みんなの議会

幕別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月11日

学校給食について

2008年12月11日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「学校給食について」質問し、教育長 金子隆司、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
教育長 金子隆司、町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 野原恵子

通告に従いまして、次の点について質問いたします。学校給食についてです。学校給食は1947年、教職員や父母、PTAの働きかけで始まりました。学校給食法は、憲法26条、教育基本法3条に基づき、1954年に成立しました。その目的に、児童生徒の心身の健全な発達のためと、国民の食生活の改善に寄与するものであるとして、学校給食を充実させるための教育行政の責任が併せて明記されています。学校給食法の6条では2項に分けられ、給食運営にかかわる費用は自治体負担とし、食材費は保護者の負担となっていますが、付帯事項として自治体としてできる限り食材費等の補助をするようにとの通達もあります。今の雇用の現状からみても、子育て世代の経済状況は大変厳しいと、子育て世代の父母の声も聞いています。今後、食材の値上がりは、保護者の負担ではなく町の負担で対応すべきと考えます。給食食材の冷凍加工食品の残留農薬、産地偽造野菜、事故米などの使用が明らかになり、食材への不安も大きくなっていますが、いまだに解決されていません。文部科学省が2月に実施した緊急調査によると、特に大量調理によるセンター方式では、冷凍加工食品の使用率が高い傾向にあることが明らかになっています。将来的にはセンター方式を見直し、自校式に改めていくべきと考えます。また、児童生徒に安全・安心の給食を提供するために食材購入ルートの見直しと、さらに安全な食材の確保に努めることが必要です。したがいまして、次の点について伺います。1、食材費の引き上げは、保護者負担にせず町の負担で行うこと。2、将来的にはセンター方式から自校式に。3、食材購入ルートはどのようになっているのか。また、業者はどのように選定されているのか。4、安全な食材の確保に向けての取組みについてです。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

