みんなの議会

幕別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月10日

町民に理解をされるとの考えで3点について

2008年12月10日、幕別町議会の一般質問で、藤原孟議員が「町民に理解をされるとの考えで3点について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
藤原孟 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 藤原孟

通告に従いまして、金融危機による不況対に環境設備を、質問いたします。政府は、11月の月例経済報告で、景気判断を2カ月連続で下方修正に踏み切り、12月以降に一段と悪化すると示しました。本町の商工業者は、年末年始に向かい、金融機関の融資姿勢が一段と厳格化することを心配しております。また、地域経済の動向を左右する密着型の企業として、今一番の対策を望むことは、雇用の確保のため仕事がほしい。この声が圧倒的に強い。そこで環境宣言をおこなった町として、真の脱炭素社会を目指す新しい町づくりと、公共事業を組み合わせた幕別版ニューディール政策を計画実施し、地域振興のため、また、景気浮揚策となるのであれば、町民に理解をされるとの考えで3点についてお伺いいたします。1点目、温室効果ガスを出さないで移動をする町をつくる。過去において、旧途別川沿いに札内と幕別を緑と水で結びたい、自然を眺めながら自転車で行き来できるようなことを研究すると示されたことがありました。環境派の町長として、この緑と水の回廊サイクリングロード案を実現すべき時代が来たと考えられないでしょうか。2番目、幕別跨線橋が開通します。平和通りの車の交通量は激減します。そこで、4車線の車道の有効利用のため、安全安心な自転車道に一部を改修して、ここを起点として道路用地幅の比較的広い幕別本通り、駅前通り、幕大線糠内通りを自転車でスローな移動のできる通りにつくり変えて、商店街に人の姿をとどめる考え方はないか。3番目、景気浮揚策として、地域新エネルギー導入促進事業であるメガソーラー供給用発電系統安定化等案証研究に町として積極的に取組み、将来的には環境宣言をした町にふさわしく、次世代ソーラーパークをつくるという企業起こしの先導的な役割をとる考え方がないか。以上、3点について町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

藤原議員のご質問にお答えいたします。金融危機による不況対策に環境投資をについてであります。世界的な金融危機、原材料や燃油の高騰、さらには近年の公共事業削減の影響などにより景気が後退し、多くの業種において大変厳しい状況下にあるものと認識いたしているところであります。このような中、本年7月の洞爺湖サミットでは、二酸化炭素の排出量を2050年までに半減する目標を掲げ、低炭素社会の構築が必要であると示されたところであります。ご承知のとおり、本町では二酸化炭素を削減する取組みを町民とともに進めるため、本年9月に町議会の決議を受け幕別町環境宣言を発信したところであります。ご質問の1点目、緑と水の回廊サイクリングロード案の実現についてであります。本計画は、平成元年度の帯広圏総合都市交通体系調査の中で、交通事故の危険性、排気ガス、騒音、省エネルギーなどの対策の観点から、自転車交通の効用が再評価され、利用可能な河川敷地やその他公共的な空間について有効利用を図り、レジャー・スポーツにも対応したネットワークを構成することとして、本町では、お話ありましたように幕別・札内間の旧途別川と町道幕別札内線から帯広環状線に至るルートや国道38号線、さらに十勝川右岸築堤を通るルートなどが位置付けされたものであります。本計画の整備につきましては、平成3年度から平成7年度にかけて、幕別札内線交通安全施設整備事業において、自転車道・歩道の中で緑の回廊としての道路植栽を含めた整備を行い、同時にネットワーク関連施設の休息スペースとして、四季の水辺公園、4カ所をポケットパークとして整備を行なったところであります。また、十勝川右岸築堤ルートにつきましては、札内川河川緑地のゴルフ場施設の利用促進として、開発建設部の事業により札内橋上流から十勝中央大橋までの間の整備がなされるなど、旧途別川のルートや十勝川の相川地区は未整備となっているものの、一定のネットワークは構成され、通学や散策、ウォーキングなど多くの方々に利用されているものと考えているところであります。ご質問の2点目、平和通等の車道の一部を自転車道に改修することについてであります。幕別地区立体交差は、本日12月10日からの供用開始により交通環境は大きく変化し、幕別大樹線や平和通などは特に影響が大きいものと考えております。ご質問の平和通は、隣接する小中学校の通学や公共施設利用者などの交通安全を考慮した場合、現在の道路構造、車道が2路線、中央分離帯、さらには自転車道、合計36メートルの幅員の道路であります。したがいまして、これを改修するというのはなかなか難しいものがあるのだろうというふうに考えております。なお、商店街を含む日常的利便施設や公共施設を自転車道などで機能的にネットワークが図れるよう配慮することは、商店街の活性化と安全安心なまちづくりには、大変重要なことであろうと認識をいたしているところであります。幕別本通りや駅前通りは、自転車および歩道としての一定の整備は終えてはおりますが、今後の状況なども見極めながら、活性化につながるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、メガソーラー実証実験の取り組みと、企業起こしについてであります。ご質問の要旨にありました実証研究につきましては、大規模な太陽光発電の実用化に向けて事業性確立の検証を行うために、NEDO、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が、北海道電力と稚内市に委託して平成19年度から実施している事業であり、山梨県北杜市においても同様の実証研究が行なわれているようであります。国では、二酸化炭素排出量抑制のために、太陽光発電の国内導入量を2020年までに、現在の10倍に引上げる目標を掲げております。この国の目標を受けて、国内電力会社10社が加盟する電気事業連合会におきましては、2020年度までに全国30カ所で太陽光発電設備を建設する方針で、既に関西電力や九州電力などでは具体的な計画を発表しており、北海道電力においても同様の構想を持っているところというふうに伺っております。ご質問にあります太陽光発電などに関する研究や企業を核とした地域振興策につきましては、この環境宣言の理念に沿っているうえ、経済対策や雇用対策のうえでも重要なことであろうと認識いたしております。今後、可能性などについて十分調査を進めてまいりたいと考えているところであります。以上で、藤原議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

