みんなの議会

幕別町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日

「いじめ」防止対策と今後の教育行政の在り方について

2006年12月13日、幕別町議会の一般質問で、佐々木芳男議員が質問し、町長 岡田和夫、教育長 高橋平明が答弁しました。

質問者
佐々木芳男 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 高橋平明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 25番 佐々木芳男

議長も大分お疲れのご様子でございますので、もうしばらくお時間を頂きたいというふうに、ご辛抱願いたいと思います。それでは、通告に従いまして、次の2点についてお伺いをしたいと思います。まず、第1点目は、「いじめ」防止対策と今後の教育行政の在り方についてであります。平成14年、学校5日制の完全実施とともに、新学習指導要領が実施され、授業時数の削減、教育内容の厳選、総合的な学習時間の導入など、学校教育の在り方について、これまでの知識偏重型の積込み教育から、児童生徒の成長全体に目を向けた、いわゆる「ゆとり教育」のもとで、「生きる力」の育成が求められ、児童生徒一人ひとりが個性豊な感性を身につけ、より快適な生活を過ごすための教育環境が求められてきました。幕別町第4期総合計画においても、まちづくりの基本姿勢として、すべての施策の中で、人づくりを基本に取り組むとあります。人づくりの原点を、学校教育の中に定め、本町では、幕別町学校教育の基本方針として、次のように挙げてあります。「ゆとり」のある教育のもと、子ども一人ひとりが豊かな心を持ちつつ自らの個性を発揮し、よりよい人間を目指して学び続けることができる力を身に付けるための家庭・学校・地域社会がそれぞれの役割とお互いの理解と協力を深め、連携を図るよう努力すると明記しており、その基本方針を遂行すべく、町教育行政の指導のもと、確かな成果を上げていることは高く評価するところであります。ところで、今、全国の学校現場や父母・教育関係者を震撼させる「いじめ」による自殺が大きな社会問題となっております。ここで、我が国の今までの少年非行の歴史的背景と、社会的要因について考えてみたいと思います。戦後、少年非行、少年犯罪の第1のピークは、昭和26年、敗戦による社会混乱期に飢えと貧困によって生じたものであります。当時の青少年は、すべてが飢えの状態にあり、生きるための非行でありました。第2のピークは、昭和39年、東京オリンピックの年であります。もはや戦後ではないとの宣言があり、神武景気、米の大豊作で20年代の飢えから完全に解放され、家庭電化時代が始まり、高校進学50%を超え、高校浪人が顕在化する中で、少年非行が増加したのであります。貧しい社会の非行から豊かな社会へのもたらす非行へと転換し、いわゆる三無主義が活字になって表れ、無気力、無関心、無責任など、ある種の倦怠感が若者を蝕み、睡眠薬遊びなど、逃避的非行が目立ちました。中でも中流階層の子弟の非行が多くなったのであります。昭和34年、東大、日大をはじめとした大学紛争、さらには高校紛争が起こり、ゲバ棒、覆面、バリケード封鎖など、体制への反抗とあって、警察力の導入によって強行鎮圧されました。第3のピークは、昭和50年代、物資の豊富な何不自由のない社会の中で、子供は荒れました。校内暴力、生徒間暴力、対教師暴力、授業妨害、障害恐喝、器物破損など、ムカつく、頭にくるなどと気晴らしの破壊暴力的兆候が表れました。やがて、高校進学が95%の上昇と、有名校への進学が過熱化し、教育ママによる子供への過大評価、過大期待が高まり、中学校では内申書問題、偏差値の選別機能のみが肥大化する中で、甘やかしの家庭教育が子供をゆがめ、荒れる子供の促進要素となったのであります。万引き、喫煙、怠惰、頭髪、服装の乱れが多くなり、学校での校則強化による管理教育が横行しました。何を聞かれても反応を示さない、「いや」、「別に」など、その場逃れの無機・無反応な形の子供たち。やがて、IT化社会の到来とともに、パソコン、携帯電話の普及とともに、人間関係が一層希薄となり、自己の内面にこもり、次第に陰湿化するなど、いじめや不登校の問題が発生したのであります。このたびのいじめの問題も、このような歴史的な社会背景が生み出した要因とも無関係ではないと思います。昨年9月、滝川小学校6年生の女児が通い続けた小学校で、いじめを苦に自殺を図り、今年の1月、女児が亡くなるまで、学校や市教委がいじめを受けていたことを訴える遺書を1年以上も黙殺していたことが明らかになりました。自殺当日「死んだら読んで」と書かれたいじめに対する遺書を残してあったにもかかわらず、「いじめ」による「自殺」であることを認めようとしなかった学校、対応策を取ろうとしなかった教育委員会のもたれあいの構造が、いじめがあとを絶たない温床であると厳しく糾弾されたのであります。本町においても、これらいじめの問題を単に「対岸の火事」とせず、深刻に捉え対処すべきと考えます。いじめを未然に防止することが大事であります。問題が発生したときには、学校・町教委の連携を密に、父母・地域社会を含めて、悩みを広く共有し、理解に向かうことが、喫緊の課題であると考えますが、いかがでしょうか。また、本町では、独自に毎月19日、「まくべつ教育の日」を設定していることから、以下の項目についてもあわせてお伺いをいたします。次に、パークゴルフ場の運用と今後の方向性についてであります。昭和58年、幕別町を発祥の地として誕生したパークゴルフも23年を経過し、いまや全国に約800以上のコースを数える勢いで普及し、その広がりは国内に止まらず、オーストラリア、中国、韓国、ブラジルなど海外での愛好者を広め、もはや国際的コミュニティスポーツとして普及しており、発祥の地幕別としては、より一層の普及・振興が求められるところであります。こうした、発展途上にあるパークゴルフは、今や町民全ての人に愛好され、三世代交流の気軽なスポーツとしてはもちろん、高齢者の健康づくりに大きく貢献しているところであります。この幕別発祥のパークゴルフが町民スポーツとしてより一層発展していくためには、その管理運営が大きな課題であろうと思います。本町には、大小13のゴルフ場があり、その管理運営には巨額の経費を注入しており、町財政の厳しい折り、町民からは厳しい声を耳にすることがあります。このようなことについて、町としての考えをお伺いいたします。また、本町にはサーモンコースをはじめとして、13のパークゴルフコースがありますが、それぞれのコースが十分機能活用されているのか、その頻度によっては不要とされるものがあるやに聞きますが、いかがでしょうか。そろそろ発祥の地として、それぞれの特徴を生かしたコース設定も必要かと思いますが、いかがでしょうか。例えば、エルム公園コースは、巨大な樹木があり、木陰の中でプレイする場として、高齢者や体の不自由な方・子供に愛好利用されております。できれば、高齢者向きコースとして、また、小学校の課外活動の場として活用できる特色あるコースを位置づけ、整備することも考えられると思いますが、いかがでしょうか。町長のご所見をお伺いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