野原議員のご質問にお答えいたします。学校給食についてであります。本町では、昭和42年4月に豊頃町と一部事務組合を設立し、共同で学校給食を実施してまいりましたが、平成10年4月からは、現在の学校給食センターにおいて単独で給食を開始し、平成18年2月からは、忠類学校給食センターとの2カ所体制により、給食の提供を行なっております。学校給食は、栄養バランスに優れた献立を通して成長過程にある児童生徒に必要な食事を提供し、また、児童生徒に食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けさせ、さらには、地場産品の活用による地域の文化や産業に対する理解を深めさせるなど、児童生徒の心身の健全な発達にとって大きな教育的意義と役割を有するものであると考えております。ご質問の1点目、食材費の引き上げは、町の負担で行なうことについてであります。学校給食に要する経費の負担については、関係法令の規定により、施設設備費及び職員の人件費は学校の設置者の負担とされており、光熱水費については学校の設置者の負担とすることが望ましいとされておりますことから、これらを保護者の負担に転嫁することのないよう、学校給食費の保護者負担の適正化に努めております。今般、平成21年度の学校給食費の額の見直しに際しましては、17%から19%の大幅な引き上げが必要となり、また、本年度においても給食材料費の不足が見込まれますことから、諸物価高騰が続くなかで、年度途中において保護者の皆さまの新たな負担増とならないよう、平成20年度中における給食材料費の不足分につきましては、保護者負担とはせず、町費予算で対応するよう本定例会において所要額の補正予算を計上させていただいたところであります。平成21年度からの学校給食費の額の改定につきましては、近日中に各学校等を通じ、食材価格の動向や給食センターの運営状況など、改定に至った経緯を保護者の皆さまにお伝えするとともに、今後とも地産地消の取組みと食材の安心・安全な品質の確保に努め、なによりも子どもたちに喜ばれるような内容の充実した給食を提供することに、ご理解をいただいてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、将来的にはセンター方式から自校式で行なうことについてであります。現在の学校給食センターは、先ほど申し上げましたように、豊頃町と共同で実施してきた一部事務組合を解消し、平成10年4月から、町内のすべての小中学校の給食を調理し、配送する共同調理場として運営しているところであります。現在の学校給食センターを建設するにあたりましては、学校給食の実施に必要となる施設及び設備類の整備に要する経費、並びに学校給食に従事する職員の人件費、加えて、小中学校が13校に及ぶことなどから、学校ごとに給食を調理する自校方式を採用せずに、共同調理場を建設したものであります。今後とも、配送用食管の年次的な更新に努めるなど、少しでも暖かい給食をお届けできるよう配慮してまいりますが、建設後11年を迎えた現時点で、自校方式に改めることは検討しておりませんことをご理解をいただきたいと思います。ご質問の3点目、食材購入ルートと業者選定についてであります。給食費の約37%を占めている主食のうち、麺類を除く牛乳、米、パン用の小麦粉の主食材料につきましては、安定的な供給量が確保され、安価で購入できることから、すべての材料を札幌市の財団法人北海道学校給食会から購入しております。パンについては、その後、帯広市内の製パン業者で加工を経て納入いただいておりますが、米についてはすべてを道産米、小麦粉につきましても平成18年度からすべて十勝産小麦を使用しております。給食費の約63%を占めている副食のうち、鮮度を必要とする野菜類と果実類を除く乾燥食材や冷凍食品につきましては、帯広市内や札幌市内の学校給食の食材を扱う卸売業者や町内の小売業者から見積書を徴し、年間契約や月ごとの契約により納品をいただいているところであります。本年6月から町内3農協のご協力を得て納入いただいております、じゃがいもを除く野菜類や果実類につきましては、鮮度を必要とする性質上、納品当日の朝に帯広の市場で仕入れを行ない、定刻までにセンターへ納品いただけなければならないことから、対応が可能な町内の小売店を対象に、月ごとに見積り合わせを行い、納品をいただいております。ご質問の4点目、安全な食材確保に向けた取組み状況についてであります。議員のご質問にありますように、昨年から問題になっております冷凍加工食品の残留農薬や、一連の産地偽装事件、あるいは今年に入りましての事故米穀問題等、食の安全を問われる事件が相次ぎ、安全な食材の確保に向けての関心が高まる中、特に学校給食においては、その安全性を十分に確認し、児童生徒及び保護者の安心感を高める取組みが必要であると考えております。このような中、文部科学省では、学校給食衛生管理の基準を一部改正し、食品購入にあたっては、原産国の明らかな食品を選定することと、販売業者名や所在地、使用原材料や保存方法が明らかでないものは使用しないことなどを求めております。本町といたしましても、道の衛生主管部局や農政主管部局等のご指導をいただきながら、食材購入の際には品質検査証を事前に納入業者から取り寄せ、安全を確認したうえで購入するなど、食材の安全確保に万全の注意を払うとともに、学校給食の衛生管理の徹底に努めているところであります。また、現在、町内3農協と地産地消及び食育に関する協定を締結し、学校給食に使用するじゃがいもを100%町内産としておりますが、今後とも地元農協のご協力をいただきながら、玉ねぎや人参など、他の作物についても広げていくことができるよう、地産地消の推進と安心安全な給食の提供に努めてまいります。以上で、野原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 7番 野原恵子

まず最初に、給食費の件ですけれども、今、経済状況が大変目まぐるしく動いていまして、特に若い世代の働く条件など、大変厳しい状況におかれております。幕別町の収入の状況を見ましても、200万円未満の方が47.4%、300万円未満の収入の方が62.5%になっております。そういう状況からも、若い世代の収入が大変厳しい状況であるということは、この中からも推察されるところです。それで、今、就学援助、給食費や学校用品など受けている就学援助の状況を見ましても、年々援助率が上がってきております。申請しても援助が受けられない、こういう子どもたちも、平成19年度では49人、小学校です。中学校では18人います。ですから、こういう状況を見ましても、親の負担は大変厳しいということがみえてきます。父母のその就学援助の平均的父母と小学生一人、中学生一人、そういう中では、町の基準では338万300円、それに持ち家の方は47万加算され、公住の方は3万円加算されるとされております。こういう中で、就学援助の率が増えているということは、子育て世代の経済状況が大変厳しい。こういう状況がよくわかってくるのではないかと思います。今、子育て家庭に占める貧困世帯の割合、これは2000年度の資料ですが、14.3%となっております。今は2008年ですから、もっとその率は上がっているのではないかと思います。ですから、その父母の、その保護者の教育にかかる費用は、学校給食費だけでなく、非常に負担が重くなっている。こういう状況がよくわかってきております。こういう中での給食費の引き上げ、これは緒物価が上がっているというところでは、食材費の値上がりがわかるところではありますけれども、やはり父母負担というのは慎重に考えなければならないと思います。今年度は、負担分は町が負担していくということでしたが、来年度に向けて、町の負担を食材費に対して、町が負担していくべきではないかと思います。それに関しましては、町の負担だけではなく、今年度、安心安全のための緊急総合対策ということで、国が特別交付税措置をとりまして、自治体で負担する食材費の場合は、半分を国が特別交付税で措置するとしております。ですから、こういうことを、今年度に限らず、これからも国が食材費に対する負担をしていく。こういうことを求めながら、保護者負担をすべきではないと思いますが、その点について、いかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

来年度以降の負担も含めて、長期負担をすべきではないか。その背景には、最近の経済状況、子育てにかかわる若い世代の負担が、教育にかかわる負担としても重くのしかかっているということについては、私も同感でありますし、就学援助にしても、近年非常に増えております。そういう状況の中で、公費負担ということでありますけれども、いわゆる学校給食法のこの負担の割合、昭和29年に定められたものでありますが、先ほど答弁をいたしましたように、施設費あるいは設備費、人件費、このような範囲で設置者が負担をすると。食材費については、保護者が負担するというような基本的な考え方があります。その中でも、光熱水費については、私の町は約2,000万ほどありますけれども、これも法を真っ直ぐ解釈いたしますと、保護者が負担すべき経費ということでありますが、ご質問の中にもありますように、その軽減措置については否定するものではないという解釈から、私どもの町としては、徴収をいたしておりません。ただ、各町村の状況をみますと、政策として、例えば、食育だとか、地産地消の概念、あるいは子育ての支援の観点から、いくばくかの支援をしているという町村もございます。これらにつきましては、町全体の政策の中での判断になろうかというふうに思いますので、法の基本的な考え方としての負担割合を遵守するという観点で従前から行ってきたところでもありますし、今後もその基本姿勢を変えることがないように、負担を求めていきたいと。ただ、政策の部分については、また別の論議であろうというふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

保護者の負担ですが、今、教育長は、光熱費2,000万、これは保護者負担ですけれども徴収はしていないというお答えでした。一方で、学校給食法の第6条、ここでは児童または生徒が学校給食を受ける場合、その保護者の負担の範囲を明らかにしておりますが、その中で、保護者の負担を軽減するために、設置者が学校給食費を予算に計上し、保護者に補助するを禁止した趣旨のものではない。このように定められておりまして、必ずしも自治体が食材費に負担を求めていく。このことを全て保護者負担にすべきだという定めではありませんので、この学校教育法の第6条からみますと、食材費に対して、その光熱費と同じように、自治体が食材費に対して補助をしていく。このことは当然考えられる部分ではないかと思いますが、その点について、お聞きしたいと思います。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

議員の質問の中にもありますが、自治体としてできる限り、食材費等の補助をするようにとの通達もありました。このことをおっしゃっているのではないかと思います。昭和34年に通達が出ております。これは今、議員の方からお話がありましたように、第6条の規定につきましては、負担関係を明らかにしたものであるけれども、保護者の負担を軽減するために、設置者が保護者に変わって、学校給食費を持つことを禁止している趣旨のものではない。したがって、負担することについては規定されたものではありません。ありませんが、法の趣旨から判断すべきものであります。先ほど申し上げましたように、一つの施策として実施する場合、これはそれを否定するものではありませんよということであります。食材費の負担については、これは明確に児童及び保護者というふうになっておりますので、これは基本原則として理解をする必要があるのだろうというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

この6条を活かしまして、食材費を自治体で助成しているところがあります。それは3人目の児童の生徒の食材費は無料にするとか、食材費の3分の1を助成する。または、ある一定の品目につきまして、例えば、小麦が値上がりし、その小麦に対する助成を自治体でする。そういう形で食材費に自治体が負担をしているところがあります。そして、子育て支援といたしまして、給食費を無料にしている自治体もあるわけですが、今は食材費に対する自治体の負担というところでは、こういう形で子どもたちや、それから、保護者に負担をかけないということで、自治体で食材費に助成をしているところがあります。そういうところからみましても、今こういうときに、保護者に食材の値上がり分を負担求めていくということは、本当に経済状況が大変な中では、負担が思いのではないかと思います。中学生の場合には、大体九千幾らでしたよね。そういうことになりますと、二人いますと約1万8,000円の負担になるわけです。保護者の、父母の給料がそれだけ上がるかというと、必ずしもそうではありません。今、目減りしている時代です。そういうときに、子育てにかかわるこういう費用を全て保護者負担にするということには、本当に子どもにとっても大変ですし、保護者にとっても大変だという状況になっていると思います。そういうところでは、何らかの形で、やはり町が、自治体が助成をしていくべきではないかと考えます。それと、食材費の見直しも必要ではないかというふうに考えます。そういう中で、食材費の見直しを求めながら、やはり自治体がきちっと保護者に負担をかけない。こういう姿勢で臨むことが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

私がお答えするような内容でないところもありますけれども、おっしゃっていることは十分わかりますし、私どもも、心の傷む思いも感じております。ただ、今回の給食費につきましては、先ほどもご指摘がありましたように、いろんなその事件事故が相次いでいるという中で、何といっても安全安心な食材を提供すると。これが第一義的な目的であり、その使命であるというふうに考えた結果として、他町村にも、結果として、幅の高いアップ率になったという気はいたしておりますが、金額で安全安心を買えるというようなことではないかもしれませんけども、その辺を重要視した結果であるということをご理解をいただきたいと思いますし、確かに自治体の判断で全額無料にしている市もございます。それぞれの町の状況、学校事情等々、施策として、先ほど申し上げましたような少子化対策あるいは子育て支援、そういう大きな判断から、いろいろな、学校給食ばかりでありません、施策は。いろんな町全体の施策の中で、それを最優先をしたといいますか、そういうものも加味された市町村もあるということについても承知をいたしております。いずれにしても、今、厳しい財政状況にありますことと、あるいは、置かれている保護者の皆さんの負担の度合いといいますか、それらについては、確かにわかるところでありますが、法の精神であるお互いの保護者あるいは設置者の了解のもとで、この学校給食制度を維持していくということが法の基本でありますので、その原点に立って判断をさせていただいたということが実態であります。

質問 7番 野原恵子

今、教育長のお答えでは、町の施策としてどうするかということではお答えできないということでした。では、町長に。この学校給食費の食材費の負担、町の施策として自治体が食材費に、町の財政を繰り入れる。そういうお考えあるかどうか。その点について、来年度に向けて、そういうこともぜひ検討をしていただきたいということでお尋ねしたいのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今、お話をお聞きしておりました。教育委員会としても、十分今回の給食費の改定にあたっては論議がされて、今回の考え方に至ったのだろうというふうに思います。私どもとしましては、厳しい行財政環境の中、あるいはまた、住民の皆さんも一方では大変ご苦労されていると、大変厳しいことにあるのだろうというふうに思いますけれども、今までの町との姿勢として、給食費の負担については保護者にお願いしてきたという経緯もあるわけであります。今、改めて、こういう情勢だから、町のいわゆる税を投入して、町がその食材費の一部を負担するというようなことには、なかなかなりづらいのでないかなというふうには、私は思っております。大変厳しい中、ご負担をいただく、値上げをする、改訂をするというのは、厳しいものがあるのだろうというふうに思いますけども、私としては、一般会計からこれらを負担するということではなくて、何とか保護者の皆さんにお願いをしたい。そういう考えであります。

質問 7番 野原恵子

もう1点お聞きしますが、今、国が特別交付税で食材費の値上がり分半分、補助するということをされておりますが、これは今年度限りというふうにはなっているのですが、来年度も引き続き、こういう交付税措置がされれば、食材費に投入するということもできるのではないかと思いますが、その点、国にしっかりと要望して継続的にこの交付税が町に入ってくるような、そういう手立てができれば、食材費に自治体からお金を投入するということはできるのではないかと思うのですが、その点はいかがでしょう。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今のお話、特別交付税でどのような形で措置されてくるかはもちろんわかりません。ご案内のように、来年3月にならないと、特別交付税は確定しないわけですから、まだわかりませんし、今年度限りというのは、先ほど来お話がありますように、急激に諸物価が上がったことによる緊急措置だということで。ですから、今年と同じようにいったから、来年も特別交付税が措置されるのか、あるいは、今以上に、さらに急激に伸びたことによって、特別交付税措置というのが出てくるのか。その辺はまったくわかりませんし、本来的にいえば、交付税ですから、一般財源として使われるのが一番なことなのでしょうけども、その辺は今後の動向を見ながら、町としても対応をしていかなければならないというふうに思いますけど。今の段階ではちょっと不透明な部分だろうというふうに思っています。

質問 7番 野原恵子

これが一般財源で、来年度も引き続き、その食材費の助成をということになれば、自治体から食材費に財源を助成することは可能だという、そういうことでありますね。来年度も引き続き、特別交付税、一般財源として食材費の半分を国が助成するということであれば、町の給食の食材費に、この財源を投入すべきだと思いますが、その点はもう一度確認しておきたいと思います。引き続き助成があれば。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

先ほども申し上げましたように、特別交付税で措置されるその交付税の目的というのが、今言っているように、今年度交付された特別交付税の措置額が、来年引き続きになるかどうかはもちろんわかりませんし、今言いましたように、今のままの価格が推移して、そのままここで助成みられるのか。あるいは、今より上がったから、交付税みられるのか。これはもちろんわからないわけでありますし、もちろん、交付税そのものが、先ほど来申し上げておりますように、一般財源ですから、必ずしもそれに充当しなければならないものなのかどうか。この辺もちょっとまだ不透明だと思います。ですから、よく普通交付税でも、当初の分がこれだけ入っているのだとか、何の分がこれだけ入っているのだ。だからそれは全部そこへ持っていかなければならないのかということだけでは、交付税の正確からいくと、ないものもあります。ですから、今、特別交付税でどのような形で措置されるのか。その辺中身も十分精査してみなければ、答えようがちょっとできないのかなと思いますけども。今年度についても、これからのことですから、さらに来年のことについてはもっと遅くなっていくのだろうと思いますけども、十分中身を、私どもとしては精査させていただきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

次に、食材ルートの件なのですけれども、今、学校給食会から3点ですか。購入されているということでしたが、お米と小麦と麺類ですか。この中で、小麦については18年度から全て十勝産の小麦を使用しているということでしたが、この資料によりますと、パンは30%値上げしているのですよね。それで、十勝産の小麦を使っていながら、パンの30%の値上げというのは、これはどういうことで30%も値上げしたのかなと思うのですよね。外国産の小麦を使っているのであれば、もっと上がるのかなと思うのですが、この30%の引き上げの内容をちょっとお聞きしたいなと思います。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

パンにつきましては、制度的に変わったところが一つございます。北海道がある程度支援をしているということが、今年度をもって終わるということが一つでありますし、あと、今までの道産麦の価格の決定というのは、外麦の輸入価格に一定の上積みをした範囲を限度としまして購入単価が決められていたと。上限が決められていた。しかしながら、世界的な干ばつ等々、そのような影響の中から、外麦についても当然上がっておりますし、道産麦についても、それと連動する形、つまり、上限のない形に移行になる。なったといった方が適切かもしれませんが、そういった時代背景がありまして、通常では考えられないような値上げ率になるということであります。

質問 7番 野原恵子

それともう1点お聞きします。冷凍食品が31.8%値上げになっております。これは、全道とかそういうところからの購入が原因なのかなと思うのですけれども、こういう点も改善することができないのかということで質問したいのですけれども、例えば、冷凍食品の場合には、対応に、センター方式の場合には大量にこういう冷凍食品や何か使うという資料もあるのですけれども、こういう食品の場合、野菜類とかそういうもの、今、外国産で随分といろいろな問題も起きてきているわけですけれども、これを十勝全域で冷凍食品を加工するとか、そういう方法で、輸送コストを下げるとか、そういう形でその価格を引き下げていくという手立てをとれないのかどうかということをお聞きしたいと思うのですが、例えば、十勝産の野菜や何か、規格外の野菜や何かを共同で購入して、冷凍を学校給食関係のところで冷凍して、十勝に輸送する。そういうふうにすれば、輸送コストも引き下がりまして、価格も下がるのではないかと思うのですが、そういう点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

冷凍食品三十数パーセントの値上がり。これ、先ほど申し上げましたように、安全安心という観点を重要視した結果もございます。といいますのは、冷凍食品に関しましては、大概が原材料が外国産のものがそれなりに含まれているということでありますけれども、私どもの考え方としては、できるだけ国内産を重要視していこうという観点から、そのような上げ幅になったと。そればかりでありません。全体が上がっておりますので。輸送コストも含めて上がっておりますので、そればかりではありませんけれども、そういう観点で考えていると。例えば、十勝あるいは北海道に輸送コストを下げるために、そういった加工会社があれば望ましいと。望ましいのはそのとおりだと思います。思いますが、材料等につきましては、ご存知のことと思いますけれども、千住にトミイチというところがございます。これは、生活以外に、いわゆる跳ね品を集めまして、それをレトルト会社に送っているということでありますので、これはまさに国内産の材料を使っているということであります。なお、そういう費用があれば、近場にあれば一番望ましいことでありますけども、やはり流通の観点から、しかるべきところに企業が、選定をし、そういう企業が都市部周辺に張り付くということでありますけども、願わくば、近場にそういった加工場があれば、いくばっかでも給食の値下げにつながるようないい環境ができあがるのではないかというような気はいたしますが、ある意味、そのようにならないところがまた現実であります。機会があれば、そのような企業誘致にかかわっても、町全体、職員全体として取組んでまいりたいというような思いもございます。