再質問 4番 藤原孟

それでは、再質問させていただきます。この水と緑の回廊という我が環境ということが言われる20年ぐらいも前から先輩たちが語っていたと。まさしく環境という問題を、先輩が大切に考えているなということをすばらしいなと私は思いながら質問したいと思います。最近、自転車振興を目指すということは、文明の証であるとまで言い切る市長がおります。CO2の削減社会を目指すために、いろいろな言葉が示されております。その中で、政府は、地域基盤創造交付金として、新たに1兆円のお金を創設すると示されました。この公共事業投資が決定されたのであれば、町長は積極的に幕別に点在する観光場所の点と点をサイクリングロードで結んで、仕事をつくることや、また、未整備であります相川地区の中心になります最近できました新しい魚道観察室、これを新しい観光地として、その中心として、札内の春日と、また、幕別の本町を結ぶルートの考え方。これも大いに進めるべきでないかと考えております。まず、この1点、お伺いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

自転車が見直されているのはいろんな場面で私もお聞きしますし、十勝支庁なんかは、支庁長以下、自転車が公用車替わりだというようなことを言われておりまして、そういう意味では、そういう活用がこれからもますます盛んになってくるのだろうというふうに思っております。お話ありました魚道観察室等、いわゆるエコロジーパークにおきましては、ご案内のように、エコロジーパーク内に自転車が配置されておりまして、一定のコースが設けられておりまして、活用はされているようであります。また、幕別札内線、先ほども申し上げましたけども、あの道路を例のふるさと創生基金の1億円で整備させていただくときに、一定のサイクリングロードも含めた中で、自転車道、歩道の整備を行い、併せて、四つのポケットパークをつくって活用していただく。それ以前の計画、平成元年にできた計画は、旧途別川沿いにロードを設けるというような計画であったものが、そういったことの進み具合で、一定の整備が進められてきたのかなというふうに思っております。もちろん、引き続き、まだまだ町内いろいろなルートをつなぐということは可能であろうというふうに思っておりますので、引き続き調査をしながら、また、有効な財源活用にも意を用いてまいりたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤原孟

それでは、2番目の平和通りの件につきまして、本日は幕別跨線橋が開通いたしました。この交通網の変化で、車の交通量がどのぐらい本当に変わるか。そこで、まず、平和通り、それから、本町商店街の影響というものを、これは調査する必要があるのでないかと思います。当然その準備はできているのでないかと思いますので、いつごろ、どの場所で、もしできているのであれば、それも含めてお答え願いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

本日午後2時に、幕大線立体交差が開通するわけでありますけども、お話ありましたように、このことによって、恐らくは平和通りから1本南側の南1号通りあたりが大きく交通量が増えていくのでないかというようなことが予測はされております。同様に、札内地区も10時からと言っていましたので、開通されたのかと思いますけれども、これらについても相当交通量の変化ということがでてくるのだろうというふうに思っております。今の段階で、まだいつの時点、どの時点でどういう調査をするかということには聞いておりませんし、町自体としてもまだ計画は持っておりませんけれども、道道であります。十分土木現業所等とも調整をしながら、今後に向けて対応を進めてまいりたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤原孟