佐々木議員のご質問にお答えいたします。私の方から、ご質問の2点目のパークゴルフ場の運用と今後の方向性について、お答えをさせていただきます。はじめに、パークゴルフ場の管理経費についてでありますが、ご質問にもありましたとおり、昭和58年に本町で誕生いたしましたパークゴルフは、国内はもとより海外まで普及し、現在、その愛好者は100万人とも言われております。本年9月には、国際パークゴルフ協会設立20周年の記念事業が開催されましたが、全国各地から800名を超える愛好者がこの幕別町に集い、発祥の地において、改めてパークゴルフの楽しさを確認し合い、交流を深められたところでもあります。ご承知のように、パークゴルフ発案の原点の一つは、既存の公園の有効活用であり、現在、本町にあります13のパークゴルフ場も既存の公園の利用、若しくは、公園の一部として造成したものであります。パークゴルフ場の維持管理経費に対して町民から厳しいお声をお聞きしているとのことでありますが、パークゴルフ場の有料化につきましては、管内では半数近くの町村で既に実施しているところでありますが、パークゴルフの持つ効果、さらには発祥の地としての本町の責務、また、前段申し上げましたように、パークゴルフ場が公園の一部であること、管理人の配置などの費用対効果など、様々な視点から検討が必要であり、慎重に検討すべき課題として認識をいたしているところであります。二つ目の不要なパークゴルフ場もあるのではとのことについてでありますが、公園の有効利用という観点から、多くの方に利用していただいている現状を見ますと、目的の一つは達成されているものと考えているところであります。当面は、現在のパークゴルフ場を維持してまいりたいと考えておりますが、今後、利用者数の推移も見守りながら、減少が著しい場合等については、その廃止も含め、検討をしてまいりたいというふうにも思っております。三つ目の特徴を生かしたコース設定についてでありますが、パークゴルフの原点は、お話ありましたように、三世代交流のコミュニティスポーツでありますことから、特定の年齢層を対象として意図的にコースを設定することは考えておりませんが、特徴を生かしてコースを設定することは、佐々木議員と意を同じくするところであります。利用者や関係団体の皆さんなど広くご意見をお聞きする中、既存の条件を生かし、多くの皆さんが利用しやすいコースづくりにこれからも意を用いてまいりたいと考えているところであります。以上で、佐々木議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

佐々木議員の通告書にありました質問項目に沿ってお答えをいたします。はじめに、いじめ防止対策についてのご質問でありますが、昨日のお二方の質問にもお答えをさせていただいたところでありますが、学校現場においては、観察、見守りによるいじめの早期発見に努めることや常に教師の毅然とした態度を生徒に示すこと。あるいは校内における支援体制を強化することなどが考えられております。また、教育委員会としましては、学校との連携や相談体制の強化を図り、その手段を周知してまいります。併せて、アンケートなどの実態調査も実施してまいりたいと考えております。次に、まくべつ教育の日についてでありますが、平成17年4月より「幕別町教育の日憲章」を定め、毎月19日を教育の日としており、学校においては「地域参観日」などの設定をしていただき、地域の目で学校を見守っていただくことや、学校行事を19日にあわせて開催するなどをしているところであります。この教育の日の周知につきましては、「学校だより」に掲載し、保護者ばかりでなく地域でも回覧させていただいておりますが、児童生徒のいない家庭には周知されておらず、PRを強化するよう学校協議員の中学校区別ブロック会議でも指摘がありましたので、広報紙などで機会を見てPRしてまいりたいと考えております。この教育の日の理念には、子供を中心に学校・地域・家庭が、やさしく、時には厳しく対応しながらその成長を見守ることとしており、それぞれの教育力が相乗効果を生むことを期待するものです。そのため、学校現場はもとより、家庭でも教育を考える日、あるいは親子で話し合うなどのきっかけになればよいと考えております。また、地域ではパトロールボランティアを申し出ていただく地域が増えてきており、地域の教育力による見守りで児童生徒の安全を確保するとともに、通学路における挨拶や声かけなどで大人とのコミュニケーションを図るための良い効果が期待されております。加えて、地域子ども会の活動を側面から支援するため、教育委員会も調整役として連携を強化してまいります。これらに併せて各学校では教育の日を中心に、教職員のノー残業デーを設定し、部活なども休み、健康管理に努めてもらう日、あるいは一家庭人として家庭の教育力に力量を発揮していただく日となればと願っております。次に、少人数学級の実現についてでありますが、幕別町では「ゆとりいきいきパートナー事業」により教育活動指導助手を配置し、小学校の新1年生の30人以上の学級について、少人数学級を平成13年度から実施しております。また、中学一年生で35人を超える学級について、「個に応じた英語教育支援事業」による教育活動指導助手を平成16年度から2カ年間配置をいたしました。そうした中、現行では40人の学級編成基準でありますが、小学校1・2年生は平成17年度から。中学校1年生は平成18年度から道費による教員の加配で35人学級を実現しております。一方、教職員の人材確保や人件費の増加、あるいは校舎など施設の増築などの課題も多く、ほかの学年の学級編成基準の見直しは進んではおりません。そのため市町村教育委員会連絡協議会などを通じながら、国・道に対し要請活動を続けてまいりたいと思います。最後に、教育予算の拡充についてのご質問でありますが、現在の幕別町の財政状況が大変厳しいことは十分承知しております。しかしながら、教育の重要性は言うまでもなく、多様化する教育ニーズに対応した予算の確保は最優先で行うことが必要であると考えております。各種事業の見直しや効率を考慮した経費の節減なども行いながら、最小限の経費で最大の効果を生むよう努力をしてまいります。以上で、佐々木議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 25番 佐々木芳男

先にパークゴルフ関係で再質問させていただきたいと思います。ただいま、町長からの説明がございました。その中身については、十分納得したわけでございますが、特に、今、幕別の周辺町村は有料化されているということから、この幕別、パークゴルフ発祥の地であるが故に、多くの方々がこの幕別に来てプレイをするということがなされておりまして、非常に喜ばしいことだなというふうに思っております。ただ、反面、無料化なるが故にいろいろな問題が起こってきているのではないかなと。特に、愛好者の中には、今年の5月にオープンの日に何とか1日も早くあのパークゴルフ場に行ってプレイをしたいという意気込みを持って行ったところ、何と他団体500名近い団体が二手に分かれて、そのパークゴルフ場が占用されていたというようなことがございました。非常に怒りをあらわにして話されたことを印象的に残っております。これは、使用してはいけないということではなくて、町民重視につくったこのパークゴルフ場が、こういった団体によって、優先的に使われることについて問題があるのではないかということでございます。まず、こういったことについて、町としてはどんなふうに受け止めて、今後、どういうふうな方策を考えておられるか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

500名の団体によるオープンの日の大会、私もちょっとお話を聞きました。その団体は、帯広市内の団体だというふうに聞きました。大変町民の皆さんが迷惑したということでありますが、これは何か国際協会も絡んでいたやにちょっと聞いておりますけども、このほかにも、例えば、日曜日なんかが混雑するときに、十勝川温泉辺りからどっと団体でバスでかけつけてきてコースを占領してしまうというような問題があって、大変住民の皆さんにご迷惑をかけているというようなこともありました。これは、十勝川関係の団体、これはいうなれば営利な団体であります。そういったことも含め、国際協会あるいは幕別町のパークゴルフ協会などを通じながら、こうした団体なんかには、決して迷惑のかけないように、そしてまた、当然のことながら、団体利用については事前に申込みを頂いて、そして許可を得るようにというようなことの徹底をするように、私どもも行政の立場から、そういったことでお願いをしていかなければならないなというふうに思っておりますので、引き続き、そうした点にも意を用いてまいりたいというふうに思っております。

再質問 25番 佐々木芳男

そのことについては、何とかこれから解決の道があろうかというふうに思いますが、この有料化について、私の調べたところによると、大体19町村の中で、ほとんど半分以上は有料化していると。特に、幕別周辺については、有料化しているために、先ほども申し上げましたように、他町村から利用される方が非常に多いということでございました。先ほど、町長からの説明の中で、そういったことについてもいろいろな管理上の問題があるけれども、将来的に考えているというふうなご意見がございました。将来的に、これらの有料化についての試算等を含めて、どの程度考えておられるのか。私は余り有料化に賛成ではございませんけれども、そういったこともありますので、考えがあればお伺いしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

有料化については新しいようで古くからずっといろいろ協議が進めてきておりますし、議会でもいろいろなご意見を頂いているところであります。これ、今、町内の年間利用者が30万人ぐらいだということ。一人300円いただくと、9,000万から1億になるのだという試算が本当に合っているのかどうか、ちょっと私も悩むのですけども、仮にこれで管理経費や人員的配置、あるいは保険だとかいろんなそういったところに半分かかったとしても、それでは、5,000万一般財源で使えるのかな。本当によだれが出るぐらい欲しいような財源でもあるわけですけども、ただ、一方ではやはりせっかく幕別町が発祥の地で、パークゴルフができて、これだけ普及をしているのだと。何とか発祥の地だけでも無料で頑張っていくことが、幕別町の責務でないかという声もたくさんあるわけでありまして、私どもといたしましては、今まではそういう考えを前面に出して、コースの整備あるいはいろんな面での不備はあるのかもしれませんけども、無料であるということでのお許しを頂く中で、何とかパークゴルフの普及にということで、今日まできているわけでありまして、先ほども申し上げましたように、そういう思い、有料化についての思いもありますし、意見についてもいろいろ聞かされておりますけども、今しばしそういったことを含めながらの検討というようなことで、無料化で頑張らせていただければなと思っているところであります。ただ、厳しい財政状況の中で、そうした財源の確保が可能なものがあるのに放置しておくのかという厳しいご意見も当然あることも承知はしておりますけれども、ひとつパークゴルフが公園を利用しての、そして三世代のコミュニティスポーツであるということも踏まえながら、さらに協議をさせていただきたい。検討させていただきたいというふうに思っております。

再質問 25番 佐々木芳男

よくわかります。ただ、パークゴルフも成人に達した。もう一人前です。他の町村のパークゴルフ場も自由きままに、勝手に行動しております。本町の大きな役割は、ある程度、目的を達したのではないか。これからは、中身を充実する時代に入るのではないかという感じがいたします。その一つに、無料化なるが故に、芝生の手入れが行き届いていないということが往々にして他町村から来た人からも言われるわけ。これは、安かろうということで、ただだからいいのではないかということには、今の時代ではなかなかならないようなのですね。恐らく町でも委託業者にそれぞれお願いをして、指導しながらできるだけすばらしい整備をしたいという、その気持ちでやっていることは確かだろうと思いますが、どうしてもそういう目で見られる可能性があるということで、やはり発祥の地幕別、幕別に行ったらすばらしいパークゴルフ場があるそうで行ってみようかというような形に、もうそろそろ進めていってもいいのではないかなという感じもいたしますし、町民もそういったことを、恐らく期待しているのではないか。これについては、全コースすべてでそうあるべきだということは言っておりませんが、部分的に、例えば、大きいコース、公認コースについては、それくらいの手立てをやってもいいのではないかという意見もちらほら聞いているところで、この件について、町長の考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話がありましたように、コースの問題、せっかく発祥の地へ来たのだから、当然それなりのすばらしいコースでやると思ったのに、意外と、というような話も聞かされます。決してお話がありましたように、無料だからコースが悪くてもいいなんいていう考えは毛頭ありませんけれども、それでも幾ら手入れを良くする。いろいろなことをやっても、何となく長く同じコースを使っていくと、そういうことにもなってくるのだろうかと思いますけれども、今は昔から見ると、週1回の休みを設けたり、春先、比較的早く秋なんかも終わらせて、養生に入っているのですけども、なかなか期待に応えられない部分もあるのかなというふうに思っています。それともう一つ、私ども悩みの一つは、例えば、サーモンコースは昨年こそなかったですけど、過去2回ほど大雨で水につかると何日間か使えない。整備をすると1回に何百万かの経費がかかっていくというようなこともあって、果たしてこのままサーモンコースを継続していくことがどうか。存続の問題というようなことまで話し合われた経緯もあります。さらに、先ほど、私は答弁で、当面、今の現状維持ということを申し上げましたけども、一時はやはり、新田コースですとか、明野ヶ丘公園の桜コースですか。こういったところは利用者も少ないのだから閉鎖してはどうかというような話も現実に出た経緯はありますけども、しかし、やはり一度コースを開設して、いまだに利用されている方がいるとなると、なかなかやめるということも難しい問題なのだろうというふうに思っております。今、2,600万ほどだと思いますけれども、管理経費がかかっています。ただ、これはパークゴルフ場をやめたから、それではゼロになるかといったら、決してそうはならないわけであります。もともと公園ですから、今でもパークゴルフ場で週何回か草刈が、2週か3週に1回というようなことにはなりますから、半分とか3分の1に減ることはあるかもしれませんけども、そういった意味で、何とか願いとしては、喜んでいただけるようなコースづくりに精を出さなければならない。かといって、なかなか有料化も難しい課題もある。あるいは、もう少し整理してはどうかという思いもありながらも、今言いましたように、現に利用者がいる中ではなかなか難しい。大変苦慮する課題でもあろうと思っておりますけども、繰り返しになりますけども、引き続きいろいろな皆さんとのご意見を頂く中で、検討させていただきたいというふうに思います。

再質問 25番 佐々木芳男

パークゴルフのねらいであります楽しさを共有する。つまり、この三世代交流のスポーツとして、是非生かしていきたいと思いますし、今、言われた有料化についても、試算をしてみて、これから方向性を決めていってもいいのではないかというふうに思います。有料化については以上で終わりますが、一つ、特色あるコースづくりということですが、実は、エルムコースですね。あそこは先ほど申し上げましたように、巨木があって日陰があって、非常にそう広くもないし、我々高齢者にとっては最適な場所である。それから、特に体の不自由な方であるとか弱い方。それに小学校が近いものですから、前は小学生も大分来ていたのですが、最近は見えなくなりました。これらも、小学校の課外活動の場として生かせるようなゴルフ場にできないのか。先ほど、使用が最近少なくなったという新田の森ですか。あそこら辺りも幕中あたりの生徒を大いに活用させる場として生かしていこうとすれば、もっともっと利用価値が出てくるのではないかというような感じもいたします。そういったことを含めて、この何とか特色のあるパークゴルフ、幕別にはこういうところがあるぞというふうなゴルフ場が、もうそろそろ考えられてもいいのではないかというふうに考えますが、この件について1点だけお伺いしておきます。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

ご質問の趣旨はわかるわけでありますけども、先ほどもちょっと申し上げましたように、三世代交流のコミュニティスポーツというようなことからいくと、なかなかこのコースは小学生、高齢者向きのコースですよ。こちらは一般の人ですよ、こちらはレディース用ですとかいうような分け方は現実には難しいのだろうと。いつでもどこでも誰もが同じところで一緒に交流する中で、パークゴルフを楽しんでいただくというのが、本来の目的だろうと思います。ただ、そんな中でも、今、お話にありましたように、エルムコースなんかは昔から見るとかなり縮小されました。という意味では、木陰もあって涼しいというようなこともあるし、逆にかなりのレベルの高い人から見ると、あのコースは我々ではちょっともの足りないというような感じのする方もいらっしゃるのだろうと思いますから、そういった意味で、それぞれの特色を生かしたコースづくりということはこれからも考えていくことは大切であろうと思いますけども、頭から名前をつけて、ここはこうだということにまではなかなか難しいのかあというふうにも思っておりますので、ひとつご理解をいただければと思います。

再質問 25番 佐々木芳男

わかりました。ただ、あそこのエルムでは、年寄りと子供と一緒にやりたいという方がおるのですね。中学生、小学生来たら是非教えてやりたいと。指導して、幕別のスポーツだからということで、考えている方も多いようでございます。その件も考慮に入れていかれたというふうに思います。さて、次に、いじめの問題ですが、これは前日、昨日、大分論議をされて、適切なご返答もあったようでございますので、そこに、また深くかかわっていく気はございません。ただ、このことが、やがて、余りいじめを何とか見つけ出そうという、そういう意図だけが働くと、そこには管理至上主義的な面が出てきはしないかという心配がございます。幕別では、委員会がしっかりしているものですから、いじめの問題はほとんどないと私は確信しておりますし、教育長は就任当初から各学校に足を運んで、現場の教師の声や子供たちと触れ合っているということを聞いて、これは幕別にはそういう問題は起こらないという確信を得たわけですけども、委員会の役割は、それだと思います。やはり、教育環境をしっかり備えていくことが、委員会、行政の立場であろうと思います。ただ、形的に指導するのみが行政ではないというふうに押さえております。そこで、非常にすばらしいことを幕別ではやっているわけですが、19日を教育の日と押さえてやっていると。これは、是非町外に発信してほしいなという感じがいたします。やはり、私も立場上、いじめを子供たちと真正面から向き合い、指導し、いろいろと苦労してきた一人でありますが、このいじめ問題は、はたで言われているような簡単なものではないと。一例を挙げますと、こんなことがありました。非常に元気で活発な子が学校を休みました。電話をしたら、母親が、いえちょっと出かけていますということでした。あとで私のところに親御さんから電話が来ました。「先生、今日、息子休ませるから」「どうしたの」「いじめがあったの」子供がいじめられたから学校行きたくないと言うのということで、今、温泉にいるのだというのですね。子供と一緒に温泉に行って、いじめられた。いじめの問題について話し合ったということを聞いて、非常に感動した記憶がございます。これはやはり、父母の考え方、家庭の問題というのが大きく影響しているのだなということを実感しているわけですが、この19日の日、これを何とか町民すべての人に理解していただいて、定着できるような形にならないのか。これは前に説明を受けたパンフがございます。これはすばらしいなというふうに思いました。このことが、完全に生かされるならば、幕別町にはいじめや自殺や非行問題は起こらないというふうに確信しておりますし、ここにこういうふうに書いてあります。幕別町教育の日憲章の中に、子供を真ん中に、家庭・地域・学校が一つになろう。ここにやはり教育の大きな問題が、問題というよりも、よさがあるだろうと。このことをお互いが認識したときに、学校と子供たちが生き生きと学校の中で生きていく姿が目に浮かんでくるわけであります。このことを、何とか高めて、私はさっきも言いましたけれども、町外に発信して幕別ではこれをやっているのだと。やってみろというくらいの気迫を持ってやっていただけたらというふうに思いますが、教育長のご所見をお願いします。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

幕別の教育の日の取り組みについてでありますけれども、まず、この憲章で謳っておりますことは、理念として謳わせてもらっております。ただ、理念のままで終わらせたくないというのが私どもの気持ちでありまして、これは幕別の子供たち、あるいは学校教育のみならず、家庭、地域における総合的な目標だと。最終に到達しようという目標だという思いで事業を進めさせていただいています。ただ、いきなり実現するとも思っていないですし、これら実現するためには相当な時間もかかるだろうし、ご理解を頂くために一生懸命努力をしなければならない。そのような思いでもおります。外に向かっての発信ということでありますけども、本年の4月に、十勝教育の日ということで、十勝管内で、まず十勝の教育の日の宣言をさせていただきました。さらには、11月1日には、北海道教育の日ということで、北海道全体で教育の日の事業に取り組むということで宣言をいたしました。過日、11月に行われました十勝の教育の考える会の席で、幸いにして私が発表者として幕別の取り組みについて発表できる時間を頂きましたので、発表させていただきましたけども、各町村も、この最終的な、やはり学校の教育だけで、子供は育たない。子供を育てるためには、家庭、地域、学校、みんなが力を合わせなければ、子供を大切に育てていくことはできないのだという思いを強めたところでもあります。そうした思いを、これからもちょっと機会あるごとに、私どもの方で述べさせていただきたいというふうに思っております。

再質問 25番 佐々木芳男

時間がなくなりました。ここにこういうパンフがあります。これは私の地域の学校でございますが、このいじめの問題が出たときに、いち早く地域の私たちにこういうものを、パンフを送ってくれました。いじめ問題について、本気になって取り組んでいるなという姿勢が伺えました。何とかこういったことを、地域にも生かしていただきたい。最後に、慶応大学の教授で植物学を研究している先生だと思いますが、鈴木孝夫さんがこんなふうに言っています。子供たちは、心の母港が必要だと言っている。学校やスポーツや、ときには塾通いや仲間の関係で疲れている子供が、家庭に入ったときに安堵する母港、これこそが必要だと言っております。私もそのとおりだと思います。そういうまちづくりを、是非、教育を含めて頑張っていきたいなということをお話しいたしまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:幕別町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日 議事録 PDF(101ページ) 間違いを知らせる