質問 7番 野原恵子

その点は冷凍食品、特に野菜類などは、十勝は野菜もおいしいといいますし、規格外の野菜なども、こういう企業誘致も兼ねまして、学校給食にも大量に使うわけですから、町の活性化、それから企業の誘致、地元業者とも連係をとって購入するという点では、まちおこしというか、町の産業をおこしていくことにもつながっていくかと思いますので、この点はぜひ、これからも検討していっていただきたいと思います。次に、安全な食材の確保、今の問題ともかかわってくるとは思うのですけれども、いまだにまだ、学校給食にかかわる偽装野菜が学校給食に使われているということが報道されております。そして、これが主なものが、やはり外国産のものが多いということなのですね。そういう点では、まず十勝産、それから、地元十勝、北海道、国内。外国産は使わないということが大事だと思うのですけれども、これも学校給食会を通じた中でのその食材の偽装が発覚したということなのですよね。こういうのも新聞にもありまして、こういうものもいまだにわかってきているというところがあります。こういう中で、やはり、子どもたちに安全なものを提供するということでは、非常にここのところをきちっと検査していくということが大事だというふうに思います。それで、今、学校給食会の購入されたものは、学校給食会できちっと検査をしていますということをお答えいただいているのですが、この中で検査するのは、その内容は、残留農薬とかそういうものもきちんと検査されているのか。主に、今までは細菌検査が主だという学校給食会の食材は、そういうことが報告されておりましたけれども、残留農薬の検査をきちっとされた上で購入されているのかどうか。この検査体制はどのようになっているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

いまだ食品の偽装でありますとか、そういうものが報道されておりますが、今、お話の件で、学校給食会は主食であります小麦あるいはお米、それらを学校給食会から入れているということでありまして、冷凍食品にかかわって入れているということではありません。何がともあれ、地場産品を優先するということについては、まさに同感でありますし、現在のところ町内の野菜、果物はほとんどありませんので、町内業者から仕入れておりますところの野菜、果実類等につきましては、今の段階では34%は町内産、これは芋を除きますけども、野菜です。これを管内産という観点でみますと61%になります。通年を通して、これを100%にするということは理論的に不可能だろうと思うのです。そういうことがあります。ですが、今回、3農協さんのご尽力によりまして、食育等々の観点から協定を結ばせていただいておりますけれども、芋に限らず、少なくとも、幕別産の芋、あるいはたまねぎ、にんじん、いわゆる根菜類が主体になってこようかと思いますけれども、ご理解をいただきながら、町内産を特に多くしていきたいという配慮には、今後とも努めてまいりたいと。なお、市場で購入する場合、幕別産のものを優先させて購入するようにということについては、業者の方にも十分ご理解をいただいた中で、仕入れを行っていただいておりますことを、また併せてご報告を申し上げたいというふうに思います。残留農薬の検査につきましては、これは国の全体の仕組みの問題であろうかと思いますけれども、現在もなお、細菌試験程度のものであります。これはそういう調査のレベルであります。現在、従前と違いますのは、いわゆる原産国がどこなのか。遺伝子組替のものであるのかどうか等々。それから、アレルギーに関連するようなものは入っていないかいるのか。こういう表示がなされておりますが、残留農薬ということになりますと、これはもう入り口ベースでといいますか、加工ベース、加工工場ベースで出荷するときにそれ相当のチェックをしていただかなければならない。企業責務として行っているところもございますけれども、これがいろんなルートがありますので、一部漏れているといいますか、完璧に把握されていないというのが現在の状況であろうかというふうに思います。特に外国から入ってきますものにつきましては、それぞれ意識は変わってきたのだろうと思いますけども、全量検査をして云々というところまでには、なかなか至っていないやに私どもは伺っております。これらについては、国において、制度化、法律化するように、きちっとした安全安心な食物を国内に出回るようなそういった仕組みづくりについても、私どもも機会がありましたら、要請をしていきたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