ぜひ、商店街の、やはりお客さんの集客のこともありますので、調査していただきたいと思います。特に、私の心配するのは、この町の商店街から人が消えました。店も消えました。この後、車が消える。そういうことになった。しかし、これも現実だろうと思います。その対策として、脱炭素社会のシンボル的な新しい形のまちづくり。これを目指すと、町長が宣言していていただければ、これから厳しい年末年始を向かえる商工業者にとって、精神的に力強い言葉となるのではないかと思います。ぜひ、町長から一言、力強い言葉があればと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

はたしてそういうふうになれるかどうかわかりませんけれども、環境派町長って名前をいただきましたので、それらに向けて最大努力をしてまいりたいというふうに思います。

再質問 4番 藤原孟

それでは、3番目に入ります。このメガソーラープロジェクトというのは、新聞でも報道されましたが、帯広市が北電に設備誘致を模索しているということです。当然ながら、本町の新しくできました担当、企業誘致係も熱意をもって行動しているのではないかと考えております。この物件に対して、途中経過、また、見通しについてお答え願いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

メガソーラーの実証研究については、大分前でしたでしょうか、新聞報道がありまして、帯広市で手を挙げるとかというようなことがありました。実は、私どもでも、昨日、札幌の方へ出向きまして、担当の方が北電の方に接触をさせていただきました。まだまだ計画段階であるということでありますので、今後どうなるかはわかりませんけれども、十分これらの動向の推移を見ながら、町として対応できるものは対応してまいりたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤原孟

多分、昨日ということでしたら、恐らく50番目ぐらいの順位がついたのでないかと私は思います。それはさておきまして、今一番将来性があり、魅力的な環境型事業、他の市町村に進出されることを我々は黙ってみているわけにはいかないと思います。そこで、電力業界の分析を専門的に行うため、産業クラスター的な研究会をつくり上げ、強烈にこのプロジェクトを景気浮揚策として進めるべきでないかと考えますが、いかがでしょう。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

前段申し上げましたように、まだまだ計画段階で、具体的な動きがないということでありますので、私どもも、前段申し上げましたように、十分これらの動向を見ながら、町としてどういう対応ができるのかを検討していかなければならないのだろうというふうに思います。クラスター的な研究会の立ち上げ、これらも必要に応じては大事かと思いますけども、まず今は、本当の初期の立ち上げという状況でありますので、それらを踏まえながら、今後、町としての対応をしていきたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤原孟

続きまして、次世代ソーラーパーク構想につきまして。本町においては、50ヘクタール以上の開発を希望する地区が何点かあると過去にも新聞に出て大騒ぎしたことがあります。この解決にもなり得るわけですから、行政が先頭に立って、企業を起こす。いわゆる明確なターゲットをもって、企業誘致より起業起こしを取組むべきでないかと考えております。特に、今日の新聞によりますと、20兆円の経済対策の検討の中で、環境分野が非常に予算がつくという報告があります。それを、特にその新エネや省エネの普及を促進すると書かれておりますので、NEDOや、また、ソーラーメーカー。それと、本町の電気業界、共同で早急に仕事起こしをするべきでないかと考えます。お伺いします。よろしくお願いします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

ソーターパークという言葉自体がすごくなじみのある言葉でないので、私も詳しい内容はわかりませんけれども、いわゆるいろんな太陽光発電をするためのパネルなんかがたくさん並べられて、その周辺がそうした開発をすることによって、当然パネルがあるということは、蓄電する施設だとかいろんなものができてくるということになるのでしょうけども、正直言って、これらはまだまだ私どもにとっては緊急というか、未知の段階でありまして、今もお話ありましたように、いろんな方のご意見や、あるいは、企業なんかのお話などを聞きながら進めていかなければならないものだろうと。研究していかなければならないものだというふうに思いますけども、ただ、これらがはたして町として担う役割がどこまであって、企業にどういう部分をお願いしていくのか。いろんなことがこれから想像されるのだろうと思いますので。まずはお話ありました、ご提言いただきましたことについて、調査をさせていただきたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤原孟

それでは最後ですけども、政府はこの今の金融危機を100年に一度といいます。しかし、我が町の歴史でいいますと、100年とは開町以来の静かなる大災害ではないか。そう認識しております。この事業の財源に、本町の台所にあります埋蔵金、いわゆる備荒資金2億円を使い、今こそ事業を起こす。この時期使わなくしていつ使うのかと、町長に質問をしたいと思います。明解な答えをひとつよろしくお願いします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

備荒資金の目的は、今までもお話してまいりましたように、それぞれの目的を持った基金でありますから、それが活用できるかどうかはこれからの話だというふうに思います。ただ、決して備荒資金だけでなくて、基金はいろんな基金があるわけでありますから、それぞれの目的に沿った中で、基金は活用していきたいというふうに思っております。

出典:幕別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月10日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる