は違いますけども、97%に至っている。幕別町については10分の7校ということでありますが、一つには、その背景は、いわゆる国際化の流れというものがあるのだろうと。アジア諸国、あるいは韓国、中国におきましても、必須科にきております。こういう中での日本の国家戦略といいますか、次世代を担う子どもたちが国際的理解を持つコミュニケーション能力を育成することは絶対必要であると。もう一方では、いわゆる教育の機会均等であります。中学校に入学する際には、学校格差があってはならないということが大原則であります。当然入学するときには、共通基盤を持って入学させるということが義務教育の本質でありますので、そのことを考えますと、格差があってはならないというようなことから、新学習指導要領の中で、いわゆる英語教育というものを導入したというふうに押さえております。その前段の先延ばしになったときもそうでありましたけれども、いわゆる専門の教科の資格免許を持っていない学級担任制でありますから、非常に困難があるのではないかと。それには、長い研修と費用がかかるというようなこともありまして、先送りされたという経過があります。その対応策としては、いわゆる尐人数学級の実現を図ると。あるいは、専科の教員を、教員研修を改善していく中で張り付けていく必要がある。それから、地域の人材活動とは言うけれども、財政的な裏づけが一つもない。こんなような状況の中で、スタートするわけであります。したがって、町村で行うことは限界がありますけれども、前段申し上げましたようなことについての共通認識は、十勝においても同じでありますので、何かの機会において、措置をしていただくように求めてまいりたいというふうに思っておりますし、仮に単費で措置をするということになりますと、かなり財政的に厳しい問題があるのだろうと。そんなことから、今回、国際交流員のお二方おりますけれども、その勤務時間数を延ばすことによって、35時間のうちの17.5時間、これが選択されても、10校が選択されてもいいように、その時間の確保に努めたところであります。ただ、再来年度以降について、はっきり申し上げて、その活用の度合いにもよりますけども、理論的には間に合わないということが予想されておりますので、今後時間をかけながら検討をしていきたいというふうに思っております。
質問 3番 斉藤喜志雄
お互いに財政の厳しい中でということでありますので、その中で、例えば、ALTOの勤務時間を延ばして、その対応をして図っていったという点では、大変評価されなければならないのではないかなと思います。私は、基本的には国が導入するわけですから。したがって、国に対して、道なり国に対して求めていくという必要があるだろうというふうに思っています。そういう意味で、いわゆる、これ、英語の教員云々ということになれば、ちょっと時間的には余裕がないとしても、実は地域に、今おっしゃられたように地域にいっぱい人材いらっしゃるのですよ。基本はチームティーチングですから。TTをあれして、いわゆる小学校というのは、コミュニケーションの素地を養うだから、そういう意味でいうと、結構結婚されて地域にいらっしゃる方だとか、あるいは退職教員だとか、そういった連中が結構いらっしゃるので、そういう財政的な措置をひとつ、国が、仮に例えば要請が間に合わんとしたら、そういったものを、措置を講じていくことが必要だというふうに思っているので、ぜひ一つ、その辺りは協力に働きかけていってほしいなと思う。なぜなら、先ほど言いましたように、実は、小学校で、先ほども言いましたように、小学校と中学校、大体教育大系の出身の諸君だと、小学校の免許と必ず中学校の免許と両方持ってくるのですよ。その中で、英語の免許を持っていて、その小学校に配置になっているという、道内の教職員といったらたった4%ですよ。たった4%しかいない。ですから、これは絶対にいわゆるTTをやっていくとか云々とかといったって足りないのですよ。そういう実態にあるわけですから。これはやっぱり道教委がそこのところを何とかするだとか、あるいは、国が何とかするというところは、尐なくとも私どもの国から見たら、経済力が务るような国ですら、3年間もかけて、人材育成をやって投資をしているわけですから。教育は未来への投資ですよ。そういうスタンスでいうと、いかにも国のこの施策は貧困だと。そして、拙速すぎるということで、ぜひ、教育長頑張っていただければなと、こんなふうに考えるところであります。個人的な見解で言わせてもらえば、国語教育審議会並びに中央教育審議会の中で、実は母国語、日本語の乱れと、それから、語彙不足によるコミュニケーション能力が务っている。それが実は、もっというと、読書なんか盛んに進められるというのは何のためかといったら、心を育んだり、あるいは人を思いやる心だとかそういうもので、いじめをなくすところにもつながるといってあれしているのだけれども、そういうその母国語のコミュニケーション能力がないのにかかわらず、外国語のコミュニケーション能力の素地を築くなんていうのは、いささか条件整備がなっていないのでないですかといいたいところだけど、これは個人的見解と申し上げましたとおりでございます。そこのところはあれしておきたいと思います。そこで、時間ないですね。余分なこと長く話しすぎるから、時間がなくなってしまって大変申しわけないのですが、どうしても私は教育委員会にお願いしておきたいのは、夏冬休み、春休みの長期の休業中がありますが、そういったときに、教育委員会のどこか1室を貸していただいて、例えば、ALTの先生は、夏休み与えればいいのだけど、そこは尐し頑張っていただいて、小学校の先生方を、担任される先生方を集めて、町独自としての例えば、現職研修を、それも参加者の課題研修をぜひやっていただきたい。そうすることによって、安心して教壇に立てる先生がたくさん誕生してくるし、それは地域の信頼にもつながってくる。そう思っているので、そんな方法も一つ、施行してみてはいかがと考えているのですが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
教育の専門からご案内ですから、私どもにお答えできるような範疇ではないのですが。おっしゃっていることはよくわかります。地域人材活用といいながら、国、道においての財源措置がございません。そういうことから端を発して、いろんな意味で不都合が生じているということは事実であります。最後の部分であります。研修等にかかわって、いわゆる長期休業中の休暇を活用しながら、国際交流員等も活用しながらということもございますけれども、それでは来年追いつきません。早急にやらなければならないということであります。町の教育研究所のお知恵を借りながら、今、見込みを立てておりますのは、早い時期に二人の交流員をその担当学校別に分けまして、一度は共通的な流れを確認し合うと。そして、それが終われば、全員集まって研修会を開こうと。こんなような流れが、今、研究所の方でも一応考えられておるようですが、なお、長期休業中の活用については、十分活用させていただきたいというふうに思います。まさに韓国では1,100時間だったでしょうか。それの事前研修を終えた方が教壇に立っているという仕組みがございます。まさに寂しい限りだというふうに思っておりますので、機会あるごとに、今、斉藤議員がおっしゃるような思いも含めながら、要請していくところは要請していくということでご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 斉藤喜志雄
ぜひ、そんな方向で、それぞれまだ試行期間で2年間の余裕があるわけですから、あるから本番に向けてしっかりした体制を確立していっていただければなと、こんなふうにも思うところであります。もうすでに始まっているようですね。機能、3月7日の、これは勝毎でしょうか。小学生は楽しさ重視で、大樹で教諭対象に英語授業研修というのが、すでにもうこうやってスタートしてございます。4月からのですね。そんなところも参考にされながら、ぜひ、実現していっていただければなと、こんなふうに思います。時間がありませんので、もう一つの方に移りたいと思いますが、112公区で10だけ設置されている。これも相当昔から自主防災組織というのは謳われていたような気がするのですが、依然として遅々として進んでいない。実は私は旫町第2公区でありますが、総務部長やったときに、公区長からきつく言われまして、私のところはつくったと。212戸に箇条式の防災ファイルをあれして、状況が変わっていけば入れ替えていけるようにしてつくりました。それ以降、毎年、今年も実は来ていただいて、防災知識の普及というか啓蒙というか、そういったところに、役場の皆さんに来ていただいて、取組んでおりました。毎年これ以降、むこう3年間くらい取組んできておりますが、本当のところ、何が隘路になっていて、この自主防災組織が広がっていかないのか、今一度お聞かせいただけませんか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
幕別町、忠類含めて112公区のうちの10公区ということになれば、非常に、1割にも満たないということになるのですけども、ただ、現実的に農村地域なんかの行政公区なんかは、改めてそうした組織をつくるということにはあまりならない。どちらかというと、やはり市街地の団地周辺といいましょうか、そういうところが多いのだろうと思いました。特に熱心なあかしや地区の一部なんかは、もうすでに十数年前から取組んで、毎年のように訓練なんかもやっていらっしゃる。やはり、これはもう、その公区、その町内会の防災に対する意識の向上、モラルといいますか、防災意識の高まりが、その組織へつながっていく。防災に対するお互いの助け合い、そして、防災に対して自ら参加する。そういったところのやっぱり意識が一番の原因だろうと。もちろん町として、行政としてやることも必要なわけでありますから、いろんなことをやっております。10年前になりますか、町内亓つに分けて、町が主催の防災訓練もやった経緯もあります。そんなことを含めながら、先ほども言いましたように、これからも引き続き、公区長さんかを中心に、いろんな機会に防災意識の向上を図りながら、何とかその思いを公区の皆さんに広げていただいて、自主的に組織をつくっていただくように、これからも努めてまいりたい。そういうふうには思っております。
質問 3番 斉藤喜志雄
私がつくったときには、非常に苦労したのは、一つはやっぱり個人情報の壁ですよ。個人情報保護とのかかわりでのその壁がなかなかあって、例えば、電話一つでもなかなかあれしなかった。それから、組織つくっていく上では、誰が誰をどう面倒見るという、いわゆる先ほども出ていた災害弱者の地域がきちっと把握していなかったら、これはまた、何にも意味なさないですね。そういう意味での情報収集をするといったら、これはまたものすごい苦労します。それから、もう一つは、公区加入率の減尐と、それから、公区のあれに対する無関心。ここが私はつくるときに非常に苦労したというか、なかなか大変でした。もう一つは、私の、ご案内のとおり旫町第2公区というのは、私はもう60歳退職して、8年目を迎えておりますから68歳になっているのですけど、それでもまだ若者です。本当に上ばかりです。前川議員なんかは貴重な存在であります。そういうふうに、非常に高齢化しているのです。そうすると、また、これがそこの中での地域活動というのは非常に大変。本音で言わせていただくと、防災組織づくりを本当に広げていこうと考えるのだったら、どうやって魅力と潤いのある地域づくりを、行政と公区と、役員でもいいです。一体になってあれしていくかということが一つは必要。それから、僕らのところみたいに、高齢化したところについては、今度は面倒くさいというのが出てくる。つくってみたら結構あれまた大変なのですよ。それなりにいろんなところに神経を使いながらやっていかなければいけないので、面倒くさいというの。それから、もう一つは今度手順がよくわからないというのがある。そこで、僕はやっぱり、そういったような、それぞれの地域が持つ、これは札内地区なんかの若い人たちになってもらったら、今度組織率が低いとかという、そういう、公区によってまた状況が違ってくるのだと思いますが、それぞれの地域の持つそういう隘路みたいなものをしっかり分析されるなり、把握されるなりをして、そして、公区役員や行政とか常に一体になりながら推し進めるという、そういったものが、僕は求められているのでないかなと思って、自分でやりながらそう思ったのですが。この辺りは、あまりマニュアル化してしまって、こうやってつくるのだよというのは、これは味も素っ気もありませんから。そうではなくて、例えば、公区の総会あるよといったら、例えば、こうやって公区長会議のときに呼びかけたのだよね。公区長さんも言っているよね。だから、大変失礼だけど、呼ばれなかったけど、来たのだけども、こんな手順ならできるのだよねという、大変かもしれないけれども、そういうような、いわゆる優しさと潤いみたいなものというところでのその地域力を育む行政と、それから、公区との一体感みたいなもの、醸成というか。そんなところも含めて試行してみてはどんなものなのでしょうかということで。いろんな会議の中で言われていることわかります。僕も公区長から言われてやっと2年目に思い腰を上げてやりました。1年目、やってみようと思って、面倒くさい。さっき言ったように、個人情報が集まらないし、もうあれだというのでやらなかった。そしたら、また公区長言ってきて、総務部長、また言われましたよと言われて、これはうちの公区長熱心だから、応えなければいけないなと思って始めました。ですから、僕はやっぱり、そういう行政としての努力、そんなものは考えられませんかということで投げかけます。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
この自主防災組織、もちろん行政のかかわりというのは大事なことは我々も十分承知していますけども、ただ、公区の実情というのはそれぞればらばらであります。もちろん根っこには、今、札内方面なんか公区に加入する人が9割を切ってきてというような状況の中では、なかなかこれを一つにまとめて組織をつくるといっても難しい問題も確かにあるわけでありまして。管内の状況なんか見たって、95%いっている町村もあれば、0%というところも現実にあるわけですから。しかもそれを112公区に当てはめて、町内一律にということにはまず難しいのだろうと。尐なくとも我々としては、例えば、そのように先行しているのは、協働のまちづくり支援事業なんかにおいて、いろんな防災にかかわる支援も、町としては体制づくりはしている。まずは行政に対して、あるいは、地域がどういうことをしてほしい、どういう相談に乗ってほしい、どうすべきか。いろんなことの相談を連係しながら、組織づくりを進める。このことについて、我々は何ら反対したり協力をしないなんていうことはもちろんないわけです。今一歩進めて、行政側から公区への投げかけ、これは先ほどから言っておりますように、公区長会議がそうですし、今の弱者の名簿をつくっております。これも各公区へ全部投げかけをしております。こうした中で、尐しでも行政とのかかわりの中で、一歩先へ出るような方向に、協力をいただければ、もちろん私たちも飛んでいくような体制で、これからも協力をさせていただきたいし、ぜひ、設置率が上昇するように、行政としての努力もしていきたいというふうに思っております。
質問 3番 斉藤喜志雄
若干余分なことを話したものですから、時間が足りなくなってしまって、聞きたいこともまだあったのですが、いずれにいたしましても、8月の31日に西幕で開かれたときに、高橋副町長がおっしゃられておりましたので。いい言葉だなと思いながら拾ってきました。いつ災害が起こっても対処できる心構えが大切だということをコメントされていたというのを見まして、その通りだよなと思いながら、そういう行政と、それから、地域と各家庭が、まさに公助、自助。一体となったところに、本当の意味での、いわゆる災害のない町に住んでよかった町がつくられる原点があるのかなと、そんなことを考えたものですから、ややしつこくなりましたけれども、申し上げまして、終わります。