この残留農薬、添加物が非常に子どもたちだけでなくて、大人たちにも食物アレルギーとかそういうことで、すごく影響を与えています。特に子どもに対しては、その影響は大きいわけで、これは一生のものですよね。昨日も中野議員の質問の中に、子どものアレルギーが全国平均より幕別の子どもたちの、食物アレルギーが多いということが数字で明らかになりました。そういう点では、今のセンター方式の中での学校給食の中で、残留農薬の検査までするのは非常に難しいとおっしゃいましたが、ここを極力、最大限に検査体制を確立して、これはきちっと学校給食会とかそういうところを通じて、検査体制をはっきりさせる。そういうところを強化してほしいという要望はしていくことが大事だと思うのですけれども、ですからこそ、十勝産、北海道産、国内産ということを求めていくのですけれども、ここを気をつけていく、早急に対策をとっていかないと、子どもたちにそういう影響が非常に大きくなっていくと思うのですよね。安心安全な給食を提供するという意味では、このこの残留農薬、それから、添加物の問題は非常に大きいと思いますので、これからしっかりと早急に手立てをとっていっていただきたいというふうに思います。次に、将来的にはセンター方式から自校式にということなのですけれども、今、センター方式になって11年となっておりますけれども、こういう中で、非常に給食の問題ですとか、給食内容の問題、献立の問題、食材の問題、いろんな要望が出されていると思うのですけれども、やはり自校式の方が、子どもたちにおいしくて安全で喜ばれる給食だということが、いろんな給食の中からも明らかになってきております。最近の新聞報道の中では、音更町で自校式になっていますね。もう教育長もご存知だと思うのですけれども。子どもたちが本当に給食がおいしい、このように学校新聞に載せていますね。音更の食材と十勝の食材、季節ごとに給食献立に取り入れることによって、子どもたちが十勝の物産を知り、郷土への関心と理解を含める。このように子どもたちが書いているのです。中学生が。大変おいしいということを言っております。出汁もインスタントのものを使わないで、顆粒など使わないで、こんぶや鶏がら、そして、パンは十勝産の小麦、野菜は音更産のものを使っている。そして、給食人気ランキングということで、カレーとかいろいろ挙げていますね。こういうふうにして、自校式だからこそできるという面もあります。よく自校式にすると、単価が高くなるということをおっしゃる方もいるのですけれども、食材費なんかを比較してみますと、今、この音更は小学校は210円~233円と、学校によってばらつきがあります。幕別町が改訂しますと、忠類と幕別は違うのですが、231円と235円です。あまり食材費の単価変わりません。中学生は、240円~245円、幕別町は280円。これからみますと、自校式の方が食材費、そんなに変わらないのでないか、かえって安い場合もある。中学生の場合。こういうことがはっきり見えてきています。それで、設備費や何かも、センター方式の方が安いということもおっしゃられるのですが、この間、センター方式がいいのか、自校式がいいのか。自治体、それから保護者、業者関係、こういうふうにしっかりと連係をとって調べたところ、自校式の方が経費がかからない。こういう結論を出した自治体もあります。ですから、大量購入だから必ずしも安い。そういうことはありません。食材費も規格外の食材を使ったり何かして、安くて提供されるということもあります。ですから、センター方式先にありきではなくて、しっかりというそういう研究なんかも進めながら、いろんな資料も集めながら研究していき、将来的には自校式にしていくべきでないかというのが私の考えであります。それで、築11年ということなのですが、これから建て替えていく小中学校があると思います。そういうところから、自校式にまず取組んでいく。そして、センターは小規模にしていく。こういう方向で考えていくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

短い質問でありますけど中身の濃いお話だというふうに思いますが、センター方式、自校式いずれも、メリット、デメリットがございます。片方にだけ目を向けるというのはいかがなものかというような感じはいたしますが、少なくとも、建設に至ったときの基本的な概念は、保護者にとって負担が軽い。町の施設設備費あるいは人権費にかかわっても、長期的に見て、およそ40年スパンぐらいで耐用年数を見ますので、そういう長期的な視点に立って、どの程度特なのかと。町の施設設備にかかわる観点と、それから、保護者が負担すべき給食費のいわゆる食材購入にかかわってのメリット、こういうことが十分に議論されて、センター方式になったものというふうに伺いをいたしておりますし、私ども今の現状の時点で、施設にかかわって試算をいたしますと、これは検証していく必要がありましょうから、検証いたしますと、年間食材費は関係ありませんけども、町が負担すべき金額については、単年度で4,000万程度浮くのではないかということであります。それはあくまでも40年計算ということでありますから、途中で自校式に切り替えることによってのさらなる負担については、予定をしていないわけであります。したがいまして、学校状況等々、将来的には変わってくる可能性もありますけれども、今の段階では、そんことを想定してものを申し上げるということにはならないのではないかと。いろんなアレルギー、あるいは暖かい給食、食育の観点からも、自校式が見直されているというご指摘であります。私どもは、前段申し上げましたように、センター方式に取組んで、現在に至っているわけでありますから、いわゆるセンター方式のデメリット、自校式のメリットの部分については、センター方式の中で、共同調理場方式の中でいかに解決していくかということが、私どもに与えられた検証細部ではないかというふうに思っております。食材費も安いと。これは誰が考えても安いわけであります。大量購入でありますから。そういう観点では、当時も十分な議論がなされたということであります。将来的なことについては、今、この40年の対応スパンの中で、10年しか経過していないという中では、あるものをいかに活用するのかという観点に立って検証が必要であろうというふうに思っております。

質問 7番 野原恵子

教育長のそのセンター方式に対するお考え、わかりました。けれども、私たちは、子どもたちに安全で安心したおいしい給食を提供する。今、食育の観点からもみまして、センター方式ではなかなか今の食育を進めていくというところでは、困難な部分が多いと思います。そういう点からも、自校式にしていくということが、今の食育の観点からみても、本当に実施していく上で可能ではあるというふうに、私は思っているわけです。ですから、今すぐセンター方式を改めなさいということではなくて、これから学校給食はどういうふうに進めていったらいいのか。そういう中の一つとして、学校に給食施設がある。自校式が子どもたちにとって本当においしい安全な、そして食育も兼ねたことができるのではないかということで、そういう点も視点に入れて、教育委員会、行政だけではなくて、保護者も含めて、農業者も含めて、そういう検討も、業者も含めてしていくべきではないかという、そういう方向性をこれからぜひ考えの中に入れていただきたいということなのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

食育の観点から、ふれあいの場として提供される自校式の調理室。確かに私ども、私が小学校3年生か4年生のころに完全給食といいますか、学校の中での自校給食から始まりました。調理をしているおばさん方の顔が見え、そして匂いも漂ってくるというようなことでの、今、センター方式ではできないことを感じるところなのですが、少なくても、今のやる施設設置の基準からいきますと、匂ってくるような、あるいは、調理員のおばさん方がやっているような姿が見えるというようなことは、なかなか新しい基準ではそうならないのであります。そんなことも、時代時代によって、その状況が変わってくるということがありますけども、いずれにしても、検証していくというのは大事なことだというふうに思いますので、センターの共同調理場を活かしながら、例えば、食育に関しては、栄養教諭の配置、これは別途要請していかなければなりません。調理員を学校に、今現在やっておりますけども、栄養職員を年に一度あるいは二度まわっていただいておりますけども、これは不十分であろうということもあります。自校式になりますと、栄養士なりが定数配置である程度増えてまいりますから、そういう意味では確かにいい面もたくさんあるのですが、トータルベースでいうところの人件費については、避けられない、これは事実として、3倍程度のご負担になる。私ども町は。そんなトータルベースで考えた結果でありますので、現状を確認をしながら、改善できるものは改善していくと、努力をしていくと。その際には、いろいろな人たちの声を聞いていくという基本的な観点に立って、今後とも対応してまいりたいというふうに思います。

質問 7番 野原恵子

これから、その学校給食のあり方について検証していきたいというお答えでしたけれども、自校式の方向性、そういうことについても検討を進めていく。そういう今質問いたしました保護者とか業者さんとか農業者だとか、そういう方たち等を含めて、そういう学校給食のあり方、自校式がいいのではないかということも含めて、そういうことをこれから検証していく。そういうものを持続的に進めていくかどうか。その点についてお聞きしたいということです。それがお答えになっていなかったと思います。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

私としては、いろんな言葉の中に入れているのではないかというふうに思いますけども、やはり自校式を前提として議論をするというのではなくて、現在あるセンターの機能をいかに果たすか。あるいは、自校式のいいところを、この共同方式の中で取り入れるか。このことがまず先決であろうというふうに思います。40年の耐用年数の中での10年そこそこであります。そういうことからいいますと、自校式を前提とするというのではなくて、一歩譲って、含めてということもあろうかと思いますけども、私どもは、しばらくは基本にしなければならないのは、いかに今のセンター、そして、自校式のいいところを取り入れるのか。その知恵を出し合うと。これが私どもの責任であろうというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月11日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる